JPH01253784A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH01253784A
JPH01253784A JP8246888A JP8246888A JPH01253784A JP H01253784 A JPH01253784 A JP H01253784A JP 8246888 A JP8246888 A JP 8246888A JP 8246888 A JP8246888 A JP 8246888A JP H01253784 A JPH01253784 A JP H01253784A
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JP
Japan
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image
magnetic
developer
magnetic powder
image forming
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Pending
Application number
JP8246888A
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English (en)
Inventor
Toshihiro Kasai
笠井 利博
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、複写機あるいはプリンタとして使用される画
像形成装置に関する。
(従来の技術) 従来、原稿を複製するための装置として、電子複写機あ
るいは製版・印刷装置が知られている。
一般に電子複写機は、複写作業の段取りが簡単で装置の
取扱いも容易である。これに対し製版・印刷装置は、原
稿から原版を作り、この原版を使って記録紙への転写を
繰返すことができるため、原版を作ったのちは高速度で
印刷できるとともに、同一原稿からの複製枚数が多くな
ればなるほど印刷コストが安くなるといった利点がある
ところで、従来の製版・印刷装置は、同一原稿からの複
製枚数が千枚程度以下では原版が占めるコストの割合が
大きいため電子複写機に比べて印刷コストが高く、しか
も原版を作る工程が必要であるため作業の段取りに手間
と時間がかかる。−方、電子複写機は1枚の原稿を1枚
複写するたびに帯電や露光、現像、除電等のプロセスを
繰返すため、同一原稿からの複写枚数が増えても1枚当
りの複写コストは安くならないし、複写速度は印刷機に
比べてかなり遅い。
こうした問題に対処するものとして、電子複写機におい
ても、従来の技術の延長線上において、より印刷に肉薄
したスピードで複写でき、しかも印刷機のような熟練を
要する作業や段取りを要しないものが実用化されてきて
いる。
しかしながら、複写速度をさらに高速化するには、原稿
の露光や現像剤の定着あるいは帯電等に要する電力が極
めて大きくなり、通常の商用電源を使用できなかったり
、複写速度を上げようとすると現像速度等に無理が生じ
ることにより画質が犠牲になるといった問題がある。
(発明が解決しようとする課題) 本発明は、上記したように複写速度を高速化するために
は大きな電力を必要とし、また、複写速度の高速化に伴
う画質の低下という問題点を解消するためになされたも
ので、従来の電子複写機と同様の簡単な操作によって印
刷機と同様に同一原稿からの多数枚複写が高速に行える
とともに、消費電力が小さく、かつ画質の低下を防止で
きる画像形成装置を提供することを目的とする。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 本発明の画像形成装置は、画像に応じた静電潜像を像担
持体上に形成する静電潜像形成手段と、この静電潜像−
形成手段により形成された前記静電潜像を磁化可能な磁
性粉で現像することにより第1の磁性粉像を形成する第
1の磁性粉像形成手段と、この第1の磁性粉像形成手段
により形成された前記第1の磁性粉像を永久磁石により
着磁させて磁化されたマスター像を得る着磁手段と、前
記マスター像上に磁性現像剤による第2の磁性粉像を形
成する第2の磁性粉像形成手段と、前記マスター像上に
形成された前記第2の磁性粉像を被画像形成媒体に転写
させる転写手段とを具備したものである。
(作用) 上記構成の本発明は、例えば感光性を有する像担持体上
に画像に応じた静電潜像を形成し、この静電潜像を磁化
可能な磁性粉で現像することにより第1の磁性粉像を得
、この第1の磁性粉像を永久磁石を用いた着磁手段によ
って着磁せしめてマスター像を作成し、このマスター像
の磁力を利用して磁性現像剤による第2の磁性粉像を得
た後、この第2の磁性粉像を被画像形成媒体に転写させ
るものである。
上記マスター像は、第2の磁性粉像が転写された後もそ
のまま像担持体上に残るから、2枚目以降の同一複写を
行なう場合には、再びマスター像の磁力を利用してこの
マスター像に磁性現像剤を付着させて第2の磁性粉像を
形成し、この第2の磁性粉像を被画像形成媒体に転写さ
せる。以上の工程を繰返すことにより、同一原稿からの
複製を何回でも行なうことができる。すなわち、−旦マ
スター像を形成したのちは、前述した第1の磁性粉像を
形成する工程や、この第1の磁性粉像に着磁させる工程
は一切行なわれないので、多数枚の複写を行なう場合に
は省電力化が図れるとともに、複写速度が従来の電子複
写機に比べて格段に速くなる。
(実施例) 以下に本発明の一実施例につき図面を参照して説明する
第1図に示す画像形成装置1は、筐体2の上面部に原稿
載置台3を有するとともに開閉自在な原稿押え体(図示
しない)を有し、さらに、この原稿載置台3上に載置さ
れた原稿りに光を照射し、その反射光を感光体に導く光
学系4を有した構成となっている。
上記光学系1は、次のように構成されている。
すなわち、41は原稿りを照明するための光源である。
この光源41の後方にはカバー42が設けられており、
光源41の裏側への発光が遮断されるようになっている
。この光源41により光を照射された原稿りからの反射
光は、ミラー43.44.45により反射されてレンズ
46に導かれる。そして、このレンズ46により集光さ
れた反射光は、さらにミラー47.48.49により反
射されてドラム5上に結像されるようになっている。ま
た、光源41およびミラー43は、図示しない駆動機構
により、一体となって図示矢印ab力方向所定の速度で
移動され、原稿りの全面が走査されるようになっている
。この移動の際、原稿りからの反射光がドラム5に至る
光路長を一定に保つべく、ミラー44.45が、光源4
1およびミラー43の移動速度の1/2の速度で追随し
て移動されるようになっている。
上記筐体2の内部に設けられたドラム5は、図示しない
駆動機構によって、少なくとも第1の速度V1と第2の
速度■2で図示矢印方向に回転させることができるよう
になっている。すなわち、制御部6からの制御信号によ
り、ドラム5の周面の第1の速度V1として10〜50
 run / seeの速度が、第2の速度■2として
500 myr/ see以上の速度が選択されて駆動
されるようになっている。
ドラム5の外周部には、像担持体としての感光体ベルト
8が設けられている。この感光体ベルト8は、第2図お
よび第3図等に示すように、静電潜像を形成することが
できる誘電体であって、可視域に感度を持たせるべくロ
ーズベンガル等の色素により長波長増感された酸化亜鉛
の感光層9を有し、ドラム5の外周を取巻くように1周
している。この感光体ベルト8は、印刷を行なうべき原
稿りが変わる毎に、新たに所定のサイズ分ずつ供給ロー
ル10からドラム5上に繰り出されるとともに、使用済
の部分を巻取ロール11に巻取るようになっている。
また、ドラム5の周辺部には、その回転方向(図示矢印
方向)に沿って、コロナ帯電器20、第1現像器21、
第2現像器22、転写前コロナ帯電器29、用紙供給部
30、定着装置15、除電ランプ16、および着磁手段
としてのマグネットロール17が配設されている。
コロナ帯電器20は、ドラム5に対向して配設され、上
記第1の速度V1で回転されるドラム5上の感光体ベル
ト8を、−300〜−500ボルトに均一にマイナス帯
電させるものである。
第1現像器21は、いわゆる導電性磁性−成分現像方式
を採用し、キャリアレスドナーである第1の磁性現像剤
23が収容されている。この第1の磁性現像剤23は、
従来用いられている磁性体よりも残留磁化が大きく保磁
力も大きいものを用いる。これらの材料として、例えば
、磁化特性の優れたバリウムフェライトや、γ−Fe2
O3、Fe3O4、Co−7−Fe203、CrO2、
Fe(メタル粉)等の微粉からなるものが好適である。
なお、後述するマグネットロール17による磁界中で容
易に永久磁化できるものであればよいから、上記以外の
高磁化特性を有する磁性粉が使われてもよい。これらの
微粉を結着樹脂に対して20〜80重量%混合させ、平
均粒径が1〜30mの粒子とし、これを第1の磁性現像
剤23とする。また、樹脂中に分散させずに、平均粒径
1〜30uの上記磁性体をそのまま現像剤として用いて
も良い。この第1の磁性現像剤23は、マグネットスリ
ーブ24の回転に伴って感光体ベルト8側に運ばれると
ともに、スリーブ24の回転に伴う摩擦帯電によってプ
ラスの電荷を与えることができるようになっている。
第2現像器22は、第2の磁性現像剤26を収容するも
のである。この第2の磁性現像剤26としては、電気抵
抗が大きくかつ残留磁化の少ないFe2O4等の磁性微
粉からなる磁性−成分トナーが適する。この第2の磁性
現像剤26は、マグネットスリーブ27の回転に伴って
感光体ベルト8側に運ばれるようになっている。
転写前コロナ帯電器29は、上記第1の磁性現像剤23
に吸着される第2の磁性現像剤26を均一に帯電させる
ものである。この転写前コロナ帯電器29による帯電極
性は、感光層9に残留する電荷の消去を光(除電光)で
行うことができるように、マイナス極性となっている。
用紙供給部30は、記録紙収容部32に積層されている
被画像形成媒体の一例としての記録紙33を、ガイド3
4を経て転写ベルト31と感光体ベルト8との間に転写
のタイミングに同期して送出するものである。
転写ベルト31は、導電材料からなるベルト本体の表面
に、厚さが20〜4(Is程度のポリエステル等の誘電
体フィルムを積層したものであり、上記転写前コロナ帯
電器29による転写前コロナとは逆極性の約1000ボ
ルトのバイアス電圧が印加される。転写ベルト31の搬
送終端側には、周知のヒートローラ式定着装置36と排
紙台37が配置されている。なお転写ベルト31に上記
バイアス電圧を印加する代りに、コロナ放電によって記
録紙33を帯電させるようにしてもよい。
定着装置15は、キセノンランプ等を用いた定着フラッ
シュにより、第1現像器21で顕像化された現像剤像を
感光体ベルト8に定着させて磁性体パターン像50を形
成するものである。
除電ランプ16は、コロナ帯電器20または転写前コロ
ナ帯電器29により帯電されて感光体ベルト8の感光層
9に残留する電荷の除去を行なうようになっている。
マグネットロール17は、その周面にS極とN極の永久
磁石が交互に配置された円柱状部材により構成され、感
光体ベルト8の全幅に対応する長さを有している。この
マグネットロール17は、図示矢印cd力方向移動可能
に配設されており、後述するマスター像作成工程時は、
制御部6がらの制御信号により図示矢印C方向へ移動し
て感光体ベルト8に近接あるいは接触するように設定さ
れ、印刷工程時は図示矢印d方向へ移動して感光体ベル
ト8から離れて待機するようになっている。
すなわち、マスター像作成工程時は、マグネットロール
17が感光体ベルト8に近接あるいは接触して回転する
ことにより、磁場の方向を周期的に変化させて近接ある
いは接触面近傍に交流磁場を形成するようになっている
。これにより、磁性体パターン像50に着磁せしめ、感
光体ベルト8上に画像に対応したマスター像51を形成
する。なお、上記マグネットロール17の回転速度は、
磁性体パターン像50上に形成する残留磁化パターンの
幅が、前記第2の磁性現像剤26が最も効率良く付着で
きるような幅λとなるように調整されている。一方、印
刷工程時は、このマグネットロール17は感光体ベルト
8から離間して待機するようになっており、マスター像
51との接触を回避してマスター像51の劣化を防止す
るようになっている。
次に、上記構成の画像形成装置1の動作について、第2
図ないし第9図を参照して説明する。この装置1は、同
一原稿からの多数枚複写に好適な「印刷モード」、およ
び少数枚複写に好適な「複写モード」の2つのモードに
より動作可能となっている。はじめに、「印刷モード」
における動作について説明する。
まず、操作部(図示しない)により印刷モードが指定さ
れ、光学系4によって原稿りの読取りが開始されると、
制御部6からの制御信号によりドラム5と感光体ベルト
8が一体となって第1の速度v1で図示矢印方向に回転
する。この際、第2図に示すように、コロナ帯電器20
によってドラム5に巻付けられた感光体ベルト8の感光
層9が均一にマイナスに帯電される。また、マグネット
ロール17は、感光体ベルト8に接触するまで図示矢印
C方向に移動して着磁に備える。この状態で、光源41
により光を照射された原稿りからの反射光は、上記光学
系4を導かれてドラム5に巻付けられた感光体ベルト8
上に結像される。これにより、第3図に示すように、感
光層9の光が照射された部分の電荷が消滅する。この動
作を次々に繰返すことにより、感光層9上に画像に対応
した静電潜像が形成される。
こうして得られた静電潜像は、第4図に示すように、第
1現像器21を通過することにより現像される。すなわ
ち、摩擦によりプラスに帯電された第1の磁性現像剤2
3が感光層9のマイナス電荷の所に静電的に付着するこ
とによって、画像に対応した現像剤像(第1の磁性粉像
)が形成される。
次に、ドラム5と感光体ベルト8は、第5図に示すよう
に、第1の速度v1で定着装置15の所まで回転して移
動させられ、キセノンランプによる熱線が照射されるこ
とにより瞬時に感光体ベルト8の感光層9に融着される
。このようにして定着された磁性体パターン像50は、
除電ランプ16により残留電荷が除去され、さらに、マ
グネットロール17の所まで回転して移動させられる。
なお、上記除電ランプ16は、以降の動作においては感
光層9が帯電するのを防止するために点灯したままにし
ておくのが良い。
このマグネットロール17の所まで回転して移動させら
れてきた磁性体バター像50は、第6図に示すように、
図示矢印方向に回転するマグネットロール17によって
形成される交流磁場を通過することにより永久磁化され
マスター像51か得られる。この永久磁化に際し、磁性
体パターン像50に形成される残留磁化パターンは、第
10図に示すように、S極とN極が交互に幅λの間隔で
出現するものが得られる。この残留磁化パターンの幅λ
は、使用する第2の磁性現像剤26の粒径と要求される
解像度とにより決められるものであり、速度V2で移動
する磁性体パターン像50に対するマグネットロール1
7の回転速度を調整することにより最適の幅λが決定さ
れている。
このようにしてドラム5が1回転することにより、磁化
されたマスター像51、すなわち磁気潜像としての磁化
パターンが形成され、マスター像形成工程が完了する。
なお、上記マグネットロール17による永久磁化の際は
、感光体ベルト8自体は非磁性体であるので磁化される
ことはなく、マスター像51のみに着磁が行なわれる。
引続きドラム5は回転させられるが、2回転目以降は制
御部6からの制御信号により、第2の速度V2で高速回
転させられ、この高速回転下において第2現像器22に
よる現像と記録紙33への転写とが行なわれる。この際
、マグネットロール17は、図示矢印d方向へ移動して
ドラム5から離間した状態で待機している。
すなわち、前述したマスター像形成工程により着磁され
たマスター像51が第2現像器22の所まで移動してく
ると、第7図に示すように、第2の磁性現像剤26がマ
スター像51の磁力に引付けられ、マスター像51の表
面上に第2の磁性現像剤26が付着する。これにより第
2の磁性現像剤26による現像剤像(第2の磁性粉像)
が形成される。この第2の磁性現像剤26は磁力により
マスター像51に吸着されるため、電荷を与えておく必
要はない。なお、上記第2現像器22に設けられている
マグネットスリーブ27の磁力は、磁化されたマスター
像51の磁力との間で所定の均衡を保つように調整され
ている。つまり、第2の磁性現像剤26をマスター像5
1の方へ運搬するためのマグネットスリーブ27の磁力
が大きすぎると、現像効率が悪くなってしまい鮮明な画
像が得られず、さらに、第1の磁性現像剤23の保持力
より大きな外部磁場をマグネットスリーブ27により形
成するとマスター像51が消失してしまうことになる。
逆に、マグネットスリーブ27の磁力が小さすぎると第
2の磁性現像剤26の運搬がうまくできず鮮明な画像が
得られないことになる。そこで、以上を考慮して、上記
2つの磁力の均衡を図るべくマグネットスリーブ27の
磁力が調整されている。
このようにして形成された第2の磁性粉像は、第8図に
示すように、転写前コロナ帯電器2つによる転写前コロ
ナ放電を受けることによって、マイナス電荷が与えられ
る。
用紙供給部30から1枚ずつ送出されてくる記録紙33
は、転写ベルト31によってドラム5の回転方向に同期
して移送されつつ、感光体ベルト8と転写ベルト31と
の間に挟まれる。転写ベルト31には、第9図に示すよ
うに、転写前コロナと逆極性のプラスのバイアス電圧が
印加されているため、第2の磁性現像剤26は次々と記
録紙33側に静電転写されることになる。
転写後の記録紙33は、転写ベルト31の走行に伴って
ヒートローラ式定着装置36の所まで送られ、加熱と同
時に加圧されることにより画(象の定着が行なわれたの
ち、排紙台37上に排出される。
なお、第2の磁性現像剤26に摩擦帯電性のあるトナー
を用いることにより、現像時に充分帯電させておくこと
ができれば、上記転写前コロナ帯電器29による転写前
コロナ放電を省略することが可能である。但し、高速転
写を行なう必要がある場合などのように短時間で確実に
静電転写させるには、転写前コロナ放電を実施すること
で第2の磁性現像剤26に充分な電荷を与えておくのが
よい。
引続き同一原稿から2枚目以降の複製を行なうには、第
2の磁性粉像形成工程(第7図)と転写前コロナ放電(
第8図)および転写工程(第9図)を第2の速度V2で
繰返すことにより、同じ内容のものを何枚でも複製する
ことができる。つまり、−旦マスター像51の形成と磁
化を行なったのちは、帯電工程(第2図)、露光工程(
第3図)、第1の磁性粉像形成工程(第4図)、定着工
程(第5図)、着磁工程(第6図)を−切付なわずに済
む。したがって、複写速度が高速化されるとともに、帯
電や像露光などに要する電力を定着装置36の駆動に充
当することができ、省電力を図ることができるものとな
っている。
なお、原稿1枚に対する複数枚の複写が終了すると、感
光体ベルト8はマスター像51が定着しているサイズ分
だけ巻取ロール11に巻取られるとともに、未使用の新
たな長さ分がドラム5上に繰り出される。
次に、少数枚の複写に適する複写モードについて説明す
る。
複写モードは、マスター像を形成しない点で上記印刷モ
ードとは相異する。この複写モードにおいて、ドラム5
は、前述した第1の速度v1で回転させられるか、また
は第1の速度v1よりも速い第3の速度で回転させられ
る。ただし、速度v3は印刷モード時の印刷工程時の速
度V2よりは遅い。
まず、操作部(図示しない)により複写モードが指定さ
れ、第1図に示すように、光学系4によって原稿りの読
取りが開始されると、ドラム5と感光体ベルト8が一体
になって第3の速度v3(または第1の速度Vl)で図
示矢印方向に回転するとともに、コロナ帯電器20によ
って感光体ベルト8の感光層9が均一に帯電させられる
(第2図)。なお、ドラム5の回転速度v3が速度v1
より速くても所定の電位が得られるように、コロナ帯電
器20の電圧等をドラム5の回転速度に応じて調整する
ようになっている。
光学系4を介して得られた画像が感光層9上に結像され
て光照射が行なわれることによって、次々に静電潜像が
形成される(第3図)。こうして得られた静電潜像は、
第11図に示すよに、第2現像器22を通過することに
よって顕像化される。
この複写モードでは磁力を利用した現像を行なうことが
できないから、例えば摩擦帯電等によってプラスに帯電
させられている現像剤26を、感光層9のマイナス電荷
の所に静電的に付着させることによって、画像に対応し
た現像剤像を得る。
引続きドラム5は回転させられ、第12図に示すように
転写前コロナ帯電器29による転写前コロナ放電を受け
て電荷が与えられたのち、第13図に示すように現像剤
26が次々と記録紙33に転写される。転写後の記録紙
33は、印刷モードの時と同様にヒートローラ式定着装
置36によって定着されたのち、排紙台37上に排出さ
れる。
なお、第14図に示されるように記録紙33がマイナス
に帯電するような極性で転写ベルト31に電圧をかける
かまたはコロナ放電を行なえば、転写前コロナ放電(第
12図)を行なうことなく現像剤26を記録紙33に転
写させることができる。
転写後の感光層9に残留した現像剤26は、除電ランプ
16によって除電されたのち、ドラム5が更に次の1回
転をする間に第2現像器22内における磁気ブラシ効果
により払い落されて第2現像器22に回収される。すな
わち本装置1による複写モードは、磁気ブラシクリーニ
ングによる2回転・1コピ一方式であり、ドラム5の1
回転目で静電潜像の形成と現像および転写等の工程が行
なわれ、2回転目で感光層9の清掃が行なわれる。
この複写モードにおいて、感光体ベルト8は同じ感光面
が例えば1000回程度繰返し使用され、規定回数に達
したところで所定の長さ分だけ巻取ロール11に巻取ら
れるとともに、未使用の新たなすイズ分がドラム5上に
繰り出されて使用に備えられる。
上述したように、本実施例によれば、印刷モードにて動
作させる場合に、2枚目以降の複製を行なう場合はマス
ター像形成工程を省略できるので省電力化が図れるばか
りでなく、マスター像の形成後は高回転速度V2で印刷
を遂行できることにより、複写速度を著しく高速化でき
る。また、同一原稿からの複製枚数が多くなればなるほ
ど1枚当りのコストが安くつく。また、2枚目以降の複
製においては画像形成工程が短くて済むので、複製速度
に対応して現像速度を速める必要はなく、現像速度に無
理が生じないので画質の低下を防止できるものとなって
いる。さらに、印刷モード時におけるマスター像の着磁
はマグネットロールを使用して行なうようにしたので、
高価な磁気ヘッドを用いる必要かなく、また励磁のため
の電気回路も不要となるので低電力化を促進できるとと
もに、安価な装置を得ることができるものとなっている
なお、上記第1の現像剤23はマスター像を得るために
使われるものであり実際のコピー色とは関係がないから
、色彩はどのようなものであってもかまわない。従って
磁化の容易な材料を選び易いという利点がある。
また、上記実施例では感光体ベルト8に酸化亜鉛を用い
たが、これに限らず他の感光体材料や、静電記録用の誘
電体ベルトなど様々な誘電体を用いることができる。ま
た本発明装置は、照明光を原稿に照射することによって
得られる原稿からの反射光を光学系を介して像担持体に
露光するようにしたが、レーザースキャナによって感光
層に露光させるようにしてもよい。そして本発明装置は
複写機として使用できるのは勿論であるが、例えばレー
ザープリンタなどにおいて多くの部数を複製する場合に
もきわめて有効である。
[発明の効果] 上述したように本発明によれば、例えば感光性を有する
像担持体上に画像に応じた静電潜像を形成し、この静電
潜像を磁化可能な磁性粉で現像するとともに永久磁石を
用いた着磁手段により着磁せしめてマスター像を作成し
ておき、以降の画像形成においては、この着磁されたマ
スター像の磁力を利用して形成された磁性現像剤による
第2の磁性粉像を被画像形成媒体に転写させて画像を形
成するようにしたので画像形成工程を簡略化することが
でき、上記着磁手段も電力を必要としないので、従来の
電子複写機と同様の簡単な操作によって印刷機と同様に
同一原稿からの多数枚複写が高速に行えるとともに、消
費電力が小さく、かつ画質の低下を防止できる画像形成
装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の一実施例を示すもので、第1図は画像形成
装置の構造を概略的に示す断面図、第2図ないし第9図
は印刷モードにおける画像形成工程を工程順に示す説明
図、第10図はマグネットロールによる磁化の状態を示
す図、第11図ないし第14図は複写モードにおける画
像形成工程を工程順に示す説明図である。 1・・・画像形成装置、4・・・光学系(静電潜像形成
手段)、5・・・ドラム、8・・・感光体ベルト(像担
持体)、9・・・感光層、17・・・マグネットロール
(着磁手段)、20・・・コロナ帯電器(静電潜像形成
手段)、21・・・第1現像器(第1の磁性粉像形成手
段)、22・・・第2現像器(第2の磁性粉像形成手段
)、23・・・第1の磁性現像剤、26・・・第2の磁
性現像剤、29・・・転写前コロナ帯電器、31・・・
転写ベルト(転写手段)、33・・・記録紙(被画像形
成媒体)、51・・・マスター像。 出願人代理人  弁理士 鈴江武彦 定理フラッシュ 第4図    第5図 第6図     第7図 第8図    第9図 第10図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 画像に応じた静電潜像を像担持体上に形成する静電潜像
    形成手段と、 この静電潜像形成手段により形成された前記静電潜像を
    磁化可能な磁性粉で現像することにより第1の磁性粉像
    を形成する第1の磁性粉像形成手段と、 この第1の磁性粉像形成手段により形成された前記第1
    の磁性粉像を永久磁石により着磁させて磁化されたマス
    ター像を得る着磁手段と、 前記マスター像上に磁性現像剤による第2の磁性粉像を
    形成する第2の磁性粉像形成手段と、前記マスター像上
    に形成された前記第2の磁性粉像を被画像形成媒体に転
    写させる転写手段とを具備したことを特徴とする画像形
    成装置。
JP8246888A 1988-04-04 1988-04-04 画像形成装置 Pending JPH01253784A (ja)

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