JP2718691B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2718691B2
JP2718691B2 JP63064066A JP6406688A JP2718691B2 JP 2718691 B2 JP2718691 B2 JP 2718691B2 JP 63064066 A JP63064066 A JP 63064066A JP 6406688 A JP6406688 A JP 6406688A JP 2718691 B2 JP2718691 B2 JP 2718691B2
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
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    • G03G15/22Apparatus for electrographic processes using a charge pattern involving the combination of more than one step according to groups G03G13/02 - G03G13/20
    • G03G15/228Apparatus for electrographic processes using a charge pattern involving the combination of more than one step according to groups G03G13/02 - G03G13/20 the process involving the formation of a master, e.g. photocopy-printer machines
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、複写機あるいはプリンタとして使用される
画像形成装置に関する。
(従来の技術) 従来、原稿を複製するための装置として、電子複写機
あるいは製版・印刷装置が知られている。一般に電子複
写機は、複写作業の段取りが簡単で装置の取扱いも容易
である。これに対し製版・印刷装置は、原稿から原版を
作り、この原版を使って記録紙への転写を繰返すことが
できるため、原版を作ったのちは高速度で印刷できると
ともに、同一原稿からの複製枚数が多くなればなるほど
印刷コストが安くなるといった利点がある。
ところで、従来の製版・印刷装置は、同一原稿からの
複製枚数が千枚程度以下では原版が占めるコストの割合
が大きいため電子複写機に比べて印刷コストが高く、し
かも原版を作る工程が必要であるため作業の段取りに手
間と時間がかかる。一方、電子複写機は1枚の原稿を1
枚複写するたびに帯電や露光、現像、除電等のプロセス
を繰返すため、同一原稿からの複写枚数が増えても1枚
当りの複写コストは安くならないし、複写速度は印刷機
に比べてかなり遅い。
こうした問題に対処するものとして、電子複写機にお
いても、従来の技術の延長線上において、より印刷に肉
薄したスピードで複写でき、しかも印刷機のような熟練
を要する作業や段取りを要しないものが実用化されてき
ている。
しかしながら、複写速度を更に高速化するには、原稿
の露光や現像剤の定着あるいは帯電等に要する電力がき
わめて大きくなり、通常の商用電源を使用できなかった
り、複写速度を上げようとすると現像速度等に無理が生
じることにより画質が犠牲になるといった問題がある。
(発明が解決しようとする課題) 本発明は、上記したように複写速度を高速化するため
には大きな電力を必要とし、また、複写速度の高速化に
伴う画質の低下という問題点を解消するためになされた
もので、従来の電子複写機と同様の簡単な操作によって
印刷機と同様に同一原稿からの多数枚複写が高速に行え
るとともに、消費電力が小さく、かつ画質の低下を防止
できる画像形成装置を提供することを目的とする。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) この発明の画像形成装置は、感熱粘着性物質を有する
像担持体に対し画像信号に応じた加熱をすることにより
パターン像を形成するパターン像形成手段と、前記像担
持体に対向して設けられ、前記パターン像形成手段によ
って形成された像にγ−Fe2O3、Fe3O4、Co−γ−Fe
2O3、CrO2、Feから選択される第1の磁性1成分現像剤
を付着させて現像する第1の現像剤像形成手段と、前記
像担持体に対向して設けられ、交流磁場を形成すること
により、前記第1の現像剤像形成手段によって形成され
た現像剤像を永久磁化させマスター像を形成する着磁手
段と、前記像担持体に対向して設けられ、前記着磁手段
によって形成されたマスター像に前記第1の磁性1成分
現像剤よりも残留磁化の小さいFe2O4からなる第2の磁
性1成分現像剤を付着させて現像する第2の現像剤像形
成手段と、前記第2の現像剤像形成手段によって形成さ
れた現像剤像を一様に特定の極性に帯電する帯電手段
と、前記第2の現像剤形成手段によって形成された現像
剤像を被画像形成媒体上に転写する転写手段と、前記転
写手段に、前記特定の極性と逆極性の電圧を印加する電
圧印加手段と、前記第1の現像剤像形成手段によって現
像剤像が形成される場合には、前記像担持体を第1の速
度で回転させ、前記第2の現像剤像形成手段によって現
像剤像が形成される場合には、前記像担持体を第1の速
度よりも大きい第2の速度で回転させる回転手段とを具
備したものである。
(作用) 上記構成の本発明は、感熱粘着性物質を有する像担持
体に、粘着性パターン像形成手段を接触せしめるととも
に、例えば外部から供給される画像信号を印加すること
により選択的に発熱せしめて上記像担持体上に上記画像
信号に応じた粘着性パターン像を形成し、この粘着性パ
ターン像に磁性粉を付着せしめて現像することにより第
1の磁性粉像を得、この第1の磁性粉像を着磁手段によ
って磁化せしめてマスター像とする。こうして着磁され
たマスター像の磁力を利用して磁性現像剤による第2の
磁性粉像を得たのち、この第2の磁性粉像を記録紙等の
被画像形成媒体上に転写させる。
上記マスター像は第2の磁性粉像が転写された後もそ
のまま像担持体上に残るから、2枚目以降の同一複写を
行なう場合には、再びマスター像の磁力を利用してこの
マスター像に磁性現像剤を付着させて第2の磁性粉像を
形成し、この第2の磁性粉像を被画像形成媒体上に転写
させる。以上の工程を繰返すことにより、同一原稿から
の複製を何回でも行なうことができる。すなわち、一旦
マスター像を形成したのちは、前述した第1の磁性粉像
を形成する工程や、この第1の磁性粉像に着磁させる工
程は一切行なわれないので、多数枚の複写を行なう場合
には省電力化が図れるとともに、複写速度が従来の電子
複写機に比べて格段に速くなる。
(実施例) 以下に本発明の一実施例につき図面を参照して説明す
る。
第1図に示す画像形成装置1は、印刷装置4と、その
筐体2の上面部に設けられた原稿読取装置5とにより構
成されている。
上記原稿読取装置5は、第2図に示すように構成され
ている。すなわち、51は原稿Dを照射するための光源で
あり、例えば黄緑色に発光するキセノン放電管が用いら
れる。このキセノン放電管51は、放電管カバー52により
支持されるようになっている。また、放電管カバー52
は、キセノン放電管51の裏側の管壁に取着される補助電
極(図示しない)を保護するとともに、キセノン放電管
51の裏側への発光を遮断するようになっている。このキ
セノン放電管51の発光により、光を照射された原稿Dか
らの反射光は、棒状レンズアレイ53により集光されて光
電変換素子54上に結像されるようになっている。この光
電変換素子54は、上記結像された反射光の明暗の変化を
電気信号に変換するもので、例えば、8本/mmの画素密
度でA4サイズの原稿に対応すべく、1728ビットの長さに
配列したアモルファスシリコンイメージセンサにより構
成されている。これらキセノン放電管51、放電管カバー
52、棒状レンズアレイ53および光電変換素子54により構
成される光学系は、光学系ベース55により一体化構造と
なっている。この光学系ベース55の表面は、静電気絶縁
のためにアルマイト処理が施されている。
また、56は透過性に優れた板ガラスで、原稿Dの移動
進路のガイダンスとして用いられるものである。この板
ガラス56の下方には、基準色補正板57が設けられてお
り、上記光電変換素子54から得られるシェーディング歪
みノイズや画素間ばらつき等を含んだ画像信号を補正す
るための白基準補正用データを読取るために用いられ
る。この基準色補正板57は、汚れに強い特殊コーティン
グが施されており、弱い弾力性を持ったスプリング58に
よって板ガラス56方向に常時押圧付勢されており、上記
板ガラス56と軽く接触するようになっている。
また、第1原稿検知器59は、装置に挿入された原稿D
を検知し、上記基準色補正板57による白基準補正用デー
タの読取り開始のタイミングを発生させるものである。
第2原稿検知器60は、原稿D上の画像情報の読取り開始
のタイミングを発生させるものであり、第3原稿検知器
61は、原稿Dが排出されるタイミングを検知するもので
ある。
また、62は原稿給紙ローラ、63は原稿搬送ローラ、64
は原稿排紙ローラで、それぞれ、挿入された原稿Dを装
置内部に送出し、搬送し、排出するために使用される。
これらローラ62、63、64は、上段ローラがプラスチック
製、下段ローラがゴム製となっており、上段の各ローラ
は軸受側に遊びがもたせており、原稿の厚さに対応して
上下動ができるようになっている。
また、65は駆動源としてのステッピングモータであ
り、このステッピングモータ65からの動力はベルト66
a、66bにより各ローラ62、63、64に伝達されるようにな
っている。
また、67は電源装置であり、コントローラ基板68やス
テッピングモータ65に直流電圧を供給するようになって
いる。また、69は原稿の挿入案内をするための手差しガ
イド、70は装置本体5に挿脱可能な排紙トレイ、71は装
置本体5と印刷装置4との間で信号を伝達するためのイ
ンタフェースコネクタ、72は装置本体5に電源を供給す
る電源ケーブルである。
以上のように構成される原稿読取装置5は、手差しガ
イド69により位置合せされた原稿Dが原稿挿入口3に挿
入されると、第1原稿検知器59により、原稿Dが挿入さ
れた旨が検知されてステッピングモータ65が駆動され、
この動力がベルト66aにより原稿給紙ローラ62、原稿搬
送ローラ63に伝達され、原稿Dの搬送が開始される。こ
の原稿Dが搬送されて第2原稿検知器60の配設位置を通
過することにより、基準色補正板57の読取りが開始さ
れ、次に行なう原稿Dの読取の際の補正用データとされ
る。原稿Dがさらに搬送されて、板ガラス56と基準色補
正板57との間を案内され、棒状レンズアレイ53の下に至
ると、キセノン放電管51により光を照射されて、その反
射光が棒状レンズアレイ53に導かれ、光電変換素子54上
に結像される。この光電変換素子54では、結像された反
射光が電気信号に変換され、この変換された画像信号
は、インタフェースコネクタ71を介して印刷装置4内部
のメモリ80に送出される。このようにして、搬送される
原稿Dの全ての画像情報が読取られると、原稿排紙ロー
ラ64により装置外部に排出され、装置から引出された排
紙トレイ70上に集積されるようになっている。
一方、印刷装置4内部のメモリ80に記憶された原稿D
の1枚分の画像情報は、次に説明する画像形成のために
用いられる。
印刷装置4は、第1図に示すように構成されている。
すなわち、筐体2の内部にはドラム7が回転可能に設け
られている。このドラム7は、図示しない駆動機構によ
って、少なくとも第1の速度v1と第2の速度v2で図示矢
印方向に回転させることができるようになっている。す
なわち、印刷制御部6からの制御信号により、第1の速
度v1として10〜50mm/secの速度が、第2の速度v2として
500mm/sec以上の速度が選択されて駆動されるようにな
っている。
ドラム7の外周部には、像担持体としての感熱粘着紙
8が張設されている。この感熱粘着紙8は、例えば基板
上に熱溶融性を有する樹脂を5〜30μmの厚さに塗布し
たもの、または、粘着性材料を非粘着性材料で被覆して
マイクロカプセル化したものを塗料化した塗布したもの
などが用いられ、ドラム7の外周を取巻くように1周し
ている。この感熱粘着紙8は、印刷を行なうべき原稿D
が変わる毎に、新たに所定のサイズ分ずつ供給ロール10
からドラム7上に繰り出されるとともに、使用済の部分
を巻取ロール11に巻取るようになっている。
ドラム7の外周部に対向して配置された熱記録ヘッド
16は、図示矢印AB方向に移動可能に配設され、後述する
マスター像作成時は、印刷制御部6からの制御信号によ
り図示矢印A方向へ移動して感熱粘着紙8に接触するよ
うにセットされ、印刷時は図示矢印B方向へ移動して感
熱粘着紙8から離れて待機するようになっている。そし
て、マスター像作成時は、上記原稿読取装置5によって
読取られた画像情報に対応した信号により駆動され、選
択的に発熱して感熱粘着紙8上に画像情報に対応した熱
パターン像を形成する。この熱記録ヘッド16は、通常の
熱転写型プリンタ等に用いられている熱記録ヘッドが用
いられる。
また、ドラム7の回転周方向に沿って、第1の磁性粉
像形成手段としての第1現像器21と、第2の磁性粉像形
成手段としての第2現像器22が配置されている。
上記第1現像器21は、いわゆる磁性一成分現像方式を
採用し、キャリアレストナーである第1の磁性現像剤23
が収容されている。この第1の磁性現像剤23は、従来用
いられている磁性体よりも残留磁化が大きく保磁力も大
きいものを用いる。例えば、磁化特性の優れたバリウム
フェライトや、γ−Fe2O3、Fe3O4、Co−γ−Fe2O3、CrO
2、Fe(メタル粉)等の微粉からなるものが好適であ
る。なお、後述する着磁装置42による磁界中で容易に永
久磁化できるものであればよいから、上記以外の高磁化
特性を有する磁性粉が使われてもよい。これらの微粉を
結着樹脂に対して20〜80重量%混合させ、平均粒径が1
〜30μmの粒子とし、これを第1の磁性現像剤23とす
る。また、樹脂中に分散させずに、平均粒径1〜30μm
の上記磁性体をそのまま現像剤として用いても良い。
この第1の磁性現像剤23は、マグネットスリーブ24の
回転に伴って感熱粘着紙8側に運ばれるようになってい
る。
上記第2現像器22には、第2の磁性現像剤26が収容さ
れている。この第2の磁性現像剤26としては、電気抵抗
が大きくかつ残留磁化の少ないFe2O4等の磁性微粉から
なる磁性一成分トナーが適する。この第2の磁性現像剤
26は、マグネットスリーブ27の回転に伴って感熱粘着紙
8側に運ばれるようになっている。
さらに、ドラム7の回転周方向に沿って、転写前コロ
ナ帯電器29と、用紙供給部30と、転写手段としての無端
状の転写ベルト31が配置されている。上記帯電器29は、
上記第1の磁性現像剤23に吸着された第2の磁性現像剤
26を均一に帯電させるものである。用紙供給部30は、記
録紙収容部32に積層されている被画像形成媒体の一例と
しての記録紙33を、ガイド34を経て転写ベルト31と感熱
粘着紙8との間に同期して送出するものである。
転写ベルト31は、導電材料からなるベルト本体の表面
に、厚さが20〜40μm程度のポリエステル等の誘電体フ
ィルムを積層したものであり、上記帯電器29による転写
前コロナとは逆極性の約1000ボルトのバイアス電圧が印
加される。転写ベルト31の搬送終端側には、周知のヒー
トローラ式定着装置36と排紙台37が配置されている。な
お転写ベルト31に上記バイアス電圧を印加する代りに、
コロナ放電によって記録紙33を帯電させるようにしても
よい。
さらに、ドラム7の回転周方向に沿って、着磁装置42
が設けられている。この着磁装置42には、磁気ヘッド46
が感熱粘着紙8の有効幅の全長にわたって設けられてい
る。
次に、上記構成の画像形成装置1の動作について説明
する。原稿読取装置5によって原稿Dの読取りを開始す
ることに伴い、印刷制御部6からの制御信号によりドラ
ム7と感熱粘着紙8が一体となって第1の速度v1で図示
矢印方向に回転するとともに、熱記録ヘッド16が感熱粘
着紙8に接触するまで図示矢印A方向に移動する。この
状態で、上記原稿読取装置5により読取られてメモリ80
に記憶されている画像情報が、公知の手段により信号化
され、熱記録ヘッド16に供給される。これにより、第3
図(a)に示すように、熱記録ヘッド16が画像情報に応
じて選択的に発熱し、この熱記録ヘッド16に接触する部
分の感熱粘着紙8が加熱される。これにより、熱を印加
された感熱粘着紙8の部分に粘着性が現われる。この動
作を次々に繰返すことにより、感熱粘着紙8上に粘着性
パターンによる像が形成される。
こうして得られた粘着性パターンによる像は、第3図
(b)に示すように、第1現像器21を通過することによ
り、粘着性が現われている部分に第1の磁性現像剤23が
付着されて現像され、第1の磁性粉像が形成される。こ
の第1の磁性粉像形成工程においては、物理的な粘着力
のみが必要とされ、例えば静電像を形成する場合などの
ような電力は不要なものとなっている。。
さらに、ドラム7と感熱粘着紙8は、第3図(c)に
示すように、第1の速度v1で着磁装置42の所まで回転し
て移動することにより、磁気ヘッド46によって永久磁化
される。これにより、第1の磁性現像剤23によるマスタ
ー像45が得られ、マスター像形成工程が完了する。な
お、上記着磁装置42に印加される電圧は、第2の磁性現
像剤26による現像が容易に行えるように、磁化の方向を
周期的に変化させる交流磁場を形成するようになってい
る。また、上記永久磁化の際は、感熱粘着紙8自体は非
磁性体であるので磁化されることはなく、マスター像45
のみに着磁が行なわれる。
なお、上記磁気ヘッド46は、感熱粘着紙8の幅方向に
同一極性の磁界を与えるだけでよいので、長尺ではある
が構造の単純なものを使用できる。
上記したようにドラム7が最初の1回転(マスター像
形成工程)を行なう間に、磁化されたマスター像すなわ
ち磁気潜像としての磁化パターンが形成される。引続き
ドラム7は回転させられるが、2回転目以降は印刷制御
部6からの制御信号により、第2の速度v2で高速回転さ
せられ、この高速回転下において第2現像器22による現
像と記録紙33への転写とが行なわれる。
すなわち、前述したマスター像形成工程により磁化さ
れているマスター像45が第2現像器22の所まで移動して
くると、第3図(d)に示すように、第2の磁性現像剤
26がマスター像45の磁力に引付けられ、マスター像45の
表面上に第2の磁性現像剤26が付着する。こうして第2
の磁性粉像が形成される。この第2の磁性現像剤26は磁
力によりマスター像45に吸着されるため、電荷を与えて
おく必要はない。なお、上記第2現像器22に設けられて
いるマグネットスリーブ27の磁力は、磁化されたマスタ
ー像45の磁力との間で所定の均衡をとるように調整され
ている。つまり、第2の磁性現像剤26をマスター像45の
方へ運搬するためのマグネットスリーブ27の磁力が大き
すぎると、現像効率が悪くなってしまい鮮明な画像が得
られず、さらに、第1の磁性現像剤23の保持力より大き
な外部磁場をマグネットスリーブ27により形成するとマ
スター像45が消失してしまうことになる。逆に、マグネ
ットスリーブ27の磁力が小さすぎると第2の磁性現像剤
26の運搬がうまくできず、鮮明な画像が得られないこと
になる。そこで、以上を考慮して、上記2つの磁力の均
衡を図るべくマグネットスリーブ27の磁力が調整されて
いる。
このようにして形成された第2の磁性粉像は、第3図
(e)に示すように、帯電器29による転写前コロナ放電
を受けることによって、マイナス電荷が与えられる。
用紙供給部30から1枚ずつ送出されてくる記録紙33
は、転写ベルト31によってドラム7の回転方向に同期し
て移送されつつ、感熱粘着紙8と転写ベルト31との間に
挟まれる。転写ベルト31には、第3図(f)に示すよう
に、転写前コロナと逆極性のバイアス電圧が印加されて
いるため、第2の磁性現像剤26は次々と記録紙33側に静
電転写されることになる。
転写後の記録紙33は、転写ベルト31の走行に伴ってヒ
ートローラ式定着装置36の所まで送られ、加熱と同時に
加圧されることにより画像の定着が行なわれたのち、排
紙台37上に排出される。
なお、第2の磁性現像剤26に摩擦帯電性のあるトナー
を用いることにより、現像時に充分帯電させておくこと
ができれば、上記帯電器29による転写前コロナ放電を省
略することが可能である。但し、高速転写を行なう必要
がある場合などのように短時間で確実に静電転写させる
には、転写前コロナ放電を実施することで第2の磁性現
像剤26に充分な電荷を与えておくのがよい。
引続き同一原稿から2枚目以降の複製を行なうには、
第2の磁性粉像形成工程(第3図(d))と転写前コロ
ナ放電(第3図(e))および転写工程(第3図
(f))を第2の速度v2で繰返すことにより、同じ内容
のものを何枚でも複製することができる。つまり、一旦
マスター像45の形成と磁化を行なったのちは、粘着パタ
ーン像作成工程(第3図(a))、第1の磁性粉像形成
工程(第3図(b))、着磁工程(第3図(c))を一
切行なわずに済む。そして、粘着パターン像作成に要す
る電力を定着装置36の駆動に充当することができる。
なお、原稿1枚に対する複数枚の複写が終了すると、
感熱粘着紙8はマスター像45が定着しているサイズ分だ
け巻取ロール11に巻取られるとともに、未使用の新たな
長さ分がドラム7上に繰り出される。
上述したように、本実施例によれば、2枚目以降の複
製を行なう場合はマスター像形成工程を省略できるので
省電力化が図れるばかりでなく、マスター像の形成後は
高回転速度v2で印刷を遂行できることにより、複写速度
を著しく高速化できる。また、同一原稿からの複製枚数
が多くなればなるほど1枚当りのコストが安くつく。ま
た、2枚目以降の複製においては画像形成工程が短くて
済むので、複製速度に対応して現像速度を速める必要は
なく、現像速度に無理が生じないので画質の低下を防止
できるものとなっている。さらに、第1の磁性現像剤23
はマスター像を得るために使われるものであり実際のコ
ピー色とは関係がないから、色彩はどのようなものであ
っても構わない。従って磁化の容易な材料を選び易いと
いう利点がある。
なお、粘着性パターン像を形成する手段としては、上
記した他に、従来から知られている感熱記録技術を用い
ることができる。すなわち、第4図に示すように、感熱
粘着紙8に層重させた原稿Dの背後からフラッシュラン
プ90により光を照射することにより、原稿D中の光吸収
の多い部分(黒い部分)が加熱され、この加熱された部
分に接触する感熱粘着紙8の対応部分8aが伝導加熱され
て粘着性が生じ、これにより粘着性パターン像を形成す
ることができる。このようにして形成された粘着性パタ
ーン像は、上記実施例において示した、第3図(b)〜
(f)の工程と同一の工程による画像形成に供すること
ができる。
また、本発明装置は複写機として使用できるのは勿論
であるが、例えばレーザープリンタなどにおいて多くの
部数を複製する場合にもきわめて有効である。
[発明の効果] 上述したように本発明によれば、感熱粘着性物質を有
する像担持体に画像対応した粘着性パターン像を形成
し、この粘着性パターン像に磁性粉を付着せしめて、着
磁手段によって磁化することによりマスター像を作成
し、このマスター像の磁力を利用して磁性現像剤をマス
ター像に付着せしめ、この磁性現像剤を記録紙等の被画
像形成媒体に転写させるようにしたので、従来の電子複
写機と同様の簡単な操作によって印刷機と同様に同一原
稿からの多数枚複写が高速に行えるとともに、消費電力
が小さく、かつ画質の低下を防止できる画像形成装置を
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本発明の一実施例を示すもので、
第1図は画像形成装置の構成および印刷装置の内部構造
を概略的に示す断面図、第2図は原稿読取装置の内部構
造を概略的に示す断面図、第3図は画像形成工程を工程
順に示す説明図であり、第4図は本発明の他の実施例を
示す図である。 1……画像形成装置、5……原稿読取装置、7……ドラ
ム、8……感熱粘着紙(像担持体)、16……熱記録ヘッ
ド(粘着性パターン像形成手段)、21……第1現像器
(第1の磁性粉像形成手段)、22……第2現像器(第2
の磁性粉像形成手段)、23……第1の磁性現像剤、26…
…第2の磁性現像剤、29……転写前コロナ帯電器、31…
…転写ベルト(転写手段)、33……記録紙(被画像形成
媒体)、42……着磁装置(着磁手段)、45……マスター
像、46……着磁装置のヘッド。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】感熱粘着性物質を有する像担持体に対し画
    像信号に応じた加熱をすることによりパターン像を形成
    するパターン像形成手段と、 前記像担持体に対向して設けられ、前記パターン像形成
    手段によって形成された像にγ−Fe2O3、Fe3O4、Co−γ
    −Fe2O3、CrO2、Feから選択される第1の磁性1成分現
    像剤を付着させて現像する第1の現像剤像形成手段と、 前記像担持体に対向して設けられ、交流磁場を形成する
    ことにより、前記第1の現像剤像形成手段によって形成
    された現像剤像を永久磁化させマスター像を形成する着
    磁手段と、 前記像担持体に対向して設けられ、前記着磁手段によっ
    て形成されたマスター像に前記第1の磁性1成分現像剤
    よりも残留磁化の小さいFe2O4からなる第2の磁性1成
    分現像剤を付着させて現像する第2の現像剤像形成手段
    と、 前記第2の現像剤像形成手段によって形成された現像剤
    像を一様に特定の極性に帯電する帯電手段と、 前記第2の現像剤像形成手段によって形成された現像剤
    像を被画像形成媒体上に転写する転写手段と、 前記転写手段に、前記特定の極性と逆極性の電圧を印加
    する電圧印加手段と、 前記第1の現像剤像形成手段によって現像剤像が形成さ
    れる場合には、前記像担持体を第1の速度で回転させ、
    前記第2の現像剤像形成手段によって現像剤像が形成さ
    れる場合には、前記像担持体を第1の速度よりも大きい
    第2の速度で回転させる回転手段と、 を有することを特徴とする画像形成装置。
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