JPH03188781A - 垂直時分割多重伝送及び受信装置 - Google Patents

垂直時分割多重伝送及び受信装置

Info

Publication number
JPH03188781A
JPH03188781A JP1327226A JP32722689A JPH03188781A JP H03188781 A JPH03188781 A JP H03188781A JP 1327226 A JP1327226 A JP 1327226A JP 32722689 A JP32722689 A JP 32722689A JP H03188781 A JPH03188781 A JP H03188781A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
field
additional
signals
switch
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1327226A
Other languages
English (en)
Inventor
Masanori Fujiwara
正則 藤原
Noriya Sakamoto
典哉 坂本
Seijirou Yasuki
成次郎 安木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP1327226A priority Critical patent/JPH03188781A/ja
Publication of JPH03188781A publication Critical patent/JPH03188781A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Television Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) この発明は、NTSC方式のカラーテレビジラン放送シ
ステムとの両立性を保ちながら、このシステムにおける
本来のカラーテレビジョン信号とは別のカラーテレビジ
ョン信号を本来のカラーテレビジョン信号に多重して伝
送するシステムに係わり、特に多重化されたカラーテレ
ビジョン信号を伝送する装置およびその受信装置に関す
る。
(従来の技術) カラーテレビジョン放送方式の1つであるNTSC方式
は、白黒テレビジョンと両立性を有する。
ところで、NTSC方式の画質はその長い歴史において
送信側、および受信側両者の不断の努力の結果、実施当
初よりも大幅に改善されている。
しかしこのNTSC方式においては、近年の大画面デイ
スプレィの普及もあり、より一層の画質の向上が望まれ
ている。
NTSC方式の画質向上の実現方法としてI D T 
V (Improved DerlnItlon Te
1evision)と呼ばれる方法がある。この方法は
、伝送されてくるNTSC方式のカラーテレビジョン信
号(以下NTSC信号と記す)を受信側で余すことなく
活用することにより、画質の向上を図るものである。
IDTVは、従来のアナログ技術のもとでは実施できな
かったものであるが、近年のデジタル技術の進歩により
実施可能となったものである。
I DTVによれば、従来のアナログ方式に比べて画質
をかなり向上させることができる。
しかし、I DTVは、NTSC方式を前提としたもの
であるため、改善可能な画質の上限はNTSC方式の規
格によって制限される。ここで方式上の上限項目として
は、 (1)画面の縦横比(アスペクト比) (2)水平解像度330TV本 が挙げられる。
(1)のアスペクト比は、現行では4:3であるが、ユ
ーザによって5:3または6:3といった比が好まれて
いることが知られている(日本放送出版協会発行の放送
方式(編者二日本放送協会))の第80頁参照)。なお
、高精細テレビジョン放送方式()llgh Def’
1nition Terevlslon )では、16
:9のアスペクト比が採用される可能性がある。
(2)の水平解像度に関しては、NTSC方式では4.
2MIIzと規定されているため330TV本が限度で
ある。一方垂直解像度は有効走査線数(480本)から
考えて、オーバースキャン等のマージンを見ても450
TV本が可能である。従って、現段階では、水平・垂直
のバランス上、水平解像度の向上が望まれる。
上記した2項目の改善を図り、現行のテレビジョン受像
機との両立性を保つ方式の例として、例えばJosap
h L、LoCIcero  A Compatlbl
e Hlgh De−1’1niLion Te1ev
ision System (SLSC) vlth 
Chr。
−minance  and  Aspect  Ra
tio  IIIprove  ’  5WPTE  
J。
−urnal、May 1985がある。
以下、SLSC方式について説明する。
第12図にはSLSC方式のテレビジョン信号スペクト
ルを示している。0〜4.2MHzの信号が現行のテレ
ビジョン受像機との両立性を保つための信号である。4
.9〜IO,OMH2の信号は、アスペクト比の拡大と
輝度、色度の解像度の拡大のために使われる付加信号で
ある。従って、SLSC方式においては、1局分の信号
を2チャンネル分の帯域を使って伝送することになる。
一方のチャンネルでは、基本的に現行のテレビジョン放
送信号に近いものを、他方のチャンネルでは画質改善の
ための付加信号を送るようになっている。
この方式によれば、現行のテレビジョン受像機で受信す
るチャンネルでは付加信号が含まれないために、妨害に
関しては両立性が高いと考えられる。しかし、1局当り
2つのチャンネルを占有するために、伝送方式としては
効率的ではない。特に我国のようにチャンネル割り当て
が限界に近い状況では、実施に困難が予想される。また
局内や局間伝送を考えた場合、現行のテレビジョン放送
機器は10M1lzに及ぶ帯域をもっていないので、す
べて新規に設備投資する必要がある。
以上のことから、1チヤンネルの帯域内での伝送を図る
ことが望ましい。新たに付加情報を2チヤンネル内に加
える方法として、垂直方向のオーバースキャン部を用い
る方法が提案されている。
一般に市販されているテレビジョン受信機は、オーバー
スキャンが設定されている。オーバースキャンが設定さ
れた理由は、受信機の高圧変動に伴う偏向振幅変動等に
より画面位置が全体にずれても画面切れが生じないよう
にマージンを持たせるためである。
しかしながら、近年の受信機の性能向上により安定性が
高くなったために、通常設定されている8%程度のオー
バースキャン部の一部に付加情報を多重化して伝送する
提案がなされている。この提案は、例えば昭和63年1
1月25日・テレビジョン学会技術報告「ワイドアスペ
クト画像の伝送方式の検討」に示されている。
垂直方向には1フレーム当たり有効走査線数が482本
あるので、482X8%−38本を新たな付加情報多重
に利用するものである。従って、1フレーム当たり上下
に各19本の走査線には本来のテレビ信号ではなく、付
加信号を重畳することになる。このとき通常の受像機に
は垂直方向のオーバースキャンによるマージンはほとん
どなくなる。一般に市販されている受像機において画面
欠落をふせぐには、上下各7ライン(計14ライン)程
度に押さえる必要があり、伝送可能な付加情報が制限さ
れている。
上記したように、単純にオーバースキャン領域に付加信
号を多重化する方法では、情報量に制限が生じる。そこ
でオーバースキャン部の映像信号を2フイールドで同じ
とし、付加信号を各々フィールド間で極性を反転させて
多重化して伝送する方式が提案された。このようにする
と、付加信号を取出す場合は、フィールド間で減算処理
すればよく、消去する場合はフィールド間で加算処理す
ればよいことになる。よって、この方法によると、従来
のオーバースキャン領域の上下各19ラインに付加信号
を多重化して伝送できる可能性がある。
(発明が解決しようとする課題) ところで、付加信号を伝送するには、付加信号を多重化
する処理を行うために信号の遅延が生じる。そこで音声
信号との兼ね合いを考えた場合、映像信号の総遅延量が
大きくなることは好ましくない。また受信機におけるハ
ードウェアの規模も最小であることが望ましい。
そこでこの発明は、映像信号の遅延量を出きるだけ小さ
くし、かつ受信機側で付加信号を分離するためのハード
ウェアの規模も小さくて済む垂直時分割多重伝送及び受
信装置を提供することを目的とする。
[発明の構成コ (課題を解決するための手段) この発明は、(1)主信号であるテレビジョン信号の画
面上下両端部に付加信号を多重する装置において、 第nフィールドにおける第1の下側絵柄と上記第nフィ
ールドより時刻的に古い第(n −1)フィールドにお
ける第2の下側絵柄とを同じとし、上記第nフィールド
に置ける第1の上側絵柄と上記第nフィールドより時刻
的に新しい第1(n+1)フィールドに置ける第2の上
側絵柄とを同じとし、上記第1の下側絵柄および上記第
2の下側絵柄上には、同一な上記付加信号をそれぞれ極
性反転して多重し、上記第1の上側絵柄および上記第2
の上側絵柄上には、同一な上記付加信号をそれぞれ極性
反転して多重する手段を備えるものである。
(2)またこの発明は、上記第1項記載の信号を受信す
る装置において、 上記第1および上記第2の下側絵柄を示す信号の差をと
り上記付加信号を再生し、和をとり上記主信号を再生し
、上記第1および第2の上側絵柄を示す信号の差をとり
上記付加信号を再生し、和をとり上記主信号を再生する
手段を備えるものである。
(作用) 上記の手段により、付加信号の再生時刻と、主信号の再
生時刻とが極めて近くなり、受信側における両信号の遅
延合わせを行うためのハードウェアを最小にできる。即
ち、主信号の表示が開始される上側のライン開始時点で
は、付加信号の再生が完了して、直ぐに付加信号を利用
することができる。また、映像信号の総遅延量も小さい
ので音声と映像との時間ずれを小さくできる。
(実施例) 以下、この発明の実施例を図面を参照して説明する。
第1図はこの発明の一実施例に係わる送信側の回路例で
あり、第6図は受信側の回路である。
まず送信側の付加信号多重化原理を第1図を参照して説
明し、その後、受信側の付加信号分離手段について説明
する。
入力端子101には、NTSC方式で伝送できるる情報
量以上の情報をもつ映像信号が供給される。
この映像信号の具体的な例としては、アスペクト比が1
6:9 (5:3)なるワイドアスペクト信号あるいは
NTSCでの映像伝送限界4.2MIIz以上の周波数
成分を有する高精細信号があげられる。これらの信号は
、分離回路102に供給される。
入力信号が、ワイドアスペクト信号である場合、第2図
に示すように16=9の画面を左サイド、センター、右
サイドの3つの部分に分割し、センターの部分は時間伸
長処理を施しNTSC信号に変換される。そして主信号
として、フィールドメモリ(262H遅延回路)103
に入力されるとともに加算器104に入力される。一方
、左、右の両サイドの信号は、フォーマット変換処理が
行われ、タイミングの調整が行われ付加信号としてバッ
ファメモリ108に供給される。
入力信号が、高精細信号である場合は、NTSC方式に
よる伝送限界である4、2M1lz以下の成分が主信号
として扱われ、4.2M1lz以上の成分が付加信号と
して扱われる。
主信号は、フィールドメモリ103で、1フイールド遅
延遅延された後、スイッチ114の固定端子γに供給さ
れる。フィールドメモリ103の入力及び出力信号は、
加算器104で加算された後、係数器(図示せず)によ
り1/2倍される。これにより、主信号のフレーム内平
均を表す信号Mが得られる。
フレーム内平均信号Mは、スイッチ10Bの固定端子β
に供給されるとともに、フィールドメモリ105にも人
力される。フィールドメモリ105で1フイ一ルド分遅
延された信号は、スイッチ106の固定端子αに供給さ
れる。
スイッチ106は、加算器104からの出力と、第フィ
ールドメモリ195の出力とを選択して導出し、加算器
107に供給する。この選択動作については後述する。
加算器107では、後述する付加信号Aが加算されるも
ので、その多重化された信号は、スイッチ114の固定
端子βに供給される。スイッチ114の選択動作につい
ては後述するが、このスイッチ114は固定端子αも有
し、ここにはバッファメモリ108からの出力が供給さ
れている。
付加信号Aは、バッファメモリ108に入力される。バ
ッファメモリ108は、付加信号Aを信号Mに多重化す
る場合、そのタイミングを図る時間調整のために用いら
れる。バッファメモリ108から読み出された付加信号
Aは、フィールドメモリ109及びスイッチillの端
子βに供給される。フィールドメモリ109で1フイ一
ルド分遅延された付加信号Aは、位相反転器110で反
転され、スイッチ111の端子αに供給される。スイッ
チ111は、バッファメモリ108からの出力と、位相
反転器110からの出力を選択し、その選択出力を前述
した加算器107に供給する。この選択タイミングにつ
いては後述する。
上記の信号処理及び選択処理により、スイッチ114の
固定端子γにはフィールドメモリ103からの主信号、
固定端子βには、主信号(フレーム内平均信号M)とフ
ィールド毎に位相反転した付加信号の多重化された多重
化信号(M+A)または(M−A)が供給される。そし
て固定端子αには、バッファメモリ108からの付加信
号Aが直接供給されることになる。
次に、上記信号処理及び選択回路系に対して、動作タイ
ミングを司る制御系について説明する。
同期信号分離回路(図示せず)で分離された水平同期信
号HD、垂直同期信号VDは、コントロール信号発生器
112に入力され各種のタイミングパルスを発生するた
めの基準信号として用いられる。
コントロール信号発生器112は、スイッチ11111
06.114を制御するためのタイミングパルスを発生
するとともに、メモリコントロール回路113を介して
バッファメモリ108への人力付加信号の書込みや読出
しタイミングをも制御している。
第3図(A)、(B)に示すように、有効走査線期間を
水平ライン番号で表すとすると、第1フイールドFlで
は、実線のように、22から262までであり、第2フ
イールドF2では同図に破線で示すように285から5
25となる。
垂直オーバースキャン領域は、第1フイールドでは画面
上で22〜31まで、画面下で254〜262までであ
る。また、第2フイールドF2では、画面上で285〜
293まで、画面下で516〜525である。
第4図は、上記の走査ラインに対応して、第nフィール
ド、第(n−1)フィールド、第(n+1)フィールド
で各スイッチ10B 、111 、114の選択状態を
示している。*印は、不定(オーブン)の意味である。
第5図は、上記第nフィールド、第(n−1)フィール
ド、第(n+1)フィールドにおいて、スイッチ114
が選択導出する各ラインの信号内容を示している。スイ
ッチ13の固定端子γの信号を主信号、βの信号を(M
十A)または(M−A)、αの信号をそれぞれAとして
いる。
第(n−1)フィールドの画面上ではライン517〜5
21までは、信号(M+A)が選択され、ライン522
〜525までは信号Aが選択される。第nフィールドの
画面上ではライン22〜25までは信号Aが選択され、
ライン26〜31までは信号(M+A)が選択され、ラ
イン32以降は主信号が選択される。また画面下ではラ
イン254〜258まで信号(M+A)が選択され、ラ
イン259〜262まで信号Aが選択される。
これに対して、第(n+1)フィールドにおいては、画
面上のライン285〜287までは信号Aが選択され、
ライン288〜293までは信号(M−A)が選択され
、ライン294以降は主信号が選択される。
上記のようにスイッチ114を制御するためのタイミン
グ信号は、コントロール信号発生器112が同期信号を
計数することにより作成されている。
この実施例では、特に付加信号をフィールド間で反転し
た関係にし、主信号に多重化して伝送する方法に工夫が
なされおり、しかも、第5図に示されるように、第nフ
ィールドでは、画面上側オーバースキャン部においては
信号(M+A)を送り、画面下側オーバースキャン部に
おいては(MA)を送るようにしている。そして、第n
フィールドの画面上側オーバースキャン部の信号(M+
A)に対して相関性をもたせた信号(M−A)を第(n
+1)フィールドの上側オーバースキャン部に挿入し、
第nフィールドの下側オーバースキャン部の信号(M−
A)に対して相関性をもたせた信号(M+A)を第(n
−1)フィールドの下側オーバースキャン部に挿入して
いる。
これにより、受信側において、付加信号を分離する場合
に、映像信号の総遅延量が少なくて済み、またハードウ
ェアの規模が小さくて済む。テレビジョン放送において
は、映像信号のみならず音声信号なども伝送されている
。そこで映像信号の総遅延時間と音声信号の総遅延時間
を考えた場合、映像信号の処理が複雑になればなるほど
遅延時間も大きくなり、音声信号との時間ずれが生じる
可能性がある。そこで映像信号の処理については出来る
だけ総遅延時間を少なくし、かつ受像機のハードウェア
も最小であることが好ましい。この実施例は上記のこと
を実現できるように工夫されている。
第6図は、上記した多重化テレビジョン信号から付加信
号を分離する受信側の付加信号分離部である。第5図の
付加信号Aとフレーム内平均信号Mが関連付けられた部
分では、これをフィールド間でみると、図示の矢印の関
係で付加信号Aの極性が異なる。したがって、フィール
ド間で(M+A)と(M−A)の減算処理を行えば信号
Aを取り出すことができ、加算処理を行えば信号Mを取
り出すことができる。つまり上記8〜19番目のライン
は、主信号と付加信号とがオーバーラツプしている期間
としてみることができる。
第6図の回路構成は、上記のように処理されて伝送され
てくる信号を受信する受信機に設けられ、付加信号Aを
分離するとともに、主信号を分離導出することができる
回路である。
即ち、入力端子201には、付加信号が多重された複合
テレビジョン信号が供給される。複合テレビジョン信号
は、加算器202、減算器205、フィールドメモリ2
06、スイッチ207の端子βに供給されるとともに同
期分離回路210に供給される。
加算器202および減算器205には、フィールドメモ
リ206の出力も供給されている。さらにフィールドメ
モリ206の出力は、スイッチ204の端子αにも供給
されている。加算器202の出力は、フィールドメモリ
203に供給されるとともに、スイッチ204の端子γ
に供給される。スイッチ204の端子βには、フィール
ドメモリ203の出力も供給されている。スイッチ20
4からは主信号が取出され合成回路212に供給される
一方減算器205の出力は、スイッチ207の端子βに
供給される。スイッチ205からは付加信号が取出され
、バッファメモリ208に供給される。バッファメモリ
208の出力は合成回路212に入力される。
上記スイッチ204.207 、バッファメモリ208
を制御するメモリコントロール回路209への制御信号
は、コントロール信号発生器43から出力される。バッ
ファメモリ208に対する書込みクロック及び読出しク
ロック等の制御信号は、コントロール信号発生器211
からの信号を基準として動作するメモリコントロール回
路209から出力されている。コントロール信号発生器
211には、複合テレビジョン信号から同期信号を一分
離する同期信号分離回路210の出力同期信号(水平同
期信号、垂直同期信号)が供給されており、これを基準
にして各種のコントロール信号を発生している。
上記した付加信号分離回路において、各部のスイッチの
選択モードとオーバースキャン部のラインの関係は、第
7図に示す通りである。
第7図と第5図を参照して動作を説明する。
まず主信号Mの分離について説明する。
第(n −1)フィールドのライン515〜521では
スイッチ204は端子γを選択する。なぜなら、加算器
202において、フィールド間で反転関係にある付加信
号が加算され、付加信号Aはキャンセルされ主信号Mの
みが取出されるからである。次のライン522〜0まで
は主信号は存在しないのでスイッチ204はオーブンと
なる。
第nフィールドに移りライン1〜21の期間は、垂直同
期信号が存在する。そこでスイッチ204は、フィール
ドメモリ206の出力が供給されている端子αを選択す
る。次のライン22〜25の期間は、主信号は存在しな
いのでオーブンとなる。次にライン26〜31では、多
重信号であるから、端子γを選択し分離された主信号M
を導出する。次のライン33〜253はセンター画面で
あるから端子αが選択される。ライン254〜259に
おいては端子βが選択される。つまりこの端子βには、
1フイールド前の多重信号期間に取出した主信号Mが出
力されこの信号が再度使用される。ライン260〜26
2の期間は主信号は存在しないからスイッチ204はオ
ーブンとなる。
第1 (n+1)フィールドに移り、ライン263〜2
84は垂直同期信号期間であるから端子αが選択される
。ライン285〜287では主信号は存在しないのでス
イッチ204はオーブンとなる。ライン288〜293
は多重信号期間であるが第nフィールドで得られた主信
号を再度使用するために端子βが選択される。
次に、付加信号Aの分離について説明する。
第(n−1)フィールドにおけるライン516〜521
では、多重信号期間であるがスイッチ207はオーブン
である。この期間はバッファメモリ208に格納されて
いる1フイールド前の信号が利用される。ライン522
〜0では付加信号Aが直接送られてくるのでスイッチ2
07は端子αを選択する。
第nフィールドにおけるライン1〜21ではスイッチ2
07はオーブンとなる。ライン22〜25では付加信号
Aが直接送られてくるので、スイッチ207は端子αを
選択する。ライン26〜31ではスイッチ207はオー
ブンとなる。この期間は前のフィールドで取出され、バ
ッファメモリ208に格納されている付加信号が再度使
用される。ライン33〜235では付加信号は存在しな
いのでスイッチ207はオーブンである。ライン254
〜259では、付加信号と主信号の多重期間であるから
スイッチ207は端子βに切換えられる。ライン260
〜262では付加信号のみであるから、スイッチ207
は端子αを選択する。ライン263〜284は垂直同期
信号であるからスイッチ207はオーブンとなり、ライ
ン285〜287では付加信号のみであるからスイッチ
207は端子αを選択する。そしてライン288〜29
3では、多重信号が到来するのでスイッチ207は端子
βを選択する。
合成回路212は、主信号と付加信号とに送信側の分離
回路と全く逆の処理を施し、送信側の入力端子に供給さ
れたワイドアスペクト信号あるいは高精細信号を再生す
る。
第8図は、送信側の入力端子101に信号が入力され、
受信側の出力端子213に再生出力が得られるまでの時
刻経過を、信号形態で示している。縦方向は、フィール
ドを単位とした時刻を示し、横方向の(a)〜(f)は
送信側の信号形態を示している。
(a)は入力端子+01に供給される信号であり、図中
のaL B2、B4、B5は上側オーバースキャン部、
下側オーバースキャン部である。B3は通常のテレビジ
ョン画面に表示される映像部分である。オーバースキャ
ン部は2分割され、B3に近い側(多重信号が存在する
)をB2、B4、遠い側(付加信号のみが存在)をaL
 B5とする。垂直同期信号部分は省略して示している
M (n) 、S (n)は第nフィールドの主信号と
付加信号であり、左上り斜線は主信号、右上り斜線は付
加信号である。送信側では、・・・S (n−2)、S
 (n) 、S (n+2)・・・の附加信号がそれぞ
れ2フイ一ルド期間にわたり送信され、受信側では、欠
如している−3 (n−1) 、S (nil) 、S
 (n+3) −=を・・・S (n−2) 、S (
n) 、S (n+2) −のフィールド繰り返しによ
り補うようにしている。
(b)は分離回路102から得られた付加信号S (n
)を示している。この付加信号S (n)は−旦バッフ
ァメモリ108に格納され、垂直オーバースキャン部に
挿入すべき処理される。
(C)はバッファメモリ10gの出力であり、付加信号
はAO〜A3、BOlBlに分割されて出力される。
(d)はスイッチ111の出力、(e)はスイッチ10
Bの出力である。よって、(d)に示すようにBOは1
フイールド遅れて−BOとして出力されB1も1フイー
ルド遅れて−B1として出力されている。スイッチ10
6の出力においてMOは、第(n−1)フィールドと第
nフィールドとの領域a4の平均値であり、Mlは第1
0フイールドと第(n+1)フィールドとの領域a2の
平均値である。そしてスイッチIIIと106の出力が
加算器107で加算され、(f)および第5図に示した
ように信号形態が形成される。この信号は、現行受像機
で受信しても信号多重の影響による画質劣化が極めて少
ない。
(f)に示す信号は同時に受信側の入力端子201に供
給される信号でもある。
(g)はフィールドメモリ20Bの出力を示している。
(h)は、加算器205の出力、(i)は加算器202
の出力である。(j)はスイッチ204の出力であり、
主信号系列である。縦の線は信号が無い領域である。
(k)はスイッチ207から導出された付加信号であり
バッファメモリ208の入力を示している。
このメモリ208から出力される信号(1)は、送信側
で分割されたものが元に戻されている。そして(m)が
最終的に再生された信号である。
信号伝送の方式としては、第9図のように送信側のスイ
ッチ10B 、111 、114を制御し、第10図に
示す形態で信号を伝送する方法もある。
即ち、この方式は、第1のフィールドの多N M域で作
成する付加信号を全て(M+A)として、第2のフィー
ルド多重領域で作成する付加信号を全て(M−A)とす
るものである。このような方式で伝送しても、第1のフ
ィールドと第2のフィールドの多重信号を加算すれば主
信号を得ることができ、減算すれば付加信号を得ること
ができる。
しかし、このように伝送した場合、受信側において主信
号と付加信号とを分離する場合、第11図に示すような
構成となる。
第11図において、入力端子301に導入された複合テ
レビジョン信号は、スイッチ302と同期分離回路30
3に供給される。同期分離回路303で分離された水平
同期信号HD、垂直同期信号VDはコントロール信号発
生器304に入力される。コントロール信号発生器30
4は、各種のタイミングパルスを発生する。スイッチ3
02は、垂直同期信号の期間(ライン1〜22)(26
3〜284)、オーバースキャン部のライン22〜25
の期間、ライン260〜262、ライン522〜0、さ
らにセンター画面であるライン33〜253.294〜
515の期間では端子γを選択する。これにより、出力
端子305には主信号が得られる。
又多重信号期間においては、フィールド間における信号
の加算処理が行われて主信号として導出されるが、この
系統については省略している。
次に、付加信号の分離系統について説明する。
(M−A)、(M+A)の多重信号期間では、スイッチ
302は端子βに接続され、スイッチ308は端子βに
接続される。これによりフィールドメモリ306の出力
と入力信号との演算結果が選択され、付加信号Aが得ら
れ、バッファメモリ309に導入される。付加信号のみ
が存在する期間は、スイッチ302は端子α、スイッチ
308も端子αに接続される。これにより、バッファメ
モリ309からは元の形態に復元した付加信号が導出さ
れ端子311に出力される。バッファメモリ309は、
メモリコントロール回路310により制御される。
上記した付加信号の再生方式によると、送信側から伝送
され、入力端子301に導かれる信号は、第8図の(f
′)に示すようになる。そしてバッファメモリ309か
ら得られる付加信号S (n)及び最終再生出力は、第
8図の(1′)、(m−)に示すような時間となる。つ
まり、付加信号を得る時間は、第1図乃至第6図で示し
た方式よりも1フイールド遅れることになる。
従って、第1図、第6図に示した送信、受信装置による
方式の方が映像信号の総遅延量が少なくて済むことにな
る。
[発明の効果] 以上説明したようにこの発明によれば、映像信号の遅延
量を小さくし、かつ受信機側で付加信号を分離するため
のハードウェアの規模も小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例に係わる送信側のを回路図
、第2図は送信信号の例を示す説明図、第3図はテレビ
ジョン信号のライン構成を示す説明図、第4図及び第5
図は第1図の回路の動作を説明するために示した図、第
6図はこの発明の一実施例に係わる受信側の回路図、第
7図及び第8図はこの発明の装置の信号処理を説明する
ために示した説明図、第9図及び第10図はこの発明と
は異なる信号伝送及び受信方式を説明するために示した
説明図、第11図は同じく異なる方式による受信回路を
示す図、第12図は5LSC方式のスペクトラム説明図
である。 102・・・分離回路、103.105.109.20
3.206・・・フィールドメモリ、104.202・
・・加算器、106.111.114.204.207
・・・スイッチ、108.208・・・バッファメモリ
、110・・・反転回路、112.211・・・コント
ロール信号発生器、113.209・・・メモリコント
ロール回路、212・・・合成回路。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)主信号であるテレビジョン信号の画面上下両端部
    に付加信号を多重する装置において、第nフィールドに
    おける第1の下側絵柄と上記第nフィールドより時刻的
    に古い第(n−1)フィールドにおける第2の下側絵柄
    とを同じとし、上記第nフィールドにおける第1の上側
    絵柄と上記第nフィールドより時刻的に新しい第1(n
    +1)フィールドに置ける第2の上側絵柄とを同じとし
    、上記第1の下側絵柄および上記第2の下側絵柄上には
    、同一な上記付加信号をそれぞれ極性反転して多重し、
    上記第1の上側絵柄および上記第2の上側絵柄上には、
    同一な上記付加信号をそれぞれ極性反転して多重する手
    段を有したことを特徴とする垂直時分割多重伝送装置。
  2. (2)テレビジョン信号の第nフィールドにおける第1
    の下側絵柄と上記第nフィールドより時刻的に古い第(
    n−1)フィールドにおける第2の下側絵柄とを同じと
    し、上記第nフィールドに置ける第1の上側絵柄と上記
    第nフィールドより時刻的に新しい第1(n+1)フィ
    ールドにおける第2の上側絵柄とを同じとし、上記第1
    の下側絵柄および上記第2の下側絵柄上には、同一な上
    記付加信号がそれぞれ極性反転して多重し、上記第1の
    上側絵柄および上記第2の上側絵柄上には、同一な上記
    付加信号をそれぞれ極性反転して多重した信号を受信す
    る手段と、 上記第1および上記第2の下側絵柄を示す信号の差をと
    り上記付加信号を再生し、和をとり上記主信号を再生し
    、上記第1および第2の上側絵柄を示す信号の差をとり
    上記付加信号を再生し、和をとり上記主信号を再生する
    手段を具備したことを特徴とする垂直時分割多重受信装
    置。
JP1327226A 1989-12-19 1989-12-19 垂直時分割多重伝送及び受信装置 Pending JPH03188781A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1327226A JPH03188781A (ja) 1989-12-19 1989-12-19 垂直時分割多重伝送及び受信装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1327226A JPH03188781A (ja) 1989-12-19 1989-12-19 垂直時分割多重伝送及び受信装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH03188781A true JPH03188781A (ja) 1991-08-16

Family

ID=18196727

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1327226A Pending JPH03188781A (ja) 1989-12-19 1989-12-19 垂直時分割多重伝送及び受信装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH03188781A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0595323B1 (en) Method and apparatus for deriving interlaced standard definition video from interlaced high definition video
US6373527B1 (en) High definition television for simultaneously displaying plural images contained in broadcasting signals of mutually different broadcasting systems
US5583577A (en) Caption data coding/decoding systems and methods that includes key data indicating intermediate levels of attenuation in the vicinity of the caption
JP2625102B2 (ja) Macテレビジョン信号の符号器、復号器、通信方法及びその装置
JPH0795852B2 (ja) テレビジョン信号用コーディング装置
US5070395A (en) Television signal system conversion apparatus
JPH0372796A (ja) テレビジョン信号処理装置
JPH05244562A (ja) 映像信号記録・再生装置
US4748496A (en) Transmission and reception of television signals to produce extended definition pictures
EP0148918B1 (en) Extended definition television system
JPH03188781A (ja) 垂直時分割多重伝送及び受信装置
US20040062517A1 (en) Multiformat recording/reproducing apparatus
JP3852115B2 (ja) 画像信号処理装置
JP2525431B2 (ja) Rgbマルチ端子入力対応型順次走査変換テレビジョン受像機
JP2872269B2 (ja) 標準/高品位テレビジョン受信装置
JPH03188782A (ja) 付加信号分離回路
JPS60119184A (ja) テレビジヨン映像信号処理装置
JPH08331520A (ja) Edtvデコーダ装置
JPH03141783A (ja) 付加信号分離回路
JPS619093A (ja) タイムプレツクスビデオ信号記録方式
JPH06292239A (ja) テレビジョン信号処理装置
JPH06178324A (ja) 画像信号伝送方法及び装置
JPH0195682A (ja) 高品位テレビジヨンシステムの付加情報伝送方式
JPS61184994A (ja) テレビジヨン受像機
JPH07264622A (ja) 映像信号処理回路