JPH03207929A - 面状採暖具の害虫駆除方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、電気カーベント等の柔軟性を有する面状採暖
具の害虫駆除方法およびそのｆｉ！戒に間するものであ
る． 従来の技術 従来のこの種面状採暖具にあっては、発熱体を備え表面
に繊維材を有し裏面は断熱材（フエルト、ウレタンフォ
ーム）でなる本体と、発熱体による発熱量を制御する温
度コントローラとで構威している．又、中には、採暖具
の表面材は、ニ一ドルパンチフェルト等の薄手でなり、
カバーを自由に選択できるものとし、カバーの風合（立
毛）を良くしてカバーとセノトで使用するものである。

ところてこのような、面状採曖具やカバーにチリダニ、
コナダニなどの害虫が発生した場合には、従来、面状採
暖具の表面やカハーの表面を日光に当てるとか、殺虫剤
を使っての駆除を行う方法が一般的であった，又近年、
電気カーペノトにあっては、本体を２つ折りにして一定
時間、一定の設定温度で通電し、ダニを殺す方法が考え
られている。

発明が解決しようとする課題 しかし、日光による駆除では採暖具を使用する冬の気候
では十分でなく駆除可能な時間も限定される．又、殺虫
剤では、家庭内の環境を汚染する可能性があり、好まし
いとは言えなかった。

そこで、手軽に且つ安全に害虫を駆除する方法として面
状採暖具の温度設定を最大にして連続通電し、害虫駆除
を図ることが考えられるが、一般に電気カーベソト等面
状採暖具の最大設定温度は通常の使用状態で、低温火傷
が発生しない温度（５０’Ｃ程度）になっており、充分
な殺虫効果が得られない課題があった。すなわち、面状
採暖具の温度設定は、最大にした場合に面状採＃具本体
の発熱体に近い部分の温度は、ダニの致死温度（４５〜
５０゜Ｃ）に達しているものの、本体表面繊維の立毛先
端、カハーセソトの場合のカハーの立毛先端は放熱が激
しく、ダニの致死温度に達しないため、立毛付近にいる
ダニは駆除できないことになり、殺虫効果が非常に少な
いという課題があった。そこで特開昭６２−７７５２５
号公報のように、通常使用時よりも高い温度レベルで所
定時間通電される害虫駆除用の発熱素子を設けたり、特
開昭６２−８４２３１号公報のように、発熱体の発熱量
を一定時間だけ通常使用時よりも増大させることにより
、害虫駆除を行うようにしたものがあった。しかしなが
ら、このような従来例にあっては、面状採暖具の温度設
定を５０’Ｃよりも大幅に高く設定しなければならない
ので、過熱や、低温火傷の発生などの危険性が懸念され
るという課題があった。また、採暖具を２つ折りにして
一定温度で一定時間通電する方法においては一応の効果
は認められるが、折りたたみ部の近傍すなわち、中央付
近は第７図のように本体の厚みかＳくる弾性で本体表面
の密着か弱くスキ間ハが発生し、害虫を駆除するだけの
温度になりに《＜、実質的には害虫の致死率が低いとい
った課題や裏面にいる害虫にはさらに効果がないといっ
た課題を有していた。

本発明はかかる従来の課題を解消するもので、面状採暖
具本体の発熱体を用いて、容易に且つ確実に害虫を駆除
することができ、しかも、設定温度をあまり高くする必
要がなく、過熱や、低温火傷の発生する恐れがない面状
採暖具の害虫駆除方法およびその装置を提供することを
目的とする。

課題を解決するための手段 上記課題を解決するため、本発明の方法は、発熱体を備
え繊維でなる表面材を設け、柔軟性を有する面状採暖具
本体を表面材を内側としコントローラ又は、接続部と接
していない２辺のいずれかから円筒状に密着させて巻き
付け少くとも本体の表面温度が一定時間だけ害虫駆除温
度になるように、発熱体による発熱量を制御するもので
ある．また、面状採暖具本体と風合の良い立毛を有する
カバーとをセントで使用するものにおいては、カバーの
立毛側を面状採暖具本体の表面側と対向させてカハー側
を中心倒にし、コントローラと接していない２辺のいず
れかから円筒状に密着させて巻き付け・るものである。

なお、本発明装置は、面状採暖具の柔軟性と温度分布を
より勝れたものにするため、発熱体はひも状のフレキシ
ブルなものとし、かつ金属箔を均熱板として温度的に接
合したものである。そして断熱材と表面材との間に一体
に接着して本体とし、一角に制御コントローラを備えて
いる制御コントローラには、巻き付けた後の本体及び、
カバー表面温度が害虫駆除温度になるように温度設定を
する制御回路と、一定時間通電するタイマー回路をスイ
ッチで作動させるようにしたものであり、かつ害虫駆除
スイノチは、コントローラの側部に設け、容易に操作で
きるものである。

作用 本発明の面状採暖具の害虫駆除方法によると、表面材の
立毛部に圧力が加わることや、断熱材も含めて全体が一
定の温度設定になるので、表面材にいる害虫だけでなく
断熱材の裏面にいる害虫も高い確率で駆除することがで
きる。

さらにカバーをセントで使用するものにあっては、面状
採暖具本体の発熱体に近接した表面材側にカハー立毛を
接合させさらに、巻き付けることでより確実に屋度を上
昇させることができる。

また、ひも状発熱体と均熱板を接合させていることから
、面状採暖具の表面の温度の分布が良く、発熱体の直上
だけでなく、全面で害虫の駆除ができるものである。さ
らに、巻き付けることによりコントローラの通常表示面
は本体と重なり操作はしにくくなるが、害虫駆除スイノ
チをコント口ーラの側部に設けていることから、容易に
操作が可能になる。

実施例 第ｌ図及び第２図は、本発明の一実施例を示すもので、
ひも状発熱線５を温度均熱板６と接合し、さらに表布材
３と断熱材４で一体に接着した本体の一角に制御コント
ローラを備え、表布材３を内側になるようにコントロー
ラと接合していない辺から円筒状に巻き付けたものであ
る。第３図は面状採暖具本体１ａの表布３ａは比較的薄
いもので、風合の良いカバー７とセノトで使用するもの
の通常使用状態を示している。第４図Ａは害虫駆除を行
うときのカバーのセノト状態を示し、カバー７の立毛側
７ａを面状発熱体１ａの表面材３ａに対向させ、第４図
Ｂのようにカバー側を内側にして、コントローラと接合
していない辺から円筒状に巻き付けたものである。上記
のいずれにおいても、巻き付けた状態でスイッチＥを押
すと表面材３，３ａの温度は立毛先端を含めて害虫駆除
温度になるよう温度設定され、一定時間タイマー回路Ｄ
が作動するようにしている。なお設定温度は４５〜５５
゜Ｃ、タイマー設定時間は９０−１２０分とした。

実施例では、温度コントローラ２は、温度センサーＡａ
にて面状採Ｉｌ具本体１の適所の温度を検出する温度検
出回路Ａと、検出温度が温度設定手段にて設定された温
度になったかどうかを判定して発熱体５の通電を制御す
る温度設定回路Ｂと実際にリレーを駆動させるリレー駆
動回路で基本回路を構成している。害虫駆除の場合は、
スイノチＥを作動し、タイマー回路Ｄをスタートさせ同
時に温度設定を害虫駆除温度とするものである。

なお、実施例では巻き付け時の中心部内径は５〜ＩＱｃ
ｎとした。

コントローラ２の害虫駆除スイノチＥはコントローラの
側部に設けてあり、採暖具本体を巻き付けた後から容易
に作動させられるものである。

実施例の作用について説明する。

実施例において害虫駆除を行う場合は、面状発熱体本体
１の１角に設けたコントローラ２が接合していない端辺
イ２はロを中心にかつ表面側すなわち表面材３が内向に
なるように内径を５〜ＩＯＣＩで表面材３と本体断熱材
４が密着するように巻き付ける。そして害虫駆除用動作
スイッチを押し作動させるものである。これにより温度
設定回路が表面材の温度を害虫駆除温度４５〜５５゜Ｃ
になるように設定する。また同時にタイマー回路Ｄが作
動し回路に設定された時間９０〜１２０分だけ害虫駆除
温度での通電が行なわれ、面状採暖具本体の発熱体５を
用いて容易に且つ確実に害虫駆除が行なえるようになっ
ている。

第５図は、温度コントローラ２の外観を示しコントロー
ラの側部に害虫駆除スイッチ８を設けてある。したがっ
て害虫駆除を行う場合に面状採暖具本体を巻き付けた後
でも容易にスイッチ８を作動させることを可能にしてい
る。第６図は温度制御例を示す図であり、通常使用状態
は、発熱体５の温度をセンサーＡａで検出し、検出回路
Ａ、温度設定回路Ｂ、リレー駆動回路Ｃと一連に信号を
送り、発熱体への通電を制御するものである。そして害
虫駆除時はスイッチＥを作動させると、温度設定回路Ｂ
、リレー駆動回路Ｃ、タイマー回路Ｄが同時に作動し、
害虫駆除温度で一定時間発熱を通電制御するものである
． 発明の効果 以上のように、本発明の方法は、発熱体を備え、柔軟性
を有する面状採暖具を表面材を内側に円筒状に密着させ
巻き付けることにより、表面材の立毛に圧力を加え且つ
断熱材と一体にほぼ全体を害虫駆除温度で一定時間保つ
ことから、表面材にいる害虫はもちろん、断熱材にいる
害虫も高い確率で駆除することが可能である。又害虫駆
除の設定屋度も、全体の密着力が強く得られることから
、特別に高い温度にしなくても昇温させることかでき、
安全で、消費電力も少なくてすむ。

また、カハーとセソトで使用するものにおいて、カバー
の風合がいろいろ変化しても、立毛側を面状発熱体の表
面側に接合させるので、表面側の温度は確実に昇温され
、害虫は確実に駆除できる効果がある。

また本発明の構成は、発熱体にフレキシブルなひも状発
熱線を使用し、金属箔の温度均熱板と一体になっている
ので、温度分布が良くしかも、柔軟性が高く、非常に扱
いやすい効果がある。

尚、本発明の実施例は、本体の一角にコントローラを設
けた場合について説明したが、本体からコントローラを
離した方式では、この部分は、着脱式の接着部と置きか
えれば、全く同樟の作用、効果が得られる。

【図面の簡単な説明】 第Ｉ図は、本発明の面状採暖具の斜視図及び要部断面図
、第２図は本発明一実施例の斜視図、第第６図は、同上
のブロンク図、第７図は従来例の斜視図である。 ｌ・・・・・・面状採暖具本体、２・・・・・・コント
ローラ、３・・・・・・表面材、４−・・・・・断熱材
、５・・・・・・発熱線、６・・・・・・温度均熱板、
７・−・・・・カバー、８・・・・−・害虫駆除スイッ
チ。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）発熱体を備え、表面に繊維でなる表面材を設けた
   柔軟性を有する本体を、表面材を内側として円筒状に密
   着させて巻き、面状発熱体の少くとも表面温度が、一定
   時間だけ害虫駆除温度になるように発熱体による発熱量
   を制御したことを特徴とする面状採暖具の害虫駆除方法
   。
2. （２）面状採暖具本体の表面材はニードルパンチフェル
   ト等でなる薄手の繊維でなり、風合の良い立毛等を有す
   るカバーを前記面状採暖具本体の上にカバーとして組合
   せて使用するものにおいて、カバーを重ね、カバー側を
   内側として面状発熱体本体と重ねたまま円筒状に密着さ
   せて巻き、カバーと面状発熱体の表面温度が一定時間だ
   け害虫駆除温度になるように発熱体による発熱量を制御
   したことを特徴とする面状採暖具の害虫駆除方法。
3. （３）面状採暖具の本体内発熱体は、柔軟なひも状発熱
   線とし、かつ金属箔からなる温度均熱板と熱的に接合さ
   せ、表面材、断熱材と一体に接合した構成とし、本体の
   一角に設けた温度コントローラには害虫駆除スイッチを
   前記温度コントローラの側部に設けたことを特徴とする 面状採暖具。