JPH03178416A - 電動式射出成形機の射出保圧制御方法および装置 - Google Patents

電動式射出成形機の射出保圧制御方法および装置

Info

Publication number
JPH03178416A
JPH03178416A JP31827489A JP31827489A JPH03178416A JP H03178416 A JPH03178416 A JP H03178416A JP 31827489 A JP31827489 A JP 31827489A JP 31827489 A JP31827489 A JP 31827489A JP H03178416 A JPH03178416 A JP H03178416A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
injection
speed
pressure
resin
servo motor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP31827489A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0544892B2 (ja
Inventor
Tomomitsu Fujita
智光 藤田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Niigata Engineering Co Ltd
Original Assignee
Niigata Engineering Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Niigata Engineering Co Ltd filed Critical Niigata Engineering Co Ltd
Priority to JP31827489A priority Critical patent/JPH03178416A/ja
Publication of JPH03178416A publication Critical patent/JPH03178416A/ja
Publication of JPH0544892B2 publication Critical patent/JPH0544892B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/46Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it into the mould
    • B29C45/53Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it into the mould using injection ram or piston
    • B29C45/531Drive means therefor

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は、サーボモータを樹脂の押出具の駆動源として
用いる電動式射出成形機の射出保圧制御方法および装置
に関するものである。
[従来の技術] 一般の射出成形機は、油圧シリンダ等のアクチュエータ
で、スクリュやプランジャ等の押出具を往復移動させ、
この押出具を前進移動させることによって該押出具の先
端側の樹脂を金型内に射出するように構成されている。
上記射出成形機においては、押出具を前進移動さけて樹
脂を金型内に射出した後、さらに該押出具を先端側に押
して、金型内の樹脂に圧力(保圧力)を加える保圧を行
い、金型内における樹脂の固化に伴う収縮分を補ってい
る。
上記のような従来の射出成形機に対して、近年、押出具
を電動機で駆動する電動式射出成形機が開発されている
この種の電動式射出成形機は、サーボモータの回転運動
出力をたとえばボールねじ等のねじ機構を介して直線運
動出力に変換し、このねじ機構によって、押出具を往復
移動させるようになっている。
そして、上記電動式射出成形機においては、通常、サー
ボ、モータを■速度制御することによって、射出および
保圧を連続して制御するか、あるいはサーボモータを■
位置決め制御することによって射出および保圧を連続し
て制御するかのいずれかの方法がとられている。
そして、■速度制御の場合は、射出および保圧を次のよ
うに制御している。
すなわち、射出において、押出具の移動速度は、サーボ
モータの回転速度をサーボアンプでフィードバック制御
することによって制御され、また押出具の位置は、該押
出具の位置をエンコーダ等の位置検出器で常に検知して
おき、該押出具が指定する位置に達したことを制御装置
で確認してから該制御装置から上記サーボアンプに速度
の変更あるいは停止の指令を与えることによって制御さ
れている。
また、保圧において、保圧力は、該保圧ツノの基準値と
実際値とを比較して、その偏差に比例した回転速度でサ
ーボモータをフィードバック制御し、これによって、該
保圧力の実際値が基準値?こ一致するように制御されて
いる。
一方、■位置決め制御の場合は、射出および保圧を次の
ように制御している。
すなわち、射出において、押出具の移動速度は、サーボ
モータの回転速度をサーボアンプでフィードバック制御
することによって制御され、また押出具の位置は、サー
ボモータの回転位置(回転角)を制御することによって
行われている。
また、保圧において、保圧力は、樹脂に加える圧力とそ
の際の樹脂の変位量との関係を実験等であらかじめ求め
て関数式に設定しておき、この関数式に現在の実際圧力
と基準圧力との差を代入して、基準圧力に到達させるた
めの押出具の移動量を演算して求め、この移動円分だけ
、サーボモータを回転させることによって制御されてい
る。
[発明が解決しようとする課題] ところが、上記■速度制御においては、射出の場合にお
いて、押出具の位置か指定する位置であるか否かを制御
装置で確認しから該制御装置からサーボアンプに指令を
与えているので、該サーボアンプに指令を与えるまでに
時間かかかり、たとえば実際に押出具の移動速度の切り
換わる位置や停止位置が指定する位置からずれてしまい
、該押出具の速度切換位置や停止位置の誤差が大きいと
いう欠点がある。
また、上記■位置決め制御においては、保圧の場合にお
いて、指定する保圧力を発生する位置まで押出具を直接
移動するので、この点において保圧を制御する系の応答
性か極めてよくなるが、関数式によって移動量を求めて
いるため、関数式の構造によっては演算速度が遅くなる
場合があり、この場合にはサーボモータの制御系の応答
性が悪くなって、保圧力が不安定になるという欠点があ
る。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、射出
時における゛押出具の移動速度および位置を正確に制御
することができるとともに、保圧時においても保圧力を
安定的に制御することのできる電動式射出成形機の射出
保圧制御方法および装置を提供することを目的としてい
る。
[課題を解決するための手段] 本発明は、上記目的を達成するため、サーボモータの回
転運動出力を直線運動出力に変換して、この直線運動出
力によって樹脂の押出具を往復移動させ、この押出具を
前進移動させることによって、該押出具の先端側の樹脂
を金型内に射出するとともに該金型内に射出された樹脂
に圧力を加えて保圧する電動式射出成形機の射出保圧制
御方法において、前記樹脂の射出の際には、前記サーボ
モータを位置決め制御することによって前記押出具の位
置および速度を制御し、前記樹脂の保圧の際には、前記
サーボモータを速度制御することによって樹脂の圧力を
制御する方法を用いている。
また、上記方法を実施する装置は、サーボモータの回転
運動出力を直線運動出力に変換して、この直線連動出力
によって樹脂の押出具を往復移動させ、この押出具を前
進移動させることによって、該押出具の先端側の樹脂を
金型内に射出するとともに該金型内に射出された樹脂に
圧力を加えて保圧する電動式射出成形機の射出保圧制御
装置において、前記サーボモータを位置決め制御するこ
とによって射出時の前記押出具の位置および移動速度を
制御する位置決め制御回路と、前記サーボモータを速度
制御することによって保圧時の樹脂の圧力を制御する速
度制御回路とを備えたものである。
[作用] 本発明において、樹脂の射出の際には、サーボモータを
位置決め制御で制御しているので、押出具の位置が正確
に制御され、その際の押出具の移動速度もフィードバッ
ク制御によって正確に制御される。
また、保圧の場合には、サーボモータを速度制御するこ
とによって、樹脂の圧力を制御しているので、圧力等の
制御量を関数式によって求める必要がない。したがって
、演算時間等の応答性を悪化させる要因が少ないから、
保圧を制御する系の応答性がよく、樹脂の圧力が安定す
る。
[実施例] 以下、本発明をプリプラ式電動射出成形機に適用した場
合の一実施例について、第1図ないし第7図を参照して
説明する。
第1図において、1はフレーム本体であり、このフレー
ム本体l上には、金型の型開閉および型締を行う型締装
置の一構戊要素である固定盤2が固定されている。また
、フレーム本体l上には、固定盤2に接離する方向に移
動自在な移動プレート3が設けられている。
移動プレート3は、その下部がガイドバー4に該ガイド
バー4に沿って移動自在に支持されている。ガイドバー
4は、軸線が固定盤2に直交する方向に向けられて、フ
レーム本体lの左右位置(図面に直交する方向に互いに
ずれた位置)に複数配置されており、各々の両端部がフ
レーム本体l上に固定されたブラッケト5によって該フ
レーム本体lに固定されている。
また、移動プレート3には、射出装置6が設けられてい
る。射出装置6は、移動プレート3に固定された射出シ
リンダ7と、この射出シリンダ7の先端に設けられた射
出ノズル8と、射出シリンダ7内に挿入された射出プラ
ンジャ(押出具)9と、該射出プランジャ9を移動駆動
するプランジャ駆動機構10とを備えたものである。
射出シリンダ7は、固定盤2のノズル導入孔2aに軸線
が一致させられて、該固定盤2側に延在するように移動
プレート3に固定されており、その先端部の周壁の上側
位置には、上方に貫通する樹脂流入孔7aが形成されて
いる。
射出ノズル8は、射出シリンダ7内の樹脂を金型内に供
給するものである。
射出プランジャ9は、射出シリンダ7内に、軸方向に移
動自在に嵌合された円柱状ものであり、その基端部がプ
ランジャ駆動機構10に連結されている。
プランジャ駆動機構!Oは、射出シリンダ7の延在する
側と反対側の移動プレート3に備え付けられたものであ
り、前記ガイドバー4にその軸方向に摺動自在に支持さ
れたガイドプレート11と、このガイドプレート11と
移動プレート3とに掛は渡された複数(この図では4本
)の射出用ポールネジ棒12と、これらの射出用ボール
ネジ俸I2に連結されて、該射出用ボールネジ棒12に
沿って移動する射出プレート13と、前記射出用ポール
ネジ棒12を回動駆動する射出用ボールネジ棒回動駆動
機構14とを備えたものである。
ガイドプレート11は、四角形の板状に形成されたもの
であり、下辺に沿う左右の部分がガイドバー4に摺動自
在に支持されている。
射出用ボールネジ棒12は、その軸線が射出シリンダ7
の軸線に平行にされて、移動プレート3とガイドプレー
ト11とに回動自在に支持されたものであり、射出シリ
ンダ7のM線を中心にして、上下方向に所定の間隔で均
等に振り分けられかつ左右方向にも所定の間隔で均等に
振り分けられた4つの位置に配置されている。ただし、
これらの射出用ボールネジ棒12は、上下方向あるいは
左右方向に、一対だけ設けられたものであってもよい。
射出プレート13は、四角形状の射出プレート本体15
と、前記各射出用ボールネジ棒12に螺合するように前
記射出プレート本体15の四隅部に固定された射出用ポ
ールナツト16と、前記射出シリンダ7の軸線に一致さ
れて前記射出プレート本体15の該射出シリンダ7側に
設けられた射出プランジャ連結部材17と、この射出プ
ランジャ連結部材17と射出プレート本体15とに挟ま
れて設けられた荷重変換器(圧力検出手段)18とを備
えたものである。
射出用ボールネジ棒回動駆動機構14は、ガイドブレー
ト11に取り付けられた射出用ACサーボモータ19と
、該ACサーボモータ19の出力軸に固定された射出用
第1のタイミングプーリ20と、ガイドプレート11の
端面から突出する各射出用ボールネジ棒12の各端部に
固定された射出用第2のタイミングプーリ21と、これ
らの射出用第1のタイミングプーリ20および射出用第
2のタイミングプーリ21に巻回された射出用タイミン
グベルト22とを備えたものである。また、射出用AC
サーボモータ19には、その出力軸に射出モータ制御用
エンコーダ23が連結されている。
上記移動プレート3の上端には、射出ノズル8側に向け
て斜めに下降する摺動面3aが形成されているとともに
、該摺動面3aを介して可塑化装置31が設けられてい
る。
可塑化装置3工は、可塑化シリンダ32と、この可塑化
シリンダ32の基端部を固定して、前記摺動面3a上に
摺動自在に連結された可塑化シリンダ支持部材33と、
前記可塑化シリンダ32内に挿入されたスクリュ34と
、前記可塑化シリンダ支持部材33に取り付けられ、出
力軸が前記スクリュ34の基端部に連結された可塑化用
ACサーボモータ35とを備えたものである。また、可
塑化用ACサーボモータ35には、その出力軸に可塑化
モータ制御用エコーダ36が設けられている。そして、
上記可塑化装置3Iは、可塑化シリンダ32の先端部が
シリンダ連結部材41を介して、射出シリンダ7の樹脂
流入孔7a部に連結されている。
シリンダ連結部材41は、可塑化シリンダ32内と射出
ンリンダ7内とを連通する連通孔41aを有するもので
あり、該連通孔41aには、可塑化シリンダ32から射
出シリンダ7への樹脂の流れを可能にし、射出シリンダ
7から可塑化シリンダ32への樹脂の逆流を阻止する逆
流防止機構42が備えられている。
また、上記移動プレート3は、その下端部に移動プレー
ト移動用ポールナツト(以下、移動用ポールナツトと略
称する)51が設けられており、この移動用ポールナツ
ト51が移動プレート移動用ボールネジ捧(以下、移動
用ボールネジ棒と略称する)52に螺合されている。移
動用ボールネジ棒52は、その軸線がガイドバー4の軸
線方向に平行にされ、その両端部がフレーム本体lに固
定された軸受53に回転自在に支持されている。
この移動用ボールネジ棒52の射出シリンダ7と反対側
の端部には、移動プレート移動用筆1のタイミングプー
リ(以下、移動用事1のタイミングブーりと略称する)
54が固定されており、この移動用事1のタイミングプ
ーリ54は、移動プレート移動用モータ(以下、移動用
モータと略称する)55の出力軸に固定された移動プレ
ート移動用筆2のタイミングプーリ(以下、移動用事2
のタイミングプーリ)56に、移動プレート移動用タイ
ミングベルト(移動用タイミングベルト)57を介して
連結されている。
なお、図中符号37は、可塑化シリンダ32内に樹脂を
供給するためのホッパである。
次に、上記のように構成されたブリプラ式電動射出成形
機の動作を説明する。
樹脂の可塑化は、可塑化用ACサーボモータ35でスク
リュ34を回転することによって行う。
その際、可塑化用ACサーボモータ35が可塑化モータ
制御用エンコーダ36から検知される回転数に基づいて
フィードバック制御され、スクリュ34の回転数が一定
に保持される。可塑化シリンダ32内で可塑化された樹
脂は、シリンダ連結部材41の連通孔41a、逆流防止
機構42、および射出シリンダ7の樹脂流入孔7aを通
って、射出ンリンダ7の射出プランジャ9の先端側に押
し出される。そうすると、流入してきた樹脂の圧力によ
って射出プランジャ9が後退方向に押され、この射出プ
ランジャ9を押す力が射出プランジャ連結部材17、荷
重変換器18、射出プレート本体15、射出用ポールナ
ツト16、射出用ボールネジ棒12、射出用筆2のタイ
ミングプーリ21゜射出用タイミングベルト22および
射出用筆1のタイミングプーリ20を介して射出用AC
サーボモータ19の出力軸に伝わり、該出力軸が回転す
る。これにより、射出プランジャ9が後退して、該射出
プランジャ9の先端側に可塑化された樹脂が蓄えられる
。その際、後述する制御装置によって、射出用ACサー
ボモータ19に所定の大きさのブレーキトルクを発生さ
せることができ、これにより射出プランジャ9に移動抵
抗を与えて、樹脂に背圧をかけた状態で可塑化すること
ができる。
射出プランジャ9の先端側に蓄えられる樹脂量は、射出
モータ制御用エンコーダ23によって、射出用ACサー
ボモータ19の回転位置(回転角)を検出し、この検出
結果から射出プランジャ9の後退量を求めることにより
計量される。樹脂の計量が完了すると可塑化用ACサー
ボモータ35が停止制御され、スクリュ34の回転が止
まる。
射出プランジャ9の先端側に蓄えられた樹脂を射出する
には、射出用ACサーボモータ19を樹脂が射出シリン
ダ7内に流入してきた時とは逆方向(射出方向)に回転
させることにより行う。すなわち、射出用ACサーボモ
ータ19を射出方向に回転すると、射出用筆1のタイミ
ングプーリ20、射出用タイミングベルト22および射
出用筆2のタイミングプーリ21を介して射出用ボール
ネジ棒12か回転し、該射出用ボールネジ棒■2に螺合
する射出用ポールナツト16を有する射出プレート13
が射出シリンダ7側に移動する。このため、射出プラン
ジャ9が射出シリンダ7内を前進して、該射出プランジ
ャ9の先端側の樹脂が射出ノズル8から金型内に射出さ
れる。その際、逆流防止機構42によって、射出シリン
ダ7から可塑化シリンダ32への樹脂の逆流が防止され
る。また、金型内に射出される樹脂の射出速度は、射出
用ACサーボモータ19の回転速度を制御することによ
って行なわれ、該射出用ACサーボモータI9は、射出
モータ制御用エンコーダ23で検知されろ回転速度に基
づいて、フィードバック制御される。したがって、射出
速度が正確に制御される。
また、射出ノ〆ル8の前後進は、移動用モータ55を回
転することにより、移動用事2のタイミングプーリ56
、移動用タイミングベルト57および移動用事1のタイ
ミングプーリ54を介して移動用ボールネジ棒52を回
転させ、これにより移動用ボールネジ棒52に螺合する
移動用ポールナツト51を有する移動プレート3を該移
動用ボールネジ棒52に沿って移動させることにより行
う。そして、射出ノズル8を金型のスプルブッンユに押
圧するには、移動用モータ55に所定の大きさの電流を
流して、該移動用モータ55をトルク制御することによ
って行う。
上記のように構成されたプリプラ式電動射出成形機にお
いては、射出プランジャ9やスクリュ34の駆動に油圧
シリンダや油圧モータ等の油圧機器を使っていないので
、各油圧機器を作動させるための作動油の管理が一切不
要になるとともに、油圧機4に用いるパツキン類等の管
理も−切不要1こなる。しかも、油圧機器からの作動油
漏れの危険がなく、射出成形機の周りを清浄に保つこと
かできるという効果を奏する。
次に、上記プリブラ式電動射出成形機の制御装置を第2
図を参照して説明する。
この図において、61はブリプラ式電動射出成形機の主
制御回路であり、この主制御回路61に(よ、荷重変換
器I8、位置カウンタ62、射出条件設定器63、保圧
条件設定器64、背圧条件設定器91および前転後退条
件設定器92等からのfS種の信号が入力されるように
なっている。
荷重変換器18は、射出プランジャ9を介して該射出ブ
ランツヤ9の先端側の樹脂圧力を測定して、その実測樹
脂圧信号65を主制御回路61に出力するようになって
いる。
位置カウンタ62は、射出モータ制御用エンコーダ23
から出力されろパルス70の数を数えて、そのパルス数
71を主制御回路61に出力するようになっている。
射出条件設定器63は、射出プランジャ9の前進方向の
射出速度(樹脂の射出速/i’iこ対応する)を切り換
えるための該射出プランジャ9の軸方向の位置(射出速
度切換位置)を設定する射出速度切換位置設定部(図示
せず)と、上記各射出速度切換位置で切り換えられる射
出速度を設定する射出速度設定部(図示せず)とを備え
たものであり、前記射出速度切換位置設定部から射出速
度切換位置信号66を、また前記射出速度設定部から射
出速度信号67をそれぞれ主制御回路61に出力するよ
うになっている。
保圧条件設定器64は、金型内に射出された樹脂の保圧
力を多段に切り換えるために各保圧力を維持する時間を
設定する保圧力切換時間設定部(図示せず)と、上記各
保圧力を設定する保圧力設定部(図示せず)とを備えた
ものであり、前記保圧力切換時間設定部から保圧力時間
信号68を、まIコ前記保圧力設定部から保圧力信号6
9をそれぞれ主制御回路61に出力するようになってい
る。
背圧条件設定器91は、射出プランツヤ9の先端側に樹
脂が供給されて該プランジャ9が後方に移動する際に、
該射出プランジャ9の移動抵抗(背圧力に対応する)を
多段に切り換えるための該該射出プランジャ9の軸方向
の位置(背圧力切換位置)を設定する背圧力切換位置設
定部(図示せず)と、上記各背圧力切換位置で切り換え
られる移動抵抗を設定する背圧力設定部(図示せず)と
を備えたものであり、前記背圧力切換位置設定部から背
圧力切換位置信号93を、また前記背圧力設定部から背
圧力信号94をそれぞれ主制御回路61に出力ずろよう
になっている。
fi1転後退条件設定器92は、樹脂の計量完了後に、
スクリュ34を回転させることなく、射出プランジャ9
をさらに後方に移動する前転後退動作の条件を設定する
ものであり、射出プランジャ9を熱転後退させる際に後
退速度を多段に切り換えろ位置(後退速度切換(立置)
を設定する熱転後退速度切換位置設定部(図示U−ず)
と、上記各熱転後退速度切換位置で切り換えられる前転
後退速度を設定する前転後退速度設定部(図示せず)と
を備えたちのであり、前記熱転後退速度切換位置設定部
から前転後退速度切換位置信号95を、また上記前転後
退速度設定部から熱転後退速度信号96をそれぞれ主制
御回路61に出力するようになっている。
主制御回路61は、位置カウンタ62から出力されたパ
ルス数71によってプランジャ9の現在の位置を常に確
認するとともに、前記各射出速度切換位置信号66また
は各前転後退速度切換位置信号95を速度切換位置指令
信号72に変換し、前記各射出速度信号67または各熱
転後退速度信号96を速度指令信号73に変換し、前記
各保圧力信号69と実測樹脂圧信号65との差または6
背圧力信号94と実測樹脂圧信号65との差を圧力指令
信号74に変換するようになっている1、そして、この
主制御回路61は、樹脂を射出する際には、各射出速度
切換位置信号66を速度切換位置指令信号72に変換す
るとともに、nii sQ各射出速度信号67を速度指
令信号73に変換して、これら各速度切換位置指令信号
72および各速度[旨令信号73を位置決めパルス分配
器75に出力し、保圧の際には、各保圧力信号69と実
測樹脂圧信号65との差を圧力指令信号74に変換して
、この各圧力指令信号74を第1のアナログスイッチ7
6に出力し、樹脂の計量の際には、各背圧力信号94と
実測樹脂圧信号65との差を圧力指令信号74に変換し
て、この各圧力指令信号75を第1のアナログスイッチ
76に出力し、熱転後退の際には、各熱転後退速度切換
位置信号95を速度切換位置指令信号72に変換すると
ともに、各前転後退速度信号96を速度指令信号73に
変換して、これら各速度切換位置指令信号72および各
速度指令信号73を位置決めパルス分配器75に出力す
るようになっている。さらに、この主制御回路61は、
保圧の際および計量の際に、第1のアナログスイッチ7
6に出力して該第1のアナログスイッチ76をON状態
に切り換える第1の信号A1と、射出の際および熱転後
退の際に、後述する第2のアナログスイッチ82に出力
して該第2のアナログスイッチ82をON状態に切り換
える第2の信号A2とを発するように構成されている。
位置決めパルス分配器75は、各速度切換立置指令信号
72に比例した数で、かつ前記速度指令信号73に比例
した周波数の指令パルス77を発生するパルス分配器7
8と、このパルス分配器78から発せられる指令パルス
77の数量を積算するとともに、射出モータ制御用エン
コーダ23から発せられるパルス70の数量を減算して
、常時蓄えられているパルスの溜まり量を偏差量79と
してデジタル出力する偏差カウンタ80と、この偏差カ
ウンタ80から出力されたデジタル出力の偏差量79を
アナログの速度基準信号8!に変換して第2のアナログ
スイッチ82に出力するD/A変換器83とを備えたも
のである。前記第1のアナログスイッチ76および第2
のアナログスイッチ82の出力信号は、サーボアンプ8
4に入力されるようになっている サーボアンプ84は、射出モータ制御用エンコーダ23
から発せられるパルス70から速度信号85に変換する
F−Vコンバータ86を有し、第1のアナログスイッチ
76または第2のアナログスイッチ82からの出力信号
と前記速度信号85とを比較して、その偏差としての電
力87を射出用ACサーボモータ19へ供給する増幅器
88を有するものである。
そして、上記電動射出成形機の制御装置において、主制
御回路61.位置カウンタ62、射出条件設定器63、
保圧条件設定器64、位置決めパルス分配器75、第1
のアナログスイッチ76、第2のアナログスイッチ82
およびサーボアンプ84を含む部分によって射出保圧制
御装置!01が構成され、また主制御回路611位置カ
ウンタ62、背圧条件設定器91.前転後退条件設定器
92、位置決めパルス分配器7.5、第1のアナログス
イッチ76、第2のアナログスイッチ82およびサーボ
アンプ84を含む部分によって計量前転後退制御装置1
02が構成されている。
さらに、主制御回路61の圧力指令信号74および第1
の信号A1を出力する部分、第1のアナログスイッチ7
6およびサーボアンプ84を含む部分によって、射出用
ACサーボモータI9を速度制御する速度制御回路10
3が構成され、また主制御回路61の速度切換位置指令
信号72、速度指令信号73および第2の信号A2を出
力する部分、位置決めパルス分配器75、第2のアナロ
グスイッチ82およびサーボアンプ84を含む部分によ
って、射出用ACサーボモータ19を位置決め制御する
位置決め制御回路!04が構成されている。
次に、上記のように構成された電動射出成形機の射出保
圧制御装置+01を用いて、射出保圧を制御する方法を
説明する。ただし、この例では、第3図ないし第4図に
示すように、射出工程において、射出速度Vが射出プラ
ンジャ9の射出開始位置SOから射出完了位置S5まで
5段階に切り換えられ、保圧工程において、保圧力I 
Pが射出完了位置S5から3段階に切り換えられる例を
示している。
まず、射出工程から説明する。
樹す旨の射出に際しては、主制御回路61において、全
射出時間Tの計時が開始されるとともに、射出条件設定
器63から出力される射出速度切換位置信号66および
射出速度信号67がそれぞれ速度切換位置指令信号72
および速度指令信号73に変換されて、パルス分配器7
8に出力され、また、第1の信号A1の出力が停止状態
にされ、第2の信号A2が第2のアナログスイッチ82
に出力され、これにより第1のアナログスイッチ76か
OFF状態になり、第2のアナログスイッチ82がON
状態になる。
パルス分配器78は、各速度切換位置指令信号72によ
って指示された射出プランジャ9の移動距離である5O
−91間の長さ、S1〜S2間の長さ、82〜83間の
長さ、83〜84間の長さ、84〜85間の長さをそれ
ぞれパルスの数量に変換するとともに、各速度指令信号
73によって指示された5O−S1間の射出速度v1、
S1〜52間の射出速度V2.82〜83間の射出速度
V3.83〜64間の射出速度V4.84〜65間の射
出速度V5をそれぞれパルスの周波数に変換し、上記パ
ルスの数量および周波数で指定された指令パルス77を
偏差カウンタ80に出力する。
偏差カウンタ80では、まず射出プランジャ9の移動距
離であるSO〜Slの部分の指令パルス77から積算し
て行き、この積算した指令パルス77の数を偏差量79
として出力する。
そして、偏差量79は、D/A変換器83でアナログの
速度基準信号81に変換されて、すでに第2の信号A2
によってON状態にされた第2のアナログスイッチ82
を通ってサーボアンプ8・1に出力される。
そうすると、サーボアンプ84で、射出用ACサーボモ
ータ19の速度信号85と速度基準信号81とか比較さ
れ、その偏差に対応する電力87が射出用ACサーボモ
ータ19に供給される。その際、射出開始時には、射出
用ACサーボモータ19の回転が停止状態にあるから、
上記偏差が大きく、このため該射出用ACサーボモータ
19が急加速され、射出プランジャ9の移動速度が急上
昇する。
上記のようにして射出用ACサーボモータの速度が上昇
すると、射出モータ制御用エンコーダ23から出力され
るパルス70の周波数が上昇し、偏差カウンタ80に積
算されているパルスの溜まり虫を減算する割合が増加す
る。ただし、パルス70の周波数がパルス分配器78か
ら出力される指令パルス77の周波数に達するまでは、
上記溜まり量は増え続け、射出プランジャ9は加速され
る。そして、仮にパルス70の周波数が指令パルス77
の周波数より高くなった場合には、偏差カウンタ80に
おけろ減算量の方が多(なって、偏差量79が減少し、
これによって射出用ACサーボモータ19に供給する電
力87が低下して、該射出用ACサーボモータ19の回
転速度が低下することになるから、前記パルス70の周
波数は、指令パルス77の周波数まで上昇した段階から
該指令パルス77の周波数に等しい状態が維持されるよ
うになる。したがって、射出用ACサーボモータ19は
、パルス70の周波数が指令パルス77に一致した後、
一定の回転速度で回転し、射出プランジャ9も速度Vl
の一定の速度て移動するようになる。
そして、射出プランジャ9が位置Slに達すると、指令
パルス77の周波数が速度V2に相当する周波数に切り
換わり、この例の場合には速度Vlより速度V2の方が
大きいので、偏差カウンタ80におけるパルス数の溜ま
り量が増加する。このため、射出用ACザーボモータ1
9の回転速度が直ちに急上昇し、射出モータ制御用エン
コータ23から発せられるパルス70の周波数が指令パ
ルス77の周波数まで急上昇した後、該射出用ACサー
ボモータ19の回転速度が一定に保たれろようになり、
射出プランジャ9も射出速度V2の一定の速度で移動す
るようになる。
上記のようにして、射出プランジャ9の各射出速度Vお
よび該各射出速度Vの各切換位置Sが正確に制御されて
、該射出プランジャ9が射出完了位置S5まで移動する
そして、射出プランジャ9が射出完了位置S5に到達す
ると、射出工程から直ちに保圧工程に切り換わる。
保圧工程の開始に際しては、主制御回路61において、
速度切換位置指令信号72、速度指令信号73および第
2の信号A2の出力が停止されて、代わりに第1の信号
AIが出力され、さらに、各保圧力信号69と実測樹脂
圧信号65との偏差が圧力指令信号74に変換されて、
この圧力指令信号74が各保圧力時間信号68に応じて
、第1のアナログスイッチ・76に出力される。このた
め、上記圧力指令信号74が第1の信号AIによってO
N状態にされた第1のアナログスイッチ76を通ってサ
ーボアンプ84に人力される。
そして、サーボアンプ84によって、圧力指令信号74
と回転速度信号85とが比較されて、その偏差に対応し
た電力87が該射出用ACサーボモータ19に供給され
、該射出用ACサーボモータ19が前記偏差に比例した
回転速度で増速または減速あるいは反転させられる。こ
れにより、実測樹脂圧信号65が保圧力信号69に等し
くなると、圧力指令信号74が零になり、射出用ACサ
ーボモータ19の回転が停止する。そして、再び実測樹
脂圧信号65と保圧力信号69との偏差が生じると、再
び、前記偏差に比例した速度で射出用ACサーボモータ
19の回転速度が制御され、前記偏差が零になるように
なる。
このようにして、射出用ACサーボモータ19が速度制
御されて正転・逆転が繰り返され、保圧力が各保圧力時
間信号68ごとに各保圧力信号69の値に一定に制御さ
れるようになる。
したがって、第4図に示すように、各保圧力信号69で
指定される第2段保圧力HP l、第1段保圧力HP2
および第1段保圧力HP3が、それぞれ各保圧力時間信
号68で指定される第1段保圧力時間TI、第2段保圧
力時間T2、および該第2段保圧力時間T2から全射出
時間Tが完了するまでの時間の各時間で一定に制御され
る。
また、保圧工程においても、射出プランジャ9がわずか
に前進し、該射出プランジャ9の位置が射出完了位置S
5から保圧完了位置Seまで変化する(ただし、充填圧
より保圧設定が低い場合、射出プランジャ9は後退する
)。
上記のように構成された電動式射出成形機の射出保圧制
御装置101によれば、位置決めパルス分配器75が設
けられているので、射出工程において、パルス分配器7
8から出力される指令パルス77の数量と周波数によっ
て、射出用ACサーボモータ19の回転位置を制御する
とともに、回転速度も制御することができるので、制御
系における応答遅れの要素がなく、射出プランジャ9の
移動速度を指定された装置で正確に変化させることがで
きろ。しかも、保圧の制御においては、実測樹脂圧信号
65と保圧力信号69との偏差に比例した回転速度で射
出用ACサーボモータ19の回転速度を制御しているの
で、制御系に演算手段を設けろ必要がなく、よって演算
処理速度を考慮することがないから、簡単に射出用AC
サーボモータ19の応答性を向上することができる。し
たがって、保圧力信号69の指令によって実測樹脂圧を
安定的に制御することができる。
次に、前記電動式射出成形機の計犠前転後退制御装置1
02を用いて行う樹脂の計量および熱転後退の制御方法
を説明する。ただし、この例では、第5図に示すように
、計量工程においては、背圧力BPが射出プランジャ9
の保圧完了位置Seから計量完了位置BS3まで3段階
に切り換わり、熱転後退工程においては、熱転後退速度
BVが計重完了位置BS3から射出開始位置SOまで1
段階で切り換わる例を示している。
まず、計量工程から説明する。
樹脂の計量に際しては、可塑化用ACサーボモータ35
でスクリュ34を回転駆動して、可塑化した樹脂を射出
プランジャ9の先端側に供給する。
そして、同時に主制御回路61により、背圧条件設定器
91から出力される各背圧力信号94と実測樹脂圧信号
65とを比較して、その偏差を圧力指令信号74に変換
し、この圧力指令信号74を第1のアナログスイッチ7
6に出力する。また、第1の信号AIを出力し、第2の
信号A2を出力停止状態にする。このため、第1のアナ
ログスイッチ76がON状態になり、かつ第2のアナロ
グスイッチ82がOFF状BJこなって、上記圧力指令
信号74がON状態の第1のアナログスイッチ76を通
ってサーボアンプ84に入力される。
そして、サーボアンプ84によって、圧力指令信号74
と速度信号85とが比較されて、その偏差に対応した電
力87が該射出用ACサーボモータ19に供給され、該
射出用ACサーボモータ19が前記偏差に比例した回転
速度で増速または減速あるいは反転する。そして、実測
樹脂圧信号65が背圧力信号94に等しくなり圧力指令
信号74が零になると、射出用ACサーボモータ19の
回転が停止しする。そうすると、再び実測樹脂圧信号6
5と背圧力信号94との偏差が生じ、この偏差に比例し
た速度で射出用ACサーボモータL9が回転し該偏差が
零になるように制御される。
上記のようにして、射出用ACサーボモータ19が速度
制御されて正転・逆転が繰り返され、これにより射出プ
ランジャ9の先端側の樹脂の圧力である背圧力BPが各
背圧力信号94で指定される第1段の背圧力BPIに一
定に保持されるようになる。そして、Q=f出プランジ
ャ9が後退して、各背圧力切換位置信号93で指定され
る後退位置BSIに達すると、実測樹脂圧信号65と背
圧力信号94の第2段の背圧力BP2とか比較され、そ
の面差が圧力指令信号74に変換されて、サーボアンプ
84に出力される。このため、後退位置BSIから第2
段の背圧力BP2に変化するユしたがって、各背圧力信
号94で指定される第1段の背圧力B P i 、第2
段の背圧力B P 2および第3段の背圧力BP3が、
それぞれ保圧完了(装置Seから後退位置BS l、後
退位置l3S2および計量完了位置BS’3の各間で一
定に制御される。
そして、計量完了位置BS3に達すると、可塑化用AC
サーボモータ35が停止して、スクリュ34の回転によ
る射出プランジャ9の先端側への樹脂の供給が終了する
。これにより、射出プランジャ9が計量完了α置BS3
に停止し、次の前転後退工程が実施される。
無回転後退工程においては、主制御回路61により、熱
転後退条件設定器92から出力される前転後過速度切換
位置信号95および熱転後退速度信号96がそれぞれ速
度切換位置指令信号72および速度指令信号73に変換
されて、該速度切換位置指令信号72および速度指令信
号73がパルス分配器78に出力され、また、第1の信
号A1の出力が停止され、第2の信号A2が出力される
このため、第1のアナログスイッチ76がOFF状態に
なり、第2のアナログスイッチ82がON状態になる。
そして、パルス分配器78は、速度切換位置指令信号7
2によって指定される計量完了位置BS3から射出開始
位置SOまでの長さをパルスの数量に変換し、速度指令
信号73によって指定される熱転後退速度VBIをパル
スの周波数に変換し、上記数量および周波数の指定され
た指令パルス77を偏差カウンタ80に出力する。
偏差カウンタ80では、パルス分配器78から出力され
ろ指令パルス77の#fflを積算して、この積算した
数量をデジタルの偏差量79として出力する。そして、
偏差量79がD/A変換器83でアナログの速度基準信
号81に変換されて、この速度基準信号8Iがすでに第
2の信号A2によってON状態にされた第2のアナログ
スイッチ82を通ってサーボアンプ84に出力される。
そうすると、サーボアンプ84で、射出用ACザーボモ
ータ19の速度信号85と速度基準信号81とが比較さ
れ、その偏差に対応する電力87が射出用ACサーボモ
ータ19に供給され、該射出用ACサーボモータ19が
射出開始時とは逆の方向に回転を開始する。この際、射
出用ACサーボモータ19の回転が停止状態にあるから
、上記偏差が大きく、このため該射出用ACサーボモー
タ19が急加速され、射出プランジャ9の熱転後退速度
も急上昇する。
そして、射出用ACサーボモータ19の回転が開始され
ると、射出モータ制御用エンコーダ23からパルス70
が出力されるようになり、このパルス70が偏差カウン
タ80に入力されて、該偏差カウンタ80にhlHされ
ているパルスの溜まり虫が減算される。たたし、パルス
70の周波数がパルス分配器78から出力される指令パ
ルス77の周波数に達するまでは、上記溜まり量は増え
続き、射出プランジャ9は加速される。そして、仮にパ
ルス70の周波数が指令パルス77の周波数より高くな
る場合には、偏差カウンタ80における減算量の方が多
くなって、偏差量79が減少し、これによって射出用A
Cサーボモータ19に供給する電力87が低下して、該
射出用ACサーボモータ19の回転速度が低下すること
になる。したがって、前記パルス70の周波数は、指令
パルス77の周波数まで上昇し、その後は指令パルス7
7の周波数に等しい状態が維持されるようになる。
すなわち、射出プランジャ9は、熱転後退速度BVtの
一定の速度で後退するようになる。
そして、総ての指令パルス77が偏差カウンタ80に出
力された後は、偏差カウンタ80の溜まり量がパルス7
0によって減算されるだけとなり、偏差量79が減少し
て、射出プランジャ9の前転後退速度が低下し、該偏差
カウンタ80の溜まり量が零になる位置で射出プランジ
ャ9が停止する。
そして、晶まり量が零になる位置が射出開始位置SOに
一致する。
上記のように構成された電動式射出成形機の計重前転後
退制御装置102によれば、計量時において、実測樹脂
圧信号65と背圧力信号94との偏差に比例した速度で
射出用ACサーボモータ19を制御しているので、制御
系に演算手段を設ける必要がなく、よって射出用ACサ
ーボモータ19の応、容性を向上することができる。し
たがって、射出プランジャ9の先端側に供給されろ樹脂
の圧力変動が、周波数においてまた振幅において大きな
場合でも、前記樹脂の圧力すなわち背圧力BPを背圧力
信号94にしたがって安定的に制御することができる。
しかも、熱転後退工程においては、位置決めパルス分配
器75を用いて、射出用ACサーボモータ19を位置決
め制御で制御するとともに速度制御で制御することがで
きるので、射出プランジャ9の熱転後退速度を正確に制
御することができるとともに、該射出プランジャ9を射
出開始位置SOに正確に一致させることができる。
なお、上記実施例においては、本発明をプリブラ式電動
射出戊形機に適用した例を示したが、インラインスクリ
ュ式の電動射出成形機に適用してもよいことは言うまで
もない。
[発明の効果] 以上説明したように本発明によれば、樹脂を射出する場
合、サーボモータを位置決め制御することによって、押
出具の位置および移動速度を制御しているので、射出速
度を正確に制御することができとともに、射出速度の変
更位置等も応答遅れの無い状態で正確に制御することが
できる。しかも、保圧の場合には、樹脂の圧力をサーボ
モータを速度制御することによって行うことができるの
で、応答遅れが極めて少なく、該圧力を目標値に一致す
るように安定的に制御することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第5図は本発明の一実施例を示す図であっ
て、第1図はブリブラ式電動射出成形機の要部破断側面
図、第2図はブリブラ式電動射出成形機の射出保圧制御
装置および計量前転後退制御装置を示すブロック図、第
3図は射出工程時のプランジャ速度および保圧工程時の
樹脂圧力(保圧力)を示す図、第4図は第3図の円■内
の拡大図、第5図は計量時の樹脂圧力(背圧力)を示す
図である。 ・・・・・プランジャ(押出具)、 9・・・・・・射出用ACサーボモータ、l・・・・・
・主制御回路、 2・・・・・・位置カウンタ、 3・・・・・・射出条件設定器、 4・・・・・・保圧条件設定器、 3・・・・・・速度指令信号、 4・・・・・・圧力指令指令、 5・・・・・・位置決めパルス分配器、6・・・・・・
第1のアナログスイッチ、8・・・・・・パルス分配器
、 1・・・・・・主制御回路、 6・・・・・・第1のアナログスイッチ、2・・・・・
・第2のアナログスイッチ、84・・・・・・サーボア
ンプ、 91・・・・・・背圧条件設定器、 92・・・・・・無帳後退条件設定器、101・・・・
・・射出保圧制御装置、102・・・・・・計量無帳後
退制御装置、103・・・・・・速度制御回路、 104・・・・・・位置決め制御回路。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)サーボモータの回転運動出力を直線運動出力に変
    換して、この直線運動出力によって樹脂の押出具を往復
    移動させ、この押出具を前進移動させることによって、
    該押出具の先端側の樹脂を金型内に射出するとともに該
    金型内に射出された樹脂に圧力を加えて保圧する電動式
    射出成形機の射出保圧制御方法において、 前記樹脂の射出の際には、前記サーボモータを位置決め
    制御することによって前記押出具の位置および速度を制
    御し、前記樹脂の保圧の際には、前記サーボモータを速
    度制御することによって樹脂の圧力を制御することを特
    徴とする電動式射出成形機の射出保圧制御方法。
  2. (2)サーボモータの回転運動出力を直線運動出力に変
    換して、この直線運動出力によって樹脂の押出具を往復
    移動させ、この押出具を前進移動させることによって、
    該押出具の先端側の樹脂を金型内に射出するとともに該
    金型内に射出された樹脂に圧力を加えて保圧する電動式
    射出成形機の射出保圧制御装置において、 前記サーボモータを位置決め制御することによって射出
    時の前記押出具の位置および移動速度を制御する位置決
    め制御回路と、前記サーボモータを速度制御することに
    よって保圧時の樹脂の圧力を制御する速度制御回路とを
    備えたことを特徴とする電動式射出成形機の射出保圧制
    御装置。
JP31827489A 1989-12-07 1989-12-07 電動式射出成形機の射出保圧制御方法および装置 Granted JPH03178416A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31827489A JPH03178416A (ja) 1989-12-07 1989-12-07 電動式射出成形機の射出保圧制御方法および装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31827489A JPH03178416A (ja) 1989-12-07 1989-12-07 電動式射出成形機の射出保圧制御方法および装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03178416A true JPH03178416A (ja) 1991-08-02
JPH0544892B2 JPH0544892B2 (ja) 1993-07-07

Family

ID=18097376

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31827489A Granted JPH03178416A (ja) 1989-12-07 1989-12-07 電動式射出成形機の射出保圧制御方法および装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH03178416A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006334974A (ja) * 2005-06-03 2006-12-14 Sodick Plastech Co Ltd 液状樹脂成形機の射出装置
JP2011245794A (ja) * 2010-05-28 2011-12-08 Toyo Mach & Metal Co Ltd 射出成形機
JP5144822B1 (ja) * 2012-04-17 2013-02-13 株式会社ソディック 射出装置

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6161820A (ja) * 1984-09-04 1986-03-29 Fanuc Ltd 射出成形機の保圧制御方式
JPS61106219A (ja) * 1984-10-31 1986-05-24 Fanuc Ltd 射出成形機のモニタ回路
JPS61222718A (ja) * 1986-01-31 1986-10-03 Nissei Plastics Ind Co 電動式射出装置の射出制御方法
JPS62124925A (ja) * 1985-11-27 1987-06-06 Fanuc Ltd 射出成形機における計量方法
JPS62198426A (ja) * 1986-02-26 1987-09-02 Sumitomo Heavy Ind Ltd 電動射出成形機の保圧制御方式
JPS6381015A (ja) * 1986-09-25 1988-04-11 Japan Steel Works Ltd:The 電動式射出機の制御方法

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6161820A (ja) * 1984-09-04 1986-03-29 Fanuc Ltd 射出成形機の保圧制御方式
JPS61106219A (ja) * 1984-10-31 1986-05-24 Fanuc Ltd 射出成形機のモニタ回路
JPS62124925A (ja) * 1985-11-27 1987-06-06 Fanuc Ltd 射出成形機における計量方法
JPS61222718A (ja) * 1986-01-31 1986-10-03 Nissei Plastics Ind Co 電動式射出装置の射出制御方法
JPS62198426A (ja) * 1986-02-26 1987-09-02 Sumitomo Heavy Ind Ltd 電動射出成形機の保圧制御方式
JPS6381015A (ja) * 1986-09-25 1988-04-11 Japan Steel Works Ltd:The 電動式射出機の制御方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006334974A (ja) * 2005-06-03 2006-12-14 Sodick Plastech Co Ltd 液状樹脂成形機の射出装置
JP4708094B2 (ja) * 2005-06-03 2011-06-22 株式会社ソディックプラステック 液状樹脂成形機の射出装置
JP2011245794A (ja) * 2010-05-28 2011-12-08 Toyo Mach & Metal Co Ltd 射出成形機
JP5144822B1 (ja) * 2012-04-17 2013-02-13 株式会社ソディック 射出装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0544892B2 (ja) 1993-07-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3649714B2 (ja) 射出成形機の制御装置
JP2004155162A (ja) 射出成形機における計量方法及び制御装置
KR100473917B1 (ko) 사출성형기의 사출제어방법
US5554326A (en) Control method of injection molding machine
JP5351307B1 (ja) 射出成形機の圧力制御装置
KR100473925B1 (ko) 전동사출성형기에서의 로드셀 원점조정장치 및 방법
KR20010111631A (ko) 사출성형기 및 사출성형기에 있어서의 스크루위치 제어방법
JPH03178416A (ja) 電動式射出成形機の射出保圧制御方法および装置
EP0804324A1 (en) Compensating for efficiency variations in electric motors
JPH0661808B2 (ja) 電動式直圧型締機構における金型タッチ位置検出方法
JPH0693962A (ja) 駆動装置
JP3336296B2 (ja) 射出装置及びその制御方法
JPH03178417A (ja) 電動式射出成形機の計量・無転後退制御方法および装置
KR102277106B1 (ko) 사출성형기의 제어장치 및 방법
JPH02130117A (ja) 電動式射出成形機の背圧制御方法および装置
JPH0422613A (ja) プリプラ式射出成形機の計量制御方法
JPH02112921A (ja) 射出成形機のフィードバック制御方法
JPH02130116A (ja) 電動式射出成形機の保圧制御方法および装置
JP3337205B2 (ja) 射出装置及びその制御方法
JPS61158417A (ja) 黒鉛化方法
KR20170001019A (ko) 사출 성형기
JP2744331B2 (ja) 電動式射出成形装置
JPS62117721A (ja) 数値制御装置による射出成形機の背圧制御方法
JPH0255216B2 (ja)
JP2919167B2 (ja) 電動式射出成形機における射出制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080707

Year of fee payment: 15

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080707

Year of fee payment: 15

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090707

Year of fee payment: 16

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees