JPH03176188A - 感熱記録材料 - Google Patents

感熱記録材料

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JPH03176188A
JPH03176188A JP1315167A JP31516789A JPH03176188A JP H03176188 A JPH03176188 A JP H03176188A JP 1315167 A JP1315167 A JP 1315167A JP 31516789 A JP31516789 A JP 31516789A JP H03176188 A JPH03176188 A JP H03176188A
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JP
Japan
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heat
undercoat layer
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forming
layer
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JP1315167A
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English (en)
Inventor
Kazuya Nishikawa
西川 一哉
Masakazu Hakomori
箱守 正和
Masatoshi Maeda
前田 正俊
Kinya Abe
阿部 欣也
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New Oji Paper Co Ltd
Original Assignee
Oji Paper Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はロイコ染料と顕色剤との間の加熱発色反応を利
用した感熱記録材料において、特に、連続的な記録過程
でのサーマルヘッドへの粕の付着および蓄積を防止し得
る高感度の感熱記録材料に関するものである。
〔従来の技術〕
通常無色または淡色のロイコ染料と、フェノール類また
は有機酸との加熱発色反応を利用した感熱記録材料は古
くから知られており、特公昭43−4160号、特公昭
45−14039号、特開昭48−27736号等にも
発表されており既に広く実用化されている。
このような感熱記録材料はファクシミリ通信用プリンタ
ー用途を始め、コンピュータ一端末および各種計測用レ
コーダー、バーコード用ラベル等広範な分野に用いられ
ているが、特に最近、最大の用途であるファクシミリ用
等において高性能化、すなわち、記録速度の高速化が進
む中で、サーマルヘッドからの微小な熱エネルギーで高
い発色濃度で、且つ鮮明な画像が記録できる感熱記録材
料が強く要求されている。
これらの要求を満たすため、発色成分自体、即ちロイコ
染料および顕色剤の組成面での改良、これらの成分の溶
解を速め発色を促進するための増感剤の組成、さらには
これらの配合比率の適正化等、感熱発色層に関する様々
な工夫、改善が行われているのは当然であるが、感熱層
を形成する前の支持体の物性も記録性能に大きく関与す
ることが認識されている。
支持体の物性面での改善策の一つは、支持体の表面を平
滑化し、サーマルヘッドからの熱エネルギーを感熱記録
材料の表面に効果的に伝達せしめようとする試みであり
、例えば、特開昭58−65695に提示されるごとく
原紙自体を平滑にする方法、特開昭58−25986、
特開昭59−204594に提示されるごとく原紙表面
に特定の組成からなるアンダーコート層を形成し平滑化
を図らんとする方法が知られている。
特に、原紙と感熱発色層の間にアンダーコート層を形成
する方法は、原紙表面の繊維結合の粗さに起因する凹凸
がこのアンダーコート層によって被覆されるため、感熱
発色層を形成し、仕上げ処理を行ったのちの微視的領域
の表面が平滑で均一となり、記録時にサーマルヘッドと
感熱発色層の接触がよくなるため、著しい感度向上効果
を示す。
しかし、このようにアンダーコート層を形成した支持体
は原紙に比べその構造がち密となるため、加熱時に熔融
状態にある発色成分が支持体に十分吸着されず、サーマ
ルヘッドに付着し、記録が継続される過程で次第に蓄積
する。この“ヘッド粕”はサーマルヘッドから感熱発色
層への熱の伝導を妨げ、画質はもとより発色濃度を著し
く損なう結果となる。
このようなヘッド粕の防止対策としては、アンダーコー
ト層の組成を工夫したり、特開昭58−136492の
ごとく表面粗さを調節するなどの方法が提示されてはい
るが未だ満足し得る方法は見出されておらず、その改善
が強く望まれている。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明は、記録性能、即ち、高感度で且つ、連続記録過
程でのヘッド粕の発生が著しく少ない感熱記録材料の製
造法を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者らは、第一の要因である感熱記録材料の発色挙
動すなわち感度に対し、アンダーコート層を形成するこ
との効果を確認するとともに、第二の重要な要因である
ヘッド粕に関与する要因をアンダーコート層の構造およ
び物性の両面から鋭意研究した結果、感度が高くしかも
ヘッド粕の少ない感熱記録材料を発明するに至った。
すなわち、本発明は、ブリスト−法(J、TAPPI紙
バルブ試験方法No.51−=、に規定)により、軽油
1号(JIS K2204に規定)40μlを用い、吸
収時間800 msecの条件で測定したアンダーコー
ト層の液体転移量が、25m1/m″以上でかつ60r
nl/m’以下、さらに好ましくは35彪/m”以上で
かつ55mj!/m”以下であるアンダーコート層を形
成し、次いで感熱発色層を形成したものである。
なお、ここでいうブリスト−法とは従来TAP’PI標
準法に規定されているCobb吸液性試験法等が数秒〜
数100秒領域での吸液性を評価するものであったのに
対し、感熱記録時における短時間の挙動に近いミリ秒単
位の短時間の吸液性を評価し得る方法である。
本発明者等は、アンダーコート層の構造および物性と感
度およびヘッド粕の発生状況を細部に亘り研究したが、
特に、発色成分が油性物質であることに着目し、アンダ
ーコート層の親油性の程度を上記の条件で測定したブリ
スト−法による軽油1号の転移量で評価した結果これと
ヘッド粕の発生状況が密接に関連することを見出した。
これは、ヘッド粕に対し、加熱下で熔融状態にある発色
成分を如何に吸着させるかが重要であり、この発生の程
度は発色成分が親油性物質であることから、アンダーコ
ート層の親油性物質吸収能力に支配されることを意味す
るものである。
第1図は、アンダーコート層のブリスト−法による軽油
1号の転移量と感度およびヘッド粕発生状況の関係を示
したものであるが、第1図において縦軸は発色濃度(左
)及びヘッド粕付着状況(右)を示し、横軸はアンダー
コート層への軽油1号の転移量を示し、曲線1はヘッド
粕付着量と軽油1号の転移量の関係を、曲線2は発色濃
度と軽油1号の転移量との関係を示す。
転移量の増加につれてヘッド粕は連続的に改善される傾
向にあり、特に上記の条件での転移量測定値が25m!
!/m″以上になるとその改善効果は極めて顕著となる
ことを示している。しかし、60 mj!/ m’以上
の過度の条件では感度の低下を生じる場合がある。一般
に本発明の条件を満たすアンダーコート層の形成方法と
しては、(1)顔料およびバインダー等の配合を適切に
設定する方法、即ち、粗粒子顔料を用い、バインダーを
必要最小量添加する等により、塗膜の空隙を増加させる
方法、(2)化学的に親油性を付与して吸油能力を増す
方法、即ち、塗料中に親油性付与能力を有する界面活性
剤等を配合する方法、(3)粗構造にして物理的に吸油
能力を増す方法、即ち、焼成りレー等の高級油性顔料を
用い、Tgが10℃以上のSBRラテックスをバインダ
ーとする方法や、カチオン性物質を配合してその凝集力
を利用して空隙を高める方法、(4)(1)〜(3)の
併用等の手段があるが、(3)を主体に対策を講じた場
合、発色成分の支持体内部への浸透が過度に助長され、
感度に対し不利になることがある。
アンダーコート層の素材および組成に関し、全く制限要
素はなく、最終的に原紙上に形成されたアンダーコート
層塗膜が本特許請求の四記載の範囲内にあれば、本発明
の目的は達成される。
従って、アンダーコート層塗料用の顔料としては、例え
ばクレー、炭酸カルシウム、タルク、水酸化アルミニウ
ム、酸化亜鉛、二酸化チタン、シリカ、水酸化亜鉛、硫
酸バリウム等の無機顔料、ポリスチレン等を主成分とす
る有機顔料の中から任意に選定し、あるいは複数の顔料
を混合して用いることができる。
バインダーとしては、種々の分子量のポリビニルアルコ
ールおよびその誘導体、デンプンおよびその誘導体、メ
トキシセルロース、カルボキシメチルセルロース、メチ
ルセルロースおよびエチルセルロース等のセルロース誘
導体、ポリアクリル酸ソーダ、ポリビニルピロリドン、
アクリル酸アミド−アクリル酸エステル共重合体、アク
リル酸アミド−アクリル酸エステル−メタクリル酸共重
合体、スチレン−無水マレイン酸共重合体のアルカリ塩
、ポリアクリルアミドおよびその誘導体、アルギン酸ソ
ーダ、ゼラチン、カゼイン等の水溶性高分子の他、ポリ
酢酸ビニル、ポリウレタン、スチレン−ブタジェン共重
合体、ポリアクリル酸エステル、塩化ビニル−酢酸ビニ
ル共重合体、ポリブチルメタクリレート、エチレン−酢
酸ビニル共重合体、スチレン−ブタジェン−アクリル系
共重合体等のラテックスを用いることができる。
上記の顔料およびバインダーを主成分とするアンダーコ
ート履用の塗料には、必要に応じて、少量の顔料分散剤
、耐水化剤、消泡剤、腐敗防止剤等を配合することがで
きる。
また、本特許請求範囲の要件を満たすアンダーコート履
用の塗料は、上記の成分を適切に配合することによって
得ることができるが、さらに親油性を付与するための界
面活性剤、疎水化剤等の配合、空隙を高め吸油能力を増
すために例えば陽イオン性高分子等の配合も可能である
その塗工量に関しても特に厳格な制限はなく、原紙表面
を覆うに足る塗膜が形成されればよく、通常2〜15g
/m″の範囲である。
本発明の感熱発色層は主にロイコ染料、フェノール類ま
たは有機酸よりなる顕色剤、さらに必要に応じて増感剤
からなる。また、感熱発色層は有機または無機顔料を含
んでいなければならず、さらに必要に応じて、ワックス
類を含んでいてもよく、これらの成分を支持体に固着す
るだめのバインダーが必ず含まれていなければならない
ロイコ染料としては従来公知のものでよく、例えば下記
のものがあげられる。
クリスタルバイオレットラクトン、 3−(N−エチル−N−イソペンチルアミノ)−6−メ
チル−7−アニリノフルオラン、3−ジエチルアミノ−
6−メチル−7−アニリノフルオラン、 3−ジエチルアミノ−0−メチル−7−(0,pジメチ
ルアニリノ)フルオラン、 3− (N−エチル−p−)ルイジノ)−6−メチル−
7−アニリノフルオラン、 3−ピロリジノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン
、 3−ジブチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオ
ラン、 3−(N−シクロヘキシン−N−メチルアミノ)6−メ
チル−7−アニリノフルオラン、3−ジエチルアミノ−
7−(0−クロロアニリノ)フルオラン、 3−ジエチルアミノ−7−(p−)リフルオロメチルア
ニリノ)フルオラン、 3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−クロロフルオラ
ン、 3−ジエチルアミノ−6−メチルフルオラン、3−シク
ロへキシルアミノ−6−クロロフルオラン。
フェノール類または有機酸からなる顕色剤としては同じ
〈従来公知のものでよく、以下のものがその例としてあ
げられる。
ビスフェノールA1 p−ヒドロキシ安息香酸ベンジル、 ジ(4−ヒドロキシフェニル)酢酸n−ブチル、ビスフ
ェノール51 4−ヒドロキシ、4′ −イソプロピルオキシフェニル
スルホン、 1.1−ジ(4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン
、 1.7−ジ(ヒドロキシフェニルチオ)−3゜5−ジオ
キサへブタン。
いわゆる増感剤としては、融点50〜150℃の熱可融
性有機化合物が用いられるが、例えば、これも従来公知
のものでもよく、以下が代表例である。
p−ヒドロキシナフトエ酸フェニルエステル、p−ベン
ジルフェニル、 ベンジルナフチルエーテル、 ジベンジルテレフタレート、 p−ベンジルオキシ安息香酸ベンジル、炭酸ビフェニル
、 炭酸ジトリル。
また、感熱発色層中に配合される有機または無機の顔料
に制限はなく、前記の中間層に使用できる無機物粉体の
他、尿素−ホルマリン樹脂、スチレン−メタクリル酸共
重合物、ポリスチレン樹脂等の有機物粉体等が本発明の
要件を満たす範囲内で用いられる。
さらに本発明の感熱発色層は種々のワックス類を必要に
応じて含有することが可能である。
それらはパラフィン、アミド系ワックス、ビスイミド系
ワックス、高級脂肪酸の金属塩等、従来公知のものでよ
い。
また、感熱発色層に配合するバインダーについても従来
公知の前記のアンダーコート層に適用できるもののなか
から適宜選定することができる。
なお、感熱発色層形成後、スーパーカレンダー等により
最終的な仕上げ処理を行うのが記録性能を一層向上させ
る上で好ましい。
以上の要件を満たすことにより、アンダーコート層を形
成することによる感熱記録材料へのサーマルヘッドから
の熱エネルギー伝達性改善による感度向上効果と、アン
ダーコート層形成により劣化しがちなヘッド粕の発生を
十分補償し得る感熱記録紙を得ることができる。
以下、代表的な実施例を示し比較例と併せて具体的に説
明するが、本発明は下記の実施例の範囲に限定されるも
のではない。なお、実施例および比較例中の組成、濃度
および塗工量の表示はすべて重量を基準とする。
実施例−1 米坪50g/m’の上質紙に、 沈降性炭酸カルシウム(PC,白石工業■)100部 ポリカルボン酸系分散剤(アロンT−40゜東亜合成化
学@)  ・・ ・    1部ポリビニルアルコール
(PVA105.クラレ■)            
     2部スチレン−ブタジェンラテックス(JS
R0692、日本合成ゴム工業(11) 4部 を含有する35%濃度の塗料をメイヤーバーNo.10
を用いて塗工N 10.2 g / m’のアンダーコ
ート層を形成した。次いで105℃にて15分乾燥した
。本塗料は、粒径2μl以下の含有量が25%と、塗工
用顔料としては比較的粗い(50%メデイアン3.2μ
l)顔料を用い、バインター(ポリビニルアルコールお
よびスチレン−ブタジェンラテックス)を6部と必要最
小量にしたもので、このアンダーコート層をブリスト−
法により軽油1号40μEを用い、吸収時間3 Q Q
 msecで測定した転移量は27.2ml’/m’で
あった。
上記のアンダーコート層上に、 3−(N−エチル−N−インペンチルアミノ)−6−メ
チル−7−アニリツフルオラン10部 ビスフェノールA           20部p−ベ
ンジルビフェニール 20部 沈降性炭酸カルシウム・ ・    25部ポリビニル
アルコール・・   ・ 20部パラフィンワックス 
 ・・      5部を含有する20%濃度の塗料を
メイヤーバーNo.12を用いて塗工量5.7g/m”
の感熱発色層を形成した。次いで60℃にて15分乾燥
した後、スーパーカレンダーにより紙バルブ技術協会編
「紙パルプの種類とその試験法」に記載されている王研
式ベック平滑度776秒(以下実施例ふよび比較例に記
載される平滑度は本性による)に仕上げた。
20℃、65%RHの環境下に一夜調湿し、株式会社日
立製作所製感熱記録設備(HIFAX−45)を用いて
主走査繰り返し周期5 msecの条件下の記録試験と
ともに、松下電送株式会社感熱記録設備(Panafa
x IF−32)により黒色紙を複写し、サーマルヘッ
ドへの粕付着状態を観察し、5点法(5点満点)で評価
した。
上記の方法で作成した感熱記録材料の記録性能は、表1
に示されるとおり、0.15〜0.45mJの全印加エ
ネルギー領域で高い発色濃度を示し、ヘッド粕の付着状
態も4点と優れていた。
実施例−2 米坪50g/m’の上質紙に、 焼成りレー(アンシレックス−90゜ BNGBLHARu 社)      ・ ・   ・
 ・ ・ 100 部ポリカルボン酸系分散剤(アロン
T−40゜東亜合成化学@)  ・ ・     2部
ポリビニルアルコール(PVA 105.クラレ@) 
                5部スチレン−ブタ
ジェンラテックス(JSR0642、日本合成ゴム工業
@) 7部 を含有する35%濃度の塗料をメイヤーバーNo.10
を用いて塗工量10.5g/m”のアンダーコート層を
形成した。次いで105℃にて15分乾燥した。本塗料
は、吸油度の高い焼成りレーを顔料とし、さらにTgが
17℃と高いスチレン−ブタジェンラテックスを用いる
ことにより空隙の増加をねらったもので、このアンダー
コート層の実施例1と同様の条件で測定したブリスト−
法による軽油1号の転移量は39.2−/ m’であっ
た。
上記のアンダーコート層上に実施例1と同様の組成およ
び濃度の感熱発色層用塗料を、メイヤーバ−k12を用
いて塗工量5.9 g /ゴの感熱発色層を形成した。
次いで60℃にて15分乾燥した後、王研式ベック平滑
度802秒に仕上げた。なお、20℃、65%RHの環
境下に一夜調湿し、実施例1と同様の方法で感度および
ヘッド粕の発生状態を評価した。
上記の方法で作成した感熱記録材料の記録性能は、表1
に示されるとおり、0.15〜0.45mJの全印加エ
ネルギー領域で高い発色濃度を示し、ヘッド粕の付着状
態も5点と優れていた。
実施例−3 米坪50g/m”の上質紙に、 沈降性炭酸カルシウム(PC,白石工業a勾)100部 ポリカルボン酸系分散剤(アロンT−40゜東亜合成化
学Q@)1部 ポリビニルアルコール(PVA 105.クラレ@J)
5部 スチレン−ブタジェンラテックス(JSR0692、日
本合成ゴム工業@) 7部 カチオン性ポリアクリルアミド(サンフロック、三洋化
成工業■)  ・・・   1部を含有する35%濃度
の塗料をメイヤーバーNo.10を用いて塗工119.
8 g / m″のアンダーコート層を形成した。次い
で105℃にて15分乾燥した。本塗料は、顔料として
比較的粗い炭酸カルシウムを用い(実施例−1参照) 
さらに塗料にカチオン性物質を小遣配合することにより
乾燥過程でその凝集力により空隙の高い塗膜を形成した
もので、このアンダーコート層の実施例1と同様の条件
で測定したブリスト−法による液体の転移量は30.3
ml/m″であった。
上記のアンダーコート層上に実施例1と同様の組成およ
び濃度の感熱発色層用塗料を、メイヤーバーNo.12
を用いて塗工量6.1g/m’の感熱発色層を形成した
。次いで60℃にて15分乾促した後、スーパーカレン
ダーにより王研式ベック平滑度748秒に仕上げた。つ
いで、20℃、65%RHの環境下に一夜調湿し、実施
例1と同様の方法で感度およびヘッド粕の発生状態を評
価した。
上記の方法で作成した感熱記録材料の記録性能は、表1
に示されるとおり、0.15〜0.45mJの全印加エ
ネルギー領域で高い発色濃度を示し、ヘッド粕の付着状
態も4.5点と優れていた。
実施例−4 米坪50 g / m”の上質紙に、 沈降性炭酸カルシウム(PC,白石工業Ql)100部 ポリカルボン酸系分散剤(アロンT−40゜東亜合成化
学Q@)1部 ポリビニルアルコール(PVA 105.クラレ■) 
               5部スチレン−ブタジ
ェンラテックス(JSR0692、日本合成ゴム工業@
) 7部 市販アニオン性界面活性剤(SNディスパーザント、サ
ンノブコ■>      0.01部を含有する35%
濃度の塗料をメイヤーバーNo.10を用いて塗工量1
0.1 g / m’のアンダーコート層を形成した。
次いで105℃にて15分乾燥した。本塗料は、アンダ
ーコート層の親油性を増すことを目的にアニオン性界面
活性剤を配合したものであって、このアンダーコート層
の実施例1と同様の条件で測定したブリスト−法による
液体の転移量は28.3−/ m’であった。
上記のアンダーコート層上に実施例1と同様の組成およ
び濃度の感熱発色層用塗料を、メイヤーバーNo.12
を用いて塗工量5.7 g / m’の感熱発色層を形
成した。次いで60℃にて15分乾燥した後、スーパー
カレンダーにより王研式ベック平滑度752秒に仕上げ
た。なお、20℃、65%RHの環境下に一夜調湿し、
実施例1と同様の方法で感度およびヘッド粕の発生状態
を評価した。
上記の方法で作成した感熱記録材料の記録性能は、表1
に示されるとおり、0.15〜0.45mJの全印加エ
ネルギー領域で高い発色濃度を示し、ヘッド粕の付着状
態も4.5点と優れていた。
比較例−1 米坪50g/m″の上質紙にアンダーコート層を形成せ
ず、実施例−1と同様の組成の感熱発色層の塗料を、2
0%濃度でメイヤーバーN012を用いて塗工量6.0
 g / m’の感熱発色層を形成した。次いで105
℃にて15分乾燥した後、スーパーカレンダーにより平
滑度772秒に仕上げた。なお、20℃、65%RHの
環境下に一夜調湿後の平滑度は755秒であった。
上記の方法で作成した感熱記録材料の記録性能は、表1
に示されるとおり、ヘッド粕の付着状態は4点とよかっ
たが、0.15〜0.45 mJの全印加エネルギー領
域で低い発色濃度を示した。
比較例−2 米坪50g/ゴの上質紙に、 沈降性炭酸カルシウム(ブリリアント−15゜白石工業
@)    ・・・・ ・100部ポリカルボン酸系分
散剤(アロンT−40゜東亜合成化学Q@)   ・ 
      1部ポリビニルアルコール(PVA 10
5.クラレ@)                 5
部スチレン−ブタジェンラテックス(JSR0692、
日本合成ゴム工業@) 7部 を含有する35%濃度の塗料をメイヤーバーNo.10
を用いて塗工1110.1 g/m″のアンダーコート
層を形成した。次いで105℃にて15分乾燥した。こ
のアンダーコート層の実施例1と同様な条件で測定した
ブリスト−法による液体の転移量は13.5mi/m’
であった。
上記のアンダーコート層上に実施例1と同様の組成およ
び濃度の感熱発色層用塗料を、メイヤーバーNo.12
を用いて塗工量5.5 g / m’の感熱発色層を形
成した。次いで60℃にて15分乾燥した後、スーパー
カレンダーにより王研式ベック平滑度743秒に仕上げ
た。次いで、20℃、65%RHの環境下に一夜調湿し
、実施例1と同様の方法で感度およびヘッド粕の発生状
態を評価した。
上記の方法で作成した感熱記録材料の記録性能は、表1
に示されるとおり、0.15〜0,45mJの全印加エ
ネルギー領域で高い発色濃度を示したが、ヘッド粕の付
着状態は2点と著しく劣っていた。
比較例−3 米坪50g/m’の上質紙に、 沈降性炭酸カルシウム(PC,白石工業■)100部 ポリカルボン酸系分散剤(アロンT−40゜東亜合成化
学■)          1部ポリビニルアルコール
(PVA 105.クラレ■)           
      2部スチレン−ブタジェンラテックス(J
SR0642、日本合成ゴム工業@3) 4部 カチオン性ポリアクリルアミド(サンフロック、三洋化
成工業@)・      1部市販アニオン性界面活性
剤(SNディスパーザント、サンノブコ91)  ・・
  0.01部を含有する35%濃度の塗料をメイヤー
バーNo.10を用いて塗工量10.0 g / m’
のアンダーコート層を形成した。次いで105℃にて1
5分乾燥した。このアンダーコート層の実施例1と同様
な条件で測定したブリスト−法による液体の転移量は7
3.5 mji!/ m’であった。
上記のアンダーコート層上に実施例1と同様の組成およ
び濃度の感熱発色層用塗料を、メイヤーバーNo.12
を用いて塗工量5.3 g / m’の感熱発色層を形
成した。次いで105℃にて15分乾燥した後、スーパ
ーカレンダーにより王研式ベック平滑度743秒に仕上
げた。なお、20℃、65%RHの環境下に一夜調湿し
、実施例1と同様の方法で感度およびヘッド粕の発生状
態を評価した。
上記の方法で作成した感熱記録材料の記録性能は、表1
に示されるとおり、ヘッド粕の付着状態゛は4点とよか
ったが、0.15〜0.45mJの全印加エネルギー領
域で低い発色濃度を示した。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の詳細な説明するための図面であって
、縦軸は発色濃度及びヘッド粕の付着状況を示し、横軸
はアンダーコート層への軽油1号の転移量を示す。 1・・・ヘッド粕付着量と軽油1号のアンダーコート層
への転移量の関係を示す曲線2  ・発色濃度と軽油1
号のアンダーコート層への転移量の関係を示す曲線

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、支持体上にロイコ染料と顕色剤を主成分とする感熱
    発色層を形成する感熱記録材料において、原紙上に、ブ
    リストー法(J.TAPPI紙パルプ試験方法No.5
    1_−_8_7に規定)により、軽油1号(JISK2
    204に規定)40μlを用い、吸収時間800mse
    cの条件で測定した軽油1号の転移量が、25ml/m
    ^2以上、且つ60ml/m^2以下であるアンダーコ
    ート層を形成し、次いで感熱発色層を形成することを特
    徴とする感熱記録材料。
JP1315167A 1989-12-06 1989-12-06 感熱記録材料 Pending JPH03176188A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017056725A (ja) * 2015-09-16 2017-03-23 日本製紙株式会社 感熱記録体

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017056725A (ja) * 2015-09-16 2017-03-23 日本製紙株式会社 感熱記録体

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