JPH03190092A - 放電灯点灯装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 本発明は、高周波インバータによって放電灯を点灯させ
る放電灯点灯装置に関わり、特に放電灯始動時の調光点
灯制御に関するものである。

（ロ）従来の技術 放電灯点灯装置において、例えば特開昭６２−２４ｉ２
９５号記載のように放電灯の始動に誘導素子と容量素子
の直列共振回路を利用する方式がある。この方式は、例
えば第３図に示すように直流電源１、高周波インバータ
２、誘導素子３、容量素子４、放電灯５で構成される。

第３図において、直流電源１の出力を高周波インバータ
２によって高周波電圧に変換し、誘導素子３と容量素子
４の直列共振回路７と、容量素子４に並列に接続された
放電灯５に電力を供給する。ここで、高周波インバータ
２はその出力周波数を始動状態に応じて変化させる機能
を有する。第４図は、直列共振回路７の出力特性を示し
、縦軸は容量素子４の電圧及び電流、すなわち放電灯５
に印加される電圧及び電極の余熱電流を表わし、横軸は
周波数を表わしている。この方式では、放電灯点灯装置
の始動開始周波数ｆ１を直列共振周波数ｆ、より高くし
、発振周波数を直列共振周波数ｆ０に次第に近づけて十
分予熱を行い、高い端管電圧を発生させて、放電開始周
波数ｆ、で放電を開始した後、発振周波数を直列共振周
波数ｆ０より低い点灯維持周波数ｆ、に移動させて全光
点灯を維持する。

また、全光点灯より照度を低くした調光点灯では、発振
周波数を調光周波数ｆ４まで上昇させて、放電灯に流れ
る電流を少なくすることで、点灯状態を維持する。

（ハ）発明が解決しようとする課題 従来、放電灯始動時に調光する場合、発振周波数を点灯
維持周波数ｆ、で全光点灯し、放電灯を十分予熱してか
ら、発振周波数を調光周波数ｆ。

まで上昇させて調光点灯していた。しかし、周囲温度が
低い場合にも十分な予熱を行うためには予熱時間を長く
する必要があり、調光点灯までに時間がかかるという問
題点があった。

（ニ）課題を解決するための手段 本発明の放電灯点灯装置は、上記問題点を解決するため
に成したもので、直流電源と、この直流電源の出力を高
周波電圧に変換する高周波インバータと、誘導素子と容
量素子による直列共振回路と、放電灯からなり、前記高
周波インバータの発振周波数を、前記直列共振回路の共
振周波数より高い始動開始周波数で予熱した後、前記直
列共振回路の共振周波数より高く始動開始周波数より低
い放電開始周波数まで、連続的に変化させて放電灯を点
灯させ、その後、前記直列共振回路の共振周波数より低
い点灯維持周波数まで連続的に変化させるようにし、さ
らに前記点灯維持周波数より高い調光周波数で調光が行
なえるようにすると共に、前記始動開始周波数で予熱す
る予熱時間を、周囲温度が高い場合には、短くし、周囲
温度が低い場合には、予熱時間を長くしたことを特徴と
している。

（ホ）作　用 上記の構成により、周囲温度が高い場合には予熱時間が
短くなって調光点灯までの時間が短縮し、周囲温度が低
い場径には、予熱時間が長くなって確実に調光点灯を行
なう。

従って、周囲温度によって予熱時間が変わるために、常
に最短時間で調光点灯が行えるとともに、低温時におい
ても、確実な調光点灯か可能である。

（へ）実施例 第１図に、本発明の一実施例を示す。第３図と共通なも
のは同じ番号で示し説明を省略する。

第１図において、集積回路素子■ＣＩはたとえテキサス
・インスツルメンツ社製のＴＬ−４９４型集積回路素子
で、該集積回路素子は接続されるコンデンサと抵抗によ
ってその発振周波数が決まり、駆動回路６を介して高周
波インバータ２を動作させる。第２図は、発振周波数の
始動時における変化を示している。

第１図と第２図によって実施例の動作を説明する。

電源が投入されると、コンパレータＣＰＩの＋側に接続
されたサーミスタＴＨ，、コンデンサＣ１に、電圧ＶＣ
Ｃが加わりコンパレータＣＰＩの＋側の電圧は次第に上
昇する。コンパレータＣＰＩはオープンコレクタ出力で
あり、この電圧が基準電圧Ｖ１に達するまではコンパレ
ータＣＰＩの出力はグランドレベルで、集積回路素子Ｉ
ＣＩには抵抗Ｒ１と抵抗Ｒ２が並列に接続され、このと
きの発振周波数を始動開始周波数として第２図のｆ。

に設定する。また、コンパレータＣＰ２の一側モグラン
ドレベルとなるため、コンパレータＣＰ２の出力はオー
プンとなっている。

電源投入から時間ｔ１後、コンパレータＣＰＩの＋側の
電圧が基準電圧Ｖ、を上回るため、コンパレータＣＰＩ
の出力はオープンとなり、抵抗Ｒ１、コンデンサＣ１に
よって発振周波数は第２図のように次第に低下し、放電
開始周波数ｆ！に達して放電灯５が点灯した後、さらに
周波数は低下し、共振周波数ｆｎを通過して点灯維持周
波数ｆ。

どなる。ここで、コンパレータＣＰｌの出力がオープン
となると、コンパレータＣＰ２の一例の電圧は、調光ス
イッチＳ１が閉じているときは、グランドレベルであり
、コンパレータＣＰ２の出力はオーブンのままであるが
、調光スイッチＳ１が開いているときは、コンパレータ
ＣＰ２の一例に接続された抵抗Ｒ，コンデンサＣ４に、
電圧ＶＣＣが加わりコンパレータＣＰ２の一側の電圧は
次第に上昇する。この電圧が基準電圧Ｖ、に達すると、
コンパレータＣＰ２／）出力はグランドレベルとなり、
集積回路素子ＩＣＩには抵抗Ｒ１と抵抗Ｒ３が並列に接
続され、このときの発振周波数を調光周波数１４と設定
する。ここで、抵抗Ｒ１、コンデンサＣ４の時定数を、
抵抗Ｒ１，コンデンサＣ２の時定数より長くして、周波
数が、点灯維持周波数ｆ、に達した後に、第２図の時間
ｔ！で調光周波数ｆ４に変わるように設定する。

ここで、コンパレータＣＰＩの＋側に接続すれたサーミ
スタＴＨ８の働きについて説明する。

サーミスタＴ　Ｈ、は負特性で、温度が下がるとその抵
抗値が増加する。従って、低温時にはサーミスタＴＨ，
とコンデンサＣ３の時定数が長くなり、第２図の時間ｔ
７、ｔ、はそれぞれ時間【、゛、ｔ！に変化して、予熱
時間が長くなるため、低温時においても確実な始動が可
能となる。また、高温時にはサーミスタＴＨ，とコンデ
ンサＣ３の時定数が短くなり、時間１．　１．は、それ
ぞれ時間ｔ１、ｔ１″に変化して、予熱時間が短くなり
、調光点灯までの時間を短縮することができる。

（ト）発明の効果 本発明によれば、周囲温度によって予熱時間が変わるた
めに、常に最短時間で調光点灯が行えるとともに、低温
時においても、確実な調光点灯が可能となる放電灯点灯
装置を得ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の放電灯点□灯装置の一実施例の回路図
、第２図は同始動時における周波数の変化を示した図、
第３図は従来例の放電灯点灯装置の回路図、第４図は本
発明及び従来例の直列共振回路の出力特性図である。 １・・・直流電源、５・・・放電灯、６・・・高周波イ
ンバータ、ＴＨ，・・・サーミスタ。 第４図 時間− ｂ　　ｆ−ｂ　　ｂ　　ｆＩ　　。 而三良杖

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）直流電源と、この直流電源の出力を高周波電圧に
   変換する高周波インバータと、誘導素子と容量素子によ
   る直列共振回路と、放電灯からなり、前記高周波インバ
   ータの発振周波数を、前記直列共振回路の共振周波数よ
   り高い始動開始周波数で予熱した後、前記直列共振回路
   の共振周波数より高く始動開始周波数より低い放電開始
   周波数まで、連続的に変化させて放電灯を点灯させ、そ
   の後、前記直列共振回路の共振周波数より低い点灯維持
   周波数まで連続的に変化させるようにし、さらに前記点
   灯維持周波数より高い調光周波数で調光が行なえるよう
   にすると共に、前記始動開始周波数で予熱する予熱時間
   を、周囲温度が高い場合には、短くし、周囲温度が低い
   場合には、予熱時間を長くしたことを特徴とする放電点
   灯装置。