JPH0318063Y2 - - Google Patents

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JPH0318063Y2
JPH0318063Y2 JP18079484U JP18079484U JPH0318063Y2 JP H0318063 Y2 JPH0318063 Y2 JP H0318063Y2 JP 18079484 U JP18079484 U JP 18079484U JP 18079484 U JP18079484 U JP 18079484U JP H0318063 Y2 JPH0318063 Y2 JP H0318063Y2
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【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 板状部材間の接合部における補強部材の改善に
関する。
「従来の技術」 従来の板状部材間の接合部における補強部材
は、第4図a,bに示す如く、板状部材10,1
0の互の端部を重置し、例えば、スポツト溶接1
1により接合した接合部12に、接合部12の接
合幅より長尺に形成された平板状補強部材13
を、その両端部がそれぞれ両板状部材10,10
に臨むよう重架し、補強部材13の両端部と両板
状部材10,10とをそれぞれ、スポツト溶接1
1,11…により接合するか、また、第5図に示
す如く、接合部12の接合幅より長尺に形成され
た補強部材23における板状部材10の端縁と直
交する方向の所定位置に板状部材10の端縁に沿
い全長に亙つて、板状部材10の板厚と略同一の
段差を有する段部24を形成し、一方の補強片2
3aが接合部12に略密接して位置すると共に、
その端部が板状部材10に臨むよう重架し、両補
強片23a,23aと両板状部材10,10とを
それぞれスポツト溶接11,11…により接合し
ていた。
「考案が解決しようとする問題点」 第4図a,bに示す平板状補強部材13におい
ては、板状部材10,10の接合構造が上下逆の
場合にも使用できるが、平板状補強部材13と板
状部材10のエツジとが接する位置に応力集中が
生じ、この部位において補強部材13が破損、変
形し易いという欠点を有する。また、第5図に示
す補強部材23においては、段部24を形成する
ことにより一部部位に応力集中が生ずることは防
止でき強度は向上するが、例えば、自動車等の構
造部材において、多くの場合、第6図a,bに示
す如く、この補強部材23の少なくとも一端部に
他部材を取付けるための取付片25等を立設した
ものにあつては、車種等により板状部材10,1
0の接合部12の構造が上下逆の場合には、補強
部材23の両補強片23a,23aが板状部材1
0,10面に当接せず溶接不良を起こすため、使
用することができないという難点があつた。
「問題を解決するための手段」 本考案は上述の事情に鑑み、従来技術の上記問
題点を解決すべくなされたものであつて、互の板
状部材の端部を重置し、スポツト溶接により接合
した接合部に、該接合部の幅より長尺に形成され
た補強部材の両端部が前記それぞれの板状部材上
に臨むよう重架すると共に、この補強部材の両端
部と両板状部材とをそれぞれスポツト溶接により
接合してなる板状部材間の接合部における補強部
材において、前記補強部材における前記板状部材
の端縁と直交する方向の所定位置に板状部材の端
縁に沿い全長に亙つて山形状屈曲部を形成してな
るものである。
「作用」 したがつて、山形状屈曲部が両板状部材の接合
部における板状部材のエツジ部に対応する位置関
係に接合部に重架された補強部材は、板状部材の
エツジ部と当接することがないため、補強部材に
おける一部部位に応力集中が生ずることはなく、
また、補強部材の端部に取付片等を立設したもの
にあつても、両補強片が略同一平面上に位置する
構造のため、板状部材の接合部の構造が上下逆の
場合でも、補強部材の両補強片が接合部および両
板状部材面に略全面的に当接するので、スポツト
溶接により接合しても溶接不良を起こすことはな
い。
「実施例」 以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて説
明する。
第1図乃至第3図において、1,1はそれぞれ
板状部材であり、これら両板状部材1,1の互の
端部1a,1aは重置され、スポツト溶接2,2
…によつて接合され接合部3が形成されている。
4は両板状部材および接合部3の一方の面(実施
例においては上面)に重架された補強部材であ
り、この補強部材4は以下の如く構成されてい
る。すなわち、板状部材1の端縁に直交する方向
(実施例においては長手方向)の長さが接合部3
の幅の2倍より長尺に形成されており、その中央
部には板状部材1の端縁に沿つて(実施例におい
ては幅方向)全長に亙つて山形状屈曲部5が形成
されていると共に、両補強片4a,4aが図示の
ごとく、僅かに板状部材1の肉厚の分だけ高さ位
置が異なるものの、ほぼ同一平面上に位置するよ
う構成されている。この補強部材4は山形状屈曲
部5が接合部3における補強部材4添設側の板状
部材1のエツジ部と対応する位置関係に重架され
ており、補強部材4における両補強片4a,4a
と両板状部材1,1とはスポツト溶接2,2…に
より接合されている。
なお、6は補強部材4における一方の補強片4
aの端部に立設された取付片である。
本考案は以上の如き構成よりなるので、接合部
3における板状部材1のエツジ部が補強部材4に
当接することがないので、補強部材4における一
部部位に集中応力が生ずることはない。また、補
強部材4の端部に取付片6を有するものにあつて
も、両補強片4a,4aが同一平面上に位置する
構造のため、板状部材1,1の接合部3の構造が
上下逆の場合でも、補強部材4の両補強片4a,
4aが接合部3および両板状部材1,1面に略全
面的に当接するので、スポツト溶接2,2…によ
り両板状部材1,1に接合しても溶接不良を起こ
すことはない。
「考案の効果」 以上、詳述した如く本考案によれば、補強部材
の一部部位に応力集中が生ずることがないため、
一部部位が破損、変形を生じ易かつたという欠点
を解消し、強度の向上を図ることが可能となると
共に、他部材の取付片等を有する補強部材であつ
ても、板状部材の接合部の構造が上下逆の場合に
も共通して使用できるので、補強部材の種類を少
なくすることが可能となり、補強部材の製造、管
理等が極めて容易になる等、実用上優れた効果を
発揮する。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本考案の一実施例を示すも
ので、第1図は補強部材の取付状態を示す斜視
図、第2図は第1図の要部の拡大断面図、第3図
は他の接合構造の接合部へ重架した状態を示す要
部の断面図、第4図乃至第6図は従来例を示し、
第4図aは平板状補強部材の取付状態を示す斜視
図、第4図bは第4図aのA−A線に沿う拡大断
面図、第5図は他の補強部材の取付状態を示す要
部の断面図、第6図a,bはそれぞれ他部材取付
片を有する補強部材の取付状態を示す要部の断面
図である。 図中1は板状部材、1aは端部、2はスポツト
溶接、3は接合部、4は補強部材、4aは補強
片、5は山形状屈曲部、6は取付片である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 互の板状部材の端部を重置し、スポツト溶接に
    より接合した接合部に、該接合部の幅より長尺に
    形成された補強部材の両端部が前記それぞれの板
    状部材上に臨むよう重架すると共に、この補強部
    材の両端部と両板状部材とをそれぞれスポツト溶
    接により接合してなる板状部材間の接合部におけ
    る補強部材において、前記補強部材における前記
    板状部材の端縁と直交する方向の所定位置に板状
    部材の端縁に沿い全長に亙つて山形状屈曲部を形
    成してなることを特徴とする板状部材間の接合部
    における補強部材。
JP18079484U 1984-11-30 1984-11-30 Expired JPH0318063Y2 (ja)

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