JP2968991B2 - 生中華麺及び茹で中華麺の製造法 - Google Patents

生中華麺及び茹で中華麺の製造法

Info

Publication number
JP2968991B2
JP2968991B2 JP2309470A JP30947090A JP2968991B2 JP 2968991 B2 JP2968991 B2 JP 2968991B2 JP 2309470 A JP2309470 A JP 2309470A JP 30947090 A JP30947090 A JP 30947090A JP 2968991 B2 JP2968991 B2 JP 2968991B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chinese noodles
weight
boiled
noodles
raw
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2309470A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04330256A (ja
Inventor
俊輔 大坪
正敏 仙田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NIPPON SEIFUN KK
Original Assignee
NIPPON SEIFUN KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NIPPON SEIFUN KK filed Critical NIPPON SEIFUN KK
Priority to JP2309470A priority Critical patent/JP2968991B2/ja
Publication of JPH04330256A publication Critical patent/JPH04330256A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2968991B2 publication Critical patent/JP2968991B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Noodles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、生中華麺及びそれを茹でることによって製
造される茹で中華麺の製造方法に関する。
(従来の技術及びその解決すべき課題) 茹で中華麺は、茹でた後短時間のうちに伸びた状態と
なり、食感が悪くなりやすいという問題点を有してい
た。
即ち、小麦粉を主原料として製造される#20角切刃、
厚み1.5mmの生中華麺は、3分間茹でるのが通常の方法
であるが、このようにして得られる茹で麺は、伸びた状
態になり、市場に流通している間に食感が悪くなり、品
質が低下してしまうという問題点を有していた。
このような問題点を解決するために、例えば、強力粉
を使用したり、茹で時間を60秒間以下にして固茹でにし
たり、麺線を熟成させる等の方法が試みられている。
しかし、これらのいずれの方法によっても、満足でき
る改善効果が得られず、茹でた後に麺が伸びることがな
く、食感が低下することのないような茹で中華麺の製造
方法が求められている。
(課題を解決するための手段) 本願発明者らは、茹でた後に伸びないような生中華麺
及び茹で中華麺の製造方法を開発すべく研究した結果、
粉体原料中に、デユーラム小麦粉またはデユーラム小麦
粉セモリナを5〜35重量%及び澱粉を3〜20重量%配合
することによって、上記目的を達成することができるこ
とを見出し、本願発明を完成させた。
即ち、本発明は、粉体原料中に、デユーラム小麦粉ま
たはデユーラム小麦粉セモリナを5〜35重量%及び澱粉
3〜20重量%配合し、その他の原料と共に加水、混練、
成形することを特徴とする生中華麺の製造方法からな
る。
本発明は、また上記製造方法によって得られる生中華
麺を、茹で上げ後の水分含量が55〜65重量%となるよう
に茹で上げることを特徴とする茹で中華麺の製造方法か
らなる。
本発明において使用されるデユーラム小麦粉とは、ア
メリカ合衆国モンタナ州、サウスダコタ州を主要原産地
とするデユーラム小麦から製造される小麦粉であり、粒
度は、150μm以下である。上記デユーラム小麦は、マ
カロニ、スパゲッテイ用の小麦であるが、マカロニ、ス
パゲッテイ用には、小麦粉よりも粒度の大きいセモリナ
として用いられる。
本発明において用いられるデユーラム小麦セモリナと
は、上記デユーラム小麦のセモリナである。セモリナの
粒度は、300〜1400μmである。
デユーラム小麦粉またはデユーラム小麦セモリナは、
粉体原料中に、5〜35重量%配合され、10〜30重量%配
合されることが好ましい。上記範囲の配合量よりも多い
と、麺が固くなりすぎ、かつざらつきを有するようにな
り、少ないと伸びが早くなる。
本発明において用いられる澱粉は、いずれの種類の澱
粉であってもよいが、タピオカ澱粉、馬鈴薯澱粉が、好
ましい。
澱粉は、粉体原料中に、3〜20重量%配合され、5〜
10重量%配合されることが好ましい。
デユーラム小麦またはデユーラム小麦セモリナを配合
することによって、麺は若干固くなり、やや滑らかさに
欠けるようになるが、澱粉を配合することによって、そ
のような問題が解決され、麺に「ツルみ」及び好ましい
粘弾性が生じる。従って、上記範囲の配合量よりも少な
いと、これらの効果が得られず、麺に滑らかさがなくな
り、麺が固い食感となる。また上記範囲の配合量よりも
多いと、麺が柔らかくなってしまう。
本発明において、粉体原料中に、ガム類を0.1〜2重
量%配合することが好ましい。ガム類の配合量が、上記
範囲よりも多いと、麺が固くなる。ガム類を配合するこ
とにより、生中華麺及び茹で中華麺の煮崩れをさらに防
止することができ、これらの麺に適度の粘弾性を付与す
ることができるが、上記配合量よりも少ないと、これら
の効果を得ることができない。
また、本発明において、粉体原料中に、さらに卵白粉
を0.3〜1重量%配合することが好ましい。卵白粉の配
合量は、上記範囲よりも多いと、粘弾性が高くなりす
ぎ、麺が固い食感となる。卵白粉を配合することによっ
て、麺の煮崩れがさらに防止でき、麺に歯切れ良さと固
さを付与することができるが、上記範囲の配合量よりも
少ないと、これらの効果が得られない。
本発明において使用される「その他の原料」とは、生
中華麺または茹で中華麺の通常の製造において使用され
るいずれの原料であってもよい。
加水、混練、成形は、生中華麺または茹で中華麺の製
造における通常の方法によって行うことができる。
ただし、本発明の製造法において、原料の混練は、−
200〜600mmHg、好ましくは、−400〜600mmHgの減圧条件
下で行うことが望ましい。このような減圧条件下で混練
することによって、麺の茹で伸びが防止でき、麺に適度
の固さを付与することができるが、上記範囲よりも減圧
の程度が小さいと、これらの効果は得られない。
本発明において、茹で中華麺は、茹で上げ後の水分含
量が55〜65重量%となるように生中華麺を茹でることに
よって製造される。茹で上げ後の水分が上記範囲よりも
高いと、麺が柔らかくなり、保存中に麺が伸びる傾向が
ある。
(実施例) 以下、本発明を実施例によりさらに詳しく説明する。
実施例1〜4 下記の配合による原料を、−500mmHgの減圧条件下で1
5分間混練し、20番角(厚さ1.6mm)により切り落として
生中華麺を得た。
次いで得られた生中華麺を1分30秒間茹で、その後、
5℃の水で水洗して茹で中華麺を得た。得られた茹で中
華麺の水分は、62重量%となった。この茹で中華麺を常
法によりプラスチックの袋で包装した。
得られた茹で中華麺は、鮮やかな黄色に発色し、固さ
も充分で、優れた外観を呈していた。
またこの茹で中華麺は、数日保存した後も、伸びがな
く、沸騰水中で1分間茹で戻しても、食感の保存による
劣化はなかった。
試験例 粉体原料中に配合されるデユーラム小麦粉、馬鈴薯澱
粉及びガム類の重量、減圧条件、茹で後の麺の水分含量
を種々変えて、茹で中華麺を製造し、それぞれの茹で中
華麺の食感評価を行った。
食感評価は、茹で中華麺を冷蔵庫に1日間保存した
後、沸騰水中で1分間茹で戻し、麺の滑らかさ、固さ、
粘弾性を20人の専門パネラーが評価し、総合評価も行っ
た。
配合及び結果を下記表1に示す。なお、配合は全て重
量部で示した。
(発明の効果) 本発明の方法によって得られた生中華麺及びそれを茹
でて得られる茹で中華麺は、適度の滑らかさと固さと粘
弾性を有し、茹で後に伸びることがなく、保存中に品質
が低下することもない。

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】粉体原料中に、デユーラム小麦粉またはデ
    ユーラム小麦粉セモリナを5〜35重量%及び澱粉3〜20
    重量%配合し、その他の原料と共に加水、混練、成形す
    ることを特徴とする生中華麺の製造法。
  2. 【請求項2】デユーラム小麦粉またはデユーラム小麦粉
    セモリナの配合量が、10〜30重量%である請求項1に記
    載の製造法。
  3. 【請求項3】粉体原料中に、グアガム、ローカストガ
    ム、カラギーナン及びカードランからなる群から選ばれ
    る1または2以上を0.01〜2重量%配合する請求項1ま
    たは2に記載の製造法。
  4. 【請求項4】粉体原料中に、卵白粉を0.3〜1重量%配
    合する請求項1〜3のいずれかに記載の製造法。
  5. 【請求項5】混練を−200〜−600mmHgの減圧条件下で行
    う請求項1〜4のいずれかに記載の製造法。
  6. 【請求項6】請求項1〜5の方法によって得られた生中
    華麺を、茹で上げ後の水分含量が55〜65重量%となるよ
    うに茹で上げることを特徴とする茹で中華麺の製造法。
JP2309470A 1990-11-15 1990-11-15 生中華麺及び茹で中華麺の製造法 Expired - Fee Related JP2968991B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2309470A JP2968991B2 (ja) 1990-11-15 1990-11-15 生中華麺及び茹で中華麺の製造法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2309470A JP2968991B2 (ja) 1990-11-15 1990-11-15 生中華麺及び茹で中華麺の製造法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04330256A JPH04330256A (ja) 1992-11-18
JP2968991B2 true JP2968991B2 (ja) 1999-11-02

Family

ID=17993379

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2309470A Expired - Fee Related JP2968991B2 (ja) 1990-11-15 1990-11-15 生中華麺及び茹で中華麺の製造法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2968991B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006101728A (ja) * 2004-10-01 2006-04-20 Nippon Flour Mills Co Ltd 中華麺及び皮類の製造方法
JP5203751B2 (ja) * 2008-03-06 2013-06-05 日清製粉株式会社 麺類または皮類用デュラム小麦粉およびこれを含有する麺類または皮類用小麦粉組成物
JP5184446B2 (ja) * 2009-06-19 2013-04-17 株式会社ニチレイフーズ 生中華麺の製造方法、冷凍茹で中華麺の製造方法、茹で中華麺の製造方法、及び中華麺
JP5116115B2 (ja) * 2009-08-04 2013-01-09 日本製粉株式会社 焼成用衣ミックス及びこれを使用した焼成食品
JP6838805B2 (ja) * 2017-01-13 2021-03-03 日東富士製粉株式会社 中華生麺の製造方法及び中華生麺

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04330256A (ja) 1992-11-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6423220B2 (ja) うどん麺
JP2968991B2 (ja) 生中華麺及び茹で中華麺の製造法
JP3649532B2 (ja) 冷凍麺類の製造方法
JP4002857B2 (ja) デンプンを主原料とする麺類の製造方法
JP2003000167A (ja) 麺類の製造方法
JP4394307B2 (ja) 麺類の製造方法
JP2022128280A (ja) 生麺又は調理麺の製造方法
JPH05244887A (ja) 常温流通可能なメン類の製造法
JP2000125792A (ja) 乾麺の製造方法
JP2000093104A (ja) 麺類の製造方法
JP4238330B2 (ja) 麺類の変色防止剤及び変色を防止された麺類
JP2997952B2 (ja) 中華麺の製造方法
JP2018171006A (ja) 人工イカ及びその製造方法
JP7329400B2 (ja) 麺類の製造方法
JPH10155439A (ja) 生麺の品質改良剤および各種麺の原料粉
JPH06153833A (ja) 麺類の製造方法
JP2000217527A (ja) 麺 類
JP2004000108A (ja) そうめん及びその製造方法
JP4908970B2 (ja) 麺類の復元性向上剤
JP2968994B2 (ja) 完全包装麺の製造法
JP2004357571A (ja) 低カロリー麺類の製造方法
JPH10295299A (ja) 生パスタ類およびその製造方法
JPH07194324A (ja) 低たんぱく麺
JPH1169950A (ja) 冷凍そばの製造方法
JP2009055893A (ja) 餅様食品およびその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070820

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080820

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090820

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100820

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees