JP2607348Y2 - 電気錠 - Google Patents

電気錠

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JP2607348Y2
JP2607348Y2 JP1993006157U JP615793U JP2607348Y2 JP 2607348 Y2 JP2607348 Y2 JP 2607348Y2 JP 1993006157 U JP1993006157 U JP 1993006157U JP 615793 U JP615793 U JP 615793U JP 2607348 Y2 JP2607348 Y2 JP 2607348Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、主としてカ−ドロック
システムに使用される非自動施錠で二重施錠可能な電気
錠に関するものである。
【0002】
【従来技術及びその問題点】従来のこの種非自動施錠で
二重施錠可能な電気錠として実開平1−79759号に
記載される電気錠が公知である。
【0003】然しながら、この電気錠にあっては自動施
錠タイプの場合、閉扉すると自動的に施錠となるため、
カ−ドを室内に置き忘れた儘室外に出ると入室できなく
なったり、複数の利用者が同一の部屋を使用するとき入
室毎に一々解錠操作をしなくてはならず、不便であっ
た。
【0004】また、非自動施錠タイプの場合、デッドボ
ルトで施錠したときでもソレノイドはデッドボルトに関
係なく独立して施錠または解錠状態を保持した儘である
ので、必ずしも二重施錠(安全施錠)の状態になるとは
限らず、防犯上不安であるという欠点があった。
【0005】更に、サムタ−ンの回動方向だけでは完全
な施錠状態であるか、解錠状態であるかを判断できない
だけでなく、サムタ−ンでデッドボルトを解錠すると、
連動機構によって室外側の操作部材が自動的に施錠状態
となる矛盾があった。
【0006】そのため、サムターンでデッドボルトを施
解錠動作させると自動的にソレノイドが機械的に作動
し、主の施錠杆(ラッチボルト)がデッドボルトと同一
の状態となるようにした電気錠を先の出願(実願平4−
61509号)により提案したが、この電気錠にあって
は室内側ラッチハブとロッキングピースは連動してお
り、ロッキングピースはソレノイドと連動していたた
め、室内側からデッドボルトを施錠しておいても誤って
室内側の操作部材を僅かでも回動すると解錠動作をして
いなくてもソレノイドは自動的に解錠位置に作動し、ロ
ッキングピースは係合解除位置に回転するため、デッド
ボルトを施錠しておいても室外側操作部材を操作するこ
とによりデッドボルトは解錠され、不法に侵入される危
険性があった。
【0007】
【考案の目的】本考案は、上記従来技術の問題点の全て
を解決するために、デッドボルトによる施、解錠動作に
連動してラッチボルト側の施、解錠が自動的に行え、か
つ室内側の操作部材を誤って途中迄回動してもソレノイ
ドの施、解錠位置が変わることのない極めて安全性の高
い電気錠を提供することを目的とするものである。
【0008】
【考案の開示】本考案に係る電気錠は、扉の内、外にそ
れぞれ取り付けられたノブやレバ−ハンドル等の操作部
材の回動によりそれぞれ独立して回転し、常時錠ケ−ス
外に突出するように付勢されるラッチボルトを後退させ
る室内、室外側ラッチハブを設け、ソレノイドの作動に
連動して前記ラッチボルトの一部に係脱し、ラッチボル
トの後退を規制するロッキングピ−スを設けて成る電気
錠であって、前記室内側ラッチハブの回転途中において
前記ロッキングピ−スをソレノイドとは無関係にラッチ
ボルトとの係合位置から離脱させる係合解除機構を設け
ると共に、室内側に取り付けられたサムタ−ンの回動に
より回転してデッドボルトを施錠または解錠方向に出没
させるデッドハブを設け、同デッドハブの施錠または解
錠方向への回転に連動して前記ロッキングピ−スをそれ
ぞれ係合または係合解除位置に作動させる連結機構を設
けたことを特徴とするものである。
【0009】
【考案の作用】室内側の操作部材を回動することにより
ラッチボルトが施錠状態になっていても自動的に解錠
し、かつ、デッドボルトとラッチボルトの両方が施錠状
態になっていても室内側の操作部材と連結機構によって
解錠し、デッドボルトの施、解錠状態に応じてラッチボ
ルトが自動的に施、解錠され、室内側の操作部材を誤っ
て途中迄回動しても解錠動作が完了する迄はソレノイド
はデッドボルトの施、解錠状態に応じた状態を保持す
る。
【0010】
【実施例】図面は、本考案電気錠の内部透視図であっ
て、錠ケ−ス1内に、ラッチボルト2がそのラッチ柄2
1の軸部に巻回されたスプリング22に付勢されて錠ケ
−ス前板11から錠ケ−ス外に常時突出するように嵌装
され、扉内、外に取り付けられたノブやレバ−ハンドル
等の操作部材(図示せず)の回動によりそれぞれ独立し
て回転し、ラッチ柄21の後端折曲部を押してラッチボ
ルト2を錠ケ−ス1内に後退させる室内、室外側ラッチ
ハブ3、4が同軸的に錠ケ−ス側板に枢支されている。
【0011】室内側ラッチハブ3は、その突起部31が
ラッチ柄21の後端折曲部に当接する迄一定角度空転す
るように室内側の操作部材に内蔵されるスプリングで反
時計方向に回転するように付勢され、ストッパ−ピン5
でその角度以上にならないように止められている。ま
た、室外側ラッチハブ4も同じく室外側の操作部材に内
蔵されるスプリングで反時計方向に回転するように付勢
され、ストッパ−ピン5でそれ以上回転しないように止
められ、その突起部41はラッチ柄21の後端折曲部に
当接した状態で止められている。
【0012】また、室内側ラッチハブ3は、図面番号6
で示される後述のロッキングピ−スをラッチボルト2と
の係合位置から離脱させる係合解除機構を構成する解除
ピン32が設けられている。
【0013】ロッキングピ−ス6は、その先端部61が
ラッチボルト2の後端の一部に係合して同ラッチボルト
の後退を阻止し、室外側の操作部材を回動しても解錠で
きないようにする部材で、先端部61がラッチボルト2
との係合位置から係合解除位置迄回転するように軸62
にて枢支されている。
【0014】このロッキングピ−ス6は、スプリング6
4によって常時時計方向に回転するようにつまり先端部
61がラッチボルト2の後端部に係合するように付勢さ
れ、ラッチハブ3の空転時に、軸62を挟んで先端部6
1と反対側の後端部に形成されたテ−パ−部63に前記
解除ピン32が当接し、ラッチハブ3の空転途中に反時
計方向に押され、係合解除位置迄回転させられるように
なっており、係合解除機構が構成されている。
【0015】また、ロッキングピ−ス6の軸62と同軸
的に別のロッキングプレート7が枢支され、このロッキ
ングプレート7の一部に形成された縦方向の長孔71に
ロッキングピース6に固着のピン65が嵌挿され、ロッ
キングプレート7の反時計方向の回転に従動してロッキ
ングピース6が係合解除位置に回転し、室内側ラッチハ
ブ3の空転途中にあってはロッキングピース6のみが係
合解除位置に回転するように構成されている。
【0016】ロッキングプレート7の下部には、図面番
号8で示される後述のソレノイドのプランジャ−81に
一体固着された連結板9の板状部91が軸92にて枢支
され、連結板9の往復摺動によりロッキングプレート7
が往復回転してロッキングピース6の先端部61がラッ
チボルト2に係脱するように構成されている。
【0017】ソレノイド8は、そのプランジャ−81が
突出しているときは励磁コイルへの通電により没入し、
没入しているときは励磁コイルへの通電により突出する
形式のもので、双安定型ソレノイドが使用される。
【0018】図面番号10は、前記ラッチボルト2の上
方の錠ケ−ス側板に回転可能に枢支され、室内側に取り
付けられたサムタ−ン(図示せず)の回動により回転す
るデッドボルト操作用のデッドハブを示すもので、その
作動杆は二股状となっており、一方の作動杆101は、
デッドハブ10がクリックモ−ションをするようにスプ
リングaにより付勢され、回転途中において図面番号2
0で示される後述の連結機構のリンク杆の第一カム板を
押してリンク杆を時計方向に回転させる作用をし、他方
の作動杆102は、デッドハブ10の回転軸に案内され
て前後摺動するように錠ケ−スに嵌装されたデッドボル
ト103の出、没動作を行うと共に、回転途中において
後述の連結機構のリンク杆の第二カム板を押してリンク
杆を反時計方向に回転させる作用をする。
【0019】デッドボルト103の出、没動作に連動し
て前記ロッキングプレート7を往復回転させる連結機構
20は、前記ソレノイド8のプランジャ−81に一体固
着された連結板9の前後運動を上下運動に変換するリン
ク板201及び連結板202と、中央部が軸203aに
て枢支され、前記連結板202の上端部及び第一、第二
カム板203b、203cの中央部がそれぞれ枢着され
る三股状のリンク杆203とから成り、第一カム板20
3bはスプリングbの復元力に抗して反時計方向にフリ
ー回転、第二カム板203cはスプリングcの復元力に
抗して時計方向にフリー回転するように構成されてい
る。
【0020】図面番号30は、ラッチボルト2が後退し
たときこれに連動して前記デッドハブ10を解錠方向へ
回転させてデッドボルト103を連動して後退させるリ
ンク機構を示すもので、一端がラッチボルト2のラッチ
柄21の後端に軸30aにて枢支される直線状の第一リ
ンク板301、一端が錠ケ−ス側板に軸30bにて枢支
され、第一リンク板301に引かれて時計方向に回転す
るL型の第二リンク板302及び一端が第二リンク板3
02の他端に軸30cにて枢支され、他端がデッドハブ
10の作動杆102に軸30dにて枢支される第三リン
ク板303より成るもので、第二リンク板302に固着
されたピン302aが第一リンク板301に形成された
長孔301aに嵌合しており、第一リンク板301の一
方向のみの運動を第二リンク板302に伝達するように
構成してある。
【0021】図面番号40は、扉が開いているとき、ラ
ッチボルト2の突出量を小さくして扉を閉めるときにラ
ッチボルト2の突出量を大きくするようにしたトリガ−
装置を示すもので、スプリング401に付勢されて錠ケ
−ス前板11から突出するトリガ−ボルト402、同ト
リガ−ボルトと一体のコ字状のトリガー柄403及び常
時スプリング(図示せず)で反時計方向に回転するよう
に付勢されている梃板404から成り、トリガーボルト
402が突出しているとき、つまり扉が開いているとき
には梃板404はその先端のテーパー部がトリガー柄4
03の垂直片に形成された段部に押されて時計方向に回
転し、後端部がラッチ柄21に接近するように構成され
ており、一方ラッチ柄21には梃板404の後端部が接
近したときこの後端部に係合する膨出部23が形成され
ている。即ち、室内或いは室外側の操作部材を回動し、
ラッチボルト2を後退させて扉を開けたときトリガーボ
ルト402はスプリング401に付勢されて突出するた
め、梃板404は上述のように時計方向に回転し、その
後端部はラッチ柄21の膨出部23と係合する位置にき
ている。操作部材から手を離すと、ラッチボルト2はス
プリング22の復元力により突出するが、膨出部23の
端部が上記梃板404の後端部に係合してそれ以上の突
出が阻止され、図1に示される小さな突出量の状態で止
められている。この状態のときは施錠動作をさせようと
してもロッキングプレート7に設けられた後述のストッ
パーがラッチボルト2の下面に当接してロッキングプレ
ート7が施錠方向に回転できないようになっているもの
で、開扉時誤って施錠操作をしても施錠されないように
する安全装置の作用をするものである。図1の開扉状態
において扉を閉めると、ラッチボルト2並びにトリガー
ボルト402はストライキの一部に当たって共に後退す
るため、梃板404はスプリングの復元力によって反時
計方向に回転し、ラッチ柄21の膨出部23との係合が
解かれ、梃板404による係止作用が解除されるので、
ラッチボルト2は図2の如く完全突出し、ロッキングプ
レート7の回転が可能となり、施錠可能状態となるもの
である。
【0022】図中、図面番号50は、在室者に異常が生
じて緊急に入室しなければならないとき等に使用するホ
テル保管のエマ−キ−で施、解錠できるようにするシリ
ンダ−錠を示すもので、同シリンダ−錠の操作により前
記連結板9に一体固着のコの字板501を左右に押して
連結板9を左右摺動させるものである。また、図面番号
60は、コの字板501に押されてその接点が閉路する
マイクロスイッチを示し、施、解錠状態を表示する装置
と直列に接続されている。図面番号70は、電気錠を起
動する乾電池等の電源を示し、図示しないが室外側に取
り付けられたカ−ドリ−ダ−の制御部と接続されてい
る。
【0023】次に、本考案の実施例に基いて本案電気錠
の具体的な作用をホテルの客室に使用した場合について
具体的に説明する。図1は、解錠して扉を開いた状態を
示すもので、ソレノイド8のプランジャー81は後退し
ており、ロッキングプレート7は反時計方向に回転して
いるため、ロッキングピース6は長孔71の上端縁でピ
ン65が押されてロッキングプレート7と一体に回転
し、係合解除位置に回転している。
【0024】この状態で扉を閉めると、ラッチボルト2
は扉枠側にあるストライキに一旦当接し、嵌合孔と一致
するところで開扉状態のときよりも大きく突出して施錠
可能状態となるが、ロッキングプレート7並びにロッキ
ングピース6はその儘の位置を保っているため、室内、
外の操作部材を回動すれば室内、室外側のラッチハブ
3、4が自由に回転してラッチボルト2をスプリング2
2に抗して後退させるので、室内、室外側から自由に開
扉できる。
【0025】室外に出た利用客がカ−ドリ−ダ−に磁気
カ−ドまたはICカ−ドを挿入すると、カ−ドリ−ダ−
に記憶の情報とカ−ド情報との一致によりソレノイド8
の励磁コイルが通電されるため、プランジャ−81が突
出し、これと一体の連結板9が左方向に摺動してロッキ
ングプレート7を時計方向に反転させるので、ロッキン
グピース6はスプリング64の復元力により同じく時計
方向に回転し、図2に示す如くその先端部61がラッチ
ボルト2の後端部に係合してラッチボルト2の後退を阻
止する。つまり、室外側の操作部材を回動してラッチハ
ブ4を回転させることができない施錠状態となる。入室
したい場合はカ−ドリ−ダ−にカ−ドを挿入してソレノ
イドに通電するかあるいはエマ−キ−によりシリンダ−
錠50を操作して、プランジャ−81を後退させればロ
ッキングピ−ス6が係合解除位置に回転して解錠するも
のである。
【0026】カ−ドの使用により解錠した後入室して扉
を閉めても解錠状態が保持されているので、入室した利
用客が施錠をしたい場合、室内側に取り付けてあるサム
タ−ンを施錠方向に回動し、デッドハブ10を時計方向
に回転させると、デッドボルト103が一方の作動杆1
02に押されて突出すると同時に、この回転途中におい
て連結機構20のリンク杆203の第二カム板203c
を押して軸203aを支点として同リンク杆を反時計方
向に回転させるため、連結板202が引上げられ、連結
板9はリンク板201を介して左方向に押され、ソレノ
イド8のプランジャ−81が突出すると同時にロッキン
グプレート7つまりロッキングピ−ス6がラッチボルト
2との係合位置に回転して図3に示される二重施錠状態
となる。
【0027】解錠する場合、サムタ−ンを解錠方向に回
動し、デッドハブ10を反時計方向に回転させると、デ
ッドボルト103は同じく作動杆102に押されて後退
すると同時に、この回転途中において他方の作動杆10
1が第一カム板203bを押して軸203aを支点とし
てリンク杆203を時計方向に回転させるため、連結板
202が押し下げられ、連結板9はリンク板201を介
して右方向に引かれ、ソレノイド8のプランジャ−81
が後退すると同時にロッキングプレート7つまりロッキ
ングピ−ス6がラッチボルト2との係合位置から離脱す
る係合解除位置に回転して図1に示される解錠状態とな
る。
【0028】つまり、連結機構20は、デッドボルト1
03を施錠または解錠方向に出没させるデッドハブ10
の施錠または解錠方向への回転に連動してロッキングピ
−ス6をそれぞれ係合または係合解除位置に作動させる
ものである。
【0029】図3の二重施錠状態においては室外側から
は操作部材を操作して解錠することはできないが、室内
側の操作部材を回動すれば、室内側ラッチハブ3はその
突起部31がラッチ柄21の後端折曲部に当接する迄一
定角度空転するので、その空転途中にロッキングピ−ス
6のテ−パ−部63を解除ピン32が押してロッキング
ピ−ス6を図4のように係止解除位置に回転させる。従
って、ラッチハブ3をその儘回転させれば、ラッチボル
ト2は突起部31に押されて後退する。このときロッキ
ングピース6のピン65はロッキングプレート7の長孔
71内を移動するだけでロッキングプレート7には影響
を及ぼさないので、ソレノイド8のプランジャー81は
突出状態つまり施錠状態を保持している。
【0030】ラッチボルト2が後退すると、リンク機構
30の第一リンク板301が右方向に移動し、第二リン
ク板302がこれに引かれて軸30bを支点として時計
方向に反転し、これに連結される第三リンク板303が
デッドハブ10の作動杆102を右方向に押してデット
ハブ10を反時計方向に回転させるので、デッドボルト
103は後退して解錠され、扉を開く方向に押せば開扉
する。
【0031】図4の施錠状態において室外側から解錠し
たい場合は、カ−ドを使用してソレノイド8に通電する
か、シリンダ−錠50を操作してロッキングピ−ス6を
係止解除位置に回転させてやれば、室外側の操作部材は
回動可能となり、ラッチボルト2の後退と同時に前記リ
ンク機構30を介してデッドボルト103も解錠するこ
とができる。
【0032】本案電気錠の場合、ラッチボルト2に係合
するのはロッキングピース6のみであり、ロッキングプ
レート7自体はラッチボルト2と直接係合する位置迄回
転することはないので、ロッキングプレート7はロッキ
ングピース6の状態に拘わらずソレノイド8への通電あ
るいはサムターンの操作による施錠動作によって施錠方
向へ回転すると同時に施錠信号が出力されるようになっ
ている。従って、前述の開扉時或いは何らかの原因でラ
ッチボルト2が完全に突出していない状態つまりロッキ
ングピース6がラッチボルト2に係合し得ない状態で施
錠動作を行った場合でもロッキングプレート7は施錠方
向へ回転し、施錠信号が出力されることになるので、施
錠されたものと誤認され、不法侵入される危険性があ
る。そのため、本案電気錠ではラッチボルト2が完全に
突出していないときにはロッキングプレート7が施錠方
向に回転しないようにするストッパー72を設けて対処
している。ストッパー72は、ロッキングプレート7の
先端部に時計方向のみの回転が許容されるように軸73
にて枢支され、スプリング74で反時計方向に付勢され
るように構成されており、ラッチボルト2が完全に突出
していないときにはラッチボルト下面にその先端部が当
接してロッキングプレート7が施錠方向に回転するのを
防止し、施錠時室内側操作部材を回動して解錠するとき
にはラッチボルト2の後退の支障とならないようにスプ
リング74の復元力に抗して時計方向に回転するように
したものである。
【0033】
【考案の効果】本考案に係る電気錠によれば、ソレノイ
ドへの通電によりロッキングピ−スをラッチボルトに係
合または係合解除させて施、解錠を反復して行えるよう
にし、デッドボルトによる施、解錠動作に連動して、ラ
ッチボルト側の施、解錠が自動的に行えるようにしたも
のであるから、サムタ−ンによってデッドボルトを解錠
したときは必ずラッチボルト側も解錠となり、施錠操作
をしない限りその状態は保持されるので、カ−ドを室内
に置き忘れて室外へ出ても入室できなくなるという事態
は生じず、また施錠時室内側の操作部材を誤って途中迄
回動しても施錠状態を保持するようにしてあるので、外
部からは絶対に不法解錠することはできず、防犯性に優
れる。
【0034】また、複数の利用者が続いて部屋に入る場
合、一旦解錠すれば、施錠操作するまでは解錠状態が保
持されているので、扉を閉めても入室時に一々解錠操作
する必要もなく、利用者全員がカ−ドを所持する必要が
なく、便利である。
【0035】更に、室内側からサムタ−ンでデッドボル
トを施錠すれば、必ずラッチボルト側も施錠即ち二重施
錠(安全施錠)されるので、防犯上有効であり、サムタ
−ンの回動方向によって施、解錠状態を一目で判断でき
て便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案電気錠の開扉時における内部透視図であ
る。
【図2】同電気錠のラッチボルトによる施錠時における
内部透視図である。
【図3】同電気錠のラッチボルトとデッドボルトによる
二重施錠時における内部透視図である。
【図4】同電気錠の室内側操作部材による解錠途中にお
ける内部透視図である。
【符号の説明】
1 錠ケ−ス 2 ラッチボルト 3 室内側ラッチハブ 4 室外側ラッチハブ 6 ロッキングピ−ス 7 ロッキングプレート 8 ソレノイド 10 デッドハブ 20 連結機構 30 リンク機構

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 扉の内、外にそれぞれ取り付けられたノ
    ブやレバーハンドル等の操作部材の回動によりそれぞれ
    独立して回転し、常時錠ケース外に突出するように付施
    されるラッチボルトを後退させる室内、室外側ラッチハ
    ブ3、4を設け、ソレノイド8の作動に連動して前記ラ
    ッチボルトの一部に係脱し、ラッチボルトの後退を規制
    するロッキングピース6を設けて成る電気錠であって、
    前記室内側ラッチハブ3の回転途中において前記ロッキ
    ングピース6を、室内側ラッチハブに設けた解除ピンに
    よって押動させることによって、ラッチボルトとの係合
    位置から離脱させる係合解除機構を設けると共に、扉内
    側に取り付けられたサムターンの回動により回転してデ
    ッドボルトを施錠または解錠方向に出没させるデッドハ
    ブを設け、同デッドハブの施錠または解錠方向への回転
    に連動して前記ロッキングピースをそれぞれ係合または
    係合解除位置に作動させる連結機構を設けたことを特徴
    とする電気錠。
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