JP2552036Y2 - 梁の接合装置 - Google Patents
梁の接合装置Info
- Publication number
- JP2552036Y2 JP2552036Y2 JP1990110120U JP11012090U JP2552036Y2 JP 2552036 Y2 JP2552036 Y2 JP 2552036Y2 JP 1990110120 U JP1990110120 U JP 1990110120U JP 11012090 U JP11012090 U JP 11012090U JP 2552036 Y2 JP2552036 Y2 JP 2552036Y2
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- JP
- Japan
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- web
- joining
- bent
- joining plate
- plate
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- Expired - Lifetime
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- Joining Of Building Structures In Genera (AREA)
- Rod-Shaped Construction Members (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、梁同士を直角に接合するための接合装置
に関するものである。
に関するものである。
従来の技術 第3図は従来の接合構造を示したもので、ウエブ1と
そのウエブ1上下両端のフランジ2とからなる一方の梁
3において、そのウエブ1の側面に、このウエブ1と直
角な方向の接合プレート4をその基端部分の直角な固定
片5部分においてボルト6で予め固定しておき、この接
合プレート4の側面に、もう1つのH型鋼からなる梁8
のウエブ9端部を側面から当接するとともに、それらに
形成したボルト穴7、7を互いに合致させて、ボルト10
で接合するようにしている。
そのウエブ1上下両端のフランジ2とからなる一方の梁
3において、そのウエブ1の側面に、このウエブ1と直
角な方向の接合プレート4をその基端部分の直角な固定
片5部分においてボルト6で予め固定しておき、この接
合プレート4の側面に、もう1つのH型鋼からなる梁8
のウエブ9端部を側面から当接するとともに、それらに
形成したボルト穴7、7を互いに合致させて、ボルト10
で接合するようにしている。
考案が解決しようとする課題 上記従来の接合構造において、接合プレート4へ重ね
て接合される一方の梁8のウエブ9は、その接合プレー
ト4の左右一方の側面のいずれに重ねるかは予め決まっ
ており、それが間違って取り付けられると、その接合プ
レート4の厚み分だけ水平方向にずれることとなって、
例えば、床板の取り付けが出来なくなることとなり、そ
のためには、最初から取り付けをやり直さねばならない
といった不都合があった。この考案は、このような従来
の欠点を解消して、接合プレート4の間違った側面にウ
エブ9が重ねられることがないようにした接合装置を提
供することを目的としてなされたものである。
て接合される一方の梁8のウエブ9は、その接合プレー
ト4の左右一方の側面のいずれに重ねるかは予め決まっ
ており、それが間違って取り付けられると、その接合プ
レート4の厚み分だけ水平方向にずれることとなって、
例えば、床板の取り付けが出来なくなることとなり、そ
のためには、最初から取り付けをやり直さねばならない
といった不都合があった。この考案は、このような従来
の欠点を解消して、接合プレート4の間違った側面にウ
エブ9が重ねられることがないようにした接合装置を提
供することを目的としてなされたものである。
課題を解決するための手段 上記の課題を解決するため、この考案では、互いに接
合される一方の梁のウエブよりそのウエブの面に対して
直角な方向に接合プレートを突出させて、この接合プレ
ートの一方の側面へ相手方梁のウエブを重ねて接合する
接合部において、前記接合プレートの先端部を前記ウエ
ブの重ね面とは反対方向へ折曲もしくは屈曲させたこと
を特徴とする。
合される一方の梁のウエブよりそのウエブの面に対して
直角な方向に接合プレートを突出させて、この接合プレ
ートの一方の側面へ相手方梁のウエブを重ねて接合する
接合部において、前記接合プレートの先端部を前記ウエ
ブの重ね面とは反対方向へ折曲もしくは屈曲させたこと
を特徴とする。
作用 上記この考案の構成によれば、接合プレートの先端が
相手方梁の重ね面とは反対側へ折曲もしくは屈曲されて
おり、従って、この折曲方向に対してはこの折曲方向と
同じ側の接合プレート側面へ相手方のウエブを重ねるこ
とは出来ないから、これによって、間違って取り付けら
れるのを防止できる。
相手方梁の重ね面とは反対側へ折曲もしくは屈曲されて
おり、従って、この折曲方向に対してはこの折曲方向と
同じ側の接合プレート側面へ相手方のウエブを重ねるこ
とは出来ないから、これによって、間違って取り付けら
れるのを防止できる。
実施例 第1図及び第2図がこの考案の実施例を示しており、
この図で示すように、前記従来と同じく一方の梁3のウ
エブ1側面に、前記と同様にして接合プレート4の基端
部分を、その接合プレート4と直角な方向の固定板5に
おいてボルト6で予め取り付けたものにおいて、接合プ
レート4に形成された接合用のボルト穴7よりも先端側
を、水平方向の一方すなわち接合プレート4の側面方向
の一方にほぼ直角に折曲して折曲片12を設けたものであ
って、この折曲片12があることにより、上記梁3に接合
される相手方の梁8のウエブ9は、その折曲片12の突出
方向とは常に反対側の接合プレート4の面に重ねられる
こととなって、間違って取り付けられるのを確実に防止
することができる。
この図で示すように、前記従来と同じく一方の梁3のウ
エブ1側面に、前記と同様にして接合プレート4の基端
部分を、その接合プレート4と直角な方向の固定板5に
おいてボルト6で予め取り付けたものにおいて、接合プ
レート4に形成された接合用のボルト穴7よりも先端側
を、水平方向の一方すなわち接合プレート4の側面方向
の一方にほぼ直角に折曲して折曲片12を設けたものであ
って、この折曲片12があることにより、上記梁3に接合
される相手方の梁8のウエブ9は、その折曲片12の突出
方向とは常に反対側の接合プレート4の面に重ねられる
こととなって、間違って取り付けられるのを確実に防止
することができる。
この場合、折曲片12はこの実施例のように直角に折曲
する必要はなく、斜め方向であっても、或いはやや湾曲
状に屈曲しておいても良い。また、折曲片12の幅は、接
合プレート4の幅と同じにする必要はなく、それより小
さな幅であっても良い。この接合プレート4と相手方梁
8との接合は、前記第3図従来例と同じである。
する必要はなく、斜め方向であっても、或いはやや湾曲
状に屈曲しておいても良い。また、折曲片12の幅は、接
合プレート4の幅と同じにする必要はなく、それより小
さな幅であっても良い。この接合プレート4と相手方梁
8との接合は、前記第3図従来例と同じである。
考案の効果 以上のように、この考案では、相手方梁にボルト接合
される接合プレートの先端を、その梁の重ね面とは反対
側に折曲もしくは屈曲させていることから、その屈曲方
向に対してはそのウエブを接合プレートに重ねることは
出来ず、常にその反対側の面に重ねられることとなっ
て、従来のように接合プレートの接合面を誤って取り付
けられるといった不都合が防止でき、作業性を大幅に向
上出来るといった効果が得られる。また、接合プレート
の先端を折曲もしくは屈曲させるだけであるから、構造
自体も簡単である。
される接合プレートの先端を、その梁の重ね面とは反対
側に折曲もしくは屈曲させていることから、その屈曲方
向に対してはそのウエブを接合プレートに重ねることは
出来ず、常にその反対側の面に重ねられることとなっ
て、従来のように接合プレートの接合面を誤って取り付
けられるといった不都合が防止でき、作業性を大幅に向
上出来るといった効果が得られる。また、接合プレート
の先端を折曲もしくは屈曲させるだけであるから、構造
自体も簡単である。
第1図はこの考案の実施例を示す梁接合部分の要部分解
斜視図、第2図は同じく梁の接合状態の平面図、第3図
は従来の梁の接合構造を示す要部の分解斜視図である。 1……ウエブ、3……梁、4……接合プレート、8……
梁、9……ウエブ、12……折曲片。
斜視図、第2図は同じく梁の接合状態の平面図、第3図
は従来の梁の接合構造を示す要部の分解斜視図である。 1……ウエブ、3……梁、4……接合プレート、8……
梁、9……ウエブ、12……折曲片。
Claims (1)
- 【請求項1】互いに接合される一方の梁のウエブよりそ
のウエブの面に対して直角な方向に接合プレートを突出
させて、この接合プレートの一方の側面へ相手方梁のウ
エブを重ねて接合する接合部において、前記接合プレー
トの先端部を前記ウエブの重ね面とは反対方向へ折曲も
しくは屈曲させたことを特徴とする梁の接合装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990110120U JP2552036Y2 (ja) | 1990-10-19 | 1990-10-19 | 梁の接合装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990110120U JP2552036Y2 (ja) | 1990-10-19 | 1990-10-19 | 梁の接合装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0466207U JPH0466207U (ja) | 1992-06-10 |
JP2552036Y2 true JP2552036Y2 (ja) | 1997-10-27 |
Family
ID=31857408
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990110120U Expired - Lifetime JP2552036Y2 (ja) | 1990-10-19 | 1990-10-19 | 梁の接合装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2552036Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5728630Y2 (ja) * | 1978-07-27 | 1982-06-22 |
-
1990
- 1990-10-19 JP JP1990110120U patent/JP2552036Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0466207U (ja) | 1992-06-10 |
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