JPH03193413A - 機能性合成樹脂成形体の製造方法 - Google Patents

機能性合成樹脂成形体の製造方法

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JPH03193413A
JPH03193413A JP33593689A JP33593689A JPH03193413A JP H03193413 A JPH03193413 A JP H03193413A JP 33593689 A JP33593689 A JP 33593689A JP 33593689 A JP33593689 A JP 33593689A JP H03193413 A JPH03193413 A JP H03193413A
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JP
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synthetic resin
powder
functional substance
inclusion
pellet
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JP33593689A
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Takashi Matsubara
隆 松原
Kiyoshi Nishimoto
西本 潔
Masaki Omori
大森 昌樹
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Dainippon Plastics Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Plastics Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は1機能性合成樹脂成形体の製造方法に関する
ものである。この発明により得られる製品は9例えば家
庭用品、産業用資材などに応用して、その中に含有する
揮散性機能物質を適度に揮散させることにより、成形体
の形状と揮散物質の機能とが結合した効果を発揮するこ
とができる[従来の技術] 熱可塑性合成樹脂は、その優れた加工性に基づき押出成
形体、射出成形体等の製造に利用されている0例えば押
出成形により菱形口、方形目の有孔成形体が製造されて
いる。
一方1合成樹脂成形体に種々の機能を付加するために機
能付与物質(単に機能物質という)を添加することが行
なわれている。その中には、添加物質が合成樹脂成形体
から周囲の環境に揮散することにより機能を発揮するも
のが多い、賦香料。
動物忌避剤、殺虫剤、殺菌剤、防黴剤、防錆剤。
植物成長調節剤、除草剤などがこれら揮散性機能物質の
例である。
特開昭61−137804には、殺虫剤のシクロデキス
トリン包接化合物粉末を合成樹脂材料と混合溶融した後
、ペレット状に成形し、ペレットそのまま成形または比
較的高濃度のマスターペレットとして1通常の合成樹脂
材料と混合して成形し、植物育成用具を製造することが
示されている。
さらに多くの機能物質について、シクロデキストリン類
で包接された化合物と糖アルコールを添加した合成樹脂
製品も知られている(特公昭63−6588)。
特開昭55−94954は、賦香料の包接物粉末を熱可
塑性合成樹脂材料と混合し成形した合成樹脂製品を開示
している。開示は、極めて簡単であるが1合成樹脂材料
として、2.3の成形用ペレットが示されている。しか
し、包接物粉末との混合方法の具体的記載はない。
[発明が解決しようとする課題] 本発明者は、上記のようなペレットを用いる機能性合成
樹脂成形体の製造を実施した結果、ロングランの場合、
成形性の悪化する問題点が存在することを見出した。即
ち、包接されたピレスロイド系殺虫剤を含むマスターペ
レットと、高密度ポリエチレンペレットとの混合物を押
出成形して。
網状成形体成形体を製造する場合を例にとり説明すると
、運転時間2〜3時間の間は、格別の不都合がないが、
ロングラン、例えば10時間以上の運転を行なうとスク
リューに巻き付いて、押出量が安定せず、成形物中の殺
虫剤含有量にもむらが出てくる。押出成形機を解体して
みると、圧縮ゾーンに、焼は焦げ1機械にこびりついた
物質が見られる。このような不都合は1機能物質によっ
て引き起こされる熱変質、熱分解などによるものと思わ
れ、特に樹脂が滞留しやすい部分で顕著に起り、実用上
極めて深刻な問題であると考えられる。
更に、このような熱変質、滞留、揮散等の結果。
設計濃度(計算値)通りの機能物質を含む成形品を安定
に得ることができない問題もある。
マスターペレットのように、すでにある程度樹脂で希釈
されている機能物質包接粉末を用いた場合でさえ、この
ような問題がある。ましてや1機能物質包接粉末をペレ
ットと直接混合する場合はさらに深刻な問題が予想され
る。
本発明は、このような問題点を解決し、成形性を悪化さ
せずに、ロングラン可能な機能性合成樹脂成形体の製造
方法を提供することを課題とするものである。
[課題を解決するための手段] 本発明によれば、このような課題は、熱可塑性合成樹脂
粒状材料の表面に揮散性機能物質を含有する包接化粉末
が分散付着した混合物を成形機に仕込み、マスターペレ
ットを経由しないで成形することにより解決される。
具体的な実施態様の一つは、40°C以上、軟化温度以
下の温度で混合し、熱可塑性合成樹脂粒状材料(ペレッ
ト)の表面に機能物質包接粉末が分散付着した混合物を
用いる製造方法である。40@C以上の混合温度は9通
常、高速回転混合機。
例えばヘンシェルミキサーによる発熱により実現できる
が、ジャケットその他任意の温度調節手段を用いること
ができる。
熱可塑性合成樹脂粒状材料は、40°C以上で混合され
ると9粒の表面が若干軟化し、揮散性機能物質を含有す
る包接化粉末を表面に付着する。
これにより熱安定性に問題のある揮散性機能物質が1局
所的に高濃度で存在することが避けられ。
押出機中で更に均一に分散される0通常行なわれる常温
での混合では、最初の付着分散がないので。
押出機中で局所的高濃度、滞留が起り、これが変質1分
解トラブルの原因となる。
付着分散を実現させるに好適な混合温度は、樹脂の種類
により異なり、ポリ酢酸ビニル樹脂のように軟質のもの
は、40〜50°C,ポリエチレン、EVA等は50〜
70°C,ポリアミドのように硬質の樹脂では、更に高
くなる。温度が高すぎると混合に必要な動力が過大にな
るなど不都合もあるので、樹脂の軟化温度より低い混合
温度を選ぶ9通常100’C迄の温度を選ぶことが多い
少量の低融点の樹脂など、バインダーをペレットに加え
てから激しく攪拌し9機能物質包接粉末を添加混合する
などの方法で、より低い混合温度で付着混合状態を実現
し1本発明を実施することもできる。
以上9本発明の構成の要点について説明したが。
本発明の製造方法が適用される機能性合成樹脂成形体の
要素である包接物、樹脂、成形体形状等を含めて、更に
説明すると次のようである。
(機能物質と包接剤) 成形体に含有させるべき揮散性の機能付与物質としては
1例えば、動物忌避剤、殺虫剤のごとき有害動物防除剤
、殺菌剤、防黴剤のごとき微生物防除剤、成長調節剤、
除草剤のごとき植物調節剤。
防錆剤、及び賦香料などがあり1個々の成型体の使用目
的に応じて、実施時の技術水準に応じて適当なものを選
んで用いることができる。ピレスロイド系殺虫剤および
賦香料は代表的な例である。
包接剤は、ゲスト物質を取り囲んで包接化合物を形成す
るホスト物質のことであり、シクロデキストリン、ヒド
ロキノン、尿素、チオ尿素、クラウンエーテルなど種々
のものが文献(例えば特公昭54−43382.特開昭
62−89675)により知られている1本発明におい
ても、実施時の技術水準に応じて用いるべき包接剤の種
類を検討1選択できるが、シクロデキストリンは、第一
に検討対象とされるべき包接剤である。
(包接物) 本発明では1機能付与物質が包接粉末として用いられる
ので1例えば油状など取り扱いにくい性状の物質を粉末
状の包接化合物として添加することにより供給、混合な
ど取り扱いの便も図れる。
さらに、原体のままでは合成樹脂中に分散しにくい物質
を包接化合物として分散し易くする場合もある6逆に、
包接化合物のままでは合成樹脂中に分散しにくい場合も
あるが、その場合は1本発明による高温混合に加えて9
合成樹脂と包接化合物の両方に親和性をもつ添加剤1例
えば親油親水両性化合物を併用して均一分散を図るのが
望ましい。
このようにして得られた合成樹脂成形体の中で。
揮散性物質がどのような形で存在しているかについては
、特定される必要がない、包接剤、揮散性物質の種類、
加工条件などにより、成形体中にあっても、主として包
接化合物として存在する場合もあるし、成形加工時にホ
スト、ゲスト関係がはずれる場合もある。また両者が混
在する場合もある。要は機能付与物質が、その機能をも
って、雰囲気中にバランスよく揮散できる状態になって
おり、かつ、成形時に変質トラブルを引き起こすことが
なければよい。
本発明において用いられる揮散性殺虫剤の一例をあげる
と、ピレスロイド系のアレスリン、フタルスリン、レス
メトリン、フラメトリン、フエノトリン、ペルメトリン
、リン系のフェニトロチオンなどがある、忌避剤は1例
えば特開昭58−120878、特開昭59−7810
5などに記されているものを使える。賦香料としては1
種々の天然香料1合成香料が使える。それらの−例は特
公昭63−6588にも記されている。
包接剤としては、シクロデキストリン(αβ−1γ−)
、尿素、チオ尿素、クラウンエーテル、クリプタンドな
ど底置(例えば、竹本:包接過去の化合物の化学、東京
化学同人;田伏:ホスト・ゲストの化学、共立出版など
)に紹介されているものから選択できる。特にシクロデ
キストリンは普通に用いられ、それぞれの単体、それら
の混合物、これらと糖アルコールとの混合物、シクロデ
キストリンを含む反応混合物などが、ゲスト物質を包接
する能力3合成樹脂との親和性、安定性1価格など選択
基準に応じて使い分けることができる。
その他、揮散性物質、包接剤の選択に当っては。
実施に際しての目的とその時の技術水準に応じて当業者
が好適と考えるものを選択できることは当然である。
(熱可塑性合成樹脂) 熱可塑性合成樹脂の具体例としては、高密度ポリエチレ
ン(HDPE)、低密度ポリエチレン(LDPE)、 
ポリプロピレンなどのポリオレフイン樹脂、エチレン−
酢酸ビニル共重合樹脂(EVA)、エチレン−アクリル
酸アルキルエステル共重合樹脂(代表的なものEEA即
ちエチルエステルを5%以上含むものである)などのオ
レフィン共重合樹脂、アクリル酸、メタクリル酸のエス
テルを含むアクリル系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポ
リスチレン系樹脂、など種々のビニル系樹脂、ポリエス
テル、ポリアミドなど縮合系樹脂などが挙げられ、これ
らの樹脂が、目的に応じて。
単独または混合物として用いられる1粒状材料の代表的
なものはペレットである0例えば、硬質のネットには高
密度ポリエチレンやポリプロピレン。
弾力性のあるネットにはEVA、EVAとポリエチレン
の混合物などの酢酸ビニル系合成樹脂やEEAなどのア
クリル系合成樹脂、また穿孔成形体には低密度ポリエチ
レンなどが好適に用いられる。
このように特にポリオレフィン樹脂、オレフィン共重合
樹脂とポリオレフィン樹脂との混合物は。
本発明においてしばしば用いられる代表的な合成樹脂材
料である。
特公昭6B−9546,特公昭62−19461記載の
樹脂組成物は、透明性、柔軟性、耐熱性。
ノンスリップ性、無毒性などの点で特徴を持ちこれらが
求められる用途に好適である。前者は、これらの特徴に
加えて更に対低温性においても優れている。
(混合法) 本発明においては、熱可塑性合成樹脂粒状材料と揮散性
機能物質を含有する包接化粉末とが高温度で混合され、
付着分散状態を実現した後、成形される0周速10〜5
0m/秒の高速度でブレードを回転するヘンシェルミキ
サーは、混合手段として有用な手段である。はじめ、少
し加熱してやれば、混合しているうちに温度が40@C
以上になり、均一な付着分散状態になる。ヘンシェルミ
キサーの場合、混合時間は数分以内で十分である。
勿論他の加熱手段、混合手段でも、40°C以上。
均一な付着分散状態を実現できればさしつかえない。
例えば低密度ポリエチレン(LDPE)ペレットをヘン
シェルミキサーに投入し1巻上げ用の回転刃を用いて5
周速20m/秒で3〜5分間攪拌する。ペレットの表面
温度が約50°Cに達した時点で1機能物質の包接化合
物粉末を所定量加え。
引き続き約1封泥合攪拌し、排出すると、ペレット表面
に包接粉末が均一に分散付着した混合物が得られる。ペ
レットの表面温度は、ヘンシェルミキサーの槽内に設置
されたデフレクタ−(邪魔板)の先端に取り付けられた
熱電対センサーによって検知することができる。
なお、ペレットの表面温度を比較的高い値(60〜10
0°C)にしないと、包接粉末が付着しにくい合成樹脂
の場合は、あらかじめヘンシェルミキサーのジャケット
に蒸気等の熱媒体を通して予熱しておくことも可能であ
り、このような促進予熱法により混合攪拌時間を短縮で
きる。
ヘンシェルミキサーの回転羽根は、標準仕様のもの(上
:混合用、下:剪断用)でもよいが、下羽根を巻き上げ
用の特殊な羽根にしたほうが、より効率的に混合物を得
ることができる。更に、スペーサーを用いて槽内底面よ
り10〜15關嵩上げした方がペレットの噛み込みが防
止され、良好な運転状態が維持できる。
混合に用いる装置の1例の断面図を第1図に。
第1図の装置で用いられる羽根の形状を示す平面図を第
2図に示す。
このようにして1合成樹脂粒状材料の表面に包接粉末が
分散付着した混合物を得ることができる。
これを押出機のホッパーに投入し押出成形に供する。
(成形体、成形法) 成形体は、押出成形体、射出成形体などの熱成形体であ
る。特に押出成形による熱可塑性合成樹脂有孔成形体の
製造に代表的に適用できる6代表的な合成樹脂有孔成形
体を列挙すると、シート、フィルムなど板状の一体成形
網、網筒など管状の一体成形網、板状の穿孔成形体、管
状の穿孔成形体(特公昭52−4875 )などである
、一体成形網には菱目、亀甲口など長手方向に対して斜
めにストランドの走るもの(特公昭34−4185 )
と。
長手方向およびその直角方向にストランドの走る方形目
のもの(特公昭43−24556)とがある、前者は、
ネトロン(登録商標)の名で知られている。
管状の一体成形網の一例を第3図に示す1合成樹脂有孔
成形体は、連続した。また場合によっては独立した気泡
を持つ発泡体で構成されていてもよい。
押出成形によるシートフィルムの製造にも本発明が適用
できる。また、鋼管性製造用押出機を用いて1合成樹脂
被覆鋼管製の人工竹を成形することもできる。その地番
種の異形金型と押出機を組み合わせて異形断面を持ワた
成形体1例えば中空リブ構造を持った成形体を得ること
ができる。
押出成形条件は特公昭52−4675に記載されている
方法を参照することができる。温度条件の一例は実施例
にも記す。
射出成形についても、当業者の技術水準や工夫に基づき
種々の金型と成形機の組み合わせにより実施することが
できる5射出成形品の例としてコンテナー、ブランター
、各種機器のハウジング類等を挙げることができる。
[発明の効果] 通常、熱可塑性樹脂を用いて成形体を得る成形温度は1
例えば200°C程度であり1機能物質の種類によって
は、原体のままでは成形加工時の揮散や分解が問題を引
き起こす、特に、ロングラン運転における成形機内部で
の変質1巻付き、焦付きなどのトラブルの可能性は、工
業技術としては致命的になりかねない。
本発明では、揮散性の機能付与物質と包接剤とを含有し
、添加した揮散性物質の機能を発揮する合成樹脂成形体
を得るのに、包接化合物粉末と合成樹脂ペレットとから
、高速回転混合機などの手段で9分散付着物を得て、所
望の形状に成形する。
本発明は9機能物質を包接化合物として添加し。
かつペレット表面への粉末付着により分散のむらをなく
することにより、極めて単純な手段でロングランを阻害
する不都合な熱変質、熱分解を回避することができる5 本発明の方法をとると、先行技術に示されたようなマス
ターペレットを経る必要がなく、工程簡素化が図れる。
更に2機能物質の熱履歴が、ペレット成形および目的物
成形の2段階から、事実上1段階になる。混合は、10
06C以下であり。
熱履歴としては、事実上無視できる。この点も。
表面付着分散と合わせて揮散1分解による損失防止に役
立っており、計算通りの濃度管理ができる。
[実施例] 例1 (溶液法による殺虫剤包接化合物粉末の調製)β−シク
ロデキストリン(三楽RINGDEX−B ) 75部
(部は重量部を意味する。以下同じ)の飽和水溶液にピ
レスロイド系殺虫剤のペルメトリン(住人化学エクスミ
ン)25部を加え、50〜55″Cで1〜2時間混合攪
拌する6得られた沈殿を濾取、真空乾燥(55’C以下
)L、150メツシユパスの粉末状包接化合物を得る。
(包接化合物粉末と合成樹脂ベレットとの混合)低密度
ポリエチレン(LDPE、住人化学スミ力センG−20
1)ペレット98部をヘンシェルミキサーに投入し1巻
上げ用の回転刃を用いて。
周速20m/秒でペレット温度が50°Cになるまで3
〜5分間回転を続ける1次に上で得たペルメトリン包接
化合物粉末2部を加え、更に1公理合攪拌すると、ペレ
ット表面に粉末かむらなく付着したものが得られる。混
合物のペルメトリン濃度は、0.5%である。
なお、LDPEに代えて、エチレン−酢酸ビニル共重合
樹脂(EVA)、エチレン−メタクリル酸メチル共重合
樹脂(EMMA)を用いた場合も同様な方法で分散付着
混合物が得られる。
(シート押出成形) 単軸押出成形機を用い、上記付着混合物を厚さ0.51
1!1のシート(試料■)に成形する。
20時間に亘る運転時間の間、計算通りのペルメトリン
濃度、シートの無着色(耐熱性)、外観の均一性(分散
性)が保たれていることが確認できる。
押出成形条件(温度″C) 池貝G565−28.65.L/d−28,ベントタイ
プTダイ幅500mvリップ開度0.5mmシリンダ温
度 CI C2C3C4At A2170180190
200210210ダイス温度  Di D2 D3 
D4 D5200200200200200 スクリユ一回転数25rpff1.引取り速度2+g1
分ロール温度90.40 例2 マスターバッチ法との比較 試料■と比較するため1例1で用いたものと同じペルメ
トリン包接化合物粉末とLDPEペレットとを用い、理
論ペルメトリン濃度0.5%の比較試料を作成する。L
DPEに対して10%の包接粉末を混合溶融してペレッ
ト状に成形して得たマスターバッチ20部とLDPEペ
レット80部をタンブラ−で混合し1例1と同じ条件で
厚さ0゜511I+1のシートに成形する。
成形性は、当初の2〜3時間は例1と同様に良好である
が、10時間以上経過した状態では、マスターバッチを
主とする樹脂がスクリューに巻き付くために、押出成形
量が安定せず、シートの厚さむらが発生し、成形物中の
殺虫剤m含有料にむらが出てくる。さ鷺に成形を継続す
ると。
フィード(供給)とメータリング(計量)のバランスが
崩れて、押出成形が不可能になる場合もある。この際に
、押出成形機を解体してみると主として圧縮ゾーンに焼
は焦げや、スクリューにこびりついた物質が認められる
分散性は、シートの目視観察により比較するが。
当初は試料■と同様に良好な製品(試料■)が得られる
試料■、試料■の耐熱性は、シートを短冊状の100°
Cのギアオーブン中に保持し、外観の着色度合(ヤケ現
象)を追跡観察する。試料■は。
100時間項から褐変するが、試料■は、130時間ま
での観察の間、全く変化が認められない。
機能物質含有率の測定: 成形直後から経時的にサンプリングしたシートを100
〜120°Cの0−ジクロルベンゼンに溶解させる。メ
タノール−アセトニトリル抽出試料中のペルメトリンを
ガスクロ分析して求める。
結果を第4図に示す。
試料■のペルメトリン濃度は、成形直後、はぼ設計値通
りであり、徐々に揮散して減少する。試料■は、成形直
後でも0.41%で、かなり失われている。
殺虫効果試験: 25CI11角の透明アクリル容器()1工生存用空気
は供給される)中に砂糖水を置く、試料■、試料■(2
5cm2)を側面に張り付け、イエバエ100匹を入れ
、経時的に致死数を観察する。致死率(%)は次の通り
である。
押出成形直後   1年後 時間  試料■ 試料■ 試料■ 試料■1  11 
  8   25  202            
Bo   223  50  41   50  36
6           60  5112  72 
 59   80  6324  89  74   
82  7248  95  85   91  80
例3 網状成形体等 例1の包接粉末とペレットとの混合の項で記したLDP
E/包接ペルメトリン分散付着混合物。
EVA/包接ペルメトリン分散付着混合物を用いて網状
体製造用押出成形機により下記条件で網状成形体を製造
する。
LDPE   シリンダ温度  ダイス温度CI C2
C3C4D 網状板体  185195205205210網状管体
  190200210210215EVA    シ
リンダ温度  ダイス温度CI C2C3C4D 網状板体  175185195195200網状管体
  180190200200205合成樹脂被覆鋼管
竹6同様にして専用押出機により製造する。
例4 (混線法による殺虫剤包接化合物粉末の調製)β−シク
ロデキストリン75部に少量の水を加え、混練したスラ
リーに、ペルメトリン25部を加え、常温下で約1時間
激しく混合攪拌する。得られたペーストを凍結乾燥する
ことにより150メツシユバスの粉末状包接化合物を得
る。噴霧乾燥によってもよい。
包接化合物粉末と合成樹脂ペレットとの混合。
成形については9例11例3と同様に実施できる。
例5 (溶液法による賦香料包接化合物粉末の調製)β−シク
ロデキストリン80部の飽和水溶液にバニリンを主成分
とするバニラ香料(三栄化学工業)20部を加え、50
〜55”Cで1〜2時間混合攪拌する。得られた沈殿を
濾取、真空乾燥(559C以下)L、150メツシユバ
スの粉末状包接化合物を得る。
上記の反応の際に1発泡剤(例:低級炭化水素またはア
ゾジカルボン酸アミド)を加え、香料と共に包接させる
こともできる。
例4と同様な方法で、混線法による賦香料包接化合物粉
末を調製することもできる。
(包接化合物粉末と合成樹脂ペレットとの混合)エチレ
ン−メタクリル酸メチル共重合樹脂(EMMA、住人化
学アクリフトWH−202)ペレット96部をヘンシェ
ルミキサーに投入し1巻上げ用の回転刃を用いて1周速
20m/秒でペレット温度が50°Cになるまで3〜5
分間回転を続ける1次に上で得たバニラ香料包接化合物
粉末4部を加え、更に1封泥合攪拌すると、ペレット表
面に粉末かむらなく付着したものが得られる。混合物の
バニラ香料濃度は、0.8%である。
(シート押出成形) 単軸押出成形機を用い、上記分散付着混合物を押出成形
して、網状成形体を得る。
E MMA   シリンダ温度     ダイス温度C
I C2C3C4AI At DI D2網状板体  
12513513513514014014014Gス
クリユ一回転数6Orpm。
ダイス回転数400「四 網状管体  1301401401401451451
45145スクリユ一回転数yorpm。
ダイス回転数500rpH 例6 マスターバッチ法との比較 例5で得られた網状管体(試料■)と比較するため1例
5で用いたものと同じバニラ香料包接化合物粉末とEM
MAペレットとを用い、理論濃度0.8%の比較試料を
作成する。EMMAに対して10%の包接粉末を混合溶
融してペレット状に成形して得たマスターバッチ40部
とLDPEベレット60部をタンブラ−で混合し1例5
と同じ条件で成形する。 (試料■) 成形直後から経時的にサンプリングしたシートからジク
ロルメタン、O−ジクロルベンゼン等により香気成分を
抽出し、ガスクロで定量分析する。
バニリン濃度の変化を第5図に示す。
試料■のバニリン濃度は、成形直後、理論値のほぼ90
%であり、徐々に揮散して減少する。試料■は、成形直
後でも理論値のほぼ70%、かなり失われている。
例7 ニオイセンサーによる測定 新コスモス電機製ニオイセンサー(XP−329型)に
より試料■、試料■について香料の揮散濃度を経時的に
測定した。結果を第6図に示す。
【図面の簡単な説明】
第1図は1本発明の実施にあたって1粒状材料と包接粉
末との混合に用いる装置の1例の断面図である。第2図
は、第1図の装置で用いられる羽根の形状を示す平面図
である。第3図は9本発明の実施により得られる管状の
一体成形網の一例の形状を示す斜視図である。 第4図は本発明実施品中のペルメトリン残存率の経時変
化を対照品と比較して示した図、第5図は本発明実施品
中のバニリン残存率の経時変化を対照品と比較して示し
た図、第6図はバニラ香料を含む本発明実施品について
のニオイセンサーの指示値を対照品と比較して示した図
である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 熱可塑性合成樹脂粒状材料の表面に揮散性機能物質
    を含有する包接化粉末が分散付着した混合物を成形機に
    仕込むことにより、マスターペレットを経由しないで成
    形することを特徴とする機能性合成樹脂成形体の製造方
    法 2 高速回転混合機による発熱により粒状材料の表面に
    包接化粉末が分散付着した混合物を用いることを特徴と
    する請求項1記載の製造方法 3 揮散性機能物質が、有害動物防除剤、微生物防除剤
    、植物調節剤、防錆剤、及び賦香料からなる群から選ば
    れたものであり、包接剤がシクロデキストリンである請
    求項1記載の製造方法 4 合成樹脂成形体が押出合成樹脂有孔成形体である請
    求項1記載の製造方法
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