JPH03194390A - 焼結機原料の装入方法および装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、鉄鋼、非鉄金属製錬業の分野で高形もしくは
竪型炉へ装入する粉鉱石を焼結する焼ＩＦ原料の装入方
法および装入装置に関するもので凌る。

〈従来の技術〉 従来の焼結機への原料装入方法は、特開昭４８−：４０
０２号公報に示されるようにドラムフィーダーで切り出
し平板シュートまたはドラムシュートでパレット上に原
料が供給され原料が偏析させるのか−ＩＧ的である。し
かしパレット上での原料偏析か期待する程、よくならな
いのが現状でありそのため給鉱部での原料偏析をよ（す
る技術が種内開発されている。

〈発明が解決しようとする課題〉 従来の給鉱部での偏析装置では、原料偏析がそれほどよ
くなく、また配合原料が変化した場合、それを調整する
手段として例えば実開昭５５−５９２９２号、実開昭４
９−３７５０３号公報に開示されているようにシュート
の位置（水平垂直方向）や角度を変更できるものもある
やしかしながらそれだけでは満足な偏析が得られていな
いのが現状である。

最近開発された例えば特開昭６３−１９０１２５号、同
６２−２０６４３６号公報のスリットバ一方式では、原
料の助走距離をとらないと期待する偏析が得られず従ワ
て助走を長くするためにドラムフィーダーとパレット間
の距離を大きくしなければならない。

このために既設の給鉱部に取りつけるにはドラムフィー
ダーの位置変更が必要となり設備改造費用が高くなる。

また、配合原料のシェード板上の落下速度が増しスリッ
トバーからの発塵が多くなり、環境上の問題がある。

本発明は、前述の現状に鑑み、設備改造費用があまり嵩
まずに容易に原料の性伏に応じて、パレット上に最適な
偏析の改善、形成を行うことができるような原料の装入
方法および装入装置を提供するためになされたものであ
る。

く課題を解決するための手段〉 本発明は、■焼結原料を焼結機の給鉱部でパレット上に
供給するに際し、ドラムフィーダーの焼結機点火炉側に
、上段から下段になるにつれてふるい綱目開きを小さく
配設された多段傾斜ふるいによって焼結原料をふるい分
け、次に該ふるい出側に配設された多段式装入シュート
によってバレット床敷鉱の上に上層が細粒となる複数層
の原料層を形成すると共に、焼結原料の諸性状の変化に
応して、前記多段１頃斜ふるいおよび／または多段式芸
人シュートのＩＩＪＩ斜角度を変化させることによって
最適の粒度偏析および成分偏析を得ることのできる焼結
機原料の装入方法であり、また■焼結機の給鉱部におい
てパレット上に装入される焼結原料に上下方向の粒度偏
析および成分偏析を生じさせる焼結機原料の装入装置に
おいて、給鉱ホッパーのフィーダーの点火炉側に位置し
フィーダーからの焼結原料を受けるふるいであって、上
段から下段になるにつれてふるい網目開きが小さくされ
、かつ上方から下方になるにつれて」−下のふるい網間
の間隔が大きくなるよ・う放射状にふるいψを設けた多
段傾斜ふるいと、このふるいを焼結機パレットの幅方向
の軸を中心として傾斜角を変更する角度変更手段と、前
記多段傾斜ふるいから落下する焼結原料を受け、少なく
とも粗粒、沖粒、細粒の３種に層別して焼結機パレット
床敷鉱上に下層に粗粒を、上層に細粒を、装入するため
の複数の反射板と傾斜板とからなる多段式装入シュート
と、この多段式装入シュートの傾斜角をパレット幅方向
の軸を中心に変更する多段式装入シュートの角度変更手
段と、からなることを特徴とする焼結機原料の装入装置
である。

〈作　用〉 給鉱部のドラムフィーダー２の下方に上段から下段にな
るにつれてふるい網目開きを小さくし、かつ多段傾斜ふ
るい網を放射状に設けた多段傾斜ふるいＣ以下多段ふる
い）４によって原料は上方に粗粒、下方に細粒が篩分け
られる。また、ふるいの（頃斜角度αを変えることζ′
よって、例えば傾斜を大きくする（αを小さくする）と
繊組の通過粒子の粒度βＲ界は微粒側へ移行する。従っ
て期待する偏析になる粒度分布にするように傾斜角度を
変えて節単に対応することができる。

また、焼結機パレット上で期待する偏析は下方に粗粒、
上方に細粒という状態であるから、多段傾斜ふるいで篩
分けられた原料の粗粒部を下方に、細粒部を上方に多段
式装入シュート（以下多段シュート）５を介してパレッ
トに落とし込む、この際に多段シュートは複数個のシュ
ートで構成され、また多段ふるいで篩分けられた原料の
カッティング位置を制御することによって偏析が簡単に
制御されるようになる。

〈実施例〉 第１図は、本発明装置の一実施例を示す概念図である。

給鉱ホツパ−１の下部の切出装置はドラムフィーダー２
で切出し、切出し流量の加減はドラムフィーダーの口元
にあるゲート３で調整される。

ドラムフィーダー２から切出された配合原料は、そのま
まではパレット７に落下し焼結原料として供される。

本発明は理想的な偏析を作り込むために、ドラムフィー
ダー２の下部にそれぞれふるい網目開きを上段を粗く下
段を細かくしてかつ上方から下方にいくにつれてふるい
網間の間隔を大きくし放射状に設けた多段傾斜ふるい４
を配設した。この多段傾斜ふるい４は軽量小型なので、
容易に角度αを変更できる角度変更手段８を付帯させて
いる。

８ａは傾動軸、８ｂは傾動駆動手段（例えばエアシリン
ダー）である。

この多段傾斜ふるい４の下部に、反射板５ａと傾斜板５
ｂとからなる多段式装入シュート５を配設して、原料の
篩上の最上部（粗粒）はパレット最下層へ、その次の篩
上の中央部はその次のパレット下部層へと順次装入し最
後は篩下の最下部をパレット最上層部へと落とし込む。

また、この多段式装入シュート５は角度変更駆動手段（
例えばエアシリンダー）９、多段式装入シュート間の連
絡手段１０ｂ１シユートの傾動軸１０ａとからなる多段
式装入シュート連絡装置１０とによってその角度βが調
整できる。

第２図は、従来方法による層厚方向での偏析を示す特性
図であるが、表面でのカーボン量が多く上熱１頃向を示
していてよい偏析とはいえない。

第３図は、本発明法による層厚方向での偏析を示す特性
図であり、例えば原料条件の変動で上層部が熱不足にな
った場合、それを補償するため上部へカーボンの量を増
すような偏析を作ることができる。具体的には上層部（
粉）の偏析をきつくするのであるから多段傾斜ふるい網
の角度αを大きくするとか多段式装入シュートの角度β
を小さくすればよい。また、それらを組み合わせる方法
によっても偏析の調整は可能である。

中層部熱不足の場合にも最適な角度α、βを選ぶことに
よって節単に偏析を変えて対処することができる。

焼結操業中に焼結原料の物理性状（平均粒径粒度分布な
ど）化学性状（脈石成分’　ＪＶｚＯｉ　、５ｉＯ１、
Ｃａ０２Ｉ’１ｇＯなど、鉄分：　Ｔ、　Ｆｅ、　　Ｆ
ｅ０１Ｐｅ＊０ｚａ）炭材の物理性状（平均粒径、粒度
分布など）などに変化が生じた際、従来法では操業中に
スリットシュート、平板シュートの澗整を無理して行う
方法もあるが、行ったとしても対策としては不充分であ
り焼結原料の諸性状の変化に対処した偏析の改善を行う
ことはできなかった。

本発明では給鉱部の多段傾斜ふるいの傾斜角度を変えた
り、多段式装入シュートの角度を変えることによって容
易に原料の性状に応じた給鉱部での最適な偏析の形成を
行うことができる。

〈発明の効果〉 本発明によると、大規模な設備改造をせずに原料の諸性
状の変化に応じてパレット上の最適な偏析の形成を行う
ことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明装置の一実施例の概念説明図、第２図
は、従来法による層厚方向での偏析状態を示す特性図、
第３図は、本発明による層厚方向での偏析状態を示す特
性図である。 １・・・給鉱ホツパ−２・・・ドラムフィーダー３・・
・ゲート、　　　　４・・・多段傾斜ふるい、５・・・
多段式装入シュート、 ５ａ・・・反射板、　　　５ｂ・・・傾斜板、６・・・
床敷鉱、　　　　７・・・パレット、８・・・角度変更
手段、　８ａ・・・傾斜軸、８ｂ・・・傾動駆動手段、 ９・・・多段式装入シュートの角度変更手段、ｌＯ・・
・多段式装入シュートの連絡装置、１０ａ・・・傾斜軸
、　　　１０ｂ・・・連絡手段、α・・・多段傾斜ふる
いの傾斜角度、 β・・・多段式装入シュートの傾斜角度。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、焼結原料を焼結機の給鉱部でパレット上に供給する
   に際し、 ドラムフィーダーの焼結機点火炉側に、上 段から下段になるにつれてふるい網目開きを小さく配設
   された多段傾斜ふるいによって焼結原料をふるい分け、
   次に該ふるい出側に配設された多段式装入シュートによ
   ってパレット床敷鉱の上に上層が細粒となる複数層の原
   料層を形成すると共に、焼結原料の諸性状の変化に応じ
   て、前記多段傾斜ふるいおよび／または多段式装入シュ
   ートの傾斜角度を変化させることによって最適の粒度偏
   析および成分偏析を得ることのできる焼結機原料の装入
   方法。 ２、焼結機の給鉱部においてパレット上に装入される焼
   結原料に上下方向の粒度偏析および成分偏析を生じさせ
   る焼結機原料の装入装置において、 給鉱ホッパーのフィーダーの点火炉側に位 置しフィーダーからの焼結原料を受けるふるいであって
   、上段から下段になるにつれてふるい網目開きが小さく
   され、かつ上方から下方になるにつれて上下のふるい網
   間の間隔が大きくなるよう放射状にふるい網を設けた多
   段傾斜ふるいと、このふるいを焼結機パレットの幅方向
   の軸を中心として傾斜角を変更する角度変更手段と、前
   記多段傾斜ふるいから落下する焼結原料を受け、少なく
   とも粗粒、中粒、細粒の３種に層別して焼結機パレット
   床敷鉱上に下層に粗粒を、上層に細粒を、装入するため
   の複数の反射板と傾斜板とからなる多段式装入シュート
   と、この多段式装入シュートの傾斜角をパレット幅方向
   の軸を中心に変更する多段式装入シュートの角度変更手
   段と、からなることを特徴とする焼結機原料の装入装置
   。