JPH03197044A - ホットプレスに於ける熱板温度制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明はプリント配線板や積層板の熱圧着を行うホット
プレスに於ける熱板温度制御装置に関する。更に詳しく
はホットプレスに於ける熱板温度制御装置の加熱媒体の
循環回路に関する。

（従来技術） 従来ホットプレスの熱板を２００℃以上の比較的高い温
度にて加熱する場合、蒸気加熱では高圧飽和蒸気を必要
とし、又昇温適度にも問題を生じる。この為電気ヒータ
により直接熱板を加熱するか又は媒体を熱板と加熱源と
の間において循環させて熱板を加熱する手段が採用され
ているが熱容量の大きい熱板の昇温速度を毎分１５℃以
上にしようとすると、予め定められた成形サイクルにお
いて成形を行うには加熱ヒータの容量を大きくしなけれ
ばならなかった。このためホットプレスに於いては熱板
の昇温速度は毎分１０℃以下にして作業が行われていた
。

（発明が解決しようとする課題） 本発明は熱板と加熱源との間に加熱媒体を循環させ熱板
を加熱させる手段において、加熱ヒータの容量を大きく
することなく、予め定めたサイクル以内にて成形を可能
にしたちである。

（課題を解決するための手段） このため、本発明は熱板を媒体により加熱又は冷却し処
理板体を熱圧処理するホットプレス装置に於いて、媒体
を加熱する電気加熱ヒータ管路を設け、該加熱ヒータ管
路に連通ずる蓄熱タンクを設け、該加熱ヒータ管路と熱
板に設けた媒体通路とを連通させる媒体供給管路を設け
、該媒体供給管路に循環ポンプ、３方向切換弁９、流量
調整機能付３方向切換弁１０そして供給ポンプの順に直
列に配置し、一方該熱板に設けた媒体通路の排出管路を
該蓄熱タンクと該加熱ヒータ管路にそれぞれ選択的に連
通させる為の３方向切換弁１１を設け、該流量調整機能
付３方向切換弁１０を熱を熱板又は媒体の温度に応じて
熱板に設けた媒体通路の排出管路から排出される媒体を
該供給管路に媒体の流量を調整して還流させるようにし
、且つ該循環ポンプと３方向切換弁９との間に側路を設
け、該側路を２方向切換弁を介して蓄熱タンクに還流出
来るようにし、更に、冷却タンクからの管路を該３方向
切換弁９と３方向切換弁１１の選択的作動によりに熱板
に設けた媒体通路に循環出来るようにしたホットプレス
に於ける熱板温度制御装置によって解決を図った。

（実施例） 次に図面に従って本発明の詳細な説明する。

第１図において、１はホットプレスの熱板を示す。

本実施例では複数の熱板を示している。２は熱板の温度
検出器である。３は温度検出器２に関連して温度を調節
する温度調節器である。４は熱板の加熱媒体通路の媒体
供給側及び媒体排出側にそれぞれ設けたストップバルブ
である。５及び６は加熱ヒータ管路であり、該管路内を
加熱媒体が通過できるようにしている。７は循環ポンプ
であり、８は供給ポンプである。これらのポンプは羽根
車型式のものを採用している。９は３方向切換弁であり
、１０は熱板又は媒体の温度を検出して作動する流量調
整機能付３方向切換弁である。これら循環ポンプ７．３
方向切換弁９及び流量調整機能付３方向切換弁１０は加
熱ヒータ管路と熱板に設けた媒体通路とを連通ずる媒体
供給管路に順に直列に設けられている。　該流量調整機
能付３方向切換弁１０は媒体の流れ方向の切換と流量の
調整を熱板又は媒体の温度を検出して作動する温度調節
器３の信号によって行う２つの機能を備えている。１１
は３方向切換弁であり、１２は２方向切換弁である。１
３は加熱媒体を貯溜する蓄熱タンクである。１４は冷却
タンクである。１５は冷却タンク１４に窒素ガスを供給
するためのバイブである。次に第２図に示す熱板の昇温
プログラムに従った実施例の作動を説明する。被処理板
体を熱板に載置し、熱板を閉じ循環ポンプ７と供給ポン
プ１８を駆動させ、３方向切換弁９をＡ−Ｂ方向に媒体
を流すよう切り換え、３方向切換弁１０をＣ−Ｂ方向に
媒体を流すよう切り換え、２方向切換弁１２をＡ−Ｂ方
向に媒体を流すようにし、そして３方向切換弁１１をＢ
−Ａ方向に媒体を流すようにする。そして温度調節器３
に設定したプログラムにより最初、３方向切換弁１０の
Ｃボートを閉じて置く。加熱媒体は循環ポンプ７の駆動
により高温に蓄熱された蓄熱タンク１４から加熱ヒータ
５及び６を通過して熱板１内の媒体通路に入り熱板１を
急速加熱し、そして３方向切換弁１１のＢ−Ａ方向に流
れ加熱ヒータ管路５と６に於いて加熱され再び熱板１を
加熱する。熱板１が設定温度がより上昇するときは温度
調節器３の信号に従って３方向切換弁１０のＣポートが
開き加熱媒体の１部は加熱ヒータ管路５と６に回流せず
に供給ポンブ８の駆動により熱板１と３方向切換弁１０
の間を循環することによって熱板１の昇温率を下げるよ
う働く。このようにして、プログラムに従って毎分１５
℃の昇温率にて熱板を昇温させ２６０℃に達すると、昇
温率を切り換えて毎分４．７℃の昇温率にて３６０℃の
高温にまで昇温させる。

加熱媒体の回路内は窒素ガスにより加圧されているので
熱板を３６０℃の高温にまで昇温させることが出来る。

　熱板が３６０℃まで昇温した後は前記の切換弁の切換
位置を２方向切換弁１２のみ媒体が流れないよう断にす
る。　この場合温度の制御は加熱ヒータのオン・オフ制
御によって行われる。　このオン・オフ制御を行う時間
はタイマー（図示せず）の作動によって定める。　タイ
マーが作動すると熱板を第２図に示すように徐冷する為
に、３方向切換弁９を媒体がＣ−Ｂ方向に流れるように
切り換え、３方向切換弁１０をＡ−Ｂ方向にそして３方
向切換弁１１を閉じ２方向切換弁１２を媒体がＡ−Ｂ方
向に流れるように切り換える。供給ポンプ８の駆動によ
り熱板内の加熱された媒体は冷却タンク１４に送られ冷
却される。

この時３方向切換弁１０のＡボートの開度を調整する事
によりＣボートが開き、熱板内の加熱された媒体が冷却
タンク１４から送られてくる冷却された媒体と混合し、
加熱媒体の冷却速度を調整することが出来る。一方３方
向切換弁９のＡポートが閉じているので、循環ポンプ７
の駆動により蓄熱タンク１３内の加熱媒体は加熱ヒータ
５及び６により加熱され２方向切換弁１２を経て再び蓄
熱タンク１３に戻り熱板の冷却中の時間を利用して媒体
の蓄熱を行うことが出来る。

（作用） 第１図に示すように熱板■の媒体通路と加熱ヒータ５（
６）管路と冷却タンク１４との間を媒体がそれぞれ循環
する回路を設け、高温に加熱された媒体を蓄熱する蓄熱
タンク１３と高温の媒体と低温の媒体を混合し、且つ媒
体の流れの方向を切り換える３方向切換弁１０を設け、
ホットブし・スの熱板の温度をプログラム加熱と冷却を
出来るようにした。

（効果） 本発明によりホットプレスの熱板のプログラム加熱、冷
却を可能とし更に蓄熱タンクを用いて加熱ヒータの容量
を必要最小限にして急速加熱を可能にした。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の装置を示す回路図であり、第２図は本
発明の実施例に於ける熱板の時間に対する温度のプログ
ラムに沿ったグラフである。 １：熱板 ２：温度検出器 ３：温度調整器 ５．６：加熱ヒータ管路 ７：循環ポンプ ８：供給ポンプ ９：３方向切換弁 １０：流量調整機能付３方向切換弁 １３二蓄熱タンク １４、冷却タンク

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）熱板を媒体により加熱又は冷却し処理板体を熱圧処
   理するホットプレス装置に於いて、媒体を加熱する電気
   加熱ヒータ管路を設け、該加熱ヒータ管路に連通する蓄
   熱タンクを設け、該加熱ヒータ管路と熱板に設けた媒体
   通路とを連通させる媒体供給管路を設け、該媒体供給管
   路に循環ポンプ、３方向切換弁９、流量調整機能付３方
   向切換弁１０そして供給ポンプの順に直列に配置し、一
   方該熱板に設けた媒体通路の排出管路を該蓄熱タンクと
   該加熱ヒータ管路にそれぞれ選択的に連通させる為の３
   方向切換弁１１を設け、該流量調整機能付３方向切換弁
   １０を熱板又は媒体の温度に応じて熱板に設けた媒体通
   路の排出管路から排出される媒体を該供給管路に媒体の
   流量を調整して還流させるようにし、且つ該循環ポンプ
   と３方向切換弁９との間に側路を設け、該側路を２方向
   切換弁を介して蓄熱タンクに還流出来るようにし、更に
   、冷却タンクからの管路を該３方向切換弁９と３方向切
   換弁１１の選択的作動によりに熱板に設けた媒体通路に
   循環出来るようにしたことを特徴とするホットプレスに
   於ける熱板温度制御装置。 ２）加熱ヒータ管路を不燃性ガスにて高圧に保持するこ
   とを特徴とする特許請求範囲第一項記載のホットプレス
   に於ける熱板温度制御装置。