JPH03189482A - ボールバルブ - Google Patents

ボールバルブ

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JPH03189482A
JPH03189482A JP1327372A JP32737289A JPH03189482A JP H03189482 A JPH03189482 A JP H03189482A JP 1327372 A JP1327372 A JP 1327372A JP 32737289 A JP32737289 A JP 32737289A JP H03189482 A JPH03189482 A JP H03189482A
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ball
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valve chamber
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Ikuo Yokoyama
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、半導体産業、バイオ・医療産業、食品産業お
よびその他の化学産業等(以下産業界と称す)で好適に
用いられるボールバルブに係り、とりわけ弁開時におい
て流体の滞留部分がなく、雑菌の発生等を阻止したボー
ルバルブに関する。
〔従来の技術〕
従来、産業界における液体の輸送ラインにおいては、弁
室内にボールを設け、それをシートリングを装着したユ
ニオンで挟み込んで構成したボールバルブや、内部に球
状空間を形成したケーシング内にボールを回転自在に配
設してポケットがないよう構成したポケットレスボール
バルブ等が使用されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来のボールバルブにふいては、弁が開状態で長期間、
通液する場合、弁室とボールとの間の空間と液体流路と
の間は完全に遮断されているため、この空間内に閉じ込
められた液体は完全な死液(滞留液)となり、雑菌の繁
殖等を防ぐことができない。
また、ポケットレスポールバルブは、ボール表面のほぼ
全面が摺動部であるため回転トルクが大きく、これをス
ムースに行うためにはボールおよび球状空間内面の加工
精度をよほどきびしくしなければならないし、また、微
視的に見れば、摺動部を有するため、ここに水が侵入し
た場合雑菌等の繁殖を防ぐことができない等の問題点が
ある。
本発明は、このような問題点を解決すべく考慮してなさ
れたもので、その目的は弁開時に液体の滞留部が全く存
在せず、弁の回転トルクが小さく、また、特殊な加工精
度等を必要としないボールバルブを提供することにある
〔課題を解決するための手段〕
本発明者は、前記従来技術の問題点に鑑み種々検討した
結果、弁開時に液体流路と前記弁室空間とを連通させ、
かつ弁室空間部に液体を流すことにより解決できること
を見出し本発明をなすに至った。すなわち、本発明は、
その実施例に対応する第1図にもとづいて説明すると、
弁室内に設けられたボール1の回動により弁の開閉を行
うボールバルブにおいて、該ボールバルブの流路(この
場合ボール1の流路3)内にオリフィス4を設け、かつ
、オリフィス4の上流側および下流側と弁室内空間8と
を結ぶ連通部5,6を設けたことを特徴とするボールバ
ルブを特徴とするものである。
本発明の第1の特徴であるオリフィスはボールバルブの
流路内に設けられるもので、その位置は上記したボール
の流路内に限定されず、バルブ本体やシートリングを保
持しているユニオン等に形成された流路内に設けてもよ
い。さらに該客演路内のどの位置でもよい。
又、第2の特徴である連通部5.6は、上記オリフィス
4の上流側と下流側にボールバルブ内の流路と弁本体の
弁室内空間とを連通ずるように設ければよい。従って、
該連通部は第1図に示されているごとくボール1に設け
るだけでなく、シートリングを保持している弁本体の一
部やユニオン等に設けてもよく、また、これらの組合せ
でもよく、特に限定されるものではない。いづれにして
も、該オリフィスと連通部とは自由な組合せによる設定
が可能で、好適なものを選択できる。ただし、該組合せ
は、ボールバルブのオン、オフ機能に支障のないように
しなければならないことは言うまでもない。
なお、本発明のボールバルブの材質は、金属、プラスチ
ックまたはセラミックス等のいずれでもよく、又、その
構造も片側ユニオンタイプあるいは両側ユニオンタイプ
で、かつ、各々ユニオンが弁本体にスライド嵌合、接着
、螺着されている各種タイプのいづれでもよく特に限定
されるものではない。
〔作 用〕
上記構成の本発明のボールバルブの作用を第1図にもと
づいて説明する。ボール1を回転して弁を開状態にする
と入口流路を通って、ボール1内の流路3に達した流体
は、オリフィス4を経て出口流路へと流出する。流体が
オリフィス4を通過する際、その上流側の圧力と下流側
の圧力との間に圧力差が発生する。すなわち、上流側の
圧力は下流側の圧力よりも大であるから、オリフィス4
より上流側の流体の一部は連通部5から弁室内空間8へ
と流れ込む。一方、オリフィス4より下流側の流体圧力
は上流側圧力よりも小となるから、前記弁室内空間8に
流れこんだ流体は、該空間8内をくまなく流れて連通部
6から押し出されて出口流路へと流出する。このように
オリフィス4は、流体を連通部5から弁室内空間8、連
通部6そして出口流路へと強制的に常に流出させる作用
をする。
一方、ボール1を90°回転させると弁は完全な閉状態
となる。
以上のような作用から、特に、弁室内空間8に存在する
流体も常に出口流路へ流出して行くため、該空間8に流
体が滞留することが全くなくなり、前記した従来の問題
点が解決されることになる。
〔実施例〕
以下に、本発明の実施例について図面を参照して説明す
る。
第1図は、弁本体の両側にユニオンがスライド嵌合され
ている塩化ビニール樹脂製ボールバルブの開状態を示す
縦断面図である。
図において1は、筒状弁本体2の弁室内に回動自在に装
着されたボールであり、その内部に設けられた流路3の
下流側には縮径されたオリフィス4が設けられている。
第1図においては、流路3が下流側に向かって縮径され
た形状でオリフィス4が形成されているが、同径としだ
流路内にオリフィス部を設ける方法でもよく特に限定さ
れるものではない。なおこの場合は、流路内にリングを
嵌合するなどしてこの部分を縮径してオリフィス4を形
成する。また、流路3内に設けられるオリフィス4の位
置は、該流路3の下流側に限定されず、中央部あるいは
上流側でもよい。
5および6はオリフィス4を基準にしだ流路3の上流側
端部と下流側端部、すなわち人口流路部と出口流路部に
設けられた、流路3と弁室内空間8とを結ぶ連通部であ
る。該連通部5および6は、第2図に示されているごと
く、流路3の円周方向に放射状に複数個(図では8個)
溝状に設けられている。該溝間の隔壁7の断面形状は第
3図に示されているごとく、凸曲面とし、後記シートリ
ング13.14と線接触させるようにすると好結果が得
られる。又、連通部5および6のボール1球面上の半径
方向の長さは、弁閉塞時にシール作用において支障をき
たさない範囲で、後記シートリング13.14の有効シ
ール径(第2図において点線図示)よりも大となるよう
に設定する必要がある。
尚、該連通部5および6は各々必ずオリフィス4の上流
側と下流側に設けなければならない。そうしないと前記
したごとき本発明の特徴である作用が得られない。筒状
弁本体2は、その略中央部に軸線と垂直方向の開口部9
を有する首部10が設けられ、ハンドル22と嵌合した
ステム21を該開口部9に支承し、ステム21の下端部
と嵌合したボール1をその弁室内に回転自在に保持して
いる。
11および12は筒状弁本体2の両側からスライド嵌合
されているユニオンであり、ボール1と対面する内周側
面には、ボール1と接触しシール作用をするシー) I
Jソング3および14が装着されている。
15および16はフランジ付ボディキャップで、それと
係合したキャップナツト17および18を筒状弁本体2
の外周側面に螺着させることにより、前記ユニオン11
および12にそれぞれシートリングを介して固定されて
いる。ユニオン11と12およびフランジ付ボディキャ
ップ15と16の内部にはそれぞれ流路19と20およ
び23と24が設けられており、弁開時に流体を連通さ
せる連続した流路を形成する。
上記構成からなる本実施例の作動はつぎのとおりである
。人口流路24および20を通過してボール1の流路3
に達した流体は、オリフィス4を経由して、出口流路1
9および23へと流出するが、オリフィス4の作用で、
その上流側と下流側で流体の圧力差が生じる。すなわち
、オリフィス4の上流側圧力P1が下流側圧力P2より
も大となる。そのため、流路3に流入した流体の一部は
ボール1の上流側連通部5を通過し、筒状弁本体2の弁
室内空間8へ流入する。さらに、該流体は弁室内空間8
内に充満すると共にオリフィス4の下流部に設けられた
連通部6付近に到達するが、連通部6はオリフィス4よ
りも下流側のボール1の流路3と連通しているから前記
圧力差により、強制的に連通部6を通過し、該流路3を
経て、出口流路19および23へと流出していく。
以上、説明したごとく、弁開状態にある間は、流体は全
く滞留することがなくボールバルブ内の略全空間をまん
べんなく流動し、出口流路へ常に流出することになる。
第4図ないし第7図は第1図におけるボール1およびス
テム21にさらに改良を加えた他の実施例を示す。
図において、25はボール1の流路3の略中央部に設け
られた、ステム21の鍔部26が嵌合している溝部27
に連通する連通孔である。
該鍔部26は、第5図に示すように、ステム21の下端
部にT字状に設けられており、その側面部には弁室内空
間8に連通ずる、ステム21の軸線に平行な連通溝28
が複数設けられている。また、その底面部にも同様に縦
横に連通溝29が設けられている。これらの連通溝を区
画する隔壁はその断面形状を略半円形状に設定するとよ
り優れた効果が得られる。
本実施例にふける流体の流れは、前記の流れに加え、さ
らに以下の流れが生じる。すなわち、ボール1の流路3
に流入した流体の一部は連通孔25を経て溝部27へ流
入し、さらに、ステム21の鍔部26に設けられた連通
溝29および28を通過して弁室内空間8へと流出して
いく。その後の流れは前記と同じである。以上のように
特に従来ボールバルブで問題となっていたステムとボー
ルの嵌合部に生じる小さい間隙に滞留する流体が本実施
例においては、弁開時には常に流動して下流側へ流れる
構造になっているため、従来の問題点が解決できること
になる。
第8図は、第3の実施例を示す縦断面図である。
本実施例は、オリフィス4の上流側の連通部30をユニ
オン12に設けたものであり、ユニオン12の流路20
と弁室内空間8が連通している。その作用については、
前記説明と同じであるので省略する。
第9図は第4の実施例を示す縦断面図である。
本実施例はオリフィス31をユニオン11の流路19内
に設け、該オリフィス31の下流側の連通部32を同じ
くユニオン11に設けたものである。作用については上
記説明と同様であるので省略する。
〔発明の効果〕
以上、説明したごとく本発明のボールバルブは、弁開時
において、弁本体の弁室空間内に流入した流体は常に出
口流路へと流出する構造となっているため、該弁室空間
内に流体が滞留することがない。従って、従来ボールバ
ルブのような雑菌の繁殖等の問題発生がなくなる。また
ポケットレスバルブのように特殊な加工精度を必要とせ
ず、弁開閉時の回転トルクが大となることが回避される
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のボールバルブの一実施例の全開状態を
示す縦断面図、第2図は第1図におけるボールの右側面
図、第3図は第2図におけるA−A′線に沿う隔壁の断
面図、第4図は第二実施例の正面縦断面図、第5〜7図
はそれぞれ第4図におけるステムの正面図、側面図およ
び底面図、第8図は第三実施例の正面縦断面図、第9図
は第四実施例の正面縦断面図である。 1・・・ボール、     2・・・弁本体、3・・・
流路、       4・・・オリフィス、5.6・・
・連通部、   8・・・弁室内空間、11.12・・
・ユニオン、  13.14・・・シートリング、15
.16・・・フランジ付ボディキャップ、17.18・
・・キャップナツト、 21・・・ステム、     25・・・連通孔、26
・・・鍔部、      27・・・溝部、28 、2
9・・・連通溝、   30・・・連通部。 2 1

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 弁室内に設けられボールの回転により弁の開閉を行うボ
    ールバルブにおいて、該ボールバルブの流路内にオリフ
    ィスを設け、かつ、該オリフィスの上流側および下流側
    と、弁室内空間とを結ぶ連通部を設けたことを特徴とす
    るボールバルブ。
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