JPH03213230A - ツェッパジョイントのボールの組付方法および組付装置 - Google Patents

ツェッパジョイントのボールの組付方法および組付装置

Info

Publication number
JPH03213230A
JPH03213230A JP563690A JP563690A JPH03213230A JP H03213230 A JPH03213230 A JP H03213230A JP 563690 A JP563690 A JP 563690A JP 563690 A JP563690 A JP 563690A JP H03213230 A JPH03213230 A JP H03213230A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ball
cage
inner ring
outer ring
groove
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP563690A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0829466B2 (ja
Inventor
Sei Fukushima
聖 福島
Yasuhisa Shiragami
白神 康久
Teruaki Hamabe
浜辺 照明
Yuichi Hazaki
裕一 羽崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Motors Corp
Mitsubishi Automotive Engineering Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
Mitsubishi Automotive Engineering Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Motors Corp, Mitsubishi Automotive Engineering Co Ltd filed Critical Mitsubishi Motors Corp
Priority to JP2005636A priority Critical patent/JPH0829466B2/ja
Publication of JPH03213230A publication Critical patent/JPH03213230A/ja
Publication of JPH0829466B2 publication Critical patent/JPH0829466B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D3/00Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive
    • F16D3/16Universal joints in which flexibility is produced by means of pivots or sliding or rolling connecting parts
    • F16D3/20Universal joints in which flexibility is produced by means of pivots or sliding or rolling connecting parts one coupling part entering a sleeve of the other coupling part and connected thereto by sliding or rolling members
    • F16D3/22Universal joints in which flexibility is produced by means of pivots or sliding or rolling connecting parts one coupling part entering a sleeve of the other coupling part and connected thereto by sliding or rolling members the rolling members being balls, rollers, or the like, guided in grooves or sockets in both coupling parts
    • F16D3/223Universal joints in which flexibility is produced by means of pivots or sliding or rolling connecting parts one coupling part entering a sleeve of the other coupling part and connected thereto by sliding or rolling members the rolling members being balls, rollers, or the like, guided in grooves or sockets in both coupling parts the rolling members being guided in grooves in both coupling parts
    • F16D3/224Universal joints in which flexibility is produced by means of pivots or sliding or rolling connecting parts one coupling part entering a sleeve of the other coupling part and connected thereto by sliding or rolling members the rolling members being balls, rollers, or the like, guided in grooves or sockets in both coupling parts the rolling members being guided in grooves in both coupling parts the groove centre-lines in each coupling part lying on a sphere
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D2300/00Special features for couplings or clutches
    • F16D2300/12Mounting or assembling

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Automatic Assembly (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、ツェッパジョイントの自動組立機において外
輪とケージおよび内輪からなるアセンブリの所定位置に
ボールを組付ける方法とボールの組付装置に関する。
(従来の技術) 自動車の駆動力伝達系の等速継手部に、第31図および
第32図に示されるようなツエツパジョイント1が使わ
れている。ツェッパジョイント1は、軸部2および椀状
部3を有する外輪4と、外輪4の内側に揺動自在に収容
されるケージ5と、ケージ5の内側に揺動自在に収容さ
れる内輪6と、6個のボール7を備えて構成されている
。ボール7は、外輪4に設けられたボール溝8と、ケー
ジ5に設けられた開口窓9と、内輪6に設けられたボー
ル溝10に嵌合させられる。内輪6の中心部には内歯状
のセンタ孔11が設けられている。
(発明が解決しようとする課題) 上記のような外輪4.ケージ5.内輪6等からなるツエ
ツパジョイント1を組立てるには、ある種の「二つ」が
必要であるため、機械による自動組立は困難であると考
えられていた。例えば、ボール7を外輪4内の所定位置
に組付ける際に、外輪4に対しケージ5と内輪6を特定
の角度に傾けた状態でボール7を特定の方向から挿入し
ないと、ボール7がうまく入らない。また、ボール挿入
後にケージ5と内輪6を元の位置に戻す際に、ケージ5
あるいはボール7の一部などが外輪4の内周部に引っ掛
かりやすい。
手作業によってボール7を組付ける場合には、外輪4に
対するケージ5や内輪6の位置および角度等を手で微妙
に調整しながら組付けを遂行することができるが、こう
した組付作業を融通のきかない機械によって自動化させ
ることはなかなか難しく、ケージ5や内輪6あるいはボ
ール7等をいかなる挙動を伴って組付ければよいのかを
研究することにより、ボール7の円滑かつ確実な組付手
段を確立する必要があった。
従って本発明の目的は、ツェッパジョイントの自動組立
機において、ボールを外輪内の所定位置に円滑かつ確実
に挿入できるようなボールの組付方法と組付装置を提供
することにある。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 上記目的を果たすために開発された本発明装置は、外輪
保持手段と、上記外輪内に組込まれているケージと内輪
を外輪に対しボールを挿入可能な角度まで傾ける傾動機
構と、ケージの開口窓と内輪のボール溝とに1個のボー
ルを供給するボール打込機構と、上記外輪を少なくとも
60″の角度ずつ軸回りに回転させる回転駆動機構と、
ボール挿入後のケージと内輪を元の位置に戻す際にケー
ジに戻し方向の補助力を与えるケージ付勢手段とを具備
している。
(作 用) 本発明によるボールの組付方法は、外輪内の所定位置に
挿入された1個目のボールに対し180”反対側に位置
するボール溝に2個目のボールを挿入するmlのボール
挿入工程と、上記1個目または2個目のボールに対し6
0@隣りに位置するボール溝に3個目のボールを挿入す
る第2のボール挿入工程と、上記3個目のボールに対し
1809反対側に位置するボール溝に4個目のボールを
挿入するts3のボール挿入工程と、残り2箇所のボー
ル溝のうちの一方に5個目のボールを挿入する第4のボ
ール挿入工程と、上記5個目のボールに対し180’反
対側に位置する最後のボール溝に6個目のボールを挿入
する第5のボール挿入工程とを具備している。
上記各ボール挿入工程は、ケージと内輪を外輪に対しボ
ールを挿入可能な角度まで傾ける工程と、ケージの開口
窓と内輪のボール溝にボールを供給する工程と、ボール
供給後の内輪とケージを元の位置に戻す工程とからなる
(実施例) 以下に本発明の一実施例について図面を参照して説明す
る。
まず、第1図ないし第12図を参照しながら、ボール7
の組付方法について説明する。
外輪4とケージ5と内輪6とからなるアセンブリの内部
に、予め1個目のボール7aが組付けられており、残り
5個のボール7b〜7「は、以下述べるボール挿入工程
を5回繰返すことによって外輪4内の所定位置に1個ず
つ組付けられる。
ボール挿入工程は、第1図に示されるように、ケージ5
と内輪6を外輪4に対してボール7を挿入できる角度ま
で傾ける工程と、ケージ5の開口窓つと内輪6のボール
溝10にボール7を供給する工程と、ボール供給後に内
輪6とケージ5を第2図に示されるように矢印F方向に
回動させて元の位置に戻す工程とからなる。内輪6とケ
ージ5を矢印F方向に回動させる場合、ケージ5にF方
向(戻し方向)の若干の補助力を与える。こうすること
により、内輪6をF方向に動かす際にボルフがボール溝
8に引1トかることがなくなり、円滑に第2図の状態に
戻すことができる。
第3図に示されるように、予め1個目のボール7aが挿
入されている。そして第1のボール挿入工程において、
第4図に示されるように2個目のボール7bを、1個目
のボール7aに対し180’反対側に位置するボール溝
8に挿入する。
そののち、第5図に示されるように、上記アセンブリ全
体を図示時計回りに60″回転させる。
そして第2のボール挿入工程において、第6図に示され
るように、3個目のボール7Cを、2個目のボール7b
の隣りにあるボール溝8に挿入する。
そののち、第7図に示されるように、上記アセンブリ全
体を図示時計回りに180’回転させる。
そして第3のボール挿入工程において、第8図に示され
るように上記ボール溝8に4個目のボール7dを挿入す
る。
そののち、第9図に示されるように、上記アセンブリを
図示時計回りに60°回転させる。そして第4のボール
挿入工程において、第10図に示されるように、5個目
のボール7eを上記ボール溝8に挿入する。
更に、第11図に示されるように上記アセンブリを図示
時計回りに180’回転させたのち、第12図に示され
るように、第5のボール挿入工程において、6個目のボ
ール7fを上記ボール溝8に挿入する。
上述した一連のボール挿入工程は、第13図ないし第3
0図に示した本発明の一実施例装置15によって遂行す
ることができる。以下この装置15について説明する。
第13図に示されるように、外輪4は外輪保持手段の一
例としての外輪ホルダ16によって端面4aを上に向け
た姿勢で保持されている。外輪4の内部には、予めケー
ジ5と内輪6と1個目のボール7aが組付けられている
。この外輪4は、ボール7aが第13図において左側を
向くように、図示しない位置決め機構によって周方向の
位置決めがなされた状態でクランプされている。外輪ホ
ルダ16は、水平面内で間欠的に回転するターンテーブ
ル17(第25図に一部のみ図示)に取付けられている
ターンテーブル17の側方に固定ベース18が設けられ
ている。固定ベース18の上に基体19が立設されてい
る。基体19の前面側に、左右−対の垂直方向のガイド
部材20.21が設けられている。ガイド部材20.2
1に沿って、昇降ユニット25が昇降自在に設けられて
いる。昇降ユニット25は、エアシリンダ等のアクチュ
エータ26によって、所定のストロークで昇降駆動され
る。昇降ユニット25の下限側ストロークエンドは、ス
トッパ27によって規制される。
昇降ユニット25は水平方向に延びるベース構体30を
有しており、このベース構体30の下面側に、下方に延
びる左右一対の脚部材31.32が設けられている。第
14図あるいは第19図等に示されるように、脚部材3
1.32に水平方向の軸受33.34が設けられており
、この軸受33.34によってヘッドユニット37が水
平軸回りに回動可能に支持されている。
ヘッドユニット37は、軸受33.34によって回転自
在に支持された左右一対の軸38,39と、これらの軸
38,39間に設けられた逆υ形のブリッジ構体40と
、このブリッジ構体40にインデックスプランジャ41
によって着脱可能に取付けられたシャフト部材42と、
上記軸38゜39と一体に水平軸回りに回転するカムフ
ランジ43などを備えて構成されている。シャフト部材
42の端部45は、内輪6のセンタ孔11に挿入可能な
寸法に作られている。シャフト部材42の端部45の中
心C6(第13図参照)は、軸38゜39の中心線上に
ある。シャフト部材42は、インデックスプランジャ4
1を引くことによって、必要に応じてブリッジ構体40
から取外すことができる。
第14図等に示されるように、軸38,39にそれぞれ
ロアアーム50が取付けられている。ロアアーム50は
、後述する連結ユニット51の下端に接続されている。
連結ユニット51の上端は駆動アーム52に連結されて
いる。駆動アーム52の基部は駆動軸53に固定されて
いる。この駆動軸53は、エアシリンダ等のアクチュエ
ータ54によって回動させられる。
すなわち、上記アクチュエータ54のロッド55が縮み
側に動くと、駆動アーム52が回動降下し、連結ユニッ
ト51が押し下げられることによって、ロアアーム50
が回動降下し、ヘッドユニット37が121図に示され
る位置、つまりシャフト部材42が水平方向に75@程
度倒れる位置まで回動する。アクチュエータ54のロッ
ド55が伸び側に動くと、ヘッドユニット37が第13
図に示される位置、つまりシャフト部材42が下を向く
姿勢まで回動するといった構成である。
この回動範囲は、第15図ないし第17図等に示される
ストッパ56.57によって規制される。
第15図はロアアーム50が回動上昇した状態を示し、
第16図はロアアーム50が回動降下した状態を示して
いる。
連結ユニット51は、第1部材61と、この第1部材6
1に対し軸線方向に移動可能に挿入され。
た第2部材62と、これら両部材61.62を伸び方向
に付勢する圧縮コイルばね63と、異常負このセンサ6
4は、第17図に示されるように、第2部材62が第1
部材61に対して縮み側に許容量以上変位した時、すな
わち、何らかの原因でロアアーム50が回動できないま
ま連結ユニット51が押し下げられた時に、ばね63が
異常に撓んだことを検出するためのものである。このセ
ンサ64によって、ケージ5が外輪4に引っ掛かること
などによる傾動動作の不良を検出することができる。
上述したアーム50.52や連結ユニット51、アクチ
ュエータ54等は、外輪4に対し内輪6を所定角度まで
傾けるための傾動機構65を構成する。
第18図等に示されるように、一対のケージ押えアーム
70が水平方向の軸71によって脚部材31.32に回
動自在に取付けられている。ケージ押えアーム70の基
部は連結軸72によって互いにつながれており、この連
結軸72は引張りばね73によって上方に引上げる方向
に付勢されている。ケージ押えアーム70の先端部74
は、ケージ5の上端縁5aに接することのできる位置ま
で延びている。
ケージ押えアーム70に、揺動アーム75とカムフォロ
ア76が連動可能に設けられている。揺動アーム75の
両端77.78に対向して第1のストッパ81と第2の
ストッパ82が設けられており、これらストッパ81.
82によって、ケージ押えアーム70が第20図に示さ
れる初期位置から第21図に示される位置にわたる範囲
を往復回動できるようになっている。
カムフォロア76は、ヘッドユニット37と一体に回動
するカムフランジ43に転接させられる。
カムフランジ43が第15図に示される位置にある時、
揺動アーム75の第1端77は第1のストッパ81に当
たる方向に駆動される。カムフランジ43が第16図に
示される位置まで変位した時には、揺動アーム75の第
2端78が第2のストッパ82に当たる方向に動くこと
ができる。引張りばね73は、上記第1端77が第1の
ストッパ81に当たる方向にケージ押えアーム70を付
勢する。
上述したアーム70.75や引張りばね73およびカム
フォロア76等はケージ付勢手段83を構成する。
昇降ユニット25にボール打込機構85が設けられてい
る。以下にボール打込機構85について説明する。
第20図ないし第22図等に示されるように、ベース構
体30の下方にボール通路86を有するハウジング87
が設けられている。ボール通路86の下端開口側に、ボ
ール7を1個ずつ取出すことのできる大きさのボール取
出し口88が設けられている。ボール通路86の上端側
開口部89に、ボール供給管90が接続されている。
ハウジング87に設けられた貫通孔94に、ボール7を
1個ずつ押出すためのブツシュロッド95が軸線方向に
移動自在に挿通させられている。
ブツシュロッド95の先端部96は、第23図に示され
る待機位置から、第24図に示される前進位置にわたっ
て往復移動できるようになっている。
ブツシュロッド95の後端部は、ビン97を介して駆動
部材98の第1端99に接続されている。
駆動部材98は軸100を中心に回動自在である。
第13図に示されるように、駆動部材98の第2端10
1は、アクチュエータ102のロッド103に接続され
ている。アクチュエータ102の一例はエアシリンダで
あるが、それ以外の駆動源が用いられてもよい。アクチ
ュエータ102のロッド103が伸び側に駆動されると
、駆動部材98が軸100を中心に回動し、ブツシュロ
ッド95が前進するといった構造である。
また、ボール7をボール取出し口88のところで一時的
に停止させるために、ボール止め機構110が設けられ
ている。m23図等に示されるように、ボール止め機構
110は、幀111を中心に回動自在な一対のストッパ
部材112と、これらストッパ部材112を付勢するス
プリングプランジャ等のばね113を備えている。スト
ッパ部材112の先端側には、ボール7の飛び出しを防
ぐための凸部114が設けられている。ストッパ部材1
12の後端側にアジャスタ部材115が設けられている
アジャスタ部材115が対向するブツシュロッド95の
側面には、アジャスタ部材115の後方に、溝状の四部
116が設けられている。ブツシュロッド95が第23
図に示される待機位置から第24図に示される前進方向
に動いた時、アジャスタ部材115の先端が四部116
に入り込むことによって、ばね113の弾力によってス
トッパ部材112がボール7を解放する位置まで回動す
るようになっている。ストッパ部材112の先端近傍に
、ボール7の有無を検出するために例えば光電式センサ
117が設けられている。
外輪ホルダ16は、第25図ないし第30図に示した回
転駆動機構120によって、60″あるいは180°ず
つ、垂直軸回りに一方向(例えば時計回り方向)に回転
させられるようになっている。
この回転駆動機構120の基板121に、ハウジング1
22が設けられている。このハウジング122に、ベア
リング123を介して駆動軸ユニット124が垂直軸回
りに回転自在に支持されている。駆動軸ユニット124
は、中空のスピンドル126と、このスピンドル126
に取若された被動ギヤ127と、スピンドル126の内
側にスプライン係合されることにより軸線方向(上下方
向)に移動自在に保持された昇降軸128と、この昇降
軸128の上端側に設けられたチャック129と、昇降
軸128の下端側に設けられたフランジ体130などを
備えて構成されている。
上記フランジ体130には、回動アーム131の一端部
132が係合させられている。回動アーム131の他端
部133は、アクチュエータ134の出力端135に接
続されている。このアクチュエータ134の出力端13
5が第26図中に2点鎖線で示されるように伸び側に作
動すると、回動アーム131が図示反時計回りに回動す
ることにより、昇降軸128が上昇し、チャック129
が外輪ホルダ16の係合部136(第25図参照)に噛
合うといった構成である。また、スビンドル126の回
転に抵抗を与えるための抑圧部材137が設けられてい
る。
上記被動ギヤ127は、駆動ギヤ141に常時噛合って
いる。双方のギヤ127,141の歯数は互いに等しい
。駆動ギヤ141は、一方向クラッチ142を介して駆
動軸143に接続されている。この駆動軸143は、正
逆回転可能なロータリ形アクチュエータ144によって
回転駆動されるようになっている。
上記駆動軸143に回動部材150が固定されている。
この回動部材150は、駆動軸143と一体に回転する
ものであり、第27図等に示されるように、一対のスト
ッパ151.152間にわたって180@の範囲で往復
回動可能であるとともに、回動部材150の回動軌跡上
に進退可能なストッパアーム153を備えた中間ストッ
パ機構154によって、第29図に示される中間位置ま
で60°の範囲で往復回動できるようにもなっている。
上記ストッパ151,152の近傍に、アーム153が
ストッパ151,152に当たる時の衝撃を緩和させる
ためのショックキラー155゜156が設けられている
中間ストッパ機構154は、垂直方向の固定軸160を
中心に第27図に示される位置から第30図に示される
位置にわたって往復回動可能なストッパアーム153と
、このアーム153を上記方向に駆動するアクチュエー
タ162と、ショックキラー163などを備えている。
アクチュエータ162が伸び側に作動すると、ストッパ
アーム153の先端部165が回動部材150の回動軌
跡上に突出する。この場合、同動部材150は第27図
に示される初期位置からアーム153の先端部165に
当たるまでの60゜の範囲で回動することができる。ア
クチュエータ162が縮み側に作動した時は、第30図
に示されるようにアーム153の先端部165が回動部
材150の回動軌跡上から退避することにより、回動部
材150が180@の範囲で回動できるようになるとい
った構成である。
次に上記構成の一実施例装置15の作用について説明す
る。
第13図に示されるように、外輪4とケージ5と内輪6
とからなるアセンブリが外輪ホルダ16によって保持さ
れた状態で、ボール組付装置15のところまで移送され
てくる。上記アセンブリの内部に予め1個目のボール7
aが組込まれている。
昇降用アクチュエータ26が作動し、昇降ユニット25
が降下することにより、ヘッドユニット37が降下する
。これにより、第20図に示されるようにシャフト部材
42の端部45が内輪6のセンタ孔11に挿入させられ
る。
以上の状態で傾動用アクチュエータ54が作動すること
により、第21図に示されるようにヘッドユニット37
が75°倒される。従って内輪6が75@だけ傾くとと
もに、ケージ押えアーム70の先端部74がケージ5の
上端縁5aに接することにより、ケージ5が37.5°
程度傾いたところで止まる。
上記工程によってケージ5と内輪6が所定角度まで傾け
られた状態で、ボール打込み用アクチュエータ102が
動作してブツシュロッド95が前進する。これにより、
ストッパ部材112が第24図に示されるように軸11
1を中心に回動することにより、それまでボール取出し
口88に待機していたポール7が解放されてブツシュロ
ッド95の先端部96に押される。こうして、第22図
に示されるようにボール7がケージ5の開口窓9と内輪
6のポール1410に打込まれる。
その後、傾動用アクチュエータ54が上記とは逆方向に
作動することにより、第20図に示されるように、ケー
ジ5と内輪6が元の位置に戻される。第22図の状態か
ら第20図の状態に移る時、カムフランジ43に転接し
ているカムフォロア76が変位することにより、ケージ
押えアーム70によってケージ5の上端縁5aが上記戻
り方向に強制的に少しだけ戻されるとともに、ばね73
の張力によってケージ押えアーム70が上記戻り方向に
付勢される。このため、内輪6に挿入されているシャフ
ト部材42によってケージ5と内輪6を第20図の初期
状態までスムーズに戻すことができる。
上述した一連のボール挿入工程を、第3図ないし第12
図に示される順序で繰り返すことによって、5個のボー
ル7b〜7fが挿入される。
すなわち、第1のボール挿入工程においては、第4図に
示されるように、2個目のボール7bが1個目のボール
7aに対して180°反対側に位置するボール溝8に挿
入される。
そののち、第5図に示されるように、外輪4を含むアセ
ンブリ全体が図示時計回りに60″回転させられる。こ
の回転角度は、第29図に示されるようにストッパアー
ム153をアクチュエータ162によって所定位置まで
回転させることによって規制される。この場合、駆動軸
143が第27図の初期状態から反時計回りに回転させ
られ、その回転力は一方向クラッチ142を介して駆動
ギヤ141に伝わり、このギヤ141に噛み合っている
被動ギヤ127が時計回りに回転する。そして60″回
転したところで、回動部材150がストッパアーム15
3の先端部165に当たり、回転が止まる。こうして波
動ギヤ127が60@凹転すると、昇降軸128もチャ
ック129と一体に60°回転する。このチャック12
9は、予めアクチュエータ134によって係合部136
に噛み合う位置まで上昇させられているから、チャック
129の回転に伴って、外輪ホルダ16が時計回りに6
0°回転する。
外輪ホルダ16が60″回転したのち、ストッパ用のア
クチュエータ162が直ちに縮み側に作動することによ
り、ストッパアーム153が第27図中に2点鎖線で示
される退避位置まで回動するとともに、回転用アクチュ
エータ144が上記とは逆に時計回りに回転することに
より、駆動軸143と回動部材150も時計回りに回転
し、初期状態に戻る。この方向(逆転方向)に駆動軸1
43が回る際には、一方向クラッチ142が滑って空転
するため、アクチュエータ144の回転力は実質的に駆
動ギヤ141に伝わらないとともに、抑圧部材137に
よってスピンドル126に適度の回転抵抗が与えられて
いるため、昇降軸128が逆転してしまうようなことは
ない。すなわち昇降軸128は一方向にのみ回転する。
第6図に示されるように、第2のボール挿入工程におい
て、3個目のボール7Cが、2個目のボール7bの隣り
に位置するボール溝8に挿入される。
そののち、第7図に示されるように、外輪4を含むアセ
ンブリ全体が図示時計回りに180”回転させられる。
この場合、第30図に示されるようにストッパアーム1
53が退避していることによって、回動部材150は1
80°回転することができる。駆動軸143は直ちに逆
転させられ、回動部材150が時計回りに回転して第2
7図に示される初期位置に戻る。この場合も一方向クラ
ッチ142が空転するため、スピンドル126が逆転し
てしまうようなことはない。
第8図に示されるように、第3のボール挿入工程におい
て、4個目のボール7dが挿入される。
そののち、第9図に示されるように、再び時計回りに6
0″回転させられる。そして第10図に示されるように
、第4のボール挿入工程において、5個目のボール7e
がボール溝8に挿入される。
更に、第11図に示されるように時計回りに180m回
転させられたのち、第5のボール挿入工程において、第
12図に示されるように、6個目のボール7fがボール
溝8に挿入される。
上述したように、いわば対角線方向にボール7b〜7f
を順次挿入してゆくことにより、ボールの打込みに伴っ
てケージ5と内輪6を傾ける際に、既に挿入されている
ボールがボール溝8等にかじり込む等の不具合がなくな
り、ケージ5と内輪6の傾動操作を円滑に遂行すること
ができる。
こうしてツユツバジョイン81個分のボール組付サイク
ルが終了したのち、新たな外輪4が保持された外輪ホル
ダ16が本実施例装置15の下まで移動してくることに
より第13図に示される初期状態に戻り、新たなボール
組付サイクルが繰返される。
[発明の効果] 本発明によれば、ツエツパジョイントのボールを円滑か
つ確実に組付けることができ、従来不可能とされていた
ツエツパジョイントのボール組付作業を機械によって自
動化することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示し、第1図はボール挿入時
の状態を示すツェッパジョイントの斜視図、第2図はボ
ール挿入後のツェッパジョイントの断面図、第3図ない
し第12図はボール挿入工程を工程順に示すそれぞれ横
断面図、第13図は本発明の一実施例装置を一部断面で
示す側面図、第14図は第13図に示された装置を一部
断面で示す正面図、第15図は傾動機構の一部を断面で
示す側面図、第16図と第17図はそれぞれ傾動機構の
作動態様を一部断面で示すそれぞれ側面図、第18図は
ケージ付勢手段の一部を断面で示す平面図、第19図は
ヘッドユニット部分の正面図、第20図ないし第22図
は互いに異なる作動態様のボール打込機構をそれぞれ一
部断面で示す側面図、第23図と第24図は互いに異な
る作動態様のボール打込機構を一部断面で示す平面図、
第25図は回転駆動機構を一部断面で示す正面図、第2
6図は回転駆動機構の縦断面図、第27図は回転駆動機
構の一部を一部断面で示す横断平面図、第28図は回転
駆動機構の一部の側面図、第29図と第30図は互いに
異なる作動態様の回転駆動機構の一部の横断平面図、第
31図はツェッパジョイントの斜視図、第32図はツエ
ツパジョイントの分解斜視図である。 1・・・ツェッパジョイント、4・・・外輪、5・・・
ケージ、6・・・内輪、7.7a〜7.【・・・ボール
、8・・・ボール溝、9・・・開口窓、10・・・ボー
ル溝、15・・・ボール組付装置、16・・・外輪保持
手段、37・・・ヘッドユニット、42・・・シャフト
部材、65・・・傾動機構、70・・・ケージ押えアー
ム、83・・・ケージ付勢手段、85・・・ボール打込
機構、120・・・回転駆動111JR1151,15
2・・・ストッパ、153・・・ストッパアーム、15
4・・・中間ストッパ機構。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)外輪とケージおよび内輪からなるアセンブリにボ
    ールを1個ずつ組付けるための方法であって、 上記外輪内の所定位置に挿入された1個目のボールに対
    し180゜反対側に位置するボール溝に2個目のボール
    を挿入する第1のボール挿入工程と、上記1個目または
    2個目のボールに対し60゜隣りに位置するボール溝に
    3個目のボールを挿入する第2のボール挿入工程と、上
    記3個目のボールに対し180゜反対側に位置するボー
    ル溝に4個目のボールを挿入する第3のボール挿入工程
    と、残り2箇所のボール溝のうちの一方に5個目のボー
    ルを挿入する第4のボール挿入工程と、上記5個目のボ
    ールに対し180゜反対側に位置する最後のボール溝に
    6個目のボールを挿入する第5のボール挿入工程とを具
    備し、 かつ上記各ボール挿入工程は、ケージと内輪を外輪に対
    しボールを挿入可能な角度まで傾ける工程と、ケージの
    開口窓と内輪のボール溝にボールを供給する工程と、ボ
    ール供給後の内輪とケージを元の位置に戻す工程とから
    なることを特徴とするツェッパジョイントのボールの組
    付方法。
  2. (2)外輪とケージおよび内輪からなるアセンブリを所
    定位置に保持する外輪保持手段と、上記外輪内に組込ま
    れているケージと内輪を外輪に対しボールを挿入可能な
    角度まで傾ける傾動機構と、ケージの開口窓と内輪のボ
    ール溝とに1個のボールを供給するボール打込機構と、
    上記外輪を少なくとも60゜の角度ずつ軸回りに回転さ
    せる回転駆動機構と、ボール挿入後のケージと内輪を元
    の位置に戻す際にケージに戻し方向の補助力を与えるケ
    ージ付勢手段とを具備したことを特徴とするツェッパジ
    ョイントのボールの組付装置。
JP2005636A 1990-01-12 1990-01-12 ツェッパジョイントのボールの組付方法および組付装置 Expired - Fee Related JPH0829466B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005636A JPH0829466B2 (ja) 1990-01-12 1990-01-12 ツェッパジョイントのボールの組付方法および組付装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005636A JPH0829466B2 (ja) 1990-01-12 1990-01-12 ツェッパジョイントのボールの組付方法および組付装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03213230A true JPH03213230A (ja) 1991-09-18
JPH0829466B2 JPH0829466B2 (ja) 1996-03-27

Family

ID=11616630

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005636A Expired - Fee Related JPH0829466B2 (ja) 1990-01-12 1990-01-12 ツェッパジョイントのボールの組付方法および組付装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0829466B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102004062662A1 (de) * 2004-12-24 2006-07-06 Volkswagen Ag Beschickungsvorrichtung für Gleichlaufgelenke und Kugellager sowie Beschickungsverfahren
CN110159665A (zh) * 2019-06-04 2019-08-23 泛亚电子工业(无锡)有限公司 保持架自动装球机及其装配方法
EP3978771A1 (en) * 2020-09-23 2022-04-06 NTN Corporation Automatic assembly apparatus and automatic assembly method for fixed type constant velocity universal joint

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6237519A (ja) * 1985-08-09 1987-02-18 Ntn Toyo Bearing Co Ltd 等速ボ−ルジヨイントの自動組立方法

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6237519A (ja) * 1985-08-09 1987-02-18 Ntn Toyo Bearing Co Ltd 等速ボ−ルジヨイントの自動組立方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102004062662A1 (de) * 2004-12-24 2006-07-06 Volkswagen Ag Beschickungsvorrichtung für Gleichlaufgelenke und Kugellager sowie Beschickungsverfahren
CN110159665A (zh) * 2019-06-04 2019-08-23 泛亚电子工业(无锡)有限公司 保持架自动装球机及其装配方法
CN110159665B (zh) * 2019-06-04 2024-03-15 泛亚电子工业(无锡)有限公司 保持架自动装球机及其装配方法
EP3978771A1 (en) * 2020-09-23 2022-04-06 NTN Corporation Automatic assembly apparatus and automatic assembly method for fixed type constant velocity universal joint

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0829466B2 (ja) 1996-03-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH03213230A (ja) ツェッパジョイントのボールの組付方法および組付装置
US3920130A (en) Part Loader
JP2688637B2 (ja) ツェッパジョイントの自動組立機
JPH0365039B2 (ja)
JPH03190630A (ja) ツェッパジョイントのケージと内輪の組付方法および組付装置
JP2788842B2 (ja) 軸部品の挿入案内方法およびその装置
JPS6359559B2 (ja)
JP2739308B2 (ja) 部品挿入装置
JPH0822485B2 (ja) 等速ボ−ルジヨイントのボール挿入装置
JPS6234503B2 (ja)
JPH05162029A (ja) スプライン軸の圧入装置
JPH03256628A (ja) ツェッパジョイントの自動組立機
JPS6211977B2 (ja)
JPS6236815B2 (ja)
JP2732784B2 (ja) 部品圧入装置
JP3356030B2 (ja) ストラットのアッパシート組付装置
JPS5929491A (ja) プリント基板用電子部品插入機のインサ−シヨンチヤツク
JPS59101893A (ja) プリント基板用電子部品插入機のインサ−シヨンチヤツク
JP3651095B2 (ja) 部品組付ロボット
JPH0832388B2 (ja) ツェッパジョイントのケージアセンブリと外輪の組付方法および組付装置
JP2000202726A (ja) ディファレンシャルギヤの組付方法及び組付装置
JPH03213247A (ja) 2位置切換割出装置
JPH0653033U (ja) 歯車挿入装置
JP2000117561A (ja) ワーク組付装置およびワーク組付方法
JPH04105827A (ja) Oリングの自動挿着装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees