JPH03213765A - 車両用自動変速機 - Google Patents
車両用自動変速機Info
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- JPH03213765A JPH03213765A JP2010110A JP1011090A JPH03213765A JP H03213765 A JPH03213765 A JP H03213765A JP 2010110 A JP2010110 A JP 2010110A JP 1011090 A JP1011090 A JP 1011090A JP H03213765 A JPH03213765 A JP H03213765A
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- Granted
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- 230000008859 change Effects 0.000 abstract description 21
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Landscapes
- Control Of Transmission Device (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
この発明は有段変速を行なう自動変速機に関し、特に3
段階以上離れた他の変速段への所謂飛越し変速の可能な
自動変速機に関するものである。
段階以上離れた他の変速段への所謂飛越し変速の可能な
自動変速機に関するものである。
従来の技術
車両用の自動変速機として、複数組の遊星歯車機構を同
一軸線上に配列し、それらの遊星歯車機構の要素同士の
連結関係や入力軸との連結関係をクラッチによって種々
変化させ、またブレーキによって固定すべき要素を種々
変えることによって複数の変速段に設定するよう構成し
たものが一般に使用されていることは周知のとおりであ
る。この種の自動変速機では、使用する遊星歯車機構の
数が多いほど、またクラッチやブレーキを介した各要素
の連結関係が多様であるほど、設定可能な変速段の数が
多くなる。その−例として特開昭60−57036号公
報には、三組の遊星歯車機構を使用し、前進5段・後進
1段を主要な変速段とし、これに加え第2速と第3速と
の間の中間段と、第3速と第4速との間の中間段との二
つの中間段を設定することのできる自動変速機が記載さ
れている。この自動変速機によれば、前進第1速と後進
段とのそれぞれの変速比の絶対値がほぼ等しくなるため
に、使用頻度の少ない変速段において回転軸やクラッチ
などに特別に大きなトルクがかかることがないので、小
型・軽量化を図ることができ、また設定可能な変速段数
が多いためにこまかな変速制御を行なうことができ、さ
らに一方向クラッチを併用することによりスムースな変
速が可能であるとされている。
一軸線上に配列し、それらの遊星歯車機構の要素同士の
連結関係や入力軸との連結関係をクラッチによって種々
変化させ、またブレーキによって固定すべき要素を種々
変えることによって複数の変速段に設定するよう構成し
たものが一般に使用されていることは周知のとおりであ
る。この種の自動変速機では、使用する遊星歯車機構の
数が多いほど、またクラッチやブレーキを介した各要素
の連結関係が多様であるほど、設定可能な変速段の数が
多くなる。その−例として特開昭60−57036号公
報には、三組の遊星歯車機構を使用し、前進5段・後進
1段を主要な変速段とし、これに加え第2速と第3速と
の間の中間段と、第3速と第4速との間の中間段との二
つの中間段を設定することのできる自動変速機が記載さ
れている。この自動変速機によれば、前進第1速と後進
段とのそれぞれの変速比の絶対値がほぼ等しくなるため
に、使用頻度の少ない変速段において回転軸やクラッチ
などに特別に大きなトルクがかかることがないので、小
型・軽量化を図ることができ、また設定可能な変速段数
が多いためにこまかな変速制御を行なうことができ、さ
らに一方向クラッチを併用することによりスムースな変
速が可能であるとされている。
発明が解決しようとする課題
上述した従来の自動変速機では、二つの中間段を含めて
前進7段の変速段を設定することができ、それに伴って
こまかな変速制御が可能になるなどの利点を得ることが
できるが、その反面、設定すべき変速段を決めるパラメ
ータである車速やエンジン負荷(スロットル開度)が、
急激にかつ大きく変化した場合には、2段階あるいは3
段階以上離れた他の変速段へ変速することが多くなる。
前進7段の変速段を設定することができ、それに伴って
こまかな変速制御が可能になるなどの利点を得ることが
できるが、その反面、設定すべき変速段を決めるパラメ
ータである車速やエンジン負荷(スロットル開度)が、
急激にかつ大きく変化した場合には、2段階あるいは3
段階以上離れた他の変速段へ変速することが多くなる。
このような所謂飛越し変速は、従来一般の自動変速機で
行なっている例もあるが、その場合、現行の変速段から
目標の変速段へ直接切換えたのでは、変速ショックが悪
化する場合があり、このような不都合を解消する方法と
して、現行の変速段と目標の変速段との間にある第3の
変速段を経由して目標の変速段に変速する方法が知られ
ている。
行なっている例もあるが、その場合、現行の変速段から
目標の変速段へ直接切換えたのでは、変速ショックが悪
化する場合があり、このような不都合を解消する方法と
して、現行の変速段と目標の変速段との間にある第3の
変速段を経由して目標の変速段に変速する方法が知られ
ている。
しかるに2段階の飛越し変速では、現行の変速段と目標
変速段との間にある変速段が一種類であるから、経由す
べき変速段を選択する余地はないが、β段階以上の飛越
し変速の場合には、経由すべき変速段に選択の余地があ
り、選択の仕方によっては、車両としての走行特性や、
運転者の受ける感触が大きく変化する。前掲の公報に記
載された自動変速機では、前記の中間段を含めて考えた
場合、3段階以上の飛越し変速となることが多いが、そ
の場合の制御方法や配慮すべき点などは、前掲の公報に
一切記載されていない。
変速段との間にある変速段が一種類であるから、経由す
べき変速段を選択する余地はないが、β段階以上の飛越
し変速の場合には、経由すべき変速段に選択の余地があ
り、選択の仕方によっては、車両としての走行特性や、
運転者の受ける感触が大きく変化する。前掲の公報に記
載された自動変速機では、前記の中間段を含めて考えた
場合、3段階以上の飛越し変速となることが多いが、そ
の場合の制御方法や配慮すべき点などは、前掲の公報に
一切記載されていない。
この発明は上記の事情を背景としてなされたもので、変
速パターンに適合した中間段を経由した飛越し変速を行
なうことのできる自動変速機を提供することを目的をす
るものである。
速パターンに適合した中間段を経由した飛越し変速を行
なうことのできる自動変速機を提供することを目的をす
るものである。
課題を解決するための手段
この発明は、上記の目的を達成するために、走行条件に
応じて複数の変速段に設定され、かつ第1の変速から3
段階以上離れた第2の変速段に変速する際にこれらの変
速段の間にある他の変速段に一時的に設定する車両用自
動変速機であって、第1の変速段から第2の変速段への
変速がアップシフトの場合に前記能の変速段として第1
の変速段と第2の変速段との間にある複数の変速段のう
ち変速比がより小さい変速段を選択して設定し、かつ前
記第1の変速段から第2の変速段への変速がダウンシフ
トの場合に前記能の変速段として第1の変速段と第2の
変速段との間にある複数の変速段のうち変速比がより大
きい変速比を選択して設定する制御装置を備えているこ
とを特徴とするものである。
応じて複数の変速段に設定され、かつ第1の変速から3
段階以上離れた第2の変速段に変速する際にこれらの変
速段の間にある他の変速段に一時的に設定する車両用自
動変速機であって、第1の変速段から第2の変速段への
変速がアップシフトの場合に前記能の変速段として第1
の変速段と第2の変速段との間にある複数の変速段のう
ち変速比がより小さい変速段を選択して設定し、かつ前
記第1の変速段から第2の変速段への変速がダウンシフ
トの場合に前記能の変速段として第1の変速段と第2の
変速段との間にある複数の変速段のうち変速比がより大
きい変速比を選択して設定する制御装置を備えているこ
とを特徴とするものである。
作 用
この発明の自動変速機においても、各変速段は、車速や
スロットル開度などの走行条件に基づいて決められる。
スロットル開度などの走行条件に基づいて決められる。
そしてこの発明では、走行条件の変化が急激かつ大きい
などの場合には、3段階以上離れた第2の変速段への変
速が生じ、その場合に第2の変速段に至る中間の変速段
に一時的に設定される。その第2の変速段への変速がア
ップシフトであれば、経由する中間変速段の変速比が小
さいので、車速の上昇あるいはエンジン回転数の低下の
度合いが、第2の変速段に直接変速する度合いに近くな
る。また反対にダウンシフトの場合には、経由する中間
変速段の変速比が大きいので、速やかにトルクが増大し
、第2の変速段へ直接ダウンシフトした場合と近似した
感触を得ることができる。
などの場合には、3段階以上離れた第2の変速段への変
速が生じ、その場合に第2の変速段に至る中間の変速段
に一時的に設定される。その第2の変速段への変速がア
ップシフトであれば、経由する中間変速段の変速比が小
さいので、車速の上昇あるいはエンジン回転数の低下の
度合いが、第2の変速段に直接変速する度合いに近くな
る。また反対にダウンシフトの場合には、経由する中間
変速段の変速比が大きいので、速やかにトルクが増大し
、第2の変速段へ直接ダウンシフトした場合と近似した
感触を得ることができる。
実 施 例
つぎにこの発明を実施例に基づいて詳細に説明する。
第1図に示す例は三組のシングルピニオン型遊星歯車機
構1.2.3を主体として歯車列を構成したものであっ
て、これらの各遊星歯車機構1゜2.3における各要素
が次のように連結されて構成されている。すなわち第1
遊星歯車機構1のキャリヤICと第3遊星歯車機構3の
リングギヤ3Rとが一体となって回転するよう連結され
るとともに、第2遊星歯車機構2のリングギヤ2Rと第
3遊星歯車機構3のキャリヤ3Cとが一体となって回転
するよう連結されている。また第1遊星歯車機構1のサ
ンギヤISは第2クラッチ手段に2を介して第2遊星歯
車機構2のキャリヤ2Cに連結される一方、第4クラッ
チ手段に4を介して第2遊星歯車機構2のサンギヤ2S
に連結され、さらに第2遊星歯車機構2のキャリヤ2C
は第5クラッチ手段に5を介して第3遊星歯車機構3の
サンギヤ3Sに連結されている。
構1.2.3を主体として歯車列を構成したものであっ
て、これらの各遊星歯車機構1゜2.3における各要素
が次のように連結されて構成されている。すなわち第1
遊星歯車機構1のキャリヤICと第3遊星歯車機構3の
リングギヤ3Rとが一体となって回転するよう連結され
るとともに、第2遊星歯車機構2のリングギヤ2Rと第
3遊星歯車機構3のキャリヤ3Cとが一体となって回転
するよう連結されている。また第1遊星歯車機構1のサ
ンギヤISは第2クラッチ手段に2を介して第2遊星歯
車機構2のキャリヤ2Cに連結される一方、第4クラッ
チ手段に4を介して第2遊星歯車機構2のサンギヤ2S
に連結され、さらに第2遊星歯車機構2のキャリヤ2C
は第5クラッチ手段に5を介して第3遊星歯車機構3の
サンギヤ3Sに連結されている。
なお、上記の各要素の連結構造としては、中空軸や中実
軸もしくは適宜のコネクティングドラムなどの一般の自
動変速機で採用されている連結構造などを採用すること
ができる。
軸もしくは適宜のコネクティングドラムなどの一般の自
動変速機で採用されている連結構造などを採用すること
ができる。
入力軸4は、トルクコンバータや流体継手などの動力伝
達手段(図示せず)を介してエンジン(図示せず)に連
結されており、この入力軸4と第1遊星歯車機構1のリ
ングギヤIRとの間には、両者を選択的に連結する第1
クラッチ手段Klが設けられ、また入力軸4と第1遊星
歯車機構1のサンギヤISとの間には、両者を選択的に
連結する第3クラッチ手段に3が設けられている。
達手段(図示せず)を介してエンジン(図示せず)に連
結されており、この入力軸4と第1遊星歯車機構1のリ
ングギヤIRとの間には、両者を選択的に連結する第1
クラッチ手段Klが設けられ、また入力軸4と第1遊星
歯車機構1のサンギヤISとの間には、両者を選択的に
連結する第3クラッチ手段に3が設けられている。
上記の各クラッチ手段K1.に2.に3.に4゜K5は
、要は上述した各部材を選択的に連結し、またその連結
を解除するものであって、例えば油圧サーボ機構などの
従来一般に自動変速機で採用され工いる機構によって係
合・解放される湿式多板クラッチや、一方向クラッチ、
あるいはこれらの湿式多板クラッチと一方向クラッチと
を直列もしくは並列に配置した構成などを必要に応じて
採用することができる。なお、実用にあたっては、各構
成部材の配置上の制約があるから、各クラッチ手段Kl
、に2.に3.に4.に5に対する連結部材としてコネ
クティングドラムなどの適宜の中間部材を介在させ得る
ことは勿論である。
、要は上述した各部材を選択的に連結し、またその連結
を解除するものであって、例えば油圧サーボ機構などの
従来一般に自動変速機で採用され工いる機構によって係
合・解放される湿式多板クラッチや、一方向クラッチ、
あるいはこれらの湿式多板クラッチと一方向クラッチと
を直列もしくは並列に配置した構成などを必要に応じて
採用することができる。なお、実用にあたっては、各構
成部材の配置上の制約があるから、各クラッチ手段Kl
、に2.に3.に4.に5に対する連結部材としてコネ
クティングドラムなどの適宜の中間部材を介在させ得る
ことは勿論である。
また第3遊星歯車機構3のサンギヤ3Sの回転を選択的
に阻止する第1ブレーキ手段Blが、そのサンギヤ3S
とトランスミッションケース(以下、単にケースと記す
)6との間に、また第2遊星歯車機構2のキャリヤ2C
の回転を選択的に阻止する第2ブレーキ手段B2が、そ
のキャリヤ2Cとケース6との間に、第2遊星歯車機構
2のサンギヤ2Sの回転を選択的に阻止する第3ブレー
キ手段B3がそのサンギヤ2Sとケース6との間に、そ
して第1遊星歯車機構1のサンギヤISの回転を選択的
に阻止する第4ブレーキ手段B4がそのサンギヤISと
ケース6との間にそれぞれ設けられている。これらのブ
レーキ手段B1.B2゜B3.B4は、従来一般の自動
変速機で採用されている油圧サーボ機構などで駆動され
る湿式多板ブレーキやバンドブレーキ、あるいは一方向
クラッチ、さらにはこれらを組合せた構成などとするこ
とができ、また実用にあたっては、これらのブレーキ手
段Bl、B2.B3.B4とこれらのブレーキ手段Bl
、B2.B3.B4によって固定すべき各要素との間も
しくはケース6との間に適宜の連結部材を介在させ得る
ことは勿論である。
に阻止する第1ブレーキ手段Blが、そのサンギヤ3S
とトランスミッションケース(以下、単にケースと記す
)6との間に、また第2遊星歯車機構2のキャリヤ2C
の回転を選択的に阻止する第2ブレーキ手段B2が、そ
のキャリヤ2Cとケース6との間に、第2遊星歯車機構
2のサンギヤ2Sの回転を選択的に阻止する第3ブレー
キ手段B3がそのサンギヤ2Sとケース6との間に、そ
して第1遊星歯車機構1のサンギヤISの回転を選択的
に阻止する第4ブレーキ手段B4がそのサンギヤISと
ケース6との間にそれぞれ設けられている。これらのブ
レーキ手段B1.B2゜B3.B4は、従来一般の自動
変速機で採用されている油圧サーボ機構などで駆動され
る湿式多板ブレーキやバンドブレーキ、あるいは一方向
クラッチ、さらにはこれらを組合せた構成などとするこ
とができ、また実用にあたっては、これらのブレーキ手
段Bl、B2.B3.B4とこれらのブレーキ手段Bl
、B2.B3.B4によって固定すべき各要素との間も
しくはケース6との間に適宜の連結部材を介在させ得る
ことは勿論である。
そしてプロペラシャフトやカウンタギヤ(それぞれ図示
せず)に回転を伝達する出力軸5が、互いに連結された
第2遊星歯車機構2のリングギヤ2Rと第3遊星歯車機
構3のキャリヤ3Cに対して連結されている。
せず)に回転を伝達する出力軸5が、互いに連結された
第2遊星歯車機構2のリングギヤ2Rと第3遊星歯車機
構3のキャリヤ3Cに対して連結されている。
第1図に示す構成の自動変速機では前進5段・後進1段
を主たる変速段とし、これに前進第2速と第3速との間
に所謂第2.2速、第2.5速、第27速の変速段を付
加し、かつ前進第3速と第4速との間に所謂第3.2速
と第3.5速とを付加した複数の変速段を設定すること
ができる。また第2.2速、第2.7速、第3.2速お
よび第35速を除いた他の変速段では、当該変速段を設
定するためのクラッチ手段およびブレーキ手段の係合・
解放の組合せ(所謂係合・解放パターン)は複数組あり
、これを作動表として示せば第1表のとおりである。
を主たる変速段とし、これに前進第2速と第3速との間
に所謂第2.2速、第2.5速、第27速の変速段を付
加し、かつ前進第3速と第4速との間に所謂第3.2速
と第3.5速とを付加した複数の変速段を設定すること
ができる。また第2.2速、第2.7速、第3.2速お
よび第35速を除いた他の変速段では、当該変速段を設
定するためのクラッチ手段およびブレーキ手段の係合・
解放の組合せ(所謂係合・解放パターン)は複数組あり
、これを作動表として示せば第1表のとおりである。
なお、第1表で第1速から第5速までの順序は変速比の
大きい変速段の順序であり、また第1表において、○印
は係合することを示し、空欄は解放することを示し、ま
た*印は係合させてもよいことを示し、さらにこの*印
には第1速の第5クラッチ手段に5や第1ブレーキ手段
Blなどのように解放しても変速比や回転状態に変化が
生じないもの、第4速のb欄のパターンにおける第1ブ
レーキ手段B1のように解放すれば変速比は変化しない
が回転状態が変化するもの、第2速のb欄のパターンに
おける第4クラッチ手段に4や第3ブレーキ手段B3の
ように他の*印の手段を係合させていれば解放しても変
速比および回転状態に変化が生じないものを含む。また
第2速、第3速、第4速、第5速および後進段でのa、
b、c・・・の符号を付した欄は、当該変速段を設定す
るための係合・解放パターンのうち遊星歯車機構の回転
要素の回転数が異なるものの係合・解放パターンである
ことを示し、さらに■、■、■・・・の符号は遊星歯車
機構の回転要素の回転数が異ならないものの係合・解放
パターン同士の種別を表わす。
大きい変速段の順序であり、また第1表において、○印
は係合することを示し、空欄は解放することを示し、ま
た*印は係合させてもよいことを示し、さらにこの*印
には第1速の第5クラッチ手段に5や第1ブレーキ手段
Blなどのように解放しても変速比や回転状態に変化が
生じないもの、第4速のb欄のパターンにおける第1ブ
レーキ手段B1のように解放すれば変速比は変化しない
が回転状態が変化するもの、第2速のb欄のパターンに
おける第4クラッチ手段に4や第3ブレーキ手段B3の
ように他の*印の手段を係合させていれば解放しても変
速比および回転状態に変化が生じないものを含む。また
第2速、第3速、第4速、第5速および後進段でのa、
b、c・・・の符号を付した欄は、当該変速段を設定す
るための係合・解放パターンのうち遊星歯車機構の回転
要素の回転数が異なるものの係合・解放パターンである
ことを示し、さらに■、■、■・・・の符号は遊星歯車
機構の回転要素の回転数が異ならないものの係合・解放
パターン同士の種別を表わす。
(この頁、以下余白)
第
表
第1表に示す係合・解放パターンは原理的に可能な係合
・解放パターンであり、実用にあたってはそれらのうち
から動力性能や変速制御性などの要求に応じたものを選
択し、また各々の変速段は、スロットル開度に代表され
るエンジン負荷および車速などの走行条件に基づいて選
択されて設定される。したがって走行条件の変化の度合
によっては3段階以上離れた変速段への飛越し変速が生
じることがあり、その場合、その目標変速段に至る中間
の変速段に一時的に設定する変速が実行される。このよ
うな変速段の設定、係合・解放パターンの選択あるいは
中間変速段の選択などの制御を行なう装置として電子コ
ントロールユニット(ECU)Eおよび油圧制御装置C
が設けられている。
・解放パターンであり、実用にあたってはそれらのうち
から動力性能や変速制御性などの要求に応じたものを選
択し、また各々の変速段は、スロットル開度に代表され
るエンジン負荷および車速などの走行条件に基づいて選
択されて設定される。したがって走行条件の変化の度合
によっては3段階以上離れた変速段への飛越し変速が生
じることがあり、その場合、その目標変速段に至る中間
の変速段に一時的に設定する変速が実行される。このよ
うな変速段の設定、係合・解放パターンの選択あるいは
中間変速段の選択などの制御を行なう装置として電子コ
ントロールユニット(ECU)Eおよび油圧制御装置C
が設けられている。
すなわち電子コントロールユニットEは、車速V1スロ
ットル開度θ、走行モードセレクト信号、冷却水温度な
どの入力データに基づいて演算し、指令信号を油圧制御
装置Cに出力するものであり、またその油圧制御装置C
は、電子コントロールユニットEからの指令信号に基づ
いて油圧の供給・排出経路を変えて前記クラッチ手段や
ブレーキ手段を適宜に係合あるいは解放させて、第1表
に示すいずれかの係合・解放パターンに設定するもので
ある。
ットル開度θ、走行モードセレクト信号、冷却水温度な
どの入力データに基づいて演算し、指令信号を油圧制御
装置Cに出力するものであり、またその油圧制御装置C
は、電子コントロールユニットEからの指令信号に基づ
いて油圧の供給・排出経路を変えて前記クラッチ手段や
ブレーキ手段を適宜に係合あるいは解放させて、第1表
に示すいずれかの係合・解放パターンに設定するもので
ある。
そして第1図に示す自動変速機では、3段階以上の飛越
し変速を、アップシフトとダウンシフトとで異なる中間
変速段を経由して実行する。第2図はそのための制御フ
ローチャートであって、ステップlでは、車速Vやスロ
ットル開度θおよび変速段などの走行条件を読込み、つ
いで目標変速段G!が現行変速段Gsと等しいか否かの
判断を行なう(ステップ2)。その判断結果が“イエス
”の場合には、ステップlの前に戻り、また“ノーの場
合には、ステップ3に進んで飛越し変速か否かの判断を
行なう。その判断結果が“ノー”であれば、その目標変
速段に直接変速する変速指令信号を出力しくステップ4
)、また判断結果が“イエス”であれば、アップシフト
か否かの判断を行なう(ステップ5)。そしてこの判断
過程での結果が“イエス“であれば、ダウンシフト時よ
り高速段を経由する変速指令信号を出力しくステ1.プ
ロ)、また判断結果が“ノー”であれば、ア・ツブジフ
ト時より低速段を経由する変速指令信号を出力する(ス
テップ7)。
し変速を、アップシフトとダウンシフトとで異なる中間
変速段を経由して実行する。第2図はそのための制御フ
ローチャートであって、ステップlでは、車速Vやスロ
ットル開度θおよび変速段などの走行条件を読込み、つ
いで目標変速段G!が現行変速段Gsと等しいか否かの
判断を行なう(ステップ2)。その判断結果が“イエス
”の場合には、ステップlの前に戻り、また“ノーの場
合には、ステップ3に進んで飛越し変速か否かの判断を
行なう。その判断結果が“ノー”であれば、その目標変
速段に直接変速する変速指令信号を出力しくステップ4
)、また判断結果が“イエス”であれば、アップシフト
か否かの判断を行なう(ステップ5)。そしてこの判断
過程での結果が“イエス“であれば、ダウンシフト時よ
り高速段を経由する変速指令信号を出力しくステ1.プ
ロ)、また判断結果が“ノー”であれば、ア・ツブジフ
ト時より低速段を経由する変速指令信号を出力する(ス
テップ7)。
第2図のフローチャートに従う飛越し変速を、より具体
的に説明すると、以下のとおりである。
的に説明すると、以下のとおりである。
まず第1速と第5速との間で変速する例について説明す
ると、アップシフトの場合は、第4速を経由して第5速
に変速し、ダウンシフトの場合は、第35速および第2
,5速をこれらの順に経由して第1速に変速する。この
ような変速のための各変速段の係合・解放パターンを表
にして示せば、第2表の通りである。なお、以下の表で
△印は解放させても当該変速段を設定できるが、制御上
係合させることを表す。また矢印は変速の順序を示す。
ると、アップシフトの場合は、第4速を経由して第5速
に変速し、ダウンシフトの場合は、第35速および第2
,5速をこれらの順に経由して第1速に変速する。この
ような変速のための各変速段の係合・解放パターンを表
にして示せば、第2表の通りである。なお、以下の表で
△印は解放させても当該変速段を設定できるが、制御上
係合させることを表す。また矢印は変速の順序を示す。
(この頁、以下余白)
第
表
すなわち第1速は、第1、第4、第5のクラッチ手段K
l、に4.に5と、第1および第2のブレーキ手段Bl
、B2とを係合させた状態から第1ブレーキ手段B1を
解放し、この状態から第2ブレーキ手段B2を解放する
とともに第3クラッチ手段に3を係合させる。その結果
、第4速が第1表のa欄の■パターンで設定される。な
おこの変速は、第3クラッチ手段に3と第2ブレーキ手
段B2との二つの摩擦係合手段の係合・解放状態を切換
えればよいので、所謂同時変速とならず、変速ショック
を悪化させることはなくかつ変速制御が容易になる。ま
た第4速に変速した後は、第2クラッチ手段に2を係合
させ、しかる後第1クラッチ手段に1を解放して第1表
のa欄のパターンに変更し、ついで第4クラッチ手段に
4を解放するとともに、第3ブレーキ手段B3を係合さ
せて第5速をa欄のパターンで設定する。
l、に4.に5と、第1および第2のブレーキ手段Bl
、B2とを係合させた状態から第1ブレーキ手段B1を
解放し、この状態から第2ブレーキ手段B2を解放する
とともに第3クラッチ手段に3を係合させる。その結果
、第4速が第1表のa欄の■パターンで設定される。な
おこの変速は、第3クラッチ手段に3と第2ブレーキ手
段B2との二つの摩擦係合手段の係合・解放状態を切換
えればよいので、所謂同時変速とならず、変速ショック
を悪化させることはなくかつ変速制御が容易になる。ま
た第4速に変速した後は、第2クラッチ手段に2を係合
させ、しかる後第1クラッチ手段に1を解放して第1表
のa欄のパターンに変更し、ついで第4クラッチ手段に
4を解放するとともに、第3ブレーキ手段B3を係合さ
せて第5速をa欄のパターンで設定する。
したがって同時変速とならずに第5速へのアップシフト
が行われ、しかも経由する変速段が第4速であって、目
標変速段である第5速に近い変速比を有しているから、
運転者の受ける感触は意図した変速が実行された際に受
ける感触とマツチしたものとなる。
が行われ、しかも経由する変速段が第4速であって、目
標変速段である第5速に近い変速比を有しているから、
運転者の受ける感触は意図した変速が実行された際に受
ける感触とマツチしたものとなる。
他方、第5速から第1速にダウンシフトする場合は、上
述したように第5速をa欄のパターンで設定している状
態で第2クラッチ手段に2を解放するとともに第1クラ
ッチ手段Klを係合させることにより、まず第3,5速
に設定し、ついて第3クラッチ手段に3を解放するとと
もに第4クラッチ手段に4を係合させることにより、第
2.5速を第1表の■のパターンで設定する。そしてこ
の第2.5速の状態から第3ブレーキ手段B3を解放す
るとともに第2ブレーキ手段B2を係合させて第1速を
■のパターンで設定し、さらに第1ブレーキ手段B1を
係合させることにより■のパターンに変更する。
述したように第5速をa欄のパターンで設定している状
態で第2クラッチ手段に2を解放するとともに第1クラ
ッチ手段Klを係合させることにより、まず第3,5速
に設定し、ついて第3クラッチ手段に3を解放するとと
もに第4クラッチ手段に4を係合させることにより、第
2.5速を第1表の■のパターンで設定する。そしてこ
の第2.5速の状態から第3ブレーキ手段B3を解放す
るとともに第2ブレーキ手段B2を係合させて第1速を
■のパターンで設定し、さらに第1ブレーキ手段B1を
係合させることにより■のパターンに変更する。
したがって第5速から第1速へのダウンシフトも同時変
速とならずに実行でき、しかも経由する中間変速段は第
3.5速および第2.5速であって、その変速比がアッ
プシフトの場合に経由する第4速より大きいから、トル
クの増大が迅速に行われ、運転者の要求に合った変速と
なる。
速とならずに実行でき、しかも経由する中間変速段は第
3.5速および第2.5速であって、その変速比がアッ
プシフトの場合に経由する第4速より大きいから、トル
クの増大が迅速に行われ、運転者の要求に合った変速と
なる。
第2速と第5速との間の変速については、第3表に従っ
た変速を行なう。
た変速を行なう。
第 3 表
すなわち第2速から第5速へのアップシフトの場合、第
2速を第1表のa欄のパターンで設定していれば、まず
第3.2速に変速し、ついで第3.5速を経て第5速に
変速し、この第5速をa欄のパターンで設定する。この
ようなアップシフトの場合、第2速から第3.2速への
変速は、第2ブレーキ手段B2を解放するとともに、第
3ブレーキ手段B3を係合させることにより達成され、
また第32速から第3.5速への変速は第2クラッチ手
段に2を解放するとともに第3クラッチ手段に3を係合
させることにより達成され、さらに第35速から第5速
への変速は、第1クラッチ手段に1を解放するとともに
第2クラッチ手段に2を係合させることにより達成され
る。したがっていずれの変速の場合にも、係合・解放状
態を切換えるべき7擦係合手段の数は二ってあり、所謂
同時変速とならない。
2速を第1表のa欄のパターンで設定していれば、まず
第3.2速に変速し、ついで第3.5速を経て第5速に
変速し、この第5速をa欄のパターンで設定する。この
ようなアップシフトの場合、第2速から第3.2速への
変速は、第2ブレーキ手段B2を解放するとともに、第
3ブレーキ手段B3を係合させることにより達成され、
また第32速から第3.5速への変速は第2クラッチ手
段に2を解放するとともに第3クラッチ手段に3を係合
させることにより達成され、さらに第35速から第5速
への変速は、第1クラッチ手段に1を解放するとともに
第2クラッチ手段に2を係合させることにより達成され
る。したがっていずれの変速の場合にも、係合・解放状
態を切換えるべき7擦係合手段の数は二ってあり、所謂
同時変速とならない。
またダウンシフトの場合は、第5速を第2クラッチ手段
に2、第3クラッチ手段に3、第5クラッチ手段に5、
ならびに第3ブレーキ手段B3を係合させて設定してお
き、この状態から第2.5速に変速した後、第2,5速
を経由して第2速に変速し、第2速を第1表のb欄のパ
ターンで設定する。
に2、第3クラッチ手段に3、第5クラッチ手段に5、
ならびに第3ブレーキ手段B3を係合させて設定してお
き、この状態から第2.5速に変速した後、第2,5速
を経由して第2速に変速し、第2速を第1表のb欄のパ
ターンで設定する。
したがって第5速から第3,5速への変速は、第1クラ
ッチ手段に1を係合させるとともに第2クラッチ手段に
2を解放することにより達成され、また第3.5速から
第2.5速への変速は、第3クラッチ手段に3を解放す
るととも第4クラッチ手段に4を係合させることにより
達成され、さらに第25速から第1速への変速は、第5
クラッチ手段に5を解放するとともに第1ブレーキ手段
B1を係合することにより達成され、いずれの変速も同
時変速とはならない。
ッチ手段に1を係合させるとともに第2クラッチ手段に
2を解放することにより達成され、また第3.5速から
第2.5速への変速は、第3クラッチ手段に3を解放す
るととも第4クラッチ手段に4を係合させることにより
達成され、さらに第25速から第1速への変速は、第5
クラッチ手段に5を解放するとともに第1ブレーキ手段
B1を係合することにより達成され、いずれの変速も同
時変速とはならない。
そして第3表に示すような変速制御を行なえば、アップ
シフトの際に経由する変速段は第3.2速と第3.5速
であって、ダウンシフトの場合に経由する第35速と第
25速とに比較して変速比の小さい変速段であり、した
がってアップシフトの場合には車速か低下せずにエンジ
ン回転数が迅速に低下し、あるいはダウンシフトの場合
にはトルクの増大が迅速であるなど、運転者のアクセル
操作にマツチした変速が生じる。
シフトの際に経由する変速段は第3.2速と第3.5速
であって、ダウンシフトの場合に経由する第35速と第
25速とに比較して変速比の小さい変速段であり、した
がってアップシフトの場合には車速か低下せずにエンジ
ン回転数が迅速に低下し、あるいはダウンシフトの場合
にはトルクの増大が迅速であるなど、運転者のアクセル
操作にマツチした変速が生じる。
なお第2速を第1表のb欄の■のノ々ターンで設定して
いた場合には、第4表に示すように中間の変速段を経由
して第5速との間で変速を行なえばこの場合もアップシ
フト時に経由する変速段がダウンシフト時に経由する変
速段に比較して変速比の小さい変速段であるから、ア・
ツブジフトおよびダウンシフトのいずれであっても運転
者の要求に合った車速やトルクもしくはエンジン回転数
の変化が生じ、変速の遅れなどの違和感のない変速とな
る。
いた場合には、第4表に示すように中間の変速段を経由
して第5速との間で変速を行なえばこの場合もアップシ
フト時に経由する変速段がダウンシフト時に経由する変
速段に比較して変速比の小さい変速段であるから、ア・
ツブジフトおよびダウンシフトのいずれであっても運転
者の要求に合った車速やトルクもしくはエンジン回転数
の変化が生じ、変速の遅れなどの違和感のない変速とな
る。
なお、上述した例は第5速との間の変速であるが、第2
速と第4速との間の変速においても上記の例と同様に、
アップシフトの場合とダウンシフトの場合とで、異なる
中間変速段を経由して変速を行なうことができる。すな
わち第1図に示す構成の自動変速機では、第2速と第4
速との間に第3速以外に第2.5速や第3.5速などの
中間段が存在し、第2速と第4速との間の変速は実質上
、3段階以上離れた変速段の間での変速になる。そして
この場合は、第5表に示すように、アップシフトの場合
は第2.7速を経由し、またダウンシフトの場合は第2
.5速を経由して変速を行なう。
速と第4速との間の変速においても上記の例と同様に、
アップシフトの場合とダウンシフトの場合とで、異なる
中間変速段を経由して変速を行なうことができる。すな
わち第1図に示す構成の自動変速機では、第2速と第4
速との間に第3速以外に第2.5速や第3.5速などの
中間段が存在し、第2速と第4速との間の変速は実質上
、3段階以上離れた変速段の間での変速になる。そして
この場合は、第5表に示すように、アップシフトの場合
は第2.7速を経由し、またダウンシフトの場合は第2
.5速を経由して変速を行なう。
第 5 表
なお、第1表から知られるように、第1図に示す自動変
速機においては、第4ブレーキ手段B4を第2速と第2
.5速とで係合させるものの、これら二つの変速段は第
4ブレーキ手段B4を係合させなくても設定することが
でき、また第2表ないし第5表から知られるように上記
の各飛越し変速の際には第4ブレーキ手段B4を解放し
たままとすることができ、したがって第1図に示す構成
から第4ブレーキ手段B4を省いた構成であっても発明
を適用することができる。
速機においては、第4ブレーキ手段B4を第2速と第2
.5速とで係合させるものの、これら二つの変速段は第
4ブレーキ手段B4を係合させなくても設定することが
でき、また第2表ないし第5表から知られるように上記
の各飛越し変速の際には第4ブレーキ手段B4を解放し
たままとすることができ、したがって第1図に示す構成
から第4ブレーキ手段B4を省いた構成であっても発明
を適用することができる。
またこの発明を適用できる他の自動変速機の歯車列の例
を第3図に示す。ここに示す構成は第1図の構成におけ
る第1ブレーキ手段B1と第5クラッチ手段に5を省き
、第3遊星歯車機構3のサンギヤ3Sを第2ブレーキ手
段B2で固定するよう構成したものである。したがって
第3図に示す自動変速機で設定できる係合・解放パター
ンは、前述した第1表において第5クラッチ手段に5を
解放するパターンおよび第1ブレーキ手段Blを係合さ
せるパターンを除いたものとなり、これを作動表と して示せば、 第6表のとおりである。
を第3図に示す。ここに示す構成は第1図の構成におけ
る第1ブレーキ手段B1と第5クラッチ手段に5を省き
、第3遊星歯車機構3のサンギヤ3Sを第2ブレーキ手
段B2で固定するよう構成したものである。したがって
第3図に示す自動変速機で設定できる係合・解放パター
ンは、前述した第1表において第5クラッチ手段に5を
解放するパターンおよび第1ブレーキ手段Blを係合さ
せるパターンを除いたものとなり、これを作動表と して示せば、 第6表のとおりである。
第
表
第3図に示す自動変速機において3段階以上離れた他の
変速段に変速する場合には、第7表ないし第9表に示す
ように変速段および係合・解放ノくターンを変えて変速
を実行する。
変速段に変速する場合には、第7表ないし第9表に示す
ように変速段および係合・解放ノくターンを変えて変速
を実行する。
第
表
第
表
第
表
すなわち第7表は第1速と第5速との間で変速を行なう
例であって、アップシフトの場合は、第4速に一時的に
設定し、またダウンシフトの場合は、第3,5速および
第2.5速をこれらの順に一時的に設定する。なお、第
4速を設定する係合・解放パターンとしては、第6表の
■のパターンおよび■のパターンをこれらの順序で選択
し、また第2.5速を設定するパターンとしては第6表
の■のパターンを選択する。
例であって、アップシフトの場合は、第4速に一時的に
設定し、またダウンシフトの場合は、第3,5速および
第2.5速をこれらの順に一時的に設定する。なお、第
4速を設定する係合・解放パターンとしては、第6表の
■のパターンおよび■のパターンをこれらの順序で選択
し、また第2.5速を設定するパターンとしては第6表
の■のパターンを選択する。
第8表に示す例は、第1速と第4速との間での変速を行
なう例であって、アップシフトの場合は、第3速に一時
的に設定し、またダウンシフトの場合は、第2速に一時
的に設定する。なお、第4速は第6表の■のパターンで
設定し、第2速は第6表の■のパターンで設定する。
なう例であって、アップシフトの場合は、第3速に一時
的に設定し、またダウンシフトの場合は、第2速に一時
的に設定する。なお、第4速は第6表の■のパターンで
設定し、第2速は第6表の■のパターンで設定する。
第9表に示す例は、第3速と第5速との間での変速を行
なう例であって、これらの変速段の間には第6表に示す
ように第3.2速、第3.5速および第4速が存在する
から、3段階以上の飛越し変速と憤る。すなわちこの場
合は、第4速を経由してアップシフトを行ない、ダウン
シフトは第3.5速を一時的に設定することにより行な
う。なお、第4速を設定する係合・解放パターンとして
は第6表の■のパターンを選択する。
なう例であって、これらの変速段の間には第6表に示す
ように第3.2速、第3.5速および第4速が存在する
から、3段階以上の飛越し変速と憤る。すなわちこの場
合は、第4速を経由してアップシフトを行ない、ダウン
シフトは第3.5速を一時的に設定することにより行な
う。なお、第4速を設定する係合・解放パターンとして
は第6表の■のパターンを選択する。
したがって上記のいずれの飛越し変速の場合であっても
アップシフトの場合は、中間の変速段を経由するとして
も変速比の減少が速く、またダウンシフトの場合は変速
比の増大が速<、シかもいずれの場合でも同時変速とは
ならない。
アップシフトの場合は、中間の変速段を経由するとして
も変速比の減少が速く、またダウンシフトの場合は変速
比の増大が速<、シかもいずれの場合でも同時変速とは
ならない。
なお、第3図に示す構成のうち第2遊星歯車機構2のキ
ャリヤ2Cと第3遊星歯車機構3のサンギヤ3Sとの間
に第5クラッチ手段に5を設け、かつ第3遊星歯車機構
3のサンギヤ3Sとケース6との間に第1ブレーキ手段
B1を設けて第1図に示す構成と同様な構成とすること
ができ、その場合、第7表ないし第9表に示す制御を行
なうにあたっては、それぞれの変速段で第5クラッチ手
段に5を係合させ、かつ第1ブレーキ手段Blを解放す
ればよい。
ャリヤ2Cと第3遊星歯車機構3のサンギヤ3Sとの間
に第5クラッチ手段に5を設け、かつ第3遊星歯車機構
3のサンギヤ3Sとケース6との間に第1ブレーキ手段
B1を設けて第1図に示す構成と同様な構成とすること
ができ、その場合、第7表ないし第9表に示す制御を行
なうにあたっては、それぞれの変速段で第5クラッチ手
段に5を係合させ、かつ第1ブレーキ手段Blを解放す
ればよい。
第4図はこの発明の更に他の実施例における歯車列を示
すスケルトン図であって、この歯車列は前記の第1図に
示す構成のうち第2遊星歯車機構2のリングギヤ2Rを
第3遊星歯車機構3のキャリヤ3Cに替えてリングギヤ
3Rに連結したものである。この第4図に示す歯車列を
備えた自動変速機では、第10表に示す変速段の設定お
よび係合・解放パターンの選択が可能であり、また飛越
し変速は、例えば第11表あるいは第12表に示す係合
・解放パターンの変更で行なわれる。
すスケルトン図であって、この歯車列は前記の第1図に
示す構成のうち第2遊星歯車機構2のリングギヤ2Rを
第3遊星歯車機構3のキャリヤ3Cに替えてリングギヤ
3Rに連結したものである。この第4図に示す歯車列を
備えた自動変速機では、第10表に示す変速段の設定お
よび係合・解放パターンの選択が可能であり、また飛越
し変速は、例えば第11表あるいは第12表に示す係合
・解放パターンの変更で行なわれる。
(この頁、以下余白)
第
0
表
第
1
表
第
2
表
すなわち第2速と第4速との間の変速の場合、第11表
に示すように、第2速を第10表のb欄の■のパターン
で設定しておき、第3速をC欄の■のパターンで一時的
に設定した後、第4速を■のパターンもしくは■のパタ
ーンで設定することによりアップシフトを行なう。また
第2速へのダウンシフトは、第4速を■の/(ターンも
しくは■のパターンで設定し、この状態から第2,5速
を経由して第2速をb欄の■のパターンで設定する。
に示すように、第2速を第10表のb欄の■のパターン
で設定しておき、第3速をC欄の■のパターンで一時的
に設定した後、第4速を■のパターンもしくは■のパタ
ーンで設定することによりアップシフトを行なう。また
第2速へのダウンシフトは、第4速を■の/(ターンも
しくは■のパターンで設定し、この状態から第2,5速
を経由して第2速をb欄の■のパターンで設定する。
また第12表は第2速と第5速との間の変速の例であっ
て、アップシフトの場合は、第2速をb欄の■のパター
ンで設定している状態から、第3速および第4.5速を
この順序で経て第5速に変速し、またダウンシフトの場
合は、第3,5速および第2.5速をこの順序で経て第
2速をb欄の■のパターンで設定する。なお、アップシ
フトの場合の第3速はb欄のパターンで設定し、ダウン
シフトの場合の第2.5速は■のパターンで設定する。
て、アップシフトの場合は、第2速をb欄の■のパター
ンで設定している状態から、第3速および第4.5速を
この順序で経て第5速に変速し、またダウンシフトの場
合は、第3,5速および第2.5速をこの順序で経て第
2速をb欄の■のパターンで設定する。なお、アップシ
フトの場合の第3速はb欄のパターンで設定し、ダウン
シフトの場合の第2.5速は■のパターンで設定する。
したがってこれら第11表および第12表に示すいずれ
の場合であっても、アップシフトの際に経由する変速段
の変速比がダウンシフトの際に経由する変速段の変速比
よりも小さいから、アップシフトおよびダウンシフトい
ずれの場合も運転者の感触に合致する変速が行なわれ、
また同時変速が生じない。
の場合であっても、アップシフトの際に経由する変速段
の変速比がダウンシフトの際に経由する変速段の変速比
よりも小さいから、アップシフトおよびダウンシフトい
ずれの場合も運転者の感触に合致する変速が行なわれ、
また同時変速が生じない。
以上、複数の例を採ってこの発明を説明したが、この発
明を適用することのできる自動変速機は上述した歯車列
を有するものに限定されないのであって、この発明は、
例えば本出願人が特願平1〜185151号、特願平1
−185152号、特願平1−186991号、特願平
1−186992号、特願平1−205478号、特願
平1−280957号などで提案した歯車変速装置を備
えた自動変速機に適用することができる。
明を適用することのできる自動変速機は上述した歯車列
を有するものに限定されないのであって、この発明は、
例えば本出願人が特願平1〜185151号、特願平1
−185152号、特願平1−186991号、特願平
1−186992号、特願平1−205478号、特願
平1−280957号などで提案した歯車変速装置を備
えた自動変速機に適用することができる。
発明の効果
以上の説明から明らかなようにこの発明の自動変速機に
よれば、飛越し変速の場合、より速くトルク増幅の少な
い変速段へのアップシフトが可能であり、またダウンシ
フトの際は、より速くトルク増幅作用の大きい変速段へ
変速することができ、したがって運転者の希望する変速
、換言すれば、運転者のアクセルワークに素早く対応す
る変速が可能となる。
よれば、飛越し変速の場合、より速くトルク増幅の少な
い変速段へのアップシフトが可能であり、またダウンシ
フトの際は、より速くトルク増幅作用の大きい変速段へ
変速することができ、したがって運転者の希望する変速
、換言すれば、運転者のアクセルワークに素早く対応す
る変速が可能となる。
第1図はこの発明の一実施例を原理的に示すスケルトン
図、第2図は飛越し変速を行なう制御フローチャート、
第3図はこの発明の他の実施例における歯車列を示すス
ケルトン図、第4図はこの発明の更に他の実施例におけ
る歯車列を示すスケルトン図である。 1.2.3・・・遊星歯車機構、 Is、25,3S
・・・サンギヤ、 IC92c、3c・・・キャリヤ
、ill、2R,3R・・・リングギヤ、 4・・・入
力軸、5・・・出力軸、 C・・・油圧制御装置、 E
・・・電子コントロールユニット。
図、第2図は飛越し変速を行なう制御フローチャート、
第3図はこの発明の他の実施例における歯車列を示すス
ケルトン図、第4図はこの発明の更に他の実施例におけ
る歯車列を示すスケルトン図である。 1.2.3・・・遊星歯車機構、 Is、25,3S
・・・サンギヤ、 IC92c、3c・・・キャリヤ
、ill、2R,3R・・・リングギヤ、 4・・・入
力軸、5・・・出力軸、 C・・・油圧制御装置、 E
・・・電子コントロールユニット。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 走行条件に応じて複数の変速段に設定され、かつ第1
の変速段から3段階以上離れた第2の変速段に変速する
際にこれらの変速段の中間にある他の変速段に一時的に
設定する車両用自動変速機において、 前記第1の変速段から第2の変速段への変速がアップシ
フトの場合に前記他の変速段として第1の変速段と第2
の変速段との中間にある複数の変速段のうち変速比のよ
り小さい変速段を選択して設定し、かつ前記第1の変速
段から第2の変速段への変速がダウンシフトの場合に前
記他の変速段として第1の変速段と第2の変速段との中
間にある複数の変速段のうち変速比のより大きい変速段
を選択して設定する制御装置を備えていることを特徴と
する車両用自動変速機。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010110A JP2765150B2 (ja) | 1990-01-19 | 1990-01-19 | 車両用自動変速機 |
US07/611,924 US5203234A (en) | 1989-11-13 | 1990-11-13 | Automatic transmission |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010110A JP2765150B2 (ja) | 1990-01-19 | 1990-01-19 | 車両用自動変速機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03213765A true JPH03213765A (ja) | 1991-09-19 |
JP2765150B2 JP2765150B2 (ja) | 1998-06-11 |
Family
ID=11741176
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010110A Expired - Fee Related JP2765150B2 (ja) | 1989-11-13 | 1990-01-19 | 車両用自動変速機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2765150B2 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2007177904A (ja) * | 2005-12-28 | 2007-07-12 | Honda Motor Co Ltd | ツインクラッチ式歯車変速機における変速制御方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP4742578B2 (ja) * | 2003-12-19 | 2011-08-10 | 株式会社デンソー | 自動変速機の制御装置 |
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1990
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2007177904A (ja) * | 2005-12-28 | 2007-07-12 | Honda Motor Co Ltd | ツインクラッチ式歯車変速機における変速制御方法 |
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Publication number | Publication date |
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JP2765150B2 (ja) | 1998-06-11 |
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