JPH0317675A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH0317675A
JPH0317675A JP15295489A JP15295489A JPH0317675A JP H0317675 A JPH0317675 A JP H0317675A JP 15295489 A JP15295489 A JP 15295489A JP 15295489 A JP15295489 A JP 15295489A JP H0317675 A JPH0317675 A JP H0317675A
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JP
Japan
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image
magnetic
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developing
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Pending
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JP15295489A
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English (en)
Inventor
Toshihiro Kasai
笠井 利博
Shigeru Fujiwara
茂 藤原
Tatsuya Tsujii
辻井 達也
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Toshiba Intelligent Technology Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Intelligent Technology Co Ltd
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba Intelligent Technology Co Ltd filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP15295489A priority Critical patent/JPH0317675A/ja
Publication of JPH0317675A publication Critical patent/JPH0317675A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、複写機あるいはプリンタとして使用される画
像形戊装置に関する。
(従来の技術) 従来、原稿を複製するための装置として、電子複写機あ
るいは製版・印刷装置が知られている。
一般に電子複写機は、複写作業の段取りが簡単で装置の
取扱いも容易である。これに対し、製版・印刷装置は、
原稿から原版を作り、この原版を使って記録紙への転写
を繰り返すことかできるため、原版を作ったのちは高速
度で印刷できるとともに、同一原稿からの複製枚数が多
くなればなるほど印刷コストが安くなるといった利点が
ある。
ところで、従来の製版・印刷装置では、同一原稿からの
複製枚数が千枚程度以下では原版が占めるコストの割合
が大きいために電子複写機に比べて印刷コストが高く、
しかも原版を作る工程が必要であるため作業の段取りに
手間と時間がかかる。
一方、電子複写機は1枚の原稿を1枚複写するたびに帯
電、露光、現像、除電等のプロセスを繰り返すため、同
一原稿からの複写枚数が増えても1枚当たりの複写コス
トは安くならないし、複写速度は印刷機に比べてかなり
遅い。
こうした問題に対処するものとして、電子複写機におい
ても、従来の技術の延長線上において、より印刷に肉薄
したスピードで複写でき、しかも印刷機のような熟練を
要する作業や段取りを要しないものが実用化されてきて
いる。
しかしながら、複写速度をさらに高速化するには、原稿
の露光や現像剤の定着あるいは帯電等に要する電力が極
めて大きくなり、通常の商用電源(IOOV,15A)
を使用できなかったり、現像速度等に無理が生じること
により画質が犠牲になるといった問題がある。
このような問題点を解消するものとして、特願昭63−
29273、特願昭63−29274において、通常の
電子写真プロセスを使用し、磁性トナーで感光体上に現
像剤像を形成し、これを感光体上に定着し、この定着さ
れた像パターンを磁化して磁気潜像を形成することによ
り磁気印刷用の磁気マスター(マスター像)を作威し、
この磁気マスターを磁性トナーで現像することにより磁
気印刷を行う方法が開示されている。この方法によれば
、一旦磁気マスターを作或すれば、磁性トナーによる現
像と記録紙への画像の転写を繰り返すのみで高速に大量
のコピーが得られることになる。
(発明が解決しようとする課題) 上記した装置においては、磁性トナーを現像して磁気マ
スターを作戊するにあたり、磁気マスター用の磁性トナ
ーは高い磁気性能を長期にわたり維持する必要から、保
磁力の高い磁性材を多く含有させている。そして、内部
に磁性を有する導電性スリーブ上に上記高保磁カ磁性ト
ナーを支持して感光体上に運び、その感光体上に形成さ
れた静電潜像に接触させて現像し、さらに定着・磁化す
ることにより磁気マスターを作成するようになっている
。ところが、磁性体の保磁力が大きければ磁化しにくい
ので、高保磁カ磁性トナーが導電性スリーブへ付着する
量が少なくなるので磁性トナー層の層厚も小さくなる。
よって高保磁力磁性トナーによって感光体上に作成した
磁気マスター像に濃度むらやトナー量不足が発生し、高
い磁気特性が得られないので、上記磁気マスター像を印
刷原版として形成した画像も品質が劣ったものになると
いう問題点があった。
本発明は、このような問題点を解消するためになされた
もので、高保磁力磁性トナーを均一かつ十分な層厚で付
着させた磁気マスター像を得ることができ、したがって
、高品質の画像を形成できる画像形成装置を提供するこ
とを目的とする。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 本発明の画像形成装置は、像担持手段上に画像に応じた
静電潜像を形成する静電層像形成手段と、この静電潜像
形成手段により形成された静電潜像を、導電性磁性トナ
ーと導電性キャリアとを混合して成る第1の現像剤で現
像する第1の現像手段と、この第1の現像手段で現像さ
れた現像剤mを定着し着磁せしめてマスター像を形成す
るマスター像形成手段と、このマスター像形成手段によ
り形成されたマスター像を第2の現像剤で現像する第2
の現像手段と、この第2の現像手段により現像された現
像剤像を被画像形成媒体に転写して画像を形成する画像
形成手段とを具備したことを特徴とする。
(作用) 上記構成の本発明は、例えば感光性を有する像担持手段
上に画像に応じた静電潜像を形成し、この静電潜像を導
電性磁性トナーと導電性キャリアとを混合して成る磁化
可能な第1の現像剤で現像し、この第1の現像剤で現像
された現像剤像を定着し、さらに例えば磁気ヘッドで着
磁せしめることにより磁化されたマスター像を作成し、
このマスター像の磁力を利用して第2の現像剤で現像し
、この第2の現像剤による現像剤像を被画像形成媒体に
転写して画像を形成するようにしたものである。これに
より、第1の現像剤中に高保磁力磁性トナーを多く含有
していても導電性キャリアの作用により導電性スリーブ
への付着量が多くなり、したがって感光体上に形成され
る現像剤像の濃度むらやトナー量不足が発生したりする
ことなく、高品質の画像を形成できるものとなっている
(実施例) 以下に本発明の一実施例につき図面を参照して説明する
第1図に示した画像形成装置1は、筺体2の上而部に原
抽載置台3を有するとともに開閉可能な原稿押え体(図
示しない)を有し、さらに、この原稿a置台3上に載置
された原稿Dに光を照射し、その反射光を感光体に導く
光学系4を有した構成となっている。
上記光学系1は、次のように構成されている。
すなわち、41は原稿Dを照明するための光源である。
この先源41の後方にはカバー42が設けられており、
光源41の裏側への発光が遮断されるようになっている
。この先i1i1X41により光を照射された原稿Dか
らの反射光は、ミラー43、44、45により反射され
てレンズ46に導かれる。そして、このレンズ46によ
り集光された反射光は、さらにミラー47、48、49
により反射されてドラム5上に結像されるようになって
いる。また、光源41及びミラー43は、図示しない駆
動機構により、一体となって図示矢印ab方向に所定の
速度で移動され、原稿Dの全面が走査されるようになっ
ている。この移動の際、原稿Dからの反射光がドラム5
に至る光路長を一定に保つべく、ミラー44、45が、
光源4】及びミラー43の移動速度の1/2の速度で追
随して移動されるようになっている。
上記筐体2の内部に設けられたドラム5は、図示しない
駆動機構によって、少なくとも第1の速度V1と第2の
速度V2で図示矢印方向に回転させることができるよう
になっている。すなわち、制御部6からの制御信号によ
り、ドラム5の周面の第1の速度V1として10〜50
mm / seeの速度が、第2の速度V2として50
0 am / see以上の速度が選択されて駆動され
るようになっている。
ドラム5の外周部には、像担持手段としての感光体ベル
ト8が設tfられている。この感光体ベルト8は、第2
図、第3図等に示すように、静電潜像を形成することが
できる誘電体であって、可視域に感度を持たせるべくロ
ーズベンガル等の色素により長波長増感された酸化亜鉛
の感光層9を有し、ドラム5の外周を取巻くように1周
している。
この感光体ベルト8は、印刷を行なうべき原稿Dが変わ
る度に、新たに所定のサイズ分ずつ供給ロール10から
ドラム5上に繰り出されるとともに、使用済の部分を巻
取ロール1lに巻取るようになっている。
ドラム5の周囲部には、その回転方向(図示矢印方向)
に沿って、コロナ帯電器20、第1現像器21、第2現
像器22、転写前コロナ帯電器29、用紙供給部30、
定着装置15、除電ランブ16、及び磁気ヘッド17が
配設されている。
コロナ帯電器20は、ドラム5に対向して配設され、上
記第1の速度v1で回転されるドラム5上の感光体ベル
ト8を、−300〜−500ボルトに均一にマイナス帯
電させるものである。
第1現像器2]は、いわゆる導電性磁性一成分方式を採
用している。この第1現像器21に収納される磁性トナ
ーには、従来用いられている磁性体よりも残留磁化が大
きく保磁力も大きい磁性体を用いるので、このままでは
磁性体の保磁力が大きいと磁化しにくいという事実によ
り、第1現像器21に設けられている内部に磁性を持つ
マグネットスリーブ24上の磁性トナーは少量もしくは
薄層になってしまう。そこで導電性磁性一成分トナー(
導電性磁性トナー)に低抵抗キャリア(導電性キャリア
)を混合して第1現像器21に用いる第1の磁性現像剤
(第1の現像剤)23とすることにより、マグネットス
リーブ24に付着するトナー量が増加し、これにより現
像剤の層厚が厚く、かつ濃度むらのないマスター像が得
られる。
上記導電性磁性トナーに混合する低抵抗キャリア乏して
は、電気抵抗が105〜10′5Ω印で平均粒径が20
〜200μmの導電性キャリアを用いる。
また、上記導電性磁性トナーの材料は、例えば、磁化特
性の優れたバリウムフエライトや、γ一Fe2  03
  、 Fe3  04  、 Co   7   F
e 2 03  、CrO2、Fe(メタル粉)等の微
粉からなるものが好適である。
なお、後述する磁気ヘッド17による磁界中で容易に永
久磁化できるものであればよいから、上記以外の高磁化
特性を有する磁性粉が使われてもよい。これらの微粉を
結着樹脂に対して20〜80重量%混合させ、平均粒径
がi〜30μmの粒子とし、これを第1の磁性現像剤2
3とする。また、樹脂中に分散させずに、平均粒径i〜
30μmの上記磁性体をそのまま現像剤として用いても
良い。この第1の磁性現像剤23は、マグネットスリー
ブ24の回転に伴って感光体ベルト8側に運ばれるとと
もに、静電潜像の電位によって第1の現像剤23に電荷
を誘起させ、帯電させるようになっている。
第2現像器22は、第2の磁性現像剤(第2の現像7¥
IJ)26を収容するものである。この第2の磁性現像
剤26としては、電気抵抗が大きくかつ残留磁化の少な
いFe204等の磁性微粉からなる磁性一戊分トナーが
適する。この第2の磁性現像剤26は、マグネットスー
リーブ27の回転に伴って感光体ベルト8側に運ばれる
ようになっている。
転写前コロナ帯電器29は、上記第1の磁性現像剤23
に吸着される第2の磁性現像剤26を均一に帯電させる
ものである。この転写前コロナ帯電器2つによる帯電極
性は、感光層9に残留する電荷の消去を光で行うことが
できるようにマイナス極性となっている。
用紙供給部30は、記録紙収容部32に積層されている
被画像形成媒体の一例としての記録紙33を、ガイド3
4を経て転写ベルト31と感光体ベルト8との間に転写
のタイミングに同期して送出するものである。
転写ベルト31は、導電材料からなるベルト本体の表面
に、厚さが20〜40μm程度のポリエステル等の誘電
体フィルムを積層したものであり、上記転写前コロナ帯
電器29による転写前コロナとは逆極性の約1500ボ
ルトのバイアス電圧が印加される。転写ベルト31の搬
送終端側には、周知のヒートローラ式定着装置36と排
紙台37が配置されている。なお、転写ベルト31に上
記バイアス電圧を印加する代りに、コロナ放電によって
記録紙33を帯電させるようにしてもよい。
定着装置15は、キセノンランプ等を用いた定着フラッ
シュにより、第1現像器21で顕像化された現像剤像を
感光体ベルト8に定着させて磁性体パターン像50を形
成するものである。また、除電ランプ16は、コロナ帯
電器20または転写前コロナ帯電器2つにより帯電され
て感光体ベルト8の感光層9に残留する電荷の除去を行
うようになっている。
磁気ヘッド17は、感光体ベルト8の全幅に対応する長
さを有する例えば単トラックのヘッドにより構成される
ものである。この磁気ヘッド17は、図示矢印cd方向
に移動可能に配設されており、後述するマスター像作成
工程時は、制御部6からの制御信号により図示矢印C方
向へ移動して感光体ベルト8に近接するように設定され
、印刷工程時は図示矢印d方向へ移動して感光体ベルト
8から離れて待機するようになっている。すなわち、マ
スター像作成工程時は、磁気ヘッド17が感光体ベルト
8に近接した状態で、電源7から供給される所定周波数
の交流電圧を印加することにより、磁場の方向を周期的
に変化させて近接面の近傍に交流磁場を形成するように
なっている。これにより、第10図に示すように、S極
とN極とが配列した磁化パターンにより磁性体パターン
像50が磁化され、感光体ベルト8上に画像に対応した
磁気潜像としてのマスター像51が作成される。
一方、印刷工程時は、この磁気ヘッド17は感光体ベル
ト8から離間して待機するようになっており、マスター
像51との近接を避けてマスター像51への影響を防止
するようになっている。
ここで、電源7から上記磁気ヘッド17に印加される交
流電流の周波数fは、残留磁化パターンの記録波長を決
定する重要な要素となる。この記録波長は、媒体の移動
速度と前記交流電流の周波散fで決定されるために、種
々の組み合わせで実験を行ったところ、記録波長(S極
一N極の間隔)が、20〜80Ilmに設定すれば細線
もべ夕画像も良好な複写画像として得られることが判明
した。
次に、上記構成の画像形成装置]の動作について、第2
図ないし第9図を参照して説明する。この装置]は、同
一原稿からの多数枚複写に好適な「印刷モード」、及び
少数枚複写に好適な「複写モード」の2つのモードによ
り動作可能となっている。はじめに、「印刷モード」に
おける動作について説明する。
まず、操作部(図示しない)により印刷モードが指定さ
れ、光学系4によって原稿Dの読取りが開始されると、
制御部6からの制御信号によりドラム5と感光体ベルト
8が一体となって第1の速度V1で図示矢印方向に回転
する。この際、第2図に示すように、コロナ4;}電器
20によってドラム5に巻付けられた感光体ベルト8の
感光層9が均一にマイナスに帯電される。また、磁気ヘ
ッド17は感光体ベルト8に近接するまで図示矢印C方
向に移動して着磁に備える。この状態で、光源41によ
り光を照射された原稿Dからの反射光は、」二記光学系
4を導かれてドラム5に巻付けられた感光体ベルト8上
に結像される。これにより、第3図に示すように、光が
照射された部分の電荷が消滅する。この動作を次々に繰
返すことにより、感光層9上に画像に対応した静電潜像
が形成される。
こうして得られた静電潜像は、第4図に示すように、第
1,現像器21を通過することにより現像される。すな
わち、静電潜像によってプラスの電荷が誘起されてプラ
スに帯電された第1の磁性現像剤23が感光層9のマイ
ナス電荷の所に静電的に付着することによって、画像に
対応した現像剤像が形成される。
次に、ドラム5と感光体ベルト8は、第5図に示すよう
に、第1の速度v1で定着装置15の所まで回転して移
動させられ、キセノンランプによる熱線が照射されるこ
とにより瞬時に感光体ベルト8の感光層9に融着される
。このようにして定着された磁性体パターン像50は、
磁気ヘッド17の所まで回転して移動させられる。そし
て、第6図に示すように、記録波長が20〜80μmと
なるような範囲の周波数fの交流電圧が電源7から磁気
ヘッド17に印加され、これにより形成される交流磁場
を通過することにより、磁性体パターン像50が永久磁
化される。この永久磁化に際し、磁性体パターン像50
に形成される残留磁化パターンは、第10図に示すよう
な磁極配列となる。
このようにしてドラム5が1回転することにより、磁化
されたマスター像51、すなわち磁気潜像としての磁化
パターンが形成され、マスター像形成工程が完了する。
なお、上記磁気へ・ソド17による永久磁化の際は、感
光体ベルト8自体は非磁性体であるので磁化されること
はなく、マスター像51のみに着磁が行なわれる。
引き続きドラム5は回転させられるが、2回転目以降は
制御部6からの制御信号により、第2の速度v2で高速
回転させられ、この高速回転下において第2現像器22
による現像と記録紙33ヘの転写とが行なわれる。この
際、磁気ヘッド17は、図示矢印d方向へ移動してドラ
ム5から離問した状態で待機している。
すなわち、前述したマスター像形成工程により着磁され
たマスター像51か第2現像器22の所まで移動してく
ると、第7図に示すように、第2の磁性現像削26がマ
スター像51の磁力に引付けられ、マスター像51の表
面上に第2の磁性現像剤26が付着する。これにより第
2の磁性現像剤26による現像剤像が形戊される。この
第2の磁性現像剤26は磁力によりマスター像51に吸
着されるため、現像時には電荷を与えておく必欝はない
のであるが、後述する転写工程においては静電的な転写
を行うために転写前コロナ帯電を施し、電荷を与えると
いう処理を行う。この帯電処理を行うためには、第2の
磁性現像剤26にはある程度の電気絶縁性が要求される
。このために第2の磁性現像剤26は必然的に摩擦帯電
性を持つことになる。したがって、第2現像器22内で
攪拌されている時に現像器のスリーブ等で摩擦帯電され
、この結果、マスター像51を磁気的に現像する工程に
おいて、マスター(g!(磁気潜像)51にのみ第2の
磁性現像剤26を付着させたいのであるが、上述のよう
に第2の磁性現像剤26が摩擦帯電してしまうために、
静電的作用により感光体ベルト8へも付着してしまうと
いう不都合が生じてしまう。そこで、第2現像器22の
マグネットスリーブ27に電気的な現像バイアス28を
印加して感光体ベルト8ヘトナーが静電的に付着するこ
とを防止することが必要となる。すなわち、第2の磁性
現像剤26の帯電極性がプラスの場合はマイナスの現像
バイアスを、第2の磁性現像剤26の帯電極性がマイナ
スの場合はプラスの現像バイアスを印加する。さらに、
上記第2現像器22に設けられているマグネットスリー
ブ27の磁力は、磁化されたマスター像51の磁力との
間で所定の均衡を保つように調整されている。つまり、
第2の磁性現像剤26をマスター像51の方へ運搬する
ためのマグネットスリーブ27の磁力が大きすぎると、
現像効率が悪くなってしまい鮮明な画像が得られず、さ
らに、第1の磁性現像剤23の保持力より大きな外部磁
場をマグネットスリーブ27により形成するとマスター
像51が消失してしまうことになる。逆に・.、マグネ
ットスリーブ27の磁力が小さすぎると第2の磁性現像
剤26の運搬がうまくできず鮮明な画像が得られないこ
とになる。そこで、以上を考慮して、上記2つの磁力の
均衡を図るべくマグネットスリーブ27の磁力が調整さ
れている。
このようにして形成されたマスター像51は、第8図に
示すように、転写前コロナ帯電器2つによる転写前コロ
ナ放電を受けることによって、マイナス電荷が与えられ
る。
用紙供給部30から1枚ずつ送出されてくる記録紙33
は、転写ベルト31によってドラム5の回転方向に同期
して移送されつつ、感光体ベルト8と転写ベルト31と
の間に挟まれる。転写ベルト31には、第9図に示すよ
うに、転写前コロナと逆極性のプラスのバイアス電圧が
印加されているため、第2の磁性現像剤26は次々と記
録紙33側に静電転写されることになる。
転写後の記録紙33は、転写ベルト31の走行に伴って
ヒートローラ式定着装置36の所まで送られ、加熱と同
時に加圧されることにより画像の定着が行なわれたのち
、排紙台37上に排出される。
なお、第2の磁性現像剤26が十分に摩擦帯電性を有す
る現像剤であれば、上記転写前コロナ帯電器29による
転写前コロナ放電を省略することが可能である。但し、
高速転写を行なう必要がある場合などのように短時間で
確実に静電転写させるには、転写前コロナ放電を実施す
ることで第2の磁性現像剤26に充分な電荷を与えてお
くのがよい。
引続き同一原稿から2枚目以降の複製を行なうには、第
2の現像工程(第7図)と転写前コロナ放電(第8図)
及び転写工程(第9図)を第2の速度v2で繰返すこと
により、同じ内容のものを何枚でも複製することができ
る。つまり、一旦マスター像51の形威と磁化を行なっ
たのちは、帯電工程(第2図)、露光工程(第3図)、
第1の現像工程(第4図)、定着工程(第5図)、着磁
工程(第6図)を一切行なわずに済む。したがって、複
写速度が高速化されるとともに、帯電や像露光などに要
する電力を定着装置36の駆動に充当することができ、
省電力を図ることができるものとなっている。
なお、原稿1枚に対する複数枚の複写が終了すると、感
光体ベルト8はマスター像51が定着しているサイズ分
だけ巻取ロール11に巻取られるとともに、未使用の新
たな長さ分がドラム5上に繰り出される。
次に、少数枚の複写に適する「複写モード」について説
明する。
複写モードは、マスター像を形成しない点で上記印刷モ
ードとは相異する。この複写モードにおいて、ドラム5
は、前述した第1の速度v1で回転させられるか、また
は第1の速度V1よりも速い第3の速度で回転させられ
る。ただし、速度v3は印刷モード時の印刷工程時の速
度v2よりは遅い。
まず、操作部(図示しない)により複写モードが指定さ
れ、第1図に示すように、光学系4によって原稿Dの読
取りが開始されると、ドラム5と感光体ベルト8が一体
になって第3の速度V3(または第1の速度Vl)で図
示矢印方向に回転するとともに、コロナ帯電器20によ
って感光体ベルト8の感光層9が均一に帯電させられる
(第2図)。なお、ドラム5の回転速度V3が速度■1
より速くても所定の電位が得られるように、コロナ帯電
器20の電圧等をドラム5の回転速度に応じて調整する
・ようになっている。
光学系4を介して得られた画像が感光層9上に結像され
て光照射が行われることによって、次々に静電潜像が形
成される(第3図)。こうして得られた静電潜像は、第
11図に示すように、第2現像器22を通過することに
よって顕像化される。
この複写モードでは磁力を利用した現像を行なうことが
できないから、例えば摩擦帯電等によってプラスに帯電
させられている現像剤26を、感光層9のマイナス電荷
の所に静電的に付着させることによって、画像に対応し
た現像剤像を得る。
引続きドラム5は回転させられ、第12図に示すように
転写前コロナ帯電器29による転写前コロナ放電を受け
て電荷が与えられたのち、第13図に示すように現像剤
26が次々と記録紙33に転写される。転写後の記録紙
33は、印刷モードの時と同様にヒートローラ式定着装
置36によって定着されたのち、排紙台37上に排出さ
れる。
なお、第14図に示されるように記録紙33がマイナス
に帯電するような極性で転写ベルト31に電圧をかける
か、コロナ放電を行なえば、転写前コロナ放電(第12
図)を行なうことなく現像剤26を記録紙33に転写さ
せることができる。
転写後の感光層9に残留した現像剤26は、除電ランブ
16によって除電されたのち、ドラム5が更に次の1回
転をする間に第2現像器22内における磁気ブラシ効果
により払い落されて第2現像器22に回収される。すな
わち本装置1による複写モードは、磁気ブラシクリーニ
ングによる2回転・1コビ一方式であり、ドラム5の1
回転目で静1M潜像の形成と現像及び転写等の工程が行
なわれ、2回転目で感光層9の清掃が行なわれる。
この複写モードにおいて、感光体ベルト8は同じ感光面
が例えば100(1回程度繰返し使用され、規定回数に
達したところで所定の長さ分だけ巻取ロール11に巻取
られるとともに、未使用の新たなサイズ分がドラム5上
に繰り出されて使用に備えられる。
上述したように、本実施例によれば、例えば感光性を有
する像担持手段としての感光ベルト8上に画像に応じた
静電潜像を形成し、この静電潜像を、導電性磁性トナー
と導電性キャリアとを混合させることによって高い磁気
特性を持つ磁化可能な第1の磁性現像剤23により現像
して現像剤像を得、この現像剤像を定着し所定周波数の
電流が印加される磁気ヘッドからなる着磁手段により着
磁せしめてマスター像を作成しておき、以降の画像形成
においては、この着磁されたマスター像の磁力を利用し
て第2の現像剤像を得、この現像剤像を被画像形成媒体
に転写させて画像を形成するようにしたので、第1の磁
性現像剤23中に高保磁力磁性トナーを多く含有してい
ても導電性キャリアの作用によりマグネットスリーブ2
4への付Wffiが多くなり、したがって感光体ベルト
8上に形成される現像剤像の濃度むらやトナー量不足が
発生したりすることなく、これにより高品質の画像を形
成できるものとなっている。
また、印刷モードにて動作させる場合に、2枚目以降の
複製を行なう場合はマスター像形成工程を省略できるの
で省電力化が図れるばかりでなく、マスター像の形成後
は高回転速度V2で印刷を遂行できることにより、複写
速度を著しく高速化できる。また、同一原稿からの複製
枚数が多くなればなるほど1枚当りのコストが安くつく
。また、2枚目以降の複製においては画像形成工程が短
くて済み、現像速度に無理が生じないので画質の低下を
防止できるものとなっている。
なお、上記第1の現像剤23はマスター像を得るために
使われるものであり実際のコピー色とは関係がないから
、色彩はどのようなものであってもかまわない。従って
磁化の容易な材料を選び易いという利点がある。
また、上記実施例では感光体ベルト8に酸化亜鉛を用い
たが、これに限らず他の感光体材料や、静電記録用の誘
電体ベルトなど様々な誘電体を用いることができる。ま
た本発明装置は、複写機として使用できるのは勿論であ
るが、例えばレーザープリンタなどにおいて多くの部数
を複製する場合にもきわめて有効である。
[発明の効果] 上述したように本発明によれば、高保磁力磁性トナーを
均一かつ十分な層厚で付着させた磁気マスター像を得る
ことができ、したがって、高品質の画像を形成できる画
像形成装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の一実施例を示すもので、第1図は画像形成
装置の構造を概略的に示す断面図、第2図ないし第9図
は印刷モードにおける画像形成工程を工程順に示す説明
図、第10図は磁気へ・ノドによる磁化の状態を示す図
、第11図ないし第14図は複写モードにおける画像形
成工程を工程順に示す説明図である。 1・・・画像形成装置、4・・・光学系(静電潜像形成
手段)、5・・・ドラム、7・・・電源、8・・・感光
体ベルト(像担持手段)、9・・・感光層、15・・・
定着装置(マスター像形成手段)、17・・・磁気ヘッ
ド(マスター像形成手段)、20・・・コロナ帯電器(
静電潜像形成手段)、21・・・第1現像器(第1の現
像手段)、22・・・第2現像器(第2の現像手段)、
23・・・第1の磁性現像剤、26・・・第2の磁性現
像剤、29・・・転写前コロナ帯電器(画像形成手段)
、31・・・転写ベルト(画像形成手段)、33・・・
記録紙(被画像形成媒体)、50・・・磁性体パターン
像、51・・・マスター像。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 像担持手段上に画像に応じた静電潜像を形成する静電潜
    像形成手段と、 この静電潜像形成手段により形成された静電潜像を、導
    電性磁性トナーと導電性キャリアとを混合して成る第1
    の現像剤で現像する第1の現像手段と、 この第1の現像手段で現像された現像剤像を定着し着磁
    せしめてマスター像を形成するマスター像形成手段と、 このマスター像形成手段により形成されたマスター像を
    第2の現像剤で現像する第2の現像手段と、 この第2の現像手段により現像された現像剤像を被画像
    形成媒体に転写して画像を形成する画像形成手段と を具備することを特徴とする画像形成装置。
JP15295489A 1989-06-15 1989-06-15 画像形成装置 Pending JPH0317675A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07146604A (ja) * 1993-06-23 1995-06-06 Nipson 少なくとも1つのイメージを印刷する方法及び該方法を実施するための印刷機
US7575204B2 (en) 2001-06-30 2009-08-18 Siemens Aktiengesellschaft Arrangement for connecting a device's front panel
US8988865B2 (en) 2012-05-21 2015-03-24 Kabushiki Kaisha Toshiba Electronic apparatus

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07146604A (ja) * 1993-06-23 1995-06-06 Nipson 少なくとも1つのイメージを印刷する方法及び該方法を実施するための印刷機
US7575204B2 (en) 2001-06-30 2009-08-18 Siemens Aktiengesellschaft Arrangement for connecting a device's front panel
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