JPH0319939A - 織機の同期ずれ防止方法 - Google Patents

織機の同期ずれ防止方法

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JPH0319939A
JPH0319939A JP15348989A JP15348989A JPH0319939A JP H0319939 A JPH0319939 A JP H0319939A JP 15348989 A JP15348989 A JP 15348989A JP 15348989 A JP15348989 A JP 15348989A JP H0319939 A JPH0319939 A JP H0319939A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、織機の制御対象を2つの駆動モータで同期さ
せながら駆動する過程で、両者の同期ずれを防止する方
法に関する。
〔従来の技術およびその課題〕
サツカー織り、パイル織りなどの組織で、一方のたて糸
に対し他方のたて糸の張力を周期的に変化させる必要が
ある。特許出願人は、特願昭63−187590号の発
明により、テンションロールを両端のアームで支持し、
そのアームの回転角度を左右の駆動モータで同期させな
がら駆動することによって、たて糸の張力を周期的に変
化させることを既に提案している。
このテンションロールの位置制御過程で、テンションロ
ールの左右の端部で織り幅によってたて糸の負荷が異な
ってくるため、テンションロールの変位過程で左右の端
部に位置ずれが発生する。
テンションロールの左右の位置が最終的に目標位置に到
達したとしても、到達までの過程で位置ずれが発生し、
途中位置への到達時期のずれが問題となる。このような
ずれが発生すると、織り組織に悪影響が現れ、織り幅方
向にサッカーの波立ちの違いや、パイルの長さの出かた
に違いが出てきて、織り組織が均一にならなくなる。
一方、レピア織機では、キャリア用およびインサート用
のレピアをそれぞれ専用の駆動モータで駆動する場合、
キャリア用およびインサート用レピアは、それぞれの速
度パターンにしたがって駆動されるが、よこ入れの負荷
変動や運動部分の慣性などの相違によって、各レピアが
目標の速度パターンからずれることがあり、両レピア間
で完全な同期がとれず、よこ糸の受け渡しが不完全にな
りやすい。この理由から、一対のレピアは、目標の速度
パターン通りに正確に駆動されなければならない。
〔発明の目的〕
したがって、本発明の目的は、同一または同期状態の制
御対象の位置を異なる2つの駆動モータにより同期状態
で制御する過程で、その両駆動モータ間の位置的な同期
ずれを完全に除去することである。
〔発明の解決手段〕
上記目的のもとに、本発明は、サッカー織りやパイル織
りのテンションロールの位置制御、またはレピア織機の
レピアの位置制御において、これらを左右の駆動モータ
で変位させる過程で、各制御対象の実際の位置を独立に
検出し、両位置の偏差を求め、その偏差を解消する方向
に各駆動モータへ補正を加えるようにしている。
〔発明の構或〕
第1図は、本発明の位置制御装置■の基本的な構戒を示
している。
この位置制御装置1は、2つの駆動モータ2a、2bを
駆動するために、それぞれ専用の位置制御部3a、3b
を備えている。これらの位置制御部3a、3bは、デジ
タルフィードバック制御系として構或されており、織機
の主軸4の回転に追従させるために、共通の位置指令部
8を介して、主軸4に連結されたエンコーダ5に連結さ
れている。
そして、それぞれの駆動モータ2a,2bの回転量は、
パルスジヱネレータ6a,6bによって検出され、位置
フィードバック信号として、位置制御部3a、3bに帰
還されると同時に、位置信号として同期ずれ補正部7内
の偏差カウンタ7■のアップ入力端、ダウン人力端にそ
れぞれ送り込まれる。偏差カウンタ7lは、両駆動モー
タ2a、2bの回転量の差を同期ずれに対応するデジタ
ル量的な偏差として検出する。この偏差は、D/A変換
器72によってデジタル量からアナログ量に変換され、
反転器73を介しまたは直接にそれぞれの位置制御部3
a、3b内の駆動出力に同期ずれ補正信号として印加さ
れる。
もちろん、これらのそれぞれの駆動モータ2a、2bは
、後述の各実施例で示されるように、制御対象としてサ
ッカー織機あるいはパイル織機のテンションロールのア
ームに連結されているか、またはレピア織機のキャリア
用のレピアまたはインサート用のレピアを同期状態で駆
動するために、それぞれ連結されている。
〔発明の作用〕
製織中に、エンコーダ5は、主軸4の回転を検出し、そ
の回転角度に対応した回転角度信号を発生していく。そ
こで、位置指令部8は、回転角度信号を入力として、2
つの同じ指令パルス列信号を発生し、位置制御部3a、
3bに送る。それぞれの位置制御部3a、3bは、指令
パルス列信号を入力として、それぞれの駆動モータ2a
、2bの回転量に相当する駆動出力を発生し、所定の速
度でフィードバック位置制御のもとにそれらを駆動して
いく。
このため、両駆動モータ2a、2bは、位置制御部3a
、3bから同じ駆動出力を受けて、互いに同期し、主軸
4の回転に追従するよう駆動される。
ところが、既に述べたように、それぞれの駆動モータ2
a、2bに掛かる負荷が不均一になったり、また各可動
部分での慣性量などが異なってくると、それぞれの駆動
モータ2a、2bの回転量は、同期状態の駆動指令にも
かかわらず、同期ずれを起こす。
そこで、偏差カウンタ71は、パルスジェネレータ6a
、6bからのパルス状の位置信号を入力として、両駆動
モータ2a,2b間のずれ、つまり偏差を求める。この
偏差は、D/A変換器72でアナログ量に変換され、反
転器73を介しまたは直接に、偏差解消方向の同期ずれ
補正信号として位置制御部3aおよび位置制御部3bの
補正部に印加する。例えば、一方の駆動モータ2aの回
転量がrl 2 0Jであり、他方の駆動モータ2bの
回転量がrl 1 0Jであるとき、その偏差「+10
」に対応する同期ずれ補正信号は反転器73によって一
の符号に変換されて一方の位置制御部3aに送り込まれ
、回転速度を低める方向に作用するが、同時にこの同期
ずれ補正信号は、十の符号のまま他方の位置制御部3b
に対し回転速度を高める方向に作用する。この結果、位
置制御部3a、3bは、独自のフィードバック回転制御
系のほか、同期ずれ補正信号を受けて、偏差を解消する
方向に駆動モータ2a、2bの速度を加減し、それらの
間で同期運転の状態を維持する。
なお、同期ずれ補正信号は、応答時間の遅れを許すなら
ば、位置制御部3a、3bのうちいずれか一方にのみ印
加されてもよい。
〔実施例1〕 この実施例は、第2図に示す通り、サソカー織りまたは
パイル織り過程で、たて糸27の張力調節のために、テ
ンションロール28の位置制御に利用する例である。
織機の主軸4の回転は、エンコーダ5によって検出され
、パルス発振器11、12の人力となる。
このパルス発振器11、l2は、位置決め量の設定器1
3、l4に接続されており、主軸4の回転角度に応じて
、所定の変位量に必要な回転量のパルスを発生し、スイ
ッチ15に応して、いずれかの偏差カウンタ17a、1
7b1または偏差カウンタ18a、18bのアンプ入力
端にそれぞれ選択的に送り込まれる。このスイソチl5
およびスイッチ16a、16bは、互いに連動関係にあ
って択一的に操作され、テンションロール28を前進さ
せて、たて糸張力を低く設定するときに一方の接点を閉
じ、またテンションロール28を後退させて、たて糸張
力を高く設定するときに他方の接点を閉じる。例えば、
テンションロール28を前進させるときに、偏差カウン
タ17a、17bは、一方のパルス発振器l1から回転
量の指令パルス列信号を受けるため、人力パルス数に応
したパルス出力を発生し、これをD/A変換器192、
19bでアナログ量の信号に変換し、加算点20a、2
0b、速度設定用の増幅器21a、2lb、加算点22
a、22bおよび電流設定用の増幅器23a,23bを
経て、それぞれの駆動モータ2a、2bに駆動出力とし
て与えられる。したがって、両駆動モータ2a、2bは
、それぞれの位置制御部3a、3bの出力によって、本
来的に同期状態で回転することになる。なお、増幅器2
3a、23bの出力側で、電流検出器24a,24bは
、出力電流を検出し、加算点22a、22bに電流フィ
ードバック信号として負帰還させている。
それぞれの駆動モータ2a,2bの実際の回転量は、パ
ルスジエネレータ6a、6bでそれぞれ検出され、偏差
カウンタ17a、17bのダウン人力端へ位置フィード
バンク信号として負帰還される。したがって、偏差カウ
ンタ17a,17bの偏差がゼロになるまで、つまり、
必要な回転量だけ駆動モータ2a、2bは、所定の速度
で回転し、テンションロール28の左右のアーム26a
、26bを回動させ、たて糸27の張力を調節すること
になる。なお、このパルスジェネレータ6 a ’−.
6bの出力は、速度フィードバンク制御のために、F/
V変換器25a、25bを経て、加算点20a,20b
に負帰還される。このように、位置制御部3a、3bは
、電流フィードバック制御、速度フィードハック制御、
回転量フィードバック制御系として動作する。
この制御過程で、駆動モータ2a、2bの実際の回転量
に同期ずれが発生したとき、同期ずれ補正部7内の偏差
カウンタ71は、アップ入力端およびダウン入力端でそ
れぞれのパルスジェネレータ6a、6bからのパルスを
実際の位置信号として受け、両者のずれ量に対応する偏
差のデジタル出力を発生する。このデジタル的な偏差は
D/A変換器72を介し、アナログ量の同期ずれ補正信
号として、加算点22bに送り込まれ、また反転器73
によって符号変換され、他方の加算点22aにも送り込
まれる。この電流補正によって、駆動モータ2a、2b
は、同期ずれを解消する方向に修正され、同期状態を保
ちながら駆動される。
したがって、この過程で、たて糸27の負荷変動によっ
て、テンションロール28の変位量が左右で異なったと
しても、それぞれの位置制御部3a、3bおよび同期ず
れ補正部7は、そのずれを補正する方向に両駆動モータ
2a、2bを駆動していくことになる。したがって、ア
ーム26a、26bの移動途中で、または最終的な目標
位置でも、同期ずれはなくなる。
なお、上記実施例において、各駆動モータ2a、2bの
位置信号をそれぞれ比較するのに代えて、両位置制御部
3a、3bの目標位置と実際位置との偏差信号どうしを
比較するようにしてもよい。
すなわち、パルスジエネレータ6a,6bの各出力信号
に代えて、偏差カウンタ17a,18aの出力信号と偏
差カウンタ17b、18bの出力信号とをそれぞれ偏差
カウンタ7lへ入力スるようにしてもよい。また、この
実施例で示したテンションロールの移動パターンは、あ
くまでも一例であって、必要に応じて、位置制御の他に
テンションロールの喘動トルクを制御するトルク制御を
追加してもよい。
〔実施例2〕 この実施例は、第3図に示す通り、レピア織機のインサ
ート用のレピア34aおよびキャリア用のレピア34b
を駆動モータ2a、2bで同期状態で駆動する例である
これらのレピア34a、34bは、織機の1回転毎に1
往復運動を繰り返すため、位置制御部3a、3bは、前
記実施例lと少し異なった構戒となっている。なお、前
記実施例のものと同一部分には、同一の符号が示されて
いる。
エンコーダ5の回転角度信号は、それぞれ速度パターン
発生器29a,29b,30a,30bに与えられる。
一方の速度パターン発生器29a、29bは、例えば台
形状の速度パターンのアナログ信号を発生し、加算点2
0a、20bに送り込む。また他方の速度パターン発生
器30a、30bは、エンコーダ5の回転角度信号を人
力として、所定の回転角度(クランク角度)に対して重
みを持った移動量に必要な指令パルス列信号を発生し、
正逆判断器31a、3lbに送り込む。ここで、正逆判
断器3La、3lbは、2相バルスの発生位相差から回
転方向を判別し、偏差カウンタl7a、17bのアソプ
入力端またはダウン入力端に指令パルス列信号として回
転方向に応じて分配する。一方、パルスジェネレータ6
a、6bの位置フィードバック信号は、正逆判断器31
a、3lbを経て、回転方向に応じ、偏差カウンタ17
a、17bに入力されるため、結局、駆動モータ2a、
2bは、その偏差カウンタ17a、17bの偏差に応じ
て、所定の量だけ所定の方向へ回転する。
このようにして駆動モータ2a,2bは、それぞれギャ
32a、32bを介しスブロケット33a、33bを駆
動し、インサート用のレピア34a1およびキャリア用
のレピア34bにそれぞれ往復運動を与える。したがっ
て、両レピア34a、34bは、移動する過程でも左右
対称的な量だけ移動し、また所定の中心位置でよこ糸3
5の受け渡しを行う。
この実施例で、同期ずれ補正部7は、それぞれの偏差カ
ウンタ17a,17bの出力を入力とし、偏差カウンタ
71でそれらの偏差を求めることによって、それぞれの
駆動モータ2a、2bの間の同期をとる。前記第lの実
施例では、各駆動モータ2a、2bの位置信号をそれぞ
れ比較するようにしたが、この実施例では両レピア34
a、34bの速度パターンが必ずしも等しくないことか
ら、両位置制御部3a、3bの目標位置と実際位置との
偏差信号どうしを比較するようにしている。これは、目
標の速度パターンが異なっていても、目標位置に対する
実際位置の偏差はそれぞれ同じ信号レベルで発生するこ
とによる。もちろん、両レピア34a、34bの速度パ
ターンが等しく設定されているならば、前記第1の実施
例同様、両レピア34a、34bの位置信号どうしを比
較するようにしてもよい。
〔他の実施例〕
以上の各実施例では、同期ずれ補正部7からの同期ずれ
補正信号は、両位置制御部3a、3bの電流制御部へ与
えるようにしたが、これに代えて、両位置制御部3a、
3bの速度制御部へ与えるようにしてもよい。すなわち
、同期ずれ補正信号を加算点22a、22bへ人力して
いるのに代えて、加算点20a,20bへ人力するよう
にしてもよい。但し、応答性を考慮すれば、電流制御部
へ同期ずれ補正信号を入力したほうが応答が早く好まし
い。
〔発明の効果〕
本発明では、それぞれの駆動モータの間で同期ずれが発
生したとき、両回転量の偏差が検出され、それぞれの偏
差によって、一方または双方の駆動モータを偏差解消方
向に駆動していくため、回転の途中および最終的な回転
位置でも、同期ずれ状態が確実に防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の同期制御装置のブロック線図、第2図
は実施例lのブロソク線図、第3図は実施例2の具体的
なブロック線図である。 l・・位置制御装置、2a、2b・・駆動モータ、3a
、3b・・位置制御部、4・・主軸、5・エンコーダ、
5a,5b・・パルスジェネレー夕、7・・同期ずれ補
正部、8・・位置指令部、71・・偏差カウンタ、72
・・D/A変換器、73・・反転器。 特 許 出 願 人 津田駒工業株式会社代   理 
  人 弁理士 中 川 國 男第7図

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)製織中に、テンションロールの位置を左右の駆動
    モータにより同期状態で変位させ、たて糸の張力を変化
    させる位置制御において、テンションロールの左右の位
    置を独立に検出し、両位置信号の偏差を求め、少なくと
    も一方の駆動モータに上記偏差を解消する方向の同期ず
    れ補正信号を加えることを特徴とする織機の同期ずれ防
    止方法。
  2. (2)製織中に、テンションロールの位置を左右の駆動
    モータにより同期状態で変位させ、たて糸の張力を変化
    させる位置制御において、テンションロールの左右のそ
    れぞれの目標位置に対する実際位置の位置偏差を検出し
    、両位置偏差信号の偏差を求め、少なくとも一方の駆動
    モータに上記偏差を解消する方向の同期ずれ補正信号を
    加えることを特徴とする織機の同期ずれ防止方法。
  3. (3)レピア織機のキャリア用のレピアおよびインサー
    ト用のレピアをそれぞれ専用の駆動モータにより同期状
    態で往復駆動する位置制御において、各レピアの位置を
    検出し、両位置信号の偏差を求め、少なくとも一方の駆
    動モータに上記偏差を解消する方向の同期ずれ補正信号
    を加えることを特徴とする織機の同期ずれ防止方法。
  4. (4)レピア織機のキャリア用のレピアおよびインサー
    ト用のレピアをそれぞれ専用の駆動モータにより同期状
    態で往復駆動する位置制御において、各レピアの目標位
    置に対する実際位置を検出し、両位置偏差信号の偏差を
    求め、少なくとも一方の駆動モータに上記偏差を解消す
    る方向の同期ずれ補正信号を加えることを特徴とする織
    機の同期ずれ防止方法。
  5. (5)双方の駆動モータに、偏差解消方向に応じて互い
    に異符号の同期ずれ補正信号を同時に加えることを特徴
    とする特許請求の範囲第1項、第2項、第3項または第
    4項記載の同期ずれ防止方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102115941A (zh) * 2009-12-30 2011-07-06 普洛玛技术股份公司 用于织造织机的驱动单元及使用该单元的织造方法

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61180184U (ja) * 1985-04-24 1986-11-10
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