JPH0565953A - マニユアルモードを選択可能な自動変速機の制御装置 - Google Patents

マニユアルモードを選択可能な自動変速機の制御装置

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JPH0565953A
JPH0565953A JP25456491A JP25456491A JPH0565953A JP H0565953 A JPH0565953 A JP H0565953A JP 25456491 A JP25456491 A JP 25456491A JP 25456491 A JP25456491 A JP 25456491A JP H0565953 A JPH0565953 A JP H0565953A
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Japan
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shift
gear
mode
speed
manual
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Application number
JP25456491A
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English (en)
Inventor
Atsushi Tabata
淳 田端
Yutaka Taga
豊 多賀
Yasuo Hojo
康夫 北條
Takayuki Okada
孝幸 岡田
Takeshi Inuzuka
武 犬塚
Masashi Hattori
雅士 服部
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Aisin AW Co Ltd
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Aisin AW Co Ltd
Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 マニュアルモードでの加速性を向上させる。 【構成】 シフト装置10によって選択されている変速
モードをモード判断手段11が判断し、オートモードが
選択されていると判断された場合は、変速指令手段12
が、設定可能な変速段から選ばれた複数の変速段からな
る第1の変速段列のうちの変速段を走行状態に基づいて
選択して設定し、かつマニュアルモードが選択されてい
ると判断された場合は、設定可能な変速段から選ばれた
他の複数の変速段からなる第2の変速段列のうちの変速
段を前記手動操作に基づいて選択して設定する。そして
第2の変速段列は第1の変速段列に対して、最低速段の
変速比が大きい値に設定されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は自動変速機における変
速を制御する装置に関し、特に走行状態に基づいて変速
を実行するオートモードと手動操作に基づいて変速を実
行するマニュアルモードとを選択することのできる自動
変速機での変速を制御する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】周知のように車両用の自動変速機は車速
やエンジン負荷などの走行状態に基づいて、設定すべき
変速段を判断して変速を実行するよう構成されている。
その変速点は、パワーパターンやエコノミーパターンな
どのシフトパターンの変更によって変えることができる
場合もあるが、いずれにしても基本的には、エンジンの
性能や車両に要求される特性などによって変速点を予め
決めている。したがって自動変速機は設計段階で決めら
れる加速性や燃費などを得ることができるが、運転者に
よる選択の自由度は低い。そこで従来、運転者による手
動操作によって変速段を選択することのできる自動変速
機が、特開平2−8545号公報によって提案されてい
る。これは通常の自動変速機に備えられているシフト装
置に、アップシフト信号とダウンシフト信号とを出力す
るマニュアルシフト機能を付加したものであって、シフ
トレバーをDレンジ位置からマニュアルシフト位置に移
動し、ここで「+」(プラス)側もしくは「−」(マイ
ナス)側にシフトレバーを一回倒すごとに一段づつアッ
プシフトもしくはダウンシフトするよう構成されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記した従来の自動変
速機は、シフトレバーをDレンジ位置からマニュアルモ
ード位置に移動させるよう構成され、したがってマニュ
アル位置に移動した際には従前のDレンジでの変速段が
維持され、その変速段から一段ずつ手動操作によってア
ップシフトあるいはダウンシフトすることになるが、そ
のマニュアル操作は、運転者が車両の走行状態や路面状
態などを判断して任意に行う。したがってこのような変
速パターンは、自動変速機に準じて言えば、変速点を任
意に変える変速パターンであり、この点においては運転
者による変速の自由度が増す。
【0004】しかしながら上記従来の自動変速機では、
マニュアルモードで設定できる変速段はオートモードで
設定できる変速段と変わるところがない。そのため、例
えば車速がある程度高くなるまでアップシフトを遅らせ
ることにより加速性が良くなるものの、各変速段での変
速比はオートモードの場合の変速比と変わらないから、
駆動トルクはエンジントルクの増大以上には増大せず、
所謂スポーティな走行を目的としてマニュアルモードを
選択した場合には、加速性あるいは動力性能に不満足感
を覚える可能性があった。
【0005】この発明は上記の事情を背景としてなされ
たもので、マニュアルモードでの走行時の加速性を向上
させることを目的としたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、図1に示す
構成とすることにより、上記の目的を達成するものであ
る。すなわちこの発明は、走行状態に基づいて自動的に
変速段を設定するオートモードと手動操作で選択された
変速段を設定するマニュアルモードとを選択するシフト
装置10を備えたマニュアルモードを選択可能な自動変
速機Aの制御装置において、前記シフト装置10によっ
て選択されている変速モードがオートモードかマニュア
ルモードかを判断するモード判断手段11と、このモー
ド判断手段11によってオートモードが選択されている
と判断された場合は、設定可能な変速段から選ばれた複
数の変速段からなる第1の変速段列のうちの変速段を走
行状態に基づいて選択して設定し、かつマニュアルモー
ドが選択されていると判断された場合は、設定可能な変
速段から選ばれた他の複数の変速段からなる第2の変速
段列のうちの変速段を前記手動操作に基づいて選択して
設定する変速指令手段12とを有し、前記第2の変速段
列は第1の変速段列に対して、最低速段の変速比が大き
い値に設定されていることを特徴とするものである。
【0007】
【作用】この発明においては、シフト装置10によって
オートモードとマニュアルモードとが選択される。オー
トモードは車速やエンジン負荷などの車両の走行状態に
基づいて変速段を設定する変速様式であり、またマニュ
アルモードは手動操作で選択した変速段を設定する変速
様式である。このシフト装置10によって選択された変
速モードは、モード判断手段11によって判断され、そ
の判断結果は変速指令手段12に出力される。変速指令
手段12は、オートモードが選択れさているときには第
1の変速段列のうちから走行状態に基づいて変速段を選
択し、その変速段を設定するよう変速指令信号を出力す
る。またマニュアルモードが選択されているときには、
第2の変速段列のうち手動操作によって選択された変速
段を設定するよう変速指令信号を出力する。この第2の
変速段列は、その最低速段の変速比が第1変速段列より
も大きく設定されているので、第2の変速段列に従った
変速を行うことにより変速比の大きい最低速段で走行可
能となり、その結果、加速性がオートモードの場合に比
較して優れたものとなる。
【0008】
【実施例】つぎにこの発明を実施例に基づいて説明す
る。エンジンEに連結された自動変速機Aは、油圧制御
装置Cにおけるソレノイドバルブ(図示せず)を電子制
御装置(ECU)20によって制御するとともにシフト
レバーによって操作するシフト装置21によりマニュア
ルバルブ(図示せず)を動作させて所定の変速段に設定
するよう構成されている。このシフト装置21は図2に
示すように、パーキング(P)、リバース(R)、ニュ
ートラル(N)、ドライブ(D)、第2速保持(S)、
第1速保持(L)の各レンジ位置と第1速ないし第4速
のマニュアルシフト位置とをシフトレバーによって選択
するようになっており、そのマニュアルシフト位置に
は、シフトレバーによって動作させられて電子制御装置
20に信号を出力するスイッチSw1,Sw2,Sw3,Sw4
が配置されている。
【0009】そして電子制御装置20は、中央演算処理
装置(CPU)および記憶素子(ROM,RAM)なら
びに入出力インターフェース(それぞれ図示せず)を主
たる要素とするものであって、前記スイッチSw1,〜S
w4のいずれかから信号が入力されるとマニュアルモード
と判定し、その選択されたスイッチに応じた変速段を設
定するように油圧制御装置Cに変速指令信号を出力する
よう構成されている。またこの電子制御装置20は、前
記各レンジ位置をシフトレバーによって選択している場
合には、オートモードと判定して走行状態に応じて設定
すべき変速段を判断し、かつ油圧制御装置Cに変速指令
信号を出力するようになっている。そしてこの電子制御
装置20には、車速V、スロットル開度θ、ブレーキ信
号、エンジン水温、パターンセレクト信号等の各種の信
号が入力されている。
【0010】ここで上記の自動変速機Aにおける歯車列
の一例を示すと図3のとおりである。すなわちここに示
す例は、三組のシングルピニオン型遊星歯車機構1,
2,3を主体として歯車列を構成した例を示すものであ
って、それらの遊星歯車機構1,2,3における各要素
が次のように連結されている。すなわち第1遊星歯車機
構1のキャリヤ1C と第3遊星歯車機構3のリングギヤ
3Rとが一体となって回転するよう連結されるととも
に、第2遊星歯車機構2のリングギヤ2R と第3遊星歯
車機構3のキャリヤ3C とが一体となって回転するよう
連結されている。また第1遊星歯車機構1のサンギヤ1
S は第2クラッチ手段K2 を介して第2遊星歯車機構2
のキャリヤ2C に連結される一方、第4クラッチ手段K
4 を介して第2遊星歯車機構2のサンギヤ2S に連結さ
れ、さらに第2遊星歯車機構2のキャリヤ2Cは第3遊
星歯車機構3のサンギヤ3S に連結されている。
【0011】なお、上記の各要素の連結構造としては、
中空軸や中実軸もしくは適宜のコネクティングドラムな
どの一般の自動変速機で採用されている連結構造などを
採用することができる。
【0012】入力軸4は、トルクコンバータや流体継手
などの動力伝達手段を介してエンジン(それぞれ図示せ
ず)に連結されており、この入力軸4と第1遊星歯車機
構1のリングギヤ1R との間には、両者を選択的に連結
する第1クラッチ手段K1 が設けられ、また入力軸4と
第1遊星歯車機構1のサンギヤ1S との間には、両者を
選択的に連結する第3クラッチ手段K3 が設けられてい
る。
【0013】なお、実用にあたっては、上記の各クラッ
チ手段K1 ,〜K4 を多板クラッチや一方向クラッチあ
るいはこれらを組合せた構成とすることができ、また各
構成部材の配置上の制約があるから、各クラッチ手段K
1,〜K4 に対する連結部材としてコネクティングドラ
ムなどの適宜の中間部材を介在させ得ることは勿論であ
る。
【0014】また上記の遊星歯車機構1,2,3におけ
る回転部材の回転を阻止するブレーキ手段として、第2
遊星歯車機構2のキャリヤ2C とトランスミッションケ
ース(以下、単にケースと記す)6との間に配置した第
2ブレーキ手段B2 と、第2遊星歯車機構2のサンギヤ
2S とケース6との間に配置した第3ブレーキ手段B3
とが設けられている。これらのブレーキ手段B2 ,B3
としては、多板ブレーキやバンドブレーキあるいはこれ
らと一方向クラッチとを組合せた構成などを採用するこ
とができ、またこれらのブレーキ手段B2 ,B3 とその
ブレーキ手段B2 ,B3 によって固定すべき部材との間
もしくはケース6との間に適宜の連結部材を介在させ得
ることは勿論である。
【0015】そしてプロペラシャフトやカウンタギヤ
(それぞれ図示せず)に回転を伝達する出力軸5が、互
いに連結された第2遊星歯車機構2のリングギヤ2R と
第3遊星歯車機構3のキャリヤ3C とに対して連結され
ている。
【0016】上記の歯車列を備えた自動変速機Aで設定
することのできる変速段およびそれぞれの変速段での変
速比は図4の作動表のとおりである。これらの変速段
は、第1表で○印を付した摩擦係合装置を係合させると
ともに空欄の摩擦係合装置を解放させることによって設
定され、これらの変速段への変速は、前述した電子制御
装置20からの指令信号に基づいて油圧制御装置Cが所
定の摩擦係合装置に油圧を送ってこれを係合させ、ある
いは排圧して解放させることによって達成される。な
お、図4に示す各変速比は、各遊星歯車機構1,2,3
のギヤ比(サンギヤの歯数とリングギヤの歯数との比)
を、ρ1 =0.450 、ρ2 =0.405 、ρ3 =0.405 とした
場合の値であり、また*印は係合させてもよいことを示
す。さらに,…の符号を付した欄は、当該変速段を
設定するためのそれぞれ異なる係合・解放パターンを示
すものである。
【0017】前述した電子制御装置20は前進段におい
て図4に示す全ての変速段を設定するよう指令信号を出
力せずに、それらから選ばれた複数の変速段からなる変
速段列に従って変速を実行するよう変速指令信号を出力
する。この実施例で設けてある変速段列は四種類であっ
て、これを図示すれば図5のとおりである。
【0018】すなわち第1変速段列は、図4に示す変速
段から選ばれた第1速、第2速、第3速、第4速の四つ
の変速段からなるものでる。また第2変速段列は図4に
示す変速段から選ばれた第2速、第3速、第4速、第5
速からなるものである。さらに第3変速段列は図4にお
ける第2.5 速、第3.2 速、第4速、第5速からなり、そ
して第4変速段列は図4における第2速、第3速、第4
速、第5速からなるものである。これらの変速段列のう
ち第1変速段列は、その最低速段の変速比が“3.149 ”
であり、第4変速段列に比べて大きい値とされている。
【0019】上記の変速段列を利用した変速制御の例を
図6のフローチャートに従って説明する。先ずステップ
1では、車速V、スロットル開度θ、パターンセレクト
信号、オートモード信号およびマニュアルモード信号、
ならびにその他の信号の入力処理を行う。ついでステッ
プ2で選択されている変速モードがオートモードか否か
の判断を行い、その判断結果が“ノー”であれば、すな
わちマニュアルモードが選択されていれば、ステップ3
に進んで、パワー(P)パターンが選択されているか否
かを判断する。Pパターンやノーマル(N)パターンな
どの変速パターンは、シフト装置21とは別に設けてあ
るセレクトスイッチによって選択され、オートモードの
際の変速パターンを指定するものであるが、これは車両
の走行特性に対する運転者の要求を表わしているから、
マニュアルモードにおいてもステップ3の判断を行う。
そしてステップ3の判断結果が“イエス”であれば、ス
テップ4に進んで第1変速段列を選択する。さらにこれ
に続くステップ5では、シフト装置21によって選択さ
れて動作しているスイッチSw1,〜Sw4に応じた変速段
を設定する信号を出力する。具体的には、第1速位置に
あるスイッチSw1が動作しているときには、第1変速段
列における最低速段である第1速が設定され、第2速位
置にあるスイッチSw2が動作しているときには、第1変
速段列での第2番目の変速段である第2速が設定され
る。また第3速位置にあるスイッチSw3が動作している
ときには、第1変速段列における3番目の変速段である
第3速が設定され、第4速位置にあるスイッチSw4が動
作しているときには、第1変速段列における最高速段で
ある第4速が設定される。
【0020】これに対してステップ3の判断結果が“ノ
ー”であれば、ステップ6に進み、Nパターンが選択さ
れているか否かを判断する。その判断結果が“イエス”
であれば、運転者は特段の加速性を求めてはいないこと
になるので、ステップ7に進んで第2変速段列を選択す
る。しかる後ステップ5に進んでシフト装置21によっ
て選択されて動作しているスイッチSw1,〜Sw4に応じ
た変速段を設定する信号を出力する。具体的には、第1
速位置にあるスイッチSw1が動作しているときには、第
2変速段列の最低速段である第2速が設定され、第2速
位置にあるスイッチSw2が動作しているときには、第2
変速段列での2番目の変速段である第3速が設定され
る。さらに第3速位置にあるスイッチSw3が動作してい
るときには、第2変速段列での3番目の変速段である第
4速が設定され、第4速位置にあるスイッチSw4が動作
しているときには、第2変速段列での最高速段である第
5速が設定される。
【0021】他方、ステップ6の判断結果が“ノー”で
あれば、エコノミー(E)パターンが選択され、運転者
は燃費の良い走行を望んでいることなる。したがってこ
の場合は、ステップ8に進んで第3変速段列を選択し、
しかる後、ステップ5に進んで、シフト装置21によっ
て選択されて動作しているスイッチSw1,〜Sw4に応じ
た変速段を設定する信号を出力する。すなわち第1速位
置のスイッチSw1が動作していれば第2.5 速が、また第
2速位置のスイッチSw2が動作していれば第3.2 速が、
さらに第3速位置のスイッチSw3が動作していれば第4
速が、そして第4速位置のスイッチSw4が動作していれ
ば第5速が、それぞれ設定される。
【0022】また一方、ステップ2において判断結果が
“イエス”となれば、オートモードが選択されているこ
とになり、この場合はステップ9に進んで第4変速段列
を選択する。しかる後、ステップ10において変速パタ
ーンを設定するとともに、ステップ11では車速Vおよ
びスロットル開度θに応じて変速段を選択し、ステップ
12ではその選択された変速段を設定するための変速信
号を出力する。
【0023】したがって上述した制御装置によれば、マ
ニュアルモードの場合、特にマニュアルモードのPパタ
ーンが選択されている場合には、全体として変速比の大
きい変速段からなる第1変速段列に従って変速を行うか
ら、変速のタイミングを任意に選べることと相まって優
れた加速性を得ることができる。これに対してマニュア
ルモードであってもEパターンを選択している場合やオ
ートモードの際には、変速比の小さい変速段からなる第
3変速段列あるいは第4変速段列に従って変速を行うか
ら、燃費を向上させることができる。また特に、オート
モードで選択する第4変速段列は、変速比が等比級数に
近い関係となる変速段によって構成されているから、オ
ートモードでの変速制御が容易になり、またスムースな
走行を行うことができる。
【0024】なお、前述した説明から明らかなようにこ
の発明は、設定可能な変速段の数が多く、それらのうち
の適宜の変速段を選んで複数種類の変速段列を設定する
ことのできる自動変速機を対象とする制御装置について
実施できるのであり、この種の自動変速機における歯車
列の他の例を示せば以下のとおりである。
【0025】図7に示す例は、図3に示す構成のうち第
2遊星歯車機構2のキャリヤ2C と第3遊星歯車機構3
のサンギヤ3C との間に両者を選択的に連結する第5ク
ラッチ手段K5 を配置し、また第3遊星歯車機構3のサ
ンギヤ3S を単独で固定できる第1ブレーキ手段B1
と、第1遊星歯車機構1のサンギヤ1S を単独で固定で
きる第4ブレーキ手段B4とを更に設けたものである。
その作動表を図8に示す。
【0026】また図9に示す例は、図7に示す構成のう
ち第2遊星歯車機構2のリングギヤ2R を第3遊星歯車
機構3のキャリヤ3C に替えてリングギヤ3R に連結
し、かつ第4ブレーキ手段B4 を廃止し、他の構成は図
7に示す構成と同様としたものである。その作動表を図
10に示す。
【0027】これらの図7あるいは図9に示す歯車列を
備えた自動変速機を対象とする場合にも、前述した実施
例と同様に、マニュアルモード用の変速段列として、最
低速段を第1速とし、かつ最高速段を第4速とした変速
段列などの変速比が全体として大きい値となる変速段列
を設定すればよい。例えば図9に示す歯車列を備えた自
動変速機を対象とする場合、第1変速段列として第1
速、第2速、第3速、第4速からなるものとし、第2変
速段列として第2速、第3速、第4速、第4.5 速からな
るものとし、第3変速段列として第2速、第3速、第4
速、第5速からなるものとし、第4変速段列として第2
速、第3速、第4速、第4.5 速からなるものとすればよ
い。なお、第4変速段列の最高速段として第4.5 速を設
定するのは、第4速から最高速段への変速の際に、変速
ショックが大きくならないように、変速比幅を小さくし
たほうがよいという理由による。
【0028】またこの発明におけるシフト装置は、上記
の実施例で示したものに限定されないのであって、例え
ば前掲の特開平2−8545号公報に記載されているよ
うに、「+」(プラス)側にシフトレバーを一回倒すご
とにアップシフト信号を出力し、また「−」(マイナ
ス)側にシフトレバーを一回倒すごとにダウンシフト信
号を出力するよう構成したものを採用することができ
る。
【0029】また変速段数として4段の例を示したが、
変速段数は4段以上設定してもよく、各変速段列に、第
2.5 速、第3.2 速、第3.5速等の中間段を適宜設定し
て、変速比のクロス化を図るようにしてもよい。
【0030】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明の制御装置
によれば、マニュアルモードで設定される最低速段の変
速比が、オートモードで設定される対応する最低速段の
変速比より大きくなるから、変速のタイミングを任意に
設定できることと相まって、運転者の要求に応じた優れ
た加速性を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の基本的な構成を概略的に示すブロッ
ク図である。
【図2】この発明の一実施例の構成を概略的に示すブロ
ック図である。
【図3】歯車列の一例を示すスケルトン図である。
【図4】その作動表である。
【図5】四種類の変速段列を示す説明図である。
【図6】変速制御を説明するためのフローチャートであ
る。
【図7】他の歯車列のスケルトン図である。
【図8】その作動表である。
【図9】更に他の歯車列のスケルトン図である。
【図10】その作動表である。
【符号の説明】
10 シフト装置 11 モード判断手段 12 変速指令手段 A 自動変速機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 北條 康夫 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 岡田 孝幸 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 犬塚 武 愛知県安城市藤井町高根10番地 アイシ ン・エイ・ダブリユ株式会社内 (72)発明者 服部 雅士 愛知県安城市藤井町高根10番地 アイシ ン・エイ・ダブリユ株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行状態に基づいて自動的に変速段を設
    定するオートモードと手動操作で選択された変速段を設
    定するマニュアルモードとを選択するシフト装置を備え
    たマニュアルモードを選択可能な自動変速機の制御装置
    において、 前記シフト装置によって選択されている変速モードがオ
    ートモードかマニュアルモードかを判断するモード判断
    手段と、このモード判断手段によってオートモードが選
    択されていると判断された場合は、設定可能な変速段か
    ら選ばれた複数の変速段からなる第1の変速段列のうち
    の変速段を走行状態に基づいて選択して設定し、かつマ
    ニュアルモードが選択されていると判断された場合は、
    設定可能な変速段から選ばれた他の複数の変速段からな
    る第2の変速段列のうちの変速段を前記手動操作に基づ
    いて選択して設定する変速指令手段とを有し、前記第2
    の変速段列は第1の変速段列に対して、最低速段の変速
    比が大きい値に設定されていることを特徴とするマニュ
    アルモードを選択可能な自動変速機の制御装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7076355B2 (en) 2003-10-03 2006-07-11 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Shift control apparatus for vehicle step-variable automatic transmission
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