JPH0321346Y2 - - Google Patents

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JPH0321346Y2
JPH0321346Y2 JP1984133224U JP13322484U JPH0321346Y2 JP H0321346 Y2 JPH0321346 Y2 JP H0321346Y2 JP 1984133224 U JP1984133224 U JP 1984133224U JP 13322484 U JP13322484 U JP 13322484U JP H0321346 Y2 JPH0321346 Y2 JP H0321346Y2
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JP
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air
head pipe
volume chamber
intake port
steering bracket
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JP1984133224U
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Description

【考案の詳細な説明】 a 産業上の利用分野 本考案は不整地走行車両におけるエアクリーナ
のインレツト構造に係り、特にステアリングブラ
ケツト,ヘツドパイプおよび傾斜フレームによつ
て囲まれた空間部にボリユーム室を形成し、この
ボリユーム室を通過した外気をヘツドパイプの空
気取入口からエアクリーナに吸入するようにした
エアクリーナのインレツト構造に関する。
b 従来の技術 鞍乗型の車体を有する不整地走行車両において
は、エンジンの後方にエアクリーナが配設されて
いるが、このエアクリーナの空気取入口をエアク
リーナの上部に配設した場合、浅瀬や水たまりの
多い路面等を走行する際に後輪の跳上げた水が空
気取入口に侵入しやすいという問題がある。そこ
で、エアクリーナの空気取入口を燃料タンク下部
のヘツドパイプ前端に配設するとともに、ヘツド
パイプ後端をエアクリーナに接続したインレツト
構造が提案されている。このインレツト構造は空
気取入口の高さが従来よりも高くなり、また後輪
の跳上げ水が侵入するおそれもないので一搬に採
用される傾向にある。
c 考案が解決しようとする課題 しかし、上述したインレツト構造においては次
のような課題が新たに指摘されている。すなわ
ち、燃料タンクの下部形状がヘツドパイプを避け
るためにほぼ逆U字状に形成されているため、燃
料タンクの下部に前輪の跳上げた水が当たると、
この跳上げ水が燃料タンクの下面中央部に集めら
れてヘツドパイプの空気取入口に侵入するおそれ
がある。
本考案は上述の課題を有効に解決すべく考案す
るに至つたものであつて、その目的はヘツドパイ
プ前端の空気取入口に対する水の侵入を防止し得
るエアクリーナのインレツト構造を提供すること
にある。
d 課題を解決するための手段 本考案は上記課題を解決するため、ステアリン
グシヤフトを支持するステアリングブラケツト
と、前端部が上記ステアリングブラケツトの背面
に連結されるとともに後端部がエアクリーナに連
結されたヘツドパイプと、上記ステアリングブラ
ケツトの下端部と上記ヘツドパイプとを連結する
傾斜フレームとを備え、上記ヘツドパイプの前端
部に上記エアクリーナの空気取入口が形成された
不整地走行車両において、上記ステアリングブラ
ケツト,ヘツドパイプおよび傾斜フレームによつ
て囲まれた空間部をカバーによつて仕切つてボリ
ユーム室を形成し、このボリユーム室を上記空気
取入口と連通させるとともに上記ボリユーム室に
外気と連通した外気導入口を上記空気取入口の下
部側に設けたことにある。
e 作用 ステアリングブラケツトの背面側の外気導入口
からボリユーム室内に導入された外気は、ボリユ
ーム室上方に設けられたヘツドパイプの空気取入
口からヘツドパイプを通してエアクリーナに入
る。
以下に本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。まず第1図〜第3図は本考案の第1実施例を
示したものであつて、第1図は不整地走行車両の
車体フレームの側面図を示す。第1図において、
1はエンジン、2はエアクリーナ、3はステアリ
ングシヤフト、4はステアリングヘツド、5はハ
ンドルであり、上記ステアリングシヤフト3の後
側にはステアリングブラケツト6が配設され、こ
のステアリングブラケツト6の上端部にステアリ
ングヘツド4が取付けられている。ステアリング
ブラケツト6の後面壁にはヘツドパイプ7の前端
部が固定されており、このヘツドパイプ7の上側
に図示しない燃料タンクがまたがるようにして配
設される。ヘツドパイプ7の後端部はエアクリー
ナ2の空気吸入口に接続されており、ヘツドパイ
プの前端部に設けられた空気取入口8から吸入さ
れた空気がヘツドパイプ7の中を通つてエアクリ
ーナ2に吸入されるようになつている。
ステアリングブラケツト6の下端部は左右一対
の傾斜フレーム9によつてヘツドパイプ7の中間
部と連結され、ステアリングブラケツト6,ヘツ
ドパイプ7および傾斜フレーム9の内側に三角形
をなす空間部が形成されている。また、ヘツドパ
イプ7の前端部は第1図〜第3図に示す如く断面
がほぼコ字状をなすカバー12で覆われている。
このカバー12の下端部は一対の傾斜フレーム9
に溶接固定され、またカバー12の前端部はステ
アリングブラケツト6に溶接固定され、さらにカ
バー12の後端部はヘツドパイプ7に溶接固定さ
れている。
一方、一対の傾斜フレーム9には第2図および
第3図に示す如く上下一対をなす区画板13,1
4が取付けられ、ステアリングブラケツト6,ヘ
ツドパイプ7および傾斜フレーム9の内側の三角
形をなす空間部にボリユーム室15が形成されて
いる。詳しくは、この一対の区画板13,14の
左右両端部は一対の傾斜フレーム9の上側部と下
側部にそれぞれ溶接固定されており、一対の区画
板13,14の間に傾斜フレーム9に沿つた通路
11が形成されている。この通路11の下端部は
第1外気導入口16によつて外気と連通してお
り、また通路11の上端部は第2外気導入口17
によつてボリユーム室15と連通している。
エアクリーナ2の空気取入口8は第2図および
第3図に明示する如くヘツドパイプ7の前端部上
側部に設けられており、この空気取入口8はヘツ
ドパイプとカバー12の側板部12aとの間の間
隙部18を通してボリユーム室15と連通されて
いる。なお空気取入口8の左右両側には邪魔板1
9が立設され、またボリユーム室15の下端部は
ステアリングブラケツト6に設けられた排水孔2
0を通して外部と連通されている。
第1実施例に係るエアクリーナ2のインレツト
は上述の如く構成されてなり、エンジン1を始動
すると外気は区画板14の下端の第1外気導入孔
16から吸入されて通路11を上昇した後、第2
外気導入孔17を通つてボリユーム室15に流入
する。この際、前輪の跳上げた水等が第1外気導
入口16に侵入しても、通路11は後方上方へと
立上つて形成されているので、上記跳上げ水が直
接ボリユーム室15に侵入するようなことはな
い。
ボリユーム室15に流入した空気はヘツドパイ
プ7の側方の間隙部18を通つて上昇した後、空
気取入口8からヘツドパイプ7内に流入する。こ
の際、ボリユーム室15は比較的大きな容積をも
つているためボリユーム室15内における空気の
流れは緩やかとなり、吸入空気に細かい水滴等が
混入していても、この水滴等は自重にて区画板1
3上に落下し、排水孔20から外部に排出され
る。従つて、空気取入口8に対する水滴等の侵入
を確実に防止することができる。なお、間隙部1
8における上昇空気流によつて水滴等が巻上げら
れても、空気取入口8の左右両側には邪魔板19
が配設されているので、上記水滴等が空気取入口
8に侵入するおそれはない。こうしてヘツドパイ
プ7内に流入した空気はヘツドパイプ7の中を通
つてエアクリーナ2へと吸入され、エアクリーナ
2によつて除塵された後エンジン1に吸入され
る。
次に本考案の第2実施例を第4図および第5図
に基づいて説明する。この第2実施例では同図に
示す如く一対の傾斜フレーム9の下側部に区画板
23の左右両端部が溶接固定されており、ステア
リングブラケツト6,ヘツドパイプ7および傾斜
フレーム9の内側の三角形をなす空間部に第1の
ボリユーム室24が形成されている。またステア
リングブラケツト6の前面には箱形のケース25
が取付けられ、このケース25内に第2のボリユ
ーム室26が形成されている。一方、ヘツドパイ
プ7の前端部を覆うカバー12は第4図に示す如
くその側板部12a内面がヘツドパイプ7に密着
固定されており、ヘツドパイプ7の前端部とカバ
ー12の上部によつて空室27が形成されてい
る。
上記第1のボリユーム室24は、区画板23の
上端部に設けられた外気導入口28によつて外気
と連通しており、またステアリングブラケツト6
の下端に設けられた連通孔29によつて第2のボ
リユーム室26と連通している。また空室27は
ステアリングブラケツト6の上端に設けられた連
通孔30によつて第2のボリユーム室26と連通
している。なお第1のボリユーム室24の下端部
はステアリングブラケツト6に設けられた排水孔
31を通して外部と連通されている。
第2実施例に係るエアクリーナのインレツトは
上述の如く構成されてなり、この実施例では外気
が外気導入口28から第1のボリユーム室24に
流入し、その後連通孔29から第2のボリユーム
室26に流入して上昇した後、連通孔30から空
室27内に流入し、その後空気取入口8からヘツ
ドパイプ7内に流入してエアクリーナ2へと吸入
される。この際、前輪の跳上げた水等が外気導入
口28に侵入しても、第1および第2のボリユー
ム室24,26によつて空気と水滴が確実に分離
され、空気だけが空気取入口8からヘツドパイプ
7内に吸入される。なお吸入空気から分離された
水滴等は排水孔31から外部に排出される。
この第2実施例は上述の如く2つのボリユーム
室24,26を備えているため、前輪が勢いよく
跳上げた水が第1のボリユーム室24に多量に侵
入した場合であつても、第2のボリユーム室26
において空気と水滴を確実に分離することがで
き、空気取入口8に水滴が侵入するおそれは全く
ない。
次に本考案の第3実施例を第6図および第7図
に基づいて説明する。この第3実施例は前述の第
2実施例と同様にステアリングブラケツト6,ヘ
ツドパイプ7および傾斜フレーム9の内側空間部
にボリユーム室34が形成され、このボリユーム
室34は区画板35の上端に設けられた外気導入
口36を通じて外気と連通されている。またボリ
ユーム室34はヘツドパイプ7の左右両側の間隙
部37を通じて空気取入口8と連通されている。
第3実施例に係るエアクリーナのインレツトは
上述の如く構成されてなり、この実施例では外気
が外気導入口36からボリユーム室34に流入
し、間隙部37を通つて上昇した後、空気取入口
8からヘツドパイプ7内に流入する。この際、吸
入空気中の水滴等はボリユーム室34内で分離さ
れて排水孔38を通じて外部に排出されるので、
空気取入口8に対する水滴等の侵入を確実に防止
することができる。
以上、本考案の実施例につき説明したが、本考
案は上記実施例に限定されることなく種々の変形
が可能である。
g 考案の効果 本考案は上述の如く、ステアリングブラケツ
ト,ヘツドパイプおよび傾斜フレームによつて囲
まれた空間部にボリユーム室を形成し、外気を上
記ボリユーム室に通過させた後ヘツドパイプ前端
のエアクリーナの空気取入口に吸入するようにし
ているので、例えば前輪の跳上げた水が吸入空気
とともにボリユーム室内に侵入しても、この水は
ボリユーム室内において空気と分離されるので、
空気取入口に対する水の侵入を効果的に防止する
ことができる。またステアリングブラケツト,ヘ
ツドパイプおよび傾斜フレームによつて囲まれた
空間部は通常はデツドスペースであつて、この空
間部にボリユーム室を形成しているため本考案の
適用に際して従来の車体フレームを変更する必要
がなく、本考案を低コストで容易に実施すること
ができる。また、外気導入内は空気取入口の下部
側に設けられているので、ボリユーム室に入り込
んだ空気中の水滴等は空気取入口に流入すること
はない。さらに、外気導入口は、ステアリングブ
ラケツトの背面側に設けられているので、走行中
に水滴等が直接ボリユーム室に入り込むことはな
い。またさらにステアリングブラケツト、ヘツド
パイプおよび傾斜フレームによつてボリユーム室
を補強しているので、充分な強度を保つことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示したものであつて、
第1図〜第3図は第1実施例を示し、第1図は不
整地走行車両の車体フレームの概略側面図、第2
図はエアクリーナのインレツトの横断面図、第3
図は第2図の−線矢視断面図である。第4図
および第5図は第2実施例を示し、第4図は第2
図と同様の横断面図、第5図は第4図の−線
矢視断面図である。第6図および第7図は第3実
施例を示し、第6図は第2図と同様の横断面図、
第7図は第6図の−線矢視断面図である。 2……エアクリーナ、3……ステアリングシヤ
フト、6……ステアリングブラケツト、7……ヘ
ツドパイプ、8……空気取入口、9……傾斜フレ
ーム、15,24,26,34……ボリユーム
室、16,17,28,36……外気導入口。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ステアリングシヤフトを支持するステアリング
    ブラケツトと、前端部が上記ステアリングブラケ
    ツトの背面に連結されるとともに後端部がエアク
    リーナに連結されたヘツドパイプと、上記ステア
    リングブラケツトの下端部と上記ヘツドパイプと
    を連結する傾斜フレームとを備え、上記ヘツドパ
    イプの前端部に上記エアクリーナの空気取入口が
    形成された不整地走行車両において、上記ステア
    リングブラケツト,ヘツドパイプおよび傾斜フレ
    ームによつて囲まれた空間部をカバーによつて仕
    切つてボリユーム室を形成し、このボリユーム室
    を上記空気取入口と連通させるとともに上記ボリ
    ユーム室に外気と連通した外気導入口を上記空気
    取入口の下部側に設けたことを特徴とする不整地
    走行車両におけるエアクリーナのインレツト構
    造。
JP1984133224U 1984-08-31 1984-08-31 不整地走行車両におけるエアクリ−ナのインレツト構造 Granted JPS6147720U (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1984133224U JPS6147720U (ja) 1984-08-31 1984-08-31 不整地走行車両におけるエアクリ−ナのインレツト構造

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JP1984133224U JPS6147720U (ja) 1984-08-31 1984-08-31 不整地走行車両におけるエアクリ−ナのインレツト構造

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JPS6147720U JPS6147720U (ja) 1986-03-31
JPH0321346Y2 true JPH0321346Y2 (ja) 1991-05-09

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JP1984133224U Granted JPS6147720U (ja) 1984-08-31 1984-08-31 不整地走行車両におけるエアクリ−ナのインレツト構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0744550Y2 (ja) * 1988-02-29 1995-10-11 スズキ株式会社 鞍乗型車両の吸気防水装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6338152Y2 (ja) * 1981-05-11 1988-10-07

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JPS6147720U (ja) 1986-03-31

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