JPH03190638A - ワーク吸着装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 （産業上の利用分野） 本発明は、ワーク吸着装置に関する。

（従来の技術） ワークをローディング・アンローディングする従来のワ
ーク吸着装置のなかには１組み立てられる相手との位置
出しの精度を上げるために、高い精度で組み立てられ高
分解能の位置検出器などで制御された搬送装置で所定の
位置に高精度に位置決めされているものがある。

このうち、とくに相手と高い精度で嵌合されて組み立て
られるワークをローディングするときには、ワークの中
心位置だげでなく、ワークが傾くと相手に嵌合せず無理
に押し込むと損傷するおそれもある。

（発明が解決しようとする課題） そのため、従来のワーク吸着装置では、高い精度で加工
されたワークを高精度に位置決めされた相手に組み込む
ために１位置決めには長時間を要していた。

そこで本発明の目的は、簡単な構成でワークをローディ
ング・アンローディングすることのできるワーク吸着装
置を得ることである。

〔発明の構成〕

（課題を解決するための手段と作用） 本発明は、ワークを吸着してローディング・アンローデ
ィングするワーク吸着装置において。

一端が軸受を介してケース内に支持され他端に開口した
吸着室が設けられた軸と、この軸の一端の外周とケース
との間に放射状に設けられたコイルばねを具備すること
で、ローディング・アンローディングするワークを相手
の位置に追従させ簡単な構成でワークをローディング・
アンローディングすることのできるワーク吸着装置であ
る。

（実施例） 以下、本発明のワーク吸着装置の一実施例を図面を参照
して説明する。

第１図は、本発明のワーク吸着装置の部分断面正面図、
第２図は第１図のＡ−Ａ断面図である。

第１〜２図において、図示しないワーク搬送装置の先端
に取付けられた支持台５の下面には、上から見て円形、
正面から見て工学状の取付台ＩＡの上端面が中央部の凸
部を嵌合されて外周のボルトで固定され、この取付台Ｉ
Ａの下端面には、直径の大きい凸字状の嵌合部が上端面
の嵌合部に同一軸心に形成されている。

一方、この取付台ＩＡの下面には、略逆凸字状のケース
ＩＢが取付けられ、このケースＩＢの底部には中心に六
１ｂが設けられ、外周には第２図に示すように中心に向
って放射状にめねじ穴が８個等間隔に設けられ、このめ
ねじ穴の内側は斜めに面取りされている。

又、このケースＩＢの内部には、あらかじめ、略Ｔ形の
軸４が挿入され、この軸４には上端に凸部が、そしてこ
の凸部に続いて下方に円板状の大径部と凸部と同径の段
付部が、そして更に下部には中径部に続いて嵌合された
中径部４ａがそれぞれ同一軸心に構成され、大径部外周
には座ぐり穴が８個等間隔に形成され、下端の中径部４
ａには下部が開口した吸着穴１３が設けられ、外周には
内部に貫通した空圧用のテーパねじが設けられて吸着穴
１３の下端内側は面取りされている。

更に、ケースＩＢの内部には、軸４の上端面にスラスト
軸受３Ａが載置され、この軸受３Ａと取付台ＩＡの下面
との間には隙間８が形成されている。

又、軸４の大径部とケースＩＢの底部間には、スラスト
軸受３Ａと同じ形式のスラスト軸受３Ｂがスラスト軸受
３Ａと同様に軸４に嵌合されて装着され、ケースＩＢの
上述のめねじ穴には、押しねじ９が螺着され、この押し
ねじ９の内側と軸４の外周の座ぐり穴間には、細線で巻
かれたコイルばね２がそれぞれ装着されている。

又、軸４の下端の中径部４ａ外周のテーパねじには、空
圧継手６が螺合され、この空圧継手６には空圧ホース７
の一側が接続され、この空圧ホース７の他端は図示しな
い真空ポンプに接続されている。

そして、このように構成されたワーク吸着装置では、吸
着室１３は、押しねじ９による調整であらかじめ支持台
５の下面の凹状嵌合部と同一軸心になるように調整され
る。

次に、このように構成されたワーク吸着装置の動作を説
明する。

今１例えば、詳細省略したワーク供給部に取付けられた
第３図に示す縦断面凸字状のワーク１１をパイプ１２か
ら取り出すときには、まず、図示しないワーク搬送装置
を駆動して、支持台５をパイプ１２の真上に移動させ下
降させて、ワーク吸着装置の下端の吸着室１３をワーク
１１に近づける。そして、更に徐々に下降させて、ワー
ク１１の上端外周を吸着室１３の下端の内周の面取り部
に当てる。

すると、小さい摩擦のスラスト軸受３Ｂと細線のコイル
ばね２で支えられている軸受は、その反力で反対側に逃
げるので、吸着室１３はワークＩＩと同一軸線上となっ
て更に支持台５を下降させることで、ワーク１１は吸着
室１３内に挿入される。

そして、もしこのとき、軸１４の軸心がパイプ１２の軸
心に対して傾いているときには、スラスト軸受３Ａと取
付台ＩＡ間に形成された隙間８で軸４はパイプ１２の軸
心に合わせて傾くので、ワーク１１はそれに伴なって挿
入される。

なお、上記例では、ワーク吸着装置を支持台５の下面に
取付けられた例で説明したが、取付面が上向きに設けら
れたワーク搬送装置の支持台の上面に取付けることもで
き、その場合には、ワーク１１を受は取るときには図示
しない真空ポンプの駆動は不要で、又、受は取ったワー
ク１１を１８０″′　反転させてローディングするとき
には、真空ポンプをワークの反転と同時に駆動させても
よい。更に又、上記実施例ではワーク１１が円筒状で吸
着室１３もそれに合わせて円筒状としたが、縦断面長方
形のものでも互いの形状をそれに合わせることで適用す
ることができ、そのときには吸着室１３をそれに合った
角筒状のものに取り換えればよい。

〔発明の効果〕

以上、本発明によれば、ワークを吸着してローディング
・アンローディングするワーク吸着装置において、一端
が軸受を介してケース内に支持され他端に開口した吸着
室が設けられた軸と、この軸の一端の外周とケースとの
間に放射状に設けられたコイルばねを具備することで、
ワークを吸着する吸着室の中心をワークに追従させたの
で、簡単な構成で短時間にワークを保持してローディン
グ・アンローディングすることのできるワーク吸着装置
を得ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のワーク吸着装置の一実施例を示す縦断
面図、第２図は第１図のＡ−Ａ断面図、第３図（ａ）、
　（ｂ）は本発明のワーク吸着装置の作用を示す図であ
る。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 　ワークを吸着してローディング・アンローディングす
   るワーク吸着装置において、 一端が軸受を介してケース内に支持され他端に開口した
   吸着室が設けられた軸と、この軸の前記一端の外周と前
   記ケースとの間に放射状に設けられたコイルばねを具備
   したことを特徴とするワーク吸着装置。