JPH0317496Y2 - - Google Patents

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JPH0317496Y2
JPH0317496Y2 JP17638684U JP17638684U JPH0317496Y2 JP H0317496 Y2 JPH0317496 Y2 JP H0317496Y2 JP 17638684 U JP17638684 U JP 17638684U JP 17638684 U JP17638684 U JP 17638684U JP H0317496 Y2 JPH0317496 Y2 JP H0317496Y2
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capacitor
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【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本考案は、電話機等の有線通信用端末器の呼出
信号検出回路に関する。 〔従来の技術〕 従来、我国の電話機の呼出信号検出回路は第2
図に示すように構成され、この検出回路で検出さ
れる呼出信号は周波数16Hz、電圧85Vrmsに設定
されている。 そして、電話回線に接続された1対の平衡入力
端子T,Rに交換局を介して呼出信号が入力され
ると、該信号の電圧が整流平滑回路1に設けられ
たカツプリング用のコンデンサC1、抵抗R1を
介してツエナダイオードD1に印加される。 このツエナダイオードD1はカソードが抵抗R
1、コンデンサC1を介して一方の平衡入力端子
Tに接続され、アノードが他方の平衡入力端子R
に接続されている。 さらに、ダイオードD1に並列に平滑用のコン
デンサC2が設けられ、抵抗R1、コンデンサC
2により呼出信号の入力端子Tを正電圧とする一
方の極性成分(以下正極成分という)が積分平滑
される。 そして、呼出信号の正極成分の期間には、呼出
信号が第2図の実線矢印に示すように入力端子T
からコンデンサC1、抵抗R1、コンデンサC2
を介して入力端子Rに流れる。 また、呼出信号の入力端子Rを正電圧とする他
方の極性成分の期間には、ダイオードD1がオン
し、呼出信号が同図の破線矢印に示すように入力
端子RからダイオードD1、コンデンサC2の並
列回路、抵抗R1、コンデンサC1を介して入力
端子Tに流れる。 そして、正極成分に基づきコンデンサC2に生
じた比較的大きな正電圧の平滑出力により、呼出
信号の入力時はブザー発振回路2に設けられたト
ランジスタQが正帰還発振し、該トランジスタQ
の発振により電圧ブザーBが呼出音としてのブザ
ー音を出力する。 なお、トランジスタQはコレクタが抵抗R2を
介してダイオードD1のカソードに接続されると
ともに、エミツタが入力端子Rに接続されてい
る。 また、図中のR3,R4はトランジスタQのベ
ースバイアス用抵抗、R5はトランジスタQのベ
ースと電圧ブザーとの間に設けられた結合用抵抗
を示す。 一方、入力端子T,R間に通話の音声信号が入
力されると、この音声信号が周波数200Hz〜3200
Hz、電圧1Vrmsに設定され、音声信号の電圧が
呼出信号の電圧より低いため、発振回路2が動作
せず、ブザー音は出力されない。 すなわち、入力端子T,R間のインピーダンス
を決定するコンデンサC1、抵抗R1、コンデン
サC2の直列回路のインピーダンスは、音声信号
のように周波数の高い信号になるにしたがつて抵
抗R1の抵抗値に減少する。 一方、回路1からみた発振回路2の入力インピ
ーダンスは、抵抗R2,R3,R4,R5の総合
インピーダンスになる。 そして、抵抗R1の抵抗値に対して前記総合イ
ンピーダンスがかなり大きく、音声信号がほとん
ど抵抗R1、コンデンサC2を流れ、このとき、
コンデンサC2の平滑出力の電圧が極めて低くな
り、発振回路2は作動しない。 なお、入力端子Tから入力端子Rに流れる電流
は、音声信号の周波数にしたがつた入力端子T,
R間のインピーダンスの減少に応じて増加する。 ところで、有線通信用端末器に関しては、国毎
あるいは地域毎にそれぞれ独立した規格が設定さ
れ、我国では前述のように、呼出信号に対して周
波数16Hz、電圧85Vrms、音声信号に対して周波
数200Hz〜3200Hz、電圧1Vrmsが設定されてい
る。 一方、カナダではカナダ逓信省規格CS−03、
3−7−1項の“ON HOOK METALIC
IMPE−DANCE”の規格(以下カナダ規格とい
う)を満足することが決められている。 このカナダ規格は、目的等の説明はないが、オ
ンフツク中の音声信号に対する入力端子T,R間
のインピーダンス減少の許容量を決めている。 これはオンフツク中に音声周波数帯域内の信号
を用いたサービス、例えば電話機による他の機器
のコントロールサービス等を実施するために行わ
れていると思われる。 そして、製造時等に用いられる前記カナダ規格
の適否判定回路は第3図に示すように構成され、
同図において、SGは信号発生器、V1,V2は
発生器SGの両端間に直列に設けられた第1、第
2電圧計、3は判定される電話機であり、入力端
子Tが発生器SGと電圧計V2との接続点に接続
され、入力端子Rが電圧計V1,V2の接続点に
接続されている。 Rx,Ryはそれぞれ一端が入力端子Rに接続さ
れた抵抗、SWは2接点x,yが抵抗Rx,Ryの
他端にそれぞれ接続されたスイツチであり、切換
片が発生器SGと電圧計V1との接続点に接続さ
れている。 そして、判定の際は、スイツチSWを接点x又
はyのいずれかに接続して、発生器SGの出力周
波数および電圧を調整し、電圧計V2に所定の電
圧が印加されるようにする。 そして、電圧計V1の電圧が次表の最大電圧を
越えないか否かに基づき、越えないときは適合と
みなし、越えたときは適合しないとみなす。 なお、表のfは周波数である。
〔考案が解決しようとする課題〕
前記第2図の従来の呼出信号検出回路の場合、
音声信号に対する入力端子T,R間のインピーダ
ンスが減少する。 そのため、その検出回路が設けられた従来の国
内用の電話機は、カナダ向けの電話機として用い
ることができない。 すなわち、第2図の電話機をそのまま第3図の
適否判定回路に接続し、出力周波数200Hz〜3200
Hzに対して電圧計V2に1Vrmsが印加されるよ
うに発生器SGを調整すると、前述したように周
波数が高くなるにしたがつて入力端子T,R間の
インピーダンスが減少するため、スイツチSWの
切換後の電圧計V1の電圧が1Vrmsを越え、前
記カナダ規格に適合しなくなる。 したがつて、第2図の電話機をカナダ向けの電
話機とすることができず、例えば国内用及びカナ
ダ向けの電話機を製造する際のコスト低減等が図
れない問題点がある。 ところで、周波数が高くなつたときの入力端子
T,R間のインピーダンスを減少を抑えて大きく
し、前記カナダ規格に適合されるため、抵抗R
1、コンデンサC1,C2等の大きさを変えるこ
とが変えられる。 しかし、例えば最も簡単に抵抗R1の抵抗値を
大きくした場合は、呼出信号に対しても入力端子
T,R間のインピーダンスが大きくなり、トラン
ジスタQに供給される電圧が低下して呼出音が出
力されないかまたは低下する問題点が生じる。 また、抵抗R1だけでなくコンデンサC1,C
2等も変える場合は、その定数決定等の煩雑な設
計変更作業を要するとともに、抵抗R1、コンデ
ンサC1,C2等として新たな部品を多数要して
不経済になる問題点がある。 なお、実開昭55−61359号公報には、受信した
信号が呼出信号のときにオフし周波数の高いダイ
ヤルパルスのときにオンするトランジスタを発振
回路の入力に設け、呼出信号と周波数の高い信号
のときとで発振回路の側路用インピーダンスを可
変することが記載されている。 しかし、この公報の構成の場合にも、周波数の
高い信号のときに側路用インピーダンスが著しく
小さくなるため、第2図の構成の場合と同様の問
題点が生じる。 本考案は、第2図はダイオード等の一方向性半
導体素子を1個だけ接続付加する簡単かつ経済的
な構成により、呼出信号に影響を与えることなく
音声信号に対する平衡入力端子間のインピーダン
スを大きくするようにした呼出信号検出回路を提
供することを目的とする。 〔課題を解決するための手段〕 前記目的を達成するために、本考案の呼出信号
検出回路においては、1実施例に対応する第1図
に示すように、一方の平衡入力端子Tにカツプリ
ング用のコンデンサC1、抵抗R1を介してカソ
ードが接続されるとともにアノードが他方の平衡
入力端子Rに接続されたツエナダイオードD1
と、 該ダイオードD1のカソードにアノード側の端
子が接続され音声信号に対する両平衡入力端子
T,R間のインピーダンスを増加する一方向性半
導体素子〔ダイオードD2〕と、 該素子のカソード側の端子とツエナダイオード
D1のアノードとの間に設けられ前記一方向性半
導体素子を介した呼出信号を平滑する平滑用のコ
ンデンサC2と、 平滑用のコンデンサC2の平滑出力により駆動
されて呼出音を出力する発振回路〔ブザー発振回
路2〕とを備える。 〔作用〕 前記のように構成された本考案の呼出信号検出
回路の場合、第2図に一方向性半導体素子を1個
だけ接続付加して形成される。 そして、呼出信号、音声信号の正極成分(一方
の極性成分)は、一方の平衡入力端子Tからカツ
プリング用のコンデンサC1、抵抗R1、一方向
性半導体素子、平滑用のコンデンサC2を介して
他方の平衡入力端子Rに流れる。 このとき、一方向性半導体素子の順方向電圧降
下により、平衡入力端子T,Rからみたときのイ
ンピーダンスは増加する。 一方、両信号の負極成分(他方の極性成分)
は、他方の平衡入力端子Rからツエナダイオード
D1、抵抗R1、カツプリング用のコンデンサC
1を介して一方の平衡入力端子Tに流れる。この
とき、一方向性半導体素子の影響がなく、この半
導体素子による前記インピーダンスの増加はな
い。 そして、音声信号の電圧(例えば1Vrms)は
呼出信号の電圧(例えば45Vrms)より低く、音
声信号のときの前記順方向電圧降下に基づく前記
インピーダンスの増加は大きくなるが、呼出信号
のときの前記順方向電圧降下に基づく前記インピ
ーダンスの増加は少ない。 そのため、呼出信号に対してはあまり影響を与
えることなく、音声信号に対してのみ平衡入力端
子T,R間のインピーダンスを第2図の場合より
増加することが可能になる。 〔実施例〕 1実施例について、第1図を参照して説明す
る。 同図において、第2図と同一記号は同一のもの
を示し、異なる点は、ツエナダイオードD1のカ
ソードと抵抗R1との接続点aに一方向性半導体
素子としてのダイオードD2のアノードを接続
し、このダイオードD2のカソードをコンデンサ
C2、抵抗R2の接続点に接続した点である。 この場合、呼出信号、音声信号の正極成分は、
入力端子TからコンデンサC1、抵抗R1、ダイ
オードD2、コンデンサC2を介して入力端子R
に流れ、前記両信号の負極成分は、入力端子Rか
らダイオードD1、抵抗R1、コンデンサC1を
介して入力端子Tに流れる。 したがつて、両信号の正極成分に対してのみ、
ダイオードD2の順方向電圧降下が生じ、この電
圧降下により、入力端子T,R間のインピーダン
ス第2図より増加する。 この入力端子T,R間のインピーダンスは、と
くに、正極成分の電圧が小さく、順方向電圧降下
が約0.6Vのオン電圧に達するまでの間、極めて
大きい。 そして、国内用、カナダ向けのいずれであつて
も、呼出信号の電圧はダイオードD2のオン電圧
(約0.6V)より十分に大きく、音声信号の電圧は
1Vrms以下である。 そのため、呼出信号の電圧に比してダイオード
D2の順方向電圧降下が著しく小さく、呼出信号
に対しては入力端子T,R間のインピーダンスが
増加せず、ダイオードD2がほとんど影響を与え
ることがなく、ダイオードD2による発振回路1
の供給電圧の低下が防止される。 一方、音声信号の電圧に比してダイオードD2
の順方向電圧降下が大きく、音声信号に対しては
入力端子T,R間のインピーダンスが増加する。 この増加に基づき、第1図の電話機を第3図の
判定回路に接続して判定を行うと、200Hz〜3200
Hzの音声信号に対する電圧計V1の電圧が、ダイ
オードD2の順方向電圧降下分第2図の電話機を
接続したときより低くなり、電圧計V1の電圧が
1Vrmsを越えることがない。 そして、音声信号に対して電圧計V1の電圧が
1Vrmsを越えないため、前記カナダ規格に適合
することになる。 したがつて、国内用の第2図の電話機にダイオ
ードD2を1個だけ接続付加するのみでカナダに
も輸出可能な電話機を製造することができる。 このとき、抵抗R1、コンデンサC1,C2等
は変更は不要であり、極めて経済的に国内用、カ
ナダ向けのいずれかにも適合する電話機を提供す
ることができる。 そして、前記実施例ではダイオードD2により
一方向性半導体素子を形成したが、トランジス
タ、サイリスタなどを用いてもよいのは勿論であ
る。 また、電話機以外の有線通信端末器の呼出検出
回路に適用できるのも勿論である。 〔考案の効果〕 本考案は、以上説明したように構成されている
ため、以下に記載する効果を奏する。 カツプリング用のコンデンサC1、抵抗R1、
ツエナダイオードD1、平滑用のコンデンサC2
および発振回路の従来回路構成に一方向性半導体
素子を接続付加し、、この半導体素子の順方向電
圧降下に基づき、平衡入力端子T,R間のインピ
ーダンスを電圧の低い音声信号に対してのみ大き
くしたため、抵抗R1、コンデンサC1,C2等
の大きさを変えることなく一方向性半導体素子を
1個だけ接続付加する簡単かつ経済的な構成によ
り、呼出信号に影響を与えることなく、音声信号
に対する平衡入力端子T,R間のインピーダンス
を高くすることができ、国内及びカナダ向けのい
ずれにも適合する電話機を安価に製造すること等
ができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の呼出信号検出回路の1実施例
のブロツク図、第2図は従来例のブロツク図、第
3図はカナダ逓信省規格の適否判定回路のブロツ
ク図である。 C1……カツプリング用のコンデンサ、C2…
…平滑用のコンデンサ、D1……ツエナダイオー
ド、D2……一方向性半導体素子としてのダイオ
ード、R1……抵抗、T,R……平衡入力端子、
2……ブザー発振回路。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 低周波の呼出信号及び該呼出信号より高周波か
    つ低電圧の音声信号が1対の平衡入力端子に入力
    される有線通信用端末機に設けられ、前記呼出信
    号の一方の極性成分の平滑出力により呼出音を出
    力する呼出信号検出回路において、 一方の前記平衡入力端子にカツプリング用のコ
    ンデンサ、抵抗を介してカソードが接続されると
    ともにアノードが他方の前記平衡入力端子に接続
    されたツエナダイオードと、 該ダイオードのカソードにアノード側の端子が
    接続され前記音声信号に対する前記両平衡入力端
    子間のインピーダンスを増加する一方向性半導体
    素子と、 該素子のカソード側の端子と前記ダイオードの
    アノードとの間に設けられ前記一方向性半導体素
    子を介した前記呼出信号を平滑する平滑用のコン
    デンサと、前記平滑用のコンデンサの平滑出力に
    より駆動されて前記呼出音を出力する発振回路と
    を備えた呼出信号検出回路。
JP17638684U 1984-11-20 1984-11-20 Expired JPH0317496Y2 (ja)

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