JPH0653033U - 歯車挿入装置 - Google Patents

歯車挿入装置

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JPH0653033U
JPH0653033U JP9366792U JP9366792U JPH0653033U JP H0653033 U JPH0653033 U JP H0653033U JP 9366792 U JP9366792 U JP 9366792U JP 9366792 U JP9366792 U JP 9366792U JP H0653033 U JPH0653033 U JP H0653033U
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JP
Japan
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gear
suction cylinder
suction
shaft
sensor
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Withdrawn
Application number
JP9366792U
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English (en)
Inventor
重弥 千村
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optic Co Ltd
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Publication date
Application filed by Olympus Optic Co Ltd filed Critical Olympus Optic Co Ltd
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Publication of JPH0653033U publication Critical patent/JPH0653033U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 歯車を損傷させず、噛合される被組立対象物
側の歯車を回転させずに組み付けする。 【構成】 第2の歯車52を吸着保持する先端部材27
を備えた吸着筒19は、軸3およびモータ4により、上
下動および回転可能である。センサ34は、リング24
により吸着筒19の上下位置を検出する。第1の歯車に
第2の歯車を上から挿入した際、吸着筒19が所定位置
まで下降し、挿入完了したことをセンサ34で確認す
る。一方、挿入不良のときは、吸着筒19が下降でき
ず、これをセンサ34で検出した場合、一旦吸着筒19
を上昇させて、微小角度回転させた後、再度下降させて
挿入を行う。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、歯車機構における歯車同士を自動で組み付けする歯車挿入装置に関 する。
【0002】
【従来の技術】
従来、水平状態にある第1の歯車に対して、これと噛合する第2の歯車を上方 から噛み合わせて自動組み付けを行う歯車挿入装置として、例えば特開昭64− 51236号公報に開示されるものがある。
【0003】 この歯車挿入装置は、図6に示すようなもので、既に取り付けられている第1 の歯車61は水平状態に配置され、これと噛合する第2の歯車62は、吸着筒6 3に吸着保持される。吸着筒63は、吸着筒保持部材64に回転可能に支持され 、この吸着筒保持部材64に取り付けられたモータ65により歯車66,67を 介して正逆方向に回転される。また、吸着筒保持部材64は、案内板68に案内 されながら、シリンダ69により上下動可能に設けられている。この装置では、 第1の歯車61に対し、第2の歯車62をシリンダ69の駆動により上方から接 近(下降)させるとともに、第2の歯車62を回転させながら、仮想線62aで 示すように軸70に挿入させ、第1および第2の歯車61,62の噛み合わせを 行う。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上記従来の歯車挿入装置では、第2の歯車62を回転させながら、第 1の歯車61に上から押し付けて行くため、モールド成形された歯車61に上か ら押し付けて行くため、モールド成形された歯車などでは歯車61,62の歯が 欠けてしまったり、つぶれてしまうことがあった。また、噛み合わせの際に、第 2の歯車62の回転力が第1の歯車61に伝わり、第1の歯車61を有する被組 立対象物に回転力が伝わって何らかの動作をさせてしまうことがあり、後の組立 工程に影響を及ぼし、組み立てを中断せざるを得なくなることもあった。
【0005】 本考案は、かかる従来の問題点に鑑みてなされたもので、歯車を損傷させるこ となく、また噛合される被組立対象物側の第1の歯車を回転させずに組み付けす ることができる歯車挿入装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本考案は、第1の歯車を水平状態とし、これと噛 合する第2の歯車を下端にて吸着保持可能でかつ上下動および回転可能な吸着部 材を設け、第1の歯車に対して第2の歯車を上方から噛み合わせて自動組み付け を行う歯車挿入装置において、前記吸着部材の上下方向位置を検出する検出部材 を備えることとした。
【0007】
【作用】
上記構成の本考案の歯車挿入装置においては、第1の歯車に第2の歯車を上か ら挿入した際、噛み合わせが完全に行えたことを検出部材にて確認する。噛み合 わせが行えた場合には、第2の歯車を吸着保持する吸着部材が所定位置まで下降 するため、検出部材により吸着部材の上下方向位置を確認すればよい。一方、噛 み合わせが行えなかった場合には、吸着部材が所定位置まで下降できず、これを 検出部材にて検出した場合、一旦吸着部材を上昇させて、微小角度回転させた後 、再度下降させて挿入を行う。
【0008】 このようにすれば、歯車を損傷させることなく、また歯車に回転力を伝えるこ となく、挿入作業を行うことができる。
【0009】
【実施例1】 図1は本考案の一実施例を示すもので、上下動可能な軸3の下端には、連結板 2を介してL板1が固設されている。そして、このL板1の一端には、取付けボ ルト5によりモータ4が取り付けられている。モータ4の軸はプーリー6に連結 され、L板1の上面には、プーリー6とベルト7とプーリー12とからなる巻掛 け伝動機構が設けられている。プーリー12は、鉛直方向に延在する回転軸8に 連結されており、この回転軸8は、L板1の下面に取り付けられたケーシング1 1にベアリング9,10を介して回転可能に保持され、モータ4の駆動により間 欠的に回転されるようになっている。13は、ベアリング9を回転軸8に保持す るためのEリングである。
【0010】 また、回転軸8の下端には、ビス15,16により連結用軸14を介して吸着 筒保持部材17が取り付けられている。この吸着筒保持部材17の下端にある吸 着部Aの拡大図を図2に示す。吸着筒保持部材17の下端には、吸着筒19の上 部が摺動自在に挿入保持されており、この吸着筒19と連結用軸14との間には ばね18が弾装されている。吸着筒19の下部外周にはベアリング22,25を 介してリング24が取り付けられている。そして、リング24には、継手23を 介して図示を省略した真空発生装置のエアホース36が連通接続されている。2 6は、ベアリング22,25を吸着筒19に取り付けるためのEリングである。 なお、リング24は、吸着筒19が回転しても、ベアリング22,25があるた めに一定の位置で常に静止していることが可能である。
【0011】 さらに、吸着筒19の下端には、先端部材27が固着されており、この先端部 材27の下端で第2の歯車52を真空吸着できるようになっている。また、先端 部材27および吸着筒19の軸心には、第2の歯車52をピックアップする際に ガイドとなり、第2の歯車52の軸穴に挿入されるピン28が設けられている。 ピン28の上端には、吸着筒19の内面を摺動自在なピン座21が一体に取り付 けられ、ピン28の下端は先端部材27の下端部に嵌合されている。そして、ピ ン座21の上部と連結用軸14との間には、ピン座21を下方に押圧するばね2 0が介挿されている。
【0012】 一方、前記ケーシング11には、センサ板31が取り付けられており、このセ ンサ板31の下端にはホルダ32が取り付けられている。そして、ホルダ32に は、吸着筒19の上下動(上下位置)を検出するためのセンサ34がビス33に より固設されている。センサ34は棒状であり、検知部は下端側方に設けられて いる。
【0013】 このような構成の歯車挿入装置により、第1の歯車51に対し、第2の歯車5 2が正しく噛み合ってい挿入された場合の状態を図3に示す。また、この時の歯 車挿入装置の状態が図2に示す状態である。第1の歯車51に対し、第2の歯車 52が正しく噛み合って挿入されると、センサ34の光軸34aとリング24の エッヂ24aとが一致し、センサ34が反応し、この装置の制御部は挿入完了と 判断する。
【0014】 これに対し、図5に示すように、第2の歯車52の挿入を試みても第1の歯車 51と第2の歯車52とが噛み合わない場合が生じる。この時の歯車挿入装置の 状態が図4に示す状態である。第1の歯車51と第2の歯車52とが噛み合って いないため、吸着筒19が押し上げられる。すると、リング24のエッヂ24a は、センサ34の光軸34aからはずれる。したがって、センサ34は反応せず 、この装置の制御部は挿入不良と判断する。ここで、連結用軸14と吸着筒19 との間に弾装されたばね18は、ごく弱い力で吸着筒19を下方に押し付けてい るため、歯車の歯が僅かでも重なっていれば挿入不良と判断し、無理に第2の歯 車52を押し込んでしまうことがない。
【0015】 挿入不良と判断した後、軸3の作用により装置全体が上昇する。その後、モー タ4の駆動により回転軸8および吸着筒19等を微小角度回転させる。これによ り、第2の歯車52も微小角度回転し、第1および第2の歯車51,52の状態 は図3に示すようになる。この状態で、再度噛み合い挿入を試みると挿入が可能 となる。
【0016】 上記2度目の挿入で両歯車51,52が噛み合わない場合でも、上記動作を数 回行うことによって挿入が可能となる。
【0017】
【考案の効果】
以上のように、本考案の歯車挿入装置によれば、噛み合わせを行う両歯車を損 傷させることなく、また回転させながら組み付けるのではないため、被組立対象 物を作動させずに歯車を挿入することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の歯車挿入装置の一実施例を示す一部を
破断した正面図である。
【図2】図1に示す装置の挿入完了状態の要部縦断面図
である。
【図3】歯車の噛み合い完了状態を示す平面図である。
【図4】図1に示す装置の挿入不良状態の要部縦断面図
である。
【図5】歯車の噛み合い不良状態を示す平面図である。
【図6】従来の歯車挿入装置を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 L板 3 軸 4 モータ 8 回転軸 11 ケーシング 14 連結用軸 17 吸着筒保持部材 19 吸着筒 23 継手 24 リング 27 先端部材 28 ピン 31 センサ板 32 ホルダ 34 センサ 51,61 第1の歯車 52,62 第2の歯車

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の歯車を水平状態とし、これと噛合
    する第2の歯車を下端にて吸着保持可能でかつ上下動お
    よび回転可能な吸着部材を設け、第1の歯車に対して第
    2の歯車を上方から噛み合わせて自動組み付けを行う歯
    車挿入装置において、前記吸着部材の上下方向位置を検
    出する検出部材を備えたことを特徴とする歯車挿入装
    置。
JP9366792U 1992-12-29 1992-12-29 歯車挿入装置 Withdrawn JPH0653033U (ja)

Priority Applications (1)

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JP9366792U JPH0653033U (ja) 1992-12-29 1992-12-29 歯車挿入装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP9366792U JPH0653033U (ja) 1992-12-29 1992-12-29 歯車挿入装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0653033U true JPH0653033U (ja) 1994-07-19

Family

ID=14088755

Family Applications (1)

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JP9366792U Withdrawn JPH0653033U (ja) 1992-12-29 1992-12-29 歯車挿入装置

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