JPS6329272B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6329272B2
JPS6329272B2 JP56122385A JP12238581A JPS6329272B2 JP S6329272 B2 JPS6329272 B2 JP S6329272B2 JP 56122385 A JP56122385 A JP 56122385A JP 12238581 A JP12238581 A JP 12238581A JP S6329272 B2 JPS6329272 B2 JP S6329272B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
accompaniment
sound
channel
tone
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP56122385A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5824195A (ja
Inventor
Akio Imamura
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Corp
Original Assignee
Yamaha Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamaha Corp filed Critical Yamaha Corp
Priority to JP56122385A priority Critical patent/JPS5824195A/ja
Publication of JPS5824195A publication Critical patent/JPS5824195A/ja
Publication of JPS6329272B2 publication Critical patent/JPS6329272B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electrophonic Musical Instruments (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
この発明は、自動伴奏音のための発音チヤンネ
ルを複数チヤンネル具備し、複数の自動伴奏音を
重複して発音し得るようにした電子楽器の改良に
関し、特に、各伴奏音のエンベロープ、音色、ピ
ツチ等を夫々独立して制御し得るようにしたこと
に関する。 複数の自動伴奏音を重複して発音し得るように
した自動演奏装置は特公昭56−20560号公報に示
されている。同公報においては、複数の楽音選択
回路を具え、その各々で自動伴奏音を選択発生す
ることが示されているが、各楽音選択回路で発生
する伴奏音の音色及びエンベロープは同一特性で
あるため、音楽的な面白味に欠けるという問題が
あつた。例えば、アルペジヨ等の実際演奏におい
ては強拍、弱拍を区別して演奏するのは勿論のこ
と、で出しの1音を長音符で演奏しこの長音符に
重ねながらそれに引き続く各音を短音符で演奏す
ることがしばしばあるが、そのような実際演奏を
自動伴奏装置において模倣するには重複発音を可
能にするだけでは不十分であり、音符の長さに応
じてエンベロープのサステイン時間長を各伴奏音
毎に独立に制御し得るようにすることが必要であ
り、更には強拍あるいは弱拍等の微妙な感覚を出
すために音量、音色、ピツチ等を各伴奏音毎に独
立に制御し得るようにすることが必要である。ま
た、ギター等の弦楽器にあつては弦の種類によつ
て音色が微妙に異なるので、そのような感覚を出
すためにも各自動伴奏音毎に独立に音色を制御し
得るようにすることが要求される。 自動伴奏音の音量を制御して強拍、弱拍を表現
できるようにした装置は特公昭53−9522号公報に
示されている。また、自動伴奏パターンに対応し
てエンベロープ制御情報を記憶し、このパターン
に応じた自動伴奏音のエンベロープをこの制御情
報によつて制御するようにした装置は特開昭54−
113320号公報に示されている。しかし、これらの
公報に示されたものは自動伴奏音を単一音として
発音することを前提としているため、そのままで
は自動伴奏音を重複して発音させるものに適用す
るのは困難である。 また、前述の特公昭56−20560号公報では自動
伴奏音を重複して発音させることが示されている
にしても、伴奏音の割当て方に難があるため、各
音のエンベロープ特性を効果的に変えることは不
可能である。すなわち、同公報では、発音タイミ
ングパルスに応答するn進カウンタの出力にもと
づいてn個の楽音選択回路に自動伴奏音を順番に
割当てるようにしているため、或る伴奏音の発音
を開始したときから数えてn番目の伴奏音を発音
するときは前の伴奏音の発音を消去して新たな伴
奏音を割当てねばならない。従つて、1音のみサ
ステイン時間長を長くして(長音符で発音し)、
この音に重ねながらそれに引き続く各音を短いサ
ステイン時間長で(短音符で)発音させることが
困難である。何故ならばn番目の伴奏音を発音す
るとき最初の長音符伴奏音を強制的に消去しなけ
ればならないからである。特に、3連符を使用す
るアルペジヨなど短音符が多数連続する演奏を模
倣する場合、このような問題が起り易い。このよ
うな不都合を解消するには自動伴奏音のための発
音チヤンネル数をかなり十分に多数設ければよい
のであるが、装置規模を徒らに拡大しかつコスト
を上げるので現実的ではない。 この発明は上述の点に鑑みてなされたもので、
アルペジヨ、ウオーキングベース等の自動伴奏音
を重複して発音する電子楽器において、各伴奏音
のエンベロープ、音色、ピツチ等を夫々独立して
制御し得るようにすることにより効果的な自動伴
奏を行ない得るようにすることを目的とする。こ
の目的は、複数の発音チヤンネルに対する自動伴
奏音の割当て方を改良することにより達成され
る。 すなわち、この発明の電子楽器は、演奏すべき
和音を指定する和音演奏指定手段と、アルペジヨ
音、ベース音等の伴奏音として発音すべき音を順
次指示するための伴奏パターンデータをその発音
タイミングに対応して発生する伴奏パターン発生
手段と、前記和音演奏指定手段で指定された和音
と前記伴奏パターン発生手段から発生された伴奏
パターンデータとに基づき、アルペジヨ音、ベー
ス音等の伴奏音の音高を示す伴奏音データを形成
する伴奏音データ形成手段と、複数の発音チヤン
ネルを含み、これら各発音チヤンネルでは夫々独
立に発生音の特性を可変制御できる楽音発生手段
と、前記伴奏音データ形成手段で形成した伴奏音
データを前記発音チヤンネルのいずれかに割当て
て該データに対応する伴奏音を前記楽音発生手段
で発音させる割当て手段とを具え、かつ、前記伴
奏パターン発生手段ではパターンデータ発生タイ
ミングに対応して該パターンデータに対応する伴
奏音データを割当てるべきチヤンネルを指定する
チヤンネルデータを更に発生し、前記割当て手段
ではこのチヤンネルデータによつて指定されたチ
ヤンネルに前記伴奏音データを割り当てることを
特徴とするものである。 すなわち、自動伴奏音の発音パターンを示す情
報と共にそのパターンにおける各伴奏音を割当て
るべきチヤンネルを指定する情報を発生し、発音
パターン情報によつて指定された伴奏音を割当て
チヤンネル情報によつて指定されたチヤンネルに
割当てて発音させるのである。各発音チヤンネル
はエンベロープ、音色、ピツチ等を夫々独立して
制御し得る構成とし、例えばサステイン時間長の
長い伴奏音を或るチヤンネルに割当てて該チヤン
ネルのエンベロープのサステイン時間長を長く設
定した場合はその伴奏音の発音が終了するまでは
他の伴奏音がそのチヤンネルに割当てられること
がないように、発音パターンに応じて割当てチヤ
ンネルの指定を行なうのである。こうすれば、1
音のみサステイン時間長を長くしてこの音に重ね
ながらそれに引き続く各音を短いサステイン時間
長で発音させるというような効果的な自動伴奏演
奏が可能となる。 以下添付図面を参照してこの発明の一実施例を
詳細に説明しよう。 第1図は自動アルペジヨ演奏にこの発明を適用
した例を示すものである。鍵盤部10は上鍵盤、
下鍵盤、ペダル鍵盤を含み、例えば下鍵盤が自動
伴奏演奏における和音を指定するために使用され
る。押鍵検出回路11は鍵盤部10で押圧された
鍵を検出し、押圧鍵を示すキーコードKC及び鍵
盤情報その他必要な情報を出力する。自動伴奏に
おける和音演奏法には、下鍵盤で和音構成音すべ
てを押鍵演奏するフインガードコードモードと、
下鍵盤で根音指定鍵を押鍵し和音種類は専用スイ
ツチあるいはペダル鍵盤の白鍵、黒鍵あるいは下
鍵盤の根音指定鍵以外の白鍵、黒鍵等によつて選
択操作するシングルフインガモードとがある。
SF従音データ形成回路12は、スイツチSF−
SWの操作によつて上記シングルフインガモード
が選択されたとき、下鍵盤の押圧鍵を示すキーコ
ードKCにもとづいて根音指定鍵を検出すると共
に適宜の和音種類選択データにもとづいてこの根
音に対する従音(根音に対して所定の音程度数を
もつ複数の和音構成音)のキーコードを夫々形成
するものである。このSF従音データ形成回路1
2で形成されたシングルフインガモード時の各和
音構成音のキーコードは、下鍵盤の鍵盤情報を付
与されてチヤンネルプロセツサ13に与えられ
る。また、シングルフインガモードに関係しない
キーコードKC及びその他情報も押鍵検出回路1
1からチヤンネルプロセツサ13に与えられる。 鍵盤別楽音発生回路14は、各鍵盤に対応して
複数の楽音発生チヤンネルを含むもので、音色、
音量、ピツチ、エンベロープ等を鍵盤別に制御す
ることが可能なものである。チヤンネルプロセツ
サ13は各鍵盤における押圧鍵(シングルフイン
ガモード時に自動的に形成された和音構成音も含
む)を鍵盤別楽音発生回路14のいずれかのチヤ
ンネルに割当てるためのもので、各チヤンネルに
対応する記憶位置を有するキーコードメモリ13
Aを内部に含んでいる。すなわち、チヤンネルプ
ロセツサ13において各チヤンネルに割当てられ
た押圧鍵のキーコードはキーコードメモリ13A
に記憶され、このキーコードメモリ13Aからク
ロツクパルスφHに従つて時分割的に出力される。
チヤンネルプロセツサ13は各チヤンネルに割当
てたキーコードKC*を時分割的に出力すると共
にそのキーコードKC*に対応する鍵が押圧中で
あるかあるいは離鍵されたかを示すキーオン信号
KONを同期して出力する。鍵盤別楽音発生回路
14の各チヤンネルでは、チヤンネルプロセツサ
13から与えられるキーコードKC*及びキーオ
ン信号KONにもとづいて夫々に割当てられた鍵
に対応する楽音信号を発生する。これらの楽音信
号はサウンドシステム15を介して発音される。 自動伴奏用楽音発生器16は複数の楽音発生チ
ヤンネル1ch乃至nchを含んでおり、各チヤンネ
ル毎に独立してエンベロープ、音色、ピツチ、音
量等を制御することが可能なものである。自動伴
奏用音色選択スイツチ部17は自動伴奏音の音色
を選択するためのもので、奏者によつて選択操作
される複数のスイツチから成る。標準音色制御
ROM18は音色選択スイツチ部17で選択可能
な各音色に対応する標準の音色制御データを予じ
め記憶したもので、スイツチ部17で選択された
音色に対応する標準音色制御データTCCを読み
出す。このROM18から読み出された標準音色
制御データTCCは自動伴奏用楽音発生器16の
各チヤンネル1ch乃至nchに共通に与えられ、該
発生器16で発生する伴奏音信号の基本的な音色
を制御する。チヤンネル別トーン制御ROM19
は、音色選択スイツチ部17で選択可能な各音色
に対応するトーン制御データTC1乃至TCnを各チ
ヤンネル(1ch乃至nch)毎に予じめ記憶したも
ので、スイツチ部17で選択された音色に対応す
るチヤンネル別トーン制御データTC1乃至TCnが
該ROM19から夫々読み出される。このROM
19に記憶するトーン制御データTC1〜TCnは、
エンベロープのサステイン時間長を設定するデー
タ並びに音色、音量、ピツチ等を夫々微妙に制御
するデータを含むものである。このROM19か
ら読み出されたチヤンネル別のトーン制御データ
TC1〜TCnは、自動伴奏用楽音発生器16の各チ
ヤンネル1ch乃至nchに個別に与えられる。各チ
ヤンネル1ch乃至nchでは、これらのチヤンネル
別トーン制御データTC1〜TCnの内容に応じて
各々で発生する伴奏音信号のエンベロープ(サス
テイン時間長)並びに音色、音量、ピツチ等を
夫々独立して制御する。 自動伴奏用楽音発生器16の各チヤンネル1ch
乃至nchで発生すべき自動伴奏音の音名(音高)
を示すデータは、伴奏パターン発生部20、伴奏
音データ形成部21及び伴奏音割当て回路22に
おいて形成される。伴奏パターン発生部20は、
自動伴奏音の発音パターンを発生するもので、こ
の発音パターンには発音タイミングとそのタイミ
ングにおいて発音すべき伴奏音を特定するための
情報を含んでいる。また、伴奏パターン発生部2
0は、発音パターンに同期してその都度の伴奏音
の発音を割当てるべきチヤンネル(1ch乃至nch
のいずれか)を指定するチヤンネルデータXchを
発生する。伴奏音データ形成部21は、伴奏演奏
のために鍵盤部10で押圧された鍵を示すデータ
と自動伴奏音の発音パターンとにもとづいて今回
発音すべき伴奏音の音名(音高)を示すデータを
形成する。伴奏音割当て回路22は、伴奏音デー
タ形成部21で形成された伴奏音データを、自動
伴奏用楽音発生器16のチヤンネル1ch乃至nch
のうち上記チヤンネルデータXchによつて指定さ
れたチヤンネルに割当てる処理を行なうものであ
る。 伴奏パターン発生部20において、アルペジヨ
パターンデータメモリ23は各種の自動アルペジ
ヨ発音パターンを予じめ記憶したもので、更に、
各発音パターンに対応して該パターンにおける各
音のチヤンネルデータXchも併せて記憶してい
る。自動伴奏用音色選択スイツチ部17の出力が
メモリ23のメインパターン選択用アドレス入力
に与えられており、このスイツチ部17における
音色選択に連動して所望のパターンが選択され
る。パターン選択スイツチ部24は、自動伴奏用
音色選択スイツチ部17によつて選択されたメイ
ンパターンに対するバリエーシヨンパターンを選
択するためのもので、その出力がメモリ23のバ
リエーシヨンパターン選択用アドレス入力に与え
られている。メモリ23では、スイツチ部17及
び24の出力にもとづいて1つのアルペジヨパタ
ーンが選択される。カウンタ25はテンポクロツ
ク発振器26の出力を分周して自動伴奏パターン
を時間的に読み出すためのアドレス信号を形成す
るものである。メモリ23では、前述の如く選択
された1つのパターンを構成するデータがカウン
タ25の出力に応じて時間的に順次読み出され
る。 パターンを構成するデータは、今回発音すべき
アルペジヨ音を特定するための順位データODR、
アルペジヨ音の発音開始タイミングあるいは消音
タイミングを示すオン・オフデータON/OFF、
及びチヤンネルデータXchである。この実施例で
は、自動伴奏用楽音発生器16では伴奏音信号に
対してパーカツシブ系エンベロープを付与するも
のとしている。そのため、パターンデータはアル
ペジヨ音の発音開始タイミング及び消音タイミン
グに対応して間けつ的に読み出されるようになつ
ている。パーカツシブ系エンベロープの伴奏音を
自然に減衰消音させる場合は発音開始タイミング
のみに対応してパターンデータを出力する。減衰
終了前に強制的に消音する(ダンプ制御する)場
合は所望の消音タイミング(ダンプタイミング)
においてもパターンデータを出力する。発音開始
タイミングに対応して発生するパターンデータは
第1表に示すように順位データODRとオン・オ
フデータON/OFF及びチヤンネルデータXchで
あり、データON/OFFは“1”である。また、
消音(ダンプ)タイミングに対応して発生するパ
ターンデータは第1表に示すようにオン・オフデ
ータON/OFFとチヤンネルデータXchであり、
データON/OFFは“0”である。すなわち、デ
ータXchの発生時にデータON/OFFが“0”で
あれば、このデータXchによつて指定されたチヤ
ンネルの伴奏音を強制的に消音(ダンプ)すべき
ことを示す。
【表】 この実施例では、和音構成音(下鍵盤押圧鍵)
をアルペジヨ音として選択発音するようになつて
おり、順位データODRは和音構成音の中の音高
順位を示している。例えば、和音構成音の中の最
低音を発音するとき順位データODRは10進数の
「1」であり、2番目に低い音を発音するときは
「2」である。通常、和音構成音は3乃至4音で
あるが、順位データODRはそれよりも大きな数
値を示すことがある。その場合はオクターブを変
えて和音構成音からアルペジヨ音を選択するもの
とする。例えば和音構成音が3音でデータODR
が「4」のときは和音構成音の中の最低音を1オ
クターブ上の音域で発音する。 パターンデータメモリ23の出力側に設けられ
たレジスタ27,28,29は該メモリ23から
間けつ的に読み出されたパターンデータをラツチ
するためのものである。メモリ23から読み出さ
れたチヤンネルデータXchはオア回路30を介し
て立上り検出用の微分回路31に入力される。発
音開始タイミングあるいはダンプタイミングにお
いて何らかのパターンデータが読み出されたとき
このチヤンネルデータXchのいずれかのビツトが
必らず“1”である。従つてオア回路30の出力
が“1”に立上り、この立上りに対応してクロツ
クパルスφHの1周期幅の短パルス△DINが微分
回路31から出力される。このパルス△DINは
各レジスタ27,28,29のロード制御入力
(LD)に与えられる。メモリ23から読み出され
た各データODR、ON/OFF、Xchは各レジスタ
27,28,29のデータ入力に与えられるよう
になつており、パルス△DINに応じてこれらの
データODR、ON/OFF、Xchが各レジスタ2
7,28,29に記憶される。 伴奏音データ形成部21は、前記パルス△
DINが発生したときすなわち新たなパターンデ
ータが読み出されたとき動作を開始する。この形
成部21におけるノートカウンタ32、オクター
ブカウンタ33、順位カウンタ34及び一致検出
記憶用フリツプフロツプ35は前記パルス△
DINによつて夫々リセツトされる。ノートカウ
ンタ32は低速クロツクパルスφLを逐次カウン
トして12音名C乃至Bに対応するノートコードを
順番に出力するカウンタで、そのキヤリイアウト
信号COがオクターブカウンタ33のカウント入
力に与えられる。比較回路36は、チヤンネルプ
ロセツサ13から時分割的に出力されるキーコー
ドKC*のうち下鍵盤に属し(シングルフインガ
モード時の和音構成音キーコードを含む)かつ押
鍵中(キーオン信号KONが“1”)のキーコード
のノートコード部分とノートカウンタ32の出力
ノートコードとを比較し、両者が一致するときノ
ート一致信号NEQを出力する。第2図に示すよ
うに、低速クロツクパルスφLの1周期は、キー
コードKC*の時分割タイミングの1サイクルに
相当する。従つて、ノートカウンタ32が1つの
ノートコードを保持する間キーコードKC*の時
分割タイミングは1巡し、全下鍵盤押鍵音(和音
構成音)とノートカウンタ32の出力ノートコー
ドとの比較が行なわれる。ノートカウンタ32の
内容が変わる毎にその出力ノートコードと全下鍵
盤押鍵音(和音構成音)との比較が繰返される。
やがて、ノートカウンタ32の内容が1巡すると
キヤリイアウト信号COが発生し、オクターブカ
ウンタ33が1カウントアツプされる。こうし
て、オクターブを変えて、ノートカウンタ32の
出力とキーコードKC*との比較が繰返される。 比較回路36から出力されたノート一致信号
NEQはアンド回路37に与えられると共に遅延
フリツプフロツプ38で1ビツトタイム(高速ク
ロツクパルスφHの1周期を1ビツトタイムとい
うことにする)遅延されて順位カウンタ34のカ
ウント入力(CK)に与えられる。順位カウンタ
34はノート一致信号NEQが発生する毎に1カ
ウントアツプされる。比較回路39はレジスタ2
7に記憶されているアルペジヨパターンの順位デ
ータODRと順位カウンタ34の出力とを比較し、
両者が一致したとき順位一致信号OEQを出力す
る。この順位一致信号OEQはアンド回路40に
与えられる。アンド回路40の他の入力にはレジ
スタ28に記憶されているアルペジヨパターンの
オン・オフデータON/OFFが与えられる。この
オン・オフデータON/OFFが“1”であること
すなわち発音タイミングであることを条件に順位
一致信号OEQがアンド回路40を通過し、フリ
ツプフロツプ35のセツト入力(S)に与えられ
る。パルス△DINによつて当初リセツトされた
フリツプフロツプ35の出力EQMはこの順位一
致信号OEQにもとづいて“0”から“1”に反
転する。 フリツプフロツプ35の出力信号EQMはイン
バータ41を介してアンド回路37に与えられ
る。アンド回路37の出力はアルペジヨキーコー
ドレジスタ42のロード制御入力(LD)に与え
られる。レジスタ42のデータ入力にはノートカ
ウンタ32の出力とオクターブカウンタ33の出
力が与えられている。当初は、信号EQMの“0”
によりインバータ41の出力は“1”であり、ノ
ート一致信号NEQがアンド回路37を経由して
ロードパルスとしてレジスタ42に与えられる。
これにより、ノート一致信号NEQが発生したと
きのノートカウンタ32の出力とオクターブカウ
ンタ33の出力とがレジスタ42にラツチされ
る。このレジスタ42の記憶内容は、順位一致信
号OEQが発生するまでは、ノート一致信号NEQ
に応じて何度か書替えられる。順位一致信号
OEQが発生すると、信号EQMの“1”に応じて
インバータ41の出力が“0”となり、レジスタ
42の書替えが禁止される。このとき、レジスタ
42には順位データODRによつて指定された順
位の和音構成音を示すノートコード及びオクター
ブコードが記憶されており、これが今回発音すべ
きアルペジヨ音を示すキーコードAKCである。 第2図は、和音構成音が音名C、E、Gの3音
で順位データODRが「2」のときの伴奏音デー
タ形成部21における各信号NEQ、OEQ等の状
態を例示したものである。パターンデータODR、
ON/OFF、Xchはメモリ23から出力されるタ
イミングのみ示し、その内容は示していない。第
2図の番号32の欄にはノートカウンタ32の出力
ノートコードの内容を示し、番号34の欄には順位
カウンタ34の内容を示した。ノートカウンタ3
2の出力ノートコードが音名C、E、Gを示して
いるときこれらの和音構成音に対応するキーコー
ドKC*の時分割出力タイミングに対応してノー
ト一致信号NEQが発生する。1番目のノート一
致信号NEQに対応してレジスタ42に音名Cの
キーコードAKCがラツチされる(第2図のAKC
参照)。その1ビツトタイム後に順位カウンタ3
4の出力が「1」となる。2番目のノート一致信
号NEQに対応してレジスタ42に音名Eのキー
コードAKCがラツチされる。その1ビツトタイ
ム後に順位カウンタ34の出力が「2」となり、
順位一致信号OEQが発生する。これにもとづき
フリツプフロツプ35の出力信号EQMが“1”
となる。その後、3番目のノート一致信号NEQ
が発生してもレジスタ42のキーコードAKCは
書替えられない。こうして、和音構成音のうち2
番目に低い音Eがアルペジヨ音として選択され
る。 伴奏音割当て回路22において、アルペジヨキ
ーコードメモリ43は自動伴奏用楽音発生器16
の各チヤンネル1ch乃至nchに割当てたアルペジ
ヨ音のキーコードを夫々記憶するためのものであ
る。このメモリ43はチヤンネル1ch乃至nchの
数に対応するnステージの循環型シフトレジスタ
から成り、各チヤンネル1ch乃至nchに割当てた
アルペジヨ音のキーコードAKC*を時分割的に
出力すると共に記憶保持する。アルペジヨキーオ
ンメモリ44は各チヤンネル1ch乃至nchに割当
てたアルペジヨ音の発音を制御するキーオン信号
AKONを夫々記憶するもので、nステージの循
環型シフトレジスタから成るものである。メモリ
43及び44は高速クロツクパルスφHによつて
シフト制御されるようになつており、キーコード
AKC*とキーオン信号AKONの時分割チヤンネ
ルタイミングが同期するようになつている。 チヤンネルカウンタ45は高速クロツクパルス
φHに従つてモジユロnの計数を行なうもので、
上記メモリ43及び44の時分割出力タイミング
に同期して各チヤンネル(1ch乃至nch)を示す
データを出力する。レジスタ29に記憶された前
述のチヤンネルデータXchは比較回路46に入力
される。比較回路46はこのチヤンネルデータ
Xchとカウンタ45から出力される時分割チヤン
ネルデータとを比較し、両者が一致したときチヤ
ンネル一致信号CEQを出力する。すなわち、チ
ヤンネルデータXchによつて指定された1つの時
分割チヤンネルタイミングが到来する毎にチヤン
ネル一致信号CEQが繰返し“1”となる。この
一致信号CEQの発生例を第2図に示す。 チヤンネル一致信号CEQはアンド回路47及
び48に入力される。アンド回路47の他の入力
には前記フリツプフロツプ35の出力信号EQM
とフリツプフロツプ49の出力信号Zが入力され
る。このフリツプフロツプ49のセツト入力
(S)には前記パルス△DINが与えられるように
なつており、当初は出力信号Zは“1”である
(第2図のZ参照)。前述のように、順位データ
ODRによつて特定されたアルペジヨ音を示すキ
ーコードAKCがレジスタ42に記憶されてフリ
ツプフロツプ35の出力信号EQMが“1”とな
ると、チヤンネル一致信号CEQの発生タイミン
グでアンド回路47の条件が成立し、ロードパル
スALDが発生される(第2図のALD参照)。こ
のロードパルスALDはアルペジヨキーコードメ
モリ43及びアルペジヨキーオンメモリ44のロ
ード制御入力(LD)に与えられる。メモリ43
はロードパルスALDが与えられたときレジスタ
42に記憶されているアルペジヨキーコード
AKCを取り込み、このパルスALDが発生したチ
ヤンネルタイミング(すなわちチヤンネルデータ
Xchによつて指定されたチヤンネルのタイミン
グ)に対応して記憶する。メモリ44はロードパ
ルスALDが与えられたときそのチヤンネルタイ
ミングに対応して信号“1”(すなわちキーオン
信号AKON)を記憶する。こうして、チヤンネ
ルデータXchによつて指定されたチヤンネルに対
応してアルペジヨキーコードAKC*及びキーオ
ン信号AKONが記憶される(割当てられる)。 また、ロードパルスALDはオア回路50を介
して遅延フリツプフロツプ51に与えられる。フ
リツプフロツプ51はクロツクパルスφHに従つ
てパルスALDを1ビツトタイム遅延してフリツ
プフロツプ49のリセツト入力(R)に与える。
従つて、ロードパルスALDが1度発生するとフ
リツプフロツプ49の出力信号Zは“0”に立下
る。これにより、パターンデータODR、ON/
OFF、Xchが発生したときその当初に1度だけロ
ードパルスALDが発生するように制御される。
尚、レジスタ42にアルペジヨキーコードAKC
が保持されかつチヤンネル一致信号CEQは同じ
チヤンネルタイミングで繰返し発生するので、フ
リツプフロツプ49を省略してロードパルス
ALDを繰返し発生させるようにしても不都合の
ない割当て処理を行なうことが可能である。 各チヤンネル1ch乃至nchに割当てられたアル
ペジヨ音のキーコードAKC*及びキーオン信号
AKONはメモリ43及び44から時分割的に出
力されて自動伴奏用楽音発生器16に与えられ
る。この楽音発生器16では時分割的に与えられ
る各チヤンネルのキーコードAKC*及びキーオ
ン信号AKONを夫々のチヤンネル1ch乃至nchに
分配する。楽音発生器16の各チヤンネル1ch乃
至nchでは、各々に割当てられたキーコードAKC
*に対応する音高の楽音信号(アルペジヨ音信
号)を形成すると共にキーオン信号AKONの立
上りに対応してパーカツシブ系エンベロープを付
与して発音制御する。その際に、ROM18,1
9から与えられる標準音色制御データTCC及び
チヤンネル別トーン制御データTC1乃至TCnに応
じて発生音の音色、ピツチ、音量、エンベロープ
(サステイン時間長)等が夫々各チヤンネル毎に
独立して制御されることは前述の通りである。 ダンプタイミングに対応してパターンデータが
発生する場合は前記第1表の通り、オン・オフデ
ータON/OFFが“0”であり、チヤンネルデー
タXchはダンプ(強制消音)すべきチヤンネルを
示している。この場合も、チヤンネルデータXch
の立上りに対応して微分回路31からパルス△
DINが発生する。この△DINに応じて、レジス
タ28にデータON/OFFの“0”がラツチさ
れ、レジスタ29にチヤンネルデータXchがラツ
チされる。レジスタ28の内容が“0”となるた
め、アンド回路40は動作不能となる。従つてフ
リツプフロツプ35はパルス△DINによつてリ
セツトされたままとなり、その出力信号EQMは
“0”を保持する。これにより、ダンプタイミン
グに対応してパターンデータが発生したときはア
ンド回路47は動作せず、ロードパルスALDは
発生されない。他方、レジスタ28の出力“0”
を反転したインバータ56の出力信号OFFは
“1”となる。この信号OFFはアンド回路48に
入力される。アンド回路48の他の入力にはチヤ
ンネル一致信号CEQ及び信号Zが加えられる。
従つて、ダンプタイミングでは、消音すべきチヤ
ンネル(データXchによつて指定されたチヤンネ
ル)のタイミングに対応してアンド回路48の条
件が成立する。このアンド回路48の出力信号は
アルペジヨキーオンメモリ44のリセツト入力
(R)に与えられる。このメモリ44では、或る
チヤンネルタイミングでリセツト入力(R)に信
号“1”が与えられるとそのチヤンネルタイミン
グに対応して記憶していたキーオン信号AKON
をリセツトする(“0”にする)。自動伴奏用楽音
発生器16の各チヤンネル1ch乃至nchでは、
各々に対応するキーオン信号AKONが“0”に
立下つたときそのエンベロープを急速に減衰させ
る。このように、チヤンネルデータXchによつて
チヤンネル指定を行なうことにより望みのチヤン
ネルでダンプ動作を行なうことができる。 第1図の装置による自動アルペジヨ演奏の一例
を第3図a乃至dに示す。第3図aはCメジヤ和
音(和音構成音はC、E、G)に対応するアルペ
ジヨ演奏を楽譜で示すもの、第3図bはこのアル
ペジヨ演奏を実現するアルペジヨパターンデータ
の発生タイミングを示すもの、第3図cは各発生
タイミングにおけるパターンデータODR、ON/
OFF、Xchの内容を示すもの、第3図dは自動伴
奏用楽音発生器16の各チヤンネル1ch乃至4ch
で発生するアルペジヨ音の振幅エンベロープを示
すもの、である。図に示すパターンが自動伴奏用
音色選択スイツチ部17の出力にもとづいてメモ
リ23で選択されたとき、チヤンネル別トーン制
御ROM19ではチヤンネル1chに関してエンベ
ロープのサステイン時間長を長くする制御データ
が読み出され、チヤンネル2ch乃至4chに関して
はサステイン時間長を短くする制御データが読み
出されるものとする。従つて、チヤンネル1chに
割当てられたアルペジヨ音のサステイン時間長は
第3図dに示すように長いものとなる。 最初の6音に関してチヤンネルデータXchの推
移を見ると、「1」、「2」、「3」、「4」、「2」

「3」の順であり、サステイン時間の長いチヤン
ネル1chにはそのサステイン時間が終了するまで
は他の音を割当てないようにプログラムされてい
る。従つて、1音目を2分音符で発音させ、これ
に引き続く5音をこの2分音符に重ねながら3連
符でこきざみに発音させることができる。 第3図では、7番目に発音されるサステイン時
間の長い音に対してダンプコントロールがなされ
ることが示されている。チヤンネル1chに割当て
られたC音の発音が持続しているときにダンプ動
作用のパターンデータ(ON/OFFが“0”)が
チヤンネル1chを指定するデータXchと共に発生
される。このダンプ動作用のパターンデータにも
とづいてチヤンネル1chではダンプ動作を実行
し、発音中のC音の振幅エンベロープを急速に減
衰させる。 パターンにもとづいて発音される各音毎に個別
に振幅エンベロープ(サステイン時間長)、ピツ
チ、音色等を制御するようにすることも可能であ
る。そのためには、パターンメモリ23におい
て、エンベロープ、ピツチ、音色等を夫々制御す
るためのトーン制御データTCDを各発音タイミ
ングに対応して夫々予じめ記憶し、各発音開始タ
イミングにおいて他のパターンデータODR、
ON/OFF、Xchと共に該メモリ23から読み出
すようにすればよい。メモリ23から読み出した
トーン制御データTCDを処理するために、第1
図において破線で示すような回路を追加する。 メモリ23から読み出されたトーン制御データ
TCDは前記パルス△DINに応じてレジスタ52
に記憶される。このレジスタ52に記憶されたト
ーン制御データTCDはトーン制御データメモリ
53に与えられる。このメモリ53はメモリ43
と同様にnステージの循環型シフトレジスタから
成り、ロードパルスALDが与えられたときレジ
スタ52から与えられているトーン制御データ
TCDを取り込み、このロードパルスALDが発生
したチヤンネルタイミングに対応して該データ
TCDを記憶する。メモリ53に記憶されたトー
ン制御データTCD*は、同じチヤンネルに関す
るキーコードAKC*及びキーオン信号AKONに
同期して時分割的に出力され、自動伴奏用楽音発
生器16に与えられる。この楽音発生器16で
は、キーコードAKC*、キーオン信号AKON及
びトーン制御データTCD*を各チヤンネル1ch乃
至nchに夫々分配する。各チヤンネル1ch乃至nch
では、各々に割当てられたキーコードAKC*に
対応する音高の楽音信号(アルペジヨ音信号)を
標準音色制御データTCCに応じた音色を付与し
て形成すると共に、トーン制御データTCD*に
応じてその音色、ピツチ、音量、エンベロープ
(サステイン時間長)等を微妙に制御する。この
場合、各音のエンベロープ等はトーン制御データ
TCD*によつて制御することができるのでチヤ
ンネル別トーン制御ROM19は不要である。し
かし、各音別のトーン制御データTCD*と各チ
ヤンネル別のトーン制御データTC1乃至TCoの両
方で楽音を制御するようにしてもよい。チヤンネ
ル別のトーン制御データTC1〜TCoを用いる場合
は各チヤンネル毎に独立に楽音制御が行なえるの
であるが、同じチヤンネルに割当てられる音には
共通の楽音制御が施される。他方、トーン制御デ
ータTCDを用いれば、同じチヤンネルに割当て
られる音でもその発音タイミングに応じて異なる
楽音制御を施すことができる。 ところで、自動伴奏用楽音発生器16における
チヤンネル1ch乃至nchは常に全チヤンネルを使
用する必要はなく、音色選択スイツチ部17で選
択された音色(パターン)に応じて一部のチヤン
ネルグループのみ使用するようにするとよい。例
えば、ギターの音色が選択された場合は、その弦
数に応じて6チヤンネル(1ch〜6ch)のみ使用
するようにする。そして、チヤンネル別トーン制
御ROM19ではこのチヤンネル(1ch〜6ch)に
対応して各弦の微妙な音色の相違を模倣し得るト
ーン制御データTC1〜TC6を夫々読み出し、かつ
パターンデータメモリ23ではこの6チヤンネル
(1ch〜6ch)のいずれかを指定するチヤンネルデ
ータXchを出力し、しかも生ギターでアルペジヨ
演奏を行なうときに使用する弦に対応するチヤン
ネル(1ch〜6ch)を指定するようにする。また、
ウクレレの音色が選択された場合はその弦数に応
じて4チヤンネル(1ch〜4ch)のみ使用するよ
うにし、上述と同様にウクレレの各弦の微妙な音
色の相違を模倣し得るトーン制御データTC1
TC4をROM19から読み出し、かつ最適の弦に
対応するチヤンネル(1ch〜4ch)を指定するチ
ヤンネルデータXchをメモリ23から読み出すよ
うにする。他の音色に関しても上述と同様に使用
チヤンネル数を夫々最適数に限定することができ
る。このようにすれば、自然楽器による伴奏演奏
を忠実に模倣することができる。 第4図は自動ベース演奏に関するこの発明の実
施例を示すもので、第1図の伴奏パターン発生部
20、伴奏音データ形成部21、伴奏音割当て回
路22をこの第4図の20A,21A,22Aに
よつて置換えるのである。勿論、第1図の音色選
択スイツチ部17、標準音色制御ROM18、チ
ヤンネル別トーン制御ROM19はベース音に見
合つた構成に変更される。 伴奏パターン発生部20Aにおいて、パターン
選択スイツチ部24A、カウンタ25A、テンポ
クロツク発振器26Aは第1図の24,25,2
6と同一機能を果すものである。ベースパターン
データメモリ23Aは各種の自動ベース発音パタ
ーンを予じめ記憶したもので、更に、各発音パタ
ーンに対応して該パターンにおける各音のチヤン
ネルデータXchも併せて記憶している。音色選択
スイツチ部17(第1図)の出力がこのメモリ2
3Aに与えられており、音色選択に連動して所望
のベースパターンが選択される。ベースパターン
を構成するデータは、今回発音すべきベース音の
音程を示す音程データBID及び前述と同様のデー
タON/OFF、Xchである。レジスタ28A,2
9A、オア回路30A、微分回路31Aは第1図
28,29,30,31と同様に機能し、データ
ON/OFF及びXchを記憶する。またレジスタ2
7Aはパルス△DINに応じてベース音の音程デ
ータBIDを記憶する。 伴奏音データ形成部21Aにおいて、単音選択
レジスタ54はチヤンネルプロセツサ13(第1
図)から与えられるキーコードKC*及びキーオ
ン信号KONにもとづいて、音程データBIDに対
する基準(1度)の音高を示すキーコードRKC
を求める。例えば、和音構成音(下鍵盤情報を伴
なうキーコードKC*)の中から根音を検出し、
この根音に対応する基準キーコードRKCを記憶
し出力する、あるいはキーコードKC*の中から
ペダル鍵盤の押圧鍵を示すものを検出し、これを
基準キーコードRKCとして記憶し出力するよう
になつている。加算回路55は、基準キーコード
RKCに対してレジスタ27Aの音程データBID
を加算し、ベース音を示すキーコードBKCを出
力する。尚、下鍵盤で押鍵演奏されている和音の
種類に応じて3度あるいは7度等の音程の長短を
制御することも可能である。 伴奏音割当て回路22Aにおいて、符号43A
乃至51Aで示された装置は第1図の43乃至5
2と同様に機能するものである。すなわち、レジ
スタ29Aから与えられるチヤンネルデータXch
によつて指定されたチヤンネルにベース音キーコ
ードBKCを割当てると共にそのチヤンネルに対
応してキーオン信号BKONを記憶する。また、
ダンプモードのときはデータXchによつて指定さ
れたチヤンネルのキーオン信号BKONをリセツ
トする。各チヤンネルに割当てられたベース音の
キーコードBKC*及びキーオン信号BKONはメ
モリ43A,44Aから時分割で出力され、自動
伴奏用楽音発生器16(第1図)に与えられる。
尚、第1図の52,53と同様に、破線で示すよ
うにレジスタ52Aとメモリ53Aを設け、ベー
スパターンにおける各音毎にトーン制御データ
TCDを発生するようにしてもよい。また、前述
のアルペジヨ演奏の場合と同様に自動ベース演奏
においても各音色毎に使用チヤンネル数を異らせ
ることができるのは勿論である。 尚、自動伴奏用楽音発生器16は1個の楽音発
生器を各チヤンネル1ch乃至nchで時分割共用す
るようにしてもよい。また、自動伴奏音のエンベ
ロープはパーカツシブ系に限らず持続系にするこ
ともできる。また、トーン制御データTC1
TCn、TCDによるエンベロープ制御内容はサス
テイン時間長に限らずエンベロープ形状等であつ
てもよい。 ところで、音色に応じて楽音発生器16におけ
る使用チヤンネル数を限定する場合、該発生器1
6において不使用チヤンネルがいくつか生じる。
この場合、楽音発生器16の不使用チヤンネルを
他の用途に、例えば上鍵盤押圧鍵あるいは下鍵盤
押圧鍵を発音するために、使用するようにしても
よい。そのためには、自動伴奏用音色選択スイツ
チ部17の出力にもとづいて使用チヤンネル及び
不使用チヤンネルを表わすデータを発生し、チヤ
ンネルプロセツサ13に対して自動伴奏用の不使
用チヤンネルを指示し、この不使用チヤンネルに
上鍵盤押圧鍵あるいは下鍵盤押圧鍵等を割当てる
ようにすればよい。勿論、チヤンネルプロセツサ
13で割当て処理した押圧鍵のキーコードが自動
伴奏用楽音発生器16の不使用チヤンネルに与え
られるように第1図の回路配線を適宜変更するの
はいうまでもない。 また、メモリ23,23Aにオン・オフデータ
ON/OFFを特別に記憶せずに、チヤンネルデー
タXchと一緒に順位データODRあるいは音程デ
ータBIDが発生されたか否かを検出し、これにも
とづきオン・オフデータON/OFFを形成するよ
うにしてもよい。 以上説明したようにこの発明によれば、自動伴
奏音の発音タイミングに対応してその伴奏音を割
当てるべき発音チヤンネルを指定するデータを発
生するようにしたので、重複音として発生する伴
奏音の発音形態を適切にプログラムすることがで
きるようになり、エンベロープ、音色、ピツチ、
音量等が夫々独立に制御された重複音による効果
的な自動伴奏演奏が実現される。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を示すブロツク
図、第2図は第1図の伴奏音データ形成部及び伴
奏割当て回路の動作例を示すタイミングチヤー
ト、第3図は第1図の電子楽器による自動アルペ
ジヨ演奏例を示す楽譜及びタイミングチヤート、
第4図はこの発明の他の実施例を第1図の変更部
分に関して示すブロツク図、である。 10……鍵盤部、11……押鍵検出回路、2
0,20A……伴奏パターン発生部、21,21
A……伴奏音データ形成部、22,22A……伴
奏割当て回路、16……自動伴奏用楽音発生器、
1ch乃至nch……複数の発音チヤンネル、23,
23A……パターンデータメモリ、25,25A
……カウンタ、26,26A……テンポクロツク
発振器、17……自動伴奏用音色選択スイツチ
部、18……標準音色制御ROM、19……チヤ
ンネル別トーン制御ROM。ODR……アルペジヨ
音を特定するための順位データ、BIN……ベー
ス音を特定するための音程データ、Xch……チヤ
ンネルデータ、ON/OFF……オン・オフデー
タ、TC1乃至TCo……チヤンネル別トーン制御デ
ータ、TCD……各発音タイミング別のトーン制
御データ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 演奏すべき和音を指定する和音演奏指定手段
    と、 アルペジヨ音、ベース音等の伴奏音として発音
    すべき音を順次指示するための伴奏パターンデー
    タをその発音タイミングに対応して発生する伴奏
    パターン発生手段と、 前記和音演奏指定手段で指定された和音と前記
    伴奏パターン発生手段から発生された伴奏パター
    ンデータとに基づき、アルペジヨ音、ベース音等
    の伴奏音の音高を示す伴奏音データを形成する伴
    奏音データ形成手段と、 複数の発音チヤンネルを含み、これら各発音チ
    ヤンネルでは夫々独立に発生音の特性を可変制御
    できる楽音発生手段と、 前記伴奏音データ形成手段で形成した伴奏音デ
    ータを前記発音チヤンネルのいずれかに割当てて
    該データに対応する伴奏音を前記楽音発生手段で
    発音させる割当て手段と を具え、かつ、前記伴奏パターン発生手段ではパ
    ターンデータ発生タイミングに対応して該パター
    ンデータに対応する伴奏音データを割当てるべき
    チヤンネルを指定するチヤンネルデータを更に発
    生し、前記割当て手段ではこのチヤンネルデータ
    によつて指定されたチヤンネルに前記伴奏音デー
    タを割り当てることを特徴とする電子楽器。 2 前記伴奏パターン発生手段は、前記伴奏パタ
    ーンデータと前記チヤンネルデータとを夫々予め
    記憶したメモリと、このメモリに記憶されている
    各発音タイミング毎の前記各データを時間経過に
    伴つて読み出す読み出し回路とを含むものである
    特許請求の範囲第1項記載の電子楽器。 3 演奏すべき和音を指定する和音演奏指定手段
    と、 アルペジヨ音、ベース音等の伴奏音として発音
    すべき音を順次指示するための伴奏パターンデー
    タと該パターンデータに対応する伴奏音を割当て
    るべきチヤンネルを指定するチヤンネルデータと
    をその発音タイミングに対応して予めプログラム
    した内容で夫々記憶するものであり、そのような
    伴奏パターンデータとそれに対応するチヤンネル
    データとの組合せを1組の自動伴奏パターンとし
    て複数組の自動伴奏パターンを記憶したメモリ、
    並びに、このメモリに記憶されている自動伴奏パ
    ターンのうち選択された1組の自動伴奏パターン
    における各発音タイミング毎の前記各データを時
    間経過に伴つて順次読み出す読み出し回路、を含
    む伴奏パターン発生手段と、 前記和音演奏指定手段で指定された和音と前記
    伴奏パターン発生手段から読み出された伴奏パタ
    ーンデータとに基づき、アルペジヨ音、ベース音
    等の伴奏音の音高を示す伴奏音データを形成する
    伴奏音データ形成手段と、 複数の発音チヤンネルを含み、これら各発音チ
    ヤンネルでは夫々独立に発生音の特性を可変制御
    できる楽音発生手段と、 この楽音発生手段で発生する音の標準音色を選
    択すると共にこの選択に連動して前記メモリから
    読み出すべき1組の自動伴奏パターンを選択する
    選択手段と、 この選択手段による選択に連動して前記楽音発
    生手段における各発音チヤンネルの発生音の特性
    を個別に制御するためのトーン制御データを各発
    音チヤンネル毎に供給するトーン制御データ供給
    手段と、 前記伴奏音データ形成手段で形成した伴奏音デ
    ータを前記発音チヤンネルのうち前記チヤンネル
    データによつて指定された発音チヤンネルに割当
    て、該データに対応する伴奏音を前記楽音発生手
    段における該発音チヤンネルで発音させる割当て
    手段と を具えた電子楽器。 4 前記トーン制御データ供給手段で供給する前
    記トーン制御データは、振幅エンベロープのサス
    テイン時間長を制御するデータを含み、このサス
    テイン時間長が少なくとも1つの発音チヤンネル
    において他の発音チヤンネルとは異なつており、
    前記メモリでは、各発音タイミングにおける伴奏
    音をそのサステイン時間長に応じたチヤンネルに
    割当てるように前記チヤンネルデータがプログラ
    ムしてあることを特徴とする特許請求の範囲第1
    項記載の電子楽器。 5 演奏すべき和音を指定する和音演奏指定手段
    と、 アルペジヨ音、ベース音等の伴奏音として発音
    すべき音を順次指示するための伴奏パターンデー
    タと該パターンデータに対応する伴奏音を割当て
    るべきチヤンネルを指定するチヤンネルデータと
    をその発音タイミングに対応して夫々記憶すると
    共に、その伴奏音の楽音特性を制御するためのト
    ーン制御データを前記各発音タイミングに対応し
    て更に記憶したメモリ、並びに、このメモリに記
    憶されている各発音タイミング毎の前記各データ
    を時間経過に伴つて順次読み出す読み出し回路、
    を含む伴奏パターン発生手段と、 前記和音演奏指定手段で指定された和音と前記
    伴奏パターン発生手段から読み出された伴奏パタ
    ーンデータとに基づき、アルペジヨ音、ベース音
    等の伴奏音の音高を示す伴奏音データを形成する
    伴奏音データ形成手段と、 複数の発音チヤンネルを含み、これら各発音チ
    ヤンネルでは夫々独立に発生音の特性を可変制御
    できる楽音発生手段と、 前記伴奏音データ形成手段で形成した伴奏音デ
    ータを前記発音チヤンネルのうち前記チヤンネル
    データによつて指定された発音チヤンネルに割当
    てると共に、前記メモリから該チヤンネルデータ
    と一緒に読み出された前記トーン制御データを該
    チヤンネルデータによつて指定された発音チヤン
    ネルに割当て、これにより、該伴奏音データに対
    応する伴奏音を前記楽音発生手段における該発音
    チヤンネルで発音させると共に該発音チヤンネル
    における発生音の特性が前記トーン制御データに
    応じて制御されるようにする割当て手段と を具えた電子楽器。
JP56122385A 1981-08-06 1981-08-06 電子楽器 Granted JPS5824195A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP56122385A JPS5824195A (ja) 1981-08-06 1981-08-06 電子楽器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP56122385A JPS5824195A (ja) 1981-08-06 1981-08-06 電子楽器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5824195A JPS5824195A (ja) 1983-02-14
JPS6329272B2 true JPS6329272B2 (ja) 1988-06-13

Family

ID=14834490

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP56122385A Granted JPS5824195A (ja) 1981-08-06 1981-08-06 電子楽器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5824195A (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0634169B2 (ja) * 1985-12-10 1994-05-02 ヤマハ株式会社 発音割当て機能付電子楽器
JP2560304B2 (ja) * 1987-01-22 1996-12-04 カシオ計算機株式会社 自動伴奏装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5824195A (ja) 1983-02-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6326869Y2 (ja)
JP2576700B2 (ja) 自動伴奏装置
JPH035758B2 (ja)
JPS5983199A (ja) 電子楽器
US4160404A (en) Electronic musical instrument
US4887503A (en) Automatic accompaniment apparatus for electronic musical instrument
JP2565069B2 (ja) 電子楽器
JPH09179559A (ja) 自動伴奏装置及び自動伴奏方法
JPS6048759B2 (ja) 電子楽器
JPS6329272B2 (ja)
US4619176A (en) Automatic accompaniment apparatus for electronic musical instrument
JPH0644192B2 (ja) 自動リズム演秦装置
KR920005713B1 (ko) 리듬 연주기능을 가지는 전자악기
JP2701177B2 (ja) 楽音発生装置
JPH0822282A (ja) ギター自動伴奏装置
JPS6217756B2 (ja)
JP3275341B2 (ja) 楽音発生装置
JP2636393B2 (ja) 自動演奏装置
JPS62294293A (ja) 電子楽器の効果装置
JP2513014B2 (ja) 電子楽器の自動演奏装置
JP2827313B2 (ja) 電子楽器
JP2814479B2 (ja) 電子楽器
JPS6316757B2 (ja)
JPS636783Y2 (ja)
JPH0314718Y2 (ja)