JPH02242282A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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Publication number
JPH02242282A
JPH02242282A JP6332089A JP6332089A JPH02242282A JP H02242282 A JPH02242282 A JP H02242282A JP 6332089 A JP6332089 A JP 6332089A JP 6332089 A JP6332089 A JP 6332089A JP H02242282 A JPH02242282 A JP H02242282A
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JP
Japan
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developing
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Pending
Application number
JP6332089A
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English (en)
Inventor
Toshihiro Kasai
笠井 利博
Shigeru Fujiwara
茂 藤原
Tatsuya Tsujii
辻井 達也
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Toshiba Intelligent Technology Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Intelligent Technology Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP6332089A priority Critical patent/JPH02242282A/ja
Publication of JPH02242282A publication Critical patent/JPH02242282A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) この発明は、複写機あるいは製版・印刷装置などとして
用いられる画像形成装置に関する。
(従来の技術) 従来、原稿を復製するための装置として、電子複写機あ
るいは製版・印刷装置が知られている。
一般に、電子複写機は、複写作業の段取りが簡単で装置
の取扱いも容易である。これに対し、製版・印刷装置は
、原稿から原版を作り、この原版を使って記録紙(被画
像形成媒体)への転写を繰返すことができるため、原版
を作った後は高速度で印刷できるとともに、同一原稿か
らの印刷枚数が多くなればなるほど印刷コストが安くな
るといった利点がある。
ところで、従来の製版・印刷装置においては、同一原稿
からの印刷枚数が4枚程度以下の場合、原版が占めるコ
ストの割合が大きいため電子複写機に比べて印刷コスト
が高く、しかも原版を作る工程が必要であるため作業の
段取りに手間と時間がかかる。一方、電子複写機は、1
枚の原稿を1枚複写するたびに帯電や露光、現像、除電
などのプロセスを繰返すため、同一原稿からの複写枚数
が増えても1枚当りの複写コストは安くならず、また複
写速度は印刷装置に比べてかなり遅い。
こうした問題に対処するものとして、電子複写機におい
ても、従来の技術の延長線上において、より印刷に肉薄
したスピードで複写でき、しかも印刷装置のような熟練
を要する作業や段取りを要しないものが実用化されてき
ている。しかし、複写速度をさらに高速化するには、原
稿の露光や現像剤の定着あるいは帯電などに要する電力
が極めて大きくなり、通常の商用電源(100V。
15A)を使用できなかったり、現像速度などに無理が
生じることにより画質が犠牲になるといった問題がある
そこで、こうした問題に対処するものとして、たとえば
特願昭63−29273号公報または特願昭63−29
274号公報に、通常の電子写真プロセスを使用し、磁
性トナーで像担持体上に原稿画像に対応した現像剤像を
形成し、これを像担持体上で定着させてパターン像を形
成し、さらにこのパターン像を着磁せしめることによっ
て磁気潜像を形成し、これを印刷原版たるマスター像と
して磁性トナーによって現像し、これにより得られる現
像剤像を記録紙に転写することにより磁気印刷を行うも
のが開示されている。この方式によれば、−旦、磁気印
刷用のマスター像を形成した後においては、磁性トナー
による現像と記録紙への現像剤像の転写とを繰返すこと
により、高速に多量の複写像(コピー)が得られること
になる。
しかしながら、上記した磁気印刷方式の装置においては
、静電転写により印刷用マスター像上の磁性トナーを記
録紙に転写するようになっている。
このため、上記磁性トナーとして、摩擦帯電型のものを
使用している。したがって、磁気印刷用マスター像を磁
性トナーで磁気的に現像する際に、マスター像以外の非
磁気潜像部分の所にも静電的に磁性トナーが付着され、
これがカブリの原因となっていた。
(発明が解決しようとする課題) 上記の如く、従来の装置においては、静電転写により印
刷用マスター像上の磁性トナーを記録紙に転写するよう
になっているため、摩擦帯電型の磁性トナーを使用して
おり、この磁性トナーで磁気印刷用マスター像を磁気的
に現像する際に、マスター像以外の非磁気潜像部分の所
にも静電的に磁性トナーが付着されてしまい、カブリの
原因となるという不都合があった。
そこで、この発明は、摩擦帯電型の磁性トナーを使用す
る場合であっても、カブリの発生を起こすことなく、高
画質の画像を得ることができる画像形成装置を提供する
ことを目的としている。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) この発明の画像形成装置にあっては、像担持体上に原稿
画像に応じた磁気潜像を形成する磁気潜像形成手段と、
この磁気潜像形成手段により形成された前記磁気潜像を
磁性トナーを用いて現像する現像手段と、この現像手段
によって現像された現像剤像を被画像形成媒体に転写す
る転写手段とを備えるものにおいて、前記現像手段に電
気的な現像バイアスを印加する印加手段を設けた構成と
されている。
(作 用) この発明は、上記した手段より、磁気潜像を磁性トナー
により磁気的に現像する際に、現像手段に電気的なバイ
アス電圧を印加するように購成し、静電的な力による磁
気潜像以外の非磁気層1象部分に磁性トナーが付着され
ないようにしたものである。
(実施例) 以下、この発明の一実施例について図面を参照して説明
する。
第1図は、この発明の画像形成装置を示すものである。
画像形成装置1は、筐体2の上面部に原稿載置台3aを
有するとともに、開閉可能な原稿押え体3bを備えて構
成されている。また、この画像形成装置1には、原稿載
置台3a上に載置された原稿りに光を照射し、その反射
光を後述する感光体に導くための光学系4が設けられて
いる。
上記光学系4は、次のように構成されている。
すなわち、41は原稿りを照明するための光源である。
この光源41の後方にはカバー42が設けられており、
光源41の裏側への発光が遮断されるようになっている
。この光源41により光を照射された原稿りからの反射
光は、ミラー43゜44.45により反射されてレンズ
46に導かれる。そして、このレンズ46により集光さ
れた反射光は、さらにミラー47,48.49により反
射されて感光体としてのドラム5上に結像されるように
なっている。また、光源41およびミラー43は、図示
しない駆動機構により、一体となって図示矢印a、b方
向に所定の速度で移動され、原稿りの全面が走査される
ようになっている。この移動の際、原稿りからの反射光
がドラム5に至る光路長を一定に保つべく、ミラー44
.45が、前記光源41およびミラー43の移動速度の
1/2の速度で追随して移動されるようになっている。
上記筐体2の内部に設けられたドラム5は、図示しない
駆動機構によって、少なくとも第1の速度v1と第2の
速度v2とで図示矢印方向に回転させることができるよ
うになっている。すなわち、制御部6からの制御信号に
より、ドラム5の周面の第1の速度■1として10〜5
0mm/s e cの速度が、また第2の速度v2とし
て200mm/see以上の速度が選択されて駆動され
るようになっている。
ドラム5の外周部には、像担持体としての感光体ベルト
8が設けられている。この感光体ベルト8は、第2図乃
至第9図に示すように、静電潜像を形成することができ
る誘電体であって、可視域に感度を持たせるべくローズ
ベンガルなどの色素により長波長増感された酸化亜鉛の
感光層9を有し、ドラム5の外周を取巻くように1周し
ている。
この感光体ベルト8は、印刷を行うべき原稿りが変わる
度に、新たに所定のサイズ分ずつ供給ロール10からド
ラム5上に繰り出されるとともに、使用済の部分が巻取
ロール11に巻取られるようになっている。
ドラム5の周囲部には、その回転方向(図示矢印方向)
に沿って、コロナ帯電器20、第1現像器21、第2現
像器22、転写前コロナ帯電器29、記録紙供給部30
、定着装置15、除電ランプ16、および磁気へラド1
7が配設されている。
コロナ帯電器20は、ドラム5に対向して配設され、上
記第1の速度■1で回転されるドラム5−にの感光体ベ
ルト8を、−300〜−500Vに均一にマイナス帯電
させるものである。
第1現像器21は、いわゆる導電性磁性−成分現像方式
を採用し、キャリアレスドナーである第1の磁性現像剤
23を収容している。この第1の磁性現像剤23として
は、従来より用いられている磁性体よりも残留磁化が大
きく、保磁力も大きいものを用いる。これらの材料とし
ては、たとえば磁化特性の優れたバリウムフェライトや
、γ〜Fe203 、Fe304 、Co−γ−Fe2
 o3、CrO2、Fe(メタル粉)などの微粉からな
るものが好適である。なお、後述する磁気ヘッド17に
よる磁界中で容易に永久磁化できるものであればよいか
ら、上記以外の高磁化特性を有する磁性粉が使われても
良い。これらの微粉を結着樹脂に対して20〜80重量
%混合させ、平均粒径が1〜30μmの粒子とし、これ
を第1の磁性現像剤23とする。また、樹脂中に分散さ
せずに、平均粒径1〜30μmの上記磁性体をそのまま
現像剤として用いても良い。この第1の磁性現像剤23
は、マグネットスリーブ24の回転に伴って感光体ベル
ト8側に運ばれるとともに、静電潜像の電位によって第
1の磁性現像剤23に電荷を誘起させ、帯電させるよう
になっている。
第2現像器22は、第2の磁性現像剤26を収容するも
のである。この第2の磁性現像剤26としては、電気抵
抗がたとえばI X 109Ω・cm以上と大きく、か
つ残留磁化の少ないFe2O4などの磁性微粉からなる
磁性−成分トナー(磁性トナー)が適する。この第2の
磁性現像剤26は、マグネットスリーブ27の回転に伴
って感光体ベルト8側に運ばれるようになっている。こ
のマグネットスリーブ27には、バイアス電圧発生器2
8によって電気的な現像バイアスが印加されるようにな
っており、後述する磁気潜像を現像する際に磁気潜像以
外の非磁気潜像部分に第2の磁性現像剤26が静電的に
付着されるのを防止するようになっている。この現像バ
イアスは、第2の磁性現像剤23の帯電極性とは逆の極
性に設定されている。
転写前コロナ帯電器29は、上記第1の磁性現像剤23
に吸着される第2の磁性現像剤26を均一に帯電させる
ものである。この転写前コロナ帯電器29による帯電極
性は、感光層9に残留する電荷の消去を光(除電光)で
行うことができるように、マイナス極性となっている。
記録紙供給部30は、記録紙収容部32に積層されてい
る被画像形成媒体の一例としての記録紙33を、ガイド
34を経て転写ベルト31と感光体ベルト8との間に転
写のタイミングに同期して送出するものである。
転写ベルト31は、導電材料からなるベルト本体の表面
に、厚さが20〜40μm程度のポリエステルなどの誘
電体フィルムを積層したものであり、上記転写前コロナ
帯電器29による転写前コロナとは逆極性の約1500
Vのバイアス電圧が印加される。転写ベルト31の搬送
終端側には、周知のヒートローラ式の定着器36と排紙
台37とが配置されている。なお、転写ベルト31に上
記バイアス電圧を印加する代りに、コロナ放電によって
記録紙33を帯電させるようにしても良い。
定着装置15は、キセノンランプなどを用いたフラッシ
ュ定着により、第1現像器21で顕像化された現像剤像
を感光体ベルト8に定着させて磁性体パターン像50を
形成するものである。
除電ランプ16は、コロナ帯電器20または転写前コロ
ナ帯電器29により帯電されて感光体ベルト8の感光層
9に残留する電荷の除去を行うようになっている。
磁気へラド17は、感光体ベルト8−の全幅に対応する
長さを有する、たとえば単トラツクのヘッドにより構成
されるものである。この磁気ヘッド17は、図示矢印c
、d方向に移動可能に配設されており、後述するマスタ
ー像形成工程時には前記制御部6からの制御信号により
図示矢印C方向へ移動して感光体ベルト8に近接するよ
うに設定され、印刷工程時には図示矢印d方向へ移動し
て感光体ベルト8から離れて待機するようになっている
。すなわち、マスター像形成工程時は、磁気ヘッド17
が感光体ベルト8に近接した状態で、電源7から供給さ
れる所定周波数の交流電圧が印加されることにより、磁
場の方向を周期的に変化させて近接面の近傍に交流磁場
を形成するようになっている。これにより、第10図に
示すように、S極とN極とが幅λの間隔で、それぞれ2
列ずつ交互に配列された磁気潜像が感光体ベルト8上に
形成されることとなり、磁気印刷用のマスター像51が
形成される。
一方、印刷工程時は、この磁気ヘッド17が感光体ベル
ト8から離間して待機するようになっており、マスター
像51との近接を回避してマスター像51への影響を防
止するようになっている。
ここで、電源7から上記磁気ヘッド17に印加される交
流電圧の周波数fは、残留磁化パターンの記録波長(S
極−N極の間隔)を決定する重要な要素となっている。
この記録波長は、媒体の移動スピードと前記交流電圧の
周波数fとで決定される。そこで、種々の組合せで実験
を行ったところ、記録波長を20〜80μmに設定すれ
ば、細線およびベタ画像についても良好な複写像が得ら
れることが判明している。
次に、上記した構成における画像形成装置1の動作につ
いて、第2図乃至第9図を参照して説明する。この装置
1は、同一原稿からの多数枚複写に好適な「印刷モード
」、および少数枚複写に好適な「複写モード」の2つの
モードにより動作可能となっている。はじめに、「印刷
モード」における動作について説明する。
まず、操作部(図示しない)により印刷モードが指定さ
れ、光学系4によって原稿りの読取りが開始されると、
制御部6からの制御信号によりドラム5と感光体ベルト
8とが一体となって第1の速度■1で図示矢印方向に回
転される。この際、第2図に示すように、コロナ帯電器
20によって感光体ベルト8の感光層9が均一にマイナ
スに帯電される。また、磁気ヘッド17は感光体ベルト
8に近接するまで第1図に矢印Cで示す方向に移動して
青磁に備える。この状態において、光源41により光を
照射された原稿りからの反射光は、上記光学系4を介し
て感光体ベルト8上に結像される。これにより、第3図
に示すように、露光されて光が照射された部分の電荷が
消滅される。そして、この動作を次々に繰返すことによ
り、感光層9上に原稿画像に対応した静電潜像が形成さ
れる。
こうして得られた静電潜像は、第4図に示すように、第
1現像器21を通過することにより現像される。すなわ
ち、静電潜像によってプラスの電荷がマグネットスリー
ブ24から誘起されてプラスに帯電された第1の磁性現
像剤23が感光層9のマイナス電荷の所に静電的に付着
することによって、原稿画像に対応した現像剤像(第1
の磁性粉像)が形成される。
次に、感光体ベルト8は、第5図に示すように、第1の
速度V1で定着装置15の所まで回転して移動させられ
、キセノンランプによる熱線が照射されることにより、
上記第1の磁性粉像が瞬時に感光体ベルト8の感光層9
に融着される。この定着フラッシュにより定着された磁
性体パターン像50は、除電ランプ16により残留電荷
が除去され、さらに磁気ヘッド17の所まで回転して移
動させられる。なお、除電ランプ16は、以降の動作に
おいては感光層9が帯電す、るのを防止するために点灯
したままにしておくのが良い。
この磁気へラド17の所まで回転して移動させられてき
た磁性体パターン像50は、記録波長が20〜80μr
nとなるような範囲の周波数fの交流電圧が1ij7か
ら磁気ヘッド17に印加されることにより形成される交
流磁場を通過することにより、第6図に示すように、永
久磁化される。この永久磁化に際し、磁性体パターン像
5oに形成される残留磁化パターンは、第10図に示す
ような磁極の配列となる。
このようにしてドラム5が1回転することにより、磁性
体パターン像50が磁化されてマスター像51、つまり
磁気潜像としての磁化パターンが形成され、マスター像
形成工程が完了される。なお、上記磁気へラド17によ
る永久磁化の際には、感光体ベルト8自体は非磁性体で
あるので磁化されることはなく、マスター像51のみに
着磁が行われる。
引続き、ドラム5は回転させられるが、2回転目以降は
制御部6からの制御信号により、第2の速度v2で高速
回転させられ、この高速回転下において、第2現像器2
2による現像と記録紙33への転写とが行われる。この
際、磁気ヘッド17は、第1図に矢印dで示す方向へ移
動してドラム5から離間した状態で待機されている。
すなわち、前述したマスター像形成工程により6磁され
たマスター像51が第2現像器22の所まで移動してく
ると、第7図に示すように、第2の磁性現像剤26・・
・がマスター@!51の磁力に引き付けられ、マスター
像51の表面上に第2の磁。
性現像剤26・・・が付着される。これにより、第2の
磁性現像剤26・・・による現像剤像(第2の磁性粉像
)が形成される。
この第2の磁性現像剤26は、磁力によりマスター像5
1に吸着されるため、現像時には電荷を与えておく必要
はない。しかし、後述する転写工程において静電的な転
写を行うために、転写前コロナ帯電を施し、電荷を与え
るという処理が行われる。この帯電処理を行うためには
、第2の磁性現像剤26として、ある程度の電気絶縁性
が要求される。したがって、第2の磁性現像剤26は必
然的に摩擦帯電性を持つことになる。このため、第2の
磁性現像剤26は、第2現像器22内で攪拌されている
時に、マグネットスリーブ27などによって摩擦帯電さ
れることになる。この結果、マスター像51を磁気的に
現像する工程において、磁気潜像にのみ第2の磁性現像
剤26を付着させたいのであるが、前述の理由から、静
電的に感光体ベルト8へも付着してしまうという不具合
が生じる。
そこで、第2現像器22のマグネットスリーブ27に電
気的な現像バイアスをバイアス電圧発生器28より印加
し、磁気潜像のない感光体ベルト8部分へ第2の磁性現
像剤26が静電的に付着されるのを防止するようにして
いる。この場合、上記現像バイアスとしては、第2の磁
性現像剤26の帯電極性がプラスの場合にはマイナスの
バイアス電圧を、第2の磁性現像剤26がマイナスの場
合にはプラスのバイアス電圧をそれぞれ印加するように
すれば良い。
さらに、第2現像器22に設けられているマグネットス
リーブ27の磁力は、磁化されたマスター像51の磁力
との間で所定の均衡を保つように調整されている。すな
わち、第2の磁性現像剤26をマスター像51の方へ運
搬するためのマグネットスリーブ27の磁力が大きすぎ
ると、現像効率が悪くなってしまい鮮明な画像が得られ
ず、また第1の磁性現像剤23の保磁力よりも大きな外
部磁場をマグネットスリーブ27により形成すると、マ
スター像51の磁化パターンが消失してしまうことにな
る。逆に、マグネットスリーブ27の磁力が小さすぎる
と、第2の磁性現像剤26の運搬がうまくいかな(なり
鮮明な画像が得られないことになる。そこで、以上を考
慮して、上記2つの磁力の均衡を図るべく、マグネット
スリーブ27の磁力が調整されている。
このようにして形成された第2の磁性粉像は、第8図に
示すように、転写前コロナ帯電器29による転写前コロ
ナ放電を受けることによって、マイナスの電荷が与えら
れる。
一方、記録紙供給部30から1枚ずつ送出されてくる記
録紙33は、転写ベルト31によってドラム5の回転方
向に同期して移送されつつ、感光体ベルト8と転写ベル
ト31との間に挟まれる。
この場合、転写ベルト31には、第9図に示すように、
転写前コロナと逆極性のプラスのバイアス電圧が印加さ
れているため、第2の磁性現像剤26は次々と記録紙3
3側に静電転写されることになる。
また、転写後の記録紙33は、転写ベルト31の走行に
伴ってヒートローラ式の定着器36の所まで送られ、加
熱と同時に加圧されることにより画像の定着が行われた
後、排紙台37上に排出される。
なお、第2の磁性現像剤26が充分に摩擦帯電性を有す
る現像剤である場合には、上記転写前コロナ帯電器29
による転写前コロナ放電を省略することが可能である。
ただし、高速転写を行う必要がある場合などのように、
短時間で確実に静電転写させるためには、転写前コロナ
放電を実施することで第2の磁性現像剤26に充分な電
荷を与えておくのが良い。
引続き、同一原稿から2枚目以降の印刷を行うには、第
2の磁性粉像形成工程(第7図)と転写前コロナ放電(
第8図)および転写工程(第9図)を第2の速度v2で
繰り返すことにより、同じ内容のものを何枚でも複製す
ることができる。すなわち、−旦、マスター像51の形
成と磁化を行った後は、帯電工程(第2図)、露光工程
(第3図)、第1の磁性粉像形成工程(第4図)、定着
工程(第5図)、および着磁工程(第6図)を−切行わ
ずに済む。したがって、複写印刷の速度が高速化される
とともに、帯電や像露光などに要する電力を定着器36
の駆動に充当することができ、省電力化を図ることがで
きるものとなっている。
なお、1枚の原稿りに対する複数枚の印刷が終了される
と、感光体ベルト8はマスター像51が定着されている
サイズ分だけ巻取ロール11に巻取られるとともに、未
使用の新たな長さ分がドラム5上に繰り出される。
次に、少数枚の複製に適する複写モードについて説明す
る。複写モードは、マスター像51を形成しない点で上
記印刷モードと相異する。この複写モードにおいては、
ドラム5が前述した第1の速度V1で回転させられるか
、または第1の速度v1よりも速い第3の速度v3で回
転させられる。
ただし、速度V3は印刷モード時における印刷工程時の
速度V2よりは遅い。
まず、操作部(図示しない)により複写モードが指定さ
れ、第1図に示す光学系4によって原稿りの読取りが開
始されると、ドラム5と感光体ベルト8とが一体となっ
て第1の速度V1.(または第3の速度V3)で図示矢
印方向に回転されるとともに、第2図に示すように、コ
ロナ帯電器20によって感光体ベルト8の感光層9が均
一に帯電させられる。なお、ドラム5の回転速度が速度
v1より速い速度V3の場合でも、所定の電位が得られ
るように、コロナ帯電器20の電圧などがドラム5の回
転速度に応じて調整されるようになっている。
上記光学系4を介して得られる画像は、第3図に示すよ
うに、感光層9上に結像されることにより、次々に静電
潜像として形成される。こうして得られた静電潜像は、
第11図に示すように、第2現像器22を通過すること
によって顕像化される。この複写モードでは、磁力を利
用した現像を行うことができないから、たとえば摩擦帯
電などによってプラスに帯電させられている第2の磁性
現像剤26を、感光層9のマイナス電荷の所に静電的に
付着させることによって、原稿画像に対応した現像剤像
を得ている。
引続き、ドラム5は回転させられ、第12図に示すよう
に、転写前コロナ帯電器29による転写前コロナ放電を
受けて電荷が与えられた後、第13図に示すように、第
2の磁性現像剤26が次々と記録紙33に転写される。
転写後の記録紙33は、印刷モードの時と同様にしてヒ
ートローラ式の定着器36によって定着された後、排紙
台37上に排出される。
なお、第14図に示すように、記録紙33がマイナスに
帯電されるような極性で転写ベルト31に電圧をかける
か、コロナ放電を行うようにした場合には、転写前コロ
ナ放電(第12図)を行うことなく、第2の磁性現像剤
26を記録紙33に転写させることができる。
一方、転写後の感光層9に残留した第2の磁性現像剤2
6は、除電ランプ16によって除電された後、ドラム5
がさらに1回転される間に第2現像器22内における磁
気ブラシ効果により払い落され、第2現像器22で回収
される。すなわち、本装置1は2回転・1コピ一方式で
あり、ドラム5の1回転目で静電潜像の形成と現像およ
び転写などの工程が行われ、2回転目で感光層9の清掃
が行われる。この複写モードにおいては、感光体ベルト
8の同じ感光面がたとえば1000回程度繰返し使用さ
れ、規定回数に達したところで所定の長さ分だけ巻取ロ
ール11に巻き取られるとともに、未使用の新たなサイ
ズ分がドラム5上に繰り出されて次の使用に備えられる
上記したように、磁気潜像を磁性トナーにより磁気的に
現像する際に、現像手段に電気的なバイアス電圧を印加
するように構成し、静電的な力による磁気潜像以外の非
磁気潜像部分に磁性トナーが仕官されないようにしてい
る。
すなわち、マスター像を第2の磁性現像剤によって現像
する際に、電気的に帯電された第2の磁性現像剤が像以
外の感光体ベルト上に静電的に付着されるのを、上記第
2の磁性現像剤の帯電極性と逆極性の電気的なバイアス
電圧を印加することにより防止するようにしている。こ
れにより、着磁されたマスター像の磁力を利用し、また
第2の磁性現像剤の静電的な力をキャンセルするような
電気的な現像バイアスを印加した状態で、第2の磁性粉
像の形成を行うことができる。したがって、マスター像
にのみ第2の磁性現像剤を付着させることが可能となり
、カブリのない高画質の複製画像を得ることができるよ
うになるものである。
また、本発明の構成によれば、印刷モードにて動作させ
る場合に、2枚目以降の復製を行う際にはマスター像形
成工程を省略できるので省電力化が図れるばかりでなく
、マスター像の形成後は高回転速度v2で印刷を遂行で
きることにより、印刷にかかる速度を著しく高速化でき
る。また、2枚目以降の復製においては画像形成工程が
短くて済み、これにより現像速度に無理が生じないので
画質の低下を防止できるものとなっている。
さらに、第1の磁性現像剤はマスター像を得るために使
われるものであり、実際のコピー色とは関係がないから
、色彩はどのようなものであってもかまわない。したが
って、磁化の容易な材料を選び易いという利点がある。
なお、上記実施例においては、感光体ベルトに酸化亜鉛
を用いたが、これに限らず、たとえば他の感光体材料や
静電記録用の誘電体ベルトなど、様々な誘電体を用いる
ことができる。また、本発明装置は、照明光を原稿に照
射することによって得られる原稿からの反射光を光学系
を介して像担持体に露光するようにしたが、レーザスキ
ャナによって感光層に露光させるようにしても良い。さ
らに、本発明装置は複写機として使用できるのは勿論で
あるが、たとえばレーザプリンタなどにおいて多くの部
数を複製する場合にもきわめて有効である。
その他、この発明の要旨を変えない範囲において、種々
変型実施可能なことは勿論である。
[発明の効果] 以上、詳述したようにこの発明によれば、摩擦帯電型の
磁性トナーを使用する場合であっても、カブリの発生を
起こすことなく、高画質の画像を得ることができる画像
形成装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
図面はこの発明の一実施例を示すもので、第1図はこの
発明の画像形成装置の構成を概略的に示す断面図、第2
図乃至第9図は印刷モードにおける画像形成工程を工程
順に示す説明図、第10図は磁気ヘッドによる磁化の状
態を示す図、第11図乃至第14図は裏写モードにおけ
る画像形成工程を工程順に示す説明図である。 1・・・画像形成装置、4・・・光学系、5・・・ドラ
ム、8・・・感光体ベルト(像担持体) 9・・・感光
層、17・・・磁気ヘッド、20・・・コロナ帯電器、
21・・・第1現像器、22・・・第2現像器(現像手
段)、23・・・第1の磁性現像剤、26・・・第2の
磁性現像剤(磁性トナー)、27・・・マグネットスリ
ーブ、28・・・バイアス電圧発生器(印加手段)、2
9・・・転写前コロナ帯電器、31・・・転写ベルト(
転写手段)、33・・・記録紙(被画像形成媒体)50
・・・磁性体パターン像、51・・・マスター像(磁気
潜像)。 出願人代理人 弁理士 鈴江武彦 第 図 第 図 第 図 素光 第 図 第 図 フ7 第 図 第 図 第 図 第 図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 像担持体上に原稿画像に応じた磁気潜像を形成する磁気
    潜像形成手段と、この磁気潜像形成手段により形成され
    た前記磁気潜像を磁性トナーを用いて現像する現像手段
    と、この現像手段によって現像された現像剤像を被画像
    形成媒体に転写する転写手段とを備える画像形成装置に
    おいて、前記現像手段に電気的な現像バイアスを印加す
    る印加手段を設けたことを特徴とする画像形成装置。
JP6332089A 1989-03-15 1989-03-15 画像形成装置 Pending JPH02242282A (ja)

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