JPH03205803A - 非晶質磁性合金鉄心とその製造方法 - Google Patents
非晶質磁性合金鉄心とその製造方法Info
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- JPH03205803A JPH03205803A JP53490A JP53490A JPH03205803A JP H03205803 A JPH03205803 A JP H03205803A JP 53490 A JP53490 A JP 53490A JP 53490 A JP53490 A JP 53490A JP H03205803 A JPH03205803 A JP H03205803A
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Landscapes
- Manufacturing Cores, Coils, And Magnets (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、非晶質磁性合金薄帯を用いた電磁誘導機器用
鉄心並びに製造方法に関する。
鉄心並びに製造方法に関する。
非晶質磁性合金薄帯の積層品を外周を樹脂モールドして
補強する際に、樹脂が内部に浸透して磁気特性が劣化す
るのを防ぐ方法として、従来は特開昭５９ − ４１０
９号公報に記載のように、薄帯巻取時の張力を大きくし
て眉間の空隙を小さくしたり、真空含浸を避けたり、あ
るいは、積層品端面にワックスや接着剤等を塗ることで
内部へ樹脂が侵入するのを防ぐといった方法がとられて
いた。
補強する際に、樹脂が内部に浸透して磁気特性が劣化す
るのを防ぐ方法として、従来は特開昭５９ − ４１０
９号公報に記載のように、薄帯巻取時の張力を大きくし
て眉間の空隙を小さくしたり、真空含浸を避けたり、あ
るいは、積層品端面にワックスや接着剤等を塗ることで
内部へ樹脂が侵入するのを防ぐといった方法がとられて
いた。
上記従来技術は、巻取リテンションを大きくした場合の
巻締り応力については考慮がされておらず、巻締り応力
によって特性が劣化するという問題があった。また，作
業温度の違いによるモールド用樹脂の粘度の変化につい
ては考慮がされておらず、樹脂の浸透を完全には阻止で
きないので樹脂硬化に伴う応力による特性の劣化は避け
られない。また、樹脂の浸透量も一様でないので劣化量
にもばらつきが生じるという問題があった。
巻締り応力については考慮がされておらず、巻締り応力
によって特性が劣化するという問題があった。また，作
業温度の違いによるモールド用樹脂の粘度の変化につい
ては考慮がされておらず、樹脂の浸透を完全には阻止で
きないので樹脂硬化に伴う応力による特性の劣化は避け
られない。また、樹脂の浸透量も一様でないので劣化量
にもばらつきが生じるという問題があった。
本発明の目的は、巻締りや樹脂浸透に伴う応力を防ぎ，
鉄心の磁気特性の劣化が小さく、酸化防止と表面保護の
ための樹脂層を形成することにある。
鉄心の磁気特性の劣化が小さく、酸化防止と表面保護の
ための樹脂層を形成することにある。
上記目的を達或するために、本発明は、高分子フイルム
で鉄心を覆い、樹脂の浸透を完全に阻止する様にしたも
のである。また、鉄心周縁に樹脂を付着し易くし、厚い
樹脂層を形威するために繊維テープを巻く様にしたもの
である。また、作業性と樹脂の遮へい性を向上するため
に粘着性の高分子フイルムを用いる。さらに、機械的強
度や耐熱性の良好な高温硬化樹脂で固着するために無機
質繊維テープや耐熱フイルムを適用したものである。
で鉄心を覆い、樹脂の浸透を完全に阻止する様にしたも
のである。また、鉄心周縁に樹脂を付着し易くし、厚い
樹脂層を形威するために繊維テープを巻く様にしたもの
である。また、作業性と樹脂の遮へい性を向上するため
に粘着性の高分子フイルムを用いる。さらに、機械的強
度や耐熱性の良好な高温硬化樹脂で固着するために無機
質繊維テープや耐熱フイルムを適用したものである。
高分子フイルムは高密度で樹脂が浸透しないのでフイル
ムの両面が遮へいされて鉄心内部へ樹脂が浸透しない。
ムの両面が遮へいされて鉄心内部へ樹脂が浸透しない。
また、繊維テープは毛管現像で樹脂を吸収し易いので、
厚い樹脂層を形成し表面保護の効果を向上する。また、
粘着性フイルムは鉄心への固定が容易であり、フイルム
と鉄心間、あるいは、フイルム相互間の空隙発生を防止
できるので残留空気層を低減できる。そして、無機質繊
維テープは炭化の恐れがないため、機械的強度や耐熱性
の良好な高温硬化樹脂を使用することができる。
厚い樹脂層を形成し表面保護の効果を向上する。また、
粘着性フイルムは鉄心への固定が容易であり、フイルム
と鉄心間、あるいは、フイルム相互間の空隙発生を防止
できるので残留空気層を低減できる。そして、無機質繊
維テープは炭化の恐れがないため、機械的強度や耐熱性
の良好な高温硬化樹脂を使用することができる。
以下、本発明の一実施例を第１図により説明する。
第１図に本発明の製造方法で加工した鉄心の断面を示し
てある。非晶質磁性合金の薄帯を巻回して形威し、所定
の熱処理を施した鉄心ｌの周縁を高分子フイルム２で覆
い、その周縁に繊維テープ３を巻回後、樹脂４を塗布し
固着した非晶質磁性合金鉄心である。第ｌ図における高
分子フイルム２は、耐熱性と作業性の点から粘着剤を施
したポリイミドアミドフイルムが好ましく用いられる。
てある。非晶質磁性合金の薄帯を巻回して形威し、所定
の熱処理を施した鉄心ｌの周縁を高分子フイルム２で覆
い、その周縁に繊維テープ３を巻回後、樹脂４を塗布し
固着した非晶質磁性合金鉄心である。第ｌ図における高
分子フイルム２は、耐熱性と作業性の点から粘着剤を施
したポリイミドアミドフイルムが好ましく用いられる。
粘着剤により鉄心やフイルム相互に密着するので固着用
樹脂４の粘度に関係なく、樹脂の浸透を完全に阻止でき
る。また、繊維テープ３は、耐熱性と機械的強度の点か
らガラス繊維テープが好ましい。繊維テープ特有の毛羽
立ちは、周縁に樹脂４を塗布するので周辺に飛散するこ
とがない。耐熱性の良好なポリイミドアミドフイルムと
ガラス繊維テープを適用することによって機械的強度や
耐熱性に優れている高温硬化樹脂が適用できる。
樹脂４の粘度に関係なく、樹脂の浸透を完全に阻止でき
る。また、繊維テープ３は、耐熱性と機械的強度の点か
らガラス繊維テープが好ましい。繊維テープ特有の毛羽
立ちは、周縁に樹脂４を塗布するので周辺に飛散するこ
とがない。耐熱性の良好なポリイミドアミドフイルムと
ガラス繊維テープを適用することによって機械的強度や
耐熱性に優れている高温硬化樹脂が適用できる。
表ｌは、この発明の一実施例による非晶質磁性合金鉄心
の製造方法において、ポリイミドアミドフィルム，ガラ
ス繊維テープを巻回し、固着用樹脂に自然乾燥型のワニ
スを用いて固着した鉄心と従来の方法で固着した非晶質
磁性合金鉄心の鉄損を対比させて示した表である。樹脂
固着後の鉄損は、従来方法の高分子フイルムなしの場合
，２２％増加したのに対して、本発明の高分子フイルム
ありの場合５％の増加に抑えられている。
の製造方法において、ポリイミドアミドフィルム，ガラ
ス繊維テープを巻回し、固着用樹脂に自然乾燥型のワニ
スを用いて固着した鉄心と従来の方法で固着した非晶質
磁性合金鉄心の鉄損を対比させて示した表である。樹脂
固着後の鉄損は、従来方法の高分子フイルムなしの場合
，２２％増加したのに対して、本発明の高分子フイルム
ありの場合５％の増加に抑えられている。
表１
〔発明の効果〕
本発明によれば、高分子フイルムで樹脂の浸透を阻止で
きるので鉄心の磁気特性を劣化させることなく、鉄心周
縁に酸化防止と表面保護のための樹脂層を形成できる。
きるので鉄心の磁気特性を劣化させることなく、鉄心周
縁に酸化防止と表面保護のための樹脂層を形成できる。
高分子フイルムの周縁に巻回した繊維テープに樹脂を塗
布することで厚く、機械的強度の大きい樹脂層を形成で
きる。高分子フイルムを粘着性とすることで鉄心やフイ
ルム相互に密着するので、残留空気層を減らすことがで
きる。
布することで厚く、機械的強度の大きい樹脂層を形成で
きる。高分子フイルムを粘着性とすることで鉄心やフイ
ルム相互に密着するので、残留空気層を減らすことがで
きる。
第１図は本発明の一実施例の積層鉄心の断面図である。
１・・・積層鉄心、２・・・高分子フイルム、３・・・
繊維テ第 １ 図 ｆ
繊維テ第 １ 図 ｆ
Claims (6)
- １．非晶質磁性合金の薄帯を巻回あるいは積層して形成
する鉄心において、 熱処理後の前記鉄心の外周に高分子フイルム層を形成し
、前記高分子フイルム層の外周に樹脂層を形成したこと
を特徴とする非晶質磁性合金鉄心。 - ２．非晶質磁性合金の薄帯を巻回あるいは積層して形成
する鉄心において、熱処理を行つた鉄心を高分子フイル
ムで覆つた後、樹脂を塗布して固着することを特徴とす
る非晶質磁性合金鉄心の製造方法。 - ３．特許請求の範囲第１項に記載の熱処理を行つた鉄心
を高分子フイルムで覆い、さらに繊維テープを巻回した
後、樹脂を塗布し固着する非晶質磁性合金鉄心。 - ４．特許請求の範囲第１項に記載の高分子フイルムは、
少なくとも一部に粘着剤を塗布した粘着性フイルムであ
る非晶質磁性合金鉄心。 - ５．特許請求の範囲第２項に記載の繊維テープは無機質
の繊維テープであることを特徴とする非晶質磁性合金鉄
心とその製造方法。 - ６．特許請求の範囲第１項または第３項に記載の高分子
フイルムはポリイミド系のフイルムである非晶質磁性合
金鉄心。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP53490A JP2892730B2 (ja) | 1990-01-08 | 1990-01-08 | 非晶質磁性合金鉄心とその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP53490A JP2892730B2 (ja) | 1990-01-08 | 1990-01-08 | 非晶質磁性合金鉄心とその製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03205803A true JPH03205803A (ja) | 1991-09-09 |
| JP2892730B2 JP2892730B2 (ja) | 1999-05-17 |
Family
ID=11476428
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP53490A Expired - Lifetime JP2892730B2 (ja) | 1990-01-08 | 1990-01-08 | 非晶質磁性合金鉄心とその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2892730B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104269264A (zh) * | 2014-07-09 | 2015-01-07 | 伊戈尔电气股份有限公司 | 一种油浸式非晶合金变压器铁心防裂及降噪工艺 |
-
1990
- 1990-01-08 JP JP53490A patent/JP2892730B2/ja not_active Expired - Lifetime
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104269264A (zh) * | 2014-07-09 | 2015-01-07 | 伊戈尔电气股份有限公司 | 一种油浸式非晶合金变压器铁心防裂及降噪工艺 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2892730B2 (ja) | 1999-05-17 |
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