JPH03172896A - 電子楽器 - Google Patents

電子楽器

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JPH03172896A
JPH03172896A JP1310729A JP31072989A JPH03172896A JP H03172896 A JPH03172896 A JP H03172896A JP 1310729 A JP1310729 A JP 1310729A JP 31072989 A JP31072989 A JP 31072989A JP H03172896 A JPH03172896 A JP H03172896A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、鍵盤等の演奏操作手段において同時に発音
指定された音の数に応じて、ギターのような特定の楽器
の演奏法を自動的に模倣した楽音を発音することのでき
る電子楽器に関する。
〔従来の技術〕
ギターのストローク奏法を自動的に模倣するようにした
電子楽器の従来例としては実開昭57−93995号に
示されたものがある。そこでは、鍵盤での押鍵に基づく
コード音(和音)を、1音づつ音高類に発音タイミング
を順次ずらして発音することにより、ギターのストロー
ク奏法を自動的に模倣するようにしている。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記従来技術においては、ギターのストローク奏法を自
動的に模倣するモードに一旦設定すると、ストローク奏
法を模倣する発音制御を常時行なうようになっているた
め1本来のストローク奏法にはそぐわないような発音$
制御がなされてしまうことがあった。例えば鍵盤での押
鍵に基づき自動的に複数のコード音を形成するような場
合はあまり問題ではないが、鍵盤での押鍵をそのままコ
ード音とするような場合は、押鍵数が少ない場合はコー
ド音も少数であり、これを順次発音してもストローク奏
法らしさはあまり得られない、換言すれば、同時発音す
べき音数が通常のコード音の数に匹敵するような場合は
ストローク奏法になじむが、同時発音すべき音数が通常
のコード音の数よりも少ないような場合はストローク奏
法になじまず、むしろ通常の発音を指向している押鍵演
奏操作であるとみなすのが音楽的にはペターである。し
かるに、従来技術においてはこのような配慮がなされて
いなかったため、押鍵数にかかわらず一律にストローク
奏法の模倣が行なわれてしまい、本来のストローク奏法
にはそぐわないような発音制御がなされることがあった
これに対しては、和音検出回路を設け、正常な和音を検
出した場合のみストローク奏法に従う自動発音を行なう
ことも考えられるが、そうすると。
和音検出回路を余分に必要とするためコスト高になると
いう問題点と、通常の和音検出回路では検出できない複
雑な和音若しくは意識的に非協和音を押鍵演奏した場合
はストローク奏法での自動発音が行なえなくなるという
問題点がある。
この発明は上述の点に鑑みてなされたもので。
ギターのような特定の楽器の演奏法を自動的に模倣した
楽音を、音楽的に合理的に発音することのできる電子楽
器を提供しようとするものである。
〔課題を解決するための手段〕
この発明に係る電子楽器は1発生すべき楽音を指定する
ための複数の鍵若しくは操作子を具えた演奏操作手段と
、この演奏操作手段によって指定された音の数を検出す
る検出手段と、前記検出手段によって検出された指定音
数に応じて、各指定音に対応する楽音を順番に発音する
自動発音モードとするか否かの選択を行なうモード自動
選択手段と、前記演奏操作手段による指定音に対応する
楽音を発生するものであり、前記モード自動選択手段に
よって選択されたモードに従って各指定音に対応する楽
音の発音を制御する楽音発生手段とを具えたものである
。これを図によって示すと第1図のようである。
〔作  用〕
演奏操作手段によって指定された音の数が検出手段によ
り検出され、この指定音数に応じて、各指定音に対応す
る楽音を順番に発音する自動発音モードとするか否かの
選択が、モード自動選択手段によってなされる0例えば
、指定音数が所定数以上の場合は自動発音モード、所定
数未満の場合は指定音を通常通り発音する通常発音モー
ド、というように、指定音数に応じて発音モードの自動
選択がなされる。楽音発生手段においては、指定音に対
応する楽音を発生し、選択されたモードに従って、この
楽音の発音を制御する。
これにより、例えばギターのストローク奏法を模倣する
場合は、演奏操作手段(例えば鍵盤)で同時に指定され
た音の数に応じて、自動発音モード(すなわちストロー
ク奏法のモード)と通常発音モードの切り換えが自動的
になされる。例えば3鍵以上の鍵が同時に押鍵されれば
これらの押鍵音をストローク奏法で自動発音するが、3
鍵未満であればストローク奏法での自動発音は行なわず
に通常発音とする、というような音楽的に合理的な発音
制御を自動的に行なうことができるようになる。なお、
演奏者は、実際のストローク奏法で演奏する必要はなく
、単に所望の音を同時に指定する操作を行なうだけでよ
い。
なお、指定音に対応する楽音を順番に発音する自動発音
モードとしては、上述のようなギターのストローク奏法
に限らず、アルベジョ奏法などその他適宜のものを含む
また、モード自動選択手段では、各指定音に対応する楽
音を順番に発音する自動発音モードのみならず、更に他
の自動発音モードをも指定音数に応じて自動選択するよ
うになっていてもよい。例えば、指定音が3音以上であ
れば各指定音に対応する楽音を順番に発音する自動発音
モード(ストローク奏法やアルペジョ奏法など)を選択
し、2音以下または1音であればトレモロ発音モードを
選択する、というようにしてもよい、また、1音であれ
ばトレモロ発音モードを選択するようにした場合は、2
音であれば通常発音モードを選択するようにしてもよい
〔実施例〕
以下、添付図面を参照してこの発明の一実施例を詳細に
説明しよう。
第2図はこの発明に係る電子楽器の一実施例を示すハー
ド構成ブロック図であり、この例では、中央処理ユニッ
ト(CPU)10、プログラムROMII、データ及び
ワーキングRAM12を含むマイクロコンピュータの制
御の下で各種処理が実行される。データ及びアドレスバ
ス13を介して鍵盤回路上4.操作パネル15等その他
各種回路がマイクロコンピュータに接続されている。
鍵盤回路14は、発生すべき楽音の音高を指定するため
の複数の鍵を具えた鍵盤に対応して設けられており、該
鍵盤の6鍵に対応するキースイッチを含む回路である。
操作パネル15は、音色、音量、音高、各種効果、リズ
ム、テンポ等を選択・設定・制御するための各種操作子
を含むものである。演奏者の好みによって演奏モードを
手動選択するためのモード切換操作子16を含んでいる
モード切換操作子16における操作子配列の一例を示す
と第3図のようである。ここで、アップストロークモー
ドスイッチ5TRU、ダウンストロークモードスイッチ
5TRD、アルペジョモードスイッチARPは、押鍵音
に対応する楽音を順番に発音する各種の自動発音モード
を選択するためのものである。ノーマルモードスイッチ
NORMは、押圧鍵の楽音を通常通りに(例えば押鍵操
作通りに)発音する通常発音モードを選択するためのも
のである。
すなわち、この実施例では、演奏者によるスイッチ5T
RU、5TRD、ARPの選択操作によって「アップス
トロークモード」、「ダウンストロークモード」、「ア
ルペジョモード」の3種の自動発音モードのうちいずれ
か1つが選択可能であり、選択された1つの自動発音モ
ードに関してこの発明に従う発音モードの自動選択処理
がなされる。この発明に従う発音モードの自動選択処理
とは、この実施例では、上記自動発音モードとするかあ
るいは自動発音モードとせずに通常発音モードとするか
の選択(切換)を、押鍵数に応じて行なうことである。
アップストロークモードスイッチ5TRUにより選択さ
れる「アップストロークモード」とは、高音から低音に
移行するストローク奏法を模倣するものであり、詳しく
は、複数の各押鍵音に対応する楽音を高音類にその発音
タイミングをテンポクロックタイミングより短い時間間
隔(例えばこれをストロークデイレイタイミングという
ことにする)で順次ずらして発音するモードである。
ダウンストロークモードスイッチ5TRDにより選択さ
れる「ダウンストロークモード」とは、低音から高音に
移行するストローク奏法を模倣するものであり、詳しく
は、複数の各押鍵音に対応する楽音を低音類にその発音
タイミングをテンポクロックタイミングより短い時間間
隔(すなわちストロークデイレイタイミング)で順次ず
らして発音するモードである。
アルペジョモードスイッチARPにより選択される「ア
ルペジョモード」とは、アルペジョ奏法を模倣するもの
であり、詳しくは、複数の各押鍵音に対応する楽音をア
ルペジョパターンに従う音高類にその発音タイミング(
このタイミングは拍子タイミングに同期している)を順
次ずらして発音するモードである。
ノーマルモードスイッチNORMは、発音モードを強制
的に通常発音モードにするためのものであり、このスイ
ッチNORMによりノーマルモードが選択された場合は
、この発明とは無関係に、強制的に通常発音モードとさ
れる。つまり、この発明に従う発音モードの自動選択処
理が事実上無効とされる。
第2図に戻ると、パターンメモリ17においては、リズ
ムパターンやアルペジョパターン、ストロークパターン
等各種の自動発音パターンあるいは自動演奏パターンを
記憶しているものである。
楽音発生手段であるトーンジェネレータTOは、鍵盤で
押圧された鍵に対応する音高の楽音信号を発生するもの
であり、その際に、各音の発音タイミングは、自動発音
モードが選択されている場合にはその自動発音モードに
対応する自動発音パターンに従って制御される。トーン
ジェネレータTGから出力された楽音信号はサウンドシ
ステム18を経由して空間的に発音される。なお、複数
音の同時発音を可能にするために、トーンジェネレータ
TGは複数の楽音発生チャンネルを有していてよい。ま
た、各楽音発生チャンネルに対する押圧鍵の発音割当て
処理は通常知られた手法により行なってよい。このトー
ンジェネレータTOにおける楽音信号発生方式は公知の
どのような楽音信号発生方式を使用してもよい。勿論、
通常知られているように、操作パネル15における音色
選択操作子による音色選択に応じて、選択された音色の
楽音信号をトーンジェネレータTOでは発生する。
テンポクロック発生器19は、拍子の最小タイミングを
設定するテンポクロツタパルスTMPを発生する。この
テンポクロックパルスTMPの周波数は、データ及びア
ドレスバス13を介して与えられるテンポセレクトデー
タTDにより調整可能である。
タイマ20は、ストロークデイレイタイミングを設定す
るデイレイタイマDTMと、同時押鍵数検出のための待
ち時間タイマTXとを含む。データ及びアドレスバス1
3を介して与えられるデイレイタイムデータDTにより
デイレイタイマDTMの動作時間が設定され、待ち時間
データTXDにより待ち時間タイマTXの動作時間が設
定される。デイレイタイマDTMの出力DTMOはスト
ロークデイレイタイミングの到来を示す信号としてCP
UI Oに与えられる。待ち時間タイマTXの出力TX
○は待ち時間の満了を示す信号としてCPUl0に与え
られる。CPUl0では上述のテンポクロックパルスT
MPとデイレイタイマ出力DTMOを割込み信号とし、
その都度所定の割込みルーチンを実行する。
データ及びワーキングRAM12内あるいはCPUl0
内の主要なレジスタについて示すと次の通りである。
KEYBUFI (キーバッファ1):各楽音発生チャ
ンネル毎にそこに割当てられた鍵のキーコードをストア
するもので、例えば同時最大発音数が8であるとすると
、8音分の押圧鍵のキーコードが記憶可能である。
KEYBUF2 (キーバッファ2):KEYBUFI
に記憶されているキーコードを、音高順に並べ替えて記
憶するものである。
CLK (テンポクロックカウンタ):テンポクロック
パルスTMPの割込みがなされる毎にインクリメントさ
れ、1小節内の音符のタイミングを示す。例えば、テン
ポクロックパルスTMPの1周期を8分音符の長さに対
応させるとすると、四分の三拍子の場合は、1小節中に
8分音符のタイミングが6個人るので、テンポクロック
カウンタCLKはモジュロ6で動作し、テンポクロック
パルスTMPの割込みに応じてrOJ→rlJ→「2」
→「3」→「4」→「5」→rOJ→「1」→・・・・
・・というように変化する。また、四分の四拍子の場合
は、1小節中に8分音符のタイミングが8個人るので、
テンポクロックカウンタCLKはモジュロ8で動作し、
テンポクロックパルスTMPの割込みに応じてrOJ→
「1」→「2」→「3」 → 「4」 → 「5j →
 「6」 → 「7」 → 「0ノ→「1」→・・・・
・・というように変化する。
TI(拍子数レジスタ):選択されたリズムに応じて1
小節内の拍子数を示すデータをストアする。例えば、四
分の三拍子の場合は「3」、四分の四拍子の場合は「4
」をストアする。
MD(発音モードレジスタ):モード切換操作子16の
操作によって演奏者によって選択された発音モードを示
すデータを記憶する。このデータは「0」〜「3」の数
値データであり、各数値と発音モードとの関係は次の通
り。
MD= rOJ  :ノーマルモード MD= rlJ  :アルペジョモードMD=「2J 
 ニアツブストロークモードMD= r3J  :ダウ
ンストロークモードKX(押鍵数検出レジスタ)二二の
発明に従う発音モードの自動切換の対象となる同一鍵盤
(若しくは同一鍵域)における同時押鍵数の検出データ
を記憶する。
MX(押鍵数モードレジスタ)二上記レジスタKXに記
憶された同時押鍵数データに応じたモードを示すデータ
を記憶する。このデータと押鍵数モードの関係は次の通
り。
MX= rOJ  : 3音未満の押鍵MX= rlJ
  : 3音以上の押鍵RUN (リズムランレジスタ
):自動リズム演奏を行なっているときデータsr 1
 uを記憶し、停止しているとき“O”を記憶する。
DN(デイレイナンバレジスタ):1回の自動ス1−ロ
ークプレイにおいて、次に発音すべき音が何番目の音高
順位のものかを示すデータを記憶する。
次に、マイクロコンピュータによって実行される処理の
一例につき第4図乃至第16図のフローチャートを参照
して説明する。
第4図はメインルーチンの一例を示しており。
まず、電源投入時に所定の「イニシャライズ」処理を実
行する。その後、「キースキャン及び押鍵数検出」処理
、「押鍵数モード切換」処理、「発音割当て」処理、及
び「パネルスキャン及びイベント」処理からなるルーチ
ンを繰返し実行する。
「キースキャン及び押鍵数検出」処理では、鍵盤回路1
4における各キースイッチをスキャンしてそのオン・オ
フを検出すると共に同時押鍵数を検出する。例えば、こ
こでは、新たに押圧された鍵(キーオンイベント)と新
たに離鍵された鍵(キーオフイベント)を検出し、それ
ぞれのキーコードを記憶しておく。また、同時押鍵数検
出は、この発明に従う発音モードの自動切換の対象とな
る鍵盤(または鍵域)で同時に押圧されている鍵数を検
出し、検出した押鍵数データを押鍵数レジスタKXに記
憶する。
次の「押鍵数モード切換」処理では、前ステップで検出
した押鍵数に応じて押鍵数モードの切換処理を行なう。
この詳細例は第5図に示されている。
次の「発音割当て」処理では、前ステップでのキースキ
ャン結果に応じて発音割当て処理を行なう。ここでは、
第6図及び第7図に示すような「キーオンイベント」処
理と[キーオフイベント」処理を含んでいる。
[パネルスキャン及びイベント」処理では、操作パネル
15における各種操作子、スイッチ類をスキャンしてそ
のオン・オフを検出するパネルスキャン処理と、その検
出結果に基づき各種処理を行うパネルイベント処理とを
行なう。パネルイベント処理の一例としては、第8図乃
至第13図に示す[リズム選択イベント」、[リズムオ
ン/オフイベント」、「ノーマルモード・オンイベント
」「アルペジョモード・オンイベント、」 「アップス
トロークモード・オンイベント」、「ダウンストローク
モード・オンイベント」などがある。
なお、メインルーチンの実行中において、テンポクロッ
ク発生器19からのテンポクロックパルスTMPの割込
みが入る毎〔こ、第14図に示すようなテンポクロック
割込みルーチンが実行される。
また、デイレイタイマDTMの出力DTMOの割込みが
入る毎に、第15図に示すようなデイレイタイマ割込み
ルーチンが実行される。
なお、[イニシャライズ」処理において設定される各レ
ジスタの初期状態は次の通りである。
発音モードレジスタMD=rOJ(ノーマルモードとす
る) 押鍵数モードレジスタMX= rOJ  (3音未満の
押鍵数モードとする) テンポクロックカウンタCLK= rOJ  (1拍目
とする) リズムランレジスタRUN= ro」 (自動リズム停
止とする) その他各レジスタや設定データの内容についても、それ
ぞれ所定の初期値に初期設定される。
第5図により「押鍵数モード切換」処理について説明す
ると、まず、押鍵数に応じた発音モード自動切換制御を
行なう対象となる所定の音色が選択されているかを調べ
、選択されていればこの処理を続行するが、選択されて
いなければ次の処理(第4図の発音割当て処理)にジャ
ンプする(ステップ21)。例えば、この所定音色とは
、ストロークプレイやアルペジョ演奏が行なわれること
が多い、ギターやバンジョーのような撥弦楽器の音色で
ある。
次に、発音モードレジスタMDの内容が「0」(つまり
ノーマルモードが演奏者によって選択されている)か、
またはりズムランレジスタRUNの内容が「0」 (つ
まり自動リズムが止まっている)かを調べ、そうであれ
ば次の処理(第4図の発音割当て処理)に移行するが、
そうでなければこの処理を続行する(ステップ22)。
すなわち、この実施例においては、演奏者によってノー
マルモードが選択されている場合や自動リズムが止まっ
ている場合は、押鍵数に応じた発音モード自動切換制御
を行なわない。
ステップ23では押鍵数検出レジスタKXの内容が3以
上であるかを調べ、そうであれば押鍵数モードレジスタ
MXが既に「1」にセットされているかを調べる(ステ
ップ24)、Noであれば、MX= rlJにセットし
くステップ25)−次の処理(第4図の発音割当て処理
)に移行する9レジスタMXが「1」にセットされてい
る場合は、待ち時間タイマTXをオフにし、待ち時間の
計時を終了する(ステップ26)。
押鍵数検出レジスタKXの内容が3未満であれば、押鍵
数モードレジスタMXが「0」にリセットされているか
を調べ(ステップ27)1、MXが「0」にリセットさ
れていれば、リターンする。
押鍵数モードレジスタMXがまだ「0」にリセットされ
ていなければ、つまりMXがrlJにセットされている
ならば、待ち時間タイマTXがタイムアツプしたかを調
べる(ステップ28)。タイムアツプしていなければ、
待ち時間タイマTXがオンになっているかを調べ(ステ
ップ29)、まだTXがオンしていなければ、該タイマ
TXをスタートしくステップ30)1次の処理(第4図
の発音割当て処理)に移行する。
一方、待ち時間タイマTXがタイムアツプしている場合
は、待ち時間タイマTXをオフすると共に(ステップ3
1)、デイレイタイマオフサブルーチンDTM−OFF
−8UBを実行しくステップ32)、更に押鍵数モード
レジスタMXをrOJにリセットする(ステップ33)
。その後、各キーバッファKEYBUFI、KEYBU
F2の内容を全て“0″にする(ステップ34)、その
後、次の処理(第4図の発音割当て処理)に移行する。
デイレイタイマオフサブルーチンDTM−OFF−8U
Bの一例は第16図に示されている。これについて詳細
は後述するが、ここで簡単に説明すると、モードの切り
換わり時に、デイレイタイマDTMの出力に基づき発音
制御している自動ストローク音の発音を円滑に終了させ
る処理を行なう。
ステップ23乃至34の処理は、3音未満の押鍵数を最
初に検出したときから一定の待ち時間を設定し、この待
ち時間終了時になおも3音未満の押鍵数が検出されてい
ることを条件に、押鍵数モードレジスタMXの内容を「
0」にリセットするためのものである。つまり、3音未
満の押鍵数を最初に検出したときは、ステップ23.2
7.28.29がすべてNOであり、ステップ30で待
ち時間タイマTXをスタートする。このタイマTXがタ
イムアツプしたとき、ステップ28がYESとなり、ス
テップ33で押鍵数モードレジスタMXを「0」にリセ
ットする。従って、3音以上押鍵時の押鍵操作当初の不
安定な鍵押圧またはチャタリングにより、−旦KX≧3
が成立してステップ25でMX=1にセットした後、−
時的にKX≧3が不成立となっても、すぐにはMX=O
にリセットされないため、MX=1の状態が保持される
。また、押鍵中に一瞬鍵を離した場合も、タイマTXの
待ち時間以内に3音以上押鍵状態に復帰すればMX=0
にリセットされることはない。
次に、第6図により「キーオンイベント」処理について
説明すると、まず割当て処理(ステップ35)では、新
たに押圧された鍵を割当てるチャンネルを決定し、該新
押圧鍵のキーコードを第1のキーバッファKEYBUF
Iに記憶する。
次に、発音モードレジスタMDの内容がrOJ(つまり
ノーマルモードが演奏者によって選択されている)か、
または押鍵数モードレジスタMXの内容が「0」(つま
り押鍵数が3未満)かを調べ(ステップ36)、そうで
なければリターンするが、そうであれば通常の発音を行
なうためにステップ37に行き、該新押圧鍵のキーコー
ドとキーオン信号をその割当てチャンネルに対応してト
ーンジェネレータTGに送出する。トーンジェネレータ
TOでは、与えられたキーコードに対応する音高の楽音
信号を発生し、キーオン信号に応じてその発音を開始さ
せる。
続いて、第7図により「キーオフイベント」処理につい
て説明すると、まずキーオフ処理(ステップ38)では
、新たに離鍵された鍵のキーコードを第1のキーバッフ
ァKEYBUFIから消去する。次に、発音モードレジ
スタMDの内容が[0」か、または押鍵数モードレジス
タMXの内容がrOJかを調べ(ステップ39)、そう
でなければリターンするが、そうであれば通常の発音に
おける消音処理を行なうためにステップ40に行き、該
新離鍵のキーコードが割当てられているチャンネルに対
応してキーオフ信号をトーンジェネレータTGに送出す
る。トーンジェネレータTGでは、当該チャンネルにお
ける発生楽音信号の発音をキーオフ信号に応じて減衰さ
せる。
次に、第8図により[リズム選択イベント」処理につい
て説明する。リズムが選択されると1選択されたリズム
を示すデータが記憶され、かつ、そのリズムが四分の三
拍子であるか四分の四拍子であるかに応じて拍子数レジ
スタTIに「3」または「4」が記憶される。
次に、第9図によりrリズムオン/オフイベント」処理
について説明する。リズムオン/オフスイッチが操作さ
れると、まず、リズムランレジスタRUNの内容が反転
される。つまり、リズムオン中(RUN=1)にリズム
オン/オフスイッチが操作されるとRUNが「0」に反
転し、リズムオフとなる。逆の場合は、RUNがEOJ
から「1」に反転し、リズムオンとなる。次に、RUN
が「1」であるかを調べ、YESであればテンポクロッ
クカウンタCLKを「0」にリセットする(ステップ4
1)、つまり、リズムをスタートする場合は、テンポク
ロックカウンタCLKの内容を初期値「0」に設定する
。RUNがrcNならば、ステップ42,43.44の
処理を行なう。
これは第5図のステップ31,32.33の処理と同様
の処理である。
次に、モード切換操作子16で発音モニド切換操作が行
なわれた場合の処理について第10図乃至第13図によ
り説明する。
ノーマルモードスイッチNORMが操作されると、第1
O図の処理を行なう。ここでは、まず。
押鍵数モードレジスタMXの内容が「O」であるかを調
べ(ステップ45)、そうであればステップ46に行き
、発音モードレジスタMDの内容を「0」にセットし、
ノーマルモードを指示する。
レジスタMXの内容が「0」でなければ、ステップ47
.48,49.50の処理を行なってからステップ46
に行き、発音モードレジスタMDの内容を「0」にセッ
トする。ステップ47.48゜49.50の処理は第5
図のステップ31,32゜33.34の処理と同様の処
理である。すなわち、3音以上の押鍵モードであればM
X= rlJであるからステップ45がNoであり、そ
の場合は。
アップまたはダウンストロークモードで発音制御してい
る最中であるから、ステップ47.48゜49.50の
処理を行ない、ストロークモードで発音制御する処理を
円滑に終了させ、ノーマルモードに移行するのである。
アルペジョモードスイッチARPが操作されると、第1
1図の処理を行なう。ここでは、まず。
デイレイタイマオフサブルーチンDTM−OF F−8
UB (第16図)を実行し、その後発音モードレジス
タMDの内容を「1」にセットし、アルペジョモードを
指示する。
アップストロークモードスイッチ5TRUが操作された
ときは第12図の処理を行ない、また、ダウンストロー
クモードスイッチ5TRDが操作されたときは第13図
の処理を行ない、それぞれ発音モードレジスタMDの内
容を「2」または「3」にセットし、アップストローク
モードまたはダウンストロークモードを指示する。
次に動作例を説明する。
まず、ギターやバンジョーのような所定の音色が選択さ
れており、かつ、アルペジョモード、アップストローク
モード、ダウンストロークモードのいずれかが演奏者に
よって選択されている状態において、3音以上の鍵が同
時に押圧された場合について説明する。この場合、第5
図のステップ23がYESとなり、ステップ24のYE
Sを経由してステップ25に行き、押鍵数モードレジス
タMXを「1」にセットし、3音以上の押鍵数モードで
あることを指示する。そして、第6図のキーオンイベン
ト処理では、各押圧鍵のキーコードを第1のキーバッフ
ァKEYBUFIに記憶した後、ステップ36に行き、
該ステップ36でN。
と判断し、ステップ37の通常の発音処理を行なわない
。発音は、テンポクロックパルスTMPの割込みに応じ
て、第14図のテンポクロック割込みルーチンに従って
、制御される。
テンポクロック割込みルーチンにつき、第14図を参照
して説明する。まず、リズムランレジスタRUNが[1
」であるかを調べ、YESつまり自動リズム動作中であ
ることを条件にこの割込みルーチンを続行する(ステッ
プ51)。次にテンポクロックカウンタCLKのカウン
ト値を1増加する(ステップ52)。次にテンポクロッ
クカウンタCLKのカウント値が拍子数レジスタTIの
拍子数データの2倍になったかを調べる(ステップ53
)。YESであれば、ステップ54でCLKの値を「0
」にセットする。これは、テンポクロックカウンタCL
Kのモジュロを、四分の三拍子では「6」、四分の四拍
子では「8」、とするためである。カウンタCLKの値
がモジュロ数に達していなければステップ55に行く、
また、ステップ54の後もステップ55に行く。
ステップ55では、カウンタCLKの現在値と選択され
たリズムに応じてリズム発音処理を行なう。つまり1選
択されたリズムの発音パターンをカウンタCLKの現在
値に応じてパターンメモリ17から読み出し、カウンタ
CLKの現在値のタイミングがそのリズム音を発音すべ
きタイミングであればこれを発音する。
ステップ56では、押鍵数モードレジスタMXの内容が
rOJであるか、または発音モードレジスタMDの内容
が「0」であるかを調べ、そうであればこの割込みルー
チンを終了するが、そうでなければ続行して、ステップ
57に行く。
ステップ57では、カウンタCLKの現在値が「0」ま
たは拍子数レジスタTIの値と同じであるかを調べる。
YESであれば、ステップ58に行き、第1のキーバッ
ファKEYBUFIのキーコードを音高順に並べてこれ
を第2のキーバッファKEYBUF2に記憶する。その
後ステップ59に行く。Noであれば、ステップ58を
飛び越してステップ59に行く。つまり、第2のキーバ
ッファKEYBUF2へのキーコードの収納は1小節の
頭(CLK=O)か真中(CLK=TI)で行なう。こ
れは、自動演奏音の切り替ねりを、音楽的に区切りのよ
い拍子で行なうようにするためである。
ステップ59では、発音モードレジスタMDの内容が「
1」 (つまりアルペジョモード)か、または「2」も
しくは「3」 (つまりストロークモード)かを判定す
る。
アルペジョモードの場合は、ステップ60に行き、選択
されたアルペジョパターンに従う音高順位の音をカウン
タCLKの現在値に応じて第2のキーバッファKEYB
UF2から選び、そのキーコードとキーオン信号をトー
ンジェネレータTGに送出し、アルペジョ音を発音させ
る。つまり。
アルペジョパターンは複数のパターンの中から任意のも
のが選択可能であり、選択されたアルペジョパターンの
データをカウンタCLKの現在値に応じてパターンメモ
リ17から読み出し、このデータに応じた音高順位のキ
ーコードを第2のキーバッファKEYBUF2から選び
、このキーコードをキーオン信号と共に送出する。この
ようにして、アルペジョ音は、テンポクロックパルスに
よる発音タイミングで、1音づつ、パターンに従う音高
類に、順次自動発音される。
ストロークモードの場合はステップ61に行き、選択さ
れたストロークパターンに応じたストローク発音タイミ
ングを示す信号を、カウンタCLKの現在値に応じてパ
ターンメモリ17から読み出す。ストローク発音タイミ
ングを示す信号とは、ストロークプレイを行なうタイミ
ングを示す信号である。例えば、四分の四拍子の1小節
内の8個の発音タイミング0〜7のうち0,2,3,4
゜6のタイミングでストロークプレイを行なうストロー
クパターンが選択されている場合は、カウンタCLKの
現在値が0.2,3,4.6のときストローク発音タイ
ミングを示す信号が読み出されるが、カウンタC,LK
の現在値が1,5.7のときに読み出される信号はスト
ローク発音タイミングを示さないない、つまり0′″で
ある。特に詳しく示さないが、複数のストロークパター
ンのうち任意のものが選択可能である。なお、ストロー
ク演奏は、後述するように、1回のストローク発音タイ
ミングにおいて、複数の各押鍵音を短い時間間隔で順に
発音する。
次のステップ62では、前ステップで読み出した信号が
ストローク発音タイミングを示しているかを調べる。N
Oならば処理を終了し、リターンする。YESならばス
テップ63に行き、デイレイタイマDTMをスタートシ
、デイレイナンバレジスタDNの内容を「2」にセット
する。
次のステップ64では、発音モードレジスタMDの内容
「2」または「3」に応じて、アップストロークモード
であれば最高音のキーコードを第2のキーバッファKE
YBUF2から選び、ダウンストロークモードであれば
最低音のキーコードを第2のキーバッファKEYBUF
2から選び、このキーコードとキーオン信号をトーンジ
ェネレータTOに送出し、ストロ−キングにおける最初
の音を発音させる。
ストロ−キングにおける2番目以降の音は、デイレイタ
イマDTMの出力DTMOの割込みに応じて、第15図
のデイレイタイマ割込みルーチンを実行することにより
発音制御する。
デイレイタイマDTMは、上記ステップ63でタイマス
タート指示が与えられたときから、ストロ−キングにお
ける順次の音の個々の発音開始タイミング(ストローク
デイレイタイミング)に応じて割込み出力DTMを次々
に生じる。−例として、各ストロークデイレイタイミン
グDTI〜DT7の間隔が第17図に示すように順次短
くなるようにデイレイタイマDTMの動作が設定されて
いる。これは実際のストロ−キングプレイの感じを出す
ためである。このデイレイタイマDTMの動作時間つま
り各ストロークデイレイタイミングDTI〜DT7の間
隔は任意に設定可能である。
デイレイタイマDTMは、上記ステップ63でタイマス
タート指示が与えられたときに動作開始し、各ストロー
クデイレイタイミングDTI〜DT7が到来する毎に割
込み出力DTMOを生じ、最後のタイミングDT7の割
込み出力DTMOを生じたときまたは途中でタイマオフ
命令が与えられたとき動作を停止する。
デイレイタイマ割込みルーチンにつき、第15図を参照
して説明する。まず、ステップ65では、発音モードレ
ジスタMDの内容が「2」(アップストロークモード)
か、または「3」(ダウンストロークモード)かを判定
する。アップストロークモードであれば、デイレイナン
バレジスタDNの値に対応するDN番目に高い音のキー
コードを第2のキーバッファKEYBUF2から取り出
しくステップ66)、他方、ダウンストロークであれば
デイレイナンバレジスタDNの値に対応するDN番目に
低い音のキーコードを第2のキーバッファKEYBUF
2から取り出す(ステップ67)。
ここで、DN番目の順位のキーコードがレジスタDNに
有効にストアされていない場合は、オールII OII
のデータが与えられる。次に、デイレイナンバレジスタ
DNの値を1アツプしくステップ68)、前ステップで
取り出したキーコードがオール“0″であるかを調べる
(ステップ69)。N。
であれば、ステップ70に行き、前ステップで取り出し
たキーコードをキーオン信号と共にトーンジェネレータ
TGに送出し、ストロ−キングにおける次の音を発音さ
せる。他方、前ステップで取り出したキーコードがオー
ル″0”であるならば、発音すべきストローク音がもう
ないため、ステップ71に行き、デイレイタイマDTM
をオフする命令を与える。
こうして、デイレイタイマDTMの割込みに応じて第1
5図のデイレイタイマ割込みルーチンが実行され、デイ
レイナンバレジスタDNで指示される順位の音が発音さ
れる。すなわち、アップストロークモードであれば、デ
イレイタイマDTMの割込みに応じて、デイレイナンバ
レジスタDNで指示される順位の押鍵音が高音類に順次
発音される。また、ダウンストロークモードであれば、
デイレイタイマDTMの割込みに応じて、デイレイナン
バレジスタDNで指示される順位の押鍵音が低音類に順
次発音される。
なお、テンポクロック割込みルーチン及びデイレイタイ
マ割込みルーチンの一方の実行中には他方の割込みがか
からず、その終了を待って他方の割込みがかかるよう設
計されるのは勿論である。
上述のようなストロークモードやアルペジョモードの自
動発音制御を実行中に、押鍵数が3音未満に変更される
と、第5図のステップ23でKX≧3?がNOと判定さ
れ、待ち時間タイマTXによる待ち時間の後、ステップ
33で押鍵数モードレジスタMXをrOJにリセットす
る。そして。
ステップ34で各キーバッファKEYBUFI。
KEYBUF2の内容を全て“0”にクリアする。
その後、テンポクロックの割込みがかかっても。
第14図のステップ5sでMx=o?がYESと判定さ
れ、以後の自動発音制御を行なうことなくテンポクロッ
ク割込みルーチンを終了する。従って、ストロークモー
ドやアルペジョモードの自動発音制御が自動的に終了す
る。そして、押鍵数モードレジスタMXが「0」にリセ
ットされたため、次に新たな鍵が押されたとき、第6図
のステップ36ではMX=O?がYESと判定され、ス
テップ37に行き、該押圧鍵を通常の発音モードで発音
制御する。
ところで、ストロークモードで発音制御しているときに
、同時押鍵数が3音未滴になった場合やノーマルモード
に手動切換された場合あるいはアルペジョモードに手動
切換された場合は、第5図のステップ32や第10図の
ステップ48あるいは第11図のステップでデイレイタ
イマオフサブルーチンDTM−OFF−5UBが実行さ
れる。
このサブルーチンDTM−OFF−8UBについて第1
6図により説明すると、まず、ステップ72ではデイレ
イタイマDTMがタイムアツプしたかつまり最後のタイ
ミングDT7の割込み出力DTMOを生じたかを調べる
。1回のストロ−キングにおける順次行を全部発音し終
えている場合はステップ72はYESであり、その場合
はこのサブルーチンを終了する。1回のストロ−キング
における順次行を全部発音し終えていない場合は、ステ
ップ72はNOであり、ステップ73に行き、未発音の
音のキーコードを第2のキーバッファKEYBUF2か
ら全て取り出し、これらのキーコードをキーオン信号と
共にトーンジェネレータTGに送出し、未発音の音を同
時に発音させる。その後、ステップ74では、デイレイ
タイマDTMをオフする命令を与える。このように、1
ストロークキングの発音途中で、同時押鍵数が3音未満
に変更された場合やノーマルモードに手動切換された場
合あるいはアルペジョモードに手動切換された場合は、
残りの未発音の音を同時に発音させてから、ストローク
モードから別のモードに切り換えるようにしている。
なお、テンポクロック割込みに応じてパターンメモリ1
7から読み出すストロークパターンは、ストローク発音
タイミングを示す信号のみならず、強拍または弱拍を指
示するアクセント情報や、アップストロークとダウンス
トロークの区別をストローク発音タイミング毎に指示す
る情報などを含んでいてもよい。このようにストローク
パターンによってアップストロークとダウンストローク
の区別を指示する場合は、これらの区別を指示する手動
スイッチを省略することができる。
第18図はモード切換操作子16における操作子配列の
別の一例を示ものであり、この例ではストロークパター
ン及びアルペジョパターンをプログラムする若しくはエ
デイツトする操作子5TEDi、5TED2も具えてい
る。アルペジョパターン選択スイッチARPTNI、A
RPTN2゜ARPTN3によって3種類のアルペジョ
パターンが選択可能であり、このいずれかのスイッチが
オンされたときそのアルペジョパターンが選択されると
共にアルペジョモードが選択される。同様に、ストロー
クパターン選択スイッチ5TPTN1.5TPTN2,
5TPTN3によって3種類のストロークパターンが選
択可能であり、このいずれかのスイッチがオンされたと
きそのストロークパターンが選択されると共にストロー
クモードが選択される。NORMはノーマルモードスイ
ッチである。操作子5TEDIは四分の三拍子のストロ
ークパターン又はアルペジョパターンを適宜プログラム
若しくはエデイツトするためのもの。
操作子5TED2は四分の四拍子のストロークパターン
又はアルペジョパターンを適宜プログラム若しくはエデ
イツトするためのものである。上述の3種類のストロー
クパターン及びアルペジョパターンを適宜プログラム若
しくはエデイツトすることができる。モード切換操作子
16の配列がこのようなものであっても上記実施例とほ
ぼ同様に本発明を実施することができる。
上記実施例では自動発音モードがストロークモードとア
ルペジョモードの2種類あるが、これはどちらか一方だ
けであってもよい。
また、押鍵数に応じた自動発音モードの自動選択にあた
っては、更にトレモロ発音モードを考慮してもよい。例
えば、押鍵数が3音以上のときは上述のようにストロー
クモードあるいはアルペジョモードのような順次発音タ
イプの自動発音モードを自動選択し、押鍵数が3音未満
の所定数例えば1音のときは押鍵音をトレモロ形式でエ
ンベロープを繰返し制御しながら発音させるようにして
もよい。その場合、ストロークモードあるいはアルペジ
ョモードのような順次発音タイプの自動発音モードでも
なく、トレモロ発音モードでもない場合は、例えば押鍵
数が2音の場合は、これを通常通り発音する通常発音モ
ー、ドを選択するようにしてもよい、このような変更例
を実施するには、例えば、第5図のルーチンでKX=1
9を判定するステップを設け、別途必要に応じて適宜設
けるトレモロ選択スイッチがオンされ、かつKX=1が
YESのときトレモロ発音を指示する命令をトーンジェ
ネレータTOに与える構成を採用すればよい。このよう
な変更例によれば、ギターの演奏法をより一層それらし
く自動的に模倣することができる。
なお、発生すべき楽音を指定する手段は鍵盤に限らず、
何らかの演奏操作手段であればよい。
〔発明の効果〕
以上の通り、この発明によれば、指定された音の数に応
じて、各指定音に対応する楽音を順番に発音する自動発
音モードとするか否かの選択を自動的に行なうようにし
たので、例えばギターのストローク奏法のような特定の
楽器の演奏法を自動的に模倣した楽音を、音楽的に合理
的に発音制御することができるという優れた効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の構成を示す機能ブロック図、第2図
はこの発明に係る電子楽器の一実施例を示すハード構成
ブロック図、 第3図は同実施例におけるモード切換操作子における操
作子配列の一例を示す図、 第4図は第2図のマイクロコンピュータによって実行さ
れるメインルーチンの一例を示すフローチャート。 第5図乃至第13図は同メインルーチンにおいて実行さ
れる各種処理の一例を示すフローチャート、 第14図はテンポクロック割込みルーチンの一例を示す
フローチャート、 第15図はデイレイタイマ割込みルーチンの一例を示す
フローチャート、 第16図はデイレイタイマオフサブルーチンの一例を示
すフローチャート、 第17図はデイレイタイマの動作例を示すイタイミング
チヤード。 第18図はモード切換操作子における操作子配列の別の
一例を示す図、である。 AM、14・・・鍵盤回路、15・・・操作パネル、1
6・・・モード切換操作子、TG・・・トーンジェネレ
ータ。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)発生すべき楽音を指定するための複数の鍵若しく
    は操作子を具えた演奏操作手段と、 この演奏操作手段によって指定された音の数を検出する
    検出手段と、 前記検出手段によって検出された指定音数に応じて、各
    指定音に対応する楽音を順番に発音する自動発音モード
    とするか否かの選択を行なうモード自動選択手段と、 前記演奏操作手段による指定音に対応する楽音を発生す
    るものであり、前記モード自動選択手段によって選択さ
    れたモードに従って各指定音に対応する楽音の発音を制
    御する楽音発生手段とを具えた電子楽器。
  2. (2)前記楽音発生手段で発生する楽音の音色として特
    定の音色が選択されていることを条件に、前記モード自
    動選択手段におけるモードの自動選択を可能にする請求
    項1に記載の電子楽器。
  3. (3)前記モード自動選択手段は、前記指定音数が所定
    数以上のとき前記自動発音モードを選択し、所定数未満
    のときは指定音に対応する楽音を通常通り発音する通常
    発音モードを選択するものである請求項1に記載の電子
    楽器。
  4. (4)前記モード自動選択手段は、前記指定音数が第1
    の所定数以上のとき前記自動発音モードを選択し、第1
    の所定数よりも小さい第2の所定数以下のとき指定音に
    対応する楽音をトレモロ発音するモードを選択するもの
    である請求項1に記載の電子楽器。
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