JP4678586B2 - 撮像装置付きドアミラー - Google Patents
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(特許文献1参照)。
又、車両側方下部の視認装置として、ドアミラーケースの前方下部に高感度近赤外線CCDカメラが装着されたサイドブラインドモニターが開発されている。
又、ミラーケースの先端側の部分に凸レンズとCCDが設けられた車両用サイドミラー装置が開発されている(特許文献2参照)。
又、図3、4のドアミラーBでは、前記問題を解決するために副ミラーに開閉装置を設け、ミラー起立時にはリッドによって覆うように改良されたものであるが、別途開閉装置が必要になり構造も複雑になり、又、ミラーケースが他の車両や障害物と接触した時に破損する可能性があり問題がある。
又、第5図のドアミラーCは、ミラーケース基端部に副ミラーが設けられているが、起立時に外部に露出していて太陽光の反射による問題があり、又、格納時にはミラーケース内のミラー面が車両外側に面されることになり、昼間に使用したときは太陽光が反射して他のドライバーに悪影響を与える恐れがあり、又、夜間に使用した時には側方から走行してくる車両のヘッドライトが反射し、そのドライバーに悪影響を与え安全運転を損なう恐れがあり問題がある。
又、サイドブラインドモニターは車両左前方の死角を解消する非常に優れたものであるが、ミラーケースを格納状態にした場合、CCDカメラが車両側方に向くために自車両の側面が写らず、障害物との位置関係が判らず安全性を確保できない。又、カメラが露出しているためにミラーケースが他の車両や障害物と接触した時や飛び石などで破損する可能性があり問題がある。
又、特許文献2に記載の技術は、凸レンズがミラーケースの先端部に設けられているので、起立時に露出していて太陽光の反射による問題及びミラーケースが他の車両や障害物と接触した時に破損する可能性が高く問題がある。
図1〜図4において、実施の形態1のドアミラー10は、車両のドア前部に三角状のベース11が設けられ、ベース11から延びているミラー支持部11bと、ミラー支持部に軸支されるミラーケース12を備え、起立時にミラー支持部11bの車両遠方の先端部の垂直方向面13とミラーケース12の下面(底部)の垂直方向面12bとが互いに対向し、ミラーケース12は起立位置と格納位置との間で回動されるようになっている。ミラー支持部11bの車両遠方の先端部の垂直方向面13に、高感度近赤外線CCDカメラ等の撮像装置(カメラ部)が17として車両後方に向けて装着されている。カメラ部17は、ミラーケース起立時にはミラーケース12の下面(底部)の垂直方向面12bと対向して隠されていて外部からは視認できないようになっている。そして、ドライバーが運転中に自分の意思で車室内前部に設けられた図示しないスイッチを作動することにより、ミラーケースを格納状態にすると前記カメラ部17が露出し、車両側方及び後方の画像を撮影しその画像は図2(b)の車両室内の前部にあるモニター16に写し出される。
タワーパーキングなどの巾の狭いスペースでミラーケースを格納した状態で出入りする時や、巾の狭い路地でミラーケースを格納状態にして擦れ違う時などでは、前記16のモニターで障害物と車両との位置(間隔)を確認することができるので、接触等の事故を未然に防ぐことができる。又、前記カメラ部17は、ミラー支持部の車両遠方の先端部の垂直方向面13に設けられているが、13は図1(a)のように車両後方に向かって、車両のドア側に向かって湾曲した形状になっているので、最遠部より手前(内側)にカメラ部17を装着することによって、万が一13が接触しても、カメラ17は内側にあるので損傷を防止することができる。
又、車内のモニター16は二画面表示によって左右の画像を同時に写し出すこともできるし、タッチ画面のスイッチ等によって、どちらか一方の画像を表示することもできる。又、カメラ部17を可動ミラーのように角度を変えるようにしてもよいし、カメラの倍率を切り替えるズーム機構を設けてもよい。
次に本発明の実施の形態2に係るドアミラー20について説明する。図5(a)は本発明の実施の形態2に係るドアミラーの起立状態の上方から見た平面図であり、図5(b)はドアミラーの格納状態の車両後方から見た正面図であり、図5(c)はドアミラー格納時の車体側方からの正面図であり、図6(a)はドアミラーの起立状態の斜視図であり、図6(b)はドアミラー格納時の斜視図である。
図5〜6において、実施の形態2のドアミラー20は、車両のドア窓枠の近傍に固定配置されるベース11が、起立時のドアミラーケース基端部に連続するような立体形状になっていて、ベース11の延伸した部分の凹周壁面11aとドアミラーケース基端部の凸周壁面12aが互いに対向し、又ベース11より延びたミラー支持部の車両遠方の先端部の垂直方向面13とミラーケースの下部の垂直方向面12bとが互いに対向し、前記ミラー支持部11bに回動自在に軸支されるミラーケース12を備え、起立位置と格納位置との間で回動されるドアミラーであって、起立位置において外部から視認できず、格納位置において露出する前記ベースの延伸した部分の凹周壁面11a、ミラーケース基端部の凸周壁面12a,ミラー支持部の車両遠方の先端部の垂直方向面13のいずれかの面、又は複数の面に撮像装置が設けられている。
ミラーケース基端部の凸周壁面12a、ミラー支持部の車両遠方の先端部の垂直方向面13に設けられた撮像装置は、ミラーケース12が格納時に露出し車両前方及び下部、又は車両後方及び下部の死角を撮影し室内のモニター画面に表示できるようになっている。タワーパーキング等の巾の狭いスペースで、ミラーケースを格納した状態で出入りするときに必要に応じて図示しない車室内のスイッチで切り換えることによって、前進又は後退時に室内のモニター画面で確認することにより、障害物と車両との位置(間隔)を確認することができるので接触などの事故を未然に防ぐことができる。
ここで、実施の形態2のドアミラー20はその主要部の構成が実施の形態1のドアミラー10と同様であるので、同様の機能を有するものについては同一の符号を付してその説明を省略している。
次に本発明の実施の形態3に係るドアミラー30について説明する。図7(a)は本発明の実施の形態3係るドアミラーの起立状態の斜視図であり、図7(b)は起立状態の車両後方からの斜視図であり、図7(c)は格納状態の車両側方からの正面図であり、図8(a)は実施の形態3の別形状のドアミラーの起立状態の斜視図であり、図8(b)は起立状態の前方から見た正面図であり、図8(c)は格納状態の前方から見た正面図である。図7〜8において、実施の形態3のドアミラー30は、車両のドア窓枠の近傍に固定配置されるベース31から延びているミラー支持部31a、又は、フロントドアに直接取り付けられたミラー支持部31aと、ミラー支持部31aに軸支されるミラーケース32を備え、起立位置と格納位置との間で回動されるようになっている。ミラーケース32は前方下部がミラー支持部の前方面31bを覆うように延伸された形状になっており及び/またはミラーケース32の後方下部がミラーケース支持部の後方面31dを覆うように延伸された形状になっており、ミラーケースの延伸部32aで隠されたミラー支持部の前方面31b及び/またはミラー支持部の後方面31dに撮像装置33が設けられ、ミラーケース32が格納位置に回動すると前記撮像装置33が外部に露出し車両前方及び下部、及び/又は車両後方及び下部の死角を撮影できるようになっている。撮像装置は、起立時には隠蔽されているので太陽光の反射による弊害も無く、又飛び石などによる破損も防止でき、ミラーケースの車両先端部が接触しても破損を防止できる。
11 ベース
11a ベースの延伸した部分の凹周壁面
11b ミラー支持部
11c ベースの延伸部
12 ミラーケース
12a ミラーケースの基端部凸周壁面
12b ミラーケース下面(底面)の垂直方向面
13 ミラー支持部の車両遠方の先端部の垂直方向面
14 ミラー面
15 フロントドアガラス
16 室内の前部にあるモニター
17 撮像装置(カメラ部)
20 実施の形態2のドアミラー
30 実施の形態3のドアミラー
31 ベース
31a ミラー支持部
31b ミラー支持部の車両前方面
31c ミラー支持部の車両遠方の先端部の垂直方向面
31d ミラー支持部の車両後方面
32 ミラーケース
32a ミラーケース下部の延伸部
33 撮像装置(カメラ部)
Claims (3)
- 車両のドア窓枠の近傍に固定配置されるミラー支持部と、前記ミラー支持部に回動自在に軸支されるミラーケースとを備え、ドアミラーが起立時に、ミラー支持部の車両遠方の先端部の垂直方向面と、ミラーケースの下面の垂直方向面とが互いに対向し、起立位置と格納位置との間で回動されるドアミラーであって、ミラー支持部の車両遠方の先端部の垂直方向面に撮像装置を設けたことを特徴とするドアミラー。
- 車両のドア窓枠の近傍に固定配置されるミラーケース支持体と、ミラーケース支持体に回動自在に軸支されるミラーケースを備え、起立位置と格納位置との間で回動されるドアミラーであって、ミラーケースが起立位置において、ミラーケース支持体とミラーケースが互いに対向して外部から視認できない面であり、かつミラーケースの格納位置において外部に露出する面の、いずれかの面、又は複数の面に撮像装置が設けられたことを特徴とするドアミラー。
- 車両のドア窓枠の近傍に固定配置されるミラーケース支持体と、ミラーケース支持体に回動自在に軸支されるミラーケースを備え、起立位置と格納位置との間で回動されるドアミラーであって、ミラーケースの前方下部及び/又は後方下部がミラー支持体の前方面及び/又は後方面を覆うように延伸された形状になっており、起立位置においてミラーケースの延伸部で隠されたミラー支持体の前方面及び/又は後方面に撮像装置が設けられたことを特徴とするドアミラー。
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- 2005-05-18 JP JP2005144892A patent/JP4678586B2/ja not_active Expired - Fee Related
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