JPH03210163A - 茹うどんの製造法 - Google Patents

茹うどんの製造法

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JPH03210163A
JPH03210163A JP2003566A JP356690A JPH03210163A JP H03210163 A JPH03210163 A JP H03210163A JP 2003566 A JP2003566 A JP 2003566A JP 356690 A JP356690 A JP 356690A JP H03210163 A JPH03210163 A JP H03210163A
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boiled
flour
boiling
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noodle
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宏 筒井
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は茹うどんの製造法に関する。
[従来の技術] 食生活の変化に伴ってそのまま、または簡単な湯もどし
や短時間の加熱、調理によって直ちに食し得る即席性の
茹麺類が近年色々販売され多用されるようになっている
しかしながら、市場に流通、販売されている茹麺類では
、茹上げ直後のものを入手することは極めて困難であり
、茹上げ後1日またはそれ以上経過したものを入手し喫
食しているのが現状である。
ところで、茹麺類においては茹上げ後時間が経過するに
つれて粘弾性、滑らかさ等の食感が劣っt;ものになる
ことはよく知られており、かかる点から茹上げ後に時間
が経過しても食感等の低下の少ない茹麺類が求められて
いる。
一方、本出顯人は、小麦粉等の穀粉にタピオカ殿粉を配
合して製麺すると、タピオカ殿粉を配合しない場合や、
またはワキシーコーンスターチ、馬鈴薯殿粉、小麦殿粉
、コーンスターチ等の他の殿粉またはa化したタピオカ
殿粉を配合した場合に比べて、茹上げ時間が短くてすみ
、煮崩れが少なく、しかも食感のよい麺類が得られるこ
とを見出して先に出願した(特公昭62−49018号
)。しかし、そこでは茹麺類の歩留りと茹上げ後の時間
島過が食感等に及ぼす影響については注目されていない
本発明者等は、茹上げ後に時間が経過しても食感等の低
下の少ない茹うどんを製造すべく更に研究を続けたとこ
ろ、原料粉として小麦粉等の穀粉とタピオカ殿粉を使用
するとともに、通常よりも低い特定の歩留りに茹上げる
と、得られた茹うどんは茹上げ後に時間が経過しても茹
上げ直後の食感等をほとんどそのまま保持し得ることを
見出しI;。
すなわち、本発明は、小麦粉を主体とする穀粉に対して
タピオカ殿粉を内割で5〜40重量%の割合で配合した
原料粉を用いて製麺し、これを茹でて茹歩留りを220
〜285%に調整することを特徴とする茹うどんの製造
法である。
上記において、「小麦粉を主体とする穀粉」とは、小麦
粉単独、まI;は小麦粉を主にしたものに、米粉、大麦
粉、ライ麦粉およびハト麦粉等からなる群から選ばれる
異種穀粉の少なくとも1種を混合したものをいう。異種
穀粉の配合割合は、小麦粉と異種穀粉の合計重量に基づ
いて1〜50%にするのが好ましい。
また、本発明でいうタピオカ殿粉とは突貫的にα化され
てないタピオカ殿粉をいう。
本発明ではタピオカ殿粉の配合量を、原料粉の重量に基
づいて5〜40%、好ましくは10〜30%にすること
が必要である。タピオカ殿粉の配合量が5%未満の場合
は、茹うどんの食感等が時間の経過とともに低下し、茹
上げ直後の食感等をそのまま保持することができなくな
る。
方タピオカ殿粉の配合量が40%を越えると、製麺時に
つながりが悪い等の作業性が低下するとともに、通常の
茹うどんとは異質のものとなり好ましくない。
本発明では上記の原料粉を使用して製麺するが、この製
麺方法は通常行われている方法でよい。特に、生地形成
のための混練を減圧下で行うと、滑らかで粘弾性の良好
な茹うどんになるので好ましい。
本発明でいう茹うどんは、製麺工程において生うどんへ
の切出しをJIS B 9201でいう切歯番手が#8
〜#16、好ましくは#8〜#12の切歯を用いて行っ
たもの、または該切歯番手に該当する太さに押出成形し
たものを、そのまま、または乾燥した後に茹上げること
により得られる。
そして、茹麺類の歩留りは一般に下記の式:により計算
されるが、本発明ではかかる歩留りを220〜285%
、好ましくは240〜265%に調整することが必要で
ある。茹歩留りが220%未満では、硬すぎて食感等が
劣ったものとなり、−方285%を越えるとやわらかす
ぎて粘弾性の劣った食感になりいずれの場合も目的を達
し得ない。
従来、市販の茹うどんは、通常、約300〜350%の
歩留りに調整されているが、本発明で採用している上記
220〜285%の歩留りは、かかる通常の歩留りに比
べて約15%以上も低い。特定量のタピオカ殿粉を配合
した原料粉を用いて製麺し、これを茹でて前記の低い歩
留りに調整すると、茹上げ後時間が経過しても茹うどん
の外観、粘弾性、滑らかさ等の諸性質が低下せず良好な
状態を保ち得ることは予想外のことであった。
そして、α化してないタピオカ殿粉の代わりに、α化タ
ピオカ殿粉やワキシーコーンスターチ、馬鈴薯殿粉、小
麦殿粉、コーンスターチ等の他の殿粉を配合して製麺し
、これを茹でて上記220〜285%の歩留りに調整し
ても、茹うどんの食感等は時間の経過とともに低下し茹
上げ直後の状態を保ち得ない。
本発明の茹うどんの製造にあたっては、生うどんを直接
茹上げても、生うどんから一旦乾麺を製造し、それを茹
上げてもよい。茹上げに際しては、茹うどんの製造にお
いて知られている茹上げ方法や条件のいずれもが採用で
きる。
茹湯として、沸騰水にリンゴ酸、クエン酸、乳酸等の有
機酸を添加してpHを約5〜6の弱酸性にしたものを用
、いると、煮崩れが少なくなり好ましい。
茹上げたうどんを直ちに冷水で急冷すると麺がしまり、
粘弾性に富んだ、歯ごたえの良好な茹うどんになる。
茹うどんはそのまま包装して流通、販売しても、または
加熱、有機酸水溶液浸漬、その他の方法により殺菌処理
を施してから流通、販売してもよい。
本発明では更に食塩、鶏卵、山芋、海苔、ビタミン、ミ
ネラル、防腐剤、界面活性剤、湿潤剤等の通常節うどん
を製造する際に使用される他の副材料や添加剤を必要に
応じて加えることができる。
以下に本発明を例により具体的に説明するが、本発明は
それらの例に限定されない。
例  1〜6 小麦粉8kgとタピオカ殿粉2kgからなる原料粉に、
水3.7kgおよび食塩0.3kgを加え、約25℃で
10分間混練して生地を得た。この生地を常法により製
麺して輻3m+++(切歯番手#10)、厚さ2−5m
mの生うどんを製造した。
茹湯として水道水を沸騰させた後、リンゴ酸を添加して
pHを5.5に調節したものを使用した。
この茹湯に上記で製造した生うどん140gを投入して
茹時間を調整して、下記の表−2に示した歩留りの茹う
どんを製造した(例1〜6)。
この茹うどんの各々の茹上げ直後および茹上げ後1日経
過後の品質評価を10名のパネラ−に下記の表−1に示
した評価基準で評価してもらい、その平均値を採った。
なお、外観および食感の判定は、上記節うどんを熱湯に
3分間浸漬してから行った。
[表−1:評価基準表] 外  観 5・・・はだ荒れが非常に少なく、非常に良好な外観4
・・・はだ荒れが少なく、良好な外観3・・・はだ荒れ
が少しみられる 2・・・はだ荒れが多く、ザラザラした外観l・・・は
だ荒れが非常に多く、非常にザラザラした外観基−−覧
工靴癒匡と 5・・・弾力性、粘性とも非常にバランスよく、非常に
良好4・・・弾力性、粘性ともにバランスよく、良好3
・・・弾力性、粘性のバランスがやや悪く、やや劣る2
・・・弾力性、粘性のバランスが悪く、一方が強すぎる
l・・・弾力性、粘性のバランスが非常に悪く、劣る食
  感(滑らかさ) 5・・・非常に滑らかで、口当りも良好4・・・滑らか
で口当りもやや良好 3・・・やや滑らかさに欠け、口当りやや劣る2・・・
滑らかさが少なく、ややぼそつくl・・・滑らかさがな
く、非常にぼそつく上記の結果を表−2に示す。
上記表−2の結果から、本発明の方法(例2〜5)で製
造した茹うどんは、茹上げ後1日経過後であっても外観
、粘弾性および滑らかさのすべてにおいて品質の低下が
少ないのに対して、タピオカ殿粉を配合しても歩留りが
220%より低い場合(例1)および285%を越える
場合(例6)には、茹上げ直後ですらも、粘弾性および
滑らかさが劣っていることがわかる。
また、茹上げ後3日を経過した茹うどんに対しても、上
記と同様の評価試験を行ったところ、本発明の方法(例
2〜5、特に例3〜4)で製造した茹うどんは高品質を
そのまま維持しており品質の低下が少なかったのに対し
て、本発明以外の茹うどん(例1と例6)は、やはり低
い品質であった。
例  7〜13 例7〜12については、小麦粉とタピオカ殿粉の配合割
合を下記の表−3に示すように変えた以外は、例1〜6
と同様にして製麺して生うどんを得た。また、例13に
ついては、タピオカ殿粉の配合割合の他に水の量を4 
、0kgに変えI;以外は例1〜6と同様にして生うど
んを得t;。
これらの生うどんを例1〜6と同様の茹湯を用いて茹歩
留りが約240%になるように茹時間を調整した。
これらの茹うどんの各々の茹上げ直後および1日経過後
の品質評価を例1〜6と同様にして行った。
得られた結果を表−3に示す。
例  14 例10において、生地の混練を減圧ミキサーを用い、減
圧度−600mmHg(常圧から600mmHg減圧)
で行った以外は実施例1〜6と同様にして製麺し、同様
に茹上げた。
この茹うどんの茹上げ直後および1日経過後の品質評価
を例10と同様にして行い、得られた結果を下記の表−
4に示す。
[表−4] 茹   時   間 (分) 茹  歩  留  リ (%) 茹うどんの品質評価 茹上げ直後 外     観 粘  弾  性 滑らかさ 合   計 1日経過後 外     観 粘  弾  性 滑らかさ 合   計 4.25 38 4.8 5.0 4.9 14.7 4.7 4.8 4.8 14.3 例  15〜19 小麦粉に配合する殿粉の種類を下記の表−5に示すよう
に変えた以外は例1〜6と同様にして製麺して生うどん
を得た。
これらの生うどんの各々を例1〜6と同様の茹湯を用い
て茹歩留りが約240%になるように調整して茹うどん
を製造した。
これらの茹うどんの各々の茹上げ直後および1日経過後
の品質評価を例1〜6と同様にして行った。得られた結
果を表−5に示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 小麦粉を主体とする穀粉に対してタピオカ殿粉を内割で
    5〜40重量%配合した原料粉を用いて製麺し、これを
    茹でてその茹歩留りを220〜285%に調整すること
    を特徴とする茹うどんの製造法。
JP2003566A 1990-01-12 1990-01-12 茹うどんの製造法 Expired - Lifetime JP2866690B2 (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59213374A (ja) * 1983-05-17 1984-12-03 Nisshin Flour Milling Co Ltd 即席冷凍麺類の製造法
JPH03168055A (ja) * 1989-11-29 1991-07-19 Nippon Flour Mills Co Ltd 茹麺製造法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS59213374A (ja) * 1983-05-17 1984-12-03 Nisshin Flour Milling Co Ltd 即席冷凍麺類の製造法
JPH03168055A (ja) * 1989-11-29 1991-07-19 Nippon Flour Mills Co Ltd 茹麺製造法

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