JPH0243638Y2 - - Google Patents

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JPH0243638Y2
JPH0243638Y2 JP1985193819U JP19381985U JPH0243638Y2 JP H0243638 Y2 JPH0243638 Y2 JP H0243638Y2 JP 1985193819 U JP1985193819 U JP 1985193819U JP 19381985 U JP19381985 U JP 19381985U JP H0243638 Y2 JPH0243638 Y2 JP H0243638Y2
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JP
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chuck
elastic body
attracted
tapered surface
suction
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JP1985193819U
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、例えば半導体ウエハやセラミツク基
板などの加工物(被吸着物)を吸着保持する真空
チヤツクに関する。
従来の技術 従来の真空チヤツクの概略を第5図に示し、説
明する。図において、符号1は吸着面1aが平ら
なチヤツク本体で、その中央部分には図示しない
真空源に接続される排気孔1bが開設されてい
る。このチヤツク本体1の吸着面1aの外周付近
には凹溝1cが周方向に設けられていて、ここに
中央が貫通した略お椀状のゴムリツプと称される
弾性体2が取り付けられている。
そして、被吸着物3をチヤツク本体1の吸着面
1aに載置すると、図示するように弾性体2の上
端に被吸着物3が支えられて、チヤツク本体1の
吸着面1aと被吸着物3との間にΔmだけの隙間
が生じている。
考案が解決しようとする問題点 前述のような状態から図示しない真空源でもつ
て真空排気させると、チヤツク本体1の吸着面1
aと被吸着物3との間に弾性体2が存在するた
め、第6図に示すように、被吸着物3を中央部分
のみがチヤツク本体1の吸着面1aに吸着するだ
けで被吸着物3は全体的に弓状に反つてしまう。
つまり、従来の真空チヤツクでは、被吸着物3を
面一に吸引することが困難で、被吸着物3の平面
精度が維持できないことから、吸着させた被吸着
物3の加工作業において、加工ミスを引き起こす
おそれがある。また、被吸着物3が例えば半導体
ウエハやセラミツク基板などの脆性材料の場合に
は、前記反りが原因となつて割れるおそれがあ
る。
さらに、上述したような形状の弾性体2では、
成型加工により製作しなければならず、1〜2個
だけ製作するにも金型が必要となるため、コスト
的に不利であつた。
本考案は上記事情に鑑みて創案されたもので、
その目的は、被吸着物の平面精度を維持して面一
に吸着保持することが容易に実現でき、かつ被吸
着物が脆性材料である場合においても安易に割れ
ることのない真空チヤツクを提供することにあ
る。
問題点を解決するための手段 本考案にかかる真空チヤツクは、アツパーチヤ
ツクと、ボトムチヤツクと、パツキングである薄
板状の環状弾性体を具備しており、前記アツパー
チヤツクは平坦な吸着面と、吸着面の上端周縁部
から水平方向に突出し、下面が半径外方向に斜め
に上がるテーパ面を有する鍔部を有しており、ボ
トムチヤツクは縦断面が上方向に凹部を有する略
凹状に形成されるとともに、凹部内には前記アツ
パーチヤツクの前記テーパ面に対応する位置にお
いて対応する形状に形成されたテーパ面を有して
いるとともに、凹部には環状弾性体の外側周縁部
を逃がす逃がし部が形成されており、前記環状弾
性体の内側周縁部をアツパーチヤツクのテーパ面
とボトムチヤツクのテーパ面で挟持した際に、環
状弾性体の外側周縁部が前記吸着面よりも上方に
半径外方向に斜めに突出せしめてあることを特徴
としている。
作 用 吸引しない状態では、弾性体の上端で被吸着物
を支えていて、吸着面と被吸着物との間に適宜な
隙間ができる。吸引したときは、弾性体の上端が
被吸着物により押されて変形して当該弾性体が逃
がし部に逃げるから、被吸着物と吸着面との間に
弾性体が存在しなくなる。
実施例 第1図乃至第3図において、符号10は例えば
ステンレスなどからなるアツパーチヤツクで、略
円柱状に形成まれている。アツパーチヤツク10
には、その吸着面11の上端周縁部から水平方向
に突出する鍔部12を有している。鍔部12の下
面は半径方向に斜めに上がるテーパ面となつてい
る。そして、第2図に示すように、アツパーチヤ
ツク10の中央位置には排気孔13が穿設されて
いて、しかも吸着面11には排気孔13を中心と
する十字状の凹溝14が形成されている。
符号20は例えばステンレスなどからなるボト
ムチヤツクで、有底筒状つまり縦断面凹状に形成
されている。ボトムチヤツク20の凹部内にはア
ツパーチヤツク10が嵌合されており、アツパー
チヤツク10の鍔部12のテーパ面と平行に対向
する支持面21を有している。このボトムチヤツ
ク20にも、前述のアツパーチヤツク10の排気
孔13と連通する排気孔22が同軸状に穿設され
ている。そして、アツパーチヤツク10とボトム
チヤツク20とは4個の螺子によつて取り付けら
れている。
符号30は環状の弾性体で、被吸着物40に対
しての緩衝と真空排気時におけるシールの役目を
兼ねている。その内側周縁部31はアツパーチヤ
ツク10の鍔部12のテーパ面とボトムチヤツク
20の支持面21との間に挟持されていて、弾性
体30の外側周縁部32はアツパーチヤツク10
の吸着面11よりも上方に半径外方向に斜めに突
出して変形自在になつている。この外側周縁部3
2は、被吸着物40を吸引させるときにボトムチ
ヤツク20側つまり下側に押し下げられて変形す
るようになつており、その変形を逃がすための逃
がし部23がボトムチヤツク20には設けられて
いる。
このような構成の真空チヤツクにおいて、被吸
着物40を載置させただけでは、被吸着物40は
第1図に示すように弾性体30の外側周縁部32
に支えられ、被吸着物40とアツパーチヤツク1
0との間にΔlだけの隙間が形成される。さて、
図示しない真空源により真空排気すると、被吸着
物40がアツパーチヤツク10の吸着面11に吸
着される。これに伴つて被吸着物40により弾性
体30の外側周縁部32が第1図矢印のように押
し下げられ変形するが、第4図の如くボトムチヤ
ツク20の逃げ部23に逃げて、結局被吸着物4
0がアツパーチヤツク10の吸着面11に面一に
吸着保持されることとなる。この状態において、
被吸着物40が例えば脆性材料や弾性材料である
場合、その被吸着物40が持つ若干の歪や反りも
端正されることとなる。よつて、吸着した状態に
おいても被吸着物40の平面精度が維持されるか
ら、被吸着物40への加工作業において加工ミス
の誘発を防止できることにもつながる。
なお、アツパーチヤツク10、ボトムチヤツク
20および弾性体30の材質は、吸着した状態の
被吸着物40に対して加工を施す際、該加工作業
の種類に応じて適当に決定するのが好ましい。例
えば前記加工作業においてフツ酸などを用いる場
合には該弾性体30をバイトンに、また前記両チ
ヤツク10,20を例えばSUS420などにするな
どが考えられる。また、上記実施例で弾性体30
を環状としたから打抜きによつて極く簡単に製作
でき、従来のような金型を必要とする形状の弾性
体よりも大幅に安価で製作できるという効果も有
する。さらに、弾性体30は、環状のものに限定
されず、例えば片体として数箇所に配設させるよ
うにしてもかまわない。
考案の効果 本考案によれば、吸着面に対して被吸着物を面
一に吸着保持することが容易に実現できる。よつ
て、従来のように被吸着物が反らないから被吸着
物の割れが防止できるばかりでなく、通常の被吸
着物が持つ若干の歪や反りをも端正して吸着保持
できる。これに伴い、吸引させた状態での被吸着
物の加工作業時において、加工ミスを起こしにく
くなるという付随的な効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例である真空チヤツク
の概略を示す縦断面図、第2図は同真空チヤツク
のアツパーチヤツクの平面図、第3図は同真空チ
ヤツクのボトムチヤツクの平面図、第4図は同真
空チヤツクに対して被吸着物を吸引させたところ
を示す断面説明図、第5図は従来の真空チヤツク
の縦断面図、第6図は従来の真空チヤツクに被吸
着物を吸引させたところを示す断面説明図をそれ
ぞれ示している。 11……吸着面、23……逃げ部、30……弾
性体、40……被吸着物。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. アツパーチヤツクと、ボトムチヤツクと、パツ
    キングである薄板状の環状弾性体を具備してお
    り、前記アツパーチヤツクは平坦な吸着面と、吸
    着面の上端周縁部から水平方向に突出し、下面が
    半径外方向に斜めに上がるテーパ面を有する鍔部
    を有しており、ボトムチヤツクは縦断面が上方向
    に凹部を有する略凹状に形成されるとともに、凹
    部内には前記アツパーチヤツクの前記テーパ面に
    対応する位置において対応する形状に形成された
    テーパ面を有しているとともに、凹部には環状弾
    性体の外側周縁部を逃がす逃がし部が形成されて
    おり、前記環状弾性体の内側周縁部をアツパーチ
    ヤツクのテーパ面とボトムチヤツクのテーパ面で
    挟持した際に、環状弾性体の外側周縁部が前記吸
    着面よりも上方に半径外方向に斜めに突出せしめ
    てあることを特徴とする真空チヤツク。
JP1985193819U 1985-12-16 1985-12-16 Expired JPH0243638Y2 (ja)

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JPS62100835U JPS62100835U (ja) 1987-06-26
JPH0243638Y2 true JPH0243638Y2 (ja) 1990-11-20

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ID=31150199

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