JP2001134324A - 温度調整システム - Google Patents

温度調整システム

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JP2001134324A
JP2001134324A JP31828199A JP31828199A JP2001134324A JP 2001134324 A JP2001134324 A JP 2001134324A JP 31828199 A JP31828199 A JP 31828199A JP 31828199 A JP31828199 A JP 31828199A JP 2001134324 A JP2001134324 A JP 2001134324A
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JP
Japan
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circulation circuit
temperature
cooling
heat exchanger
fluid
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JP31828199A
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English (en)
Inventor
Hideaki Okubo
英明 大久保
Shunsuke Miyamoto
俊輔 宮本
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Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 温度制御対象物の設定温度を短時間で変更さ
せることの可能な温度調整システムを提供すること。 【解決手段】 温度制御対象物Wを載置するプレート2
Aと熱交換器2Cを備えた温調プレート2を温調するた
めの装置3で、蓄冷及び蓄熱回路10S,20Sは夫
々、貯留タンク11、21と圧送ポンプ21、22と冷
却及加熱手段13、23とを介して当熱交換器の流体出
口と入口2Co,2Ciを繋ぐ夫々の循環回路10、2
0と夫々蓄冷及蓄熱切換弁14、24を介して夫々の閉
ループ回路を構成し、流体出口と両循環回路の一方とを
接続する供給側切換弁30と、流体入口へ両循環回路か
らの熱交換流体を所定の流量比で導入させる排出側制御
弁40と、供給側切換弁30と排出側制御弁40と蓄冷
切換弁14と蓄熱切換弁24とを動作制御するコントロ
ール手段50とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、温度制御対象物と
の間で熱交換を行う熱交換器と、該熱交換器に熱交換流
体を循環供給するとともに該熱交換流体の温度調整を行
なう温度調整装置とを具備して成る温度調整システムに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7は、基板(半導体ウェハ)の製造プロ
セスあるいは検査時等において、基板を所定の設定温度
(高温/低温)とするべく加熱/冷却する従来の温度調整
システムを示している。なお、ここで言う加熱および冷
却とは、常温を基準とした温度の増減を指すものではな
く、設定温度の範囲内において温度を上昇させる行為、
および温度を下降させる行為を呼称し、相対的な温度の
上昇および下降を指すものである。
【0003】この温度調整システムAは、温度調整プレ
ートBと温度調整装置Cとから構成されており、上記温
度調整プレートBは、温度制御対象物である基板Wの載
置される載置プレートBaと、この載置プレートBaの
底面に設置された熱電素子モジュールBbと、この熱電
素子モジュールBbの下部に設置された熱交換器として
の水冷プレートBcとを具備している。
【0004】上記温度調整プレートBは、熱電素子モジ
ュールBbを加熱側あるいは冷却側に稼働させて載置プ
レートBaを加熱/冷却することより、該載置プレート
Baに載置された基板Wを加熱/冷却するよう構成され
ている。
【0005】一方、温度調整装置Cは、水冷プレートB
cの排水口Boと吸水口Biとを繋ぐ循環回路Csに、
加熱器Caおよび冷却器Cbを収容したタンクCtと圧
送ポンプCpとを介装して成り、上記圧送ポンプCpに
よって水冷プレートBcへ水(熱交換流体)を循環供給す
るとともに、加熱器Caおよび冷却器Cbによって水
(熱交換流体)を加熱/冷却するよう構成されている。
【0006】ここで、熱電素子モジュールBbの冷却能
力(加熱能力)△tは約50℃前後が限界なので、例えば+
130℃ 〜−50℃の範囲で基板Wを加熱/冷却する場合に
は、水冷プレートBcに供給される水(熱交換流体)の温
度を+80℃〜−10℃の範囲で変化させる必要がある。
【0007】すなわち、上記構成の温度調整システムA
では、基板Wを設定温度(高温)に加熱する場合、熱電素
子モジュールBbを加熱側に稼働させるとともに、温度
調整装置Cの加熱器Caによって加熱した水(熱交換流
体)を水冷プレートBcに循環供給し、一方、基板Wを
設定温度(低温)に冷却する場合には、熱電素子モジュー
ルBbを冷却側に稼働させるとともに、温度調整装置C
の冷却器Cbによって冷却した水(熱交換流体)を水冷プ
レートBcに循環供給している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の温度調整システムAでは、冷却されている基板Wを
設定温度(高温)に加熱する場合、低温に冷却されている
水(熱交換流体)を温度調整装置Cの加熱器Caによって
加熱する必要があり、また加熱されている基板Wを設定
温度(低温)に冷却する場合、高温に加熱されている水
(熱交換流体)を温度調整装置Cの冷却器Cbによって冷
却する必要がある。
【0009】このように、基板Wの設定温度を低温から
高温へ、あるいは高温から低温へ変更する場合、水(熱
交換流体)の加熱/冷却に多大なエネルギーを必要と
し、もって基板Wを所定の設定温度にまで加熱/冷却す
るのに多大な時間を必要とする不都合があった。
【0010】本発明は上記実状に鑑みて、温度制御対象
物の設定温度を短時間で変更させることの可能な温度調
整システムの提供を目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段および効果】上記目的を達
成するべく、請求項1の発明に関わる温度調整システム
は、温度制御対象物との間で熱交換を行う熱交換器と、
該熱交換器に熱交換流体を循環供給するとともに該熱交
換流体の温度調整を行なう温度調整装置とを具備して成
る温度調整システムであって、その温度調整装置は、冷
却手段と圧送ポンプと貯留タンクとを介装するとともに
熱交換器の流体出口と流体入口とを繋ぐ冷却側循環回路
と、冷却側循環回路において冷却手段と圧送ポンプと貯
留タンクとを介装して閉ループ回路を構成する蓄冷循環
回路と、加熱手段と圧送ポンプと貯留タンクとを介装す
るとともに熱交換器の流体出口と流体入口とを繋ぐ加熱
側循環回路と、加熱側循環回路において加熱手段と圧送
ポンプと貯留タンクとを介装して閉ループ回路を構成す
る蓄熱循環回路と、熱交換器における流体出口からの熱
交換流体を冷却側循環回路あるいは加熱側循環回路の一
方に導入させる供給側切換弁と、熱交換器の流体入口へ
冷却側循環回路および加熱側循環回路からの熱交換流体
を所定の流量比で導入させる排出側制御弁と、供給側切
換弁および排出側制御弁を動作制御するコントロール手
段とを備えている。
【0012】そして請求項1の発明に関わる温度調整シ
ステムでは、温度制御対象物を低温の設定温度で定常的
に冷却する際、コントロール手段からの指令に基づき、
供給側切換弁により熱交換器の流体出口と冷却側循環回
路とを接続し、排出側制御弁により冷却側循環回路と熱
交換器の流体入口とを接続して、冷却側循環回路により
冷却した熱交換流体を熱交換器に循環供給し、かつ蓄熱
循環回路において熱交換流体を加熱しつつ循環させてい
る。
【0013】また、温度制御対象物を低温の設定温度か
ら高温の設定温度に昇温する際、コントロール手段から
の指令に基づき、供給側切換弁により熱交換器の流体出
口と冷却側循環回路とを接続した状態で、排出側制御弁
により蓄熱循環回路において加熱された熱交換流体を熱
交換器の流体入口へ導入させている。
【0014】また、温度制御対象物を高温の設定温度で
定常的に加熱する際、コントロール手段からの指令に基
づき、供給側切換弁により熱交換器の流体出口と加熱側
循環回路とを接続し、排出側制御弁により加熱側循環回
路と熱交換器の流体入口とを接続して、加熱側循環回路
により加熱した熱交換流体を熱交換器に循環供給し、か
つ蓄冷循環回路において熱交換流体を冷却しつつ循環さ
せている。
【0015】また、温度制御対象物を高温の設定温度か
ら低温の設定温度に降温する際、コントロール手段から
の指令に基づき、供給側切換弁により熱交換器の流体出
口と加熱側循環回路とを接続した状態で、排出側制御弁
により蓄冷循環回路において冷却された熱交換流体を熱
交換器の流体入口へ導入させている。
【0016】すなわち上記構成においては、温度制御対
象物を低温の設定温度から高温の設定温度に昇温する
際、温度制御対象物を低温の設定温度で定常的に冷却し
ている際に蓄熱循環回路で加熱しておいた熱交換流体を
熱交換器に導入しており、また温度制御対象物を高温の
設定温度から低温の設定温度に降温する際、温度制御対
象物を高温の設定温度で定常的に加熱している際に蓄冷
循環回路で冷却しておいた熱交換流体を熱交換器に導入
しており、もって本発明に関わる温度調整システムによ
れば、温度制御対象物の設定温度を低温から高温へ、あ
るいは高温から低温へ短時間で変更させることが可能と
なる。
【0017】請求項2の発明に関わる温度調整システム
は、基板の載置される載置プレートおよび熱交換器を備
えた温度調整プレートと、該温度調整プレートの前記熱
交換器に熱交換流体を循環供給するとともに該熱交換流
体を加熱/冷却する温度調整装置とを具備して成る温度
調整システムであって、その温度調整装置は、冷却手段
と圧送ポンプと貯留タンクとを介装するとともに熱交換
器の流体出口と流体入口とを繋ぐ冷却側循環回路と、冷
却側循環回路において冷却手段と圧送ポンプと貯留タン
クとを介装して閉ループ回路を構成する蓄冷循環回路
と、加熱手段と圧送ポンプと貯留タンクとを介装すると
ともに熱交換器の流体出口と流体入口とを繋ぐ加熱側循
環回路と、加熱側循環回路において加熱手段と圧送ポン
プと貯留タンクとを介装して閉ループ回路を構成する蓄
熱循環回路と、熱交換器における流体出口からの熱交換
流体を冷却側循環回路あるいは加熱側循環回路の一方に
導入させる供給側切換弁と、熱交換器の流体入口へ冷却
側循環回路および加熱側循環回路からの熱交換流体を所
定の流量比で導入させる排出側制御弁と、供給側切換弁
および排出側制御弁を動作制御するコントロール手段と
を備えている。
【0018】そして請求項2の発明に関わる温度調整シ
ステムでは、基板を低温の設定温度で定常的に冷却する
際、コントロール手段からの指令に基づき、供給側切換
弁により熱交換器の流体出口と冷却側循環回路とを接続
し、排出側制御弁により冷却側循環回路と熱交換器の流
体入口とを接続して、冷却側循環回路により冷却した熱
交換流体を温度調整プレートの熱交換器に循環供給し、
かつ蓄熱循環回路において熱交換流体を加熱しつつ循環
させている。
【0019】また、基板を低温の設定温度から高温の設
定温度に昇温する際、コントロール手段からの指令に基
づき、供給側切換弁により熱交換器の流体出口と冷却側
循環回路とを接続した状態で、排出側制御弁により蓄熱
循環回路において加熱された熱交換流体を熱交換器の流
体入口へ導入させている。
【0020】また、基板を高温の設定温度で定常的に加
熱する際、コントロール手段からの指令に基づき、供給
側切換弁により熱交換器の流体出口と加熱側循環回路と
を接続し、排出側制御弁により加熱側循環回路と熱交換
器の流体入口とを接続して、加熱側循環回路により加熱
した熱交換流体を温度調整プレートの熱交換器に循環供
給し、かつ蓄冷循環回路において熱交換流体を冷却しつ
つ循環させている。
【0021】また、基板を高温の設定温度から低温の設
定温度に降温する際、コントロール手段からの指令に基
づき、供給側切換弁により熱交換器の流体出口と加熱側
循環回路とを接続した状態で、排出側制御弁により蓄冷
循環回路において冷却された熱交換流体を熱交換器の流
体入口へ導入させている。
【0022】すなわち上記構成においては、基板を低温
の設定温度から高温の設定温度に昇温する際、基板を低
温の設定温度で定常的に冷却している際に蓄熱循環回路
で加熱しておいた熱交換流体を熱交換器に導入してお
り、また基板を高温の設定温度から低温の設定温度に降
温する際、基板を高温の設定温度で定常的に加熱してい
る際に蓄冷循環回路で冷却しておいた熱交換流体を熱交
換器に導入しており、もって本発明に関わる温度調整シ
ステムによれば、基板の設定温度を低温から高温へ、あ
るいは高温から低温へ短時間で変更させることが可能と
なる。
【0023】請求項3の発明に関わる温度調整システム
は、請求項1または請求項2記載の温度調整システムに
おいて、排出側制御弁を、冷却側循環回路から熱交換器
へ導入される熱交換流体の流量と、加熱側循環回路から
熱交換器へ導入される熱交換流体の流量との比を、暫時
変化させる態様で動作する比例弁によって構成すること
を特徴としている。上記構成によれば、温度制御対象物
または基板の設定温度を短時間で変更させることが可能
となるとともに、比例弁から構成された排出側制御弁の
動作によって設定温度の変更に要する時間を調整するこ
とが可能となる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、実施例を示す図面に基づい
て、本発明を詳細に説明する。図1は、本発明に関わる
温度調整システムを、基板(半導体ウェハ)の製造プロ
セスあるいは検査時等において、温度制御対象物である
基板を所定の設定温度(高温/低温)とするべく加熱/
冷却する温度調整システムに適用した例を示している。
【0025】なお、文中における「加熱」および「冷
却」は、常温を基準とした温度の増減を指すものではな
く、上述した設定温度の範囲内における相対的な温度の
増減を指すものであり、設定温度の範囲内において温度
を上昇させる行為を「加熱」、温度を下降させる行為を
「冷却」と呼称するものである。
【0026】ここで、本発明に関わる温度調整システム
1は、例えば+130℃ 〜−50℃の範囲において、基板を
サイクリックに加熱/冷却するものであり、図2に示す
如く低温の設定温度(−50℃)に保持した状態(矢印a)
と、低温の設定温度(−50℃)から高温の設定温度(+130
℃)への昇温(矢印b)と、高温の設定温度(+130℃)に保
持した状態(矢印c)と、高温の設定温度(+130℃)から
低温の設定温度(−50℃)への降温(矢印d)とが繰り返
し行なわれる。
【0027】図1に示す如く、本発明に関わる温度調整
システム1は、温度調整プレート2と温度調整装置3と
を具備しており、上記温度調整プレート2は、基板Wの
載置される載置プレート2Aと、この載置プレート2A
の底面に設置された熱電素子モジュール2Bと、この熱
電素子モジュール2Bの下部に設置された熱交換器とし
ての水冷プレート2Cとを具備している。
【0028】この温度調整プレート2は、熱電素子モジ
ュール2Bを加熱側あるいは冷却側に稼働させて載置プ
レート2Aを加熱/冷却することにより、この載置プレ
ート2Aに載置された温度制御対象物である基板Wを加
熱/冷却するよう構成されている。
【0029】また、この温度調整プレート2では、熱電
素子モジュール2Bの冷却能力(加熱能力)△tの限界
が約 50℃前後であるため、上述した+130℃〜−50℃の
範囲において基板Wの加熱/冷却を可能とするべく、水
冷プレート2Cに供給される水(熱交換流体)の温度を、
温度調整装置3によって+80℃〜−10℃の範囲で変化さ
せている。
【0030】上記温度調整装置3は、温度調整プレート
2の水冷プレート2Cに冷却した水(熱交換流体)を循環
供給する冷却側循環回路10と、温度調整プレート2の
水冷プレート2Cに加熱した水(熱交換流体)を循環供給
する加熱側循環回路20とを具備している。
【0031】上記冷却側循環回路10は、後述する供給
側切換弁30および排出側制御弁40を介して、水冷プ
レート2Cにおける流体出口2Coと流体入口2Ciと
を繋いでおり、流体出口2Co側から順に貯留タンク1
1、圧送ポンプ12、冷却手段13が介装されている。
なお、上記冷却手段13としては、コンプレッサー式の
冷却装置や、熱電素子を用いた冷却装置等、種々の装置
を採用することが可能である。
【0032】ここで、冷却側循環回路10において、水
(熱交換流体)は矢印o,o…で示す如く、水冷プレート
2Cの流体出口2Coから、貯留タンク11、圧送ポン
プ12、冷却手段13を介して、水冷プレート2Cの流
体入口2Ciへ環流する。
【0033】冷却側循環回路10における貯留タンク1
1の上流部と、冷却手段13の下流部とは、蓄冷切換弁
14を介装したバイパス通路15によって連通されてお
り、冷却側循環回路10において貯留タンク11、圧送
ポンプ12、冷却手段13を介装した部位と、蓄冷切換
弁14を介装したバイパス通路15とから成る閉ループ
回路によって、水(熱交換流体)を循環させつつ冷却する
蓄冷循環回路10Sが構成されている。
【0034】ここで、蓄冷循環回路10Sにおいて、水
(熱交換流体)は矢印p,p…で示す如く、貯留タンク1
1、圧送ポンプ12、冷却手段13、蓄冷切換弁14を
介して循環する。
【0035】なお、冷却側循環回路10における貯留タ
ンク11の直前の部位と、冷却手段13の直後の部位と
は、リリーフ弁16を介装したリリーフ通路17によっ
て連通されている。
【0036】一方、上記加熱側循環回路20は、後述す
る供給側切換弁30および排出側制御弁40を介して、
水冷プレート2Cにおける流体出口2Coと流体入口2
Ciとを繋いでおり、流体出口2Co側から順に貯留タ
ンク21、圧送ポンプ22、加熱手段23が介装されて
いる。なお、上記加熱手段23としては、ハロゲンラン
プを用いたランプ加熱器等、種々の装置を採用すること
が可能である。
【0037】ここで、加熱側循環回路20において、水
(熱交換流体)は矢印q,q…で示す如く、水冷プレート
2Cの流体出口2Coから、貯留タンク21、圧送ポン
プ22、冷却手段23を介して、水冷プレート2Cの流
体入口2Ciへ環流する。
【0038】加熱側循環回路20おける貯留タンク21
の上流部と、加熱手段23の下流部とは、蓄熱切換弁2
4を介装したバイパス通路25によって連通されてお
り、加熱側循環回路20において貯留タンク21、圧送
ポンプ22、加熱手段23を介装した部位と、蓄熱切換
弁24を介装したバイパス通路25とから成る閉ループ
回路によって、水(熱交換流体)を循環させつつ加熱する
蓄熱循環回路20Sが構成されている。
【0039】ここで、蓄熱循環回路20Sにおいて、水
(熱交換流体)は矢印r,r…で示す如く、貯留タンク2
1、圧送ポンプ22、加熱手段23、蓄熱切換弁24を
介して循環する。
【0040】なお、加熱側循環回路20における貯留タ
ンク21の直前の部位と、加熱手段23の直後の部位と
は、リリーフ弁26を介装したリリーフ通路27によっ
て連通されている。
【0041】水冷プレート2Cにおける流体出口2Co
と、上述した冷却側循環回路10および加熱側循環回路
20との間には、上記流体出口2Coからの水(熱交換
流体)を、冷却側循環回路10あるいは加熱側循環回路
20の何れかに選択的に導入させるべく動作する供給側
切換弁30が設けられている。
【0042】一方、上述した冷却側循環回路10および
加熱側循環回路20と、水冷プレート2Cにおける流体
入口2Ciとの間には、冷却側循環回路10および加熱
側循環回路20からの水(熱交換流体)を、所定の流量比
で水冷プレート2Cにおける流体入口2Ciに導入させ
るべく動作する排出側制御弁40が設けられており、該
排出側制御弁40は、冷却側循環回路10に介装された
冷却側比例弁41と、加熱側循環回路20に介装された
加熱側比例弁42とから構成されている。
【0043】また、上記温度調整装置3は、上述した供
給側切換弁30、排出側制御弁40、蓄冷切換弁14お
よび蓄熱切換弁24を、後に詳述する態様で動作制御す
るコントロール手段50を具備している。
【0044】ここで、本実施例における温度調整システ
ム1では、基板を低温の設定温度に保持する状態(図2
の範囲A)、昇温(図2の範囲B)、基板を高温の設定温
度に保持する状態(図2の範囲C)、および降温(図2の
範囲D)は、それぞれの所要時間が予め設定されてお
り、この予設定されたタイミングに基づいて、上記コン
トロール手段50は各弁(30,40,14,24)を動
作制御する。
【0045】上述した構成の温度調整システム1におい
て、温度調整プレート2に載置した基板Wを、低温の設
定温度(−50℃)で定常的に冷却している状態(図2中の
範囲A)では、温度調整プレート2の熱電素子モジュー
ル2Bを冷却側に稼働させるとともに、温度調整装置3
において−10℃に冷却された水(熱交換流体)を、温度調
整プレート2の水冷プレート2Cに循環供給している。
【0046】ここで、基板Wを定常的に冷却している
際、図3に示す如く温度調整装置3では、コントロール
手段(図示せず)からの指令に基づいて、供給側切換弁3
0が水冷プレート2Cの流体出口2Coと冷却側循環回
路10とを接続するよう動作されている。
【0047】また、排出側制御弁40における冷却側比
例弁41が全開され、加熱側比例弁42が全閉されてい
るとともに、蓄冷循環回路10Sの蓄冷切換弁14が切
断状態(閉)に動作され、蓄熱循環回路20Sの蓄熱切換
弁24が接続状態(開)に動作されている。
【0048】これにより、水冷プレート2Cから温度調
整装置3に導入された水(熱交換流体)は、供給側切換
弁30を介して矢印o,o…で示す如く冷却側循環回路
10を流れ、冷却手段13により−10℃に冷却されつ
つ、排出側制御弁40(冷却側比例弁41)を介して水
冷プレート2Cに循環供給される。
【0049】また、蓄熱循環回路20Sにおいて、水
(熱交換流体)が矢印r,r…で示す如く循環しており、
これによって水(熱交換流体)が加熱手段23により+80
℃に加熱(蓄熱)されている。
【0050】基板Wを低温の設定温度(−50℃)で定常的
に冷却している状態(図2中の範囲A)から、昇温(図
2中の範囲B)に移行する際、図4に示す如く温度調整
装置3では、コントロール手段(図示せず)からの指令に
基づいて、供給側切換弁30が水冷プレート2Cの流体
出口2Coと冷却側循環回路10との接続を維持した状
態で、蓄冷循環回路10Sの蓄冷切換弁14、および蓄
熱循環回路20Sの蓄熱切換弁24が共に切断状態(閉)
に動作される。
【0051】また、全開状態であった冷却側比例弁41
が徐々に閉じられるように動作されるとともに、全閉状
態であった加熱側比例弁42が徐々に開けられるように
動作制御される。
【0052】これにより、蓄熱循環回路20Sにおいて
+80℃に加熱された水(熱交換流体)が、加熱側比例弁4
2を介して徐々に流量を増加させる態様で水冷プレート
2Cに導入(矢印q,q…)される一方、冷却側循環回
路10から冷却側比例弁41を介して水冷プレート2C
に導入(矢印o,o…)される水(熱交換流体)の供給量
(流量)が徐々に減少して行く。
【0053】ここで、水冷プレート2Cへは、冷却側循
環回路10と加熱側循環回路20とからの水(熱交換流
体)が供給されるため、冷却側循環回路10において余
剰となった水(熱交換流体)はリリーフ通路17を介して
貯留タンク11に環流(破線矢印v,v…)し、また加
熱側循環回路20において余剰となった水(熱交換流体)
はリリーフ通路27を介して貯留タンク21に環流(破
線矢印w,w…)する。
【0054】また、水冷プレート2Cの流体出口2Co
から排出された水(熱交換流体)は、供給側切換弁30を
介して冷却側循環回路10に導入され、加熱側循環回路
20に導入されることがないので、蓄熱循環回路20S
において+80℃に加熱された水(熱交換流体)の温度を不
用意に低下させることがない。
【0055】冷却側比例弁41が全閉するとともに、加
熱側比例弁42が全開することにより、水冷プレート2
Cへは蓄熱循環回路20Sからの+80℃に加熱された水
(熱交換流体)のみが供給され、水冷プレート2C内の
水(熱交換流体)が全て+80℃に加熱された水(熱交換流
体)と入れ替わった時点で昇温が完了する。
【0056】ここで、水冷プレート2C内の水(熱交換
流体)が、全て+80℃に加熱された水(熱交換流体)と入
れ替わるまでの時間、すなわち昇温に要する時間は、冷
却側比例弁41の全開から全閉までの所要時間、および
加熱側比例弁42の全閉から全開までの所要時間を、そ
れぞれ適宜に設定することによって任意に調整すること
が可能であり、上述した実施例においては昇温に要する
時間を2分〜3分の間に設定している。
【0057】昇温(図2中の範囲B)から、基板Wを高温
の設定温度(+130℃)で定常的に加熱する状態(図2中
の範囲C)へ移行する際、図5に示す如く温度調整装置
3では、コントロール手段(図示せず)からの指令に基づ
いて、供給側切換弁30が水冷プレート2Cの流体出口
2Coと加熱側循環回路20とを接続するよう動作され
る。
【0058】また、排出側制御弁40における加熱側比
例弁42が全開され、冷却側比例弁41が全閉されると
ともに、蓄熱循環回路20Sにおける蓄熱切換弁24が
切断状態(閉)に動作され、かつ蓄冷循環回路10Sにお
ける蓄冷切換弁14が接続状態(開)に動作される。
【0059】これにより、水冷プレート2Cから温度調
整装置3に導入された水(熱交換流体)は、供給側切換
弁30を介して矢印q,q…で示す如く加熱側循環回路
20を流れ、加熱手段23により+80℃に加熱されつ
つ、排出側制御弁40(加熱側比例弁42)を介して水
冷プレート2Cに循環供給される。
【0060】また、蓄冷循環回路10Sにおいて、水
(熱交換流体)が矢印p,p…で示す如く循環しており、
これによって水(熱交換流体)が冷却手段13により−10
℃に冷却(蓄冷)される。
【0061】ここで、温度調整装置3において+80℃に
加熱された水(熱交換流体)が、温度調整プレート2の水
冷プレート2Cに循環供給されている状態において、温
度調整プレート2の熱電素子モジュール2Bを加熱側に
稼働させることにより、基板Wが高温の設定温度(+130
℃)で定常的に加熱されることとなる。
【0062】基板Wを高温の設定温度(+130℃)で定常
的に加熱している状態(図2中の範囲C)から、降温(図
2中の範囲D)に移行する際、図6に示す如く温度調整
装置3では、コントロール手段(図示せず)からの指令に
基づいて、供給側切換弁30が水冷プレート2Cの流体
出口2Coと加熱側循環回路20との接続を維持しつ
つ、蓄冷循環回路10Sの蓄冷切換弁14、および蓄熱
循環回路20Sの蓄熱切換弁24が共に切断状態(閉)に
動作される。
【0063】また、全開状態であった加熱側比例弁42
が徐々に閉じられるように動作されるとともに、全閉状
態であった冷却側比例弁41が徐々に開けられるように
動作制御される。
【0064】これにより、蓄冷循環回路10Sにおいて
−10℃に冷却された水(熱交換流体)が、冷却側比例弁4
1を介して徐々に流量を増加させる態様で水冷プレート
2Cに導入(矢印o,o…)される一方、加熱側循環回
路20から加熱側比例弁42を介して水冷プレート2C
に導入(矢印q,q…)される水(熱交換流体)の供給量
(流量)が徐々に減少して行く。
【0065】ここで、水冷プレート2Cへは、冷却側循
環回路10と加熱側循環回路20とからの水(熱交換流
体)が供給されるため、冷却側循環回路10において余
剰となった水(熱交換流体)はリリーフ通路17を介して
貯留タンク11に環流(破線矢印v,v…)し、また加
熱側循環回路20において余剰となった水(熱交換流体)
はリリーフ通路27を介して貯留タンク21に環流(破
線矢印w,w…)する。
【0066】また、水冷プレート2Cの流体出口2Co
から排出された水(熱交換流体)は、供給側切換弁30を
介して加熱側循環回路20に導入され、冷却側循環回路
10に導入されることがないので、蓄冷循環回路10S
において−10℃に加熱された水(熱交換流体)の温度を不
用意に上昇させることがない。
【0067】加熱側比例弁42が全閉するとともに、冷
却側比例弁41が全開することにより、水冷プレート2
Cへは蓄冷循環回路10Sからの−10℃に冷却された水
(熱交換流体)のみが供給され、水冷プレート2C内の
水(熱交換流体)が全て−10℃に冷却された水(熱交換流
体)と入れ替わった時点で降温が完了する。
【0068】ここで、水冷プレート2C内の水(熱交換
流体)が、全て−10℃に冷却された水(熱交換流体)と入
れ替わるまでの時間、すなわち降温に要する時間は、冷
却側比例弁41の全閉から全開までの所要時間、および
加熱側比例弁42の全開から全閉までの所要時間を、そ
れぞれ適宜に設定することによって任意に調整すること
が可能であり、上述した実施例においては降温に要する
時間を2分〜3分の間に設定している。
【0069】降温(図2中の範囲D)から、基板Wを低温
の設定温度(−50℃)で定常的に冷却する状態(図2中の
範囲A)へ移行する際、図3に示す如く温度調整装置3
では、コントロール手段(図示せず)からの指令に基づい
て、供給側切換弁30が水冷プレート2Cの流体出口2
Coと冷却側循環回路10とを接続するよう動作され
る。
【0070】また、排出側制御弁40における冷却側比
例弁41が全開され、加熱側比例弁42が全閉されると
ともに、蓄冷循環回路10Sにおける蓄冷切換弁14が
切断状態(閉)に動作され、かつ蓄熱循環回路20Sにお
ける蓄熱切換弁24が接続状態(開)に動作される。
【0071】これにより、水冷プレート2Cから温度調
整装置3に導入された水(熱交換流体)は、供給側切換
弁30を介して矢印o,o…で示す如く冷却側循環回路
10を流れ、冷却手段13により−10℃に冷却されつ
つ、排出側制御弁40(冷却側比例弁41)を介して水
冷プレート2Cに循環供給される。
【0072】また、蓄熱循環回路20Sにおいて、水
(熱交換流体)が矢印r,r…で示す如く循環しており、
これによって水(熱交換流体)が加熱手段23により+80
℃に加熱(蓄熱)される。
【0073】ここで、温度調整装置3において−10℃に
冷却された水(熱交換流体)が、温度調整プレート2の水
冷プレート2Cに循環供給されている状態において、温
度調整プレート2の熱電素子モジュール2Bを冷却側に
稼働させることにより、基板Wが低温の設定温度(−50
℃)で定常的に冷却されることとなる。
【0074】以下、図3〜図6を示して説明した如く、
基板Wを低温の設定温度で定常的に冷却する状態(図2
中の範囲A)、昇温(図2中の範囲B)、基板Wを降温
の設定温度で定常的に加熱する状態(図2中の範囲
C)、降温(図2中の範囲D)が繰り返されることによ
り、温度調整プレート2にセットされた基板Wが+130
℃〜−50℃の範囲においてサイクリックに加熱/冷却さ
れることとなる。
【0075】以上、詳述した如く、本発明に関わる温度
調整システム1では、基板Wを低温の設定温度(−50℃)
で定常的に冷却している状態(図2中の範囲A)から昇温
(図2中の範囲B)に移行する際、蓄熱循環回路20S
において予め加熱しておいた水(熱交換流体)を水冷プレ
ート2Cに導入している。また、基板Wを高温の設定温
度(+130℃)で定常的に加熱している状態(図2中の範囲
C)から降温(図2中の範囲D)に移行する際、蓄冷循環
回路10Sにおいて予め冷却しておいた水(熱交換流体)
を水冷プレート2Cに導入している。
【0076】すなわち、従来の温度調整システム(図7
参照)では、昇温時において低温の水(熱交換流体)を加
熱し、かつ降温時において高温の水(熱交換流体)を冷却
しているため、設定温度の変更に多大な時間を必要とし
ていたのに対し、本発明に関わる温度調整システム1に
よれば、昇温時および降温時にの何れにおいても、予め
所定の温度に加熱および冷却しておいた水(熱交換流体)
を水冷プレート2Cに供給しているので、温度制御対象
物である基板の設定温度を低温から高温へ、あるいは高
温から低温へ短時間で変更させることが可能となる。
【0077】また、上述した温度調整システム1の温度
調整装置3において、冷却手段13は冷却側循環回路1
0(蓄冷循環回路10S)を循環する低温の水(熱交換流
体)を冷却しており、また加熱手段23は加熱側循環回
路20(蓄熱循環回路20S)を循環する高温の水(熱交
換流体)を加熱しているため、上記冷却手段13および
加熱手段23は高出力を必要とすることがなく、もって
低出力のコンパクトな装置を採用することができるの
で、温度調整装置3、延いては温度調整システム1全体
のコンパクト化を達成することが可能となる。
【0078】さらに、本発明に関わる温度調整システム
1では、上述した如く設定温度の変更(昇温/降温)を短
時間で実施することが可能なので、加熱側循環回路10
(蓄熱循環回路10S)の貯留タンク11、および冷却
側循環回路20(蓄冷循環回路20S)の貯留タンク2
1は、設定温度の変更を実施する短い時間内に水冷プレ
ート2Cに供給する水(熱交換流体)を貯留し得る容量が
有れば良く、その外観は可及的にコンパクトなものとな
るので、温度調整装置3、延いては温度調整システム1
全体のコンパクト化を達成することが可能となる。
【0079】なお、上述した実施例において、供給側切
換弁30、排出側制御弁40、蓄例切換弁14および蓄
熱切換弁24は、予設定されたタイミングに基づいて、
コントロール手段50により動作制御されているが、例
えば温度調整プレート2における載置プレート2Aの温
度、上記載置プレート2Aにセットされた基板Wの温
度、あるいは水冷プレート2Cに供給/排出される水
(熱交換流体)の温度等を検出し、この温度情報に基づ
いて各弁(30,40,14,24)を動作制御させる
よう構成することも可能である。
【0080】また、供給側切換弁30、排出側制御弁4
0、蓄例切換弁14および蓄熱切換弁24は、その全て
を同一の制御方法(予設定されたタイミング/温度情
報)で動作制御させる必要はなく、例えば排出側制御弁
40を温度情報に基づいて動作制御し、供給側切換弁3
0と蓄例切換弁14および蓄熱切換弁24とを予設定さ
れたタイミングに基づいて制御するよう構成しても良
い。
【0081】また、上述した実施例では、温度調整装置
における排出側制御弁を、冷却側循環回路に介装した冷
却側比例弁と、加熱側循環回路に介装した加熱側比例弁
とから構成しているが、冷却側循環回路あるいは加熱側
循環回路の何れかを選択的に水冷プレートの流体入口に
接続させるべく動作する切替弁によって構成することも
可能である。
【0082】また、上述した実施例では、載置プレート
と水冷プレート(熱交換器)との間に熱電モジュールを介
装して成る温度調整プレートを採用しているが、ヒータ
を備えた載置プレートと水冷プレート(熱交換器)とから
成る温度調整プレートを採用することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に関わる温度調整システムの全体構成を
示す概念図。
【図2】本発明の温度調整システムによる設定温度と時
間との関係を示す図。
【図3】本発明の温度調整システムにおいて基板を低温
の設定温度で定常的に冷却する際の温度調整装置の動作
態様を示す概念図。
【図4】本発明に関わる温度調整システムにおいて基板
を昇温する際の温度調整装置の動作態様を示す概念図。
【図5】本発明の温度調整システムにおいて基板を高温
の設定温度で定常的に加熱する際の温度調整装置の動作
態様を示す概念図。
【図6】本発明に関わる温度調整システムにおいて基板
を降温する際の温度調整装置の動作態様を示す概念図。
【図7】従来の温度調整システムにおける全体構成を示
す概念図。
【符号の説明】
1…温度調整システム、 2…温度調整プレート、 2A…載置プレート、 2B…熱電素子モジュール、 2C…水冷プレート(熱交換器)、 3…温度調整装置、 10…冷却側循環回路、 10S…蓄冷循環回路、 11…貯留タンク、 12…圧送ポンプ、 13…冷却手段、 14…蓄冷切換弁、 20…加熱側循環回路、 20S…蓄熱循環回路、 21…貯留タンク、 22…圧送ポンプ、 23…加熱手段、 24…蓄熱切換弁、 30…供給側切換弁、 40…排出側制御弁、 41…冷却側比例弁、 42…加熱側比例弁、 50…コントロール手段、 W…基板(温度制御対象物)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5H309 AA20 BB05 CC02 DD02 EE04 FF01 GG03 HH21 JJ06 5H323 AA40 BB04 CA06 CB04 CB12 CB23 CB32 CB33 CB35 CB40 CB44 DA04 DB15 EE05 FF01 FF04 KK05 LL18 MM06

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 温度制御対象物との間で熱交換を行う
    熱交換器と、該熱交換器に熱交換流体を循環供給すると
    ともに該熱交換流体の温度調整を行なう温度調整装置と
    を具備して成る温度調整システムであって、 上記温度調整装置は、 冷却手段と圧送ポンプと貯留タンクとを介装するととも
    に熱交換器の流体出口と流体入口とを繋ぐ冷却側循環回
    路と、 冷却側循環回路において冷却手段と圧送ポンプと貯留タ
    ンクとを介装して閉ループ回路を構成する蓄冷循環回路
    と、 加熱手段と圧送ポンプと貯留タンクとを介装するととも
    に熱交換器の流体出口と流体入口とを繋ぐ加熱側循環回
    路と、 加熱側循環回路において加熱手段と圧送ポンプと貯留タ
    ンクとを介装して閉ループ回路を構成する蓄熱循環回路
    と、 熱交換器における流体出口からの熱交換流体を冷却側循
    環回路あるいは加熱側循環回路の一方に導入させる供給
    側切換弁と、 熱交換器の流体入口へ冷却側循環回路および加熱側循環
    回路からの熱交換流体を所定の流量比で導入させる排出
    側制御弁と、 供給側切換弁および排出側制御弁を動作制御するコント
    ロール手段とを備え、 温度制御対象物を低温の設定温度で定常的に冷却する
    際、コントロール手段からの指令に基づき、供給側切換
    弁により熱交換器の流体出口と冷却側循環回路とを接続
    し、排出側制御弁により冷却側循環回路と熱交換器の流
    体入口とを接続して、冷却側循環回路により冷却した熱
    交換流体を熱交換器に循環供給し、かつ蓄熱循環回路に
    おいて熱交換流体を加熱しつつ循環させ、 温度制御対象物を低温の設定温度から高温の設定温度に
    昇温する際、コントロール手段からの指令に基づき、供
    給側切換弁により熱交換器の流体出口と冷却側循環回路
    とを接続した状態で、排出側制御弁により蓄熱循環回路
    において加熱された熱交換流体を熱交換器の流体入口へ
    導入させ、 温度制御対象物を高温の設定温度で定常的に加熱する
    際、コントロール手段からの指令に基づき、供給側切換
    弁により熱交換器の流体出口と加熱側循環回路とを接続
    し、排出側制御弁により加熱側循環回路と熱交換器の流
    体入口とを接続して、加熱側循環回路により加熱した熱
    交換流体を熱交換器に循環供給し、かつ蓄冷循環回路に
    おいて熱交換流体を冷却しつつ循環させ、 温度制御対象物を高温の設定温度から低温の設定温度に
    降温する際、コントロール手段からの指令に基づき、供
    給側切換弁により熱交換器の流体出口と加熱側循環回路
    とを接続した状態で、排出側制御弁により蓄冷循環回路
    において冷却された熱交換流体を熱交換器の流体入口へ
    導入させるよう構成したことを特徴とする温度調整シス
    テム。
  2. 【請求項2】 基板の載置される載置プレートおよび
    熱交換器を備えた温度調整プレートと、該温度調整プレ
    ートの熱交換器に熱交換流体を循環供給するとともに該
    熱交換流体の温度調整を行う温度調整装置とを具備して
    成る温度調整システムであって、 上記温度調整装置は、 冷却手段と圧送ポンプと貯留タンクとを介装するととも
    に熱交換器の流体出口と流体入口とを繋ぐ冷却側循環回
    路と、 冷却側循環回路において冷却手段と圧送ポンプと貯留タ
    ンクとを介装して閉ループ回路を構成する蓄冷循環回路
    と、 加熱手段と圧送ポンプと貯留タンクとを介装するととも
    に熱交換器の流体出口と流体入口とを繋ぐ加熱側循環回
    路と、 加熱側循環回路において加熱手段と圧送ポンプと貯留タ
    ンクとを介装して閉ループ回路を構成する蓄熱循環回路
    と、 熱交換器における流体出口からの熱交換流体を冷却側循
    環回路あるいは加熱側循環回路の一方に導入させる供給
    側切換弁と、 熱交換器の流体入口へ冷却側循環回路および加熱側循環
    回路からの熱交換流体を所定の流量比で導入させる排出
    側制御弁と、 供給側切換弁および排出側制御弁を動作制御するコント
    ロール手段とを備え、 基板を低温の設定温度で定常的に冷却する際、コントロ
    ール手段からの指令に基づき、供給側切換弁により熱交
    換器の流体出口と冷却側循環回路とを接続し、排出側制
    御弁により冷却側循環回路と熱交換器の流体入口とを接
    続して、冷却側循環回路により冷却した熱交換流体を温
    度調整プレートの熱交換器に循環供給し、かつ蓄熱循環
    回路において熱交換流体を加熱しつつ循環させ、 基板を低温の設定温度から高温の設定温度に昇温する
    際、コントロール手段からの指令に基づき、供給側切換
    弁により熱交換器の流体出口と冷却側循環回路とを接続
    した状態で、排出側制御弁により蓄熱循環回路において
    加熱された熱交換流体を熱交換器の流体入口へ導入さ
    せ、 基板を高温の設定温度で定常的に加熱する際、コントロ
    ール手段からの指令に基づき、供給側切換弁により熱交
    換器の流体出口と加熱側循環回路とを接続し、排出側制
    御弁により加熱側循環回路と熱交換器の流体入口とを接
    続して、加熱側循環回路により加熱した熱交換流体を温
    度調整プレートの熱交換器に循環供給し、かつ蓄冷循環
    回路において熱交換流体を冷却しつつ循環させ、 基板を高温の設定温度から低温の設定温度に降温する
    際、コントロール手段からの指令に基づき、供給側切換
    弁により熱交換器の流体出口と加熱側循環回路とを接続
    した状態で、排出側制御弁により蓄冷循環回路において
    冷却された熱交換流体を熱交換器の流体入口へ導入させ
    るよう構成したことを特徴とする温度調整システム。
  3. 【請求項3】 前記排出側制御弁は、前記加熱側循環
    回路から前記熱交換器へ導入される熱交換流体の流量
    と、前記冷却側循環回路から前記熱交換器へ導入される
    熱交換流体の流量との比を、暫時変化させる態様で動作
    する比例弁であることを特徴とする請求項1または請求
    項2記載の温度調整システム。
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