JP3273072B2 - 組合せワークの圧入装置 - Google Patents

組合せワークの圧入装置

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JP3273072B2 JP02614693A JP2614693A JP3273072B2 JP 3273072 B2 JP3273072 B2 JP 3273072B2 JP 02614693 A JP02614693 A JP 02614693A JP 2614693 A JP2614693 A JP 2614693A JP 3273072 B2 JP3273072 B2 JP 3273072B2
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文雄 加藤
保則 橋本
安博 内村
利弘 木次
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば車両の変速機の
カウンタシャフトに、ローギア、ブロッキングリング、
ハブ等の仮組みした部品を組み付けるための圧入装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車両の変速機の構成部品であるカ
ウンタシャフトには、各種変速ギアとかシンクロナイザ
リング等の部品が組み付けられているが、このような部
品の組付け方法として部品をシャフトに1つずつ組み付
けてゆく方法と、予め所定個数の部品を仮組みしてシャ
フトに組み付ける方法がある。そして、例えばカウンタ
シャフトにローギア、ブロッキングリング、シンクロナ
イザハブ等の部品を組み付ける場合は、例えばローギア
に圧入されるダンパリングの凸部とブロッキングリング
に設けられた凹部を合せ、且つブロッキングリングとシ
ンクロナイザハブ間の位相を合せる等、各部品同士の位
相関係を維持しながら組み付ける必要があり、更にこれ
ら各部品をシャフトに組み付ける際は、シャフトのセレ
ーションと部品のセレーションを合せながら圧入する必
要もあることから、通常の手順では単品ずつ組み込んで
いく方法が一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ように単品ずつ組み込む手順では手間がかかり作業性が
悪いという問題があるのみならず、各組付け工程毎に作
業場を必要とするためスペース的にも問題があり、しか
も多数の装置を必要とするという不具合があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め、本発明はシャフトを回転自在に支持するシャフト受
台と、組合せ部品を保持して下降する保持手段と、組合
せ部品をシャフトに圧入すると共に組合せ部品とシャフ
トとの相対位置を維持するシャフトのセンタ出し機構を
設けた圧入手段と、組合せ部品とシャフトの位相を合せ
るためにシャフトを回転させる回転手段と、シャフトに
圧入された組合せ部品間の位相を合せる位相合せ手段を
備えた
【0005】
【作用】予め位相合せを必要とする部品同士を仮組み
し、この仮組みした組合せ部品を一体にシャフトに圧入
する。この際、組合せ部品とシャフトのセレーション等
の位相合せは回転手段によってシャフト側を回転させる
ことで行い、又、圧入した後は位相合せ手段によって各
部品間の位相合せを行う。又、圧入手段にシャフトのセ
ンタ出し機構を設けることで、組合せ部品とシャフトの
相対位置が正確に維持され圧入が確実に行える。
【0006】
【実施例】本発明の組合せワークの圧入装置の実施例に
ついて添付した図面に基づき説明する。図1は本発明の
圧入装置の正面図、図2は図1のX視の側面図である。
【0007】本発明のワークの圧入装置は1は、図1に
示すように、車両の変速機のカウンタシャフトSにロー
ギアG、ブロッキングリングR、シンクロナイザハブH
等を仮組みしてなる組合せ部品としてのサブアッシーW
を圧入する装置として構成され、基台2の昇降パレット
3上に設けられたシャフト受台4と、このシャフト受台
4に縦向きに載置したカウンタシャフトSを垂直軸廻り
に回転させるシャフト回転機構5と、サブアッシーWを
保持する保持機構6と、サブアッシーWをシャフトSに
圧入する圧入機構7と、圧入されたサブアッシーWの位
相を合せる位相合せ機構8を備えている。
【0008】つまり、シャフト受台4はカウンターシャ
フトSの一端側を支持し該シャフト受台4に対して回転
自在な円盤状の回転台9を備え、この回転台9の外周に
はギア歯部が形成されている。
【0009】又、カウンタシャフトSの所定部にはセレ
ーション部が形成され、且つシャフト受台4に支持され
た状態で上端側の端面には凹部cが設けられている。
【0010】シャフト回転機構5は、図1のA―A線断
面図である図3にも示すように、基台2に取り付けられ
たシリンダユニット10と、このシリンダユニット10
に連結されるスライド板11を備え、このスライド板1
1が基台2側のレール12に沿って進退自在とされてい
る。
【0011】そして、このスライド板11には駆動モー
タ13(図1)が取り付けられるとともに、ギアヘッド
14を介して延出する出力軸には駆動ギア15が設けら
れ、アイドルギア16を介して被動ギア17が噛合して
いる。そして、この被動ギア17が前記回転台9のギア
歯部に対して噛合可能とされている。
【0012】従って、シリンダユニット10の作動によ
ってスライド板11が前進し、被動ギア17が回転台9
外周の歯部に噛合した状態で駆動モータ13が回転する
と、シャフトSは垂直軸廻りに回転する。
【0013】次に保持機構6について、図1のB―B線
断面図である図4をも参照しつつ説明する。
【0014】保持機構6は、図1に示すように、基台2
に取り付けられた昇降シリンダユニット20と、このシ
リンダユニット20に取り付けられた昇降体21を備
え、この昇降体21は基台2側のレール22に沿って昇
降自在とされている。
【0015】そして、この昇降体21の下端側先端部に
は、図4に示すように各クランプシリンダユニット2
3、23によって水平方向に開閉自在な一対の保持部材
24、24が設けられ、ガイドバー25、25に沿って
摺動自在とされている。
【0016】又、この保持部材24は、図2に示すよう
に前記組み合わされたサブアッシーWの各構成部品を確
実に把持しうるよう、内面側が凹凸の張出し形状をして
おり、最下端部の張出部でサブアッシーWの下面を支持
出来るようにされている。
【0017】圧入機構7は、圧入部30とセンタ出し部
31からなる。
【0018】圧入部30は、基台に取り付けられた圧入
用シリンダユニット32と、このロッド先端に取り付け
られる圧入筒33を備え、この圧入筒33と一体に構成
された左右の垂直ガイドバー34が各ガイド部材35に
沿って摺動自在とされている。
【0019】又、この圧入筒33の前面側には縦向きの
スリット孔33aが設けられ、図2に示すように、この
スリット孔33aを介して外部から圧入筒33の内部に
向けて延出アーム36が延出している。
【0020】すなわち、この延出アーム36の筒内の延
出端部にはセンタ出し部材37が設けられるとともに、
筒外の基端側は上下動シリンダユニット38に連結され
ている。又、センタ出し部材37の下端側は先細りとな
り、前記シャフトSの上端面の凹部cに入り込むことが
出来るようにされている。
【0021】従って、センタ出し部材37が降下して先
端部をシャフトSの凹部cに入り込ませることによって
シャフトSのセンタ出しが行われる。又、スリット孔3
3aによって、圧入筒33はその後更に降下を続けるこ
とが出来る。又、圧入筒33の下端面はサブアッシーW
の上面を押圧可能とされている。
【0022】次に位相合せ機構8について、図1のC―
C線断面図である図5、及び図1のD視図である図6を
も参照しながら説明する。
【0023】位相合せ機構8は基台2に取り付けられた
シリンダユニット40と、このシリンダユニット40に
連結されるスライド体41を備え、このスライド体41
は基台2側のレール42に沿って進退動自在とされてい
る。
【0024】そして、このスライド体41の先端にはロ
ータリーアクチュエータ43が設けられ、このロータリ
ーアクチュエータ43の出力軸には位相合せギア44が
設けられている。
【0025】又、この位相合せギア44には、図6に示
すようにスプリング45が取り付けられ、このスプリン
グ45の他端側はスライド体41側に取り付けられてい
る。更に、この位相合せギア44には、半径方向に張出
す係合部材46が設けられており、この係合部材46は
スライド体41に設けられたストッパ部材47に当接可
能にしている。
【0026】又、ロータリーアクチュエーター43の上
部には、回転角を検出するマイクロフォトセンサ48を
設け、所定の角度範囲内でのみ駆動力を伝達するように
している。
【0027】従って、ロータリーアクチュエータ43に
よって位相合せギア44は所定角回転すると、駆動力の
伝達が解かれてギア44はストッパ部材47に当接する
までスプリング45によって反転し、これを繰り返す。
つまり、正回転と逆回転を小周期で繰り返す。
【0028】そして、この位相合せギア44は、例えば
サブアッシーWのうちローギアGに噛合可能となり、ロ
ーギアGとブロッキングリングRの間の位相合せを行
う。つまり、例えばローギアG側に圧入されるダンパリ
ングに形成されている複数箇所の凸部を、ブロッキング
リングRの対応する複数の凹部に填め込めて位相合せす
るためである。
【0029】以上のような組合せワークの圧入装置の実
施例について添付した図面に基づき説明する。
【0030】シャフト受台4の回転台9にカウンタシャ
フトSを位置決めし、昇降パレット3を持ち上げて所定
位置にセットする。一方、各構成部品を組合せたサブア
ッシーWを保持機構6の保持部材24で保持する。
【0031】次いでシャフト回転機構5の駆動モータ1
3によって被動ギア17を回転させながらシリンダユニ
ット10の作動によってスライド板11を前進させ回転
台9の外周の歯部に噛合させるとともに、前記圧入機構
7の圧入筒33とセンタ出し部材37、並びに保持部材
24を降下させる。
【0032】このため、シャフトSはセンタ出し部材3
7と回転台9によって両端支持されるとともに垂直軸廻
りに回転し、シャフトS外面のセレーション部とサブア
ッシーWのセレーション部が合致して、嵌合可能な状態
となる。
【0033】そして圧入筒33がサブアッシーWを圧入
しながら降下し、圧入が終えると再び上昇する。又、前
記シャフト回転機構5もセレーション合せが終えた時点
で原位置に復帰している。
【0034】次に今度は位相合せ機構8が前進し、位相
合せギア44がサブアッシーWの構成部品の1つである
ローギアGに噛合する。
【0035】そして、前記要領で位相合せギア44を交
互に正・逆回転させることで、サブアッシーW内の構成
部品間の位相を合せる。そして、それが終えると位相合
せギア44は後退し、一連の圧入作業が終了する。
【0036】
【発明の効果】以上のように本発明の圧入装置は、シャ
フトに対して組合せワークを圧入するようにし、その
際、シャフトを回転させる回転手段を設けるようにした
ため、例えばセレーションを合せながら圧入するような
際も円滑に組み付けることが出来る。又、その後位相合
せ手段によって組合せワークの位相も合せるようにして
いるため、確実な組付けが可能となる。そして、圧入手
段にセンタ出し機構を設けることで圧入作業は一層容易
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の圧入装置の正面図
【図2】図1のX視の側面図
【図3】図1のA―A線断面図
【図4】図1のB―B線断面図
【図5】図1のC―C線断面図
【図6】図1のD視図
【符号の説明】
1 圧入装置 4 シャフト受台 5 シャフト回転機構 6 保持機構 7 圧入機構 8 位相合せ機構 31 センタ出し部 S カウンタシャフト W サブアッシー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木次 利弘 三重県鈴鹿市平田町1907番地 本田技研 工業株式会社 鈴鹿製作所内 (72)発明者 秋永 芳彦 三重県鈴鹿市平田町1907番地 本田技研 工業株式会社 鈴鹿製作所内 (56)参考文献 特開 平2−116433(JP,A) 特開 平2−76644(JP,A) 特開 平1−164863(JP,A) 特開 平4−82630(JP,A) 特開 昭63−134385(JP,A) 特開 昭63−196331(JP,A) 特開 平4−322922(JP,A) 特開 平5−162029(JP,A) 実開 昭63−32727(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23P 19/00 - 21/00 F16H 55/17

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 位相合せを必要とする部品を予め仮組み
    し、この仮組みした組合せ部品を一体でシャフトに組み
    付けるための圧入装置であって、シャフトを回転自在に
    支持するシャフト受台と、組合せ部品を保持して下降す
    る保持手段と、組合せ部品をシャフトに圧入すると共に
    組合せ部品とシャフトとの相対位置を維持するシャフト
    のセンタ出し機構を設けた圧入手段と、組合せ部品とシ
    ャフトの位相を合せるためにシャフトを回転させる回転
    手段と、シャフトに圧入された組合せ部品間の位相を合
    せる位相合せ手段を備えたことを特徴とする組合せワー
    クの圧入装置。
JP02614693A 1993-01-21 1993-01-21 組合せワークの圧入装置 Expired - Fee Related JP3273072B2 (ja)

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