JPH0140817Y2 - - Google Patents
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- JPH0140817Y2 JPH0140817Y2 JP1982181220U JP18122082U JPH0140817Y2 JP H0140817 Y2 JPH0140817 Y2 JP H0140817Y2 JP 1982181220 U JP1982181220 U JP 1982181220U JP 18122082 U JP18122082 U JP 18122082U JP H0140817 Y2 JPH0140817 Y2 JP H0140817Y2
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- Expired
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Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
- Packages (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
近時、紙カツプの用途としてフライドチキン等
油で揚げたてのものを収納して販売に供する場合
がある。この場合充分な油切り、水切りをしてい
ないため、紙カツプ内面が未処理であると、油
分、水分が紙カツプの胴部、底部に滲透し、甚し
い場合には外面に迄滲出し外観を損うだけでなく
カツプの強度を劣化させてしまう。又、紙カツプ
内面に耐油、耐水処理をした場合、揚物内容物よ
り発生した若干の水蒸気が容器に吸収されないで
内容物に再付着するため、風味、外観を損うこと
がある。
油で揚げたてのものを収納して販売に供する場合
がある。この場合充分な油切り、水切りをしてい
ないため、紙カツプ内面が未処理であると、油
分、水分が紙カツプの胴部、底部に滲透し、甚し
い場合には外面に迄滲出し外観を損うだけでなく
カツプの強度を劣化させてしまう。又、紙カツプ
内面に耐油、耐水処理をした場合、揚物内容物よ
り発生した若干の水蒸気が容器に吸収されないで
内容物に再付着するため、風味、外観を損うこと
がある。
これに対処するため一般には胴部の紙を厚くす
るか、比較的薄い紙を接着剤で二重に貼合せて胴
部を形成する第1図のような方法がとられてい
る。但し前者は厚紙であることから胴シール、底
成型トツプカール工程等、成型性に難がある。後
者は薄紙の二重貼りであることから成型性の向上
は図れるが、前者と同様、吸収性を考慮して密度
の低い紙を使用せざるを得ないことから、吸湿に
依るカツプ強度の劣下は避けられない。
るか、比較的薄い紙を接着剤で二重に貼合せて胴
部を形成する第1図のような方法がとられてい
る。但し前者は厚紙であることから胴シール、底
成型トツプカール工程等、成型性に難がある。後
者は薄紙の二重貼りであることから成型性の向上
は図れるが、前者と同様、吸収性を考慮して密度
の低い紙を使用せざるを得ないことから、吸湿に
依るカツプ強度の劣下は避けられない。
本考案の考案者は以上を改善すべく本考案を考
案した。図により本考案の一実施例を説明する
と、第2図乃至第6図に示すように、胴部は胴外
層1と胴内層2とからなり、胴内層2には未加工
紙5を使用し、胴外層1には、第3図に示すよう
に内側にポリエチレン等の熱可塑性合成樹脂層4
を積層した紙3又は第4図に示すようにポリエチ
レン等の熱可塑性合成樹脂層7,9間にアルミニ
ウム箔層8を積層した層を内側に有する紙3を用
いる。而して、胴内層2と胴外層1とは相互に接
着していない。尚、胴内層2と胴外層1とは第6
図に示すように底部とトツプ部とにおけるそれぞ
れの関係位置をずらして配置してある。この胴部
を使用し、底付、トツプカールをして最終製品と
している。
案した。図により本考案の一実施例を説明する
と、第2図乃至第6図に示すように、胴部は胴外
層1と胴内層2とからなり、胴内層2には未加工
紙5を使用し、胴外層1には、第3図に示すよう
に内側にポリエチレン等の熱可塑性合成樹脂層4
を積層した紙3又は第4図に示すようにポリエチ
レン等の熱可塑性合成樹脂層7,9間にアルミニ
ウム箔層8を積層した層を内側に有する紙3を用
いる。而して、胴内層2と胴外層1とは相互に接
着していない。尚、胴内層2と胴外層1とは第6
図に示すように底部とトツプ部とにおけるそれぞ
れの関係位置をずらして配置してある。この胴部
を使用し、底付、トツプカールをして最終製品と
している。
以上を工程を追つて以下に詳しく説明する。
先ず、胴内層2には極力密度の低い未加工紙5
を使用し、第7図に示すように扇形に打抜かられ
たブランクを使用する。又、胴外層1となる第8
図のブランクはコーン状に巻かれた際、内側とな
る片面にポリエチレン等の熱可塑性樹脂層4又は
ポリエチレン等の熱可塑性合成樹脂層7,9間に
アルミニウム箔層8を積層した層を設けた紙3か
らなる。成型に当つては、第7図に示すように胴
内層2に接着剤20を塗布した後雄型上で巻付接
着する。次いで、胴外層1となる第8図のブラン
クは第6図、第9図の関係位置に示すように胴内
層2上に巻付け、その貼着部21を熱シールす
る。但し、胴外層1は別工程で巻付シールした
後、胴内層2上に嵌込んでもよい。
を使用し、第7図に示すように扇形に打抜かられ
たブランクを使用する。又、胴外層1となる第8
図のブランクはコーン状に巻かれた際、内側とな
る片面にポリエチレン等の熱可塑性樹脂層4又は
ポリエチレン等の熱可塑性合成樹脂層7,9間に
アルミニウム箔層8を積層した層を設けた紙3か
らなる。成型に当つては、第7図に示すように胴
内層2に接着剤20を塗布した後雄型上で巻付接
着する。次いで、胴外層1となる第8図のブラン
クは第6図、第9図の関係位置に示すように胴内
層2上に巻付け、その貼着部21を熱シールす
る。但し、胴外層1は別工程で巻付シールした
後、胴内層2上に嵌込んでもよい。
胴外層1、胴内層2の上下関係位置は第6図に
示すように底部の胴外層1は胴内層2よりh1だ
け長くする。h1は任上りカツプの底寸法Hに対
し稍h1>Hとする。又、トツプ部の胴内層2は
胴外層1よりh2だけ長くする。h2はトツプカー
ル部30の太さに合せて2〜5m/mとする。同
じくそれぞれの円周方向位置は、第9図に示すよ
うにそれぞれの胴貼位置をずらす。
示すように底部の胴外層1は胴内層2よりh1だ
け長くする。h1は任上りカツプの底寸法Hに対
し稍h1>Hとする。又、トツプ部の胴内層2は
胴外層1よりh2だけ長くする。h2はトツプカー
ル部30の太さに合せて2〜5m/mとする。同
じくそれぞれの円周方向位置は、第9図に示すよ
うにそれぞれの胴貼位置をずらす。
次に底付工程について説明すると、第3図、第
4図に示すように未加工紙6又はポリエチレン等
の熱可塑性合成樹脂層10,12間にアルミニウ
ム箔層11を積層した層を外側に有する底紙6を
通常の紙カツプ成型と同じ方法で胴部に接着す
る。而して、第3図に示すカツプの場合には底紙
6の内面と胴内層2たる未加工紙6との間は接着
剤で接着し、底紙6の外面と胴外層1との間は熱
可塑性合成樹脂層4の熱溶融接着で接着する。第
4図に示すカツプの場合には底紙6の内面と胴内
層2たる未加工紙5との間は第3図の場合と同じ
く接着剤で接着し、底紙6の外面と胴外層1との
間は熱可塑性合成樹脂層9,10の熱溶融接着で
接着する。
4図に示すように未加工紙6又はポリエチレン等
の熱可塑性合成樹脂層10,12間にアルミニウ
ム箔層11を積層した層を外側に有する底紙6を
通常の紙カツプ成型と同じ方法で胴部に接着す
る。而して、第3図に示すカツプの場合には底紙
6の内面と胴内層2たる未加工紙6との間は接着
剤で接着し、底紙6の外面と胴外層1との間は熱
可塑性合成樹脂層4の熱溶融接着で接着する。第
4図に示すカツプの場合には底紙6の内面と胴内
層2たる未加工紙5との間は第3図の場合と同じ
く接着剤で接着し、底紙6の外面と胴外層1との
間は熱可塑性合成樹脂層9,10の熱溶融接着で
接着する。
次いで、トツプカール部30は通常の紙カツプ
と同様の方法で巻締加工する。この際、第3図に
示すように胴内層2のトツプ部を胴外層1のトツ
プ部よりh2だけ長くしたため、第5図に示すよ
うに胴内層2は胴外層1よりも深くカールする。
と同様の方法で巻締加工する。この際、第3図に
示すように胴内層2のトツプ部を胴外層1のトツ
プ部よりh2だけ長くしたため、第5図に示すよ
うに胴内層2は胴外層1よりも深くカールする。
本考案は上述の構成を有するため次のような顕
著な諸効果を有する。
著な諸効果を有する。
(1) 最内層が未加工紙であるため、内容物として
水分、油分のあるものを入れた際に、該水分、
油分を容易に吸収できる。又、胴外層の内面に
樹脂層があるため、吸収された水分、油分は胴
外層に転移しない。
水分、油分のあるものを入れた際に、該水分、
油分を容易に吸収できる。又、胴外層の内面に
樹脂層があるため、吸収された水分、油分は胴
外層に転移しない。
従つて胴外層の部分は初期の強度を保持でき
る。すなわち、内容物の水分、油分を充分吸収
でき、且つカツプ強度の劣化の少ない紙カツプ
を得ることができる。
る。すなわち、内容物の水分、油分を充分吸収
でき、且つカツプ強度の劣化の少ない紙カツプ
を得ることができる。
(2) 底部で胴外層と胴内層の寸法をずらすことに
より、総厚みの厚い胴を使用しても良好な底カ
ール、底締めが可能である。又、第4図に示す
様、胴外層にアルミニウム箔層を設ければ、バ
リアー性を有し、且つ内容物の水分、油分を吸
収しうる紙カツプを得ることができる。
より、総厚みの厚い胴を使用しても良好な底カ
ール、底締めが可能である。又、第4図に示す
様、胴外層にアルミニウム箔層を設ければ、バ
リアー性を有し、且つ内容物の水分、油分を吸
収しうる紙カツプを得ることができる。
(3) トツプカール部の胴外層、胴内層の寸法をず
らすことにより、総厚みの厚い胴を使用しても
良好なトツプカールが得られる。
らすことにより、総厚みの厚い胴を使用しても
良好なトツプカールが得られる。
第1図は従来の二重紙カツプの側断面図、第2
図、第3図、第5図乃至第9図は本考案の一実施
例を表し、第2図は側断面図、第3図及び第5図
は一部切欠拡大側断面図、第6図乃至第9図は組
立途中の状態を示し、第6図は側断面図、第7図
及び第8図は平面図、第9図は斜視図であり、第
4図は本考案の他の実施例の一部切欠拡大側断面
図である。 図の主要な部分を表わす符号の説明、1……胴
外層、2……胴内層、3……紙、4,7,9,1
0,12……熱可塑性合成樹脂層、5……未加工
紙、6……底紙、8,11……アルミニウム箔
層、20……接着剤、21……貼着部、30……
トツプカール部。
図、第3図、第5図乃至第9図は本考案の一実施
例を表し、第2図は側断面図、第3図及び第5図
は一部切欠拡大側断面図、第6図乃至第9図は組
立途中の状態を示し、第6図は側断面図、第7図
及び第8図は平面図、第9図は斜視図であり、第
4図は本考案の他の実施例の一部切欠拡大側断面
図である。 図の主要な部分を表わす符号の説明、1……胴
外層、2……胴内層、3……紙、4,7,9,1
0,12……熱可塑性合成樹脂層、5……未加工
紙、6……底紙、8,11……アルミニウム箔
層、20……接着剤、21……貼着部、30……
トツプカール部。
Claims (1)
- 胴内層が紙であり胴外層は内面側に液体不透過
層を有する紙で形成されるカツプであつて、胴内
層と胴外層とを相互に接着せずに上下位置をやや
ずらして重ね合わせ、カツプ底部においては、胴
部の胴外層のみを内側にカールすることにより、
底板を胴内層と胴外層に挟んで胴部に接着接合さ
せ、トツプカール部は胴内層のカール量を胴外層
のカール量よりもわずかに大としたことを特徴と
する二重紙カツプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18122082U JPS5987418U (ja) | 1982-11-30 | 1982-11-30 | 二重紙カツプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18122082U JPS5987418U (ja) | 1982-11-30 | 1982-11-30 | 二重紙カツプ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5987418U JPS5987418U (ja) | 1984-06-13 |
JPH0140817Y2 true JPH0140817Y2 (ja) | 1989-12-05 |
Family
ID=30392742
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18122082U Granted JPS5987418U (ja) | 1982-11-30 | 1982-11-30 | 二重紙カツプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5987418U (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
SE1050510A1 (sv) * | 2010-05-21 | 2011-11-22 | Stora Enso Oyj | Behållare och metod för att tillverka en behållare |
JP5951326B2 (ja) * | 2012-04-05 | 2016-07-13 | 東罐興業株式会社 | 断熱容器の製造装置及び製造方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5149275B2 (ja) * | 1974-11-28 | 1976-12-25 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5149275U (ja) * | 1974-10-09 | 1976-04-13 |
-
1982
- 1982-11-30 JP JP18122082U patent/JPS5987418U/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5149275B2 (ja) * | 1974-11-28 | 1976-12-25 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5987418U (ja) | 1984-06-13 |
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