JPH03184379A - 薄膜トランジスタの製造方法 - Google Patents
薄膜トランジスタの製造方法Info
- Publication number
- JPH03184379A JPH03184379A JP32151989A JP32151989A JPH03184379A JP H03184379 A JPH03184379 A JP H03184379A JP 32151989 A JP32151989 A JP 32151989A JP 32151989 A JP32151989 A JP 32151989A JP H03184379 A JPH03184379 A JP H03184379A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- film
- electrode
- cvd method
- gate insulation
- gate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 239000010409 thin film Substances 0.000 title claims abstract description 5
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 title claims description 11
- 239000010408 film Substances 0.000 claims abstract description 78
- 239000000758 substrate Substances 0.000 claims abstract description 35
- 238000000034 method Methods 0.000 claims abstract description 18
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 claims abstract description 16
- 238000002230 thermal chemical vapour deposition Methods 0.000 claims abstract description 12
- 229910021417 amorphous silicon Inorganic materials 0.000 claims abstract description 5
- VYPSYNLAJGMNEJ-UHFFFAOYSA-N Silicium dioxide Chemical compound O=[Si]=O VYPSYNLAJGMNEJ-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 19
- 229910052814 silicon oxide Inorganic materials 0.000 claims description 19
- 230000007547 defect Effects 0.000 abstract description 9
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 abstract description 9
- 238000005268 plasma chemical vapour deposition Methods 0.000 abstract description 4
- XUIMIQQOPSSXEZ-UHFFFAOYSA-N Silicon Chemical compound [Si] XUIMIQQOPSSXEZ-UHFFFAOYSA-N 0.000 abstract 5
- 238000009413 insulation Methods 0.000 abstract 5
- 229910052710 silicon Inorganic materials 0.000 abstract 5
- 239000010703 silicon Substances 0.000 abstract 5
- 238000005121 nitriding Methods 0.000 abstract 1
- 239000004973 liquid crystal related substance Substances 0.000 description 11
- 239000011159 matrix material Substances 0.000 description 9
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 8
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 5
- 239000007789 gas Substances 0.000 description 5
- 238000004435 EPR spectroscopy Methods 0.000 description 3
- 239000004642 Polyimide Substances 0.000 description 3
- 229910052581 Si3N4 Inorganic materials 0.000 description 3
- 238000000151 deposition Methods 0.000 description 3
- 230000008021 deposition Effects 0.000 description 3
- 239000010410 layer Substances 0.000 description 3
- 239000000463 material Substances 0.000 description 3
- 229920001721 polyimide Polymers 0.000 description 3
- HQVNEWCFYHHQES-UHFFFAOYSA-N silicon nitride Chemical compound N12[Si]34N5[Si]62N3[Si]51N64 HQVNEWCFYHHQES-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 238000012360 testing method Methods 0.000 description 3
- 239000011521 glass Substances 0.000 description 2
- 238000013035 low temperature curing Methods 0.000 description 2
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 2
- JZLMRQMUNCKZTP-UHFFFAOYSA-N molybdenum tantalum Chemical compound [Mo].[Ta] JZLMRQMUNCKZTP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 230000001681 protective effect Effects 0.000 description 2
- 238000001228 spectrum Methods 0.000 description 2
- BLRPTPMANUNPDV-UHFFFAOYSA-N Silane Chemical compound [SiH4] BLRPTPMANUNPDV-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 1
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000001362 electron spin resonance spectrum Methods 0.000 description 1
- 230000007613 environmental effect Effects 0.000 description 1
- 239000004744 fabric Substances 0.000 description 1
- 238000005286 illumination Methods 0.000 description 1
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
- 239000011810 insulating material Substances 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 1
- 101150050201 sec11 gene Proteins 0.000 description 1
- 239000002356 single layer Substances 0.000 description 1
- 238000012546 transfer Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Thin Film Transistor (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[発明の目的]
(産業上の利用分野)
この発明は、例えばアクティブマトリックス型液晶表示
素子のスイッチング素子として用いる薄膜トランジスタ
(T P T)の製造方法に関する。
素子のスイッチング素子として用いる薄膜トランジスタ
(T P T)の製造方法に関する。
(従来の技術)
液晶を用いた表示素子は、テレビ表示やグラフィックデ
イスプレィ等を指向した大容量、高密度のアクティブマ
トリックス型液晶表示素子の開発及び実用化が盛んであ
る。このような表示素子では、クロストークのない高コ
ントラスト表示が行えるように、各画素の駆動と制御を
行う手段として半導体スイッチが用いられる。その半導
体スイッチとしては、透過型表示が可能であり大面積化
も容易である等の理由から、透明絶縁基板上に形成され
たTPTが通常用いられている。また、TPTの中では
、低温プロセスが可能である等の理由から、非晶質硅素
(a−8i)を用いたものが一般的である。
イスプレィ等を指向した大容量、高密度のアクティブマ
トリックス型液晶表示素子の開発及び実用化が盛んであ
る。このような表示素子では、クロストークのない高コ
ントラスト表示が行えるように、各画素の駆動と制御を
行う手段として半導体スイッチが用いられる。その半導
体スイッチとしては、透過型表示が可能であり大面積化
も容易である等の理由から、透明絶縁基板上に形成され
たTPTが通常用いられている。また、TPTの中では
、低温プロセスが可能である等の理由から、非晶質硅素
(a−8i)を用いたものが一般的である。
そして一般に、アクティブマトリックス型液晶表示素子
としては、ラビングにょる配向処理がそれぞれ施された
2枚の基板を、配向方向が互いに90″をなすように平
行に対向させて配置し、これらの間にネマチックタイプ
の液晶組成物を挟持させたツィステッドネマチック(T
N)型のものが広く用いられている。
としては、ラビングにょる配向処理がそれぞれ施された
2枚の基板を、配向方向が互いに90″をなすように平
行に対向させて配置し、これらの間にネマチックタイプ
の液晶組成物を挟持させたツィステッドネマチック(T
N)型のものが広く用いられている。
今後、このような液晶表示素子の応用分野は急速に拡大
し、卓上・壁掛けのテレビのみならず自動車、航空機コ
ックピットへの搭載等、苛酷な環境条件下でのニーズも
増大していくものと予想される。
し、卓上・壁掛けのテレビのみならず自動車、航空機コ
ックピットへの搭載等、苛酷な環境条件下でのニーズも
増大していくものと予想される。
(発明が解決しようとする課題)
しかしながら、この種のa−8iTFTにはオン電流が
動作時間とともに減少するという劣化現象が見られる。
動作時間とともに減少するという劣化現象が見られる。
そして、TPTの劣化が進行すると、画素の正常な駆動
はできなくなり、表示画質は悪化する。特に、この劣化
現象は雰囲気温度によって加速されることが知られてお
り、自動車や航空機といった高温環境下での信頼性が要
求される場合に大きな問題点となっていた。
はできなくなり、表示画質は悪化する。特に、この劣化
現象は雰囲気温度によって加速されることが知られてお
り、自動車や航空機といった高温環境下での信頼性が要
求される場合に大きな問題点となっていた。
この発明はこのような従来の事情に鑑みなされたもので
あり、劣化が少なく高温環境下での信頼性に優れたTP
Tの製造方法を提供することを目的としている。
あり、劣化が少なく高温環境下での信頼性に優れたTP
Tの製造方法を提供することを目的としている。
[発明の構成]
(課題を解決するための手段)
この発明は、ゲート電極、ゲート絶縁膜、a−Siから
なる半導体膜、ソース電極及びドレイン電極から構成さ
れるTPTの製造方法についてのものであり、ゲート絶
縁膜の少なくとも一部を得るために、基板温度300℃
〜600 ’Cの範囲の常圧熱CVD法により酸化硅素
膜を形成する工程を備えている。なおここで、基板温度
eoo ”cという上限の規定は、TPTを形成する絶
縁基板自体の変形等を考慮してなされたものである。
なる半導体膜、ソース電極及びドレイン電極から構成さ
れるTPTの製造方法についてのものであり、ゲート絶
縁膜の少なくとも一部を得るために、基板温度300℃
〜600 ’Cの範囲の常圧熱CVD法により酸化硅素
膜を形成する工程を備えている。なおここで、基板温度
eoo ”cという上限の規定は、TPTを形成する絶
縁基板自体の変形等を考慮してなされたものである。
(作 用)
一般に、ゲート絶縁膜中に材料的な欠陥部分が存在する
と、例えばゲート電極或いは半導体膜からの電荷がゲー
ト絶縁膜中に入って欠陥部分に捕獲されるという現象が
起こりゃすい。この発明では、ゲート絶縁膜の材料の少
なくとも一部に欠陥密度の少ない膜即ち基板温度300
℃〜600’Cの範囲の常圧熱CVD法により形成した
酸化硅素膜を用いることによって、例えばゲート電極或
いは半導体膜からの電荷の進入を防いでゲート絶縁膜中
に捕獲される電荷の量を低減できる。この結果、TPT
のしきい値電圧シフトが起こりにくくなり、特性の安定
したTPTが得られる。
と、例えばゲート電極或いは半導体膜からの電荷がゲー
ト絶縁膜中に入って欠陥部分に捕獲されるという現象が
起こりゃすい。この発明では、ゲート絶縁膜の材料の少
なくとも一部に欠陥密度の少ない膜即ち基板温度300
℃〜600’Cの範囲の常圧熱CVD法により形成した
酸化硅素膜を用いることによって、例えばゲート電極或
いは半導体膜からの電荷の進入を防いでゲート絶縁膜中
に捕獲される電荷の量を低減できる。この結果、TPT
のしきい値電圧シフトが起こりにくくなり、特性の安定
したTPTが得られる。
(実施例)
以下、この発明の詳細をアクティブマトリックス型液晶
表示素子に適用した場合を例に挙げ、図面を参照して説
明する。
表示素子に適用した場合を例に挙げ、図面を参照して説
明する。
第1図はこの発明の一実施例を用いたアクティブマトリ
ックス型液晶表示素子の一画素部分を示す断面図である
。同図において、例えばガラス(コーニング社製705
9)からなる絶縁基板1の一主面上にモリブデン・タン
タル(Mo−Ta)からなるゲート電極2を形威し、次
に、ゲート電極2を覆うように、ゲート絶縁膜3として
、常圧熱CVD法により膜厚0.3μmの酸化硅素膜3
aと、基板温度350℃のプラズマCVD法により膜厚
0.05μmの窒化硅素膜3bを順次形成する。
ックス型液晶表示素子の一画素部分を示す断面図である
。同図において、例えばガラス(コーニング社製705
9)からなる絶縁基板1の一主面上にモリブデン・タン
タル(Mo−Ta)からなるゲート電極2を形威し、次
に、ゲート電極2を覆うように、ゲート絶縁膜3として
、常圧熱CVD法により膜厚0.3μmの酸化硅素膜3
aと、基板温度350℃のプラズマCVD法により膜厚
0.05μmの窒化硅素膜3bを順次形成する。
ここで酸化硅素膜3aについて、その製造方法を例に挙
げて詳しく説明する。成膜を行う反応室は直径30CI
+の円形基板ホルダーを備えており、S I H4,0
2、N 2のガス供給系が接続されている。試料である
絶縁基板1は加熱した基板ホルダーにクランプされ、基
板表面温度が400℃となるように制御されている。こ
こにS i H480sccm。
げて詳しく説明する。成膜を行う反応室は直径30CI
+の円形基板ホルダーを備えており、S I H4,0
2、N 2のガス供給系が接続されている。試料である
絶縁基板1は加熱した基板ホルダーにクランプされ、基
板表面温度が400℃となるように制御されている。こ
こにS i H480sccm。
0 12DDsacm、 N2N260seを導入する
と、酸化硅素膜3aが堆積する。このときの堆積速度は
、10オングストローム/Sである。第2図はこのよう
にして形成した酸化硅素膜3aのESR(電子スピン共
鳴)スペクトルの測定結果を示す図である。
と、酸化硅素膜3aが堆積する。このときの堆積速度は
、10オングストローム/Sである。第2図はこのよう
にして形成した酸化硅素膜3aのESR(電子スピン共
鳴)スペクトルの測定結果を示す図である。
第2図では、左右の基準信号に対する中央の信号の強度
比から、膜の欠陥密度を見積ることができ、また、比較
従来例として酸化硅素膜3aの製造方法を、常圧熱CV
D法に代えてプラズマCVD法とした酸化硅素膜のES
R(電子スピン共鳴)スペクトルの測定結果も合わせて
示している。ここで比較従来例の酸化硅素膜について、
その製造方法を例に挙げて詳しく説明する。成膜を行う
反応室は直径30C1l+の円形高周波電極及びこれに
対向する接地電極を備えており、SiH4,N20゜N
2のガス供給系及びターボ分子ポンプとロータリーポン
プからなる排気系が接続されている。試料である絶縁基
板1は加熱した接地電極にクランプされ、基板表面温度
が450℃となるように制御されている。ここにS i
H420secs、N2N20200se及びN240
sec11を導入し、これらのガスをターボ分子ポンプ
とロータリーポンプを通じて排気する。この際、排気バ
ルブの開度を調節することによって、反応室内の圧力を
0.2T orrに制御させる。この状態で高周波電極
に13.56 MHz 、 300Wの高周波を印加
すると、グロー放電が発生し、比較従来例における酸化
硅素膜が堆積する。このときの堆積速度は、4.2オン
グストローム/Sである。第2図かられかるように、こ
の比較従来例の酸化硅素膜は、中央の信号強度が極めて
大きく膜の欠陥密度が1018CI11−3と見積れる
のに対して、この実施例の酸化硅素膜3aは、欠陥によ
る信号がほとんど検出されず(1016c+n−3以下
)、欠陥密度が極めて少ない膜であることがわかる。
比から、膜の欠陥密度を見積ることができ、また、比較
従来例として酸化硅素膜3aの製造方法を、常圧熱CV
D法に代えてプラズマCVD法とした酸化硅素膜のES
R(電子スピン共鳴)スペクトルの測定結果も合わせて
示している。ここで比較従来例の酸化硅素膜について、
その製造方法を例に挙げて詳しく説明する。成膜を行う
反応室は直径30C1l+の円形高周波電極及びこれに
対向する接地電極を備えており、SiH4,N20゜N
2のガス供給系及びターボ分子ポンプとロータリーポン
プからなる排気系が接続されている。試料である絶縁基
板1は加熱した接地電極にクランプされ、基板表面温度
が450℃となるように制御されている。ここにS i
H420secs、N2N20200se及びN240
sec11を導入し、これらのガスをターボ分子ポンプ
とロータリーポンプを通じて排気する。この際、排気バ
ルブの開度を調節することによって、反応室内の圧力を
0.2T orrに制御させる。この状態で高周波電極
に13.56 MHz 、 300Wの高周波を印加
すると、グロー放電が発生し、比較従来例における酸化
硅素膜が堆積する。このときの堆積速度は、4.2オン
グストローム/Sである。第2図かられかるように、こ
の比較従来例の酸化硅素膜は、中央の信号強度が極めて
大きく膜の欠陥密度が1018CI11−3と見積れる
のに対して、この実施例の酸化硅素膜3aは、欠陥によ
る信号がほとんど検出されず(1016c+n−3以下
)、欠陥密度が極めて少ない膜であることがわかる。
次に、窒化硅素膜3bの製造方法について詳細に説明す
る。成膜を行う反応室は直径80cmの円形高周波電極
及びこれに対向する接地電極を備えており、S iH4
,NH3,N2のガス供給系及びターボ分子ポンプとロ
ータリーポンプからなる排気系が接続されている。試料
である絶縁基板1は加熱した接地電極にクランプされ、
基板表面温度が350℃となるように制御されている。
る。成膜を行う反応室は直径80cmの円形高周波電極
及びこれに対向する接地電極を備えており、S iH4
,NH3,N2のガス供給系及びターボ分子ポンプとロ
ータリーポンプからなる排気系が接続されている。試料
である絶縁基板1は加熱した接地電極にクランプされ、
基板表面温度が350℃となるように制御されている。
ここにS t H420scem、 NH380se
cm、 N23005ec−を導入し、これらのガス
をターボ分子ポンプとロータリーポンプを通じて排気す
る。この際、排気バルブの開度を調節することによって
、反応室内の圧力を0.8Torrに制御させる。この
状態で高周波電極に13.58 MHz 、 300
Wの高周波を印加すると、グロー放電が発生し、窒化硅
素膜3bが堆積する。このときの堆積速度は、1.3オ
ングストローム/Sである。
cm、 N23005ec−を導入し、これらのガス
をターボ分子ポンプとロータリーポンプを通じて排気す
る。この際、排気バルブの開度を調節することによって
、反応室内の圧力を0.8Torrに制御させる。この
状態で高周波電極に13.58 MHz 、 300
Wの高周波を印加すると、グロー放電が発生し、窒化硅
素膜3bが堆積する。このときの堆積速度は、1.3オ
ングストローム/Sである。
続いて、ゲート絶縁膜3上に、膜厚0.05μmのa−
3tからなる半導体膜4と、膜厚0.2μmの無機保護
膜5を順次成膜する。次に、無機保護膜5を所定の形状
に加工した後、例えば膜厚0.05μmの低抵抗半導体
膜6を成膜し、更に、半導体膜4と低抵抗半導体膜6を
加工して、チャネル領域、ソース領域及びドレイン領域
を得る。また、ゲート絶縁膜3上には、I To (I
ndlum Tln 0xide)からなる画素電極7
が形成される。次に、ソース領域上には、画素電極7と
接続する形でソース電極8が形成され、ドレイン領域上
にはドレイン電極9が形成される。こうして、ゲート電
極2、a−Stからなる半導体膜4、ゲート電極2と半
導体膜4の間に形成されたゲート絶縁膜3、ソース電極
8及びドレイン電極9から構成されるTPTIOを有す
る所定の能動素子基板11が得られる。一方、ガラスか
らなる絶縁基板12の一生面上には、ITOからなる共
通電極13が形成されることにより、対向基板14が構
成される。そして、能動素子基板11の一生面上には、
全面に例えば低温キュア型のポリイミド(PI)からな
る配向膜15が形成されており、また、対向基板14の
一生面上には、全面に例えば低温キュア型のPIからな
る配向膜16が形成されている。そして、能動素子基板
11と対向基板14の一生面上には、各々の配向膜15
.16を所定の方向に布等でこすることにより、ラビン
グによる配向処理がそれぞれ施されるようになる。更に
、能動素子基板11と対向基板14は互いの一生面側が
対向し、且つ互いの配向軸が概略9011をなすように
配置され、これらの間隙には液晶17が挟持されている
。ここで、能動素子基板11と対向基板14を組み合わ
せる際に、配向膜15,16のラビング方向は、良視角
方向が正面方向に向くように設定されている。そして、
能動素子基板11と対向基板14の他主面側には、それ
ぞれ偏光板18゜19が被着されており、能動素子基板
11と対向基板14のどちらか一方の他主面側から照明
を行う形になっている。
3tからなる半導体膜4と、膜厚0.2μmの無機保護
膜5を順次成膜する。次に、無機保護膜5を所定の形状
に加工した後、例えば膜厚0.05μmの低抵抗半導体
膜6を成膜し、更に、半導体膜4と低抵抗半導体膜6を
加工して、チャネル領域、ソース領域及びドレイン領域
を得る。また、ゲート絶縁膜3上には、I To (I
ndlum Tln 0xide)からなる画素電極7
が形成される。次に、ソース領域上には、画素電極7と
接続する形でソース電極8が形成され、ドレイン領域上
にはドレイン電極9が形成される。こうして、ゲート電
極2、a−Stからなる半導体膜4、ゲート電極2と半
導体膜4の間に形成されたゲート絶縁膜3、ソース電極
8及びドレイン電極9から構成されるTPTIOを有す
る所定の能動素子基板11が得られる。一方、ガラスか
らなる絶縁基板12の一生面上には、ITOからなる共
通電極13が形成されることにより、対向基板14が構
成される。そして、能動素子基板11の一生面上には、
全面に例えば低温キュア型のポリイミド(PI)からな
る配向膜15が形成されており、また、対向基板14の
一生面上には、全面に例えば低温キュア型のPIからな
る配向膜16が形成されている。そして、能動素子基板
11と対向基板14の一生面上には、各々の配向膜15
.16を所定の方向に布等でこすることにより、ラビン
グによる配向処理がそれぞれ施されるようになる。更に
、能動素子基板11と対向基板14は互いの一生面側が
対向し、且つ互いの配向軸が概略9011をなすように
配置され、これらの間隙には液晶17が挟持されている
。ここで、能動素子基板11と対向基板14を組み合わ
せる際に、配向膜15,16のラビング方向は、良視角
方向が正面方向に向くように設定されている。そして、
能動素子基板11と対向基板14の他主面側には、それ
ぞれ偏光板18゜19が被着されており、能動素子基板
11と対向基板14のどちらか一方の他主面側から照明
を行う形になっている。
第3図はこの実施例の配列状態を示す概略図である。同
図において、各画素につき1個存在するTPTIOは、
行選択線2oと一体のゲート電極2、列選択線21と一
体のドレイン電極9、画素電極7に接続されたソース電
極8及び点線で囲んでなるチャネル領域等から構成され
ている。ここで、行選択線20は例えばTPTIOのゲ
ートに走査信号を与えるためのアドレス線であるのに対
、列選択線21は例えばTPTIOのドレインに画像信
号を与えるためのデータ線である。そして、全体的には
、複数個のTPTIOとこれに接続された画素電極7の
各々1個ずつで一画素を構成し、この周囲にはマトリッ
クス状に、行選択線20と列選択線21が形成されてい
る。
図において、各画素につき1個存在するTPTIOは、
行選択線2oと一体のゲート電極2、列選択線21と一
体のドレイン電極9、画素電極7に接続されたソース電
極8及び点線で囲んでなるチャネル領域等から構成され
ている。ここで、行選択線20は例えばTPTIOのゲ
ートに走査信号を与えるためのアドレス線であるのに対
、列選択線21は例えばTPTIOのドレインに画像信
号を与えるためのデータ線である。そして、全体的には
、複数個のTPTIOとこれに接続された画素電極7の
各々1個ずつで一画素を構成し、この周囲にはマトリッ
クス状に、行選択線20と列選択線21が形成されてい
る。
この実施例では、ゲート絶縁膜3の少なくとも一部を得
るために、基板温度300℃〜600℃の範囲の常圧熱
CVD法により酸化硅素膜3aを形成する工程を備えて
いるため、TPTIOの動作時間に伴う劣化現象を抑え
ることができる。第4図はこの実施例におけるTPTI
O[(a)]と比較例[(b)]において、加速劣化
試験を行なった後のトランスファ特性の変化を示す図で
あり、縦軸はドレイン電流(A)、横軸はゲート電圧(
V)を表している。ここで、比較例はTFTloと比べ
、酸化硅素膜3aを常圧熱CVD法の代わりにプラズマ
CVD法で製造した点を除いては、はぼ同様な構成を有
している。また、加速劣化試験は、ソース・ドレイン間
を短絡して接地し、雰囲気温度70℃においてゲートに
+15Vの電圧を10000秒間印加した後の特性変化
を調べる方法を採用した。同図かられかるように、(a
)ではしきい値電圧ドリフト量△vth −o、gvで
あり、(b)のΔVth−L2 Vに比較して、しきい
値電圧ドリフト量が低減されており、この実施例では特
性の安定したTPTが得られていることがわかる。
るために、基板温度300℃〜600℃の範囲の常圧熱
CVD法により酸化硅素膜3aを形成する工程を備えて
いるため、TPTIOの動作時間に伴う劣化現象を抑え
ることができる。第4図はこの実施例におけるTPTI
O[(a)]と比較例[(b)]において、加速劣化
試験を行なった後のトランスファ特性の変化を示す図で
あり、縦軸はドレイン電流(A)、横軸はゲート電圧(
V)を表している。ここで、比較例はTFTloと比べ
、酸化硅素膜3aを常圧熱CVD法の代わりにプラズマ
CVD法で製造した点を除いては、はぼ同様な構成を有
している。また、加速劣化試験は、ソース・ドレイン間
を短絡して接地し、雰囲気温度70℃においてゲートに
+15Vの電圧を10000秒間印加した後の特性変化
を調べる方法を採用した。同図かられかるように、(a
)ではしきい値電圧ドリフト量△vth −o、gvで
あり、(b)のΔVth−L2 Vに比較して、しきい
値電圧ドリフト量が低減されており、この実施例では特
性の安定したTPTが得られていることがわかる。
これまで、a−SETFTの安定性は、a−8iと直接
接触する絶縁材料及びその界面状態によって支配される
と考えられてきた。しかしながら、この実施例では、a
−8Lと直接接触しないゲート電極側、即ち二層ゲート
絶縁膜のゲート電極に接触する部分の材料に欠陥密度の
少ない膜を選択することによって、特性の安定なTPT
が得られることを示している。
接触する絶縁材料及びその界面状態によって支配される
と考えられてきた。しかしながら、この実施例では、a
−8Lと直接接触しないゲート電極側、即ち二層ゲート
絶縁膜のゲート電極に接触する部分の材料に欠陥密度の
少ない膜を選択することによって、特性の安定なTPT
が得られることを示している。
なお、TPTIOのゲート絶縁膜3の構成は今まで述べ
たものに限られず、この発明の構成要件を満足する範囲
において種々の変形がなされても、この発明の範囲に含
まれることは言うまでもない。
たものに限られず、この発明の構成要件を満足する範囲
において種々の変形がなされても、この発明の範囲に含
まれることは言うまでもない。
例えば、ゲート絶縁膜3が、常圧熱CVD法による酸化
硅素膜のみの単層である場合や、常圧熱CVD法による
酸化硅素膜を含む三層以上からなる場合もこの発明の範
囲に含まれる。また、この発明はアクティブマトリック
ス型液晶表示素子に限らず、a−Si密着センサ等にも
適用することが可能である。
硅素膜のみの単層である場合や、常圧熱CVD法による
酸化硅素膜を含む三層以上からなる場合もこの発明の範
囲に含まれる。また、この発明はアクティブマトリック
ス型液晶表示素子に限らず、a−Si密着センサ等にも
適用することが可能である。
[発明の効果]
この発明は、a−SiTFTのゲート絶縁膜の少なくと
も一部に常圧熱CVD法による酸化硅素膜を用いること
により、a−SiTFTの特性が従来に比べ安定化する
。この結果、例えば高温環境下での信頼性に優れたアク
ティブマトリックス型液晶表示素子の製造が可能になる
。
も一部に常圧熱CVD法による酸化硅素膜を用いること
により、a−SiTFTの特性が従来に比べ安定化する
。この結果、例えば高温環境下での信頼性に優れたアク
ティブマトリックス型液晶表示素子の製造が可能になる
。
第1図はこの発明の一実施例を用いたアクティブマトリ
ックス型液晶表示素子の一画素部分を示す断面図、第2
図は第1図に示した実施5例と比較従来例のESRスペ
クトルを示す図、第3図は第1図に示した実施例の配置
状態を示す概略図、第4図は第1図に示した実施例と比
較従来例において、加速劣化試験を行なった実験結果を
示す図である。 2・・・ゲート電極 3・・・ゲート絶縁膜3a
・・・酸化硅素膜 4・・・半導体膜8・・・ソー
ス電極 9・・・ドレイン電極10・・・TPT
ックス型液晶表示素子の一画素部分を示す断面図、第2
図は第1図に示した実施5例と比較従来例のESRスペ
クトルを示す図、第3図は第1図に示した実施例の配置
状態を示す概略図、第4図は第1図に示した実施例と比
較従来例において、加速劣化試験を行なった実験結果を
示す図である。 2・・・ゲート電極 3・・・ゲート絶縁膜3a
・・・酸化硅素膜 4・・・半導体膜8・・・ソー
ス電極 9・・・ドレイン電極10・・・TPT
Claims (1)
- ゲート電極、非晶質硅素からなる半導体膜、前記ゲー
ト電極と前記半導体膜の間に形成されたゲート絶縁膜、
ソース電極及びドレイン電極から構成される薄膜トラン
ジスタの製造方法において、基板温度300℃〜600
℃の範囲の常圧熱CVD法により酸化硅素膜を形成する
ことにより前記ゲート絶縁膜の少なくとも一部を得る工
程を備えたことを特徴とする薄膜トランジスタの製造方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32151989A JPH03184379A (ja) | 1989-12-13 | 1989-12-13 | 薄膜トランジスタの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32151989A JPH03184379A (ja) | 1989-12-13 | 1989-12-13 | 薄膜トランジスタの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03184379A true JPH03184379A (ja) | 1991-08-12 |
Family
ID=18133476
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32151989A Pending JPH03184379A (ja) | 1989-12-13 | 1989-12-13 | 薄膜トランジスタの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03184379A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010272728A (ja) * | 2009-05-22 | 2010-12-02 | Furukawa Electric Co Ltd:The | GaN系半導体素子およびその製造方法 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58182270A (ja) * | 1982-04-16 | 1983-10-25 | Sanyo Electric Co Ltd | トランジスタの製造方法 |
JPS598376A (ja) * | 1982-07-06 | 1984-01-17 | Sanyo Electric Co Ltd | トランジスタの製造方法 |
JPH01200672A (ja) * | 1988-02-05 | 1989-08-11 | Hitachi Ltd | コプレーナ型トランジスタ及びその製造方法 |
-
1989
- 1989-12-13 JP JP32151989A patent/JPH03184379A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58182270A (ja) * | 1982-04-16 | 1983-10-25 | Sanyo Electric Co Ltd | トランジスタの製造方法 |
JPS598376A (ja) * | 1982-07-06 | 1984-01-17 | Sanyo Electric Co Ltd | トランジスタの製造方法 |
JPH01200672A (ja) * | 1988-02-05 | 1989-08-11 | Hitachi Ltd | コプレーナ型トランジスタ及びその製造方法 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010272728A (ja) * | 2009-05-22 | 2010-12-02 | Furukawa Electric Co Ltd:The | GaN系半導体素子およびその製造方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2999271B2 (ja) | 表示装置 | |
US5041888A (en) | Insulator structure for amorphous silicon thin-film transistors | |
JP2873632B2 (ja) | 半導体装置 | |
US20070155035A1 (en) | Method of fabricating a thin film transistor and manufacturing equipment | |
CA2022613A1 (en) | Active matrix liquid crystal display fabrication for grayscale | |
WO2017124686A1 (zh) | Tft阵列基板结构及其制作方法 | |
JPH1054999A (ja) | 表示装置とその製造法 | |
US6532050B1 (en) | Liquid crystal display device with TFTs on color filters, and method of manufacturing the same | |
US6444390B1 (en) | Process for producing semiconductor thin film devices using group 14 element and high temperature oxidizing treatment to achieve a crystalline silicon film | |
JP3121005B2 (ja) | 薄膜半導体装置とその製造方法及び製造装置並びに画像処理装置 | |
JPH03184379A (ja) | 薄膜トランジスタの製造方法 | |
JPH02278879A (ja) | 薄膜トランジスタの製造方法 | |
JPH0611729A (ja) | 液晶表示装置およびその製造方法 | |
US20050157226A1 (en) | Integrated color filter and fabricating method thereof | |
JP2755683B2 (ja) | アクテブマトリクス型液晶表示装置 | |
JPH01236654A (ja) | アクティブマトリックス型液晶表示装置の製造方法 | |
JPH02179615A (ja) | 液晶表示装置 | |
JPH0980412A (ja) | 液晶表示装置の製造方法 | |
JPH1152426A (ja) | 液晶表示装置及びその製造方法 | |
JPH0334465A (ja) | 薄膜トランジスタおよびその製造方法並びに液晶ディスプレイ装置 | |
JPS58192375A (ja) | 薄膜トランジスタの製造方法 | |
JP2001183704A (ja) | 表示装置 | |
KR20040090302A (ko) | 박막트랜지스터 및 그 형성방법 | |
CA2150679C (en) | Improved structure for cdse tft | |
US5801395A (en) | Thin film transistor having a buffering pad layer for a liquid crystal display and a method for manufacturing the same |