JP2001180391A - 車載撮像装置 - Google Patents

車載撮像装置

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JP2001180391A
JP2001180391A JP37181899A JP37181899A JP2001180391A JP 2001180391 A JP2001180391 A JP 2001180391A JP 37181899 A JP37181899 A JP 37181899A JP 37181899 A JP37181899 A JP 37181899A JP 2001180391 A JP2001180391 A JP 2001180391A
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Japan
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vehicle
imaging device
opening
image pickup
lamp lens
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JP37181899A
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Nobuaki Miki
修昭 三木
Hirotsugu Ishigaki
裕嗣 石垣
Seiji Sakakibara
聖治 榊原
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Aisin AW Co Ltd
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Aisin AW Co Ltd
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  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 運転者の死角となる車両周辺の情報を十部な
視野を確保して取り込む撮像装置を、車両デザインに与
える影響を最小限に抑えて車両に設置する。 【解決手段】 撮像装置1は、車両に付随する設備とし
ての例えばランプハウジング2内に、ランプハウジング
のランプレンズ20の開閉部であるカバー21を開閉可
能な遮蔽手段として、適宜の駆動手段3の作動で出没可
能に設置される。格納時に、撮像装置は遮蔽手段に隠さ
れて車両の外観に影響を与えず、汚れからも守られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、運転者の死角とな
る車両周辺の情報を取込む撮像装置に関し、特に、車両
デザインへの影響を最小限に抑えて撮像装置を配置する
技術に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車は運転者の四囲を囲む車体を持つ
ことから、運転者の視界が窓部を除く車体部により遮ら
れる死角部分を生じる。また、車体に遮られない視界内
でも、周囲の地形や建物等の位置関係から、それらによ
り視界を遮られる間接的な死角部分も生じる。こうした
死角の解消は、安全の確保上、極めて重要である。そこ
で、こうした死角部分の情報を撮像装置で取り込んで、
映像機器を用いて表示させることが、最近行われるよう
になっている。
【0003】撮像装置の代表的なものとして、ワンボッ
クス車やRV車のリヤビューカメラがある。リヤビュー
カメラは、後付けで運転席から死角となるような場所が
見える位置に取り付けて用いられる。また、通常の乗用
車においても、ランプハウジング内にカメラを内蔵状態
に組み込んだものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な死角の解消に用いられるカメラを車両に設置する場
合、カメラは、小型化されたとはいえ、所期の像が取得
されるように設置しようとすると、車両外観に突起部を
生じさせることになり、車両デザインに与える影響が大
きい。したがって、十分な設置方法の工夫なしでは、通
常の乗用車のようなデザインを重要視する自動車には採
用することができない。また、上記ランプハウジング内
蔵式のものは、突起部を生じさせない点で優位性がある
が、カメラの位置が車両ボディ表面からかなり内側にな
るため、視界が制限され、十分な視野の像を取得する上
では、必ずしも問題にないものとはいえない。
【0005】本発明は、こうした事情に鑑みなされたも
のであり、運転者の死角となる車両周辺の情報を十分な
視野を確保した上で取り込む撮像装置を、車両デザイン
に与える影響を最小限に抑えて車両に設置することを主
たる目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、車両に設置され、外界の情報を取り込む
撮像装置において、前記撮像装置は、車両に付随する設
備内に、該設備を遮蔽手段として出没可能に設置された
ことを特徴とする。
【0007】上記の構成において、前記設備は、車両の
ランプハウジングであり、撮像装置は、ランプハウジン
グのランプレンズの開閉部を遮蔽手段として、ランプハ
ウジング内に配置された構成とするのが一法である。
【0008】この場合、前記撮像装置は、往復動手段の
可動部側に設置され、ランプレンズの開閉部は、撮像装
置の往復動により開閉される構成とするのが有効であ
る。
【0009】更に、前記ランプレンズの開閉部は、往復
動手段の可動部側に取り付けられた構成とするのが有効
である。
【0010】また、前記ランプレンズの開閉部は、ラン
プレンズに開閉可能に取り付けられた構成とすることも
できる。
【0011】また、他の形態として、前記撮像装置は、
ランプレンズの開閉部に取り付けられ、回転動手段によ
りランプレンズの開閉部と共に開閉可能とされた構成と
するのも有効である。
【0012】また、他の設置方法として、前記設備は、
車両のコーナポールであり、該コーナポールは、伸縮動
手段により伸縮自在とされ、撮像装置は、コーナポール
の先端に、該コーナポールの伸縮により出没自在に取り
付けられた構成とすることもできる。
【0013】更に他の設置方法として、前記設備は、車
両のコーナマーカであり、該コーナマーカは、昇降動手
段により車体に対して昇降可能とされ、撮像装置は、コ
ーナマーカを遮蔽手段としてその直下に、コーナマーカ
の昇降により出没自在に取り付けられた構成を採ること
もできる。
【0014】前記のように、各手段の可動部側に撮像装
置を設置する場合において、前記撮像装置は、可動部側
への設置姿勢を、遮蔽手段の開放による出現状態で、車
両の外縁と無限遠方を画面上に取込み可能な下向き傾斜
姿勢に予め設定された構成とするのが有効である。
【0015】また、遮蔽手段側に撮像装置を設置する場
合においては、前記撮像装置は、遮蔽手段の開放によ
り、車両の外縁と無限遠方を画面上に取込み可能な下向
き傾斜姿勢に設定される構成とするのが有効である。
【0016】
【発明の作用及び効果】上記請求項1記載の構成では、
運転者の死角となる車両周辺の情報を取込む撮像装置
を、車両に付随する設備内に、該設備を利用して遮蔽状
態に置くことができるため、車両デザインへの影響を最
小限に抑えて配置することができる。しかも、撮像装置
を格納時に遮蔽状態に置くことで、汚れから守ることも
できる。
【0017】次に、請求項2記載の構成では、撮像装置
をランプハウジング内に、そのせり出し機構と共に格納
配置しているので、上記のように運転者の死角となる車
両周辺の情報を取込む撮像装置を、車両デザインへの影
響を最小限に抑えて配置しながら、実質的に余分な配設
スペースを必要としないものとすることができる。
【0018】そして、請求項3記載の構成では、遮蔽手
段としてランプレンズの開閉部の開閉を、撮像装置のせ
り出しに連動させて行うことができるため、遮蔽手段の
開閉機構を単純化することができる。
【0019】更に、請求項4記載の構成では、遮蔽手段
の開閉機構を実質上不要とすることができる。
【0020】また、請求項5記載の構成においても同様
に、遮蔽手段の開閉機構を実質上不要とすることができ
る。
【0021】更に、請求項6記載の構成では、撮像装置
を出没させる手段を単純な回転動手段とし、しかも遮蔽
手段としてのランプレンズの開閉部と共に開閉操作させ
ることができるため、開閉機構が一層単純化される。
【0022】また、請求項7記載の構成では、車両に付
随の設備としてコーナポールを利用しているため、車体
の最外側の角部位置上方に撮像位置を設定することがで
き、それにより障害物回避の際に、障害物との距離を把
握するのに必要とする車両バンパ真下の地面まで写し込
む画像の取得を容易に行うことができるようになる。
【0023】また、請求項8記載の構成では、遮蔽手段
としてコーナマーカを利用しているため、撮像装置の配
置による格納時の違和感を全く感じさせないものとする
ことができる。しかも、コーナマーカの上昇位置と同様
の位置を撮像位置とすることができるため、撮像装置の
画像取得時の位置を車体より高に位置に設定することが
できるため、車体内に撮像装置を設置する場合と同様の
視野を確保するのに、画角を小さくすることができ、そ
れにより取得画像を歪みの少ない、より自然なものとす
ることができる効果が得られる。
【0024】また、請求項9記載の構成では、撮像装置
の姿勢を予め設定しておくことで、遮蔽手段を開放した
出現状態となったときに、障害物回避の際に、障害物の
有無と障害物との距離を把握するのに必要とする無限遠
方と車両外縁付近の地面を同時に写し込む画像の取得が
可能となり、死角確認のための取得画像を実際の視覚に
対して違和感のない画像とすることができる。
【0025】また、請求項10記載の構成では、遮蔽手
段の開放に伴って撮像装置の姿勢が設定されることで、
障害物回避の際に、障害物の有無と障害物との距離を把
握するのに必要とする無限遠方と車両外縁付近の地面を
同時に写し込む画像の取得が可能となり、死角確認のた
めの取得画像を実際の視覚に対して違和感のない画像と
することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施形態を説明する。以下に挙げる各実施形態は、何れ
も車両に設置され、外界の情報を取り込む撮像装置にお
いて、撮像装置を、車両に設けられた設備内に、該設備
を遮蔽手段として出没可能に設置することを基本思想と
する。図1は本発明の思想を適用した車載撮像装置の第
1実施形態を、出没状態を参照の便宜のために左右に対
比して模式的に(格納状態を左側、撮像状態を右側に)
示す。この形態における設備は、車両のコーナランプハ
ウジング2とされ、CCDカメラからなる撮像装置1
は、ランプハウジング2のランプレンズ20の開閉部
(以下、実施形態の説明においてカバーという)21を
遮蔽手段としてランプハウジング2内に配置されてい
る。
【0027】CCDカメラ1は、往復動手段3の可動部
側に設置されている。そして、ランプハウジング2のレ
ンズの開閉部からなるカバー21は、CCDカメラ1の
往復動により開閉される構成が採られている。往復動手
段3は、ランプハウジング2内のバルブ22より上方に
固定したステージ31と、ステージ31に図示しない適
宜の手段で固定されたモータ32と、ステージ31に対
して前後方向(図示左右方向)に摺動自在に支持したプ
ラットホーム33とから構成されている。CCDカメラ
1は、往復動手段3の可動部側を構成するプラットホー
ム33の先端(図示右端)に、所期の姿勢、本形態にお
いて光軸を斜め下向きに向けて、車両の外縁と無限遠方
を画面上に取込み可能な下向き傾斜姿勢に固定されてい
る。モータ32の駆動軸にはウォームギヤ34が取り付
けられ、このウォームギヤ34に噛み合うラックギヤ3
5がプラットホーム33側に設けられている。更に、ス
テージ31側に固定して、ステージ31に対するプラッ
トホーム33の移動を検出する位置検出センサ36が設
けられている。
【0028】ランプハウジング2の前面を覆うランプレ
ンズ20は、その一部をCCDカメラ1が通過可能な形
態の開口20aにより開放され、開口20aに隙間なく
符合する形態のカバー21が、往復動手段3の可動部
側、すなわちプラットホーム33又はCCDカメラ1に
板バネ24を介して取り付けられている。板バネ24
は、自由状態で図示右側に示すようにカバー21を取り
付けた作動端側が可動部側に固定した基端側に対して上
方に反った形状のものとされ、それにより図示左側に示
す格納状態で、カバー21に上方への偏倚力を負荷して
いる。
【0029】こうした構成からなる本実施形態の装置で
は、CCDカメラ1の格納時には、カバー21は、その
外面をランプレンズ20の外面と面合わせした閉じた状
態とされ、ランプレンズ20の前面は連続したレンズ面
を保つ状態となっている。したがってCCDカメラ1
は、カバー21に遮蔽されて目立たない状態に置かれ
る。
【0030】CCDカメラ1の使用時には、モータ32
を駆動することで、ウォームギヤ34の回転によりプラ
ットホーム33がせり出し、それに連れて板バネ24に
支持されたカバー21も前方(図示右方)に押し出され
る。この際に、プラットホーム33のせり出しにつれ
て、板バネ24を押さえているランプレンズ20の開口
20a部上縁の位置が相対的に板バネ24の取付け部方
向にずれるため、カバー21は板バネ24の弾性により
上方に持ち上がり、最もせり出した撮像位置(図示右
側)では、CCDカメラ1の撮像を妨げない位置に逃げ
る。この撮像位置は、位置検出センサ36によるプラッ
トホーム33の位置で決定される。
【0031】CCDカメラ1の格納時は、モータ32を
逆転駆動することで、ウォームギヤ34の回転によりプ
ラットホーム33が引き戻され、CCDカメラ1の後退
につれて、板バネ24で押さえられたカバー21もラン
プレンズ20の開口20aに整合する位置に戻りながら
閉じ、もとの格納位置に収まる。この格納位置も、位置
検出センサ36によるプラットホーム33の位置で決定
される。
【0032】かくしてこの第1実施形態によれば、CC
Dカメラ1をランプハウジング2内に、そのせり出し機
構と共に格納配置しているので、運転者の死角となる車
両周辺から無限遠方めでの情報を取込むCCDカメラ1
を車両デザインへの影響を最小限に抑えて配置すること
ができる。しかも、CCDカメラ1を格納時に遮蔽状態
に置くことで、汚れから守ることもできる。そして、特
にこの形態の場合、カバー21はCCDカメラ1と共に
移動しながら上方に逃げるため、カバー21の開放度が
大きく、CCDカメラ1の視野を確実に妨げないものと
することができる。
【0033】次に、図2はランプハウジング2のランプ
レンズ20の開閉部により構成されるカバー21の開閉
手段を変更した第2実施形態を示す。この形態では、カ
バー21は、ランプレンズ20に隠し蝶番状のヒンジ2
3で回転可能に支持されている。カバー21の上側は、
ランプレンズ20の開口20a部周面の上方部の傾斜係
合面に符号するように内側で広がる傾斜面を有し、カバ
ー21内側のやや下方に位置するヒンジ23との位置関
係で、カバー閉鎖時のストッパを構成している。ランプ
レンズ20の内面側に沿って上端をランプレンズ20に
固定した板バネ24が配置されている。その余の構成
は、前記第1実施形態と同様であるので、対応する構成
要素に同様の参照符号を付して説明に代える。
【0034】この形態の場合、CCDカメラ1の使用時
には、モータ32を駆動することで、ウォームギヤ34
の回転によりプラットホーム33がせり出し、CCDカ
メラ1の角部がカバー21の背面のヒンジ23より下方
を押すことで、板バネ24で押さえられたカバー21を
押し開き、CCDカメラ1のレンズ部10がランプレン
ズ20の前面から突出した画像取得位置にせり出す。こ
の取得位置は、位置検出センサ36によるプラットホー
ム33の位置で決定される。
【0035】CCDカメラ1の格納時は、モータ32を
逆転駆動することで、ウォームギヤ34の回転によりプ
ラットホーム33が引き戻され、CCDカメラ1の後退
につれて、板バネ24で押さえられたカバー21が閉
じ、もとの格納位置に戻る。この格納位置も、位置検出
センサ36によるプラットホーム33の位置で決定され
る。
【0036】こうした第2実施形態による場合も、前記
第1実施形態と同様に、CCDカメラ1をランプハウジ
ング2内に、そのせり出し機構と共に格納配置している
ので、運転者の死角となる車両周辺の情報を取込むCC
Dカメラ1を車両デザインへの影響を最小限に抑えて配
置することができる効果が得られる。
【0037】次に、図3はカメラの設置方法を全面的に
変更した第3実施形態を示す。この形態では、撮像装置
は、ランプハウジング2のランプレンズ20の開閉部と
してのカバー21に取り付けられ、回転動手段4により
カバー21と共に開閉可能とされている。この場合、カ
バー21の開閉機構は、前記第2実施形態と同様に構成
されている。これに対して、CCDカメラ1はカバー2
1の背面に、該面とほぼ平行に適宜の手段で取り付けら
れている。回転動手段4は、サーボモータ41とリンク
から構成され、リンクを構成する剛性のロッド42がカ
バー21の背面とサーボモータ41の回転アーム43に
両端を回転自在に連結されている。
【0038】この形態の場合、サーボモータ41のアー
ム43の回転によりロッド42に押されてカバー21が
ヒンジ23回りに回転し、それにつれてCCDカメラ1
のレンズ部10がランプレンズ20の前面から突出して
撮像位置に張り出す。
【0039】こうした第3実施形態によっても前記第1
実施形態と同様の効果を得ることができる。しかもこの
形態の場合、複雑なギヤを用いないため、機構が単純化
され、動作が一層確実になる利点が得られる。更に、こ
の構成によれば、サーボモータ41をステップ回転させ
ることで、自動的に撮像位置が割出されるため、位置検
出用のセンサを設ける必要がなくなる利点も得られる。
【0040】次に、図4は撮像装置の配置設備を車両の
伸縮式のコーナポールとした第4実施形態を示す。コー
ナポール5は、伸縮動手段6により伸縮自在とされ、C
CDカメラ1は、コーナポール5の先端に、その伸縮に
より出没自在に取り付けられている。コーナポール5
は、スリーブ51内にケース52を可動に嵌合させた構
成とされ、CCDカメラ1は、ケース52内に板バネ5
4を介して支持されている。板バネ54は、応力解放状
態でCCDカメラ1を所定の方向に向ける設定とされ、
この状態でCCDカメラ1の視野方向がケース52の周
壁に設けた開口により確保される。スリーブ51には、
ガイドプレート53が設けられている。ガイドプレート
53は、板バネ54を偏倚させるカムとして作用すべ
く、ケース52の下降による所定の位置で板バネ54を
実質上平坦にするカム面を備える。
【0041】コーナポール5を伸縮させる伸縮動手段6
は、その上端をケース52のボトムプレート55に固定
し、基端をバンパ9に固定した望遠鏡の胴筐状のプッシ
ュプルロッド61と、その内部を通して先端をボトムプ
レート55に連結され、基端側をリール62に巻きつけ
られたワイヤ63と、リール62を回転させるモータ6
4とから構成されている。このようにワイヤ63とコー
ナポール5を構成するスリーブ51及びケース52の間
にプッシュプルロッド61を介在させているのは、ワイ
ヤ63の外径に対してコーナポール5の内径が大きいこ
とによるワイヤ63の横ぶれを防ぐためである。
【0042】こうした構成からなる撮像装置では、格納
状態で、ワイヤ63がリール62に巻き取られた状態と
され、それによりプッシュプルロッド61は縮小状態に
ある。このとき、ケース52はスリーブ51内に納めら
れた状態となり、板バネ54がガイドプレート53のカ
ム面に押されて扁平となっているため、CCDカメラ1
は光軸を垂直下方に向けた状態でケース52内に納まっ
ている。
【0043】この状態から、モータ64を回転させてワ
イヤ63を繰り出すと、プッシュプルロッド61の伸長
につれてケース52がスリーブ51から押し出され、板
バネ54がガイドプレート53のカム面から外れたとこ
ろで、CCDカメラ1は板バネ54の弾性により所定の
角度に傾斜させられ、レンズ部がスリーブ51の開口か
ら突出した撮像可能状態となる。なお、格納時は、モー
タ64を逆回転させてワイヤ63を巻き込むことで、上
記と逆の経過で格納位置に戻る。
【0044】この第4実施形態の場合、撮像時のCCD
カメラ1のコーナポール5からのはみ出し量を小さくす
ることができるため、車両デザインに与える影響を最小
限に押さえることができる利点が得られる。また、コー
ナポール5を利用することで、車体の最外側の角部位置
上方に撮像位置を設定することができ、それにより障害
物回避の際に、障害物との距離を把握するのに必要とす
る車両バンパ真下の地面まで写し込む画像の取得を容易
に行うことができるようになる。
【0045】次に、図5は撮像装置の配置設備を車両の
コーナマーカとした第5実施形態を示す。この場合、コ
ーナマーカ7は、上下動手段により車体に対して昇降可
能とされ、撮像装置を構成するCCDカメラ1は、コー
ナマーカ7を遮蔽手段としてその直下に取り付けられて
いる。CCDカメラ1を固定したコーナマーカ7は、そ
の下部の一端側に取り付けたラック歯85付のアーム8
3を備え、アーム83とそのラック歯85に噛合するウ
ォームギヤ84と、ウォームギヤ84を駆動するモータ
82からなる前記第1実施形態と同様の機構を縦型とし
たものが、昇降動手段8として設けられている。この場
合も、アーム83の上下位置を検出する手段として位置
検出センサ86が設けられている。CCDカメラ1は、
コーナマーカ7の底面形状と実質符合する形状のボディ
9’側の開口部を通過可能に、所定角度だけ傾けた下向
き状態でアーム83又はコーナマーカ7あるいはそれら
双方に取付け支持されている。
【0046】この形態の場合、格納状態では、コーナマ
ーカ7が車体側の開口部を閉鎖して、車体の表面に取り
付けられた通常のコーナマーカと全く同様のデザイン上
の印象を与える。この状態では、アーム83は最下降状
態にあり、CCDカメラ1は光軸を所期の斜め下方に向
けた状態で、コーナマーカ7の直下に隠されている。モ
ータ82を駆動してウォームギヤ84の回転でラック歯
85を送ると、アーム83は上昇し、位置検出センサ8
6による所定の上昇位置で止まる。このとき、CCDカ
メラ1はは撮像位置に置かれる。格納状態への動きは、
上記の手順と逆の経過を辿る。
【0047】この第5実施形態の場合、撮像位置を車両
のボディ9’上面より高い位置に設定することができる
ため、同様の視野を確保するのに、画角を小さくするこ
とができ、それにより取得画像を歪みの少ない、より自
然なものとすることができる効果が得られる。
【0048】以上、本発明の技術思想の理解の便宜のた
めに、5つの実施形態を挙げて説明したが、本発明は、
例示の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の
範囲の個々の請求項に記載の事項の範囲内で、種々に具
体的な構成を変更して実施することができるものであ
る。特に撮像装置のせり出し機構を構成する各往復動手
段、回転動手段、伸縮動手段及び昇降動手段について
は、例示のものの他に種々の機構を用いることができ
る。ソレノイド駆動手段がその例として挙げられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の車載撮像装置の第1実施形態を模式化
して出没状態の対比で示す縦断面図である。
【図2】車載撮像装置の第2実施形態を模式化して出没
状態の対比で示す縦断面図である。
【図3】車載撮像装置の第3実施形態を模式化して出没
状態の対比で示す縦断面図である。
【図4】車載撮像装置の第4実施形態を模式化して出没
状態の対比で示す縦断面図である。
【図5】車載撮像装置の第5実施形態を模式化して出没
状態の対比で示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 CCDカメラ(撮像装置) 2 ランプハウスジング 21 カバー(遮蔽手段) 3 往復動手段 4 回転動手段 5 コーナポール 6 伸縮動手段 7 コーナマーカ 8 昇降動手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 榊原 聖治 愛知県安城市藤井町高根10番地 アイシ ン・エィ・ダブリュ株式会社内 Fターム(参考) 3D020 BA14 BA20 BC13 BD08

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両に設置され、外界の情報を取り込む
    撮像装置において、 前記撮像装置は、車両に付随する設備内に、該設備を遮
    蔽手段として出没可能に設置されたことを特徴とする車
    載撮像装置。
  2. 【請求項2】 前記設備は、車両のランプハウジングで
    あり、撮像装置は、ランプハウジングのランプレンズの
    開閉部を遮蔽手段として、ランプハウジング内に配置さ
    れた、請求項1記載の車載撮像装置。
  3. 【請求項3】 前記撮像装置は、往復動手段の可動部側
    に設置され、ランプレンズの開閉部は、撮像装置の往復
    動により開閉される、請求項2記載の車載撮像装置。
  4. 【請求項4】 前記ランプレンズの開閉部は、往復動手
    段の可動部側に取り付けられた、請求項2又は3記載の
    車載撮像装置。
  5. 【請求項5】 前記ランプレンズの開閉部は、ランプレ
    ンズに開閉可能に取り付けられた、請求項2又は3記載
    の車載撮像装置。
  6. 【請求項6】 前記撮像装置は、ランプレンズの開閉部
    に取り付けられ、回転動手段によりランプレンズの開閉
    部と共に開閉可能とされた、請求項2記載の車載撮像装
    置。
  7. 【請求項7】 前記設備は、車両のコーナポールであ
    り、該コーナポールは、伸縮動手段により伸縮自在とさ
    れ、撮像装置は、コーナポールの先端に、該コーナポー
    ルの伸縮により出没自在に取り付けられた、請求項1記
    載の車載撮像装置。
  8. 【請求項8】 前記設備は、車両のコーナマーカであ
    り、該コーナマーカは、昇降動手段により車体に対して
    昇降可能とされ、撮像装置は、コーナマーカを遮蔽手段
    としてその直下に、コーナマーカの昇降により出没自在
    に取り付けられた、請求項1記載の車載撮像装置。
  9. 【請求項9】 前記撮像装置は、可動部側への設置姿勢
    を、遮蔽手段の開放による出現状態で、車両の外縁と無
    限遠方を画面上に取込み可能な下向き傾斜姿勢に予め設
    定された、請求項3〜5、8のいずれか1項記載の車載
    撮像装置。
  10. 【請求項10】 前記撮像装置は、遮蔽手段の開放によ
    り、車両の外縁と無限遠方を画面上に取込み可能な下向
    き傾斜姿勢に設定される、請求項6又は7記載の車載撮
    像装置。
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