JPH03189898A - 自動販売機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、缶、　＊、ボトル商品などの各種商品を販売
する多セレクション併売の自動販売機に関する。

〔従来の技術〕

昨今では１台の自動販売機で缶入り商品５ｗＬ入り商品
、大形ボトル商品などの各種商品を販売する多セレクシ
ッン併売機が主流となっている。また、自動販売機の利
用者が立ったままの楽な姿勢で販売商品を取り出せるよ
うに、商品取出口を本体ケースの前面中段位置に設けた
ものも普及しつつある。

一方、サーペンタイン式商品ラックで代表されるように
棚内に収納した商品を下方に落下搬出する商品ラック（
「落下搬出式商品ラック」と定義する）に中継搬送用の
エレベータ機構を組合せ、商品ラックより庫内の底部に
落下搬出した商品をエレベータ機構に移載して上昇搬送
し、ケース本体の中段位置に開口する商品取出口へ導出
するようにした方式のものが既に公知である。なお、落
下搬出式商品ラックは比較的商品収容効率が高く、特に
小形缶商品のように落下衝撃で破損のおそれが少ない商
品の販売用に適している。

また、−別な搬出方式の商品ラックとしてチェーン４ｆ
ｌ構なとで駆動される水平コンベアに商品搬出ｍ楕を組
合せた商品ラック（「コンヘア式商品ラック」と定義す
る）を上下段に並べて設置し、かつ各段のコンヘア式商
品ラックにアクセスする中継搬送用のエレベータ機構を
組合せ、商品ラックから搬出した商品をエレベータ機構
により中継して商品取出口へ導出するようにしたものも
既に公知である。なお、このコンベア式商品ラックは商
品をソフトハンドリングで商品取出口まで送出すること
ができ、特に大形瓶商品などのように破損し易い商品の
販売用に適している。

そこで、前記した落下搬出式商品ラック、コンベア式商
品ラックの特長を生かして落下搬出式商品ランク、コン
ベア式商品ラック、および中継搬送用エレベータ機構を
組合せ、１台の自動販売機で小形缶商品、および大形瓶
商品を併売できるようにした多セレクシッン併売用の自
動販売機の開発が現在進められている。

〔発明が解決しようとする課題〕

ところで、前記のように落下式商品ラックとコンベア式
商品ラックとを組合せた多セレクシッン併売機を開発す
るに当たっては次記のような解決すべき課題がある。

すなわち、一つの試案として従来の落下搬出式商品ラッ
クとコンベア式商品ラックをそのまま庫内の左右に振り
分けて設置し、かつ双方の商品ラックの間に共通な商品
中継用エレベータ機構を配して各ラックから搬出した商
品を共通なエレベータ機構を介して中段位置の商品取出
口へ導出するようにした構成が考えられる。

かかる構成により、エレベータ機構をコンヘア式商品ラ
ック、および落下搬出式商品ランクの双方に共通利用で
きて機内構造の簡略化が図れるが、反面、落下搬出式商
品ランクから庫内底部に搬出した商品をエレベータ機構
に移載して上方の商品取出口まで上昇搬送するロスタイ
ムが加わって販売動作ζこ長い時間がかかるという難点
がある。

本発明は上記の点にかんがみなされたものであり、前記
した落下搬出式商品ラックとコンベア式商品ランクを組
合せた多セレクション併売機を対象に、落下搬出式商品
ラック、コンベア式商品ラック、並びにエレベータ機構
を巧みに配置、構成することにより、商品収容効率を低
めることなく、かつ各商品ラックから搬出した商品を中
段位置の商品取出口へロスタイムなく合理的に導出でき
るようにした自動販売機を提供することを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

上記課題を解決するために、本発明の自動販売機は、本
体ケースの辿内上部域に左右に並べて設置した落下搬出
式商品う・ンクと、庫内下部域に左右に振り分けて設置
した上下複数段のコンベア式商品ラックと、左右のコン
ベア式商品ラックの間ニ設置シタエレヘータ機構と、該
エレベータＩｆ１１で昇降移動操作される商品搬出シェ
ークを兼ねた中継搬送用の傾動式バケット機構と、落下
搬出式商品ラックより搬出した商品を前記のバケット機
構に導く移送手段とを備え、各商品ラックから搬出した
商品を全てバケット機構を経由して本体ケースの中段位
置に設けた商品取出口へ導出するよう構成するものとす
る。

また、前記の構成において、商品の防盗機能。

商品を商品取出口へ導出する際のガイド機能を持たせる
ために、バケット機構を水平姿勢、前傾姿勢に傾動可能
なトレー状のバケット本体き、バケット本体の傾動に連
動してバケット本体の左右両側縁に出没する防盗シャッ
タ兼用の傾動式シュータガイドと、バケット本体および
シュータガイドを一括して傾動操作するアクチエータと
で構成することができる。

〔作用〕

上記の構成で、まず、庫内上部に設！した落下搬出式商
品ラックの商品を遺灰した場合には、バケット機構のバ
ケット本体を前傾姿勢にしてエレベータ機構の操作で上
昇位置に待機させておく。

これにより商品ラックから下方へ落下搬出した商品はそ
の下方に位置する移送手段（水平コンベア式シュータ、
ないし固定の傾斜シュータ）を経て中央のバケット本体
に導かれ、ここがら前傾姿勢のバケット本体の斜面を滑
り落ちて直接商品取出口に導出される。

一方、コンベア式商品ラックの商品を選択した場合には
、バケット本体を水平姿勢にした上でエレベータ機構の
昇降操作により選択されたコンベア商品ラックの位置に
アクセスし、ここでコンヘア商品ラックから搬出された
商品を受容した後にバケット本体を上昇操作し、続いて
バケット本体を前傾姿勢に傾ける。これにより商品はバ
ケット本体の斜面を滑り落ちて商品取出口に導出される
。

このようにエレベータ機構で昇降操作される傾動式バケ
ット機構は、落下搬出式商品ラックおよびコンベア式商
品ランクの双方に対して共通な商品搬出シュータ、およ
び中継搬送機構として働き、各ラックから搬出した大小
サイズの各種商品を全てこのバケット機構を経由して中
段位置に設けた商品取出口へ導出することができる。し
かも落下搬出式商品ラックからの搬出商品は、搬出後に
機内で上昇搬送させることなく中段位置の商品取出口へ
導出できるのでそれだけ販売時間の短縮化が図れる。

また、バケット機構に付設したシュータガイドは、バケ
ット本体を前傾姿勢にして商品を商品取出口へ導出する
際に商品が不測にバケット本体から側方へ脱落するのを
防止する棚の役目を果たす他、販売待機状態でバケット
機構を商品取出口の背後位置に上昇させておくことによ
りシュータガイドが防盗シャッタとして機能し、商品取
出口から手を差し入れて棚内の収納商品を不正に持ち出
せないように働く。

〔実施例〕

以下本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。

まず、第１図、第２図において、Ｉは自動販売機の本体
ケース、２はその前面扉、３は前面扉２の中央位置に設
けた商品取出口である。また本体ケース１の庫内上部域
には左右に配列して複数基の落下搬出式商品ラック（例
えばサーペンタイン式商品ラック）４が設置されている
。また、庫内下部域には左右に振り分けて設置した上下
複数段のコンベア式商品ラック５と、左右のコンベア式
商品ラック５の間にバケット機構６を搭載したエレベー
タ機構７と、さらに左右のコンベア式商品ラック５の上
部にコンベア式シュータ８が配備されている。なお９は
商品であり、商品ラック４には小形缶商品が、商品ラッ
ク５には大形の缶。

瓶、ボトル商品が収納されている。

次に前記各要素の構造を個別に説明する。第３図は落下
搬出式商品ラック４としてのサーペンタイン式商品ラッ
クの構造を示すものであり、ラック内部には蛇行状のレ
ール４１．スターホイール式などの商品搬出機構４２を
備えている。ここで商品９は縦一列に並べてランク内に
収納されており、販売指令に基づいて商品搬出機構４２
を作動させることにより、最下位に並ぶ商品が下方へ自
重で落下搬出する。

一方、第４図はコンベア式商品ラック５の構造を示すも
のであり、ペンドモータ５１によりスプロケット、チェ
ーンを介して駆動されるエンドレスのキャタピラ式ベル
ト５２と、揺動式ゲートとしてなる商品搬出機１５３を
備えている。ここで商品９はベルト５２の上面に横一列
に並べて収納され、販売指令に基づいてベルト５２を矢
印方向に駆動しつつ商品搬出ＩＩｉ構５３のゲートを開
放することにより、最前列に並ぶ商品が前方に搬出され
る。

次に第５図ないし第７図にバケット機構６．およびエレ
ベータ機構７の構造を示す。まず、エレベータ機構は上
下のスプロケット間に張架したエンドレスチェーン７１
と、チェーンの駆動モータ７２を備え、前記チェーン７
１にバケット機構６を結合したものであり、モータ７２
の駆動でチェーン７１を介してバケット機構６を矢印Ａ
方向に昇降移動操作する。また、バケット機構６は第７
図に明示されているように、エレベータ機構７のチェー
ン７２に結合したフォーク状の基台６１と、該基台６１
のフォーク先端部に傾動可能にヒンジ結合されたトレー
状のバケット本体６２と、該バケット本体６２を下側か
ら包囲するように基台６１のフォーク根元部へ傾動可能
にヒンジ結合された断面Ｕ字形の防盗シャッタ兼用のシ
ュータガイド６３と、バケット本体６２とシュータガイ
ド６３とを一括して傾動操作するロータリー式アクチエ
ータ６４との組立体としてなり、組立状態でアクチエー
タ６４の操作ビン６４ａがバケット本体６２．シュータ
ガイド６３のピン穴６２ａ。

６３ａに係合している。

かかる構成で７クチエータ６４の操作ピン６４ａを時計
方向に回すと、第５図のようにバケット本体６２はヒン
ジを中心に上方へ傾動して前Ｉｌｉ姿勢となり、同時に
シュータガイド６３はヒンジを中心に上昇してその左右
より起立する側壁部がバケット本体６２の左右両側縁よ
り上方に突き出る。一方、第５図の状態からアクチエー
タ６４の操作ピン６４ａを反時計方向に回すと、第６′
図のようにバケット本体６２は水平姿勢に降下と同時に
、シュータガイド６３も下降してその左右の側壁部がバ
ケット本体６２の左右側縁よりも下方に後退する。

なお、第１図に示したコンベア式シュータ８は、その上
方に位置する商品ラック４がら落下搬出した商品を受は
止めた上で、庫内中央に位置する前記のバケット機構６
へ導くモータ駆動の水平移動式コンベアである。なお、
前記のコンベア式シュータ８に代えて通常の傾斜シュー
タを配備することもできる。

次に商品の販売動作について説明する。まず、販売待機
状態では、第５図のようにバケット機構６のバケット本
体６２を前傾姿勢にした上で、バケット機構６をエレベ
ータ機構７で上昇移動して商品取出口３（第１図参照）
の背後に停止しておく。

したがって、この状態では商品取出口３をバケット本体
６２とシュータガイド６３が塞ぐことになり、仮に商品
取出口より機内に手を差し入れようとしても、バケット
本体６２．シュータガイド６３が邪魔して手を差し入れ
ることがでず、特にシュータガイド６３の左右側壁部は
庫内の左右に設置したコンベア式商品ラック５に対して
防盗シャッタとして機能する。したがって商品取出口３
を通じて商品ラック内に収納されている商品を不正に持
ち出すことは不可能である。

また、正規の販売で第１図に示した庫内上部の落下搬出
式商品ラック４に収納されている商品を選択すると、第
８図に示すように商品ラック４から落下搬出した商品９
は先述のコンベア式シュータ８を経て上昇位置に前傾姿
勢で待機しているバケット機ｔｌＩ６のバケット本体６
２に導かれ、さらにバケット本体６２の傾斜面を転動し
てその前方に位置する商品取出口３に導出される。この
場合にバケット本体６２の左右両側縁にはシュータガイ
ド６３が突出しているので、商品９がバケット本体から
脱落するおそれなく商品取出口３へ導出される。

なお、商品ラック４が前後２列のコラムからなる場合に
は、後部コラムから搬出した商品を前記のコンベア式シ
ュータ８へ導くように背後に傾斜した固定式の補助シュ
ータ８１を設けるとよい。

一方、販売時に第１図に示した庫内下部に設置されてい
るコンベア式商品ラック５１例えば最下段の商品ラック
に収納されている商品を選択した場合には、まず第９図
に示すようにバケット機構６のバケット本体６２を水平
姿勢（第６図参照）にした上で、エレベータ機構７の操
作により下降移動してバケット機構６を最下段の商品ラ
ック５にアクセスし、商品ラック５から搬出した商品９
をバケット本体６２に受は渡す、なお、この状態ではシ
ュータガイド６３は下降しているので、商品ラック５か
らバケット本体６２へ移載される商品と干渉することは
ない、また、商品９がバケット本体６２に移載されると
、続いてエレベータ機構７の操作でバケット本体６２が
商品９と一緒に上昇移送し、上端位置に到達したところ
で第１０図のようにバケット本体６２を前傾姿勢に傾動
操作する。これにより商品９はバケット本体６２の傾斜
面を滑動してその前方の商品取出口３に導出される。

〔発明の効果〕 本発明の自動販売機は、以上説明したように構成されて
いるので、次記の効果を奏する。

（１）本体ケースの庫内上部域に左右に並べて設置した
落下搬出式商品ラックと、庫内下部域に左右に振り分け
て設置した上下複数段のコンベア式商品ラックと、左右
のコンベア式商品ラックの間に設置したエレベータ機構
と、該エレベータ機構で昇降操作される商品搬出シュー
タを兼ねた中継搬送用の傾動式バケット機構と、落下搬
出式商品ラックより搬出した商品を前記のバケット機構
に導く移送手段とを備えて構成したことにより、小形商
品から大形商品までの各種商品を収容効率よく収納しつ
つ、商品ラックから搬出した商品を本体ケースの前面中
段位置に設けた商品取出口へ導出して販売することが可
能であり、特に落下搬出式商品ラックから搬出した商品
については、機内での上昇搬送に要するロスタイムなし
に商品取出口へ導出できて販売時間の短縮化が図れる。

（２）また、上記構成におけるバケット機構を、水平姿
勢、前傾姿勢に傾動可能なトレー状のバケット本体と、
バケット本体の傾動に連動してバケット本体の左右両側
縁に出没する防盗シャッタ兼用の傾動式シュータガイド
と、バケット本体およびシュータガイドを一括して傾動
操作するアクチエータとで構成したことにより、販売時
における商品取出口への商品導出ガイド機能と併せて、
いたずらによる機内からの収納商品の不正な持ち出しを
阻止する防盗機能を持たせることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明実施例の機内構成を示す正面図、第２図
は前面扉の外観図、第３図、第４図はそれぞれ第１図に
おける落下搬出式商品ラック、コンベア式商品ラックの
構成概要図、第５図は第１図におけるバケット機構、エ
レベータ機構の外形斜視図、第６図はバケット機構の異
なる動作状態図、第７図はバケット機構の分解斜視図、
第８図は落下搬出式商品ラックに対する商品販売動作の
説明図、第９図および第１０図はコンベア式商品ランク
に対する商品販売動作の説明図である。図において、 ｌ：本体ケース、２：前面扉、３：商品取出口、４：落
下搬出式商品ラック、５：コンヘア式商品ランク、６：
バケット機構、６２：ノくケラト本体、６３；シュータ
ガイド、６４ニアクチエータ、７：エレベータ機構、８
：コンベア式シュータ、９：商第３ 側 第４１ 第８肥 第７図 第デ胆 第１０図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）本体ケースの庫内上部域に左右に並べて設置した落
   下搬出式商品ラックと、庫内下部域に左右に振り分けて
   設置した上下複数段のコンベア式商品ラックと、左右の
   コンベア式商品ラックの間に設置したエレベータ機構と
   、該エレベータ機構で昇降操作される商品搬出シュータ
   を兼ねた中継搬送用の傾動式バケット機構と、落下搬出
   式商品ラックより搬出した商品を前記のバケット機構に
   導く移送手段とを備え、各商品ラックから搬出した商品
   を全てバケット機構を経由して本体ケースの前面中段位
   置に設けた商品取出口へ導出するよう構成したことを特
   徴とする自動販売機。 ２）請求項１に記載の自動販売機において、バケット機
   構が、水平姿勢、前傾姿勢に傾動可能なトレー状のバケ
   ット本体と、バケット本体の傾動に連動してバケット本
   体の左右両側縁に出没する防盗シャッタ兼用の傾動式シ
   ュータガイドと、バケット本体およびシュータガイドを
   一括して傾動操作するアクチエータとからなることを特
   徴とする自動販売機。