JPS6278807A - 樹脂モ−ルドコイルおよびその製造方法 - Google Patents

樹脂モ−ルドコイルおよびその製造方法

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JPS6278807A
JPS6278807A JP60217806A JP21780685A JPS6278807A JP S6278807 A JPS6278807 A JP S6278807A JP 60217806 A JP60217806 A JP 60217806A JP 21780685 A JP21780685 A JP 21780685A JP S6278807 A JPS6278807 A JP S6278807A
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JP
Japan
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prepreg
coil
winding
resin
thin
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Pending
Application number
JP60217806A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiyuki Fujimori
藤森 俊幸
Hirobumi Kubo
久保 博文
Masaaki Takimoto
滝本 正章
Tomoki Izuna
伊豆名 具己
Kazunari Kondo
一成 近藤
Kiyohisa Ishikawa
石川 清久
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は巻線の内外周罠薄葉絶縁物を巻回して成る樹脂
モールドコイルに侮り、特に絶縁層の絶縁性能および機
械的強度の向上に好適な絶縁層の構成に関する。
〔発明の背景〕
従来の樹脂モールドコイル1′は、特開昭57−121
207号に記載されているように、コイル2の内外周に
薄葉絶縁物としてプリプレグ4を巻回し絶縁層を形成し
ている。しかし、この絶縁層は第7図に示すように全)
gkが単一2m類のプリプレグ4より成り、このプリプ
レグ4は加熱硬化時にコイルとの密層性を良くするため
に多量の樹脂が含浸されているので、加熱時に樹脂が一
担軟化して流れ出し表面に多くの凹凸4aが形成された
11@!化したり、樹脂の流出のため含浸量が不均一に
なったりするため、絶縁性能の低い部分や機械的強度の
弱い部分が発生するとともに、表面の凹凸4aが製品の
美観を損ねて商品価値を下けるという問題があった。ま
た、美観を保つための表面の仕上作業に手数がかかると
いう問題もあった。
この問題を解決するため心金の表面上にプリプレグ4を
巻回し、その外周にコイル2を巻回し再びプリプレグ4
を巻回し、その後、ポリエステル収縮テープ等収縮性を
持ったテープ6を外周のプリプレグ4の外周に巻回して
予備乾燥後、上下端面にレジン3を注入してモールドコ
イルの硬化を行うことが従来性われている。このように
すると、収縮テープ6が熱によって、収縮するため、予
備乾燥時や硬化時プリプレグ4は収縮テープ6により締
付けられ、モールドコイル1″の外表面は優美に成形さ
れる。
しかし、プリプレグ4には多量の樹脂が含浸されており
、加熱硬化時忙溶は出したこの樹脂が熱収縮テープ6の
収縮力で押圧されてグリプレグ4の端面釦流れ出し、コ
イル下端につらら状突起4bを形成したり、コイル上端
に凸部4cを形成し、これらの仕上げに手間がかかると
いう問題がある。
また、プリプレグ4の樹脂が流出するため、樹脂の含浸
量が不均一になることは完全には解決されていない。さ
らに、コイル外周をおさえるのに高価な収縮テープを用
いるため、多量の収縮テープが必要であり、材料費が高
くつぐとともに、収縮テープの巻回および、成形完了後
の剥離作業に工数がかかるという問題があった。
〔発明の目的〕
本発明の目的は加熱硬化後においても絶縁層の樹脂含浸
量が均一で絶縁性能および機械的強度に優れた位(脂モ
ールドコイルを提供することKある。
〔発明の概要〕
本発明は巻線の内外周に樹脂を含浸した薄葉絶縁物全巻
回して絶縁層を形成して成る樹脂モールドコイルにおい
て、該絶縁層は複数層の薄葉絶縁物により形成されると
ともに、前記巻線に面する層と表面の層とがそれぞれ異
なる種類の薄葉絶縁物i硬化させたものにより構成され
ることを特徴とするものである。
好ましい実施態様によれば、前記絶縁層は硬化状態の異
なる薄葉絶縁物により形成され、前記巻線に面する層に
は硬化の進んでいない薄葉絶縁物が巷回され、前記表面
の層には硬化の進んだ薄葉絶縁物がそれぞれ巷回さハた
状態で硬化させたものより成る。
また、本発明は巻線の内外周に樹脂を含浸した薄葉蛇J
、縁物全巻回後硬化させて絶縁層を形成する樹脂モール
ドコイルの製造方法において、該絶縁層の前記巻線洗面
する層と表面の層とKそれぞれ異なるわIT類の薄葉絶
縁物を巻回後硬化させるようにしたことを特徴とするも
のである。
〔発明の実施例〕
以下、本発明の実施例を第り図〜第6図を用いて読切す
る。
第1図は本発明の第1実施例を示す。
本実施例は巻線の外周に形成された絶縁N5の薄葉絶縁
物を硬化状態の異なる2種類のプリプレグを用いて構成
したものである。
本実施例のモールドコイルlは以下のように製造される
内周に薄葉絶縁物であるプリプレグ4を巻回して内周絶
縁層を形成し、その上から、巻線であるコイル2を巻回
する。その後、コイル2の外周に第1の薄葉絶縁物とし
てプリプレグ4を再び巻回し、外周絶縁層のうち、巻線
洗面する側の層5aを形成する。このプリプレグ4はレ
ジンの含浸量も多く、壕だ半硬化状の材料であるが、そ
の程度は少なく、むしろ生に近い状態のセミキュアー状
の拐料である。
このプリプレグ4の表面となる上面に第2の薄葉絶縁物
として硬化がかなり進んだ半硬化状のグリプレグ7を巻
回して外周絶縁層の表面の層5bを形成する。プリプレ
グ7は、硬化の程度がかなり進んでいるため、プリプレ
グ4と異なり硬化炉内に搬入してもレジンが溶けて流れ
出したりする事は無い。一方プリプレグ4は硬化がち1
つ進んでいないため、硬化炉内で溶は出し、コイル2内
に流れ出し、その後硬化するため、コイル2やプリプレ
グ7と十分に接着する。コイル2の端面にはパテ状ある
いは液状のレジン3が充てんされる。
本実施例においては、外周の絶縁N5の表面の層5bに
硬化の進んだプリプレグ7を用い、巻線に面する層5a
に半硬化状態で樹脂含浸量の多いプリプレグ4を用いて
いるので、硬化中における樹脂のコイル外への流出を有
効に防止できるとともに、溶は出した樹脂が表面に出な
いためコイル表面に凹凸ができず美観を向上させること
ができる。
本実施例においては巻線に面する層5aと表面の層5b
との薄葉絶縁物を硬化状態の異なる2種のプリプレグに
よりそれぞれ格成したが、ご九に限ることなく、樹脂含
浸量の異なる2柚のプリプレグを用いて樹脂含浸量の少
ないものを表面の層5bに用いてもよい。また、含浸さ
れた樹脂の種類が異なる2池のプリプレグを用いてもよ
い。
第2図は本発明の第2実施例を示す。
本実施fi1は巻線に面する層5aに巻回されたプリプ
レグ4の外周にシートまたはテープ状に形成された布状
のガラス繊維8を巻回し、布状のガラス繊維8を介して
硬化の進んだプリプレグ7を表面の層5bに巻回したも
のである。本実施例において、ガラス繊維8は布状で多
孔質であるため、プリプレグ4に含浸された樹脂が加熱
便化時にガラス繊維8に均一に浸透し、表面のプリプレ
グ7を均一に接着して接着強度を向上させる。
第3図は本発明の第3実施例を示す。
本実施例は巻線に面する層5aに巻回されたプリプレグ
4の周囲に網目の粗いプリプレグ9を巻回し、グリプレ
グ9を介して硬化の進んだプリプレグ7を表面の層5b
に巻回したものである。
第4図九グリプレグ9の表面の状態を拡大して示す。本
実施世」においてもプリプレグ4に含浸された樹脂が加
熱硬化時に多孔質であるプリプレグ9に均一に浸透し、
表面のグリプレグ7を均一に接着する。
以上の実施例によれば、コイル表面の美観に優れ商品価
値の高いモールドコイルを得られるとともに、絶縁層の
厚さが均一となるので、衝撃力等による応力集中や電界
集中を効果的に防止することができる。
本発明の第4実施例を第5図、第6図に示す。
本実施例は巻線が各導体で形成され、さらに条導体の放
熱が必要な場合の例である。
すなわち、本実施例はコイルを14)つ絶縁層を必要最
小限の範囲にとどめ、絶R層に覆れない条導体部分を絶
縁性塗料で覆うようにしたものである。
本実施例においては第5図に示すように巻枠等に内周絶
縁層としてプリプレグ4を上部、中間部。
下部の3つに分け、それぞれ間隔をあけて巻回し、この
上に条導体2′を巻回する。さらにこの上に外周絶縁層
としてプリプレグ4を上部、中間部。
下部の3つに分け、それぞれ間隔をあけて巻回する。外
周絶縁層のプl/プレグ4の外周には、さらに各部具プ
リプレグ7を巻回する。上部および下部のコイル端には
樹脂等の絶縁物3を充填しコイル全体を機械的に固定す
ると共に、コイル端部からの吸湿等を防止する。コイル
中間部に用いる内外周絶縁層は、コイルの電磁機械力等
に対して強度を確保するため巻回するものであり、強度
が十分な場合は必要としない。1だ必要に応じては複数
用いることもある。本実施例においても外周の絶M層5
が樹脂含浸量の多いプリプレグ4が巻線洗面する層5a
に巻回され、硬化の進んだプリプレグ7が表面の層5b
に巻回されて形成されるため、絶縁層5の厚さが均一と
なり応力集中や電界集中を防止できるとともに、コイル
表面の美観に優れる。絶縁層の上部と中間部、および中
間部と下部の間は尋体が露出した11となるので粉体塗
装等の方法によって絶縁塗料12を塗装し、コイル全体
を′111:気的に絶縁する。
条巻コイル2′は巻始め口出し10aおよび巻終り口出
し10bにより外部に引出されるが、巻始めおよび巻終
り部分で絶縁層の巻回されていなイ部分については、隣
り合わしているターン間の合わせ目をシール材8により
シールして吸湿しないようにする。シール材8としては
シリコーンゴムまたは樹脂等を用いる。
本実施例によればコイルの放熱特性が向上しこiKよっ
て、小形軽量の条巻樹脂モールドコイルを得ることがで
きるとともに製品の原価低減を図ることが可能である。
以上の実施例においては、外周の絶縁層だけが複数棟類
の薄葉絶縁物で構成さハているが、本発明はこれに限る
ことなく、内周の粕、縁層を複数棟類の薄葉絶縁物で構
成してもよく、さらには内外周共複数棟類の薄葉絶縁物
で構成してもよい。
〔発明の効果〕
本発明によれば、加熱硬化後においても絶縁層の□J脂
含浸葉が均一で、絶縁性能および機械的強度に&れた位
4月ロモールドコイル?得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例におけるモールドコイルの
一部を断面とした正面図、第2図は本発明の第2実施例
におけるモールドコイルの断面図、第3図は本発明の第
3実施例におけるモールドコイルの断面図、第4図は本
発明の第3実施例に用いられる多孔質の#葉絶縁物の一
部を示す平面図、第5図、第6図はそれぞれ本発明の第
4実施例におけるモールドコイルの断面図、および側面
図、第7図は従来のモールドコイルの一部を断面とした
正面ば、8g8図は収縮テープを外周に巻回した従来の
モールドコイルの一部を断面とした正面図である。 2.2′二巻線、4:第1の薄葉絶縁物、5:絶縁層、
5a:巻線に面する層、5b=表面の層、7:第2の薄
葉絶縁物 代理人  弁理士 小  川  勝  男 ゛又、−

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、巻線の内外周に樹脂を含浸した薄葉絶縁物を巻回し
    て絶縁層を形成して成る樹脂モールドコイルにおいて、
    該絶縁層は複数層の薄葉絶縁物により形成されるととも
    に、前記巻線に面する層と表面の層とがそれぞれ異なる
    種類の薄葉絶縁物を硬化させたものにより構成されるこ
    とを特徴とする樹脂モールドコイル。 2、前記絶縁層は硬化状態の異なる薄葉絶縁物により形
    成され、前記巻線に面する層には硬化の進んでいない薄
    葉絶縁物が巻回され、前記表面の層には硬化の進んだ薄
    葉絶縁物がそれぞれ巻回された状態で硬化させたものよ
    り成ることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の樹
    脂モールドコイル。 3、巻線の内外周に樹脂を含浸した薄葉絶縁物を巻回後
    硬化されて絶縁層を形成する樹脂モールドコイルの製造
    方法において、該絶縁層の形成に際し前記巻線に面して
    第1の薄葉絶縁物を巻回し、該第1の薄葉絶縁物の表面
    に該第1の薄葉絶縁物とは異なる第2の薄葉絶縁物を巻
    回した後、該第1および第2の薄葉絶縁物を加熱硬化さ
    せるようにしたことを特徴とする樹脂モールドコイルの
    製造方法。
JP60217806A 1985-10-02 1985-10-02 樹脂モ−ルドコイルおよびその製造方法 Pending JPS6278807A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006325924A (ja) * 2005-05-26 2006-12-07 Kao Corp コンパクト容器
JP2019003995A (ja) * 2017-06-13 2019-01-10 スミダコーポレーション株式会社 コイル装置用絶縁テープ、コイル装置およびその製造方法

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