JPH0322095Y2 - - Google Patents

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JPH0322095Y2
JPH0322095Y2 JP1985175523U JP17552385U JPH0322095Y2 JP H0322095 Y2 JPH0322095 Y2 JP H0322095Y2 JP 1985175523 U JP1985175523 U JP 1985175523U JP 17552385 U JP17552385 U JP 17552385U JP H0322095 Y2 JPH0322095 Y2 JP H0322095Y2
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JP
Japan
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heat
surface material
lid
shrinkable film
composite
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JP1985175523U
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JPS6282924U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、紙、金属箔、合成樹脂フイルムな
どの複合材料を平巻き、或はスパイラル巻して缶
胴部材を作成し、適当な長さに切断された缶胴の
両端に、金属蓋を巻締めして形成したコンポジツ
ト缶又はフアイバー缶に関する。
〔従来の技術とその問題点〕
従来のコンポジツト缶は、缶胴を形成する外面
材の側縁断面が露出しているため、例えばレトル
ト殺菌を行なうと、側縁から水が浸透するので、
これを防止する手段として、例えば実開昭59−
96111号公報に開示されているように、熱収縮フ
イルムで缶胴部を被覆することが提案されてい
る。
しかしながら、このような手段を施しても、熱
収縮フイルムの上下端と缶との間には隙間が生じ
るため、水の侵入は避けられず、それがさらに前
述の外面材の側縁や、蓋の巻締部から缶内部に浸
入して、缶の強度を弱めると共に気密性を害する
と言う問題がある。
この考案の目的は、上記の問題を解決し、水な
どの浸透を完全に防止したコンポジツト缶を提供
することである。
〔目的を達成するための手段〕
上記の目的を達成するため、この考案において
は、柔軟性のある複合シートを平巻き又はスパイ
ラル巻きして形成した缶胴の少なくとも両端まで
熱収縮フイルムによつて缶胴外周を被覆し、天地
蓋の外周部の巻締部によつて、缶胴端部を熱収縮
フイルムと共に挾持してコンポジツト缶を構成し
たのである。
〔実施例〕
最初に、この考案に係るコンポジツト缶の作成
方法について説明する。
まず、第1図に示すように、長尺の缶胴部材A
に熱収縮フイルムからなるチユーブBを被せ、熱
収縮せしめて、缶胴部材Aの外周にぴつたりと密
着させる。そして、これを、図の鎖線で示すよう
に、一個の缶胴に相当する長さに切断する。
この缶胴1の断面構造は、第2図及び第3図に
示すように、内面材2、ライナー材3、外面材4
及び熱収縮フイルム5から成つている。図中、
2′,4′は、内面材2及び外面材4のそれぞれ重
ね合せ部であり、3′は、ライナー材3の突き合
せ部である。
前記内面材2は、例えば合成樹脂フイルムとア
ルミニウム箔及び紙の積層体であり、前記重ね合
せ部2′において、一方の側縁部を折り返し、ア
ルミニウム箔や紙の側縁が露出しないようにして
ある。また、ライナー材3は、例えば厚紙より成
り、外面材4は、例えば紙と金属箔及び印刷層の
積層体である。
なお、缶胴1の構造には上述の他に、例えば第
8図に示すように、内面材2を2″部で突き合わ
せ、その上にシーリングテープ10を接着するこ
とにより内面材2の側縁が露出しないようにする
こともでき、この場合上述の構造と比べて内面材
の重ね合わせ部2″の段差を減少させることが可
能となるが、他の任意の構造も採りうる。
内面材2、ライナー材3、外面材4の材料及び
積層構造も自由である。
上述のようにして得られた缶胴1は、その両端
まで完全に熱収縮フイルム5によつて被覆されて
おり、次に、この両端部を、第4図に示すよう
に、外側へカールさせて、巻縁(まきぶち)6を
形成し、この巻縁6の外面、端面及び内面を、第
5図で示すように金属蓋8の外周部で巻締めて挾
持する。このとき、ラバーコンパウンド7や接着
剤などを巻縁6と蓋8の巻締部9との間に充填し
ておくのがよい。
上記のようにして、蓋8で巻締めたとき、第2
図から理解されるように、熱収縮フイルム5が、
外面材4の重ね合せ部4′に生じる段差を平坦化
しているので、巻締部9における蓋8と缶胴1と
の密着性が良好となる。
この密着性をさらに改良するため、缶胴1の両
端部の内面を一部分熱収縮フイルム5で被覆する
のが良い。上述と同様に、内面材2の重ね合せ部
2′に生じる段差を、熱収縮フイルム5で覆うこ
とによつて平坦化できるからである。第6図は、
このようにして缶胴1の両端部の内面を被つた
後、巻縁6を形成した状態を示し、第7図は、そ
れに蓋8を取り付けたものである。
なお、巻縁6は、必ずしも形成する必要はな
く、缶胴1の両端にそのまま天地蓋を巻締めて取
り付けることができる。
〔効果〕
この考案によれば、以上のように、缶胴の少な
くとも両端まで熱収縮フイルムで被覆し、その上
から天地蓋を巻締めて缶胴端部を熱収縮性フイル
ムと共に挾持したので、熱収縮フイルムが缶胴の
外面材の段差を平坦化して、巻締部における蓋と
の密着性が良くなり、また接着されていない熱収
縮フイルムの端部は、巻締部の内部に隠れるの
で、そこから水分等が浸透する恐れはなくなり、
従つて蓋の密閉性、防水性が完全となるため、缶
胴が熱収縮フイルムで被覆されていることとあい
まつて、レトルト殺菌などにも耐えうると共に、
耐久性が向上するので長期保存にも好適な容器が
得られる等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は缶胴部材に熱収縮フイルムから成るチ
ユーブを被せて密着させた状態を示す斜視図、第
2図は缶胴の拡大横断面図、第3図は缶胴の部分
拡大断面図、第4図は缶胴の端部の一部拡大縦断
面図、第5図は同上に蓋を取り付けた状態を示す
一部拡大縦断面図、第6図は第4図の他の例を示
す同様の図、第7図は同上に蓋を取り付けた状態
を示す一部拡大縦断面図、第8図は缶胴の他の例
を示す拡大横断面図である。 A……缶胴部材、B……熱収縮フイルムから成
るチユーブ、1……缶胴、2……内面材、2′…
…内面材の重ね合せ部、3……ライナー材、4…
…外面材、4′……外面材の重ね合せ部、5……
熱収縮フイルム、6……巻縁、8……蓋、9……
巻締部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 柔軟性のある複合シートを平巻き又はスパイラ
    ル巻きして形成した缶胴の少くとも両端まで熱収
    縮フイルムによつて缶胴外周を被覆し、天地蓋の
    外周部の巻締部によつて、缶胴端部を前記熱収縮
    フイルムと共に挾持したことから成るコンポジツ
    ト缶。
JP1985175523U 1985-11-13 1985-11-13 Expired JPH0322095Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985175523U JPH0322095Y2 (ja) 1985-11-13 1985-11-13

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JP1985175523U JPH0322095Y2 (ja) 1985-11-13 1985-11-13

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6282924U JPS6282924U (ja) 1987-05-27
JPH0322095Y2 true JPH0322095Y2 (ja) 1991-05-14

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ID=31114925

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JP1985175523U Expired JPH0322095Y2 (ja) 1985-11-13 1985-11-13

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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4950358U (ja) * 1972-08-04 1974-05-02
JPS5996111U (ja) * 1982-12-20 1984-06-29 東洋アルミニウム株式会社 包装用缶

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6282924U (ja) 1987-05-27

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