JPH03190630A - ツェッパジョイントのケージと内輪の組付方法および組付装置 - Google Patents

ツェッパジョイントのケージと内輪の組付方法および組付装置

Info

Publication number
JPH03190630A
JPH03190630A JP32963489A JP32963489A JPH03190630A JP H03190630 A JPH03190630 A JP H03190630A JP 32963489 A JP32963489 A JP 32963489A JP 32963489 A JP32963489 A JP 32963489A JP H03190630 A JPH03190630 A JP H03190630A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
inner ring
cage
center
head assembly
moving
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP32963489A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0829465B2 (ja
Inventor
Sei Fukushima
聖 福島
Yasuhisa Shiragami
白神 康久
Teruaki Hamabe
浜辺 照明
Yuichi Hazaki
裕一 羽崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Motors Corp
Mitsubishi Automotive Engineering Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
Mitsubishi Automotive Engineering Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Motors Corp, Mitsubishi Automotive Engineering Co Ltd filed Critical Mitsubishi Motors Corp
Priority to JP1329634A priority Critical patent/JPH0829465B2/ja
Publication of JPH03190630A publication Critical patent/JPH03190630A/ja
Publication of JPH0829465B2 publication Critical patent/JPH0829465B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Automatic Assembly (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、ツェッパジョイントの自動組立機において内
輪をケージに組付ける際に適用される組付方法と組付装
置に関する。
(従来の技術) 自動車の駆動力伝達系の等速継手部に、第24図および
第25図に示されるようなツエツバジョイント1が使わ
れている。ツエツバジョイント1は、軸部2と椀状部3
を有する外輪4と、外輪4の内側に揺動自在に収容され
るケージ5と、ケージ5の内側に揺動自在に収容される
内輪6と、6個のボール7を備えて構成されている。ボ
ール7は、外輪4に設けられたボール溝8と、ケージ5
に設けられた開口窓つと、内輪6に設けられたボール溝
10に嵌合させられる。内輪6の中心部には内歯状のセ
ンタ孔11が設けられている。内輪6の外周部には周方
向6箇所に等間隔で歯12が突設されており、互いに隣
り合う歯12.12の間に上記ボール溝10が形成され
ている。
(発明が解決しようとする課題) 上記のような外輪4.ケージ5.内輪6等からなるツェ
ッパジョイントlを組立てるには、ある種の「こつ」が
必要であるため、機械による自動組立は困難であると考
えられていた。例えば内輪6をケージ5に組付ける場合
1ケージ5に対し内輪6を特定の方向から特定の動きを
伴って挿入しないと、内輪6がケージ5の中にうまく入
らない。
テ1作業による組付けの場合には試行錯誤的に内輪6を
動かしていれば内輪6をケージ5に入れることができる
が、この組付作業を機械によって自動化するには、内輪
をいかなる挙動を伴って挿入すればよいのかを研究する
ことにより、ケージ5にえlする内輪6の円滑かつ確実
なJ+li人h′?人を確立する必要があった。
従って本発明の目的は、ツエツバジョイントの自動組立
機において、内輪をケージ内の所定位置に円滑にしかも
確実に挿入することができるような内輪の組付方法と組
付装置を提供することにある。
〔発明の構成] (課題を解決するための手段) 上記目的を果たすために開発された本発明装置は、ケー
ジの端面を上に向けた状態でケージを保持するケージホ
ルダと、内輪の端面を上に向けた状態で内輪を保持する
内輪ホルダと、内輪のセンタ孔に挿脱可能なチャックを
備えていて内輪を同転i+可能に保持するとともに上記
チャックを水平方向に向ける姿勢とチャックを下に向け
る姿勢とにわたって回動口■能に設けられたヘッドアセ
ンブリと、このヘッドアセンブリを上記内輪ホルダから
ケージホルダにわたる範囲を移動させることのn■能な
水・14方向駆動手段と、上記ヘッドアセンブリを上ド
方向に所定のストロークで移動させる昇降手段と、上記
チャックによってケージの真上に保持された内輪をケー
ジの中心線から内輪の径方向に所定量偏心させた位置お
よび内輪の中心をケージの中心線上に合わせる位置にわ
たって内輪を径方向に移動させる第1の内輪移動手段と
、上記内輪の厚み方向中心をケージの中心線上に合わせ
る位置から内輪の外球中心をケージの中心線上に合わせ
る位置にわたって内輪を厚み方向に移動させる第2の内
輪移動手段と、上記内輪をケージ内で水平に倒す方向に
上記ヘッドアセンブリを回動させるヘッド回動手段と、
を具備している。
(作用) 本発明方法による内輪の組付方法は、内輪セッティング
工程と、内輪挿入工程と、中心へイつせ工程と、内輪倒
し工程とを含んでいる。
内輪セツティング工程においては、端面を上に向けて所
定位置に保持されたケージの上h°に、水平軸回りに回
転可能に保持された内輪を、ケージの中心線上から内輪
の径方向に所定mtQ心させ、かつ内輪の厚み方向の中
心がケージの中心線上にくるように内輪を位置させる。
内輪挿入−1,程においては、上記内輪をケージの上方
からケージ内に降下させ、内輪の歯の一部をケージの端
面の縁に当てることにより、内輪を上記水平軸回りに回
転させつつ、内輪の歯の先をケージの開口窓に進入させ
た状態で、内輪の径方向中心の高さがケージの中心の高
さにほぼ一致する位置まで内輪を挿入する。
中心合わせ工程においては、上記ケージに挿入された内
輪を、この内輪の径方向中心がケージの中心にくるよう
に内輪を横に移動させるとともに、内輪の外球中心がケ
ージの中心にほぼ一致するように内輪を厚み方向に移動
させる。
内輪倒し工程においては、上記中心合わせ工程終了後に
ケージ内で内輪を水平方向に倒す。
(実施例) 以下に本発明の一実施例について図面を参照して説明す
る。
まず、ケージ5と内輪6の組付方法について第1図ない
し第8図を参照して説明する。
第1図および第2図に示されるように、ケージ5を端面
5aを上に向けた状態で保持する。内輪6はケージ5の
上方において垂直に立てた姿勢、すなわち水平軸83回
りに回転[+■能に保持する。
そして第1図に示されるように、内輪6の径方向の中心
CIをケージ5の中心線O−0に対して内輪6の径方向
にΔ、たけ偏心させるとともに、第2図に示されるよう
に内輪6の厚み方向の中心C2がケージ5の中心線O−
0上にくるように内輪6を位置させる。この明細書では
以上の一連の工程を内輪セツティング工程と呼ぶ。
ケージ5の開口窓9の開口幅Wは、内輪6の厚みtより
も若干人きい。ケージ5の内周面は゛ト径r1の球面を
なしている。内輪6の外周面(外球)の中心C1は、厚
み方向の中心C2の横に数1111程度ずれている。内
輪6の外球半径「2は、ケージ5の内周球面の半径r1
よりも僅かに小さい。
上記内輪セッティング工程終r後、内輪6をケージ5の
上方からケージ5に向かって降ドさせる。
こうすると、第3図に示されるように内輪6の歯12の
一部12aがケージ5の端面5aの縁に当たるため、内
輪6が前記水゛14軸H8回りに回転しつつ、内輪6の
歯の先端部分12bがケージ5の開口窓9に進入する。
開口窓9の幅Wは内輪6の厚みtよりも僅かに広い程度
であるが、前述した内輪セツティング工程によって内輪
6の厚み方向中心C2をケージ5の中心線O−0上、す
なわち開口窓9の中心に位置させであるから、歯12の
先端部分12bを開口窓9に円滑に挿入することができ
る。そして第4図に示されるように、内輪6の径方向中
心C3の高さがケージ5の中心Coの高さにほぼ一致す
る位置まで内輪6を降−ドさせることによって、内輪挿
入工程を終了する。
次に、第5図に示されるように、内輪6の径方向中心C
1がケージ5の中心C6と一致するように内輪6を横方
向に移動させる。この状態では、第6図に示されるよう
に内輪6の外球中心C3がケージ5の中心C6の横にΔ
2だけ偏心したままであるから、この偏心量Δ2を解消
させるために内輪6を厚み方向にΔまたけ移動させるこ
とにより、第7図に示されるように内輪6の外球中心C
1とケージ5の中心C6を一致させる。以上の一連の工
程が中心合わせ工程である。
上記中心合わせ工程が終了したのち、内輪6を図示時計
回り方向に900回転させ、水・1′−に倒すことによ
って、第8図に示されるようにケージ5内に内輪6を収
める。以上の工程が内輪倒し工程である。
上述した各工程は、第9図ないし第23図に示された本
発明の一実施例装置20によって遂行することができる
。以下にこの装置20について説明する。
第9図に示されるように、ケージ5はケージホルダ21
によって端面5aを上に向けた状態で保持される。ケー
ジホルダ21はクランプ機構22によってケージ5を抜
出不能に保持するものである。このケージホルダ21は
、図示しない位置決め機構によって、ケージ5の開口窓
9のうち任意の一対の開口窓9,9が第9図において紙
面と直交する方向に位置するように、予めケージ5の回
転方向の位置決めがなされている。
ケージホルダ21の横に内輪ホルダ23が設けられてい
る。この内輪ホルダ23に、内輪6が端面6aを上に向
けた状態で保tjjされる。この内輪6は内輪ホルダ2
3の上h゛に取出すことができる状態にある。各ホルダ
21.23は水平面内で間欠的に回転する図示しないタ
ーンテーブルに取付けられている。上記ターンテーブル
の側方に固定ベース25が設けられている。固定ベース
25には左右一対の水平方向に延びるガイドレール26
゜27が設けられている。ガイドレール26.27上に
、スライドベース30を備えたスライドユニット31が
水平方向に往復移動自在に乗っている。
スライドユニット31は、エアシリンダ等の流体式直動
形アクチュエータ32によって、ガイドレル26.27
に沿って前進および後退させられるようになっている。
第17図および第18図に示されるように、固定ヘース
の垂直壁25aに、スライドベース30の後退側ストロ
ークエンドを規制するためのストッパ33が取付けられ
ている。ストッパ33の隣りに、押戻し機構35が設け
られている。この押戻し機構35は、円筒状のケーシン
グ36と、このケーシング36の軸線方向に移動自在に
設けられた0工動シヤフト37と、このnI動シャフト
37をスライドベース30側に押圧する圧縮ばね38と
、f’lJ動シャフト37の突出量を規制するエンドス
トッパ39などからなる。可動シャフト37の先端に設
けられた端部材40は、スライドベース30の後端面3
0aに対向している。
この押戻し機構35は、スライドベース30が前み己ア
クチュエータ321こよってストッパ331こ当たる位
置まで後退させられたのちアクチュエタ32の流体圧が
開放された時に、ばね38の弾力によって前述した偏心
ユΔ2に相当する距離だけスライドベース30を前進方
向に押返す機能をもっている。
スライドベース3Uが後退側ストロークエンドと前進側
ストロークエンドまで移動させられた時の衝撃を緩和す
るために、ショックキラー41゜42が設けられている
。これらショックキラー41.42は、スライドベース
30の前進側ストロークエンドと後退側ストロークエン
ドを規制するストッパとしての機能をもたせてもよい。
スライドベース30の上に基体45が立設されている。
この基体45の前面側に、左右一対の垂直方向のガイド
部材46.47が設けられている。
ガイド部材46.47に沿って、昇降ユニット50が昇
降口(1:に設けられている。昇降ユニット50は、エ
アシリンダ等の流体式直動形アクチュエータ51によっ
て、所定のストロークで昇降駆動される。昇降ユニット
50の下限側ストロークエンドは、ストッパ57によっ
て規制される。
昇降ユニット50は水・1シ方向に延びるベース構体5
2を有しており、このベース構体52のド面側に、ド方
に延びる左右一対の脚部材5−3.54が設けられてい
る。第12図に示されるように、脚部材5”3.54に
水平方向の軸受55,56が設けられており、この軸受
55,56によってヘッドアセンブリ60が水平軸回り
に回動可能に支持されている。
ヘッドアセンブリ60は、軸受55,56によって回転
目(l:に支持された左右一対の軸61゜62と、これ
らの軸61.62間に設けられた逆U形のブリッジ構体
63と、このブリッジ構体63の内側に配置されたアー
ムユニット65などを備えて構成されている。第10図
等に示されるように、アームユニット65は、軸受66
によって揺動nI能に支持された揺動アーム67と、こ
の揺動アーム67の前面側に連結されたアームベース6
8と、揺動アルムロ7のド端に設けられたチャック69
と、後述する・14行リンク機横70などにより構成さ
れる。
チャック69は、圧縮ばね73によって開方向に付勢さ
れる一対のチャック爪74.75を備えている。チャッ
ク69が内輪6のセンタ孔11に挿入されると、ばね7
3が撓むことにより、チャック爪74.75によって内
輪6が保持される構造である。チャック69の中心C4
は、輔61゜62の中心と一致している。
軸61.62にそれぞれロアアーム78が取付けられて
おり、ロアアーム78は垂直方向に延びる連動部材79
の下端に接続されている。連動部材79の上端はアッパ
アーム80に連結されている。アッパアーム80の基部
は駆動軸81に固定されている。この駆動軸81は、エ
アシリンダニtの直動形アクチュエータ82によって回
動させられるようになっている。すなわちアクチュエー
タ82のロッド83が伸び側に動くと、アッパアーム8
0が回動時ドし、連動部材79が降ドすることによって
、ロアアーム78が回動時ドし、ヘッドアセンブリ60
が第9図に示される位置、すなわちチャック6つを水平
方向に向ける姿勢まで回動する。アクチュエータ82の
ロッド83が縮み側に動くと、ヘッドアセンブリ60が
第11図に示される位置、すなわちチャック69を下に
向ける姿勢まで回動するといった構成である。このよう
に、ヘッドアセンブリ60はチャック69を中心に水平
軸回りに90″の角度範囲で回動する。
この回動範囲はストッパ84.85によって規制される
。上述したアクチュエータ82やアーム78.80およ
び連結部Jr479等は、ヘッド回動手段89を構成す
る。
揺動アーム67の背面側に軸86が突設されており、こ
の軸86はアームベース68に設けられた孔87に挿着
されている。アームベース68に設けられたインデック
スプランジャ88を引くと、揺動アーム67をアームベ
ース68から取外すことができる。
第13図に示されるように、ブリッジ構体63の上部に
左右一対のストッパQ(1,91が設けられている。こ
れらストッパ90.Qlによって、揺動アーム67が第
13図に示される初期中立位置から第15図に示される
偏心位置にわたる範囲を揺動できるようになっている。
また、第14図に示されるように、アームベース68の
上部にカム部92が設けられている。ブリッジ構体63
に、左右一対の軸Q5,96を中心に回動する一対の揺
動リンク97.98が設けられている。揺動リンクQ7
.Q8の端部同志は互いに連結リンクQQ、100によ
ってつながれていて平行リンク機構70を構成している
。図示下側の連結リンク100に、前記カム部92に係
合可能なカムフォロア101が設けられている。
連結リンク100は、第1の引張りばね102によって
カムフォロア101がカム部92に係合する方向に付勢
されている。また、連結リンク99゜100とアームベ
ース68との間に第2の引張りばね103.104が張
力を与えた状態で設けられている。この引張りばね10
3.104は、アームベース68を図示反時計回り方向
に付勢する機能をもっている。
第9図あるいは第14図等に示されるように、基板52
のド面側に偏心駆動用アクチュエータ110が設けられ
ている。このアクチュエータ110のロッド111は駆
動部材112の第1端113に連結されている。駆動部
材112は軸114を中心に回動自在としである。駆動
部材112の第2端115は、ヘッドアセンブリ60が
第9図に示される位置まで回動した時に図示上側の連結
リンク99の端部116に対向するようになっている。
駆動部材112は、アクチュエタ110によって第14
図に示される位置から第16図に示される位置にわたっ
て回動させることができる。第16図に示される状態で
は、駆動部材112の第2端115が連結リンク99の
端部116を押すことによって、連結リンク99が図示
左方向に押圧されるようになっている。
上述した゛1シ行リンク機構70やアクチュエータ11
0等は、内輪6の中心C1をケージ5の中心線O−0か
ら横にΔ1だけ偏心させたり偏心を戻すための第1の内
輪移動手段120を構成する。
一方、水゛I’方向駆動用アクチュエータ32やストッ
パ33および押戻し機構35等は、内輪6を厚み方向に
所定量Δ2だけ移動させるための第2の内輪移動手段1
21を構成する。
次に上記構成の一実施例装置20の作用について説明す
る。
第9図に示されるように、ケージ5と内輪6がそれぞれ
ホルダ21.23によって保持された状態で、内輪組付
装置20のところまで移送されてくる。内輪6の外周部
に予めグリスが塗布されている。
第11図に示されるように、チャック69が下を向くよ
うにアクチュエータ82によってヘッドアセンブリ60
か回動させられるとともに、水・lI。
方向駆動用アクチュエータ32によってスライドベース
30が前進させられ、内輪ホルダ23の真」二にチャッ
ク69がドを向いて位置させられる。
そして昇降用アクチュエータ51が伸び側に動作し、昇
降ユニット50が降ドするとともに、ヘッドアセンブリ
60が降下することによって、第19図に示されるよう
にチャック69が内輪6のセンタ孔11に挿入させられ
、チャック爪74゜75によって内輪6が保持される。
この状態で昇降ユニット50がアクチュエータ51によ
って上昇させられることにより、第20図に示されるよ
うに内輪6がチャック69に保持された状態のまま上昇
する。
こうして内輪6が内輪ホルダ23から取出されたのち、
第16図に示されるように偏心用アクチュエータ110
のロッド111が縮み側に作動することにより、駆動部
材112の第2端115によって図示上側の連結リンク
99が左方向に押される。そうすると、図示上側の連結
リンク100が右方向に移動するため、カムフォロア1
01も右方向、すなわちカム部92から離れる方向に移
動する。このため、アームベース68が引張りばね10
3,104の弾力によって軸86を中心に図示反時計回
りに回動することにより、チャック6つに保持されてい
る内輪6が第1図に示されるようにΔ1だけ偏心する。
更に、水平方向駆動用アクチュエータ32が縮み側に作
動することによってスライドベース30が後退し、スラ
イドベース30の後端面30aがストッパ33(第18
図参照)に当たる位置まで後退した状態でこのアクチュ
エータ32への流体圧が維持されることにより、スライ
ドベース′30が後退ストロークいっばいに後退した位
置に保持される。こうすることにより、内輪6は第2図
に示されるように、厚み方向の中心C2がケージ5の中
心線0−01に位置する。以上が内輪セツティング工程
に相当する。
そののち、昇降用アクチュエータ51が伸び側に作動し
、昇降ユニット50が所定量降下させられることにより
、内輪6がケージ5に向かって挿入される。この時、第
3図に示されるように内輪6の歯12の一部12aがケ
ージ5の端面5aの縁に当たることにより、内輪6が水
平軸回りに回転しつつ、歯12の先端部分12bがケー
ジ5の開口窓9に進入する。そして、最終的に第4図お
よび第22図に示されるように内輪6の中心C4の高さ
とケージ5の中心C6の高さがほぼ一致する位置まで内
輪6が降ドさせられる。
このように、内輪6はケージ5の端面5aの縁に当たる
ことにより同転しながらケージ5に挿入されるが、内輪
6を保持している揺動アーム67は引張りばね10”3
.1(14の弾力に抗して第14図に示される初期位置
まで変位することが可能であるから、ケージ5に対する
内輪6の当たり具合に応して揺動アーム67が弾性的に
変位しつつ内輪6がケージ5内に円滑に挿入される。以
上が内輪挿入工程である。
上記1:程を紅なのち、偏心駆動用アクチュエ〜り11
0のロッド111が伸び側に作動することによって第1
4図の初期状態に戻り、駆動部材112による連結リン
ク99の抑圧が解除される。
これにより、第1の引張りばね102の張力によって揺
動アーム67の偏心が解消され初期位置に戻るため、第
5図に示されるように内輪6の径方向の中心C5がケー
ジ5の中心C6に一致する。
また、それまで水・1と方向駆動用アクチュエータ32
に供給されていた流体圧が開放されることにより、押戻
し機構′35に内蔵されているばね38の弾力によって
スライドベース30がΔ2だけ前進方向に押戻される。
これにより、内輪6がケージ5内において厚み方向にΔ
2だけ前進し、第7図に示されるように内輪6の外球中
心C1がケージ5の中心C1に一致するようになる。以
上が中心合わせ工程である。
次に、ヘッド1「11動用アクチユエータ82のロッド
83が伸び側に作動することにより、ヘッドアセンブリ
60がチャック6つを中心として、水平軸回りに回転す
る。これによって、第8図および第23図に示されるよ
うにケージ5内において内輪6が水平方向に倒れ、内輪
6がケージ5内の所定位置に収まる。以上が内輪倒しに
程である。
そののち、昇降用アクチュエータ51が縮み側に動作す
ることにより、昇降ユニット50と一体にヘッドアセン
ブリ60が上昇させられる。この時、既に内輪6がケー
ジ5内に収まっているとともに、ケージ5がクランプ機
構22によってケージホルダ21に抜出不能に保持され
ているから、ヘッドアセンブリ60が上昇すると、チャ
ック69のばね73が撓んでチャック爪74.75が内
輪6のセンタ孔11から抜は出る。こうして−連の内輪
組付サイクルが終了するとともに、新たなケージ5と内
輪6が保持されたホルダ21゜23が本実施例装置20
の下まで移動してくることにより、第9図に示される初
期状態に戻り、新たな内輪組付サイクルが繰返される。
[発明の効果] 本発明によれば、ツェッパジョイントの内輪をケージに
円滑かつ確実に組付けることができ、従来不l■能とさ
れていた内輪の組付作業を機械によって自動化すること
が可能である。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示し、第1図は内輪挿入前の
状態を示す断面図、第2図は第1図中の■−■線に沿う
断面図、第3図は内輪を挿入する途中の状態を示す断面
図、第4図は内輪を所定高さまで挿入した状態を示す断
面図、第5図は内輪の偏心を戻した状態を示す断面図、
第6図は第5図中のVl−Vl線に沿う断面図、第7図
は内輪の厚み方向の中心をケージの中心に合わせた状態
を示す断面図、第8図は内輪を倒した状態を示す断面図
、第9図は本発明の一実施例装置を一部断面で小ず側面
図、第10図は第9図に示された装置のヘッドアセンブ
リ部分の拡大断面図、第11図はチャックが内輪ホルダ
のところまで移動した状態を一部断面で示す側面図、第
12図は第9図に示された装置を一部断面−C示す正面
図、第13図はヘッドアセンブリの正面図、第14図は
ヘッドアセンブリの背面図、第15図は揺動アームが偏
心した状態を示すヘッドアセンブリの正面図、第16図
は揺動アームが偏心した状態を示すヘッドアセンブリの
背面図、第17図は押戻し機構の断面図、第18図は押
戻し機構の可動シャフトが後退した状態を示す断面図、
第19図はチャックが内輪に挿入された状態を示すヘッ
ドアセンブリの断面図、第20図は内輪が取出された状
態を示すヘッドアセンブリの断面図、第21図は内輪が
ケージ内に挿入された状態を示す断面図、第22図は内
輪がケージ内に挿入された状態を一部断面で示すヘッド
アセンブリ°の正面図、第23図は内輪がケージ内で倒
された状態を示す断面図、第24図はツエツバジョイン
トの斜視図、第25図はツェッパジョイントの分解斜視
図である。 1・・・ツエツバジョイント、5・・・ケージ、5a・
・・端面、6・・・内輪、6a・・・端面、9・・・開
口窓、10・・・ボール溝、11・・・センタ孔、12
・・・内輪の歯、20・・・内輪組付装置、21・・・
ケージホルダ、23・・・内輪ホルダ、32・・・アク
チュエータ(水平方向駆動手段)、33・・・ストッパ
、35・・・押戻し機構、51・・・アクチュエータ(
昇降手段)、60・・・ヘッドアセンブリ、67・・・
揺動アーム、69・・・チャック、89・・・ヘッド回
動手段、110・・・偏心駆動用アクチュエータ、12
0・・・第1の内輪移動手段、121・・・第2の内輪
移動手段。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)端面を上に向けて所定位置に保持されたケージの
    上方に、水平軸回りに回転可能に保持された内輪をケー
    ジの中心線上から内輪の径方向に所定量偏心させかつ内
    輪の厚み方向の中心がケージの中心線上にくるように内
    輪を位置させる内輪セッティング工程と、 上記内輪をケージの上方からケージ内に降下させて内輪
    の歯の一部をケージの端面の縁に当てることにより内輪
    を上記水平軸回りに回転させつつ内輪の歯の先をケージ
    の開口窓に進入させた状態で内輪の径方向中心の高さが
    ケージの中心の高さにほぼ一致する位置まで内輪を挿入
    する内輪挿入工程と、 上記ケージに挿入された内輪をこの内輪の径方向中心が
    ケージの中心にくるように内輪を横に移動させるととも
    に内輪の外球中心がケージの中心にほぼ一致するように
    内輪を厚み方向に移動させる中心合わせ工程と、 上記中心合わせ工程終了後にケージ内で内輪を水平方向
    に倒すことによってケージ内に内輪を収める内輪倒し工
    程と、 を具備したことを特徴とするツェッパジョイントのケー
    ジと内輪の組付方法。
  2. (2)ケージの端面を上に向けた状態でケージを保持す
    るケージホルダと、内輪の端面を上に向けた状態で内輪
    を保持する内輪ホルダと、内輪のセンタ孔に挿脱可能な
    チャックを備えていて内輪を回転可能に保持するととも
    に上記チャックを水平方向に向ける姿勢とチャックを下
    に向ける姿勢とにわたって回動可能に設けられたヘッド
    アセンブリと、このヘッドアセンブリを上記内輪ホルダ
    からケージホルダにわたる範囲を移動させることの可能
    な水平方向駆動手段と、上記ヘッドアセンブリを上下方
    向に所定のストロークで移動させる昇降手段と、上記チ
    ャックによってケージの真上に保持された内輪をケージ
    の中心線から内輪の径方向に所定量偏心させた位置およ
    び内輪の中心をケージの中心線上に合わせる位置にわた
    って内輪を径方向に移動させる第1の内輪移動手段と、
    上記内輪の厚み方向中心をケージの中心線上に合わせる
    位置から内輪の外球中心をケージの中心線上に合わせる
    位置にわたって内輪を厚み方向に移動させる第2の内輪
    移動手段と、上記内輪をケージ内で水平に倒す方向に上
    記ヘッドアセンブリを回動させるヘッド回動手段と、を
    具備したことを特徴とするツェッパジョイントのケージ
    と内輪の組付装置。
JP1329634A 1989-12-21 1989-12-21 ツェッパジョイントのケージと内輪の組付方法および組付装置 Expired - Fee Related JPH0829465B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1329634A JPH0829465B2 (ja) 1989-12-21 1989-12-21 ツェッパジョイントのケージと内輪の組付方法および組付装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1329634A JPH0829465B2 (ja) 1989-12-21 1989-12-21 ツェッパジョイントのケージと内輪の組付方法および組付装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03190630A true JPH03190630A (ja) 1991-08-20
JPH0829465B2 JPH0829465B2 (ja) 1996-03-27

Family

ID=18223536

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1329634A Expired - Fee Related JPH0829465B2 (ja) 1989-12-21 1989-12-21 ツェッパジョイントのケージと内輪の組付方法および組付装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0829465B2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6017923U (ja) * 1983-07-15 1985-02-06 日産自動車株式会社 等速ボ−ルジヨイント組付装置
JPS63114833A (ja) * 1986-10-29 1988-05-19 Toyota Motor Corp 等速ジヨイントの組付方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6017923U (ja) * 1983-07-15 1985-02-06 日産自動車株式会社 等速ボ−ルジヨイント組付装置
JPS63114833A (ja) * 1986-10-29 1988-05-19 Toyota Motor Corp 等速ジヨイントの組付方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0829465B2 (ja) 1996-03-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4439751B2 (ja) 被挿入物の把持・挿入装置、被挿入物の把持・挿入方法および組立ユニット
JPH03190630A (ja) ツェッパジョイントのケージと内輪の組付方法および組付装置
JP4588103B2 (ja) 被挿入物の把持・挿入装置および被挿入物の把持・挿入方法
CN116586975A (zh) 一种用于防水透气阀的o型圈自动组装机构
JPH03213230A (ja) ツェッパジョイントのボールの組付方法および組付装置
JP2790485B2 (ja) オイルシールの組付装置と組付方法
JP2858086B2 (ja) 可変プーリにおけるボール組付方法
JPH03256627A (ja) ツェッパジョイントの自動組立機
JP2739308B2 (ja) 部品挿入装置
JPH02167637A (ja) 複列玉軸受の組立装置および玉詰め治具構造
JPH0832388B2 (ja) ツェッパジョイントのケージアセンブリと外輪の組付方法および組付装置
JP2788842B2 (ja) 軸部品の挿入案内方法およびその装置
JPS6234503B2 (ja)
JPS6211977B2 (ja)
JPH05162029A (ja) スプライン軸の圧入装置
JPH074535Y2 (ja) マーキング装置
JPH03196925A (ja) ツェッパジョイントのボールの打込み装置
US4627884A (en) Method of and apparatus for applying looped rubber member onto tire building drum
JP3292964B2 (ja) 部品の挿入装置
CN219504079U (zh) 一种用于调整产品放置角度的纠偏机构
JPH01210234A (ja) 等速ジョイントの組立方法
JPS6325109Y2 (ja)
JPH0453878Y2 (ja)
JPS6212896Y2 (ja)
JP2001179382A (ja) リベットかしめ機

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees