JPH03191997A - 衣類乾燥機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は除湿型の衣類乾燥機に関するものである。

従来の技術 近年、衣類を乾燥する衣類乾燥機は除湿型が主流となっ
ている〇 その衣類乾燥機の構成を第２図、第３図、第４図に示す
。

第２図において、乾燥機本体１（以下、本体という）内
には、モータ２によって回転、駆動される回転ドラム３
とケーシング１７内に配設された熱交換ファン４が回転
軸１４により回転自在に軸支されている。

前記熱交換ファン４の外周縁には略リング状で断面がＶ
字形状の可とう性シール材６が装着されてあり、回転時
に仕切り板６を挟持するように摺動して熱交換ファン４
の両面の空気の混流を防ぎ、循環通風路１６と冷却通風
路１６を形成している。

７はファン覆い板で、前記ケーシングとともに熱交換フ
ァン４を内包して渦巻室８を形成している。

９は高温多湿な乾燥用空電をヒータ１ｏに導く循環風胴
、１１は本体１の後面を覆い、ファン４の中央部に面す
る個所に適宜な吸気孔１８を有する裏板、１２は吸気し
た冷却用空気を排出するための排気孔、１３は除湿水を
本体外に排水する排水孔である。ａ、ｂはそれぞれ乾燥
用空気と冷却用空気を示している。

上記衣類乾燥機において、モータ２か回転し回転ドラム
３とともに熱交換ファン４が回転すると空気の流れａと
ｂが生じ、被乾燥物を乾燥させた高温多湿の乾燥用空気
ａは熱交換ファン４のブレード部分で冷却用空気すによ
シ冷却され除湿される。除湿され、た乾燥用空気ａは、
ヒータ１０で加熱され再び回転ドラム３内に送風される
。このようにして回転ドラム３内の衣類が乾燥処理され
る。

上記のような構成の衣類乾燥機では、乾燥側において乾
燥用空気は循環しており、その経路にあるヒータ１０や
回転ドラム３後部に設けられたフィルター等が流路抵抗
とな＃）循環側圧を高める。

一方、冷却側においては冷却用空気の流れは本体１の後
面を覆っている裏板１１の吸気孔１８より外気を吸気し
、排気孔１１より本体１外へ排気するといった開放形で
ある。このため、乾燥側空気ケーシング内の圧力が冷却
側空気ケーシング内の圧力よりも高くなる。そのために
、仕切シ板６と７−ル材６との摺動によるシールでは、
循環側と冷却側の分離が不十分となり、高温多湿な乾燥
用空気が熱交換ファン４の外周部のシール部より循環側
から冷却側へ漏出して除湿水の回収率が悪くなるという
問題があった。

また、第３図、第４図に示す衣類乾燥機は、循環ファン
と冷却ファンと熱交換器とを別体に本体内に配設したも
ので、乾燥機本体２１内には、モータ２２によって駆動
される回転ドラム２３と、これと同軸に軸支された循環
ファン２４と、循環ファン２４とは別体の冷却ファン２
６とが配設されている。前記循環ファン２４と冷却ファ
ン２５はそれぞれ循環ファンベルト２７．冷却ファンベ
ルト２８を介してモータ２２によって回転される。

また循環ファン２４は回転ドラム２３の後面に設けられ
た循環ノーンケーシング２９内に、冷却ファン２５は本
体１内の一角に配置した冷却ファンケーシング３Ｑ内に
納められている。３１は本体底面に設けられた冷却用空
気の吸気孔、３２は冷却用空気の排気孔、３３は高温多
湿な乾燥用空気を回転ドラム２３の下に設置された熱交
換器２６へ導く循環風胴である。ｃ、ｄはそれぞれ乾燥
用空気と冷却用空気を示している。

上記衣類乾燥機において、モータ２２が回転し回転ドラ
ム２３とともに循環ファン２４と冷却ファン２６が回転
すると、空気の流れＣとｄが生じ、被乾燥物を乾燥させ
た高温多湿な乾燥用空気Ｃは熱交換器２６で冷却用空気
ｄにより冷却され除湿される。除湿された乾燥用空気Ｃ
はヒータ３４で加熱されて再び回転ドラム２３に送風さ
れる。このようにして回転ドラム２３内の衣類が乾燥処
理される。

上記のような構成の衣類乾燥機では、熱交換器２ｅが回
転ドラム２３の下に設置されているので回転ドラム２３
がその分だけ上方に位置されることになり、それにより
被乾燥物の投入口が高い位置となり、本体２１の大きさ
も前記の熱交換ファンを用いた衣類乾燥機と比較して大
きいものとなる。また、循環ファン２４と冷却ファン２
５が独立して別々の場所に設置されているため、それぞ
れのファンを駆動するためのファンベルトが２本必要と
なり、機構が複雑になってしまうという問題があった。

発明が解決しようとする課題 以上のように、熱交換ファンを用いた衣類乾燥機におい
ては、循環側と冷却側との間に圧力差を生じ、熱交換フ
ァンの外周部から高温多湿な乾燥用空く（が漏れ除湿水
の回収率が悪くなるという問題があった。

また、熱交換器を用いた衣類乾燥機においては、熱交換
器が回転ドラムの下に位置するため本体の大きさが縦に
大きくなり、また、被乾燥物の投入口の位置も高くなる
という問題があった。さらに、循環ファンと冷却ファン
が独立して別々の場所に設置されているので、それぞれ
のファンを回転させるために２木のファンベルトが必要
となり、機構が複雑になるという問題もあった。

本発明はこのような従来の問題を解決するものであシ、
簡単な構成により循環側から冷却側へ高温多湿な乾燥用
空気が漏れることを防ぎ、また本体の大きさも従来の熱
交換ファンを用いた衣類乾燥機と同等の衣類乾燥機を提
供することを目的とするものである。

課題を解決するための手段 本発明は上記の目的を達成するために、乾燥機の本体と
、この本体に回転自在に設けられた回転ドラムと、この
回転ドラムの後部に設けられ回転ドラム内に熱風を送風
する循環ファンと、同じく回転ドラムの後部に設けられ
た循環ファンケーシング出口とヒータとの間に設けられ
た熱交換器へ冷却風を送風する冷却ファンと、前記回転
ドラムと循環ファンと冷却ファンを駆動するモータとを
備え、前記循環ファンと冷却ファンは同軸で回転し、そ
れぞれ独立したケーシング内に配設して構成したもので
ある。

作　　用 本発明は上記構成とすることにより、循環側と冷却側が
それぞれ独立した空気経路となり、両者間に圧力差が生
じても高温多湿な乾燥用空気が冷却側へ漏れることはな
くなり、乾燥効率が向上するとともに、循環ファンと冷
却ファンは同軸で回転するのでモータの回転を伝えるフ
ァンベルトは１本で済み、従って、プーリーの必要数も
１組となり、部品点数が減り構成が極めて簡単なものと
なる。また、循環風胴（第２図参照）に代えて熱交換器
を設置することができるので、本体の大きさも熱交換フ
ァンを用いた衣類乾燥機と同等にすることができるもの
である。

実施例 以下、本発明の実施例について第１図を参照しながら説
明する。第１図において、４１は乾燥機の本体（以下、
本体という）、４２は本体４１内に回転自在に軸支され
た回転ドラム、４３は回転ドラム４２内に被乾燥物を投
入するためのドア、４４は高温多湿な乾燥用空気を循環
させるための循環ファン、４５は熱交換器４６牽冷却す
るための冷却ファンで、両ファン４４．４５は回転ドラ
ム４２の回転軸５４を同軸として回転するよう取着され
ている。４７は回転ドラム４２と循環ファ７４４と冷却
ファン４６を回転させるモータ、４８は循環ファン４４
を内包する循環ファンケーシング、４９は冷却ファン４
６を内包する冷却ファンケーシングで両ケーシング４８
．４９は隔壁６６によってそれぞれ独立したケーシング
に形成されている。６０は本体４１の後部を覆う裏板で
、冷却用空気を吸気する適宜な吸気孔５６が設けられて
いる。６１は乾燥用空気を加熱するヒータ、６２は吸気
した冷却用空気を本体４１外へ排気する排気孔、６３は
熱交換器４６で発生した除湿水を本体４１外へ排水する
排水孔である。ｅ、ｆはそれぞれ乾燥用空気と冷却用空
気を示している。

上記実施例においてその動作を説明すると、モータ４γ
が回転し回転ドラム４２とともに循環ファン４４と冷却
ファン４６が回転すると、空気の流れｅとｆが生じ、被
乾燥物を乾燥させた高温多湿な乾燥用空気ｅは熱交換器
４６で冷却用空気ｆにより冷却され除湿される。除湿さ
れた乾燥用空気ｅはヒータ５１で加熱され再び回転ドラ
ム４２内に送風され、このようにして衣類が乾燥処理さ
れる。

発明の効果 以上の実施例から明らかなように本発明によれば、回転
ドラムの後部に同軸で回転しそれぞれに独立したケーシ
ングに内包される循環ファンと冷却ファンを設け、循環
ファンケーシング出口とヒータとの間に熱交換器を設置
し、冷却ファンにより吸気した冷却用空気を前記の熱交
換器へ導くよう構成したので、循環側と冷却側との間に
圧力差が生じても循環側から冷却側へ高温多湿な乾燥用
空気が漏れることはなく、除湿水の回収率を向上させる
ことができる。また循環ファンと冷却ファンを回転ドラ
ムの回転軸と同軸で回転させることにより、モータの回
転を各ファンに伝えるためのベルト、プーリーの必要個
数が１組となり構造が簡単になり、部品点数も削減する
ことができる。

また、循環ファンと冷却ファンを回転ドラムの後部に設
けるので、各ファンの直径を大きくすることができ、両
ファンを薄型化できるので省スペースとなる。そして、
従来の循環風胴に代えてその位置に熱交換器を設置でき
るので、本体の大きさも熱交換ファンを用いた衣類乾燥
機と同等とすることができる。さらに循環ファンと冷却
ファンがそれぞれ独立してケーシング内に内包されてい
るので摺動部が不要となシ、各ファンの直径を大きくす
ることが可能で、両ファンの回転数を低下させても性能
を維持できるという利点や、循環ファンが完全に密閉さ
れてしまうので、低騒音化も容易に図ることができる等
優れた効果を有する衣類乾燥機を提供できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の衣類乾燥機の側面断面図、
第２図は従来例の衣類乾燥機の側面断面図、第３図は他
の従来例の衣類乾燥機の側面断面図、第４図は第３図の
衣類乾燥機の背面断面図である。 ４１・・・・・・乾燥機本体（本体）、４２・・・・・
・回転ドラム、４４・・・・・・循環ファン、４５・・
・・・・冷却ファン、４６・・・・・・熱交換器、４，
７°°°・・・モータ、４８・・川・循環ファンケーシ
ング、４９・・甲・冷却ファンケーシング、６１・山・
・ヒータ。 嘉 図 石 図 ６

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 乾燥機の本体と、この本体に回転自在に設けられた回転
   ドラムと、この回転ドラムの後部に設けられ回転ドラム
   内に熱風を送風する循環ファンと、同じく回転ドラムの
   後部に設けられ循環ファンケーシング出口とヒータとの
   間に設けられた熱交換器へ冷却風を送風する冷却ファン
   と、前記回転ドラムと循環ファンと冷却ファンを駆動す
   るモータとを備え、前記循環ファンと冷却ファンは同軸
   で回転し、それぞれ独立したケーシング内に配設された
   衣類乾燥機。