JP2018041776A - チャックテーブル及び搬送パッド - Google Patents

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Abstract

【課題】ポーラス板を効果的にシールし、チャックテーブルを軽量化すること。【解決手段】チャックテーブル(20)は、多孔質部材により形成され上面に板状ワーク(W)を吸引保持する保持面(21a)を有するポーラス板(21)を備え、ポーラス板は、保持面および保持面と吸引源(31)とを連通させる接続孔(23)以外の表面に硬質皮膜(22)が形成される構成とした。硬質皮膜がポーラス板の表面に形成される凹凸を埋めてポーラス板の表面に付着するため、ポーラス板から剥がれないようにポーラス板の表面をシールすることができ、硬質皮膜が形成された部分において負圧のリークが防止される。また、ポーラス板の表面に硬質皮膜を形成することで、ポーラス板のシールに従来の枠体を用いる必要が無い。【選択図】図1

Description

本発明は、板状ワークを吸引保持するチャックテーブル及び搬送パッドに関する。
板状ワークのチャックテーブルは、板状ワークを吸引保持するポーラス板と、上面にポーラス板を囲繞する凹部が形成される枠体とで構成されており、ポーラス板は枠体の凹部に接着されている。枠体の凹部の底部には吸引源に連通する連通路が備えられており、連通路に生じる負圧によりポーラス板の下面を吸引している。これにより、ポーラス板の上面(保持面)にも負圧が生じて、保持面は板状ワークを吸引保持している。枠体はポーラス板の保持面以外をシールすることで、ポーラス板の外周側面から負圧がリークして板状ワークの吸引保持力が低下することを防いでいる。
特許第4119170号公報
このように、枠体はポーラス板の保持面以外をシールすることを目的にチャックテーブルに備えられているが、セラミックスや金属(ステンレス(SUS))で形成されているため、チャックテーブルの重量が嵩む場合がある。
ところで、チャックテーブルにおいてポーラス板の保持面のウエーハが載置される領域及び裏面以外を樹脂を用いてシールする方法が知られている(たとえば、特許文献1参照)。樹脂はポーラス板の表面に付着させているため、ポーラス板から剥がれないようにポーラス板をシールすることが可能である。しかしながら、樹脂によるシールではポーラス板の表面に形成されている凹凸により樹脂がポーラス板に付着が不十分な部分また付着力が弱い部分が生じ、その部分でエアブローによる樹脂の剥がれが生じ、その後負圧がリークしてシールが不十分になる場合がある。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、ポーラス板を効果的にシールし、軽量化が可能であるチャックテーブル及び搬送パッドを提供することを目的とする。
本発明の一態様のチャックテーブルは、板状ワークを吸引保持するチャックテーブルであって、多孔質部材により形成され上面に板状ワークを吸引保持する保持面を有するポーラス板を備え、ポーラス板は、保持面および保持面と吸引源とを連通させる接続孔以外の表面に硬質皮膜が形成される。
この構成によれば、硬質皮膜がポーラス板の表面に形成される凹凸を埋めてポーラス板の表面に付着して形成される。硬質皮膜はポーラス板から剥がれないようにポーラス板の表面をシールすることができ、硬質皮膜が形成された部分において負圧がリークすることが防止される。よって、ポーラス板の保持面の吸引力を維持することができる。また、ポーラス板の表面に硬質皮膜を形成することで、ポーラス板のシールに、例えば上述した従来の枠体を用いる必要が無いため、チャックテーブルを軽量化することができる。
本発明の一態様の搬送パッドは、板状ワークを吸引保持する搬送パッドであって、多孔質部材により形成され一方の面に板状ワークを吸引保持する保持面を有するポーラス板を備え、ポーラス板は、保持面および保持面と吸引源とを連通させる接続口以外の表面に硬質皮膜が形成される。この構成によれば、上記と同様に、ポーラス板の負圧リークを防止しつつ、搬送パッドを軽量化できる。
本発明によれば、ポーラス板を効果的にシールし、チャックテーブル及び搬送パッドの軽量化が可能である。
本実施の形態に係るチャックテーブルを示す断面図である。 本実施の形態に係る基台を示す斜視図である。 本実施の形態に係るチャックテーブルにおけるポーラス板を示す斜視図である。 本実施の形態に係る搬送手段を示す斜視図である。 本実施の形態に係る搬送パッドにおけるポーラス板を示す斜視図である。 本実施の形態に係るチャックテーブルの吸引動作の一例を示す図である。 本実施の形態に係る搬送パッドの吸引動作の一例を示す図である。
以下、添付図面を参照して、本実施の形態に係るチャックテーブルについて説明する。図1は、本実施の形態に係るチャックテーブルを示す断面図である。図2は、本実施の形態に係る基台を示す斜視図である。図3は、本実施の形態に係るチャックテーブルにおけるポーラス板を示す斜視図である。図3Aは、本実施の形態に係るポーラス板を上面(保持面)から見た斜視図である。図3Bは、図3Aを上下反転した図である。
ここで、本実施の形態に係る研削装置(不図示)は、被加工物としての板状ワークWをチャックテーブル20に搬送する搬送手段60と(図4参照)、図1に示すように上面に板状ワークWを吸着する保持面21aが形成されているチャックテーブル20とを備えている。保持面21aは、チャックテーブル20内の流路を通じてワーク吸引源31に接続されており、保持面21aに生じる負圧によって板状ワークWが吸引保持される。搬送手段60により保持面21aに板状ワークWが載置されると、ワーク吸引源31により板状ワークWが吸引保持される。そして、チャックテーブル20がモータ等の駆動源を介して回転するとともに、研削砥石(不図示)が回転しながら板状ワークWに接触して板状ワークWが研削される。なお、板状ワークWは、研削対象になる板状のワークであればよく、シリコン、ガリウムヒ素等の半導体基板でもよいし、セラミックス、ガラス、サファイア等の無機材料基板でもよいし、さらに半導体製品のパッケージ基板等でもよい。
一般にチャックテーブルは、多孔質材料からなるポーラス板と、ポーラス板を囲繞する金属からなる枠体とで構成されている。ポーラス板の下面は、枠体に形成される連通路を通じて吸引源に接続されており、ポーラス板の上面(保持面)に生じる負圧によって、板状ワークが吸引保持される。枠体は、ポーラス板の保持面以外をシールして負圧のリークを防ぐため、保持面の吸引力を維持する役割を担っているが、金属からなる枠体を備えることでチャックテーブルが重くなる。
チャックテーブルを軽量化する方法として、ポーラス板のシールにおいて枠体の代わりに樹脂を用いる方法が考えられる。ポーラス板の表面を樹脂でシールすることで枠体を備える必要がなくなるためチャックテーブルは軽くなる。しかしながら、ポーラス板の表面の凹凸により樹脂がポーラス板へ付着する付着力が妨げられ、樹脂の付着が不十分になる部分が生じる。このため、チャックテーブルにおいて板状ワークを保持及び離間するために、保持面で吸引及びエアブローを繰り返すと、ポーラス板の樹脂の付着が不十分な部分において樹脂が剥離してしまい、負圧がリークしてしまう場合がある。そこで、本実施の形態においては、ポーラス板の表面に樹脂より厚みが薄い硬質皮膜を形成することで、ポーラス板へのシール性を保ちつつチャックテーブルの軽量化を図っている。
以下、本実施の形態のチャックテーブルの詳細構成について説明する。図1及び図2に示すように、チャックテーブル20は、上面に板状ワークWを吸引保持する保持面21aを有するポーラス板21と、ポーラス板21を支持すると基台24とを備えている。ポーラス板21及び基台24は円板形状を有している。基台24の上面には、外周と同心円上に吸引溝27が形成されており、吸引溝27の底面には、ポーラス板吸引源32に接続するポーラス板吸引孔28が形成されている。また、基台24の中心付近には吸引領域25が形成されており、吸引領域25の底面には、ワーク吸引源31に接続するワーク吸引孔26が形成されている。基台24はステンレス、アルミニウム合金等の金属またはセラミックスにより形成することができる。
ポーラス板21の外径は基台24の外径と略同一であり、ポーラス板21は基台24の上面を覆うように基台24に支持される。ポーラス板21は、ポーラスセラミックス等の多孔質部材により形成されている。ポーラス板21の表面には、硬質皮膜22が形成されている。硬質皮膜22は、ポーラス板21の下面と、ポーラス板21の上下方向に延びる側面全面とに形成され、上面の保持面21aには非形成となる。また、図3Bに示すようにポーラス板21を下面側から見たときに、硬質皮膜22は、ポーラス板21の下面中心付近においても部分的に非形成となり、この領域が接続孔23とされる。接続孔23は、ポーラス板21が基台24に載置されたときに、基台24の吸引領域25に連通し、ワーク吸引源31の作動による吸引領域25での吸引力をポーラス板21に伝達する(図1参照)。なお、ポーラス板21の下面において、接続孔23が形成される領域以外の領域において、硬質皮膜22が形成される。ポーラス板21の下面の硬質皮膜22が形成されている領域が基台24の吸引溝27に位置する。ポーラス板吸引源32に接続するポーラス板吸引孔28に生じる負圧により、吸引溝27でポーラス板21が吸引保持されて基台24にポーラス板21が連結される。ポーラス板吸引源32に接続するポーラス板吸引孔28に負圧を生じさせるか否かでポーラス板21の交換が可能になる。そして、ポーラス板吸引孔28に負圧を生じさせてポーラス板21を基台24に連結させた状態で、ワーク吸引源31に接続するワーク吸引孔26に負圧を生じさせるか否かで板状ワークWの交換が可能になる。
ポーラス板21の保持面21aは硬質皮膜22が形成されていないため、ワーク吸引源31に接続するワーク吸引孔26に負圧が生じると、吸引領域25が接続孔23を介してポーラス板21に吸引力を伝達し、保持面21aで板状ワークWが吸引保持される。接続孔23の外径は、吸引領域25の外径以下の大きさであることが好ましい。これにより、接続孔23と吸引領域25が連通した際に、接続孔23において吸引領域25と重ならない部分が生じて負圧がリークすることを防止できる。
硬質皮膜22の材質としては、金属皮膜、セラミックス皮膜、炭素系超硬皮膜、金属及びセラミックス混合皮膜、金属及び合金皮膜(Ni−Cr、Ti−Al等)等を用いることができる。ポーラス板21に硬質皮膜22を形成する方法としては、例えば、電気めっき、化学めっき、真空蒸着、スパッタリング、化学気相成長(CVD)、物理気相成長(PVD)、溶射等を挙げることができ、硬質皮膜22を形成する材質によって形成する方法を選択することができる。硬質皮膜22を用いてポーラス板21をシールすることで硬質皮膜22の膜厚を極めて薄くできるため、硬質皮膜22自体の重量を軽くすることができ、チャックテーブル20を軽量化することができる。また、硬質皮膜22の材質が金属である場合、ポーラス板21に導電材を配合し、硬質皮膜22にアースを接続してアースを介してチャックテーブル20を接地させることで、保持面21aに板状ワークWを載置又は離間する際に生じる静電気をチャックテーブル20から除電することができる。
硬質皮膜22はポーラス板21の表面に形成される凹凸を埋めてポーラス板21の表面に密着して形成される。また、硬質皮膜22に金属皮膜、セラミックス皮膜、炭素系超硬皮膜、金属及びセラミックス混合皮膜、金属及び合金皮膜(Ni−Cr、Ti−Al等)を用いることにより耐久性が維持され、保持面21aで吸引及びエアブローを繰り返しても硬質皮膜22がポーラス板21から剥がれることが防止される。したがって、ポーラス板21の表面に硬質皮膜22を形成することにより、ポーラス板21を効果的にシールして負圧のリークを防止できると共に、ポーラス板21へのシール性を維持することができる。
上記のように、硬質皮膜22は、薄く付着させることでポーラス板21への密着性を上げることができている。また、硬質皮膜22の材質は、何れも樹脂に比べると高い付着エネルギーであるため、大きな付着力でポーラス板21に付着させることができる。また、硬質皮膜22を2層構造などの多層皮膜にすることでさらに付着力を大きくすることができる。また、板状ワークWを加工する際に生じる加工熱などでポーラス板21と硬質皮膜22に熱が加わり剥がれる可能性がある場合には、異なる材質で多層皮膜を形成することでポーラス板21と硬質皮膜22の熱変形による剥がれを防止することができる。
次に、本実施の形態の搬送手段及びこれに適用される搬送パッドについて説明する。図4は、本実施の形態に係る搬送手段を示す斜視図である。図5は、本実施の形態に係る搬送パッドにおけるポーラス板を示す斜視図である。
図4に示すように、搬送パッド50は、一方の面(下面)に板状ワークWを吸引保持する保持面51aを有する円板状のポーラス板51を備えている。搬送パッド50は、他方の面(上面)において基台62にボルトで固定されている支持柱63の下端に取り付けられており、基台62は搬送アーム61に連結されている。搬送パッド50と、搬送パッド50を支持する基台62及び搬送アーム61とで搬送手段60を構成している。搬送パッド50は後述する硬質皮膜52に形成される接続口53において継手部65を介してワーク吸引源71に接続されている。
ポーラス板51は、上記の通り多孔質部材により形成されている。ポーラス板51の表面には、硬質皮膜52が形成されている。硬質皮膜52は、ポーラス板51の上面と、ポーラス板51の上下方向に延びる側面全面とに形成され、下面の保持面51aは非形成となる。また、図5に示すように、硬質皮膜52は、ポーラス板51の保持面51aと対向する面(上面)の中心付近においても部分的に非形成となり、この領域が接続口53とされる。すなわち、ポーラス板51の上面において、接続口53が形成される領域以外の領域において、硬質皮膜52が形成される。接続口53は、ポーラス板51とワーク吸引源71とを連通させ、ワーク吸引源71の作動による吸引力を保持面51aに伝達する(図4参照)。
継手部65を介してワーク吸引源71に接続する接続口53に負圧が生じると、ポーラス板51に吸引力が伝達し、保持面51aで板状ワークWが吸引保持される。接続口53の外径は、継手部65の外径以下の大きさであることが好ましい。これにより、接続口53と継手部65が連通した際に、接続口53において継手部65と重ならない部分が生じて負圧がリークすることを防止できる。
ポーラス板51のシールに硬質皮膜22を用いることにより硬質皮膜52の密着性及び耐久性が維持され、効果的にポーラス板51をシールすると共に、ポーラス板51へのシール性を維持することができる。また、膜厚を極めて薄くできるため硬質皮膜52自体の重量が軽くなり、搬送パッド50を軽量化することができる。
次に、チャックテーブル20の吸引動作について詳細に説明する。図6は、本実施の形態に係るチャックテーブルの吸引動作の一例を示す図である。ポーラス板21が基台24に載置されると、ポーラス板21の下面の硬質皮膜22が形成されている領域が基台24の吸引溝27に位置する。この状態で、ポーラス板吸引源32に接続するポーラス板吸引孔28に負圧が生じると吸引溝27に吸引力が伝わり、吸引溝27全域でポーラス板21が吸引保持される。
また、硬質皮膜22の接続孔23が基台24の吸引領域25に連通するので、チャックテーブル20(ポーラス板21)の保持面21aに板状ワークWが載置されると、ワーク吸引源31に接続するワーク吸引孔26に負圧が生じる。これにより、吸引領域25から接続孔23を介してポーラス板21に吸引力が伝達され、保持面21aで板状ワークWが吸引保持される。ポーラス板21の保持面21aおよび吸引領域25から吸引力を伝達される部分(接続孔23)以外の面は硬質皮膜22によりシールされているため、板状ワークWの保持中に負圧がリークすることが防止され、保持面21aの吸引力を維持することができる。
チャックテーブル20において、硬質皮膜22はポーラス板21の表面に密着して形成されている。また、ポーラス板21の表面を硬質皮膜22でシールすることにより耐久性が維持され、保持面21aで板状ワークWを保持及び離間するために吸引及びエアブローを繰り返しても硬質皮膜22がポーラス板から剥がれ難い。よって、硬質皮膜22はポーラス板21を効果的にシールすると共に、ポーラス板21へのシール性を維持することができる。
次に、搬送パッド50の吸引動作について詳細に説明する。図7は、本実施の形態に係る搬送パッドの吸引動作の一例を示す図である。硬質皮膜52の接続口53は、継手部65を介してワーク吸引源71に接続されている。接続口53に生じる負圧によりポーラス板51に伝達された吸引力が保持面51aに伝わると、保持面51aで板状ワークWが吸引保持される。ポーラス板51の保持面51aおよび接続口53以外の面は硬質皮膜52によりシールされているため、板状ワークWの保持中に負圧がリークすることが防止され、保持面51aの吸引力を維持することができる。
搬送パッド50によって板状ワークWが吸引保持された状態で、搬送アーム61によって搬送パッド50が旋回されることで、チャックテーブル20に板状ワークWが搬入され、またチャックテーブル20から板状ワークWが搬出される。搬送パッド50において、ポーラス板51の表面を硬質皮膜52でシールすることにより、効果的にポーラス板51をシールできると共に、ポーラス板51へのシール性を維持することができる。
以上のように、硬質皮膜22がポーラス板21の表面に形成される凹凸を埋めてポーラス板21の表面に付着して形成される。硬質皮膜22はポーラス板21から剥がれないようにポーラス板21の表面をシールすることができ、硬質皮膜22が形成された部分において負圧がリークすることが防止される。よって、ポーラス板21の保持面21aの吸引力を維持することができる。また、ポーラス板21の表面に硬質皮膜22を形成することで、ポーラス板21のシールに、例えば上述した従来の枠体を用いる必要が無いため、チャックテーブル20を軽量化することができる。また、上記と同様に、ポーラス板51の負圧リークを防止しつつ、搬送パッド50を軽量化できる。
上記実施の形態においては、チャックテーブル20及び搬送パッド50が研削装置に適用される場合について説明したが、この構成に限定されない。チャックテーブル20及び搬送パッド50は、例えば、研磨加工装置や、研削加工、研磨加工、洗浄加工等の一連の加工が全自動で実施されるフルオートタイプの加工装置に組み込まれてもよい。
また、本発明の実施の形態は上記の各実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の趣旨を逸脱しない範囲において様々に変更、置換、変形されてもよい。さらには、技術の進歩又は派生する別技術によって、本発明の技術的思想を別の仕方で実現することができれば、その方法を用いて実施されてもよい。したがって、特許請求の範囲は、本発明の技術的思想の範囲内に含まれ得る全ての実施態様をカバーしている。
本実施の形態では、本発明をチャックテーブル及び搬送パッドに適用した構成について説明したが、板状ワークを吸引保持する多孔質部材に適用することも可能である。
以上説明したように、本発明は、ポーラス板を効果的にシールし、チャックテーブル及び搬送パッドを軽量化できるという効果を有し、特に、板状ワークを吸引保持するチャックテーブル及び搬送パッドに有用である。
20 チャックテーブル
21、51 ポーラス板
21a 保持面
22、52 硬質皮膜
23 接続孔
24 基台
25 吸引領域
50 搬送パッド
51a 保持面
53 接続口
71 吸引源
W 板状ワーク

Claims (2)

  1. 板状ワークを吸引保持するチャックテーブルであって、
    多孔質部材により形成され上面に板状ワークを吸引保持する保持面を有するポーラス板を備え、
    該ポーラス板は、該保持面および該保持面と吸引源とを連通させる接続孔以外の表面に硬質皮膜が形成されたチャックテーブル。
  2. 板状ワークを吸引保持する搬送パッドであって、
    多孔質部材により形成され一方の面に板状ワークを吸引保持する保持面を有するポーラス板を備え、
    該ポーラス板は、該保持面および該保持面と吸引源とを連通させる接続口以外の表面に硬質皮膜が形成された搬送パッド。
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