JPH03211264A - 低粗度合金化溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法 - Google Patents

低粗度合金化溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法

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JPH03211264A
JPH03211264A JP600290A JP600290A JPH03211264A JP H03211264 A JPH03211264 A JP H03211264A JP 600290 A JP600290 A JP 600290A JP 600290 A JP600290 A JP 600290A JP H03211264 A JPH03211264 A JP H03211264A
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JP
Japan
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alloying
layer
steel sheet
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enriched
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Pending
Application number
JP600290A
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English (en)
Inventor
Manabu Ohori
大堀 学
Koichi Hashiguchi
橋口 耕一
Hajime Kimura
肇 木村
Koji Yamato
康二 大和
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、自動車用鋼板などの表面プロフィル制御が必
要とされる分野で用いる低粗度合金化溶融亜鉛めっき鋼
板の製造方法に関する。
〈従来の技術〉 最近、車体の防錆能向上のため、厚目付(目付量40 
g/a”以上)の合金化溶融亜鉛めっき(以下、GAと
称することがある)鋼板が、自動車用内板はもちろん外
板にも使用され始め、GA#4板に対する品質要求が、
従来の冷延鋼板差に厳しくなりつつある。
種々の品質特性の中で、塗装後鮮映性やプレス時の摺動
性は、鋼板の粗度なと、表面プロフィルに大きく影響さ
れることが知られており、既に、冷延鋼板では、スキン
パス時の表面プロフィル制御による品質向上が図られて
いる。
一方、合金化溶融亜鉛めっき鋼板でも、表面プロフィル
制御技術によって品質向上を図る試みがなされている。
一例をあげると、本出願人による特願平1−98088
号および特願平1−98085号がある。 本出願人は
、特願平1−98088号において、スキンバス1回目
にはブライトロールヲ用い、2回目にプロフィル1II
JalL、たロールを用いる2回スキンパス法を、また
、特願平1−98085号において、GA衣表面研摩に
よって平坦化した後、プロフィル制御したロールでスキ
ンパスを行なう方法を提案している。
これらの方法により、GA錆鋼板、任意に制御された表
面プロフィルを付与できるようになった。
〈発明が解決しようとする課題〉 上述の如く、冷延鋼板では、表面プロフィルft1lI
#による品質向上が図られており、GA錆鋼板おいても
、同様の試みがなされている。
GA錆鋼板場合、表層のZnめっき層が加熱処理(合金
化処理)によってZn−Fe系の非常に硬い合金層に変
化すると同時に、表面の凹凸、つまり粗度が非常に大き
くなる。 このため、平坦化処理を伴なわない通常のス
キンパスによっては、所定の範囲に制御した表面プロフ
ィルをGA錆鋼板転写することが困難である。 そこで
、上述の従来技術では、合金化終了後に表面平坦化の工
程を加え、表面プロフィル制御を容易ならしめようとし
た。
一方、本発明は、表面平坦化に対するめっき条件および
合金化条件の影響に着目してなされたものであり、GA
錆鋼板合金化終了時の表面粗度を小さくする方法に特徴
を有する、スキンパスによる表面プロフィル制御が容易
な低粗度合金化溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法の提供を
目的とする。
く課題を解決するための手段〉 本発明者らは、GAp板の表面プロフィル制御を困難に
している原因が、スキンパス前のGA衣表面つまりめっ
き合金化後の表面が粗いことにあるという認識を基に、
合金化後の表面粗度を小さくするめっきおよび合金化条
件について種々の検討を行い、本発明に至った。
本発明は、合金化溶融亜鉛めっき鋼板の製造に際し、め
っき後合金化直前のAIl冨化屡の量がAl量で0.2
g/11’以下となるめっきを施した後、500℃以下
の温度で合金化することを特徴とする低粗度合金化溶融
亜鉛めっき鋼板の製造方法を提供するものである。
以下に、本発明の詳細な説明する。
はじめに、本発明の重要な構成要件であるAl冨化層に
ついて述べる。
GAg板は、鋼板を溶融Zn浴に浸漬後、浴上で目付調
整し、さらに加熱処理を行って製造される。 浴浸漬後
のめっき層断面構造と合金化処理によるその変化を、模
式的断面図として、第1a図〜1410図に示す*  
N 1a図に示すように、めっき直後は、鋼板1とZn
めっき層2との界面に、Aj2富化層3と呼ばれるFe
−Aj1合金からなる粗い層が生成されている。 この
ような溶融亜鉛めっき鋼板に合金化処理を施すと、第1
b図に示すように、AfL冨化層にかわって徐々にZn
−Fe合金層4が生成される。 そして、最終的には、
第1C図に示すように、AJZ冨化層3がなくなり、め
っき層は全てZn−Fe合金層4となる。 なお、Al
lはZn−Fe合金層4中に拡散する。
Aj2冨化層は、ZnとFeとの親和力より浴中に微量
含まれるAnとFeとの親和力の方が強いために生成す
る層であり、その付着生成量は、Af富化層中のAfL
量で示される(以後、このAj2富化層中のAll量を
AfL富化量と称す)。 Al富化量は、めっき条件に
影響され、−船釣には、浴中Al濃度が高く、浸漬時間
が長いほど多くなることが知られている。
本発明においては、Al冨化量と、合金化時の温度をコ
ントロールすることにより、スキンパス前のGA錆鋼板
表面粗度を小さくする。
そして、その後、所望の表面プロフィルに制御したロー
ルを用いてスキンパスを行なえばよい。 すなわち、侵
入板温、浴中Aj2濃度、浴温、および浸漬時間等を最
適化することにより、AfL富化量が0.2g/a+”
以下となるよう溶融亜鉛めっきを施し、かつ、500℃
以下の温度で合金化を行なうことにより、スキンバス前
のGAtI4板の表面粗度を小さくする。 Al富化量
を0.2g/m’以下とするには、適宜条件を選べばよ
いが、連続溶融めフきラインであれば、例えば侵入板温
440〜540℃、浸漬時間2.8〜6.6秒、浴中A
ll濃度0.08〜0.14wt%、浴温450〜48
0℃で溶融亜鉛めつきを施せばよい。
ところで、本発明におけるALL冨化量化量金化温度の
限定は、実験事実よりなされたものである。
第2図には、Al富化量と合金化後の表面粗度との関係
を、また、第3図には、合金化温度と表面粗度との関係
を示す。 また、スキンパスによる表面プロフィル制御
性の観点から、GA鋼板のスキンパス前の表面粗度Ra
の上限は2μmとされる。 そこで、第2図および第3
図から対応するAIL冨化量化量金化温度を求めると、
それぞれの上限が、0.2g/m’、500℃となる。
 これら両回子は、それぞれ低いほど表面粗度が減少し
、好ましいが、合金化温度は、440℃より低い場合は
合金化に要する時間が著しく長くなり、非実用的となる
ため、440℃以上であることが好ましい。 このよう
にして得られた低粗度GA鋼板表面を所望のプロフィル
とするための合金化後のスキンパスは、通常の方法で行
なえばよい。
本発明においては、AIt富化量を少なくし、かつ合金
化温度を低くすることにより、スキンパス前のGA鋼板
表面粗度を小さくするが、これにより、合金化後のスキ
ンパスによるGA@板の表面プロフィル制御が容易とな
る。
なお、本発明で用いる基板鋼板あるいは銅帯は、特に限
定されず、通常の極低炭素鋼、低炭素鋼、高張力鋼など
を用いればよい。
〈実施例〉 以下に、実施例により、本発明を具体的に説明する。
(実施例) 極低炭素鋼に、連続溶融Znめっきラインでめっき(目
付量60g/鳳2)および合金化処理を行い、Al富化
量、合金化条件と合金化後の表面粗度の関係を調べた。
 なお、Al富化量の測定は、めっき後合金化処理を施
さない条件で通板した部分について、また、合金化後の
表面粗度は、スキンパスをかけずに通板することにより
、それぞれ調べた。
めっき時の浴中Al濃度は、第1表に示すように、0.
08〜0.14wt%の範囲内とし、その他のめっき条
件、例えば鋼板の温浸入板温や浸漬時間など、AJZ冨
化量化量響する諸条件も第1表に示した。 結果は第1
表および第2図、第3図に示した。
第1表および第2図から明らかなように、AIl富化量
が0.2g/m”超となると、合金化後の表面粗度Ra
が2μmを超えて大きくなる。
また、第1表および′s3図から明らかなように、合金
化後の表面粗度Raは、合金化時の温度が高いほど大き
くなり、500℃超では、AIL冨化量化量く小である
場合を除き、Raが2μm以上となる。
このように、Al富化量と合金化温度の両者が本発明の
範囲内の場合に初めて、スキンパス前の表面粗度Raが
小さくなり、その結果、スキンバスによる表面プロフィ
ル制御が容易となる。
〈発明の効果〉 本発明により、スキンバスによる表面プロフィル制御が
容易な低粗度合金化溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法が提
供される。
本発明により、スキンバス前のGA表面粗度を小さくす
ることができ、その結果、スキンバスによる表面プロフ
ィル制御が容易となるので、従来は困難であったGA鋼
板への良好な塗装後鮮映性や良好な摺動性の付与が可能
となった。
【図面の簡単な説明】
第1a図、ilb図および第1C図は、めっき処理から
合金化処理に到る過程のめっき層断面構造を示す模式的
断面図である。 第2図は、AfL富化量と合金化後のGA表面粗度との
関係を示すグラフである。 N3図は、合金化温度と合金化後のGA表面粗度との関
係を示すグラフである。 符号の説明 1・・・鋼板、 2・・・Znめっき層、 3・・・Al冨化層、 4・・・Zn−Fe合金層 F I G、 1a FIG、2 FIG、3 合金化温度 (0C)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)合金化溶融亜鉛めっき鋼板の製造に際し、めっき
    後合金化直前のAl富化層の量がAl量で0.2g/m
    ^2以下となるめっきを施した後、500℃以下の温度
    で合金化することを特徴とする低粗度合金化溶融亜鉛め
    っき鋼板の製造方法。
JP600290A 1990-01-11 1990-01-11 低粗度合金化溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法 Pending JPH03211264A (ja)

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WO1995001462A1 (fr) * 1993-06-30 1995-01-12 Nkk Corporation Tole d'acier ayant une excellente aptitude au moulage-pressage et etant revetue d'un alliage de fer et de zinc allies par immersion a chaud, et son procede de fabrication
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