JPH03191767A - 野菜ジュースの製造方法 - Google Patents

野菜ジュースの製造方法

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JPH03191767A
JPH03191767A JP1329463A JP32946389A JPH03191767A JP H03191767 A JPH03191767 A JP H03191767A JP 1329463 A JP1329463 A JP 1329463A JP 32946389 A JP32946389 A JP 32946389A JP H03191767 A JPH03191767 A JP H03191767A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
juice
protease
vegetable
vegetables
vegetable juice
Prior art date
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Pending
Application number
JP1329463A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Hoshikawa
星川 博行
Honaga Kikuchi
菊池 帆永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yakult Honsha Co Ltd
Original Assignee
Yakult Honsha Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は野菜ジュースの新規な製造方法に関するもので
ある。さらに詳しくは本発明は、苦味を低減もしくは無
くした野菜ジュースの製造方法に関するものである。
〔従来の技術および課題〕
野菜ジュースは、各種ビタミン、ミネラル等の栄養素や
植物性繊維が豊富であり、低カロリーであるところから
、健康指向型の食品として、利用が拡大しているもので
ある。
野菜ジュースの製造に使用できる野菜としては、例えば
、人参、セロリ、トマト、はうれん草、キャベツ、白菜
、アスパラガス、パセリ、ピーマン、大根等がある。
従来これらの野菜は、−船釣に次のような方法でジ−ユ
ースにされている。すなわち、まず生の野菜の不要部分
例えば、葉枯れ部分、虫食い部分、根の先端のヒゲ等を
切除した後、十分水洗する。
次いでチョッパー等で材料を細片化し、これを圧縮機、
ミキサー等にかけて搾汁する。これから必要に応じて不
要性固形分、例えばバルブ分等を濾過し、除去する。こ
れをこのまま、あるいは濃縮や加熱殺菌処理を行って使
用に供されている。
しかしながら、このような方法で製造された野菜ジュー
スは、野菜特有の苦味を有し、飲用に堪えないものが多
い。これは、野菜中に苦味成分として、カブサイシン等
が存在するからである。これらは、ピーマン、キャベツ
、大根、セロリ、はうれん草、アスパラガス、パセリ、
白菜等に多く含まれているので、これらを除いた種類の
野菜だけでジュースを製造しようとすると、非常に種類
が限られることになるのである。事実、従来野菜ジュー
スとして市販されているものは、苦味のないトマトジュ
ースまたはそれに他の野菜ジュースを少量混入したもの
でり、栄養成分的にみても本来の野菜ジュースとは言え
ないものである。
従来柑橘類からの果汁の苦味成分を除去する方法はいく
つか提案されている。すなわち、柑橘類の苦味成分が主
としてナリンギン(4’ 、5.7− )リヒドロキシ
フラバノンの7−ラミノシドーβ−グリコシド)である
ところから、ナリンギナーゼによってこれを分解して苦
味を酵素的に除去する方法が提案されている(特開昭筒
47−19053号、同第48−44483号)。
しかしながら、野菜ジュースにおいては、その苦味成分
が柑橘類とは異なり、主としてカブサイシンであるとこ
ろから、上記の方法では除去できないのである。
本発明者等は、野菜ジュースの苦味成分であるカブサイ
シンを除去する方法を鋭意研究の結果、そのペプチド結
合を分解することにより苦味を除去できることを見いだ
し、本発明にいたった。
〔課題を解決するための手段〕
すなわち本発明は、洗浄した生の野菜を搾汁し、得られ
た搾汁をプロテアーゼで処理することにより、苦味のな
い野菜ジュースの製造方法を提供するものである。
本発明の方法によれば、野菜を搾汁するまでは従来とお
なし方法で行われる。すなわち、まず野菜の不要部分例
えば、葉枯れ部分、虫食い部分、根の先端のヒゲ等を切
除した後、十分水洗する。
次いでチョッパー等で材料を細片化し、これを圧縮機、
ミキサー等にかけて搾汁する。ここで使用する野菜には
、その含有する苦味成分のために従来敬遠されていたよ
うな野菜、例えばピーマン、パセリ、アスパラガス、は
うれん草、セロリ、キャベツ、白菜等も使用できる。こ
のため、その中に豊富に含有されているカリウム、鉄、
りん、カルシウム、ビタミンA、それに繊維等も無理な
く摂取できるようになる。
これらに含まれる苦味成分は、主としてカブサイシンで
あり、その構造は次式のとおりであり、であり、分子中
にペプチド構造を有するところに特徴がある。
U このペプチド構造は、プロテアーゼの触媒作用により加
水分解を受け、その結果、苦味成分が消失することにな
る。
本発明で使用されるプロテアーゼ(protease)
は、ペプチド構造を加水分解するものであればよい。
プロテアーゼは、高分子に作用するプロテア−ゼ(pr
oteinase)、低分子に作用するペプチダーゼ(
peptidase)に分類されているが、それを総称
してプロテアーゼとしている。プロテアーゼは蛋白質等
のペプチド結合を加水分解してアミノ基をカルボキシル
基にする働きがあり、前記のカブサイシンもこれにより
分解される。
したがって、プロテアーゼとしては任意のものを使用で
きるが、適当な市販品を示すと、(株)ヤクルト本社製
パンチダーゼNP−2、アロアーゼ^P−10、プロテ
アーゼyp−ss、天府製薬(株)製プロテアーゼN等
がある。これらを使用する場合は、温度は5〜90℃の
範囲、好ましくは40〜60℃で、使用量は処理される
野菜ジュースの重量に対して、0.001〜5.0重量
%、好ましくは0.01〜0.5重量%であり、処理時
間は5分以上、好ましくは30分〜2時間の範囲である
本発明の野菜ジュース製造方法においては、プロテアー
ゼは、搾汁後のジュースに加えられるが、プロテアーゼ
による加水分解をスムーズに行うためには、あらかじめ
ジュースを90℃前後に急速加熱して、ジュース中の種
々の生体内酵素を失活させておくのが好ましい。
プロテアーゼ処理に際しては、必要に応じて清澄化作用
のある酵素を併用してもよい。清澄化作用のある酵素と
しては、ペクチナーゼ、セルラーゼ等、植物組織や細胞
膜を崩壊分解させ、ペクチンその他の高分子物質を分解
する酵素であればよい、市販品の例としては、(株)ヤ
クルト本社製のセルラーゼ「オノヅカ、 3S、マセロ
チーム2S、ぺクチナーゼIIL、ペクチナーゼ2S、
三共製薬(株)製スクラーゼ、九金食品(株)製フィル
、新日本製薬(株)製スミチーム、AP−2等がある。
プロテアーゼ処理の終了後は、野菜ジュースを90°C
前後に加熱して、酵素を失活させる。その後、必要に応
じて不溶性固形分(パルプ分)を除去して透明なジュー
スにしたり、あるいはまた濃縮加工を行ったり、さらに
また糖やデンプン質を添加して、飲料食品としての嗜好
の変わった製品にすることもできる。
以下、実施例により本発明をさらに詳細に説明する。
及里ILユ ピーマン、パセリ、アスパラガス、はうれん草、セロリ
、キャベツ、白菜のそれぞれ単品を原料野菜とし、これ
らの不適当な部分を切除し、水道水で十分水洗し、これ
をチョッパーで約5■程度の細片とした。次いで、この
細片をパルパーで裏漉しし、生の野菜ジュースを得た0
次いで得られたジュースを90℃で15分間加熱して生
体内酵素を失活させる。このジュースを45℃まで冷却
し、プロテアーゼ〔(株)ヤクルト本社製パンチダーゼ
NP−2〕を0.1%添加し、撹拌下に45℃で1時間
、ペプチドの加水分解を行った。プロテアーゼ処理終了
後、さらに90℃に10分間加熱して酵素を失活させ、
7種類の野菜ジュースを得た。
一方、比較例として、同じ野菜の種類を使用して、プロ
テアーゼ処理だけを行わない野菜ジュースをそれぞれ7
種類製造した。
得られた野菜ジュースについて、苦味の検査を行った。
その結果を第1表に示す。検査方法は次のとおりである
。すなわち、パネラ−候補者にあらかじめキニーネによ
る苦味の識別能力試験を行い、苦味識別能力のあるパネ
ラ−に、実施例および比較例の野菜ジュースの苦味を評
価させた。評価の結果は、次の5段階で示した。
0:苦味が無い。
1:少し有る。
2:有る。
3:かなり有る。
4:非常に有る。
また、第1表において**は、実施例品と比較例品につ
いてのパネラ−の評価結果に、1%の危険率で有意差が
あるということを示す。
〔発明の効果〕
本発明は上記のように、野菜の搾汁液にプロテアーゼを
作用させて、苦味のない野菜ジュースを製造することを
可能とするので、従来使用できなかった野菜原料をも使
用することが可能となる。
これにより野菜ジュースから得られる栄養素も多種、豊
富になり、また食品飲料としての風味も多種類に亘るこ
とができ、消費者の嗜好と健康保持に寄与することとな
る。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 生の野菜を搾汁し、得られた搾汁をプロテアーゼで処理
    することを特徴とする、野菜ジュースの製造方法。
JP1329463A 1989-12-21 1989-12-21 野菜ジュースの製造方法 Pending JPH03191767A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011514164A (ja) * 2008-03-17 2011-05-06 ジボダン エス エー 酵素的プロセス

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011514164A (ja) * 2008-03-17 2011-05-06 ジボダン エス エー 酵素的プロセス
JP2014158495A (ja) * 2008-03-17 2014-09-04 Givaudan Sa 酵素的プロセス

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