JPH03182848A - 車載用監視カメラ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） 本発明は、車両の後方を監視する車載用監視カメラ装置
に関する。

（従来の技術） 従来から、車両の後方を確認する装置として、車両の後
方に監視カメラを設け、この監視カメラからの映像を車
両山部に設けたモニタに表示させる車載用監視カメラ装
置がある。

このような車載用瓜視カメラ装置は、第８図および第９
図に示すように構成されている。

第８図に示すように、乗用セダン型の車両１の後方には
、監視カメラ２が配設されており、車両１の後方を直接
撮像するようになっている。また第９図に示すように、
車両１内部の前方には、運転席から運転者が視認できる
位置にモニタ３が設けられており、監視カメラ２からの
映像を表示するようになっている。

ところで、一般に、車両後方の視界を確認する場合、運
転者は、第１０図に示すように、車両４の内部前方に設
けられたバックミラー５を用いて行なっている。これは
、バックミラー５によって、車両４の後方の視界が左右
反転した映像を視認しているという事である。これは、
運転者にとっては、Ｈ利なことで、バックミラー５の左
側に移った物体は、前方を向いている運転者の左側に存
在していることと一致している。

したがって、上述のバックミラー５に写る後方の像を見
慣れた運転者が、後方の視界を監視カメラにより直接撮
影した映像を見た場合、左右の間隔がまるで逆転してい
るかのような錯覚に陥り、運転に支障が発生するという
問題がある。

そこで、従来では、監視カメラ２により撮影した映像を
反転回路（図示せず）を用いて電気的に処理を施し、左
右反転した映像を運転席のモニタ３に表示していた。

しかしながら、このような従来の車載用監視カメラ装置
では、監視カメラからの映１１！を反転回路を用いて左
右反転させた映像をモニタに表示させるため、装置の信
頼性が低下する虞れがあり、またコストアップを招くと
いう課題がある。

（発明が解決しようとする課題） 上述したように従来の車載用監視カメラ装置では、監視
カメラからの映像を反転用路を用いて左右反転させた映
像をモニタに表示させるため、装置の信頼性が低下する
虞れがあり、またコストアップを招くという課題がある
。

本発明は」二連した従来の課題を８１（決するためのも
ので、運転者の視認感覚に対応した反転映像を簡単な構
成で得ることができ、装置の信頼性の向上およびコスト
ダウンを図ることのできる車載用監視カメラ装置を提供
することを目的としている。

［発門の構成］ （課題をＭ決するための下段） 本発明は、車両の一部を含む像を反射ｉｉｆ能に該車両
に搭載された鏡と、前記車両に天地逆転可能に搭載され
前記鏡の像を撮像可能とされた監視カメラと、前記車両
内に設けられ前記監視カメラからの映像を表示するモニ
タとを備えたものである。

また本発明は、車両後方のトランクに開閉可能に設けら
れ前記車両後方のバンパーを含む像を反射可能な鏡が配
設された開閉カバーと、前記トランクの内側に天地逆転
可能に搭載され前記開閉カバーの前記鏡の像を撮像可能
とされた監視カメラと、前記車両内に設けられ前記監視
カメラからの映像を表示するモニタとを備えたものであ
る。

さらに本発明に用いる鏡は凸面鏡であることを特徴とし
ている。

（作　用） 本発明では、鏡による左右反転および天地逆転された像
を天地逆転可能に設けられた監視カメラにより撮像し、
この映像をモニタに直接表示するように構成したので、
運転者の視認感覚に対応した反転映像を簡１１１な構成
で得ることができ、装置の信頼性の向上およびコストダ
ウンを図ることができる。

（尖施例） 以下、本発明の丈施例を図面を用いて説明する。

第１図は本発明の一実施例の車載用監視カメラ装置を説
明するための斜視図、第２図および第３図は第１図の要
部の拡大側面断面図である。

これらの図に示すように、乗用セダン車の後部には、リ
アボディー１１およびトランクリッド１２により囲まれ
た構造のトランクルーム１３が構成されている。また、
リアボディー１１の下端部にはリアバンパー１４が取り
付けられている。トランクリッド１２のテール側には開
口部１５が形成されており、この開口部］５には、トラ
ンクルーム１３側に収納した構造のカメラ収納室１６が
構成されている。カメラ収納室１６は、後面が開目され
た筺体１７により構成され、筺体１７の開口面ば、可動
カバー１８により覆われるようになっている。可動カバ
ー１８は、ヒンジ機（１１部月１９により筺体１７に回
転自在に取付けられている。

また、カメラ収納室１６内には、開口部１５にレンズ系
２０ａが向けられ筐体１７に支持されたカメラ２０が配
設されている。なお、カメラ２０は筐体１７に支持され
た状態で天地逆転された状態となっている。さらに、可
動カバー１８のカメラ収納室１６側の一面には、凸面鏡
２１が設けられている。また、上述の可動カバー１８は
、車両のリバースギアの選択動作と連動して開放可能と
されており、このときカメラ２０の電源もＯＮ状態可能
とされている。なお、車両内の前方には、図示を省略し
たモニタが配設されており、このモニタにはカメラ２０
から映像が表示されるようになっている。

次に、このように構成された車載用監視カメラ装置の動
作について説明する。

まず、車両を後退させる等のときに、車両後方を確認す
る場合、リバースギアの選択動作あるいは車載用監視カ
メラ装置のスイッチをＯＮとすることにより、第２図に
示したように、ヒンジ機構部月１９により可動カバー１
８が開放される。ここで可動カバー１８に設けられてい
る凸面鏡２１は、カメラ２０の蜆野内にあり、車両後方
の状態をカメラ２０により的確に撮影することのできる
位置（角度）に固定される。そして凸面鏡２１によりス
ミ右反転かつ天地逆転される車両後方の像は天地逆転に
配設されたカメラ２０により撮像され、モニタに車両後
方のに右反転された映像が表示される。

なお、凸面鏡２１はリヤボディー１１の外側に位置する
ので、凸面鏡の形状を適当に設定することで、車両後方
の視野を大きくすることができる。

また、可動カバー１８はリアバンパー１４より車両後方
に突出することがないように構成されているので、車両
の後退等の場合にも影響がない。

次に、車両後方を確認しない場合には、第３図に示すよ
うに、可動カバー１８を閉じて、カメラ２０をカメラ収
納室１６内に収納する。可動カッく−１８で収納室１６
が閉塞されると、可動カバ１８がトランクリッド１２に
より形成される面と、同−向となるので、外観が極めて
好ましいものとなる。また、この場合には、カメラ２０
は、外部環境の影響を受けないので、汚れ及び破損等が
生じることは極めて少なく、レンズ系２０ａへの汚れの
付着も極力−ＩＩＩえられるので、撮影する映像が劣化
することもない。また、盗難に会うことも避けられる。

更に、空力的に有効であるという利点もある。

したがって、この実施例では、運転者の視認感覚に対応
した反転映像を簡単な構成で得ることができ、装置の信
頼性の向上およびコストダウンを図ることができる。

次に、本発明の他の各実施例を図面を用いて説明する。

なお、以下の図において、第１図から第３図と共通する
部分には同一の符号を付して重複する説明を省略する。

第４図は本発明の他の実施例の車載用監視カメラ装置を
説明するための側面断面図である。

同図に示すように、この実施例では、リヤボディー１１
のりャバンパー１４内にカメラ２０を内蔵させている。

これにより、この実施例でも第１図の実施例と同様の効
果を？４７ることかできる。

第５図は本発明のさらに他の実施例の車載用監視カメラ
装置を説明するための斜蜆図である。

同図に示すように、この実施例では、ＩＢＯＸタイプの
車両５１の後方上部に既設されてい′る凸面鏡である後
方ミラー５２を使用し、カメラ２０を車両５］内部の後
方天井に天地逆転させて配設している。これにより、こ
の実施例でも第１図の実施例と同様の効果を得ることが
できるとともに、装置のコストダウンを有効に図ること
ができる。

第６図は本発明の他の実施例の車載用監視カメラ装置を
説明するための側面断面図である。

同図に示すように、この実施例では、第１図から第３図
の実施例と同様にカメラ２０がカメラ収納室１６内に配
設されており、カメラ２０はと１１面鏡２１に対して前
後可能に筐体１７にスライドロアＦに設けられている。

これにより、この実施例ても第１図の実施例と同様の効
果をｒＩることかできるとともに、ズームも行うことが
できる。

　０ 第７図は本発明の他の実施例の車載用監呪カメラ装置を
説明するための側面断面図である。

同図に示すように、この実施例では、＾面鏡２１を、カ
メラ２０の視野外に回転可能とされており、さらにカメ
ラ２０も１８０°の天地正逆転可能に筐体１７に支持さ
れている。このように構成することにより、通常の後方
確認動作では、上述した第１図から第３図の実施例と同
様の動作を行う。また、反転した映像では都合の悪い場
合、たとえば、映し出された映像に文字等が有り、その
内容を把握したいような一時的に通常画像（反転してい
ない画像）が必要な場合、カメラ２０を１８０°同転さ
せてこの状態で撮像する。これにより、第１図の実施例
と同様の効果か得られるとともに、カメラの撮像可能範
囲を拡大することができる。

［発明の効果］ 以上説明したように本発明の車載用監視カメラ装置では
、運転者の視認感覚に対応した反転映像を簡単な構成で
得ることができ、装置の信頼性の］　１ 向上およびコストダウンを図ることができる。

【図面の簡単な説明】 狛１図は本発明の一大施例のｒｌ＋、、ｌ＆川用況カメ
ラ装置を説明するための斜視図、第２図および第３図は
第１図の要部の拡大側面断面図、第４図から第７図はそ
れぞれ本発明の他の実施例の巾載用監視カメラ装置を説
明するための図、第８図および第０図は従来の中載用監
視カメラ装置を説明するための図、第１０国は小山内の
バックミラーを説明するための図である。 １２・・・トランクリッド、１８・・・可動カバー　１
９・・・ヒンジ機構部材、２０・・・カメラ、２１・・
・１ＩＩ１１ｆ１１鏡。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）車両の一部を含む像を反射可能に該車両に搭載さ
   れた鏡と、 前記車両に天地逆転可能に搭載され前記鏡の像を撮像可
   能とされた監視カメラと、 前記車両内に設けられ前記監視カメラからの映像を表示
   するモニタと を具備することを特徴とする車載用監視カメラ装置。
2. （２）車両後方のトランクに開閉可能に設けられ前記車
   両後方のバンパーを含む像を反射可能な鏡が配設された
   開閉カバーと、 前記トランクの内側に天地逆転可能に搭載され前記開閉
   カバーの前記鏡の像を撮像可能とされた監視カメラと、 前記車両内に設けられ前記監視カメラからの映像を表示
   するモニタと を具備することを特徴とする車載用監視カメラ装置。
3. （３）前記鏡は凸面鏡である請求項１または２記載の車
   載用監視カメラ装置。