JP2663803B2 - 焼結用粉コークス整粒方法及び装置 - Google Patents

焼結用粉コークス整粒方法及び装置

Info

Publication number
JP2663803B2
JP2663803B2 JP22531992A JP22531992A JP2663803B2 JP 2663803 B2 JP2663803 B2 JP 2663803B2 JP 22531992 A JP22531992 A JP 22531992A JP 22531992 A JP22531992 A JP 22531992A JP 2663803 B2 JP2663803 B2 JP 2663803B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coke
sintering
sieve
classified
classifier
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP22531992A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0655096A (ja
Inventor
啓雄 小野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Metal Industries Ltd filed Critical Sumitomo Metal Industries Ltd
Priority to JP22531992A priority Critical patent/JP2663803B2/ja
Publication of JPH0655096A publication Critical patent/JPH0655096A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2663803B2 publication Critical patent/JP2663803B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、焼結機に粉コークスを
焼結用燃料として用いる場合等、その粉コークスを破砕
整粒する焼結用粉コークス整粒方法及び装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】昨今、焼結操業においては、省エネルギ
ーを極力推進しつつあるが、そのためには粉コークスの
粒度が大きく影響する。すなわち、細粒の場合、分散率
は高いが、燃焼した場合の1粒子としての熱量は低く熱
的不足を生じることと、原粒通気性が低下する。また、
粗粒が多いと焼結機パレット上に装入した場合、下層へ
偏析し、グレート面への焼き付きを生じ、品質及び操業
外乱を引き起こすこととなる。このようなことから、最
適なコークス粒度が求められていた。
【0003】ところで、原料のコークスは、その発生経
歴等により、その粒度が大きく変化する。すなわち、高
炉送り途中での篩下、高炉使用時での篩下、コークス工
場消火塔付近から発生する細粒コークス粉、更には塊コ
ークスとのバランスを取りつつ高炉装入コークスの比較
的細かなコークスを焼結にて使用する場合等種々あり、
それぞれで粒度又は水分が大きく異なっている。
【0004】このような種々の粒度のコークスの中で、
焼結用粉コークスは、1〜3mm粒径が最適と言われて
いた。それは、1mm以下の細粒コークスは通気性低下
や燃焼時の熱量不足による生産性、品質低下を来し、5
mm以上等の粗粒コークスは装入時に下層部へ偏析しパ
レットグレート面へ焼き付き、操業外乱を生じ生産性、
品質共低下する等によるものである。
【0005】そこで、従来から、このような焼結用粉コ
ークスの粒度を安定させ、品質を維持しつつ焼結エネル
ギーを低減すべく、種々の篩方法や装置に加え、整粒す
るために破砕や造粒装置等が提案されている。その従来
の一例として、特開昭62−114689号公報に記載
の「フルイ装置」や実開昭60−155894号公報に
記載の「焼結原料装入装置」があげられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、焼結操
業の生産性を上げ品質を向上させるためには、焼結機に
搬入される最終の粉コークスを、いかにして粗粒を増加
させずに細粒を少なくするようにするかである。しかし
ながら、上記従来の焼結用粉コークスの篩装置にあって
は、分級の悪い粉コークスの粒度調整が非常に困難であ
った。
【0007】すなわち、原料コークスの粒度が、例え
ば、10mm以上が約20%、5〜10mmが約15
%、3〜5mmが約15%、1〜3mmが約25%、1
mm以下が約25%であるとして、従来の分級機により
分級し、5mm以上を取り出して破砕機で破砕して整粒
した場合、その整粒後のコークス粒度は、5mm以上が
3%、3〜5mmが12%、1〜3mmが33%、1m
m以下が52%となり、細粒の1mm以下が大幅に増加
するという結果になっている。これは、分級機による分
級の際に、粗粒である5mm以上の分級分にそれ以下の
コークスをかなり含んでおり、破砕の必要が無いにもか
かわらず更に破砕し、細粒化してしまうということを意
味している。
【0008】本発明焼結用粉コークス整粒方法及び装置
は上記従来の課題に鑑み、整粒するにあたり破砕機によ
って粗粒コークスは破砕するが、過破砕を防止して最終
の焼結用粉コークスの細粒コークス混入率を減少させる
ことができる焼結用粉コークス整粒方法及び装置を提供
することを目的としてなされたものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明焼結用粉コークス整粒方法は、コークスを焼結
用燃料として破砕整粒する工程において、縦型円筒振動
篩あるいはモーゲンセンサイザー等のコークス分級機の
前工程として、予備篩によって搬入された原料コークス
を粗分級し、この粗分級した極粗粒コークスを前記コー
クス分級機により分級された粗粒コークスと共に直接破
砕機へ投入して破砕整粒することを特徴とするものであ
る。
【0010】また、本発明焼結用粉コークス整粒装置
は、コークスを焼結用燃料として破砕整粒する工程にお
いて、縦型円筒振動篩あるいはモーゲンセンサイザー等
のコークス分級機の前工程として、スリット方式の予備
篩と、この予備篩上にあって搬入された原料コークスを
分散させて投入させるべく設けたストライカーと、この
ストライカーにより投入されたコークスを前記予備篩上
に投入する角度変更自在なシューターとを備え、前記予
備篩により分級された極粗粒コークスを前記コークス分
級機により分級された粗粒コークスと共に直接破砕機へ
投入して破砕整粒するように構成したものである。
【0011】
【作用】本発明は、前記した方法及び装置により、予備
篩により、原料コークスを粗分級し、極粗粒コークスは
分級機に投入することなく、直接破砕機に投入してこれ
を破砕後分級機に投入することにより、分級機による分
級効率を向上させることができ、かつ分級効率の向上に
より最終の焼結機への細粒コークスの混入率を減少させ
ることができる。
【0012】
【実施例】以下本発明焼結用粉コークス整粒方法及び装
置の実施例を示す図面に基づいて詳細に説明する。図1
は焼結用コークスの処理フローを示し、図2は予備篩部
の構成を示すものである。
【0013】図において、1はコークスの竪型回転分級
機であり、1a、1b、1cの分級機を有しており、コ
ークス打込ホッパー2に蓄えられた原料コークスが、ベ
ルトコンベアー3を介して投入されるものである。前記
ベルトコンベアー3より竪型回転分級機1に投入される
部分には、予備篩4を備え、原料コークスはこの予備篩
4で粗分級され、極粗粒コークスを除いたコークスが第
1、第2の竪型回転分級機1a、1bにて分級されるこ
ととなる。そして、その竪型回転分級機1a、1bにて
分級された所定寸法以下のコークスは、ベルトコンベア
ー5を介してホッパー6に搬送され、残りはベルトコン
ベアー7より破砕機8に供給されて破砕される。また、
前記予備篩4で粗分級された極粗粒コークスは、竪型回
転分級機1を介することなく、直接にベルトコンベアー
7より破砕機8に搬入される。破砕機8で破砕されたコ
ークスは、ベルトコンベアー9を介して、前記竪型回転
分級機1の第3の竪型回転分級機1cに戻され、ここで
更に分級されて、それぞれベルトコンベアー5及びベル
トコンベアー7より、ホッパー6及び破砕機8に供給さ
れることとなる。
【0014】以上のような処理により、竪型回転分級機
1で分級された所定寸法以下の粉コークスがホッパー6
に蓄えられ、焼結機用粉コークスとして利用されるもの
である。ここで、前記予備篩4について、その構成を図
2に基づいて説明する。前記予備篩4は、スリット方式
の篩構成であり、傾斜状に配置された横スリットロッド
10を設け、この横スリットロッド10の下方に竪型回
転分級機1への篩下ホッパーシュート11を備え、この
篩下ホッパーシュート11の横にはベルトコンベアー7
上に直接投入する篩上シュート12を備えている。ここ
で、搬入された原料コークスAは、横スリットロッド1
0を通過した所定寸法以下のコークスA1が篩下ホッパ
ーシュート11へ落下し、所定寸法以上の極粗粒コーク
スA2 が篩上シュート12へ落下することとなる。
【0015】前記横スリットロッド10上方には、ベル
トコンベアー3によって搬入された原料コークスAを分
散させて投入させるべく設けたストライカー13と、こ
のストライカー13により投入されたコークスAを前記
予備篩4の横スリットロッド10上に投入する角度変更
自在なシューター14とを備えている。前記ストライカ
ー13は、ベルトコンベアー3上を運搬されヘッド部に
来たコークスAを、分散して落下させるものであり、支
点15を中心にその角度を調整可能に構成し、角度変更
装置16によりその角度を固定できるようになってい
る。また、前記シューター14は、ストライカー13に
当たって落下するコークスAの落下角度を調整して前記
予備篩4の横スリットロッド10上に落とすためのもの
であり、支点17を中心にその角度を調整可能に構成
し、角度変更装置18によりその角度を固定できるよう
になっている。
【0016】以上のように構成された予備篩4におい
て、ストライカー13を設けずにフリーで落下させる
と、コークスAはベルトコンベアー3のヘッド部より、
放物線を描いてほぼ垂直に近い状態で予備篩4上に投入
されることになり、又ベルトコンベアー3上でコークス
Aは中央部に集中して乗っているため、そのまま落下さ
せると篩効果が非常に悪くなる。このようなことから、
ストライカー13により、横方向に分散させながら強制
的に下方へ落下させるのである。また、シューター14
は、前記ストライカー13で分散され、下方に向けて落
下されたコークスAを、このシューター14上に落とし
て、横スリットロッド10上に緩やかな落ち角度で投入
するものである。
【0017】なお、ストライカー13及びシューター1
4は、いずれもセラミックライナーの貼付による摩耗対
策を施している。また、角度変更装置16,18によ
り、コークス量の増減、及び分級効率に合わせて適正な
角度を選択するようになっている。もちろん、予備篩4
の横スリットロッド10の篩角度も任意に変更可能であ
る。
【0018】次に、具体的な実施例について説明する。
すなわち、表1に示す配合の原料コークスを用い、スト
ライカー13の角度を48°、シューター14の角度を
20°(いずれも水平基準)で、横スリットロッド10
の間隔を図3に示すように設定して実施した結果、図4
に示すように粒度が1mm以下のコークスのばらつき絶
対量が約3%減少し、粒度が3mm以上ではばらつき絶
対量が約4%増加した(なお、5mm以上の粒度の粗粒
では全く変化せず)。また、焼結指数(仮称:生産率×
TIをコークス原単位で割った指数)は、図5に示すよ
うに向上した。更に、予備篩4の篩傾斜角度は、36°
が最も良好であった。
【0019】
【表1】
【0020】
【発明の効果】以上説明したように本発明焼結用粉コー
クス整粒方法及び装置は、コークスを整粒するにあたり
破砕機によって粗粒コークスは破砕するが、過破砕を防
止して最終の焼結用粉コークスの細粒コークス混入率を
減少させることができ、従って、生産性が向上し、かつ
品質を低下させることがなく、コークスの使用量の低減
を可能とする焼結用粉コークス整粒方法及び装置を提供
するができるものであり、非常に有効な発明である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すコークス処理フロー概略
図である。
【図2】同予備篩の構成を示す説明図である。
【図3】同予備篩の横スリットロッドの寸法関係の具体
的な一例である。
【図4】同コークス粒度のばらつき状態の比較図であ
る。
【図5】同粒度3mm以上のコークスと焼結指数との関
係特性図である。
【符号の説明】
1 堅型回転分級機 4 予備篩 5 ベルトコンベアー 6 ホッパー 7 ベルトコンベアー 8 破砕機 10 横スリットロッド 13 ストライカー 14 シューター

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コークスを焼結用燃料として破砕整粒す
    る工程において、縦型円筒振動篩いあるいはモーゲンセ
    ンサイザー等のコークス分級機の前工程として、予備篩
    によって搬入された原料コークスを粗分級し、この粗分
    級した極粗粒コークスを前記コークス分級機により分級
    された粗粒コークスと共に直接破砕機へ投入して破砕整
    粒することを特徴とする焼結用粉コークス整粒方法。
  2. 【請求項2】 コークスを焼結用燃料として破砕整粒す
    る工程において、縦型円筒振動篩いあるいはモーゲンセ
    ンサイザー等のコークス分級機の前工程として、スリッ
    ト方式の予備篩と、この予備篩上にあって搬入された原
    料コークスを分散させて投入させるべく設けたストライ
    カーと、このストライカーにより投入されたコークスを
    前記予備篩上に投入する角度変更自在なシューターとを
    備え、前記予備篩により分級された極粗粒コークスを前
    記コークス分級機により分級された粗粒コークスと共に
    直接破砕機へ投入して破砕整粒するように構成したこと
    を特徴とする焼結用粉コークス整粒装置。
JP22531992A 1992-07-31 1992-07-31 焼結用粉コークス整粒方法及び装置 Expired - Fee Related JP2663803B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22531992A JP2663803B2 (ja) 1992-07-31 1992-07-31 焼結用粉コークス整粒方法及び装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22531992A JP2663803B2 (ja) 1992-07-31 1992-07-31 焼結用粉コークス整粒方法及び装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0655096A JPH0655096A (ja) 1994-03-01
JP2663803B2 true JP2663803B2 (ja) 1997-10-15

Family

ID=16827495

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22531992A Expired - Fee Related JP2663803B2 (ja) 1992-07-31 1992-07-31 焼結用粉コークス整粒方法及び装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2663803B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003012161A (ja) * 2001-06-29 2003-01-15 Mitsubishi Kakoki Kaisha Ltd ばら状固形物の分散供給装置
JP5365226B2 (ja) * 2009-02-03 2013-12-11 新日鐵住金株式会社 焼結鉱凝結材の整粒方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0655096A (ja) 1994-03-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5365226B2 (ja) 焼結鉱凝結材の整粒方法
CN108004392B (zh) 一种降低烧结固体燃耗的烧结设备和工艺
JP2663803B2 (ja) 焼結用粉コークス整粒方法及び装置
US3077439A (en) Processing of raw petroleum coke
US5102586A (en) Agglomerating process of sinter mix and apparatus therefor
JP2020521050A (ja) 焼結プラントの操業方法
JP2985341B2 (ja) 金属粉末製造のための解粒装置
US4522649A (en) Method of furnace operation with high pellet burdens
JPH06279872A (ja) 焼結鉱の篩い分け方法
JPH07256137A (ja) 粉砕設備
KR101178362B1 (ko) 미세 그린 응집체의 생산 방법 및 장치
JPH07110194A (ja) 焼結原料の装入装置
JPH0113034B2 (ja)
CN115725804B (zh) 以钢渣立磨为中心的钢渣二次处理方法
JPH062912B2 (ja) 製錬炉装入原料の事前処理方法
JPS62158986A (ja) 焼結鉱の整粒装置
JPS63128129A (ja) 焼結鉱製造方法
JPH01104723A (ja) 製鉄ダストからの焼結原料製造方法
JP2608425B2 (ja) 燒結原料の装入方法
JPS6271554A (ja) 円筒型粉砕機の運転制御方法
JPS63128128A (ja) 焼結鉱の製造方法
KR20030028115A (ko) 원료 사전처리 시스템에서의 고로 반광 입도 조절 방법
CN1011893B (zh) 在回转窑内直接还原含氧化铁物料的工艺
JPH05132722A (ja) 焼結鉱の冷却方法
JP2003277840A (ja) 塊鉱石の高炉原料化処理方法

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees