JPH03210418A - 車両の走行誘導装置 - Google Patents
車両の走行誘導装置Info
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- JPH03210418A JPH03210418A JP27245590A JP27245590A JPH03210418A JP H03210418 A JPH03210418 A JP H03210418A JP 27245590 A JP27245590 A JP 27245590A JP 27245590 A JP27245590 A JP 27245590A JP H03210418 A JPH03210418 A JP H03210418A
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Landscapes
- Traffic Control Systems (AREA)
- Navigation (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
本発明は、車両の走行誘導装置に関し、特に、表示装置
を備えた誘導装置における表示方法の改良に関する。
を備えた誘導装置における表示方法の改良に関する。
今、自動車を運転しながら成る目的地に向かって走行し
ている状況を状況を考えてみると、ドライバーは自動車
という外界と孤立した孤独な空間の中で、見知らぬ土地
を地図と道路標識、それに風景ぐらいを頼りに、ひたす
ら意図する目的地に向かフてアクセルを踏んでいる状態
であると言えるであろう。つまり、コンピューター、デ
ータ通信が発達して情報過多とまで言われる今日に至っ
ても、自動車運転における情報不足は自動車が発明され
た当時と殆ど変わっていないということになる。 このような事情に鑑み、最近になって漸く所謂ナビゲイ
ションシステムと呼ばれるドライビング補助システムの
開発が盛んに行なわれるようになってきている。 このナビゲーションシステムには、例えば地磁気の磁気
ベクトルの水平成分を検出し、それを方位パラメータと
して利用する方式のもの(以下、地磁気方式という)や
、ヘリュームガスの慣性を利用したガスレートジャイロ
を方位センサに使用して方位を検出する方式のもの(以
下、慣性航法方式という)などがある。また、最近注目
されておるナビゲーション方式に、少なくとも3個の軌
道衛星(航法衛星という)を使用して、地球上のいかな
る場所でも正確な位置を検出でざるようにしたGPS方
式(グローバル・ボジショニング・システム)がある。 これらの各方式は何れも走行中の自車位置をどのように
して検出、認識するかの相違に基づく区分であり、その
点を除くと基本的には共通する部分が多い。 ナビゲーションシステムは、先ず、車両の走行案内情報
としての多数枚のカラー地図データを記憶したCD−R
OM再生装置を備えているとともに、目的地を設定する
手段や、設定された目的地を認識する目的地認識手段や
、自車位置を認識するための手段としての例えば上記の
地磁気方式センサ等を有し、自車位置と目的地との関係
から、当該目的地までの最適走行経路をCRTデイスプ
レィ上にカラー画像によって設定表示するように構成さ
れている(例えば特開昭61−209216号公報参照
)。 このような構成の車両の走行誘導装置を使用すると、運
転者はCRTのデイスプレィ画面上に時々刻々と表示さ
れる地図上の最適経路(道路)を見ながら、該経路を辿
るように運転して行くだけで安心して目的地に到達する
ことができる。 そして、自車位置を表示するためのマークが、上記画面
の走行経路上にプロットされて表示されると共に、走行
に伴なって移動する。 ところで、ナビゲーションシステムにおいては、自車位
置マーク及び地図画像を表示するための表示装置が不可
欠である。そして、自車位置マーク及び地図画像を表示
する方式には、■、自車位置表示マークをCRT表示画
面の所定位置に固定的に表示しておいて、背景の地図画
像の方を、自車の走行に対応させて移動する方式Il、
背景地図を固定的に表示しておいて、自車表示マーカを
、自車の走行に対応させて移動する方式とがある。即ち
、いずれの方式においても、自車位置と地図画像との相
対的な位置関係が、自車の走行に対応させて変化するよ
うになっている。 しかしながら、ドライバにとっては、実際には自車が外
界に対して移動しているという感覚は乏しく、外界が変
化しているという感覚を持ち易いために、背景の地図画
像が変化する上記Iの方式がドライバにとってはなじみ
やすいという評価もある。
ている状況を状況を考えてみると、ドライバーは自動車
という外界と孤立した孤独な空間の中で、見知らぬ土地
を地図と道路標識、それに風景ぐらいを頼りに、ひたす
ら意図する目的地に向かフてアクセルを踏んでいる状態
であると言えるであろう。つまり、コンピューター、デ
ータ通信が発達して情報過多とまで言われる今日に至っ
ても、自動車運転における情報不足は自動車が発明され
た当時と殆ど変わっていないということになる。 このような事情に鑑み、最近になって漸く所謂ナビゲイ
ションシステムと呼ばれるドライビング補助システムの
開発が盛んに行なわれるようになってきている。 このナビゲーションシステムには、例えば地磁気の磁気
ベクトルの水平成分を検出し、それを方位パラメータと
して利用する方式のもの(以下、地磁気方式という)や
、ヘリュームガスの慣性を利用したガスレートジャイロ
を方位センサに使用して方位を検出する方式のもの(以
下、慣性航法方式という)などがある。また、最近注目
されておるナビゲーション方式に、少なくとも3個の軌
道衛星(航法衛星という)を使用して、地球上のいかな
る場所でも正確な位置を検出でざるようにしたGPS方
式(グローバル・ボジショニング・システム)がある。 これらの各方式は何れも走行中の自車位置をどのように
して検出、認識するかの相違に基づく区分であり、その
点を除くと基本的には共通する部分が多い。 ナビゲーションシステムは、先ず、車両の走行案内情報
としての多数枚のカラー地図データを記憶したCD−R
OM再生装置を備えているとともに、目的地を設定する
手段や、設定された目的地を認識する目的地認識手段や
、自車位置を認識するための手段としての例えば上記の
地磁気方式センサ等を有し、自車位置と目的地との関係
から、当該目的地までの最適走行経路をCRTデイスプ
レィ上にカラー画像によって設定表示するように構成さ
れている(例えば特開昭61−209216号公報参照
)。 このような構成の車両の走行誘導装置を使用すると、運
転者はCRTのデイスプレィ画面上に時々刻々と表示さ
れる地図上の最適経路(道路)を見ながら、該経路を辿
るように運転して行くだけで安心して目的地に到達する
ことができる。 そして、自車位置を表示するためのマークが、上記画面
の走行経路上にプロットされて表示されると共に、走行
に伴なって移動する。 ところで、ナビゲーションシステムにおいては、自車位
置マーク及び地図画像を表示するための表示装置が不可
欠である。そして、自車位置マーク及び地図画像を表示
する方式には、■、自車位置表示マークをCRT表示画
面の所定位置に固定的に表示しておいて、背景の地図画
像の方を、自車の走行に対応させて移動する方式Il、
背景地図を固定的に表示しておいて、自車表示マーカを
、自車の走行に対応させて移動する方式とがある。即ち
、いずれの方式においても、自車位置と地図画像との相
対的な位置関係が、自車の走行に対応させて変化するよ
うになっている。 しかしながら、ドライバにとっては、実際には自車が外
界に対して移動しているという感覚は乏しく、外界が変
化しているという感覚を持ち易いために、背景の地図画
像が変化する上記Iの方式がドライバにとってはなじみ
やすいという評価もある。
ところが、上記工のような背景画像を自車の移動に伴な
って移動する方式では、車両速度が高(なると、地図の
移動が速くなってしまって、見にくくなってしまう問題
がある。特に、該地図の移動速度は、表示される地図の
縮小倍率が小さくなる程早くなるので、地図画像が太き
(表示される場合はど、見にくさの度合も増すことにな
る。即ち、人間の視認という観点から、地図像のスクロ
ール速度には自ずと限界があり、一定速度以上には速く
することができない。また、視認ということを度外視し
てスクロール速度を早めても、ナビゲーション装置内の
画像処理コンピュータの処理速度の限界により、スクロ
ール速度に物理的な限界がある。 このように、スクロール速度には、視認性を確保すると
いう観点からの限界と、画像処理速度という物理的な限
界も存在する。 従って、車速か高過ぎる場合は、車速に対応させたスク
ロール速度が上記限界速度を上回ることがある。かくし
て、自車位置が表示画面外に流れてしまい、ナビゲーシ
ョン装置としては役に立たなくなる。 本発明は上記問題点に鑑みてなされたもので、その目的
とするところは、高車速下においても、背景地図画像の
スクロールが早過ぎることがなく、自車位置が表示可能
範囲外に出ることのない走行誘導装置を提案するもので
ある。
って移動する方式では、車両速度が高(なると、地図の
移動が速くなってしまって、見にくくなってしまう問題
がある。特に、該地図の移動速度は、表示される地図の
縮小倍率が小さくなる程早くなるので、地図画像が太き
(表示される場合はど、見にくさの度合も増すことにな
る。即ち、人間の視認という観点から、地図像のスクロ
ール速度には自ずと限界があり、一定速度以上には速く
することができない。また、視認ということを度外視し
てスクロール速度を早めても、ナビゲーション装置内の
画像処理コンピュータの処理速度の限界により、スクロ
ール速度に物理的な限界がある。 このように、スクロール速度には、視認性を確保すると
いう観点からの限界と、画像処理速度という物理的な限
界も存在する。 従って、車速か高過ぎる場合は、車速に対応させたスク
ロール速度が上記限界速度を上回ることがある。かくし
て、自車位置が表示画面外に流れてしまい、ナビゲーシ
ョン装置としては役に立たなくなる。 本発明は上記問題点に鑑みてなされたもので、その目的
とするところは、高車速下においても、背景地図画像の
スクロールが早過ぎることがなく、自車位置が表示可能
範囲外に出ることのない走行誘導装置を提案するもので
ある。
【課題を達成するための手段及び作用】上記課題を達成
するための本発明の構成は、自車の現在位置を検出し、
この検出した自車位置を表わすマーカ像Pを背景の地図
画像に重畳して、固定サイズの表示範囲を有する表示画
面上に表示することにより、車両の走行についてドライ
バを誘導する走行誘導装置において、 前記表示画面を有する表示手段と、 自車の走行速度■を検出する速度検出手段と、上記表示
手段上におけるマーカ像Pと地図画像の表示を制御する
表示制御手段であって、上記速度検出手段により検出さ
れた自車速度Vが所定の車速V、より低い時には、前記
マーカ像Pか背景の地図画像のいずれか一方を固定表示
し、併せて他方を自車の移動に対応させてスクロールさ
せて表示し、検出された前記自車速度■が前記所定の車
速■、より高い時には、前記マーカ像P及び背景の地図
画像の両方を、自車の移動に対応させて互いに反対方向
にスクロールさせて表示する表示制御手段とを具備する
ことを特徴とする。 この発明によると、マーカ像P及び背景の地図画像の両
方を、自車の移動に対応させてスクロールさせることに
より、自車位置と地図との位置関係の正しさが確保され
る。また、マーカ像P及び背景の地図画像の両方を互い
に反対方向にスクロールさせることにより、相対的なス
クロールの速度差が減少して、視認性が維持される。 本発明の好適な一態様によると、上記相対的なスクロー
ル制御は、自車速度■と表示地図の縮小率Rとに基づい
た判断に従って実行される。 本発明の好適な一態様によると、上記相対的なスクロー
ル制御は、自車速度■と表示地図の縮小率Rとに基づい
た判断に従って実行され、背景地図画像は固定値のスク
ロール速度S7.8でスクロールし、自車マーカは車速
■に応じて連続的に変化する速度でスクロールする。 また、本発明の好適な一態様によると、上記相対的なス
クロール制御は、自車速度■と表示地図の縮小率Rとに
基づいた判断に従って実行され、また、自車マーカは固
定値のジャンプ速度δ。で自車の進行方向にジャンプし
、前記背景画像は、S=V/R−δ。の速度で、自車の
進行方向と反対方向にスクロールされる。 また、本発明の好適な一態様によると、前記固定値のジ
ャンプ速度δ0は、車速に応じて、複数通りに設定され
ている。 また、本発明の好適な一態様によると、前記ジャンプ速
度δ。の値は、このδ。の速度でのジャンプにより、自
車マーカが前記表示装置の表示画面外に飛び出さない範
囲に抑えられている。 また、本発明の好適な一態様によると、地図画像の縮小
率が小さい場合、または車速か高い場合は、地図画像の
スクロール速度を最大とする。 また、本発明の好適な一態様によると、前記自車マーカ
が前記表示手段の表示画面の端部近傍に近接したときは
、地図画像のスクロール速度を最大とする。 また、本発明の好適な一態様によると、車両が目的地に
近接した時に、地図画像を縮小率の低い画像と交換する
。 以下余白
するための本発明の構成は、自車の現在位置を検出し、
この検出した自車位置を表わすマーカ像Pを背景の地図
画像に重畳して、固定サイズの表示範囲を有する表示画
面上に表示することにより、車両の走行についてドライ
バを誘導する走行誘導装置において、 前記表示画面を有する表示手段と、 自車の走行速度■を検出する速度検出手段と、上記表示
手段上におけるマーカ像Pと地図画像の表示を制御する
表示制御手段であって、上記速度検出手段により検出さ
れた自車速度Vが所定の車速V、より低い時には、前記
マーカ像Pか背景の地図画像のいずれか一方を固定表示
し、併せて他方を自車の移動に対応させてスクロールさ
せて表示し、検出された前記自車速度■が前記所定の車
速■、より高い時には、前記マーカ像P及び背景の地図
画像の両方を、自車の移動に対応させて互いに反対方向
にスクロールさせて表示する表示制御手段とを具備する
ことを特徴とする。 この発明によると、マーカ像P及び背景の地図画像の両
方を、自車の移動に対応させてスクロールさせることに
より、自車位置と地図との位置関係の正しさが確保され
る。また、マーカ像P及び背景の地図画像の両方を互い
に反対方向にスクロールさせることにより、相対的なス
クロールの速度差が減少して、視認性が維持される。 本発明の好適な一態様によると、上記相対的なスクロー
ル制御は、自車速度■と表示地図の縮小率Rとに基づい
た判断に従って実行される。 本発明の好適な一態様によると、上記相対的なスクロー
ル制御は、自車速度■と表示地図の縮小率Rとに基づい
た判断に従って実行され、背景地図画像は固定値のスク
ロール速度S7.8でスクロールし、自車マーカは車速
■に応じて連続的に変化する速度でスクロールする。 また、本発明の好適な一態様によると、上記相対的なス
クロール制御は、自車速度■と表示地図の縮小率Rとに
基づいた判断に従って実行され、また、自車マーカは固
定値のジャンプ速度δ。で自車の進行方向にジャンプし
、前記背景画像は、S=V/R−δ。の速度で、自車の
進行方向と反対方向にスクロールされる。 また、本発明の好適な一態様によると、前記固定値のジ
ャンプ速度δ0は、車速に応じて、複数通りに設定され
ている。 また、本発明の好適な一態様によると、前記ジャンプ速
度δ。の値は、このδ。の速度でのジャンプにより、自
車マーカが前記表示装置の表示画面外に飛び出さない範
囲に抑えられている。 また、本発明の好適な一態様によると、地図画像の縮小
率が小さい場合、または車速か高い場合は、地図画像の
スクロール速度を最大とする。 また、本発明の好適な一態様によると、前記自車マーカ
が前記表示手段の表示画面の端部近傍に近接したときは
、地図画像のスクロール速度を最大とする。 また、本発明の好適な一態様によると、車両が目的地に
近接した時に、地図画像を縮小率の低い画像と交換する
。 以下余白
以下添付図面を参照して、本発明の実施例に係る車両の
走行誘導装置を2つ(第1実施例、第2実施例)挙げて
説明する。これらの実施例では、原則的に、自車位置は
画面中央に表示され、移動に従って、背景地図の画像が
スクロールするという表示方式のナビゲーション装置で
ある。 く第1実施例〉 先ず、第1実施例の原理を説明し、次にその具体例を説
明する。 l の 、 第1図乃至第3図を用いて実施例装置の動作原理を説明
する。 この実施例のナビゲーション装置では、次のような表示
制御がなされる。 ■:選択された地図の縮小率が高いときは、自車位置は
常に画面中央(−例として)に表示され、背景の地図が
スクロールされる。地図の縮小率が高いときは、表示画
面には大きな範囲が表示されるので、高速走行を行なっ
ても、画面のスクロール速度が低いので、視認性が低下
したり、自車の表示位置が画面外に流れることはないか
らである。 ■:選択された地図の縮小率が低くとも、車速が50
km/h以下であるときは、■と同じ理由で、自車位置
は常に画面中央に表示され、背景の地図がスクロールさ
れる。 ■:車速か50 km/hを超えるときは、地図に対す
る視認性が低下したり、自車の表示位置が画面外に流れ
ることがあり得る。そこで、自車の表示マーカの表示位
置を、画面のスクロール方向と反対方向に所定の距離に
δ・△t)だけジャンプさせる。このジャンプにより背
景地図画像のスクロール量が減り、視認性が低下したり
、自車の表示位置が画面外に流れるということが防止さ
れる。 具体的には、 ■−1: 車速Vが、50 km/h≦V < 80 km/hの
ときは、自車の表示マーカの表示位置を、画面のスクロ
ール方向と反対方向にδ1oだけジャンプさせる。 ■−2= 80 km/h≦V<120kcm/hのときは、δ2
゜たけジャンプさせる。 ■−3 120ko+/h≦V<140のときは、δ、。たけジ
ャンプさせる。 ■−4: ■≧140 km/hのときは、背景画像は最大のスク
ロール速度でスクロールされ、そして、自車位置を自由
表示とする。 第1図は、上記■、■の場合における動作を説明する図
である。第1図において、座標系XYは1枚の地図画像
の空間を表わす。そして、Oxyと0°x’ y’で示
される2つの座標系xyは表示装置の表示空間を表わす
。表示空間Oxyは時刻tにおいて表示装置に表示され
る表示範囲を示し、表示空間0’ x’ y’は時刻t
+△tにおいて表示装置に表示される表示範囲を示す。 ここで、時間幅△tは、1つの画面表示から次の画面表
示までの1周期の時間である。即ち、この△tの間に、
自車位置の認識と必要な画像処理が行なわれる。 図中、Pは時刻tにおける自車マーカの表示位置であり
、Poは時刻t+△tにおけるそれである。車速■が5
0 km/h以下か、地図の縮小率Rが大きいときは、
背景地図画像のスクロールが間に合うので、Poは、P
と同じ(画面中央に表示される。従って、 p’ =p+v・△t ・・・・・・(1)と
なる。 車両の巡航最大速度は約120 km/hである。この
最大走行速度で背景地図のスクロールを行なっても、視
認性の低下や自車表示位置の逸脱が発生しないことが予
め実証された地図の縮小率Rのなかで、最小のものをR
1,、とする。また、表示装置において、ドライバの視
認性を落すことな(スクロールできる最大のスクロール
速度をS、、。 (単位、km/h= 10’ma+/h )とする。 ある縮尺R(< R−1n)のときに、(1)式におけ
る自車位置の移動距離V ・△tは表示画面上 では、 となる、換言すれば、時間Δを毎に、自車位置は速度V
/Rでスクロールする。即ち、このときのスクロール速
度Sは、 となり、この速度Sは、視認性の低下が起こるS□8を
下回る。換言すれば、スクロールが追随できなくなると
きの車速を■、とすると、v、=3□8・Rai i
n ・・・・・・(4)である。 縮尺RがR1m1r+のときに、(1)式における自車
位置の移動距離■・△tは表示画面上では、となる。換
言すれば、 V≦S+*ax’Rm+。 ・・・・・・(6
)を満足した車速Vで走行している限りは、視認性の低
下、スクロールの追随の不可能は発生しない。 通常、最も使われる車速は50 k+a/hである0本
実施例では、V+をこの50 km/hとした。この速
度でナビゲーションを行なうのに最も使い易い地図の縮
小率Ralnは、例えば、表示建物や道路の表示画像の
解像度に応じて決定される。従って、81.8が上記(
6)式を満足するように、ナビゲーション装置の処理コ
ンピュータの処理速度(例えば、クロックレートやビッ
ト数等)が決定される。 かくして、車速VがV≦V1であれば、または、縮小率
1/Rがl/R1nよりも小さければ、スクロールは間
に合うことになる。 第2図は、縮尺RがいずれもRm l nよりも大きい
ときに、スクロール速度Sは車速Vの上昇につれて上昇
するが、Sl。8を超えないことを示している。また、
第3図は、縮尺R4がR1llll’lよりも小さいと
きに、即ち、地図が太き(表示されるときに、車速が7
7未満であれば、スクロール速度SはS□8を超えない
ことを示している。 次に、スクロールが間に合わない場合について、即ち、
縮尺RがR,−よりも小さい、換言すれば、地図が太き
(表示される場合について、第4図以下により説明する
。 第4図は、車速■が、V 1(= 50 km/h)
≦V< 80 km/hで走行中に、時刻tにおいては
表示画面の中央位置Pにあった自車が、時刻t+Δtに
おいては、P゛に移動する様子を示している。XY座標
系で表示すると、P゛は、 p’ =p+v・Δt ・・・・・・(7)を
満足する。しかし、画面のスクロールが間に合わないの
で、P゛点は表示画面中央C゛から更にベクトルδ、・
△tだけずれている筈である。ここで、δ1は、自車表
示位置の移動速度と呼ぶべき量である。従って、時刻t
+△tにおける画面中央C°は、 C’ =C+ (V−R・δ1)・Δt・・・・・・
(8) で表わされる。従って、縮尺Ra < < R−1−
)の地図が使用されている場合は、 中央Cは、 画面上 で、 だけスクロールされている。スクロールが間に合わない
場合には、スクロールは視認性を落さない範囲の最大速
度S□8でなされるべきであるから、 (10) 従って、 となる。(11)式は、縮尺R,がRsinよりも小で
あり、V>S−,1−Rs (=V+ )であるなら
ば、移動速度δ、は正となり、その量は車速Vの増加に
応じて増加するということである。換言すれば、自車の
表示位置Pを、車速■の上昇に応じて、表示画面の中央
Cよりも更にδ1 ・Δtだけ進めた位置に表示すれば
、地図と自車位置Pとの一致はとれることになる。 この関係を第5図に示す。第5図において、車速Vがv
lを超えると、スクロール速度SはSl、8で停留し、
地図と自車位置との一致を保証するために、車速がV、
を超えた分だけ、移動速度δ、が増加している。 即ち、第5図の方式では、δ1が連続的に変化すること
により、自車位置が正しく地図上に表示されることにな
るものの、地図と自車位置とが互いに反対方向にスクロ
ールすることになる。しかしながら、このような両者の
スクロール移動は、画像処理に時間がかかる場合がある
。 〈第1実施例の変形〉 そこで、我々は、R<R,l、lで、V>V+(=S1
.8・R,、、)のときは、画一的に、時間△を毎に、
自車の表示位置を画面中央Cに対して固定量δ1゜たけ
てずらして表示する方式を提案する。しかし、これでは
、地図上に自車位置が正しく一致しなくなる。この不一
致を背景地図のスクロール速度Sの制御でもって補正す
る。即ち、第5図の方式では、V > V lの領域で
は、スクロール速度Sは固定されていたが、この改良方
式では、V〉■、の領域でもSは車速に応じて連続的に
変化するものである。これを説明するのが第6図、第7
図である。 第6図において、地図上で、時刻tにおける自車位置が
時刻t+ΔtにはPoに移動したとする。本方式によれ
ば、時刻t+△tの表示画面の中央C°はPoからδ、
。だけずれている。そして、時刻tにおける中央点Cは
、スクロール速度Sでスクロールして、Δを後にC゛に
移動したとすれば、 第6図に基づいて、(11)式と同じようにして、 が得られる。即ち、車速Vで自車が移動しているときは
、(10)式を満足するスクロール速度Sで背景画面を
移動すると共に、自車位置を表示画面の中心C°からδ
、。・△tだけずれた位置に表示するようにするのであ
る。第7図は、第5図の原理に基づいた場合に、スクロ
ール速度がどのように変化するかを図示する。即ち、車
速Vがvlを超えた時点で、スクロール速度が61゜た
け非連続的に変化し、その後、車速Vの上昇と共に増加
する。そこで、本方式におけるδ1゜を、表示マーカの
「ジャンプ速度」と呼ぶ。 さて、第6図、第7図は、地図の縮尺RがR1,、より
も小さく、車速■が■≧V、(=50kai/h)であ
る場合を説明した。かかる場合は、スクロール速度Sは
、第7図に示すように、V≧V1の範囲で増加する。従
って、車速が高過ぎる場合は、やはり依然として、スク
ロール速度Sが高くなり過ぎて、視認性が低下する場合
が発生する。 そこで、車速Vが、50 km/h< VS80 km
/hについては、前述のジャンプ速度δ1゜を導入し、
8O<VS220 km/hに対してはジャンプ速度δ
2゜を導入し、V>120km/hに対してはジャンプ
速度δ30を導入する・δIO+ 630に対する基本
的な考え形は、δ、。と全く同じであり、単に、δIQ
<δ諺。くδ、。に過ぎない。 従って、80 km/h< VS220 km/hの場
合には、地図画像は、 なるスクロール速度でスクロールする。また、120く
VS240 km/hのときは、地図画像は、の速度で
スクロールする。 尚、ジャンプ速度δには下記のような制限がある。即ち
、表示画面の幅をa、高さをbとすると、自車表示位置
が距離δ・Δtのジャンプを行なった結果、この表示画
面範囲から飛び出しては意味がないから、 且つ、 ・・ (16) を満足しなければならない。 尚、車速■が140 km/hを超えた場合は、地図の
スクロールは間に合わず、また、自車位置も表示画面内
から飛び出るので、自車位置は表示せずに、地図画面は
最大のスクロール速度S 、、+111でスクロールす
る。 艮1四月l或 以上が第1実施例の表示制御動作の原理説明である。次
に、第8図以下の図面に従って、実施例装置の詳細な構
成及び動作について説明する。 第8図は、同実施例における車両の走行誘導装置のシス
テム構造を示す。符号10は、本装置の中心をなすナビ
ゲーションコントロールユニットであり、該ナビゲーシ
ョンコントロールユニットlOは中央情報処理装置(C
PU)11、コントロールプログラムを内蔵したリード
オンリメモリ(以下、単にROMという)12、各種制
御データを随時記録するランダモアクセスメモリ(以下
、単にRAMという)13、後述する各種の外部装置と
上記CPUIIとの間でデータを入出力するインターフ
ェース回路14等から構成されている。 そして、上記ナビゲーションコントロールユニットに組
み合わされる外部装置としては、先ず、多数の場所につ
いての上述した地図形式の走行案内情報を複数通りの縮
尺でメモリしているCD−ROM (コンパクトディス
ク型リードオリ−メモリ) 1と、このCD−ROMI
からの地図情報を読み出すための車載用CDプレーヤ2
と、目的地の設定や変更、再設定、最適経路の変更等の
操作を行なうスイッチ部3と、自車の現在位置を認識す
るための現在位置認識装置4と、上記cpui1からの
画像信号出力を入力してインパネ部のCRTデイスプレ
ィ6の画面上に表示する表示制御回路5と、該表示制御
回路5に付設されたビデオメモリ7等が設けられている
。 現在位置認識装置4は、第1O図に示すように地球Eを
回る円軌道上に打ち上げられた少なくとも3個、好まし
くはそれ以上の航法衛星(77A77D・・・第4図参
照)からの送信波(SHF)を受信するGPS受信器に
よって構成される。 CDプレーヤ2は、上記CD−ROMIを駆動し、当該
CD−ROMIに記憶されている全国の地図情報の内の
必要とする所定の情報を指定されたアドレス(東西南北
で指定)に応じて出力して、デコーダ8、インターフェ
ース回路14を介して上記cpuiiに入力する。これ
ら読み出された情報は、−時的にRAM13に記憶され
る。 デコーダ8を介してデコードされたCDプレーヤ2の出
力は、通常の車載用オーディオ装置(AMP、イコライ
ザースピーカー等)9側にも出力されるようになってい
る。 CD−ROMIには、カラー静止画像3万枚程度の地図
情報が記憶されるようになっており、例えば本実地例の
場合には少なくとも3種類の縮尺のものが用意され、更
に該地図情報の8段階の拡大または縮小が可能なように
構成されている。 次に操作シイッチ3は、例えば画面タッチ型のもので構
成されており、「メニエー」、「情報」、「再設定」、
「拡大」、「縮小」、「修正」の各種の操作スイッチが
設けられている。操作スイッチ3のON出力は、エンコ
ーダ16でコード化された後、インターフェース回路1
4を介して上記cpuitに入力される。CPUIIは
、上記操作入力に所定の演算(プログラム処理)を行な
って、上述のCRT駆動用の表示制御回路5を作動させ
、上記指令内容に対応した画像を表示される。 自車位置認識装置4は、本実施例の場合、第9図に示す
ように、地磁気方式による第1の自車位置認識部4Aと
、GPS方式による第2の自車位置認識部4Bとを組合
せて構成されており、それらの各出力を切換回路20を
介して、CPUIIに入力するようになっている。 先ず、第1の自車位置認識部4Aは、第9図に示すよう
に、車速を検出する車速センサ42と、磁気コンパスよ
りなる地磁気センサ41.該両センサ42,41の各検
出信号を受けて車両の進行方向及び基準地からの相対距
離を検出して車両の現在位置を把握する信号処理回路4
3とから構成されている。 また、第2の自車位置認識部4Bは、例えば、第10図
に示す全世界測位衛星システムを利用するものであるゆ
この衛星システムは、同図に示す如(、地上アンテナ7
5から電波を発信させる地上の主制御局76と、地上ア
ンテナ75からの電波を各々受信する4機の人工航法衛
星(GPS)77A〜77Dと、これらの各衛星77A
〜77Dからの電波を受信して電波の測位誤差の程度を
示す劣化計数を演算し、該劣化係数を上記地上アンテナ
75からの電波に重畳させるモニタ局85とを備える。 かかるシステムに対して、第2の自車位置認識部4Bは
、第9図に示す如(、上記4機の衛星77A〜77Dか
らの各電波を受信するGPS受信器44と、該GPS受
信器44で受信した各電波相互間の受信タイミングに基
いて4機の衛星77A〜77Dと車両A間の距離を各々
把握して、車両Aの現在位置を絶対的に検出する信号処
理回路45と、電波の劣化係数を判定する劣化係数判定
回路46とを備えている。該劣化係数判定回路46は、
上記GPS受信機44が受信した電波に含む劣化係数が
所定値以上の時、及び電波の強さが所定値以下の時(例
えば、車両がトンネル内を走行中等の如き、電波の受信
不能時等)に、測位誤差増大信号を出力するものである
。 さらに、第9図の自車位置認識位置4は、地磁気利用型
と衛星利用型の各自車位置認識部4A。 4Bを選択的に切換える切換回路20を備えている。該
切換回路20は、劣化係数判定回路46からの測位誤差
増大信号の非出力時には、衛星利用型の第2の自車位置
認識部4Bを選択する。その一方、測位誤差増大信号の
出力時には、地磁気利用型の第1の自車位置認識部4A
を選択する。この選択された車両の現在の自車位置信号
を上記ナビゲーションコントロールユニットlOのCP
U11に出力するものである。 艶皿土I 第11図に従って、CPtJllによる、第1実施例に
係るスクロール制御について説明する。 第11図の制御手順は、不図示のナビゲーシミンスター
トスイッチにより起動される。 ステップS2では初期化を行なう。スタート時点では、
現在の自車位置Pは、GPSを用いた認識部4Bからの
み知ることができる。ステップS4では、ドライバが選
択した地図の縮小率Rを入力する。ステップS6では、
ステップS2で知った現在のスタート地点を含む地図画
像であって、選択した縮尺Rの画像をCD−ROMから
読出す。ステップS8では、地図画像と自車位置Pとを
重畳表示する。この場合、表示装置6の画面に表示され
るべき地図画像は、CDROMから読出した一枚の地図
から、自車位置Pを中心にして横a、縦すの大きさの画
像を抽出したものである。 ステップ510では、目的地が自車の現在位置と共に表
示されるような表示モードに、ドライバが設定を行なっ
たかを調べる。このモード選択が行なわれると、ステッ
プS12では、ドライバが指示した目的地を入力する。 すると、ステップS14では、現在地からその目的地ま
での最適な経路が表示される。 そして、ステップS15以下に進む。ステップS15乃
至ステップS44は、Δを時間間隔で実行される手順で
ある。 ステップS15では、ドライバがその後に、地図の縮小
率Rを変更したかを調べる。ステップS16では、変更
後の縮小率Rに対応する画像を読出す。ステップS18
では、現在の自車位置を演算する。この演算手法は、第
9図、第10図に関連して説明した通りである。この自
車位置は、ステップS16で読出した地図についての座
標系XYで表わした位置Pに変換される。 ステップS20.ステップS22で、現在の縮尺R及び
車速Vが、 R>R□い を満足するか、 V<Vl を満足するかを調べる。いずれかが満足されれば、第1
図乃至第3図に関連して説明した走行状態に相当するの
で、ステップS24で自車位置マーカを画面の中央Cに
表示し、ステップS26で背景地図を、(3)式に従っ
た速度Sでスクロールする。ステップS50では、時間
△tの経過を確認して、ステップSIOに戻る。 かくして、R>R,1,、か、V<Vtのいずれかが満
足されている限りは、自車位置Pは画面中央Cに表示さ
れた状態で、背景画面が速度Sでスクロールしていく。 走行条件が、R≦R,l、lで、且つ、V≧v1となっ
たと、ステップS20.ステップS22で判断された場
合について、説明する。かかる場合は、ステップS28
.ステップS30に示されるように、自車速度■に応じ
て、制御は、ステップS32.ステップS36.ステッ
プS40.ステップS44のいずれかに分岐する。即ち
、自車表示位置Pを、車速に応じたジャンプ量δだけジ
ャンプさせて表示しくステップS32.ステップ336
、ステップ540) 、背景地図は(12)乃至(15
)式に従ったスクロール速度、でスクロールさせる(ス
テップS34.ステップ838、ステップ542)。 また、ステップS28で、■≧140 km/hの場合
は、自車位置の表示位置Pは画面から外れているので、
ステップS44において、背景画面のみを速度S□8で
スクロールする。 尚、目標地までの最適経路が表示されるモードがステッ
プSIOで設定されている場合には、その経路の表示に
併せて、目的地までの残存距離が併せて、バーグラフ表
示形式(不図示)で表示されることが望ましい。 1工1」111塾星 以上説明した第1実施例によると、 ■−1: 選択された地図の縮小率Rが高いとき、即ち、表示画面
には小さく縮小された地図が表示されるときは、視認性
が低下したり、自車の表示位置が画面外に流れることは
ないので、自車位置Pは常に画面中央に表示され、背景
の地図がスクロールされる。 ■−2: また、選択された地図の縮小率Rが低(とも、車速Vが
低いときは、自車位置Pは常に画面中央に表示され、背
景の地図がスクロールされる。■−1と同じ効果が得ら
れる。 ■: 車速が高くなると、自車の表示マーカの表示位置を、画
面のスクロール方向と反対方向に所定の距離だけジャン
プさせることにより、地図に対する視認性が低下したり
、あるいは、背景地図のスクロールがまにあわないで自
車の表示位置が画面外に流れることが防止される。 ■: また、自車位置マーカのジャンプ表示制御用を行なうか
否かの判断を、車速V及び縮小率Rをも考慮して行なっ
ているので、不必要なジャンプ制御が行なわれることが
防止され、良好な視認性が維持される。 ■: また、ジャンプ量δを車速に応じて最適な量に設定して
いるので、自車の表示位置が画面外に逸脱してしまうと
いうことを最低限防止しながら。 最小のジャンプ量に抑えている。従って、これによって
も良好な視認性は維持される。 ■: また、第5図に関連して説明したように、ジャンプ量δ
1を固定的な量とせずに、車速に応じて連続的に変化す
るようにすると、画像処理の負担は上昇するが、自車表
示位置が滑らかに移動するので、この変形手法によって
も、良好な視認性が維持される。 〈第2の実施例〉 上記第1の実施例は、ナビゲーション装置の処理速度(
使用しているCPUの処理速度に太き(依存する)が車
速に追随できないようなものである場合の表示制御であ
った。これから説明する第2の実施例のナビゲーション
装置では、使用しているCPUの処理速度が高いために
、高車速時でも画面のスクロールが間に合わないという
ことはないというものである。しかし、いかにスクロー
ル速度を高(設定できるといっても、前述の視認性の問
題は依然として存在する。 そこで、この第2の実施例では、2つのスクロール速度
S maXとS′1.。を導入する。S11.は第1実
施例のSl、、と同じ概念であり、ドライバの視認性が
確保されるところの最大スクロール速度である。一方、
S ’IIIIIIXは、当該ナビゲーション装置のC
PUが、そのCPUに課せられた他の処理に影響を与え
ないでもって可能である最大のスクロール速度である。 従って、当然に、S’、、、>S、、、
・−−−−−(17)であり、S ’++taxでスク
ロールすれば視認性は低下する。この第2の実施例では
、車速Rや地図Vの縮小率に応じて、以下のように4通
りのスクロール制御が設定されている。 ■:縮小率R>R□1ときは、第1実施例と同じように
自車表示マーカは画面中央に表示され、背景地図画像は
スクロール速度 でスクロールする。 ■ニスクロール速度Sが上記S□8を超えないCS<S
□、)ような車速で走行している間は、上記■と同じ制
御を行なう。即ち、マーカは画面中央に表示される。マ
ーカを中央に固定し、背景のスクロールを3□8以下に
抑えることができるので、視認性は依然として確保され
るからである。 ■ニスクロール速度Sが上記S□8を超える(S≧S□
X)ような車速で走行しているときは、次のように制御
を変更する。 ■−1: 自車表示マーカPが画面の端部領域(第12図の斜線領
域)に入らない間は、背景画面のスクロール速度Sを視
認性が確保される最大速度S1,8に設定し、マーカP
の表示位置Pを、画面中央からベクトルδ だけずれた位置(第13図)に表示する。スクロール速
度を8□8に固定しても、(19)式に従った位置にマ
ーカPを表示すれば、地図と自車位置との不一致は発生
せず、また、視認性も依然として確保される。 この制御では、自車位置マーカPは、画面中央Cと第1
2図の斜線領域の内側縁端30との間で、車速に応じて
前後左右に移動するであろう。 ■−2: 上記■−1の制御を実行している間に、車速か更に高(
なる場合があり、このときは、マーカPは第12図の斜
線領域に入ろうとする。第14図の(a)を参照。この
ような場合は、マーカPが画面外に出てしまう可能性が
高いので、背景画面のスクロール速度Sを装置の限界速
度S′□8に設定してスクロールを行なう。その結果は
第14図の(b)のようになろう。すると、自車マーカ
Pは前記斜線領域から外れるから、今度は、第14図の
(C)のように、視認性が確保される最大速度S□、で
スクロールされる。車速か高車速に維持されていれば、
第14図の(a)乃至(C)のようなスクロール制御が
繰返される。 第15図は第2実施例の制御手順を示すフローチャート
である。第2実施例の制御手順のステップ5100乃至
ステップ5112までは、第1実施例のステップS2乃
至ステップS14と同じであるので説明は省略し、ステ
ップ5114から説明を行なう。 ステップ5114では、自車の現在位置を計算する。ス
テップ5116では、求めた現在位置から目的地までの
残距離Δ℃を計算する。ステップ5118では、この残
距離△βの値を調べ、目的地に近付いたかを判断する。 目的地に近付いたのならば、より大きく拡大された地図
(縮小率Rの小さい地図)が必要となるので、ステップ
5120では、その拡大地図の画像をCD−ROMから
よみこんで、今まで使っていた地図画像に代える。 尚、目的地に近接したことをもって縮小率の小さな地図
に切り替えるという制御を、市街地走行の検出をもって
切り替えるというように変更してもよい。 ステップ5122では、現在の縮尺Rが第1実施例でも
使用したR sinよりも大きいか、即ち、拡大されて
いない地図が使用されているかを調べる。R>R1゜で
あれば、拡大されていない地図が使用されており、スク
ロール量は少ないので、ステップ3138.ステップ5
140に進んで、第1実施例(ステップS24.ステッ
プ826)と同じように、自車マーカPを画面中央に表
示し、背景地図を(18)式に従った速度でスクロール
する。 R:5R、,11の場合、即ち、拡大されて表示される
地図が使用されている場合について説明する。 この場合は、ステップ5124に進んで、マーカを中央
に固定したときのスクロール速度S (=V/R)を計
算する。そして、ステップ8126で、この値を、視認
性が確保されるスクロール速度S waxと比較する。 S < S 、、、であれば、マーカPを画面中央に表
示しても、地図との不一致は発生せず、併せて、視認性
も確保されるので、ステップ5138以下に進む。 R≦R□0かつS≧S 111111の場合はステップ
5128に進み、自車マーカPが第12図の画面端部(
斜線部領域)に入ったかを調べる。この領域に入ってい
ないのであれば、ステップ5130で、スクロール速度
Sを視認性が維持される最大速度S1.8に設定する。 そして、地図と自車位置との一致を確保するために、ス
テップ5132で、マーカ位置Pを、(19)式に従っ
たスクロール速度δでスクロールする。(19)式は、
第13図において、 R−5□8・Δt+R・ δ・ △t=V ・Δt・
・・・・・ (20) であるから明らかである。 かくして、拡大された地図が表示されている場合で、車
速■が高くとも、自車マーカPが表示画面の端部に入ら
ない限りは、視認性が確保される速度で背景がスクロー
ルされる。 一方、マーカPが表示画面の端部領域に入ったならば、
ステップ5134に進んで、背景画面のスクロール速度
を限界速度S ’manに設定し、ステップ5136で
、マーカPのスクロール速度δ。 を、 に設定することにより、前記画面端部から、マーカPを
早く脱出させるようにする。 支ユ皿亘l」 本発明はその主旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能で
ある。 例えば、第5図は第1実施例に対する変形例である。 また、上記第1.第2実施例では、背景画面がスクロー
ルし、自車位置は原則的には画面中央に表示される。し
かし、本発明はこの表示手法に限定されるものではない
。即ち、背景画面画面は移動せずに、自車位置が地図画
像上で移動表示される方式にも適用可能である。即ち、
自車のスクロール表示が車速の上昇にまにあわないとき
には、背景画面を進行方向と反対側にスクロールさせる
のである。 また、上記実施例では、自車位置は画面中央に表示され
るものであったが、本発明はこの位置には限定されない
。
走行誘導装置を2つ(第1実施例、第2実施例)挙げて
説明する。これらの実施例では、原則的に、自車位置は
画面中央に表示され、移動に従って、背景地図の画像が
スクロールするという表示方式のナビゲーション装置で
ある。 く第1実施例〉 先ず、第1実施例の原理を説明し、次にその具体例を説
明する。 l の 、 第1図乃至第3図を用いて実施例装置の動作原理を説明
する。 この実施例のナビゲーション装置では、次のような表示
制御がなされる。 ■:選択された地図の縮小率が高いときは、自車位置は
常に画面中央(−例として)に表示され、背景の地図が
スクロールされる。地図の縮小率が高いときは、表示画
面には大きな範囲が表示されるので、高速走行を行なっ
ても、画面のスクロール速度が低いので、視認性が低下
したり、自車の表示位置が画面外に流れることはないか
らである。 ■:選択された地図の縮小率が低くとも、車速が50
km/h以下であるときは、■と同じ理由で、自車位置
は常に画面中央に表示され、背景の地図がスクロールさ
れる。 ■:車速か50 km/hを超えるときは、地図に対す
る視認性が低下したり、自車の表示位置が画面外に流れ
ることがあり得る。そこで、自車の表示マーカの表示位
置を、画面のスクロール方向と反対方向に所定の距離に
δ・△t)だけジャンプさせる。このジャンプにより背
景地図画像のスクロール量が減り、視認性が低下したり
、自車の表示位置が画面外に流れるということが防止さ
れる。 具体的には、 ■−1: 車速Vが、50 km/h≦V < 80 km/hの
ときは、自車の表示マーカの表示位置を、画面のスクロ
ール方向と反対方向にδ1oだけジャンプさせる。 ■−2= 80 km/h≦V<120kcm/hのときは、δ2
゜たけジャンプさせる。 ■−3 120ko+/h≦V<140のときは、δ、。たけジ
ャンプさせる。 ■−4: ■≧140 km/hのときは、背景画像は最大のスク
ロール速度でスクロールされ、そして、自車位置を自由
表示とする。 第1図は、上記■、■の場合における動作を説明する図
である。第1図において、座標系XYは1枚の地図画像
の空間を表わす。そして、Oxyと0°x’ y’で示
される2つの座標系xyは表示装置の表示空間を表わす
。表示空間Oxyは時刻tにおいて表示装置に表示され
る表示範囲を示し、表示空間0’ x’ y’は時刻t
+△tにおいて表示装置に表示される表示範囲を示す。 ここで、時間幅△tは、1つの画面表示から次の画面表
示までの1周期の時間である。即ち、この△tの間に、
自車位置の認識と必要な画像処理が行なわれる。 図中、Pは時刻tにおける自車マーカの表示位置であり
、Poは時刻t+△tにおけるそれである。車速■が5
0 km/h以下か、地図の縮小率Rが大きいときは、
背景地図画像のスクロールが間に合うので、Poは、P
と同じ(画面中央に表示される。従って、 p’ =p+v・△t ・・・・・・(1)と
なる。 車両の巡航最大速度は約120 km/hである。この
最大走行速度で背景地図のスクロールを行なっても、視
認性の低下や自車表示位置の逸脱が発生しないことが予
め実証された地図の縮小率Rのなかで、最小のものをR
1,、とする。また、表示装置において、ドライバの視
認性を落すことな(スクロールできる最大のスクロール
速度をS、、。 (単位、km/h= 10’ma+/h )とする。 ある縮尺R(< R−1n)のときに、(1)式におけ
る自車位置の移動距離V ・△tは表示画面上 では、 となる、換言すれば、時間Δを毎に、自車位置は速度V
/Rでスクロールする。即ち、このときのスクロール速
度Sは、 となり、この速度Sは、視認性の低下が起こるS□8を
下回る。換言すれば、スクロールが追随できなくなると
きの車速を■、とすると、v、=3□8・Rai i
n ・・・・・・(4)である。 縮尺RがR1m1r+のときに、(1)式における自車
位置の移動距離■・△tは表示画面上では、となる。換
言すれば、 V≦S+*ax’Rm+。 ・・・・・・(6
)を満足した車速Vで走行している限りは、視認性の低
下、スクロールの追随の不可能は発生しない。 通常、最も使われる車速は50 k+a/hである0本
実施例では、V+をこの50 km/hとした。この速
度でナビゲーションを行なうのに最も使い易い地図の縮
小率Ralnは、例えば、表示建物や道路の表示画像の
解像度に応じて決定される。従って、81.8が上記(
6)式を満足するように、ナビゲーション装置の処理コ
ンピュータの処理速度(例えば、クロックレートやビッ
ト数等)が決定される。 かくして、車速VがV≦V1であれば、または、縮小率
1/Rがl/R1nよりも小さければ、スクロールは間
に合うことになる。 第2図は、縮尺RがいずれもRm l nよりも大きい
ときに、スクロール速度Sは車速Vの上昇につれて上昇
するが、Sl。8を超えないことを示している。また、
第3図は、縮尺R4がR1llll’lよりも小さいと
きに、即ち、地図が太き(表示されるときに、車速が7
7未満であれば、スクロール速度SはS□8を超えない
ことを示している。 次に、スクロールが間に合わない場合について、即ち、
縮尺RがR,−よりも小さい、換言すれば、地図が太き
(表示される場合について、第4図以下により説明する
。 第4図は、車速■が、V 1(= 50 km/h)
≦V< 80 km/hで走行中に、時刻tにおいては
表示画面の中央位置Pにあった自車が、時刻t+Δtに
おいては、P゛に移動する様子を示している。XY座標
系で表示すると、P゛は、 p’ =p+v・Δt ・・・・・・(7)を
満足する。しかし、画面のスクロールが間に合わないの
で、P゛点は表示画面中央C゛から更にベクトルδ、・
△tだけずれている筈である。ここで、δ1は、自車表
示位置の移動速度と呼ぶべき量である。従って、時刻t
+△tにおける画面中央C°は、 C’ =C+ (V−R・δ1)・Δt・・・・・・
(8) で表わされる。従って、縮尺Ra < < R−1−
)の地図が使用されている場合は、 中央Cは、 画面上 で、 だけスクロールされている。スクロールが間に合わない
場合には、スクロールは視認性を落さない範囲の最大速
度S□8でなされるべきであるから、 (10) 従って、 となる。(11)式は、縮尺R,がRsinよりも小で
あり、V>S−,1−Rs (=V+ )であるなら
ば、移動速度δ、は正となり、その量は車速Vの増加に
応じて増加するということである。換言すれば、自車の
表示位置Pを、車速■の上昇に応じて、表示画面の中央
Cよりも更にδ1 ・Δtだけ進めた位置に表示すれば
、地図と自車位置Pとの一致はとれることになる。 この関係を第5図に示す。第5図において、車速Vがv
lを超えると、スクロール速度SはSl、8で停留し、
地図と自車位置との一致を保証するために、車速がV、
を超えた分だけ、移動速度δ、が増加している。 即ち、第5図の方式では、δ1が連続的に変化すること
により、自車位置が正しく地図上に表示されることにな
るものの、地図と自車位置とが互いに反対方向にスクロ
ールすることになる。しかしながら、このような両者の
スクロール移動は、画像処理に時間がかかる場合がある
。 〈第1実施例の変形〉 そこで、我々は、R<R,l、lで、V>V+(=S1
.8・R,、、)のときは、画一的に、時間△を毎に、
自車の表示位置を画面中央Cに対して固定量δ1゜たけ
てずらして表示する方式を提案する。しかし、これでは
、地図上に自車位置が正しく一致しなくなる。この不一
致を背景地図のスクロール速度Sの制御でもって補正す
る。即ち、第5図の方式では、V > V lの領域で
は、スクロール速度Sは固定されていたが、この改良方
式では、V〉■、の領域でもSは車速に応じて連続的に
変化するものである。これを説明するのが第6図、第7
図である。 第6図において、地図上で、時刻tにおける自車位置が
時刻t+ΔtにはPoに移動したとする。本方式によれ
ば、時刻t+△tの表示画面の中央C°はPoからδ、
。だけずれている。そして、時刻tにおける中央点Cは
、スクロール速度Sでスクロールして、Δを後にC゛に
移動したとすれば、 第6図に基づいて、(11)式と同じようにして、 が得られる。即ち、車速Vで自車が移動しているときは
、(10)式を満足するスクロール速度Sで背景画面を
移動すると共に、自車位置を表示画面の中心C°からδ
、。・△tだけずれた位置に表示するようにするのであ
る。第7図は、第5図の原理に基づいた場合に、スクロ
ール速度がどのように変化するかを図示する。即ち、車
速Vがvlを超えた時点で、スクロール速度が61゜た
け非連続的に変化し、その後、車速Vの上昇と共に増加
する。そこで、本方式におけるδ1゜を、表示マーカの
「ジャンプ速度」と呼ぶ。 さて、第6図、第7図は、地図の縮尺RがR1,、より
も小さく、車速■が■≧V、(=50kai/h)であ
る場合を説明した。かかる場合は、スクロール速度Sは
、第7図に示すように、V≧V1の範囲で増加する。従
って、車速が高過ぎる場合は、やはり依然として、スク
ロール速度Sが高くなり過ぎて、視認性が低下する場合
が発生する。 そこで、車速Vが、50 km/h< VS80 km
/hについては、前述のジャンプ速度δ1゜を導入し、
8O<VS220 km/hに対してはジャンプ速度δ
2゜を導入し、V>120km/hに対してはジャンプ
速度δ30を導入する・δIO+ 630に対する基本
的な考え形は、δ、。と全く同じであり、単に、δIQ
<δ諺。くδ、。に過ぎない。 従って、80 km/h< VS220 km/hの場
合には、地図画像は、 なるスクロール速度でスクロールする。また、120く
VS240 km/hのときは、地図画像は、の速度で
スクロールする。 尚、ジャンプ速度δには下記のような制限がある。即ち
、表示画面の幅をa、高さをbとすると、自車表示位置
が距離δ・Δtのジャンプを行なった結果、この表示画
面範囲から飛び出しては意味がないから、 且つ、 ・・ (16) を満足しなければならない。 尚、車速■が140 km/hを超えた場合は、地図の
スクロールは間に合わず、また、自車位置も表示画面内
から飛び出るので、自車位置は表示せずに、地図画面は
最大のスクロール速度S 、、+111でスクロールす
る。 艮1四月l或 以上が第1実施例の表示制御動作の原理説明である。次
に、第8図以下の図面に従って、実施例装置の詳細な構
成及び動作について説明する。 第8図は、同実施例における車両の走行誘導装置のシス
テム構造を示す。符号10は、本装置の中心をなすナビ
ゲーションコントロールユニットであり、該ナビゲーシ
ョンコントロールユニットlOは中央情報処理装置(C
PU)11、コントロールプログラムを内蔵したリード
オンリメモリ(以下、単にROMという)12、各種制
御データを随時記録するランダモアクセスメモリ(以下
、単にRAMという)13、後述する各種の外部装置と
上記CPUIIとの間でデータを入出力するインターフ
ェース回路14等から構成されている。 そして、上記ナビゲーションコントロールユニットに組
み合わされる外部装置としては、先ず、多数の場所につ
いての上述した地図形式の走行案内情報を複数通りの縮
尺でメモリしているCD−ROM (コンパクトディス
ク型リードオリ−メモリ) 1と、このCD−ROMI
からの地図情報を読み出すための車載用CDプレーヤ2
と、目的地の設定や変更、再設定、最適経路の変更等の
操作を行なうスイッチ部3と、自車の現在位置を認識す
るための現在位置認識装置4と、上記cpui1からの
画像信号出力を入力してインパネ部のCRTデイスプレ
ィ6の画面上に表示する表示制御回路5と、該表示制御
回路5に付設されたビデオメモリ7等が設けられている
。 現在位置認識装置4は、第1O図に示すように地球Eを
回る円軌道上に打ち上げられた少なくとも3個、好まし
くはそれ以上の航法衛星(77A77D・・・第4図参
照)からの送信波(SHF)を受信するGPS受信器に
よって構成される。 CDプレーヤ2は、上記CD−ROMIを駆動し、当該
CD−ROMIに記憶されている全国の地図情報の内の
必要とする所定の情報を指定されたアドレス(東西南北
で指定)に応じて出力して、デコーダ8、インターフェ
ース回路14を介して上記cpuiiに入力する。これ
ら読み出された情報は、−時的にRAM13に記憶され
る。 デコーダ8を介してデコードされたCDプレーヤ2の出
力は、通常の車載用オーディオ装置(AMP、イコライ
ザースピーカー等)9側にも出力されるようになってい
る。 CD−ROMIには、カラー静止画像3万枚程度の地図
情報が記憶されるようになっており、例えば本実地例の
場合には少なくとも3種類の縮尺のものが用意され、更
に該地図情報の8段階の拡大または縮小が可能なように
構成されている。 次に操作シイッチ3は、例えば画面タッチ型のもので構
成されており、「メニエー」、「情報」、「再設定」、
「拡大」、「縮小」、「修正」の各種の操作スイッチが
設けられている。操作スイッチ3のON出力は、エンコ
ーダ16でコード化された後、インターフェース回路1
4を介して上記cpuitに入力される。CPUIIは
、上記操作入力に所定の演算(プログラム処理)を行な
って、上述のCRT駆動用の表示制御回路5を作動させ
、上記指令内容に対応した画像を表示される。 自車位置認識装置4は、本実施例の場合、第9図に示す
ように、地磁気方式による第1の自車位置認識部4Aと
、GPS方式による第2の自車位置認識部4Bとを組合
せて構成されており、それらの各出力を切換回路20を
介して、CPUIIに入力するようになっている。 先ず、第1の自車位置認識部4Aは、第9図に示すよう
に、車速を検出する車速センサ42と、磁気コンパスよ
りなる地磁気センサ41.該両センサ42,41の各検
出信号を受けて車両の進行方向及び基準地からの相対距
離を検出して車両の現在位置を把握する信号処理回路4
3とから構成されている。 また、第2の自車位置認識部4Bは、例えば、第10図
に示す全世界測位衛星システムを利用するものであるゆ
この衛星システムは、同図に示す如(、地上アンテナ7
5から電波を発信させる地上の主制御局76と、地上ア
ンテナ75からの電波を各々受信する4機の人工航法衛
星(GPS)77A〜77Dと、これらの各衛星77A
〜77Dからの電波を受信して電波の測位誤差の程度を
示す劣化計数を演算し、該劣化係数を上記地上アンテナ
75からの電波に重畳させるモニタ局85とを備える。 かかるシステムに対して、第2の自車位置認識部4Bは
、第9図に示す如(、上記4機の衛星77A〜77Dか
らの各電波を受信するGPS受信器44と、該GPS受
信器44で受信した各電波相互間の受信タイミングに基
いて4機の衛星77A〜77Dと車両A間の距離を各々
把握して、車両Aの現在位置を絶対的に検出する信号処
理回路45と、電波の劣化係数を判定する劣化係数判定
回路46とを備えている。該劣化係数判定回路46は、
上記GPS受信機44が受信した電波に含む劣化係数が
所定値以上の時、及び電波の強さが所定値以下の時(例
えば、車両がトンネル内を走行中等の如き、電波の受信
不能時等)に、測位誤差増大信号を出力するものである
。 さらに、第9図の自車位置認識位置4は、地磁気利用型
と衛星利用型の各自車位置認識部4A。 4Bを選択的に切換える切換回路20を備えている。該
切換回路20は、劣化係数判定回路46からの測位誤差
増大信号の非出力時には、衛星利用型の第2の自車位置
認識部4Bを選択する。その一方、測位誤差増大信号の
出力時には、地磁気利用型の第1の自車位置認識部4A
を選択する。この選択された車両の現在の自車位置信号
を上記ナビゲーションコントロールユニットlOのCP
U11に出力するものである。 艶皿土I 第11図に従って、CPtJllによる、第1実施例に
係るスクロール制御について説明する。 第11図の制御手順は、不図示のナビゲーシミンスター
トスイッチにより起動される。 ステップS2では初期化を行なう。スタート時点では、
現在の自車位置Pは、GPSを用いた認識部4Bからの
み知ることができる。ステップS4では、ドライバが選
択した地図の縮小率Rを入力する。ステップS6では、
ステップS2で知った現在のスタート地点を含む地図画
像であって、選択した縮尺Rの画像をCD−ROMから
読出す。ステップS8では、地図画像と自車位置Pとを
重畳表示する。この場合、表示装置6の画面に表示され
るべき地図画像は、CDROMから読出した一枚の地図
から、自車位置Pを中心にして横a、縦すの大きさの画
像を抽出したものである。 ステップ510では、目的地が自車の現在位置と共に表
示されるような表示モードに、ドライバが設定を行なっ
たかを調べる。このモード選択が行なわれると、ステッ
プS12では、ドライバが指示した目的地を入力する。 すると、ステップS14では、現在地からその目的地ま
での最適な経路が表示される。 そして、ステップS15以下に進む。ステップS15乃
至ステップS44は、Δを時間間隔で実行される手順で
ある。 ステップS15では、ドライバがその後に、地図の縮小
率Rを変更したかを調べる。ステップS16では、変更
後の縮小率Rに対応する画像を読出す。ステップS18
では、現在の自車位置を演算する。この演算手法は、第
9図、第10図に関連して説明した通りである。この自
車位置は、ステップS16で読出した地図についての座
標系XYで表わした位置Pに変換される。 ステップS20.ステップS22で、現在の縮尺R及び
車速Vが、 R>R□い を満足するか、 V<Vl を満足するかを調べる。いずれかが満足されれば、第1
図乃至第3図に関連して説明した走行状態に相当するの
で、ステップS24で自車位置マーカを画面の中央Cに
表示し、ステップS26で背景地図を、(3)式に従っ
た速度Sでスクロールする。ステップS50では、時間
△tの経過を確認して、ステップSIOに戻る。 かくして、R>R,1,、か、V<Vtのいずれかが満
足されている限りは、自車位置Pは画面中央Cに表示さ
れた状態で、背景画面が速度Sでスクロールしていく。 走行条件が、R≦R,l、lで、且つ、V≧v1となっ
たと、ステップS20.ステップS22で判断された場
合について、説明する。かかる場合は、ステップS28
.ステップS30に示されるように、自車速度■に応じ
て、制御は、ステップS32.ステップS36.ステッ
プS40.ステップS44のいずれかに分岐する。即ち
、自車表示位置Pを、車速に応じたジャンプ量δだけジ
ャンプさせて表示しくステップS32.ステップ336
、ステップ540) 、背景地図は(12)乃至(15
)式に従ったスクロール速度、でスクロールさせる(ス
テップS34.ステップ838、ステップ542)。 また、ステップS28で、■≧140 km/hの場合
は、自車位置の表示位置Pは画面から外れているので、
ステップS44において、背景画面のみを速度S□8で
スクロールする。 尚、目標地までの最適経路が表示されるモードがステッ
プSIOで設定されている場合には、その経路の表示に
併せて、目的地までの残存距離が併せて、バーグラフ表
示形式(不図示)で表示されることが望ましい。 1工1」111塾星 以上説明した第1実施例によると、 ■−1: 選択された地図の縮小率Rが高いとき、即ち、表示画面
には小さく縮小された地図が表示されるときは、視認性
が低下したり、自車の表示位置が画面外に流れることは
ないので、自車位置Pは常に画面中央に表示され、背景
の地図がスクロールされる。 ■−2: また、選択された地図の縮小率Rが低(とも、車速Vが
低いときは、自車位置Pは常に画面中央に表示され、背
景の地図がスクロールされる。■−1と同じ効果が得ら
れる。 ■: 車速が高くなると、自車の表示マーカの表示位置を、画
面のスクロール方向と反対方向に所定の距離だけジャン
プさせることにより、地図に対する視認性が低下したり
、あるいは、背景地図のスクロールがまにあわないで自
車の表示位置が画面外に流れることが防止される。 ■: また、自車位置マーカのジャンプ表示制御用を行なうか
否かの判断を、車速V及び縮小率Rをも考慮して行なっ
ているので、不必要なジャンプ制御が行なわれることが
防止され、良好な視認性が維持される。 ■: また、ジャンプ量δを車速に応じて最適な量に設定して
いるので、自車の表示位置が画面外に逸脱してしまうと
いうことを最低限防止しながら。 最小のジャンプ量に抑えている。従って、これによって
も良好な視認性は維持される。 ■: また、第5図に関連して説明したように、ジャンプ量δ
1を固定的な量とせずに、車速に応じて連続的に変化す
るようにすると、画像処理の負担は上昇するが、自車表
示位置が滑らかに移動するので、この変形手法によって
も、良好な視認性が維持される。 〈第2の実施例〉 上記第1の実施例は、ナビゲーション装置の処理速度(
使用しているCPUの処理速度に太き(依存する)が車
速に追随できないようなものである場合の表示制御であ
った。これから説明する第2の実施例のナビゲーション
装置では、使用しているCPUの処理速度が高いために
、高車速時でも画面のスクロールが間に合わないという
ことはないというものである。しかし、いかにスクロー
ル速度を高(設定できるといっても、前述の視認性の問
題は依然として存在する。 そこで、この第2の実施例では、2つのスクロール速度
S maXとS′1.。を導入する。S11.は第1実
施例のSl、、と同じ概念であり、ドライバの視認性が
確保されるところの最大スクロール速度である。一方、
S ’IIIIIIXは、当該ナビゲーション装置のC
PUが、そのCPUに課せられた他の処理に影響を与え
ないでもって可能である最大のスクロール速度である。 従って、当然に、S’、、、>S、、、
・−−−−−(17)であり、S ’++taxでスク
ロールすれば視認性は低下する。この第2の実施例では
、車速Rや地図Vの縮小率に応じて、以下のように4通
りのスクロール制御が設定されている。 ■:縮小率R>R□1ときは、第1実施例と同じように
自車表示マーカは画面中央に表示され、背景地図画像は
スクロール速度 でスクロールする。 ■ニスクロール速度Sが上記S□8を超えないCS<S
□、)ような車速で走行している間は、上記■と同じ制
御を行なう。即ち、マーカは画面中央に表示される。マ
ーカを中央に固定し、背景のスクロールを3□8以下に
抑えることができるので、視認性は依然として確保され
るからである。 ■ニスクロール速度Sが上記S□8を超える(S≧S□
X)ような車速で走行しているときは、次のように制御
を変更する。 ■−1: 自車表示マーカPが画面の端部領域(第12図の斜線領
域)に入らない間は、背景画面のスクロール速度Sを視
認性が確保される最大速度S1,8に設定し、マーカP
の表示位置Pを、画面中央からベクトルδ だけずれた位置(第13図)に表示する。スクロール速
度を8□8に固定しても、(19)式に従った位置にマ
ーカPを表示すれば、地図と自車位置との不一致は発生
せず、また、視認性も依然として確保される。 この制御では、自車位置マーカPは、画面中央Cと第1
2図の斜線領域の内側縁端30との間で、車速に応じて
前後左右に移動するであろう。 ■−2: 上記■−1の制御を実行している間に、車速か更に高(
なる場合があり、このときは、マーカPは第12図の斜
線領域に入ろうとする。第14図の(a)を参照。この
ような場合は、マーカPが画面外に出てしまう可能性が
高いので、背景画面のスクロール速度Sを装置の限界速
度S′□8に設定してスクロールを行なう。その結果は
第14図の(b)のようになろう。すると、自車マーカ
Pは前記斜線領域から外れるから、今度は、第14図の
(C)のように、視認性が確保される最大速度S□、で
スクロールされる。車速か高車速に維持されていれば、
第14図の(a)乃至(C)のようなスクロール制御が
繰返される。 第15図は第2実施例の制御手順を示すフローチャート
である。第2実施例の制御手順のステップ5100乃至
ステップ5112までは、第1実施例のステップS2乃
至ステップS14と同じであるので説明は省略し、ステ
ップ5114から説明を行なう。 ステップ5114では、自車の現在位置を計算する。ス
テップ5116では、求めた現在位置から目的地までの
残距離Δ℃を計算する。ステップ5118では、この残
距離△βの値を調べ、目的地に近付いたかを判断する。 目的地に近付いたのならば、より大きく拡大された地図
(縮小率Rの小さい地図)が必要となるので、ステップ
5120では、その拡大地図の画像をCD−ROMから
よみこんで、今まで使っていた地図画像に代える。 尚、目的地に近接したことをもって縮小率の小さな地図
に切り替えるという制御を、市街地走行の検出をもって
切り替えるというように変更してもよい。 ステップ5122では、現在の縮尺Rが第1実施例でも
使用したR sinよりも大きいか、即ち、拡大されて
いない地図が使用されているかを調べる。R>R1゜で
あれば、拡大されていない地図が使用されており、スク
ロール量は少ないので、ステップ3138.ステップ5
140に進んで、第1実施例(ステップS24.ステッ
プ826)と同じように、自車マーカPを画面中央に表
示し、背景地図を(18)式に従った速度でスクロール
する。 R:5R、,11の場合、即ち、拡大されて表示される
地図が使用されている場合について説明する。 この場合は、ステップ5124に進んで、マーカを中央
に固定したときのスクロール速度S (=V/R)を計
算する。そして、ステップ8126で、この値を、視認
性が確保されるスクロール速度S waxと比較する。 S < S 、、、であれば、マーカPを画面中央に表
示しても、地図との不一致は発生せず、併せて、視認性
も確保されるので、ステップ5138以下に進む。 R≦R□0かつS≧S 111111の場合はステップ
5128に進み、自車マーカPが第12図の画面端部(
斜線部領域)に入ったかを調べる。この領域に入ってい
ないのであれば、ステップ5130で、スクロール速度
Sを視認性が維持される最大速度S1.8に設定する。 そして、地図と自車位置との一致を確保するために、ス
テップ5132で、マーカ位置Pを、(19)式に従っ
たスクロール速度δでスクロールする。(19)式は、
第13図において、 R−5□8・Δt+R・ δ・ △t=V ・Δt・
・・・・・ (20) であるから明らかである。 かくして、拡大された地図が表示されている場合で、車
速■が高くとも、自車マーカPが表示画面の端部に入ら
ない限りは、視認性が確保される速度で背景がスクロー
ルされる。 一方、マーカPが表示画面の端部領域に入ったならば、
ステップ5134に進んで、背景画面のスクロール速度
を限界速度S ’manに設定し、ステップ5136で
、マーカPのスクロール速度δ。 を、 に設定することにより、前記画面端部から、マーカPを
早く脱出させるようにする。 支ユ皿亘l」 本発明はその主旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能で
ある。 例えば、第5図は第1実施例に対する変形例である。 また、上記第1.第2実施例では、背景画面がスクロー
ルし、自車位置は原則的には画面中央に表示される。し
かし、本発明はこの表示手法に限定されるものではない
。即ち、背景画面画面は移動せずに、自車位置が地図画
像上で移動表示される方式にも適用可能である。即ち、
自車のスクロール表示が車速の上昇にまにあわないとき
には、背景画面を進行方向と反対側にスクロールさせる
のである。 また、上記実施例では、自車位置は画面中央に表示され
るものであったが、本発明はこの位置には限定されない
。
以上説明したように本発明の車両の走行誘導装置によれ
ば、マーカ像P及び背景の地図画像の両方を、自車の移
動に対応させてスクロールさせることにより、自車位置
と地図との位置関係の正しさが確保される。また、マー
カ像P及び背景の地図画像の両方を互いに反対方向にス
クロールさせることにより、相対的なスクロールの速度
差が減少して、視認性が維持される。 本発明の好適な一態様によると、上記相対的なスクロー
ル制御は、自車速度■と表示地図の縮小率Rとに基づい
た判断に従って実行される。 本発明の好適な一態様によると、上記相対的なスクロー
ル制御は、自車速度Vと表示地図の縮小率Rとに基づい
た判断に従って実行され、背景地図画像は固定値のスク
ロール速度S IaaXでスクロ・−ルし、自車マーカ
は車速■に応じて連続的に変化する速度でスクロールす
る。 また、本発明の好適な一態様によると、上記相対的なス
クロール制御は、自車速度■と表示地図の縮小率Rとに
基づいた判断に従って実行され、また、自車マーカは固
定値のジャンプ速度δ。で自車の進行方向にジャンプし
、前記背景画像は、S=V/R−δ。の速度で、自車の
進行方向と反対方向にスクロールされる。 また、本発明の好適な一態様によると、前記固定値のジ
ャンプ速度δ。は、車速に応じて、複数通りに設定され
ている。 また1本発明の好適な一態様によると、前記ジャンプ速
度δ。の値は、このδ。の速度でのジャンプにより、自
車マーカが前記表示装置の表示画面外に飛び出さない範
囲に抑えられている。 また1本発明の好適な一態様によると、地図画像の縮小
率が小さい場合、または車速が高い場合は、地図画像の
スクロール速度を最大とする。 また、本発明の好適な一態様によると、前記自車マーカ
が前記表示手段の表示画面の端部近傍に近接したときは
、地図画像のスクロール速度を最大とする。 また、本発明の好適な一態様によると、車両が目的地に
近接した時に、地図画像を縮小率の低い画像と交換する
。
ば、マーカ像P及び背景の地図画像の両方を、自車の移
動に対応させてスクロールさせることにより、自車位置
と地図との位置関係の正しさが確保される。また、マー
カ像P及び背景の地図画像の両方を互いに反対方向にス
クロールさせることにより、相対的なスクロールの速度
差が減少して、視認性が維持される。 本発明の好適な一態様によると、上記相対的なスクロー
ル制御は、自車速度■と表示地図の縮小率Rとに基づい
た判断に従って実行される。 本発明の好適な一態様によると、上記相対的なスクロー
ル制御は、自車速度Vと表示地図の縮小率Rとに基づい
た判断に従って実行され、背景地図画像は固定値のスク
ロール速度S IaaXでスクロ・−ルし、自車マーカ
は車速■に応じて連続的に変化する速度でスクロールす
る。 また、本発明の好適な一態様によると、上記相対的なス
クロール制御は、自車速度■と表示地図の縮小率Rとに
基づいた判断に従って実行され、また、自車マーカは固
定値のジャンプ速度δ。で自車の進行方向にジャンプし
、前記背景画像は、S=V/R−δ。の速度で、自車の
進行方向と反対方向にスクロールされる。 また、本発明の好適な一態様によると、前記固定値のジ
ャンプ速度δ。は、車速に応じて、複数通りに設定され
ている。 また1本発明の好適な一態様によると、前記ジャンプ速
度δ。の値は、このδ。の速度でのジャンプにより、自
車マーカが前記表示装置の表示画面外に飛び出さない範
囲に抑えられている。 また1本発明の好適な一態様によると、地図画像の縮小
率が小さい場合、または車速が高い場合は、地図画像の
スクロール速度を最大とする。 また、本発明の好適な一態様によると、前記自車マーカ
が前記表示手段の表示画面の端部近傍に近接したときは
、地図画像のスクロール速度を最大とする。 また、本発明の好適な一態様によると、車両が目的地に
近接した時に、地図画像を縮小率の低い画像と交換する
。
第1図乃至第7図は本発明の第1実施例の動作原理を説
明する図、 第8図は本実施例の誘導装置システムの全体ブロック図
、 第9図は実施例システムに用いられる自車位置認識装置
の構成を示すブロック図、 第10図はGPSシステムを説明する図、第11図は本
実施例のスクロール制御を説明するフローチャート、 第12図は第2実施例における画面端部を説明する図、 第13図は第2実施例における自車マーカPのスクロー
ル速度(ジャンプ速度)の算出を説明する図、 第14図は第2実施例において、自車マーカPが前記端
部に近づいたときの表示制御を説明する図、 第15図は第2実施例の制御手順を示すフローチャート
である。
明する図、 第8図は本実施例の誘導装置システムの全体ブロック図
、 第9図は実施例システムに用いられる自車位置認識装置
の構成を示すブロック図、 第10図はGPSシステムを説明する図、第11図は本
実施例のスクロール制御を説明するフローチャート、 第12図は第2実施例における画面端部を説明する図、 第13図は第2実施例における自車マーカPのスクロー
ル速度(ジャンプ速度)の算出を説明する図、 第14図は第2実施例において、自車マーカPが前記端
部に近づいたときの表示制御を説明する図、 第15図は第2実施例の制御手順を示すフローチャート
である。
Claims (11)
- (1)自車の現在位置を検出し、この検出した自車位置
を表わすマーカ像Pを背景の地図画像に重畳して、固定
サイズの表示範囲を有する表示画面上に表示することに
より、車両の走行についてドライバを誘導する走行誘導
装置において、 前記表示画面を有する表示手段と、 自車の走行速度Vを検出する速度検出手段と、上記表示
手段上におけるマーカ像Pと地図画像の表示を制御する
表示制御手段であって、上記速度検出手段により検出さ
れた自車速度Vが所定の車速V_1より低い時には、前
記マーカ像Pか背景の地図画像のいずれか一方を固定表
示し、併せて他方を自車の移動に対応させてスクロール
させて表示し、検出された前記自車速度Vが前記所定の
車速V_1より高い時には、前記マーカ像P及び背景の
地図画像の両方を、自車の移動に対応させて互いに反対
方向にスクロールさせて表示する表示制御手段とを具備
することを特徴とする車両の走行誘導装置。 - (2)更に、異なる縮小率の地図画像を記憶する手段を
備え、 前記表示制御手段は、 表示手段に表示されるべき地図画像の縮小率Rと所定の
縮小率R_m_i_nとの大小を判定する手段を更に有
し、 表示地図の縮小率が小さいときにのみ、車速に応じた、
自車マーカPと背景地図の相対的なスクロール制御を行
なうことを特徴とする請求項の第1項に記載の車両の走
行誘導装置。 - (3)この誘導装置の表示方式が、前記自車マーカPが
前記表示装置の画面の固定位置に表示される方式である
場合は、 V<V_1である時は、前記背景画像は、V/Rの速度
でスクロールされ、 V≧V_1である時は、前記背景画像はその最大スクロ
ール速度S_m_a_xでスクロールし、前記自車マー
カはδ=V/R−S_m_a_xの速度で背景画像のス
クロールと反対方向にスクロールされる事を特徴とする
請求項の第2項に記載の車両の走行誘導装置。 - (4)この誘導装置の表示方式が、前記自車マーカPが
前記表示装置の画面の固定位置に表示される方式である
場合は、 V<V_1である時は、前記背景画像は、V/Rの速度
でスクロールされ、 V≧V_1である時は、前記自車マーカは固定値のジャ
ンプ速度δ_0で自車の進行方向にジャンプし、前記背
景画像は、S=V/R−δ_0の速度で、自車の進行方
向と反対方向にスクロールされる事を特徴とする請求項
の第2項に記載の車両の走行誘導装置。 - (5)前記固定値のジャンプ速度δ_0は、車速に応じ
て、複数通りに設定されている事を特徴とする請求項の
第4項に記載の車両の走行誘導装置。 - (6)前記ジャンプ速度δ_0の値は、このδ_0の速
度でのジャンプにより、自車マーカが前記表示装置の表
示画面外に飛び出さない範囲に抑えられている事を特徴
とする請求項の第4項に記載の車両の走行誘導装置。 - (7)前記地図画像はCD−ROMに記憶されている事
を特徴とする請求項の第1項に記載の車両の走行誘導装
置。 - (8)前記車速V_1は、この誘導装置に用いられるコ
ンピュータの処理速度と縮小率R_m_i_nに基づい
て前もって決定される事を特徴とする請求項の第2項に
記載の車両の走行誘導装置。 - (9)地図画像の縮小率が小さい場合、または車速が高
い場合は、地図画像のスクロール速度を最大とする事を
特徴とする請求項の第2項に記載の車両の走行誘導装置
。 - (10)前記自車マーカが前記表示手段の表示画面の端
部近傍に近接したときは、地図画像のスクロール速度を
最大とする事を特徴とする請求項の第1項に記載の車両
の走行誘導装置。 - (11)この誘導装置は更に目的地に関する情報を入力
するための入力手段と、目的地に近接したことを検出す
る手段とを有し、 車両が前記目的地に近接した時に、地図画像を縮小率の
低い画像と交換する事を特徴とする請求項の第2項に記
載の車両の走行誘導装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US07/599,661 US5093669A (en) | 1989-10-20 | 1990-10-18 | Vehicle navigation apparatus |
DE4033326A DE4033326A1 (de) | 1989-10-20 | 1990-10-19 | Fahrzeugnavigationsgeraet |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1-273989 | 1989-10-20 | ||
JP27398989 | 1989-10-20 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03210418A true JPH03210418A (ja) | 1991-09-13 |
JP3006863B2 JP3006863B2 (ja) | 2000-02-07 |
Family
ID=
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10122877A (ja) * | 1996-10-18 | 1998-05-15 | Sanyo Electric Co Ltd | ナビゲーション装置並びにナビゲーション装置用表示制御プログラムを記憶する媒体 |
JP2020071635A (ja) * | 2018-10-31 | 2020-05-07 | トヨタ自動車株式会社 | 需要予測情報の表示制御方法、表示制御装置、及び表示制御プログラム |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10122877A (ja) * | 1996-10-18 | 1998-05-15 | Sanyo Electric Co Ltd | ナビゲーション装置並びにナビゲーション装置用表示制御プログラムを記憶する媒体 |
JP2020071635A (ja) * | 2018-10-31 | 2020-05-07 | トヨタ自動車株式会社 | 需要予測情報の表示制御方法、表示制御装置、及び表示制御プログラム |
US11270585B2 (en) | 2018-10-31 | 2022-03-08 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Display control method for demand forecast information, display control device, and storage medium storing display control program |
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