JPH0318606Y2 - - Google Patents

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JPH0318606Y2
JPH0318606Y2 JP14720785U JP14720785U JPH0318606Y2 JP H0318606 Y2 JPH0318606 Y2 JP H0318606Y2 JP 14720785 U JP14720785 U JP 14720785U JP 14720785 U JP14720785 U JP 14720785U JP H0318606 Y2 JPH0318606 Y2 JP H0318606Y2
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operating member
knob
lock
door
rotating body
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、施解錠を電気的に行う電気錠に関す
る。
(従来の技術) この種の従来の電気錠として、第4図に示す構
成のもの(特開昭60−129378号公報)が知られて
いる。
この電気錠は、外側ノブの軸と内側ノブの軸の
位置を互いに違えて設定したもので、錠箱1内に
進退自在に設けられたスライダー2の折曲げ段部
2aに対して、上記内側ノブの軸の嵌合するT字
状のハブ3の上下両フツク部3a,3aが当接
し、内側ノブの回動によつて上記スライダー2を
バネ4に抗して図中右方へ移動させることによ
り、このスライダー2の左端に突設されているデ
ツドボルト兼用のラツチボルト5をフロント板6
のボルト穴7から錠箱1内に没入させるように構
成されている。
一方、外側ノブの軸の嵌合するハブ8には、ラ
ツチボルト5操作用の操作部材9が回動自在に外
嵌めされている。上記ハブ8はこれに巻装され一
端を該ハブ8の鍔部8aに、他端を錠箱1内のピ
ン10に係止したバネ11によつて図中の時計方
向に付勢され、このハブ8の鍔部8aに設けられ
たピン12で前記操作部材9のアーム部9aが上
記ハブ8と同体的に時計方向に押されて、該操作
部材9はそのアーム部9aが錠箱1内の前記ピン
10に当たる施錠状態の位置に規制されている。
この状態で上記操作部材9のフツク部9bは、ラ
ツチボルト5を突出させた状態にある前記スライ
ダー2の折曲げ段部2aに当接している。上記操
作部材9には、その左端より軸心に向けて案内孔
9cが貫設される一方、上記姿勢においてこの案
内孔9cと対向する前記ハブ8の外周部には切り
欠き部8bが形成されている。そして、上記案内
孔9cには上記切り欠き部8bに係脱する係合杆
14が挿入され、バネ15によりハブ8側に向け
て付勢されている。前記係合杆14の左方には取
付台16上にソレノイド17が固設されており、
同じ取付台16上に揺動自在に枢支したカム部材
18の一端部に上記ソレノイド17のプランジヤ
19が連結されている。上記カム部材18の他端
部にはカム面18aが形成され、前記係合杆14
の後端に設けられた従節ピン20が上記カム面1
8aに摺接している。同図において、ソレノイド
17ではその内部の図示しない永久磁石の磁力作
用によつてプランジヤ19が後退し、それに伴う
カム部材18の反時計方向への揺動によつて、該
カム部材18のカム面18aに係合杆14の従節
ピン20が当接し、係合杆14はハブ8の切り欠
き部8bから脱した状態にある。従つて、このと
き外側ノブを図中で反時計方向(ドア外側から見
ると時計方向)に回動しても空転するのみで、こ
れと一体に操作部材9が回動することはない。な
お、図中で時計方向への外側ノブの回動は、ハブ
8の鍔部8aのピン12が操作部材9のアーム部
9aに当接しているので阻止される。
以上の施錠状態から、前記ソレノイド17の図
示しない電磁コイルに解錠信号として通電が行わ
れると、この電磁コイルの磁束と前記永久磁石の
磁束とが相殺し合つて、プランジヤ19の後退規
制が解かれる。そのため、係合杆14はバネ15
の付勢によりハブ8側に押されて切り欠き部8b
に係合する。従つて、このとき外側ノブを図中で
反時計方向に回動すると、ハブ8と一体に操作部
材9が回動して、そのフツク部9aが前記スライ
ダー2の折曲げ段部2aを押すことにより、先の
内側ノブのハブ3の場合と同様にラツチボルト5
が没入して解錠が果たされる。
外側ノブによる解錠後、前記解錠信号の停止に
よりプランジヤ19はバネ15の付勢力に抗して
ソレノイド17の永久磁石の磁力作用で後退し、
これに伴つてカム部材18は左側へ揺動するが、
外側ノブの解放に伴う操作部材9の従動によつ
て、係合杆14の従節ピン20はカム部材18の
カム面18aに案内され、これにより係合杆14
はハブ8の切り欠き部8bから脱して、はじめの
施錠状態に戻る。
(考案が解決しようとする問題点) ところが、上記従来例の場合、外側ノブと内側
ノブの軸位置を上下に違えた構造であるため、内
側ノブと常に連係する錠機構と外側ノブとの間を
連係および連係解除する機構が複雑になるばかり
か、その機構も内側ノブと外側ノブの軸位置が所
定の間隔にずらされている場合にしか適用できな
い汎用性に乏しいものとなる嫌いがある。しかも
上記軸位置のずれにより、ドアへのノブ取付用の
切欠加工の位置がドアの内側と外側とで異なるこ
とになり、ドアの加工は勿論のことノブの取付作
業も面倒になるという欠点を有する。
本考案は、従来例における前記問題点を考慮し
てなされたものであつて、トア内外の操作部材を
同軸位置に配置することにより、ノブ、レバーハ
ンドルなどのドア外側の操作部材を錠機構に連係
および連係解除する機構が簡単になり、既設の錠
機構をそのまま利用して電気錠を構成することが
でき、上記操作部材のドアへの取付作業も極めて
簡単に行うことのできる電気錠を提供することを
目的とする。
(問題点を解決するための手段) 本考案の電気錠は、錠機構を介してラツチボル
ト或いはデツドボルトなどの錠杆を出没操作する
ためのドア内側の内側操作部材と、ドア外側に設
けられる錠杆操作用の外側操作部材とを、これら
の回転軸が同軸上にあつて互いに切り離された状
態に設置すると共に、前記内側操作部材の回転軸
にはドアの操作部材取付座内に位置する内側回転
体を一体に設ける一方、前記外側操作部材の回転
軸には前記操作部材取付座内に位置し内側回転体
と嵌合または隣接し合う外側回転体を一体に設
け、前記内側回転体および外側回転体に係脱しう
るように可動係合体を進退自在に設け、解錠信号
出力機構が所定の入力情報に基づき電気的解錠信
号を出力すると、前記操作部材取付座内に設けた
ソレノイドが前記解錠信号に基づき前記可動係合
体を前記内側回転体と外側回転体にまたがつて係
合する位置に変位させるように構成したことを特
徴とするものである。
(実施例) 本考案の電気錠の一実施例を第1図ないし第3
図に基づき以下に説明する。
第1図は、この実施例の要部を一部破断して示
す正面図、第2図は同じくその一部を破断して示
す側面図であつて、ドア21外側の錠杆操作部材
である外側ノブ22の回転軸23と、ドア21内
側の錠杆操作部材である内側ノブ24の回転軸2
5とは同一軸線上に対向配置されている。上記内
側ノブ24の回転軸25は、ドア21外側のノブ
取付座26内まで突設されており、この回転軸2
5の端部には円板状の内側回転体27が一体に形
成されている。また、上記ノブ取付座26内に臨
む外側ノブ22の回転軸23の端部には、前記内
側回転体27に外嵌して互いに回転自在となる円
環状の外側回転体28が一体に形成されている。
内側ノブ24の回転体25は、錠箱29内に設け
られた第3図に示すラツチボルト操作機構30に
連係しており、手を放した時の内側ノブ24の回
動位置において、ラツチボルト31がフロント板
32のボルト穴32aから突出した状態となるよ
うに構成されている。内側ノブ24の上記回動位
置において、前記内側回転体27外周の外側周域
の一部には係合凹部27aが切り欠き形成されて
いる。また、上記内側回転体27に外嵌めする外
側回転体28の外周の一部には、左右に振り分け
た一対のフツク部28a,28aが形成されてい
る。そして、同じく前記ノブ取付座26内におい
て上下に摺動自在に設けられ、バネ33,33に
よつて下向きに付勢された摺動板34の下端部に
外側回転体28の各フツク部28a,28aが当
接し、これにより手を放したときの外側ノブ22
は、外側回転体28が第1図に示す姿勢となる回
動位置に復帰するように構成されている。外側ノ
ブ22の上記回動位置において、内側回転体27
の係合凹部27aと対向する上記外側回転体28
の一部周域には、T字状の可動係合体35を進退
可能に案内する案内孔36が形成されている。上
記可動係合体35は、案内孔36内に設けられた
バネ37により下方に付勢されている。同じく前
記ノブ取付座26内の上記可動係合体35の下位
置にはソレノイド38が設けられ、このソレノイ
ド38のプランジヤ39は前記バネ37に抗して
突出するようにバネ41により付勢されており、
このプランジヤ39に連結されたアクチユエータ
40により可動係合体35をバネ37に抗して押
し上げ、内側回転体27の係合凹部27aと係合
させるように構成されている。上記ソレノイド3
8は単安定型であつて、内部に設けられた図示し
ない永久磁石にプランジヤ39が吸着された状態
では、プランジヤ39は下方に後退した状態を保
つ一方、同じく内部に設けられた図示しない電磁
コイルに通電が行われるとその磁束と永久磁石の
磁束とが相殺し合い、アクチユエータ40とソレ
ノイド38上端との間に介装された第2図に示す
バネ41の付勢によりプランジヤ39は上方に進
出し、通電停止後もその状態を保つように構成さ
れている。
一方、前記ドア21外側のノブ取付座26の表
面には、カードリーダ42が設けられ、カードに
磁気的に記憶された所定の情報を該カードリーダ
42が読み取ることにより、このカードリーダ4
2から所定の出力を得ると共に、この出力で図示
しない解錠信号出力機構を制御して、この解錠信
号出力機構より出力される電気的な解錠信号に基
づき前記ソレノイド38の電磁コイルに通電を行
い、前記アクチユエータ40を上方に押し上げ
て、可動係合体35を内側回転体27の係合凹部
27aに係合させるように構成されている。
なお、電気系統の故障などのため、前記解錠信
号が出力されてもアクチユエータ40が第1図の
後退位置に停止して、前記カードによる解錠が果
たせない非常の場合に、ノブ取付座26の下端部
に設けられた解錠シリンダー44よりキー操作に
よつて非常解錠用の操作部材64をバネ43に抗
して押し上げ、それによりアクチユエータ40を
強制的に上方に変位させ可動係合体35を内側回
転体27の係合凹部27a内に侵入させて解錠を
図るように構成されている。
第1図及び第2図において、45は前記アクチ
ユエータ40の上下動を検知する施解錠確認用の
マイクロスイツチである。46は前記摺動板34
を上下に案内するガイドピン、47は電気系統の
電源部で、乾電池または外部からの給電によつて
前記カードリーダ42、解錠信号出力機構および
ソレノイド38への通電を図るものである。48
はデツドボルトで、ドア21外側のノブ取付座2
6に設けらてたシリンダー49およびドア21内
側のノブ取付座50に設けられたサムターン51
からの操作により、第3図に示す錠箱29内のデ
ツドボルト操作機構52を介して、フロント板3
2のボルト穴32bよりデツドボルト48を出没
させるように構成されている。
前記ラツチボルト操作機構30は、任意であ
り、この実施例では従来より知られているものを
採用しているが、その構成を以下に説明する。
錠箱29内に前後方向に向けて進退自在にテー
ルピース53が設けられ、このテールピース53
はその左端とバネ座54の間に介装された圧縮バ
ネ55により前方に付勢されている。一方、前記
内側ノブ24の回転軸25の嵌合するラツチハブ
56には上下一対のフツク部56a,56aが形
成され、これらフツク部56a,56aがテール
ピース53の折曲部53a,53aに当接して、
内側ノブ24が時計方向、反時計方向のいずれの
方向に回動してもテールピース53を後方に押動
するように構成されている。また前記テールピー
ス53の右端部には、バネ座54を貫通するラツ
チボルト31の軸部31aが前後に進退自在とな
るように連結され、この軸部31a先端のフラン
ジ31aをテールピース53の折曲部53aに係
止することによりテールピース53の後退に従動
してラツチボルト31がフロント板32のボルト
穴32aから、錠箱29内に没入するように構成
されている。上記ラツチボルト31の頭部とバネ
座54の間には圧縮バネ57が介装され、ラツチ
ボルト31がボルト穴32aより突出する第3図
の状態において、外側からの押圧および押圧解除
に応じてラツチボルト31がテールピース53と
は独立に出没動作し得るように構成されている。
また、デツドボルト操作機構52は適宜採用し
うるものであるが、この実施例では以下の通りの
構成を採つている。
第1図および第2図において、サムターン49お
よびシリンダー51に連結されたデツドボルト4
8操作用の回転軸58は、第3図に示す錠箱29
内に設けられたデツドハブ59に嵌合している。
このデツドハブ59には作用アーム59aが一
体に形成され、デツドボルト48の後部に形成さ
れた切欠凹部48a内に作用アーム59aが臨出
している。デツドボルト48の後部両側面にはガ
イドピン60,60が突設され、錠箱29の内壁
面に形成された長穴61,61で上記ガイドピン
60,60を案内することにより、デツドボルト
48が前後に進退自在となるように構成されてい
る。デツドボルト48の後部は断面コ字状をな
し、この後部内には、ガイドピン60に一端を止
着され他端を自由端としたフリツクシヨンバネ6
2が装着され、その自由端側をデツドボルト48
後部の切欠凹部48aまで延長して前記デツドハ
ブ59の作用アーム59aに当て、この作用アー
ム59aが第3図に示すようにデツドボルト48
を後退位置に保持する第1の状態(解錠状態)
と、デツドボルト48を進出位置に保持する第2
の状態(施錠状態)とに安定するように構成され
ている。また上記デツドボルト48後部の下方に
は、デツドハブ59の作用アーム59aとは別に
デツドボルト48を進出状態に規制するロツクピ
ース63が枢着されており、ねじりバネ64によ
り時計方向に付勢されている。他方、デツドボル
ト48後部の下面には係止段部48bが形成さ
れ、この係止段部48bにロツクピース63の先
端の係止部63aを係止させることにより、デツ
ドボルト48を進出状態すなわち施錠状態に規制
するように構成されている。
前記ロツクピース63には、別にカム面63b
が形成され、このカム面63bに対するデツドハ
ブ59の作用アーム59aの干渉によりロツクピ
ース63を揺動させ、それによつてデツドボルト
48後部の係止段部48bに対するロツクピース
63の係止を解除するように形成されている。
この実施例の電気錠は以上の構成からなり、前
記デツドボルト48の解錠状態でのドア外側から
のラツチボルト31の解錠は以下のようにして行
われる。
上記の状態で、ラツチボルト31は第3図に示
すように突出して、図示しないドア枠のボルト穴
に係合している。このとき、内側ノブ24に連結
されている内側回転体27は、その係合凹部27
aが下向きとなる第1図の回動位置にある。一
方、ソレノイド38はそのプランジヤ39がソレ
ノイド38内の永久磁石に吸着されて後退した状
態にある。このため可動係合体35はバネ37の
付勢力によつて内側回転体27の係合凹部27a
に係合せず、内側ノブ24と外側ノブ22とは互
いに切り離された状態にあり、従つてこの状態で
外側ノブ22を回動してもラツチボルト31は後
退せず、解錠は果たされない。
以上の条件で、この電気錠に関する解錠情報が
磁気的に記録されたカードをドア外側のノブ取付
座26に設けらたカードリーダ42に挿入する
と、カードリーダ42が上記解錠情報を読み取る
ことにより解錠信号として電源部21よりソレノ
イド38の電磁コイルへ短時間の間、通電が行わ
れる。これにより電磁コイルと永久磁石の磁束が
相殺し合つて、プランジヤ19の吸着が解かれ、
アクチユエータ40はバネ41の付勢力により突
出して可動係合体35をバネ37に抗して押し、
これにより可動係合体35が内側回転体27の係
合凹部27aに係合して、外側ノブ22の回転軸
23と内側ノブ24の回転軸25とが連結され
る。したがつて、外側ノブ22の回動は内側ノブ
24の回転軸25に伝わり、その回動によりラツ
チボルト操作機構30のラツチハブ56がテール
ピース53を後退させ、テールピース53に従動
してラツチハブ31がフロント板32のボルト穴
32aより錠箱29内に没入して解錠が果たされ
る。上記解錠動作において、外側回転体28が正
逆何れの方向へも回動可能であり、またラツチボ
ルト操作機構30のラツチハブ56の正逆何れの
方向への回動に対してもテールピース53は後退
動作するので、外側ノブ22は何れの方向に回動
操作しても解錠することができる。
一方、前記解錠動作において、外側ノブ22を
解錠に必要な量だけ回動すると、外側回転体28
の外周縁によりアクチユエータ40がバネ41に
抗して押し下げられるので、ソレノイド38のプ
ランジヤ39は後退して再び永久磁石に吸着され
る元の状態に復帰して保持される。したがつて、
この状態で外側ノブ22を解放すると、可動係合
体35はバネ37に押されて内側回転体27の係
合凹部27aから脱し、第1図に示す施錠状態に
自動的に戻る。
以上の実施例では、ラツチボルト31を操作す
る内側ノブ24と外側ノブ22の間で、これらの
回転軸25,23間を断接することにより施解錠
する場合について説明したが、このほかデツドボ
ルト48を操作するシリンダー49とサムターン
51の間の断接に適用して、デツドボルト48の
施解錠を電気的に行うように構成することも可能
である。また上記ラツチボルト31がデツドボル
トに兼用される構造の錠機構にも適用可能であ
る。前記可動係合体35を変位させるソレノイド
38は、前記した単安定型のものに限らず、プラ
ンジヤ39の下動復帰時すなわち施錠動作時にも
通電を行う双安定型のソレノイドを用いることも
可能である。
さらに、上記プランジヤ39の下動復帰をタイ
マーの併用により限時的に行う構成とすれば、電
気的に解錠を行つた後、たとえノブを回動せずに
ドアから離れても電気的に再施錠を自動的に行う
ことができ防犯上有効である。
なお前記実施例では、内側ノブ24と外側ノブ
22の間の断接を担う内側回転体27外側回転体
28とが相互に嵌合し合う構成としたが、これに
限らず内側ノブ24の回転体と外側ノブ22の回
転体とを互いに隣接し合うように対向配置して、
これらの間で可動係合体35を係脱させるように
構成してもよい。
解錠信号を出力する解錠信号出力機構の制御
も、前記カードリーダ42に替えて、テンキー装
置を用いて行うようにしてもよい。
(考案の効果) 以上のように、この考案の電気錠は、ラツチボ
ルト、デツドボルトなどの錠杆を出没操作するた
めのドア内側の内側操作部材と、ドア外側の錠杆
操作用外側操作部材とを、これらの回転軸が同軸
上にあつて互いに切り離された状態に配置し、上
記それぞれの回転軸に互いに嵌合または隣接し合
う内側回転体および外側回転体を一体に形成する
一方、ソレノイドにより進退自在に変位して前記
内側回転体および外側回転体に係脱する可動係合
体を設け、解錠信号出力機構が所定の入力情報に
基づき電気的解錠信号を出力すると、前記ソレノ
イドが前記可動係合体を前記2つの回転体にまた
がつて係合する位置に変位させるように構成した
ものであるから、内側操作部材に常に連係した関
係にある錠機構と外側操作部材との間に、係脱機
構を直接介在させる必要がなく、同軸上にある内
側操作部材の回転軸と外側操作部材の回転軸を断
接するだけでよく、構造が極めて簡単になり、信
頼性の向上、コストの低減を図ることができる。
したがつて、この考案の電気錠は、特にホテル錠
の場合のように、常に外側ノブを施錠状態すなわ
ち空転或いは固定の状態に保つ使用例の錠に適用
して、最大の効果を上げることができる。
前記したように、同軸上に配置した内外操作部
材間でソレノイドの作用により可動係合体を係脱
させる構成のため、内外操作部材の軸位置が異な
る従来例の場合に比べて、可動係合体の係脱動作
すなわち施解錠動作が安定して行われ、機構の動
作の信頼性が大幅に向上することにもなる。
また、上記内側操作部材と外側操作部材の回転
軸が同軸上にあること、およびこれらを断接する
機構が操作部材取付座内にすべて設けらているこ
とにより、このような構成を内蔵する操作部材取
付座を設けるだけで、既設の錠機構をそまま利用
して電気錠を構成することができ、極めて汎用性
に富み経済的であるという効果が得られる。しか
も、上記内外の回転軸が同軸上にあることから、
ノブ、レバーハンドルなど操作部材取付用の切欠
加工の位置がドアの内側と外側とで同じ位置にな
り、その取付作業が容易になると共に、操作部材
の取付位置が内側と外側で同じであるため使い勝
手が良くなるなどの効果を奏し得る。
なお、前記実施例のように、単安定型のソレノ
イド38を用いて瞬時の通電により可動係合体4
0を内外の回転体27,28にまたがつて係合さ
せ、通電停止後はバネ41の作用で係合状態すな
わち解錠状態を維持する構成とすれば、解錠信号
出力のため電力を大幅に節減できる。また、外側
ノブ22の解錠回動動作により外側回転体28の
一部でアクチユエータ40を押してソレノイド3
8を元の施錠時の状態に復帰させ(可動係合体3
5は外側回転体28のトルクにより係合状態に保
たれる)、外側ノブ22の解放により自動的に可
動係合体35の係合状態が解かれる(施錠状態と
なる)前記実施例の構成により、ノブ操作による
施錠を忘れた場合でも自動的に施錠が図られ防犯
上有効であると共に、自動施錠のために特に電力
を要しないので経済的であるなどの効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図はこの考案の一実施例を示
し、第1図は要部を一部破断してドア外側から見
た図、第2図は要部を一部破断してドア側端面側
から見た図、第3図は錠箱内の錠機構を示す縦断
面図、第4図は従来例を示す縦断面図である。 22……外側ノブ(外側操作部材)、23……
回転軸、24……内側ノブ(内側操作部材)、2
5……回転軸、26……ノブ取付座(操作部材取
付座)、27……内側回転体、27a……係合凹
部、28……外側回転体、28a……フツク部、
30……ラツチボルト操作機構(錠機構)、31
……ラツチボルト(錠杆)、33……バネ、34
……摺動体、35……可動係合体、36……案内
孔、37……バネ、38……ソレノイド、39…
…プランジヤ、40……アクチユエータ、41…
…バネ、42……カードリーダ、47……電源
部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) ドア内側に設けられ錠機構を介して錠杆を出
    没操作するための内側操作部材と、該内側操作
    部材の回転軸と同軸位置にあつて該回転軸と切
    り離された状態でドア外側に設けられ前記錠杆
    を出没操作するための外側操作部材と、前記内
    側操作部材と一体に回転するように設けられド
    アの操作部材取付座内に位置する内側回転体
    と、前記外側操作部材と一体に回転するように
    設けられて前記操作部材取付座内に位置し前記
    内側回転体と相互に回転可能となるように嵌合
    または隣接し合う外側回転体と、前記内側回転
    体および外側回転体に係脱しうるように進退自
    在に設けられた可動係合体と、所定の入力情報
    に基づき電気的解錠信号を出力する解錠信号出
    力機構と、前記操作部材取付座内に設けられ前
    記解錠信号に基づき前記可動係合体を前記内側
    回転体と外側回転体にまたがつて係合する位置
    に変位させるソレノイドとを備えたことを特徴
    とする電気錠。 (2) 前記可動係合体は、前記内側回転体と外側回
    転体にまたがる係合を前記操作部材の回動によ
    り解くように構成されている実用新案登録請求
    の範囲第(1)項に記載の電気錠。 (3) 前記内側操作部材が内側握手、前記外側操作
    部材が外側握手、前記錠杆がラツチボルトであ
    る実用新案登録請求の範囲第(1)項記載の電気
    錠。 (4) 前記内側操作部材がサムターン、前記外側操
    作部材がシリンダー、前記錠杆がデツトボルト
    である実用新案登録請求の範囲第(1)項に記載の
    電気錠。 (5) 前記解錠信号出力機構はカードリーダの出力
    により制御すべくされている実用新案登録請求
    の範囲第(1)項から第(4)項までのいずれかに記載
    の電気錠。 (6) 前記解錠信号出力機構はテンキー装置の出力
    により制御すべくされている実用新案登録請求
    の範囲第(1)項から第(4)項までのいずれかに記載
    の電気錠。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012516400A (ja) * 2009-01-28 2012-07-19 ゲー シュヴェパー ベシュラーク ゲーエムベーハー ウント コンパニー カーゲー ロックボックス

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