JPH0348881A - 記録装置 - Google Patents

記録装置

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JPH0348881A
JPH0348881A JP18366389A JP18366389A JPH0348881A JP H0348881 A JPH0348881 A JP H0348881A JP 18366389 A JP18366389 A JP 18366389A JP 18366389 A JP18366389 A JP 18366389A JP H0348881 A JPH0348881 A JP H0348881A
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JP
Japan
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image
magnetic
magnetic head
toner
latent image
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Pending
Application number
JP18366389A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshihiro Kasai
笠井 利博
Shigeru Fujiwara
茂 藤原
Tatsuya Tsujii
辻井 達也
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Toshiba Intelligent Technology Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Intelligent Technology Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba Intelligent Technology Co Ltd filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP18366389A priority Critical patent/JPH0348881A/ja
Publication of JPH0348881A publication Critical patent/JPH0348881A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Electrophotography Using Other Than Carlson'S Method (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、例えば複写機あるいはプリンタ等として使用
される記録装置に関する。
(従来の技術) 従来、原稿を複製するための記録装置として電子複写機
あるいは製版・印刷装置等が知られている。一般に、電
子複写機は、複写作業の段取りが簡単で装置の取扱いも
容易である。これに対し、製版・印刷装置は、原稿から
原版を作り、この原版を使って被転写材としての記録紙
への転写を繰返すことができるため、原版を作った後は
高速度で印刷できるとともに、同一原稿からの複製枚数
が多くなればなるほど印刷コストが安くなるといった利
点がある。
ところで、従来の製版・印刷装置では、同一原稿からの
復製枚数が千枚程度以下では、全印刷コストに対して原
版が占めるコストの割合が大きいため、電子複写機に比
べて印刷単価が高く、しかも原版を作る工程が必要であ
るため作業の段取りに手間と時間がかかるという欠点が
ある。一方、電子複写機は1枚の原稿を1枚複写するた
びに帯電、露光、現像、除電等のプロセスを繰返すため
、同一原稿からの複写枚数が増えても1枚当りの印刷単
価は安くならないし、複写速度は印刷機に比べてかなり
遅い。
こうした問題に対処するものとして、電子複写機におい
ても、従来の技術の延長線上において、より印刷に肉薄
したスピードで複写でき、しかも印刷機のような熟練を
要する作業や段取りを要しないものが実用化されてきて
いる。
しかしながら、複写速度をさらに高速にするには、原稿
の露光や現像剤の定着あるいは帯電等に要する電力が極
めて大きくなり、通常の商用電源(100V、15A)
を使用できなかったり、現像速度等に無理か生じること
により画質が犠牲になるといった問題がある。
そこで、例えば特願昭63−29273号、特願昭63
−29274号で開示されているように、通常の電子写
真プロセスを使用して永久磁化可能な磁性トナーにより
像担持体としての感光体上に画像に応じたトナー像を形
成し、これを感光体上で定着せしめてマスター像とし、
この定着されたマスター像を磁気ヘッド等の着磁手段で
着磁せしめて印刷原板たる磁気潜像を形成し、この磁気
潜像を磁性トナーで現像して被転写材どしての記録紙に
転写することにより記録を行なうものがある。
この方法によれば、−旦磁気印刷用マスター像(磁気潜
像が形成されたマスター像)を作成すれば、磁性トナー
による現像と現像されたトナー像の記録紙への転写とを
繰返すことで大量の複製が得られることになる。この記
録装置は、従来の電子複写機と同様の簡単な操作で印刷
機と同様に同一原稿からの多数枚複製が高速で行え、し
かも、低消費電力であるという利点を有している。
しかしながら、上記記録装置には次のような欠点があっ
た。すなわち、一般に、磁気記録の過程において、磁気
ヘッドで磁気記録媒体を磁化する場合は、磁気ヘッドと
磁気記録媒体とを数μm程度の一定のエアーギャップで
対向させる必要があるが、このエアーギャップが例えば
10μm以上になるとほとんど磁化されないという現象
が生じる。したがって、上記エアーギャップは例えば1
0μm以下の一定値に正確に保つ必要がある。
このことは上記記録装置で用いられる着磁手段について
もいえることで、定着されたマスター1象を一度に磁化
しようとすると、感光体上に形成されたマスター像を磁
化する磁気ヘッドの記録トラック幅(磁化可能な幅)は
、感光体上の画像有効幅と同じ幅、例えばA4サイズの
記録紙の横方向に画像を形成する場合は約30CI11
の幅を必要とする。
つまり、感光体上のマスター像を全域に亙って一様に磁
化するには、30cII+の記録トラック幅を有する磁
気ヘッドとマスター像との近接状態を10μm以内のギ
ャップに調整する必要がある。
しかしながら、感光体あるいは磁気ヘッドの製造上の寸
法精度に限界があり、磁気ヘッドとマスター像との近接
状態を一様に10μm以内に保つことは非常に困難であ
った。そのため、マスター像を磁化する際、エアーギャ
ップが所定値より大きくなる部分が生じて均一な着磁が
できず、記録した画像も均一とならず不鮮明なものとな
ってしまうという欠点があった。また、磁気ヘッドの記
録トラック幅が大きいと磁気ヘッドに供給すべき電流も
大きくなり、消費電流が大きくなるという欠点もあった
(発明が解決しようとする課題) 本発明は、上記したようにマスター像を磁化する際、エ
アーギャップが所定値より大き(なる部分が生じること
により均一な着磁ができず、記録した画像も均一となら
ず不鮮明なものとなってしまうという欠点及び磁気ヘッ
ドの消費電流が大きくなるという欠点を解消するために
なされたもので、従来の電子複写機と同様の簡単な操作
によって印刷機と同様に同一原稿からの多数枚複写が高
速に行え、かつ低消費電力を図ることができるとともに
、画像欠陥のない均一で鮮明な画像を得ることのできる
J己録装置を提供することを目的とする。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 本発明の記録装置は、像担持体に静電潜像を形成する静
電潜像形成手段と、この静電潜像形成′L段により前記
像担持体に形成された静電潜像を永久磁化可能な第1の
磁性トナーで現像する第1の現像手段と、この第1の現
像手段により前記第1の磁性トナーで現像された像を前
記像担持体に定着してマスター像を形成する定着手段と
、この定着手段により前記像111持体に定着されたマ
スター像を、前記像担持体の幅より短い記録トラックを
Hする磁気ヘッドを前記像担持体の移動方向と略直交す
る方向に移動しながら磁化して磁気潜像を形成する磁気
潜像形成手段と、この磁気潜像形成手段によりマスター
像上に形成された磁気潜像を第2の磁性トナーで現像す
る第2の現像手段と、この第2の現像手段により前記第
2の磁性トナーで現像された像を被転写材に転写するこ
とにより記録を行なう記録手段とを具備したことを特徴
とする。
(作用) 磁気潜像形成手段を、像担持体の表面に沿って像担持体
の移動方向と略直交する方向に移動する像担持体の幅よ
り短い所定幅の記録トラックを有する磁気ヘッドで構成
し、この磁気ヘッドを像担持体の表面に沿って像担持体
の移動方向と略直交する方向に移動させながら着磁する
ようにしたので、磁気ヘッドの記録トラック幅を短かく
することができ、これによって実質的に像担持体と磁気
ヘッドとの対向精度が向上して大きなエアーギャップが
発生することがなくトナー像と磁気ヘッドとの近接状態
が良好になり、トナー像を全域に亙って一様に磁化でき
るため、欠陥のない均一な画像が得られ、また磁気ヘッ
ドに供給する電流も小さくてすむので低消費電力を図る
ことができるものとなっている。
(実施例) 以下、本発明の一実施例につき図面を5照して詳細に説
明する。
第1図は、本発明の記録装置の概略構成を示す図である
。図において、〕は感光体ベルト14を巻き付けるドラ
ムであり、このドラム1の周囲には、その回転方向(図
示矢印方向)に沿って帯電チャージャ2、露光光学系3
、第1の磁性トナーT〕が収容された第1の現像器4、
プラッシュ・ランプからなる定着装置5、第2の磁性ト
ナーT2が収容された第2の現像器6、転写前チャージ
ャ7、転写チャージャ8、マスター像を磁化して磁気潜
像を形成する磁気潜像形成手段としての磁気ヘッド9が
順次配設されている。
上記磁気ヘッド9の構成について、第2図及び第3図を
参照して詳細にする。第2図は磁気ヘッド9を側面から
見た図で、ドラム1あるいは感光体ベルト14の幅方向
の長さより短い幅TWの記録トラックを有し、コア31
と、このコア31に巻かれたコイル32と、コア31を
ホールドする図示しないハウジングとによって構成され
ている。
上記コア31の、後述するマスター像51に対向する面
にはギャップgが設けられており、このギャップ2部に
発生する磁束によりマスター像51を磁化するようにな
っている。Eはコイル31に電流を流すための電源で、
この電源Eが出力する一定周波数の交番する矩形波の電
圧Wが上記コイル32に供給されるようになっている。
そして、一定周波数の交番する矩形波の電圧Wが印加さ
れることによって、磁気ヘッド9のギャップgの近傍で
は、矩形波状の交番磁界が発生する。
上記磁気ヘッド9の記録トラック幅(磁化できる幅)T
Wは、感光体ベルト14の有効画像幅に対して1/2〜
1150の値に設けるのが良い。
第3図は、上記磁気ヘッド9、感光体ベルト14、及び
ドラム1の配置関係を示す斜視図である。磁気ヘッド9
は、図示しない駆動機構によりドラム1に接離する方向
(図示矢印BC方向)に移動可能に配設されている。ま
た、上記磁気ヘッド9は、移動レール90に沿ってドラ
ム1の回転軸方向(図示矢印EF力方向に移動可能にな
っている。そして、後述するマスター像作成工程時は、
先ず、初期位置9aにある磁気ヘッド9は図示矢印C方
向へ移動されることにより、感光体ベルト14上のマス
ター像51と所定のエアーギャップをもって近接状態に
される。そして、ドラム1が1回転すると図示矢印B方
向に移動されてドラム1から離間され、次に移動レール
90に沿って図示矢印F方向に移動される。このF方向
への移動は位置9b、つまり初期位置9aの図中左端部
分と移動後の右端部分とが若干型なる位置で停止される
。そして、再び図示矢印C方向へ移動されることにより
、感光体ベルト14上のマスター像51と所定のエアー
ギャップをもって近接状態にされる。以下同様にして上
記動作を感光体ベルト14の有効画像領域全体に亙り繰
返すことにより、マスター像の磁化を行う。なお、上記
磁気ヘッド9の移動方法は、上述した方式に限らず、図
中矢印F方向へ連続的に移動する、所謂、記録トラック
幅でのヘリカルスキャンを行うように構成しても良い。
なお、後述する印刷工程時は、磁気ヘッド9は図示矢印
B方向へ移動されることにより、感光体ベルト14上の
マスター像から離れて待機するようになっている。
第1図に示す露光光学系3は、原稿からの反射光3aを
導いて、ドラム1上に巻付けられた感光体ベルト14上
に結像せしめ、感光体ベルト14上に静電、41(iを
形成するものである。
また、被転写材としての記録紙Pは、給紙カセット45
から給紙ローラ11によって1枚づつ取出され、1対の
レジスト・ローラ12によってタイミングが取られてド
ラム1の周面部分へ案内されるようになっている。図中
13はターン・ローラ、10は記録紙Pに第2のトナー
像を定着させる定着装置である。
ドラム1は、図示しない駆動機構によって、少なくとも
第1の速度V1と第2の速度v2とで図示矢印入方向に
回転させることができるようになっている。すなわち、
ドラム1の周面の第1の速度V1として10〜150m
m/seeの速度が、第2の速度V2として500mm
/see以上の速度が選択されて駆動されるようになっ
ている。
ドラム1の外周部には、像担持体としての感光体ベルト
14が巻付けられている。この感光体ベルト14は、静
電潜像を形成することができる誘電体で構成され、可視
域に感度を持たせるべくローズベンガル等の色素により
長波長増感された酸化亜鉛の感光層14aを有し、ドラ
ム1の外周を取巻くように1周している。この感光体ベ
ルト14は、印刷を行なうべき原稿が変わる毎に、新た
に所定のサイズ分ずつ供給ロール15からドラム1上に
繰り出され、使用済の部分は巻取ロール16に巻取られ
るようになっている。
第1の磁性トナーT1が収容された第1の現像器4は、
磁性1成分現像装置であり、ドラム1と同期して回転す
る非磁性のスリーブ17と、このスリーブ17の内側に
配置され、ドラム1と同一方向に回転するマグネットロ
ール18と、ドクターブレード19とで構成されている
第2の磁性トナーT2が収容された第2の現像器も同じ
く、非磁性のスリーブ20、マグネットロール21、ド
クターブレード22とで構成されるが、このマグネット
・ロール21により発生される磁界が、磁気潜像が形成
されたマスター像52に及ぼす影響を少なくするため、
N極とS極の中間が現像位置(ドラム1に近接する位置
)に一致するように、マグネット・ロール21が固定(
回転しない)して配置されている。
上記第2の磁性トナーT2は、残留磁化(あるいは保磁
力)が小さい磁性材、例えばFe、04等が含有された
、高抵抗の磁性トナーである。
また、永久磁化されるマスター像51を形成するための
第1の磁性トナーに含有させる磁性体粒子としては酸化
鉄系の磁性体が適し、特に、保磁力が300工ルステツ
ド以上のγ−Fe20.、バリウムフェライト、鉛フェ
ライト、コバルトフェライト、ニッケルフェライト、C
rO2等が好適である。
また、この第1の磁性トナーのノ5インダー用の樹脂は
定着方式によって選定されるものであるが、例えば、エ
チレン−酢酸ビニル共重合体、カルナバワックス、パラ
フィンワックス、ポリエチレンワックス、アミドワック
スなどのワックス類、エチレン−アクリル酸系共重合体
、低分子量ポリプロピレン、スチレン、エポキシ、ポリ
エステル、ポリアミド、アクリル酸またはメタクリル酸
と長鎖アルキルアクリレート、長鎖アルキルメタクリレ
ートとの共重合体、スチレンと長鎖アルキルアクレート
、長鎖アルキルメタクレートとの共重合体等が好適であ
る。
さらに、上記第1の磁性トナーには、上記磁性体粒子と
バインダー用樹脂の他に電気抵抗調整剤(例えばカーボ
ン・ブラック等)、あるいは、その他の外添剤等が要求
されるトナー性能に応じて適宜添加される。
また、上記第1の磁性トナーに含有させる磁性体粒子の
含有量は、磁気特性という観点からは多い方が望ましい
が、含有量が多過ぎると定着性に難点が生じるので、実
際上は、30〜70重二%含有させることによって実用
上満足し得る磁性トナーが得られる。また、第1の磁性
トナーの電気抵抗を109Ω・l以下として導電性磁性
トナーとして用いることにより、エツジ効果のない極め
て良好な画像が得られる。これは、第1の磁性トナーが
マスター像形成にのみ使用されて被転写材等への静電転
写には用いられないので、高抵抗の磁性トナーにする必
要がなく、したがって、導電性磁性トナーとしたことに
より生じた効果である。
また、上記第1の磁性トナーはマスター像を形成するた
めにのみ用いるので、色は何色でも良く、色によるトナ
ー組成物の制限は全くない。
次に、上記のように構成される記録装置の動作について
、第4図ないし第12図に示す記録工程図を参照しつつ
、詳細に説明する。
この記録装置における記録工程は、大きく分けてマスタ
ー像作成工程と印刷工程の2つの工程から成る。
先ず、マスター像作成工程について説明する。
すなわち、第4図に示すように、ドラム1に巻付けられ
た感光体ベルト14は速度V1で図示矢印方向に回転移
動し、この際、帯電チャージャ2によって感光体ベルト
14の感光層14aが均一にマイナス帯電(例えば−6
00V)される。次いで、第5図に示すように、露光光
学系3により像露光が施され、光3aか照射された部分
の電荷が消滅して感光層14a上に画像に応じた静電潜
像が形成される。こうして得られた静電潜像は、第6図
に示すように、第1の現像器4に対向する位置で、スリ
ーブ17及びマグネットロール18の相互作用により運
ばれてきた第1の磁性トナーT1で現像される。すなわ
ち、この第1の磁性トナーT1は導電性磁性トナーであ
るので、感光層14aの潜像電荷によって電荷が誘起さ
れて帯電し、クーロン力によって感光層14aに吸引付
着されることにより現像される。次いで、第7図に示す
ように、感光層14aに吸引付着された第1の磁性トナ
ー50は、定着装置5のフラッシュ・ランプにより瞬時
に溶融され、感光層14a上で熱定着されてマスター像
51が得られる。
このようにして感光体ベルト14上に形成された第1の
磁性トナーT1からなるマスター像51は、第8図に示
すように、磁気潜像形成手段としての磁気ヘッド9によ
り磁化されて磁気潜像が形成されたマスター像52が得
られる。この磁気潜像を形成する磁化工程については後
で詳細に述べる。
以上の第4図から第8図までのマスター像作成工程によ
って、磁気潜像が形成されたマスター像52が得られる
。なお、このマスター像作成工程では、感光体ベルト1
4の移動スピードは全てvlの速度で、ドラム1が1回
転する間に順次連続して行なわれる。
第14図は第1の磁性トナーT1の磁気特性すなわち、
ヒステリシス・ループの一例を示すもので、保磁力He
は約1750エルステツドになっている。つまり、上記
一連のマスター像作成工程により感光体ベルト14上に
形成された磁気潜像52は、1750エルステツドの保
磁力を有する。
次に、印刷工程について説明する。先のマスター像作成
工程が、ドラム1が1回転することにょリドラム1の1
周分に亙って行なわれた後、ドラム1は第2の速度V2
で高速回転させられる。先ず、第9図に示すように、磁
気潜像が形成されたマスター像52には、第2の現像器
6に対向する位置で、スリーブ2o及びマグネットロー
ル21の相互作用により運ばれてきた第2の磁性トナー
T2が磁気引力によって吸着されて付着し、このマスタ
ー像52上に、このマスター像52と同一形状のトナー
像53が得られる。次いで、このトナー像53は、第1
0図に示すように、転写前チャージャ7によりマイナス
極性に帯電される。このマイナス極性に帯電された上記
トナー像53は、次いで、第11図に示すように、転写
チャージャ8でプラス極性に帯電された記録紙Pに吸引
されることにより、記録紙P上に転写される。次いで、
第12図に示すように、トナー像53が転写された記録
紙Pは定着装置10まで搬送され、この定着装置lOに
よって定着されることにより記録紙P上には複製画像が
得られる。
以下、同一の画像を複製する場合は、上記印刷工程のみ
を繰返し実行することにより高速に多数枚の複製画像を
得ることができる。
ここで、上記記録工程のうち、磁気潜像形成工程と第2
の現像工程について第13図を用いて詳細に説明する。
本発明の記録装置において、印字抜けのない均一な画像
を得るための重要な点は磁気潜像が形成されたマスター
像52上の全面に亙って第2の磁性トナーT2を均一に
付着させることであり、それは、取りも直さず、マスタ
ー像51を−様に磁化して磁気潜像を形成すること、す
なわち、第2(7)磁性ト−)−−T2を均一に付着さ
せることのできるモレ磁界(モレ磁束)の磁気パターン
をマスター像51上に形成することである。
上記マスター像51上に−様な磁気潜像を形成するため
に、本発明者等が実験により種々検討した結果、磁化方
向が一定長さΩで交互に反転するようにマスター像51
を磁化することによって、この磁化されたマスター像5
2上に、第2の磁性トナーT2を均一に付着させるよう
なモレ磁界の磁化パターンが得られることが判った。
そして、上述の一定長ρで磁化方向が交互に反転するよ
うに磁化すれば、マスター像51の面方向に磁化する場
合(長手方向磁化)であっても、厚み方向に磁化する場
合(垂直方向磁化)であっても、共に均一なモレ磁界パ
ターンが得られることが判った。
第13図は、第2図に示す長手方向磁化用の磁気ヘッド
9によって磁気潜像が形成されたマスター像52上に、
第2の磁性トナーT2が付着する現像状態を模式的に示
すものである。前述したように磁気ヘッド9のギヤツブ
g近傍で、一定時間で交番する磁界が発生している状態
で、感光体ベルト14が磁気ヘッド9下を一定速度■1
で移動、通過することにより、マスター像51上には、
その面方向で、一定長さpで磁化方向が交互に反転する
磁気潜像が形成される。すなわち、第13図に示すよう
に、磁化転移部Mからもれ磁束55が発生し、外部に磁
界を発生させる。このもれ磁束55は各々の磁化転移部
Mの間でループを作り、第2の現像器6によってマスタ
ー(f(!52近傍まで運ばれた第2の磁性トナーT2
はこのもれ磁束55のループに沿って、トナー・チェー
ンを形成して、磁気潜像が形成されたマスター像52上
に均一に付着されることにより現像され、マスター像5
2と同一形状のトナー像53が得られる。
ここで、一定長さΩすなわち磁化転移部Mの間の距離は
、上記交番する矩形波の電圧Wの周波数をf (tlz
) 、感光体ベルト14の移動速度(正確には、磁気ヘ
ッド9と感光体ベルト14との相対速度)をV 1 (
++++s/see )とすれば、単純にはI =V1
/2 f (am)で表わされる。例えば、f = 1
 kHz 、 V 1−60mm/seeとすれば、D
−0,03m+s、すなわち、30t1mとなる。
一方、垂直方向磁化の場合についても同様で、この場合
の磁気ヘッド40もドラム1あるいは感光体ベルト14
の幅方向の長さより短い幅Twの記録トラックを有し、
第15図に示すように構成される。そして、第3図で示
したと同様の動作で感光体ベルト14の移動方向と垂直
方向に移動しながらマスター像51に着磁させる。
すなわち、上記磁気ヘッド40は、薄い厚みを有する主
磁極41、感光体ベルト14を挟んで上記主磁極41に
対向して配設される厚い厚みを有する補助磁極42、及
び、この補助磁極42に巻かれたコイル43により構成
されている。上記コイル43には、上記実施例で説明し
たと同様の一定周波数の交番する矩形波の電圧Wが印加
されるようになっている。そして、この電圧Wが印加さ
れた際、主磁極41と補助磁極42との間で矩形波状の
交番磁界が発生するようになっている。そして、マスタ
ー@!52が形成された感光体ベルト14が、交番磁界
が発生されている主磁極41と補助磁極42との間を移
動通過することによって、マスター像52上には、その
厚み方向で一定長さgで磁化方向が交互に反転する磁気
潜像が形成される。
第16図は、上記垂直方向磁化用の磁気ヘッド40によ
って磁気潜像が形成されたマスター像52上に、第2の
磁性トナーT2が付着する現像状態を模式的に示すもの
である。すなわち、磁化転移部Mからもれ磁束56が発
生し、外部に磁界を発生させる。このもれ磁束56は各
々の磁化転移部Mの間でループを作り、第2の現像器6
によってマスター像52近傍まで運ばれた第2の磁性ト
ナーT2はこのもれ磁束56のループに沿って、トナー
・チェーンを形成して、マスター像52上に均一に付着
されることにより現像され、マスター像52と同一形状
ののトナー像53が得られる。
以上説明したような磁気潜像をマスター像上に形成すれ
ば、均一な画像が得られるわけであるが、上記磁気潜像
を形成するには、マスター像を磁化する磁気ヘッドがマ
スター像に10μm以下の際めで短かいエアーギャップ
で近接していることか必要条件で、本発明によって確実
に実現することができる。
すなわち、磁気潜像を形成するための磁気ヘッド9の記
録トラック幅TWを短くし、この磁気ヘッド8を感光体
ベルト14の移動方向と垂直方向に移動させながら着磁
するように構成したことにより、実質的に感光体ベルト
14と記録ヘッド9との対向精度が向上して大きなエア
ーギャップは発生することなく、マスター像51と磁気
ヘッド9との近接状態が良好になり、マスター像51を
全域に亙って一様に磁化した磁気潜像を得ることができ
、結果として欠陥のない均一な画像が得られるものとな
っている。また、記録トラック幅を短(シた磁気ヘッド
9を採用したことにより磁気ヘッド9に供給する電流が
小さくてすみ、消費電力の低減を図ることができるもの
となっている。
本発明の記録装置は、同一原稿からの多数枚複製が高速
で行なえることが利点であるが、これは、前述のマスタ
ー像作成工程により一度マスター像を作ってしまえば、
以後はマスター像作成工程は行なう必要がなく、第2の
現像工程(第9図)、転写前青電工程(第10図)、転
写工程(第11図)、定着工程(第12図)からなる印
刷工程のみを高速で繰返して行なうことにより実現され
る。
すなわち、印刷工程では高速化の障害となる静電潜像、
あるいは磁気潜像の形成工程が不要であるので多数枚複
写が高速に実現できるものとなっている。
なお、上記実施例では、感光層1aを酸化亜鉛としたが
、これに限らず有機光導体等の感光体を用いても良いし
、感光体の代りに像担持体として誘電体を用い、静電記
録方式によって静電潜像を形成してもよい。
また、感光層14aへの像露光手段として、上記実施例
の原稿からの反射光を照射する代りに、画像変調された
レーザ・ビームを照射スるように構成してもよい。
[発明の効果] 上述したように、本発明によれば、従来の電子複写機と
同様の簡単な操作によって印刷機と同様に同一原稿から
の多数枚複写が高速に行え、がつ低消費電力を図ること
ができるとともに、画像欠陥のない均一で鮮明な画像を
得ることのできる記録装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示し、第1図は記録装置の概略
構成図、第!后水平方向磁化用の磁気ヘッドの概略断面
図、第3図は磁気ヘッドの取付は状態を示す図、第4図
ないし第12図は記録工程を説明するための工程図、第
13図は水平方向磁化の場合の第2の磁性トナーの付着
状態を示す模式図、第14図は第1の磁性トナーの磁気
特性を示すグラフ、第15図は垂直方向磁化用の磁気ヘ
ッドの概略断面図、第16図は垂直方向磁化の場合の第
2の磁性トナーの付着状態を示す模式図である。 2・・・帯電チャージャ、3・・・露光光学系(静電潜
像形成手段) 4・・・第1の現像器(第1の現像手段
) 5・・・定着装置(定着手段)、6・・・第2の現
像器(第2の現像手段) 7・・・転写前チャージャ(
記録手段) 8・・・転写チャージャ(記録手段) 9
・・・磁気ヘッド(磁気潜像形成手段) 14・・・感
光体ベルト(像担持体)T1・・・第1の磁性トナー 
T2・・・第2の磁性トナー 51・・・マスター像、
90・・・移動レール。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 像担持体に静電潜像を形成する静電潜像形成手段と、 この静電潜像形成手段により前記像担持体に形成された
    静電潜像を永久磁化可能な第1の磁性トナーで現像する
    第1の現像手段と、 この第1の現像手段により前記第1の磁性トナーで現像
    された像を前記像担持体に定着してマスター像を形成す
    る定着手段と、 この定着手段により前記像担持体に定着されたマスター
    像を、前記像担持体の幅より短い記録トラックを有する
    磁気ヘッドを前記像担持体の移動方向と略直交する方向
    に移動しながら磁化して磁気潜像を形成する磁気潜像形
    成手段と、 この磁気潜像形成手段によりマスター像上に形成された
    磁気潜像を第2の磁性トナーで現像する第2の現像手段
    と、 この第2の現像手段により前記第2の磁性トナーで現像
    された像を被転写材に転写することにより記録を行なう
    記録手段と を具備することを特徴とする記録装置。
JP18366389A 1989-07-18 1989-07-18 記録装置 Pending JPH0348881A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06123309A (ja) * 1992-09-29 1994-05-06 Xerox Corp 堅固なドラムに支持されたフレキシブルチューブより成る装置を形成する方法
US5879198A (en) * 1996-04-11 1999-03-09 Yazaki Corporation Butt type terminal unit with touch prevention structure

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06123309A (ja) * 1992-09-29 1994-05-06 Xerox Corp 堅固なドラムに支持されたフレキシブルチューブより成る装置を形成する方法
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