JPH0321170Y2 - - Google Patents

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JPH0321170Y2
JPH0321170Y2 JP12324285U JP12324285U JPH0321170Y2 JP H0321170 Y2 JPH0321170 Y2 JP H0321170Y2 JP 12324285 U JP12324285 U JP 12324285U JP 12324285 U JP12324285 U JP 12324285U JP H0321170 Y2 JPH0321170 Y2 JP H0321170Y2
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liner
moisture
heat
shrinkable sleeve
sheet
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、電気通信ケーブルの接続部を熱収縮
性スリーブで被覆する際に使用する保護用ライナ
ーに関するものである。
「従来の技術」 従来、ケーブル同士の接続部をいわゆる熱収縮
性スリーブで気密に被覆する際に、例えば第7図
に示すような保護用ライナーが使用されている。
この保護用ライナーは、厚紙あるいはプラスチ
ツクシート等の腰の強いシートであるライナー本
体1の上に、アルミニウム箔等の湿気遮断層2を
積層して形成され、その両端部には両端部を結ぶ
方向に延びる多数の切り込み3を備えている。そ
して、第8図の如くケーブル4,4の接続部5の
周りに巻回して、各切り込み3間の部分(すなわ
ち舌片6…)をケーブル4の半径方向内方に折り
曲げ、この折り曲げた部分の上に塩化ビニルテー
プ等の補助テープ7を巻いて、接続部5全体を覆
う紡錘形の支持殻8を形成し、この支持殻の上に
熱収縮性スリーブを収縮させることにより、接続
部5を保護するとともに収縮後の熱収縮性スリー
ブを機械的に補強するようになつている。
「考案が解決しようとする問題点」 ところで、上記のような被覆状態において、前
記湿気遮断層2は外部からの水分の透過を防止し
て、接続部5を湿気から守る役割を果たすが、第
7図例の保護用ライナーは、前記切り込み3のた
めに、両端部付近の防湿性能が劣るという難点が
ある。また、両端部に補助テープ7を巻き付ける
ために、この部分に対して熱収縮性スリーブの内
層(熱融着性接着剤あるいは未架橋ポリエチレン
の層)が付着しにくくなるという不具合がある。
本考案は上記の事情に鑑みてなされたもので、
その目的とするところは、両端部の防湿性能およ
び熱収縮性スリーブに対する付着性の高いケーブ
ル接続部保護用ライナーを提供することにある。
「問題点を解決するための手段」 かかる目的を達成するために、本考案の保護用
ライナーは、ライナー本体と、不透水性を有する
防湿シートとをこれらの両端部を除く部分におい
て互いに接着し、ライナー本体の両端部に多数の
切り込みを設けたものである。
「作用」 上記保護用ライナーは、防湿シートの両端部を
折り返した状態でライナー本体を内側にして接続
部の周りに巻回し、ライナー本体の両端部に補助
テープ等を巻き付けてこの両端部を成形した後、
防湿シートの折り返しを戻すことにより、表面全
体が防湿シートで一様に覆われた状態の支持殻を
形成できる。
「実施例」 以下、本考案の一実施例を第1図〜第6図に基
づいて説明する。
第1図は、本考案に係わる保護用ライナーを示
し、図中符号11はライナー本体である。このラ
イナー本体11は、厚紙あるいはプラスチツクシ
ート(例えば厚さ1.2mm程度のポリプロピレンシ
ート)であり、丸めた時に熱収縮性スリーブの収
縮力を支持できる程度の剛性を持つている。ま
た、このライナー本体11の両端部には、両端部
を結ぶ方向に延びる切り込み12が前記結ぶ方向
と直交する方向に等間隔をおいて多数形成され、
これら切り込み12の間の部分が折曲可能な舌片
13となつている。そして、このライナー本体1
1に、ライナー本体11とほぼ同じ大きさの防湿
シート14が重ね合わされ、これらライナー本体
11と防湿シート14の各々の両端部を除く部分
(第1図符号Aで示す範囲)が、第2図の如く接
着層15を介して互いに接着されている。前記防
湿シート14は、ライナー本体11に隣り合う補
強用プラスチツク層(例えば厚さ12μ程度のポリ
エチレンテレフタレートの層)16の上に、湿気
遮断層(例えば厚さ25μ程度のアルミニウム箔)
17を積層し、さらにこの上に熱融着層(例えば
厚さ45μ程度のポリエチレンの層)18を積層し
た多層構造をなしており、主として湿気遮断層1
7の作用により不透水性を備えている。
このように構成された保護用ライナーを使用す
る場合は、まず、防湿シート14の両端部を第1
図鎖線の如く外側に折り返しておき、この状態で
保護シートをケーブル4,4の接続部5の周りに
巻回して第3図の如く接続部5を取り囲む筒を形
成する。ただし、このときライナー本体11が内
側になるように、かつ、舌片13が周方向に並ぶ
ように巻回する。そして、第4図の如く全ての舌
片13をケーブル4に当接させるまで半径方向内
方に折り曲げて前記筒の両端部を窄め、この状態
で舌片13の上に補助テープ(塩化ビニルテー
プ)7を巻き付けて折り曲げた状態に固定する。
次いで、前記防湿シート14の折り返しを元に戻
して補助テープ7の上、すなわち、ライナー本体
11の両端部を覆い、第5図の如く表面が防湿シ
ート14で一様に覆われた支持殻19を形成す
る。つまり、この保護用ライナーは、切り込み1
2の存在する部分(ライナー本体11の両端部)
が使用時に防湿シート14で覆われるため、この
両端部の防湿性能が向上して他の部分とほぼ同様
の性能となり、かつ、この保護用ライナーで形成
した支持殻19の上に、第6図の如くチユーブ状
またはシート状の熱収縮性スリーブ20を被せて
収縮させた場合に、支持殻の表面(熱融着層1
8)に熱収縮性スリーブ20の内層が良好に付着
する。
なお、上記実施例では補強用プラスチツク層1
6の上に湿気遮断層17を積層したが、湿気遮断
層17の上に補強用プラスチツク層16を積層
し、この上に熱融着層18を積層してもよい。ま
た、防湿シート14の両端部におけるライナー本
体11と対向する面に、感圧性接着剤の層を設け
てもよく、さらに、ライナー本体11を熱可塑性
プラスチツクで形成した場合には、ライナー本体
11と熱融着層18との間に独立発泡型プラスチ
ツク等の断熱層を設けてもよい。
「考案の効果」 以上説明したように本考案によれば、紙あるい
はプラスチツクシート等であるライナー本体と、
不透水性を有する防湿シートとをこれらの両端部
を除く部分において互いに接着し、ライナー本体
の両端部に多数の切り込みと設けたので、次のよ
うな優れた効果を得ることができる。
防湿シートの両端部を折り返した状態でライ
ナー本体を内側にして接続部の周りに巻回し、
ライナー本体の両端部に補助テープ等を巻き付
けてから、防湿シートの折り返しを戻すことに
より、表面全体が防湿シートで一様に覆われた
状態の支持殻を形成することができる。従つ
て、両端部の防湿性能が向上して、接続部を湿
気から確実に守ることができる。
表面全体が防湿シートで一様に覆われた状態
の支持殻を形成できるから、両端部に熱収縮性
スリーブの内層が良好に付着し、熱収縮性スリ
ーブを確実に補強することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第6図は本考案の一実施例を示し、第
1図は保護用ライナーの斜視図、第2図は第1図
の−線矢視図、第3図〜第5図は使用方法を
説明する斜視図、第6図は熱収縮性スリーブを被
せた状態の縦断面図、第7図は従来の保護用ライ
ナーの一部を断面にした斜視図、第8図は同じく
使用方法を説明する斜視図である。 4……ケーブル、5……接続部、7……補助テ
ープ、11……ライナー本体、12……切り込
み、13……舌片、14……防湿シート、16…
…補強用プラスチツク層、17……湿気遮断層、
18……熱融着層、20……熱収縮性スリーブ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ケーブル4の接続部5を熱収縮性スリーブ20
    で被覆する際に、熱収縮性スリーブの下で接続部
    の周りに巻回されて接続部を取り囲む保護用ライ
    ナーであつて、巻回時に熱収縮性スリーブの収縮
    力を支持できる剛性を持つシート状のライナー本
    体11と、不透水性を有する防湿シート14とを
    これらの両端部を除く部分において互に接着し、
    前記ライナー本体の両端部には、両端部を結ぶ方
    向に延びる多数の切り込み12を設けたことを特
    徴とするケーブル接続部保護用ライナー。
JP12324285U 1985-08-10 1985-08-10 Expired JPH0321170Y2 (ja)

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JP12324285U JPH0321170Y2 (ja) 1985-08-10 1985-08-10

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JP12324285U JPH0321170Y2 (ja) 1985-08-10 1985-08-10

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Publication Number Publication Date
JPS6233635U JPS6233635U (ja) 1987-02-27
JPH0321170Y2 true JPH0321170Y2 (ja) 1991-05-08

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JP12324285U Expired JPH0321170Y2 (ja) 1985-08-10 1985-08-10

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JP6724771B2 (ja) 2016-12-22 2020-07-15 住友電装株式会社 ワイヤハーネス

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JPS6233635U (ja) 1987-02-27

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